JP2017183888A - 信号振り分けシステム及び信号振り分け方法 - Google Patents

信号振り分けシステム及び信号振り分け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017183888A
JP2017183888A JP2016065568A JP2016065568A JP2017183888A JP 2017183888 A JP2017183888 A JP 2017183888A JP 2016065568 A JP2016065568 A JP 2016065568A JP 2016065568 A JP2016065568 A JP 2016065568A JP 2017183888 A JP2017183888 A JP 2017183888A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
call control
key
key information
sip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016065568A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6529180B2 (ja
Inventor
健二 阿部
Kenji Abe
健二 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2016065568A priority Critical patent/JP6529180B2/ja
Publication of JP2017183888A publication Critical patent/JP2017183888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6529180B2 publication Critical patent/JP6529180B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】コンシステント・ハッシュ法を用いて異なるプロトコルに係る信号を振り分ける呼制御サーバ(高度振り分け部(D))において、該信号を振り分ける処理能力を改善する。【解決手段】利用者端末10は、WebRTCの処理においてHTTPとSIPでそれぞれ送信されるデータ信号と呼制御信号に同一のキー情報を付与してそれぞれ送信し、呼制御サーバ30(高度振り分け部(D))は、受信したデータ信号と呼制御信号にそれぞれ付与されたキー情報(同一のキー情報)を用いて該データ信号と該呼制御信号を同一の処理ノード(P)に振り分ける。【選択図】図1

Description

本発明は、コンシステント・ハッシュ法を用いた分散処理方式で信号を振り分ける技術に関する。
近年、企業における顧客への対応業務において、Web技術と連携した方式が登場しつつある。例えば、WebRTC(Web Real-Time Communication)を用いた直接通話による質問対応があり、利用者は、端末上のWebブラウザから企業のホームページの問い合わせフォームを押下することで、企業のコンタクトセンタへの接続操作を行う。その接続操作が行われると、利用者端末と呼制御サーバとの間で通信用のコネクションが確立される。そして、確立されたコネクション内で呼制御信号による処理が行われ、利用者端末とオペレータ端末との間で接続が完了した時点で通話が可能となる。これらの処理に用いられるプロトコルとしては、例えば、コネクション確立用としてはWebSocketのHTTPが用いられ、呼制御用としてはSIPが用いられる。
一方、サーバの処理能力を向上させる技術として、複数のサーバを分散処理行うことにより、単体サーバよりも大きな処理能力を実現するクラスタ化の技術が普及しつつある。非特許文献1,2では、コンシステント・ハッシュ法を用いた分散処理方式を提案している。
この分散処理方式では、クラスタ上の機能ブロックは、図8に示すように、単純振り分け部(B:Balancer)と、高度振り分け部(D:Dispatcher)と、処理ノード(P:Processor)と、データストア(S:Storage)と、に大別される。利用者端末(C:Client)からの信号がクラスタに入力されると、まず、単純振り分け部(B)によっていずれかの高度振り分け部(D)に振り分けられる。そして、高度振り分け部(D)では、受信した信号からキー情報を抽出し、そのキー情報から算出されたハッシュ値に基づき該信号を処理する処理ノード(P)を一意に決定して転送する。その後、処理ノード(P)は、必要なデータをデータストア(S)から取得して信号を処理する。このような仕組みを備えることにより、複数の処理ノードで分散処理を行いつつも、同一のキー情報を持つ信号(例えば、通話処理の要求から終話までの一連の処理に用いられる信号)は同じ処理ノード上で処理されることになる。このような分散処理方式は、上述した呼処理システムに用いられている。
入江、外4名、"スケールアウトと柔軟な構成変更を実現するセッション制御サーバのクラスタモデル"、2011年電子情報通信学会総合大会、B-6-11、通信講演論文集2、p.11 野口、外2名、"広域ネットワークにおける高可用サーバクラスタ構成方式に関する一検討"、2014年電子情報通信学会総合大会、B-6-104、通信講演論文集2、p.104
コンタクトセンタの規模が大きくなり、呼処理システムに接続する利用者とイオペレータの数が増加すると、それに伴い高度振り分け部(D)の処理能力も要求される。ゆえに、高度振り分け部(D)においてもクラスタ化による処理能力向上が求められるが、その実現には次の課題を解決する必要がある。
コンシステント・ハッシュ法を用いた分散処理方式をWebと呼処理の連携技術に適用した場合、高度振り分け部(D)は、コネクション確立用のHTTP信号と呼制御用のSIP信号を同一の処理ノード(P)に転送する必要がある。しかし、コンシステント・ハッシュ法を用いた分散処理方式では、入力された信号からキー情報を抽出し、そのキー情報のハッシュ値を元に振り分け先の処理ノード(P)を決定するため、異なるプロトコル間で同一のキー情報を共有し、適切に抽出する仕組みを確立する必要がある(図9参照)。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、コンシステント・ハッシュ法を用いて異なるプロトコルに係る信号を振り分ける呼制御サーバ(高度振り分け部(D))において、該信号を振り分ける処理能力を改善することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に係る信号振り分けシステムは、一連の処理において種類の異なる複数のプロトコルでそれぞれ送信される複数の信号に同一のキー情報を付与してそれぞれ送信する利用者端末と、前記複数のプロトコルでそれぞれ送信された前記複数の信号をそれぞれ受信し、受信した前記複数の信号にそれぞれ付与された前記同一のキー情報を用いて前記複数の信号を同一の処理ノードに振り分ける呼制御サーバと、を備えることを要旨とする。
請求項2に係る信号振り分け方法は、信号振り分けシステムで行う信号振り分け方法において、利用者端末が、一連の処理において種類の異なる複数のプロトコルでそれぞれ送信される複数の信号に同一のキー情報を付与してそれぞれ送信し、呼制御サーバが、前記複数のプロトコルでそれぞれ送信された前記複数の信号をそれぞれ受信し、受信した前記複数の信号にそれぞれ付与された前記同一のキー情報を用いて前記複数の信号を同一の処理ノードに振り分ける、ことを要旨とする。
本発明によれば、コンシステント・ハッシュ法を用いて異なるプロトコルに係る信号を振り分ける呼制御サーバ(高度振り分け部(D))において、該信号を振り分ける処理能力を向上できる。
本発明の概要を示す図である。 呼制御システムの全体構成を示す図である。 利用者端末の機能ブロック構成を示す図である。 呼制御サーバの機能ブロック構成を示す図である。 HTTPによるコネクション確立時の処理動作を示す図である。 SIPによる呼確立時の処理動作を示す図である。 SIPによる呼確立時の処理動作を示す図である。 コンシステント・ハッシュ法を用いた分散処理方式のクラスタ上の機能ブロックを示す図である。 課題説明時の参照図である。
本発明は、異なる複数のプロトコルに跨って同一のキー情報をそれぞれ付与し、該複数のプロトコルからそれぞれ取得した該同一のキー情報を用いて同一の処理ノードに転送することを特徴とする。以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
本実施の形態では、Web技術を用いてコネクションを設定し、そのコネクションを用いてSIPによる呼制御によって通話コネクションを確立する一連のサービスにおいて、図1に示すように、利用者端末(C:Client)10が、WebRTCの処理上でHTTPとSIPでそれぞれ送信されるデータ信号と呼制御信号に同一のキー情報を付与してそれぞれ送信し、呼制御サーバ(高度振り分け部(D))30が、利用者端末10からの各信号にそれぞれ付与されたキー情報(同一のキー情報)を用いて該各信号を同一の処理ノードに振り分ける。以下詳述する。
図2は、本実施の形態に係る呼制御システムの全体構成を示す図である。この呼制御システム1(信号振り分けシステム)は、複数の利用者がそれぞれ利用する複数の利用者端末10と、複数の利用者端末10からそれぞれ送信された複数の信号を分散処理する複数の呼制御サーバ30と、利用者端末10からの信号をいずれかの呼制御サーバ30に振り分けるセッション制御サーバ50と、を備えて構成される。本実施の形態において、信号とは、WebRTCに係る信号であり、HTTPで送信されるデータ信号、SIPで送信される呼制御信号を指す。
該呼制御システム1は、コンシステント・ハッシュ法の分散処理方式を用いて信号の処理負荷を分散する。該分散処理方式は、背景技術で説明した通り、信号をランダムにいずれかの高度振り分け部(D)に単純に振り分ける単純振り分け部(B)と、信号からキー情報を抽出してそのハッシュ値を元に該信号を同一の処理ノード(P)及びデータストア(S)に振り分ける高度振り分け部(D)と、振り分けられた信号を処理する処理ノード(P)と、信号の処理に必要なデータを記憶するデータストア(S)と、で構成される。
本実施の形態では、セッション制御サーバ50が単純振り分け部(B)として機能し、呼制御サーバ30が高度振り分け部(D)と処理ノード(P)とデータストア(S)として機能する。なお、本発明では、高度振り分け部(D)と利用者端末10に特徴があるため、セッション制御サーバ50の説明は省略する。
まず、利用者端末10の機能について説明する。図3は、利用者端末10の機能ブロック構成を示す図である。利用者端末10は、SessionID生成部110aと信号生成部110bとを備えたアプリケーション110と、データ受付部120aとKey変換部120bと信号送信部120cとを備えたKey変換機能120と、を備えて構成される。
SessionID生成部110aは、HTTPとSIPとの間で共通する同一のキー情報を生成する機能を備えて構成される。本実施の形態では、キー情報の例として、WebRTCの処理のセッションを識別するためのSessionIDを生成する。
信号生成部110bは、WebRTCの処理を行うにあたり、利用者端末10が呼制御サーバ30に送信するための送信信号をプロトコルの種類に応じて生成する機能を生成する。詳細には、利用者端末10が呼制御サーバ30との間でWebSocketを確立する際にはHTTPのデータ信号を生成し、その後に呼制御サーバ30を介してオペレータ端末(不図示)との間で呼を確立する際にはSIPの呼制御信号を生成する。
データ受付部120aは、アプリケーション110から、キー情報(SessionID)と、呼制御サーバ30への送信信号(HTTPのデータ信号又はSIPの呼制御信号)と、を受信する機能を備えて構成される。
Key変換部120bは、キー情報を送信プロトコルに設定するための設定ルールをプロトコルの種類毎に保持し、データ受付部120aで受け付けたキー情報(SessionID)を送信信号のプロトコルに応じた設定ルールで変換する機能を備えて構成される。つまり、送信プロトコルの種類に応じてキー情報(SessionID)のデータ通信形式を変換する。
信号送信部120cは、データ受付部120aで受け付けた送信信号に、Key変換部120bで変換したキー情報(SessionID)を付与して呼制御サーバ30に送信する機能を備えて構成される。
続いて、呼制御サーバ30の高度振り分け部(D)の機能について説明する。図4は、呼制御サーバ30の高度振り分け部(D)の機能ブロック構成を示す図である。呼制御サーバ30(高度振り分け部(D))は、ハッシュ計算部310aと信号振分部310bとを備えたアプリケーション310と、信号受信部320aと信号判定部320bとKey抽出部320cとデータ送信部320dとを備えたKey抽出機能320と、を備えて構成される。以下、Key抽出機能320の信号受信部320aから順に説明する。
信号受信部320aは、利用者端末10からの信号(キー情報が付与されたHTTPのデータ信号又はSIPの呼制御信号)を受信する機能を備えて構成される。
信号判定部320bは、信号受信部320aで受信した受信信号(キー情報が付与されたHTTPのデータ信号又はSIPの呼制御信号)のプロトコルの種類を判定する機能を備えて構成される。
Key抽出部320cは、受信信号からキー情報を抽出するための抽出ルールをプロトコルの種類毎に保持し、信号判定部320bで判定したプロトコルに応じた抽出ルールで受信信号からキー情報(SessionID)を抽出する機能を備えて構成される。
データ送信部320dは、キー情報(SessionID)が抽出された受信信号と、Key抽出部320cで抽出したキー情報(SessionID)とを関連付けてアプリケーション310に送信する機能を備えて構成される。
ハッシュ計算部310aは、Key抽出機能320から送信されたキー情報(SessionID)のハッシュ値を計算する機能を備えて構成される。
信号振分部310bは、ハッシュ計算部310aで計算したキー情報(SessionID)のハッシュ値を元に、同一のハッシュ値に係る信号(HTTPのデータ信号又はSIPの呼制御信号)を同じ処理ノード(P)に振り分ける機能を備えて構成される。
次に、呼制御システム1の動作について説明する。ここでは、WebRTCにより通話する際の動作例について説明する。
最初に、図5を参照しながら、利用者端末10と呼制御サーバ30との間でHTTPによるコネクション確立時の処理動作について説明する。
まず、利用者端末10では、アプリケーション110が、呼制御サーバ30との間でWebSocketを確立するため、その確立に係るHTTPのデータ信号を生成し、該データ信号に対応する一意のキー情報(SessionID;オリジナルキー情報)を更に生成する(ステップS101)。
続いて、アプリケーション110は、生成したデータ信号及びキー情報を、該データ信号がHTTPで送信されることを示す送信プロトコル情報と共にKey変換機能120に送信する(ステップS102)。
次に、Key変換機能120は、送信プロトコル情報(HTTP)に対応するKey変換部120bの設定ルールを用いて、キー情報をHTTPで利用可能な通信形式に変換する(ステップS103)。
その後、Key変換機能120は、データ信号に、ステップS103で変換したキー情報を付与して呼制御サーバ30に送信する(ステップS104)。
ここまでの処理において、例えば、キー情報が「11」、HTTPに対応するKey変換部120bの設定ルールが「x−keyに設定」の場合、変換後のキー情報「x−key(11)」を含むデータ信号がHTTPで送信される。
続いて、呼制御サーバ30では、Key抽出機能320が、利用者端末10からのデータ信号を受信し(ステップS105)、該データ信号のプロトコルの種類がHTTPであることを特定する(ステップS106)。
次に、Key抽出機能320は、特定したHTTPに対応するKey抽出部320cの抽出ルールを用いて、データ信号からキー情報を抽出する(ステップS107)。
ここで、Key抽出部320cの抽出ルールは、Key変換部120bの設定ルールと対の関係にある。例えば、HTTPに対応するKey変換部120bの設定ルールが「x−keyに設定」の場合、同じプロトコルに対応するKey抽出部320cの抽出ルールには「x−keyから抽出」が設定される。そのため、上記例の場合、変換後のキー情報「x−key(11)」からオリジナルのキー情報「11」が抽出される。
続いて、アプリケーション310は、抽出したキー情報のハッシュ値を計算し、コンシステント・ハッシュ法に基づきキー情報抽出後のデータ信号を所定の処理ノード(P)に振り分けて送信する(ステップS108)。その後、利用者端末10と振り分け先の処理ノード(P)との間でコネクションが確立する。なお、ステップS108の際、キー情報又はキー情報のハッシュ値と、振り分け先の処理ノード(P)のIDとを関連付けて保持しておいてもよい。
次に、図6を参照しながら、利用者端末10と呼制御サーバ30との間でSIPによる呼確立時の処理動作について説明する。この処理は、HTTPでのコネクション確立後に引き続き行われる。
まず、利用者端末10では、アプリケーション110が、HTTPによるコネクション確立時に生成していたキー情報(SessionID)に関連付けてSIPの呼制御信号を生成する(ステップS201)。
続いて、アプリケーション110は、生成した呼制御信号及びキー情報を、該呼制御信号がSIPで送信されることを示す送信プロトコル情報と共にKey変換機能120に送信する(ステップS202)。
次に、Key変換機能120は、送信プロトコル情報(SIP)に対応するKey変換部120bの設定ルールを用いて、キー情報をSIPで利用可能な通信形式に変換する(ステップS203)。
その後、Key変換機能120は、呼制御信号に、ステップS203で変換したキー情報を付与して呼制御サーバ30に送信する(ステップS204)。
ここまでの処理において、例えば、キー情報が「11」、SIPに対応するKey変換部120bの設定ルールが「Call−IDに“key@dom”で設定」の場合、変換後のキー情報「call−id(11aaa@dom)」を含む呼制御信号がSIPで送信される。なお、「aaa@dom」は、Call−IDの設定情報である。
続いて、呼制御サーバ30では、Key抽出機能320が、利用者端末10からの呼制御信号を受信し(ステップS205)、該呼制御信号のプロトコルの種類がSIPであることを特定する(ステップS206)。
次に、Key抽出機能320は、特定したSIPに対応するKey抽出部320cの抽出ルールを用いて、呼制御信号からキー情報を抽出する(ステップS207)。
ここで、Key抽出部320cの抽出ルールは、上述した通り、Key変換部120bの設定ルールと対の関係にある。例えば、SIPに対応するKey変換部120bの設定ルールが「Call−IDに“key@dom”で設定」の場合、同じプロトコルに対応するKey抽出部320cの抽出ルールには「Call−IDから抽出」が設定される。そのため、上記例の場合、変換後のキー情報「call−id(11aaa@dom)」からオリジナルのキー情報「11」が抽出される。
続いて、アプリケーション310は、抽出したキー情報のハッシュ値を計算し、コンシステント・ハッシュ法に基づきキー情報抽出後の呼制御信号を所定の処理ノード(P)に振り分けて送信する(ステップS208)。
ここでは、キー情報のハッシュ値がステップS108で計算されたハッシュ値と同じ値になるため、コンシステント・ハッシュ法に基づき、キー情報抽出後の呼制御信号は同一の処理ノード(P)に振り分けられることになる。その後、利用者端末10と振り分け先の処理ノード(P)との間で呼処理が行われる。
ここまで、プロトコルの種類毎に1つの設定ルール及び抽出ルールが設けられている場合について説明した。
次に、プロトコルの種類毎に複数の設定ルール及び抽出ルールを設ける場合について説明する。この場合、Key変換部120bは、所定のプロトコルに対する複数の設定ルールにバージョン情報を付与して管理し、信号送信部120cは、キー情報の変換に用いた設定ルールのバージョン情報を送信信号(HTTP信号又はSIP信号)に更に付与して呼制御サーバ30に送信する。また、Key抽出部320cも同様にバージョン情報を用いて抽出ルールを管理し、利用者端末10からの受信信号にバージョン情報が付与されている場合、送信プロトコルの種類と該バージョン情報に対応する抽出ルールを用いて受信信号からキー情報を抽出する。
引き続き、プロトコルの種類毎に複数の設定ルール及び抽出ルールが設けられた場合について、図7を参照しながら、SIPによる呼確立時の処理動作を例に説明する。
まず、利用者端末10では、アプリケーション110が、HTTPによるコネクション確立時に生成していたキー情報(SessionID)に関連付けてSIPの呼制御信号を生成する(ステップS301)。
続いて、アプリケーション110は、生成した呼制御信号及びキー情報を、該呼制御信号がSIPで送信されることを示す送信プロトコル情報と共にKey変換機能120に送信する(ステップS302)。
次に、Key変換機能120は、送信プロトコル情報(SIP)に対応するKey変換部120bの設定ルールを用いて、キー情報をSIPで利用可能な通信形式に変換する(ステップS303)。
その後、Key変換機能120は、呼制御信号に、ステップS303で変換したキー情報と、キー情報の変換に用いた設定ルールのバージョン情報とを付与して呼制御サーバ30に送信する(ステップS304)。
ここまでの処理において、例えば、キー情報が「11」、SIPに対応するKey変換部120bの設定ルールが「Call−IDに“key@dom”で設定」、該設定ルールのバージョンが「1」の場合、変換後のキー情報「call−id(11aaa@dom),version(1)」を含む呼制御信号がSIPで送信される。
続いて、呼制御サーバ30では、Key抽出機能320が、利用者端末10からの呼制御信号を受信し(ステップS305)、該呼制御信号のプロトコルの種類がSIPであり、キー情報の変換に用いた設定ルールのバージョン情報が「1」であることを特定する(ステップS306)。
次に、Key抽出機能320は、特定したSIP及びバージョン情報「1」に対応するKey抽出部320cの抽出ルールを用いて、呼制御信号からキー情報を抽出する(ステップS307)。
ここで、Key抽出部320cの抽出ルールは、Key変換部120bの設定ルールとバージョン毎に対の関係にある。例えば、SIPに対応するバージョン「1」の設定ルールが「Call−IDに“key@dom”で設定」の場合、同じプロトコルに対応するバージョン「1」の抽出ルールには「Call−IDから抽出」が設定される。そのため、上記例の場合、変換後のキー情報「call−id(11aaa@dom),version(1)」からオリジナルのキー情報「11」が抽出される。
続いて、アプリケーション310は、抽出したキー情報のハッシュ値を計算し、コンシステント・ハッシュ法に基づきキー情報抽出後の呼制御信号を所定の処理ノード(P)に振り分けて送信する(ステップS308)。
ここまで、本実施の形態に係る機能及び動作について説明した。
次に、本発明における理想的な実施例を説明する。
ステップS401) まず、利用者端末10のアプリケーション110から呼制御サーバ30に対してWebSocketを確立する際に、そのアプリケーション110内で一意となるSessionIDを生成する。そして、WebSocket用のデータ信号を作成した後に、該データ信号とSessionIDをKey変換機能120に渡す。
ステップS402) 続いて、Key変換機能120内でSessionIDをKey変換部120bに入力して変換後のSessionID(以下、HTTP変換key)を生成する。その後、生成したHTTP変換keyをデータ信号の独自ヘッダ(x−keyヘッダ)に付与して呼制御サーバ30に送信する。例えば、SessionIDが“ABC123”場合、HTTP変換keyは“ABC123.session”となる。
ステップS403) 一方、呼制御サーバ30では、信号判定部320bが、受信したデータ信号がHTTPかSIPかを判定する。該判定の方法は様々であるが、送信先のポート番号や信号上の特定の文字列を判別する方法等が考えられる。例えば、HTTPの信号であれば、信号内に含まれる“HTTP”という文字列により判別する。
ステップS404) その後、データ信号のプロトコルの種類を判定の結果、HTTPであれば、該データ信号と判別したプロトコルの種類を入力情報としてKey抽出部320cに渡し、該データ信号からオリジナルキー情報(SessionID)を抽出してアプリケーション310に返却する。アプリケーション310は、返却されたオリジナルキー情報を元にハッシュ値を生成して振り分け先の処理ノード(P)を決定する。
ステップS405) データ信号を受信した振り分け先の処理ノード(P)は、該データ信号が正しく解釈できた場合は正常応答を返却し、利用者端末10のアプリケーション110と処理ノード(P)との間でWebSocketを確立する。
ステップS406) WebSocketが確立された後、利用者端末10のアプリケーション110は、呼制御サーバ30に対してSIPによる発信動作を行う。その際、SIP用の呼制御信号を生成した後に、該呼制御信号とステップS401で生成したSessionIDとをKey変換機能120に渡す。
ステップS407) 続いて、Key変換機能120内でSessionIDをKey変換部120bに入力して変換後のSessionID(以下、SIP変換key)を生成する。その後、生成したSIP変換keyを呼制御信号のヘッダに付与して呼制御サーバ30に送信する。例えば、SessionIDが“ABC123”場合、SIP変換keyは“ABC123@call1”となる。付与するヘッダは、同一の呼(SIPダイアログ)であれば必ず一意の値が付与されるSIPヘッダ(例えば、Call−IDヘッダ)に記述する。
ステップS408) 呼制御サーバ30からの呼制御信号は、ステップS403と同様、呼制御サーバ30において、信号判定部320bが、受信した呼制御信号がHTTPかSIPかを判定する。判定の方法は様々であるが、送信先のポート番号や信号上の特定の文字列を判別する方法等が考えられる。例えば、SIPの信号であれば、信号上の1行目に含められた“SIP”という文字列により判別する。
ステップS409) その後、呼制御信号のプロトコルの種類を判定の結果、SIPであれば、該呼制御信号と判別したプロトコルの種類を入力情報としてKey抽出部320cに渡し、該呼制御信号からオリジナルキー情報(SessionID)を抽出してアプリケーション310に返却する。アプリケーション310は、返却されたオリジナルキー情報を元にハッシュ値を生成して振り分け先の処理ノード(P)を決定する。
ステップS410) 呼制御信号を受信した振り分け先の処理ノード(P)は、該呼制御信号が正しく解釈できた場合は正常応答を返却し、利用者端末10のアプリケーション110と処理ノード(P)との間で呼制御を実施する。
以上より、本実施の形態によれば、利用者端末10は、WebRTCの処理においてHTTPとSIPでそれぞれ送信されるデータ信号と呼制御信号に同一のキー情報を付与してそれぞれ送信し、呼制御サーバ30(高度振り分け部(D))は、受信したデータ信号と呼制御信号にそれぞれ付与されたキー情報(同一のキー情報)を用いて該データ信号と該呼制御信号を同一の処理ノード(P)に振り分けるので、コンシステント・ハッシュ法を用いた分散処理を用いたクラスタ上でWebRTCを用いたコンタクトセンタサービスで用いられる呼制御サーバを構築でき、呼制御サーバ(高度振り分け部(D))で信号を振り分ける処理能力を向上することができる。
最後に、本実施の形態で説明した利用者端末10及び呼制御サーバ30は、CPU、メモリ、ハードディスク等を備えたコンピュータで実現できる。また、利用者端末10及び呼制御サーバ30としてコンピュータを機能させるためのプログラムや該プログラムの記憶媒体を作成することも可能である。
1…呼制御システム(信号振り分けシステム)
10…利用者端末
110…アプリケーション
110a…SessionID生成部
110b…信号生成部
120…Key変換機能
120a…データ受付部
120b…Key変換部
120c…信号送信部
30…呼制御サーバ
310…アプリケーション
310a…ハッシュ計算部
310b…信号振分部
320…Key抽出機能
320a…信号受信部
320b…信号判定部
320c…Key抽出部
320d…データ送信部
50…セッション制御サーバ
S101〜S108、S201〜S208、S301〜S308、S401〜S410…ステップ

Claims (2)

  1. 一連の処理において種類の異なる複数のプロトコルでそれぞれ送信される複数の信号に同一のキー情報を付与してそれぞれ送信する利用者端末と、
    前記複数のプロトコルでそれぞれ送信された前記複数の信号をそれぞれ受信し、受信した前記複数の信号にそれぞれ付与された前記同一のキー情報を用いて前記複数の信号を同一の処理ノードに振り分ける呼制御サーバと、
    を備えることを特徴とする信号振り分けシステム。
  2. 信号振り分けシステムで行う信号振り分け方法において、
    利用者端末が、一連の処理において種類の異なる複数のプロトコルでそれぞれ送信される複数の信号に同一のキー情報を付与してそれぞれ送信し、
    呼制御サーバが、前記複数のプロトコルでそれぞれ送信された前記複数の信号をそれぞれ受信し、受信した前記複数の信号にそれぞれ付与された前記同一のキー情報を用いて前記複数の信号を同一の処理ノードに振り分ける、
    ことを特徴とする信号振り分け方法。
JP2016065568A 2016-03-29 2016-03-29 信号振り分けシステム及び信号振り分け方法 Active JP6529180B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016065568A JP6529180B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 信号振り分けシステム及び信号振り分け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016065568A JP6529180B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 信号振り分けシステム及び信号振り分け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017183888A true JP2017183888A (ja) 2017-10-05
JP6529180B2 JP6529180B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=60007705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016065568A Active JP6529180B2 (ja) 2016-03-29 2016-03-29 信号振り分けシステム及び信号振り分け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6529180B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020097724A1 (en) * 2001-01-09 2002-07-25 Matti Halme Processing of data packets within a network element cluster
JP2007156569A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Fujitsu Ltd クラスタシステム、ロードバランサ、ノード振替方法およびノード振替プログラム
JP2010108479A (ja) * 2008-10-03 2010-05-13 Fujitsu Ltd 一意性保証情報設定管理プログラム、アプリケーション・プログラム、負荷分散プログラム、一意性保証実現方法、セッション管理方法、一意性保証情報設定管理装置、及び負荷分散装置
JP2010244501A (ja) * 2009-03-19 2010-10-28 Fujitsu Ltd 一意性保証支援プログラム、サービス提供システム、及び一意性保証実現方法
JP2011071726A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Oki Networks Co Ltd セッション共有システム、方法及びプログラム、並びに、ユーザ端末
JP2013045181A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データベースの負荷分散装置
WO2014180297A1 (zh) * 2013-05-10 2014-11-13 华为技术有限公司 报文处理方法和装置
US20150280963A1 (en) * 2014-03-26 2015-10-01 Sonus Networks, Inc. Methods and systems for integrating independent ims and webrtc networks

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020097724A1 (en) * 2001-01-09 2002-07-25 Matti Halme Processing of data packets within a network element cluster
JP2007156569A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Fujitsu Ltd クラスタシステム、ロードバランサ、ノード振替方法およびノード振替プログラム
JP2010108479A (ja) * 2008-10-03 2010-05-13 Fujitsu Ltd 一意性保証情報設定管理プログラム、アプリケーション・プログラム、負荷分散プログラム、一意性保証実現方法、セッション管理方法、一意性保証情報設定管理装置、及び負荷分散装置
JP2010244501A (ja) * 2009-03-19 2010-10-28 Fujitsu Ltd 一意性保証支援プログラム、サービス提供システム、及び一意性保証実現方法
JP2011071726A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Oki Networks Co Ltd セッション共有システム、方法及びプログラム、並びに、ユーザ端末
JP2013045181A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> データベースの負荷分散装置
WO2014180297A1 (zh) * 2013-05-10 2014-11-13 华为技术有限公司 报文处理方法和装置
US20150280963A1 (en) * 2014-03-26 2015-10-01 Sonus Networks, Inc. Methods and systems for integrating independent ims and webrtc networks

Also Published As

Publication number Publication date
JP6529180B2 (ja) 2019-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102161681B1 (ko) 패킷 기반 데이터 통신의 디바이스 식별자 의존적 오퍼레이션 프로세싱
EP3275162B1 (en) Systems and techniques for web communication
CN106549878B (zh) 一种业务分流方法和装置
CN106464687A (zh) 经由用户隧道通信的客户端应用程序
US20210281401A1 (en) Methods, systems, and computer readable media for utilizing predetermined encryption keys in a test simulation environment
CN104243281A (zh) 基于移动互联网的语音通信方法
CN106464596A (zh) 开放流通信方法、系统、控制器和业务网关
CN111585786A (zh) 一种大数据集群免密搭建方法的实现
CN105207860B (zh) 一种业务加速系统及方法
JP5154313B2 (ja) Sipメッセージ振分方法およびsipメッセージ振分装置
CN105763424B (zh) 一种文字信息处理方法和装置
CN111614726B (zh) 一种数据转发方法、集群系统及存储介质
JP6529180B2 (ja) 信号振り分けシステム及び信号振り分け方法
JP2016144186A (ja) 通信情報制御装置、中継システム、通信情報制御方法、および、通信情報制御プログラム
CN106161547B (zh) 一种生成云服务体验工具的方法和装置
CN111884905A (zh) 一种消息管理方法及系统
US9860326B2 (en) Duplex services residing in a messaging bus
JP6131710B2 (ja) 通信システム、負荷分散装置、および、負荷分散プログラム
KR100947114B1 (ko) 더미 메시지를 이용하여 웹 서비스의 품질 데이터를추출하는 방법
CN111131333B (zh) 业务数据推送方法和服务器集群
CN107135198B (zh) 一种基于etl技术协同多通讯协议的数据交换方法及装置
JP5487137B2 (ja) 情報流通制御装置及び通信システム
CN113923716B (zh) 一种用户信息获取方法、装置和电子设备
JP2000341326A (ja) メッセージ送受信装置及びメッセージ送受信方法
CN110708179A (zh) 基于区块链的数据通讯桥接方法、存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6529180

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150