JP2000341326A - メッセージ送受信装置及びメッセージ送受信方法 - Google Patents

メッセージ送受信装置及びメッセージ送受信方法

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JP2000341326A
JP2000341326A JP14744999A JP14744999A JP2000341326A JP 2000341326 A JP2000341326 A JP 2000341326A JP 14744999 A JP14744999 A JP 14744999A JP 14744999 A JP14744999 A JP 14744999A JP 2000341326 A JP2000341326 A JP 2000341326A
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message
transmission
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JP14744999A
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Seiki Hata
清貴 畑
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】サービス要求・応答メッセージの交換を集合化
して通信回数を少なくすることにより、送受信時間を短
くして送信効率を上げるようにしたメッセージ送受信方
法及び装置を提供する。 【解決手段】端末間やサーバと有線・無線通信を行うデ
ータ通信において、上位プロトコルとメッセージを交換
して送信及び受信メッセージの組合せを獲得するメッセ
ージ獲得手段1と、獲得した送信及び受信メッセージの
組合せを1つのメッセージとして組み立てるメッセージ
組み立て手段2と、組み立てられた送信及び受信メッセ
ージを受信して上位プロトコルに解釈可能なメッセージ
に分解するメッセージ分解手段4と、分解されたメッセ
ージの対象である上位プロトコルとメッセージを交換し
て応答を取得しその応答に対応するメッセージを提供す
るメッセージ提供手段3とを備えるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信を含むL
AN,およびWANをベースとしたイントラネットやイ
ンターネットを構成するデータ端末のメッセージ送受信
装置及びメッセージ送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インターネットは、非常にオー
プンなネットワークであり、多くの個人、企業、団体が
インターネット上に情報を公開している。これらの情報
を入手するためには、端末をインターネットに接続し情
報を公開している端末にアクセスする事により、簡単か
つ迅速に情報を収集する事が出来る。また、電子メール
を使ったコミュニケーションは、電話よりも時間の拘束
性が少なく、郵便よりも応答性が高いため、その利便性
は非常に高い。情報を入手、発信、交換するために、加
入者は年々増加している。このオープン性を支えている
のは、プロトコルTCP/IPを基本とする各通信プロ
トコル群であり、インターネットの通信プロトコルは、
相互接続を保証するために、プロトコル文書RFCによ
り厳密に規格化されている。
【0003】これらのインターネットの各プロトコルは
現在のような大規模なネットワークを想定していなかっ
たこともあり、今後需要の増加が見込まれるマルチメデ
ィア情報通信に対しては、ほとんどのプロトコルにおい
て対応が不十分である。その他にも、インターネットプ
ロトコルには、セキュリティの問題、リソースの問題な
ど様々な問題を抱えている。これらの問題に対処するた
め、多くの企業、団体において、プロトコルの改良や、
新規プロトコルの開発が、盛んに行なわれている。
【0004】今後、次世代のインターネット技術は、着
実に技術革新が行なわれ、多くの課題が解決されていく
と思われる。しかし、RFCにより規格化され、実際の
商品に反映されるためには、多くの時間と費用を必要と
しており、次世代インタネットへのスムーズな移行は簡
単には行なわれない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、インター
ネットへの加入者が増加するに従い、ネットワークを流
れるパケットの通信量は大規模なものとなっている。さ
らに、加入者が入手、発信したり、加入者間で交換され
るデータは、イメージや音声を含むマルチメディア化が
進んでおり、加入者が扱うデータ自体が大規模なものと
なっている。これらのデータ転送を担っているのは、ク
ライアントやサーバの各レイヤ間の様々なプロトコルで
あるが、前記の通りトラフィックの増加に、プロトコル
の改善が追いついていない現状がある。このまま加入者
が増加すると、次第にインターネットの即応性、利便性
が年々損なわれていく可能性がある。
【0006】特に、多くのコネクション型(要求、応答
方式)のプロトコルは、ユーザのデータを送信する前後
で、接続の確認をしたり、制御情報を交換したり、付加
情報を送信するために、コマンド(サービス要求、以下
同じ)と応答などの制御用のメッセージを交換してい
る。これらのメッセージは小規模なパケットも多く含ま
れており、送信相手のメッセージを待って次のメッセー
ジを送らなければならない。したがって、送信相手がネ
ットワーク上の位置で離れていたり、途中に無線通信な
どのボトルネックとなる回線が介在している場合など
は、例え少ない情報量の交換の場合でも多くの時間を必
要とするという問題があった。
【0007】また、プロトコルの制御メッセージ以外で
も、対話による問題解決が必要な座席予約、商品取り引
き、ゲームなどのアプリケーションでは、メッセージの
交換を繰り返しながら、当初の目的を達成するのに多く
の時間を必要とするという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、インターネットの即応性、利便性が
損なわれることなく、サービス要求・応答メッセージの
交換を集合化して通信回数を少なくすることにより、送
受信の効率を上げ、サービス要求・応答にかける時間を
短くする端末のメッセージ送受信装置及びメッセージ送
受信方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、端末Aが上位プロトコルまたはアプリケ
ーションとメッセージの交換を通して送信メッセージと
受信メッセージの組合せを獲得し、獲得した送信メッセ
ージと受信メッセージの組合せを下位プロトコルには1
つのメッセージとして扱えるように組み立て、組み立て
られたメッセージを端末Bに送り、端末Bが受信した送
信メッセージと受信メッセージを上位プロトコルまたは
アプリケーションに解釈可能なメッセージに分解し、分
解されたメッセージを用いて対象となる上位プロトコル
またはアプリケーションとメッセージを交換して応答を
取得し、その応答に対応するメッセージを提供するよう
にしたものである。
【0010】本発明は、送信メッセージに対応する受信
メッセージを想定して送信メッセージと受信メッセージ
の組合せを作成し、1つのメッセージとして一括送信す
るようにしたことにより、小さなパケットを無くし、送
信するパケットの量を減少させて送受信の効率を上げ、
サービス要求・応答にかける時間を短くすることができ
るメッセージ送受信方法が得られる。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するため、デ
ータを送信し受信する対象の端末A及び端末Bとは別の
中継端末により、端末A及び端末Bからそれぞれ送信し
た送信メッセージと受信メッセージの組み合わせを比較
して合致したものを選択して端末A及び端末Bに供給す
るようにしたものである。
【0012】本発明は、相手端末に想定した応答を通知
せずに、送受信を行う両端末とは別の中継端末により送
受信を行う両端末から送信した送受信メセージの組み合
わせを比較して、各端末において想定した送受信メッセ
ージから合致するものを選択するようにしたことによ
り、コマンドに対する応答が複数ある場合、その一部ま
たは全ての応答に対応する次のコマンドを想定するよう
な、コマンドに対する応答を一意に決められない場合で
も、メッセージ送受信の回数を削減して送受信の効率を
上げ、サービス要求・応答にかける時間を短くすること
ができるメッセージ送受信方法が得られる。
【0013】本発明は、上記の課題を解決するため、別
の端末の上位プロトコルまたはアプリケーションに対し
送信メッセージを提供して取得した受信メッセージと自
己端末で得られた受信メッセージとを比較して合致した
場合に対応する次のコマンドを取得するようにして、メ
ッセージを自動応答するようにしたものである。
【0014】本発明は、別の端末上の上位プロトコルま
たはアプリケーションに送信メッセージを提供して受信
メッセージを取得し、取得した受信メッセージと自己端
末で得られた受信メッセージとを比較して合致した場合
に受信メッセージに対応する次のコマンドを取得するよ
うにしたことにより、メッセージの自動応答を行うこと
ができ、送信するパケットの量を減少させて送受信の効
率を上げ、サービス要求・応答にかける時間を短くする
ことができるメッセージ送受信方法が得られる。
【0015】本発明は、上記の課題を解決するため、送
信メッセージと受信メッセージを組み立てる際は、デー
タの圧縮、暗号化を行い、受信したメッセージを送信メ
ッセージと受信メッセージに分解する際は、データの伸
長、復号を行うようにしたものである。
【0016】本発明は、送信メッセージの組み立てにお
いて、データの圧縮、暗号化を行い、受信メッセージの
分解において、データの伸長、復号化を行うようにした
ことにより、送信データ量を減少し、機密性を高めるこ
とができるとともに、送信するパケットの量を減少させ
て送受信の効率を上げ、サービス要求・応答にかける時
間を短くすることができるメッセージ送受信方法が得ら
れる。
【0017】本発明は、上記の課題を解決するため、端
末間やサーバと有線・無線通信を行うデータ通信におい
て、一方の端末が、上位プロトコルまたはアプリケーシ
ョンとメッセージを交換して送信メッセージと受信メッ
セージの組合せを獲得するメッセージ獲得手段と、獲得
した送信メッセージと受信メッセージの組合せを下位プ
ロトコルには1つのメッセージとして組み立てるメッセ
ージ組み立て手段とを備え、他方の端末が、組み立てら
れた送信メッセージと受信メッセージを受信して上位プ
ロトコルまたはアプリケーションに解釈可能なメッセー
ジに分解するメッセージ分解手段と、分解されたメッセ
ージを用いて上位プロトコルまたはアプリケーションと
メッセージを交換し応答を取得してその応答に対応する
メッセージを提供するメッセージ提供手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0018】本発明は、送信メッセージに対応する受信
メッセージを想定して送信メッセージと受信メッセージ
の組合せを作成し、1つのメッセージとして一括送信す
るようにしたことにより、小さなパケットを無くし、送
信するパケットの量を減少させて送受信の効率を上げ、
サービス要求・応答にかける時間を短くすることができ
るメッセージ送受信装置が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、端末間やサーバと有線・無線通信を行うデータ通信
において、端末Aが上位プロトコルまたはアプリケーシ
ョンとメッセージの交換を通して送信メッセージと受信
メッセージの組合せを獲得し、前記獲得した送信メッセ
ージと受信メッセージの組合せを下位プロトコルには1
つのメッセージとして扱えるように組み立て、前記組み
立てられたメッセージを端末Bに送り、端末Bが前記組
み立てられた送信メッセージと受信メッセージを受信し
て上位プロトコルまたはアプリケーションに解釈可能な
メッセージに分解し、分解されたメッセージを用いて対
象となる上位プロトコルまたはアプリケーションとメッ
セージを交換して応答を取得し、その応答に対応するメ
ッセージを提供する各工程を備えるようにしたものであ
り、送信メッセージに対応する受信メッセージを想定し
て送信メッセージと受信メッセージの組合せを作成し、
1つのメッセージとして一括送信するようにしたことに
より、小さなパケットを無くし、送信するパケットの量
を減少させて送受信の効率を上げ、サービス要求・応答
にかける時間を短くすることができるという作用を有す
る。
【0020】本発明の請求項2に記載の発明は、前記送
信メッセージと受信メッセージの組合せを獲得する工程
が様々なプロトコルを記述したデータベースから要求す
るメッセージを獲得するようにしたものであり、様々な
プロトコルを記述したデータベースを設け、このデータ
ベースを参照してメッセージを獲得し送信メッセージと
受信メッセージの組合せを作成するようにしたことによ
り、様々なプロトコルに対応でき、小さなパケットを無
くし、送信パケットの量を減少させて送受信の効率を上
げ、サービス要求・応答にかける時間を短くすることが
できるという作用を有する。
【0021】本発明の請求項3に記載の発明は、前記送
信メッセージと受信メッセージの組合せを獲得する工程
が異なるいくつかの受信メッセージを想定して送信メッ
セージとの組み合わせを獲得し、最初に送信される送信
メッセージを幹とする受信メッセージに応じて枝分かれ
するような木構造として送信し、前記上位プロトコルま
たはアプリケーションとメッセージを交換して取得した
応答に対応するメッセージを提供する工程は上位プロト
コルまたはアプリケーションの応答に応じて受信した前
記木構造を辿りながら送信メッセージを提供するように
したものであり、送信メッセージに対して受信メッセー
ジが異なる複数のパターンに分かれるような場合、最初
に送信される送信メッセージを幹として受信メッセージ
が枝分かれするような木構造とし、メッセージ提供手段
において、上位プロトコルまたはアプリケーションの応
答に応じ木構造を辿りながら送信メッセージを提供する
ようにしたことにより、複雑なメッセージの交換を必要
とするプロトコルにも対応でき、小さなパケットを無く
し、送信パケットの量を減少させて送受信の効率を上
げ、サービス要求・応答にかける時間を短くすることが
できるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項4に記載の発明は、データ
を送信し受信する対象の端末A及び端末Bとは別の中継
端末において、前記送信し受信する両端末からそれぞれ
送信された送信メッセージと受信メッセージの組み合わ
せを比較して、合致したものを送信メッセージと受信メ
ッセージの組み合わせとして選択し前記端末A及び端末
Bに供給する工程を含むようにしたものであり、相手端
末に想定した応答を通知せずに、送受信を行う両端末と
は別の中継端末により送受信を行う両端末から送信され
た送受信メセージの組み合わせを比較して、各端末にお
いて想定された送受信メッセージから合致するものを選
択するようにしたことにより、コマンドに対する応答が
複数ある場合、その一部または全ての応答に対応する次
のコマンドを想定するような、コマンドに対する応答を
一意に決められない場合でも、メッセージ送受信の回数
を削減して送受信の効率を上げ、サービス要求・応答に
かける時間を短くすることができるという作用を有す
る。
【0023】本発明の請求項5に記載の発明は、前記両
端末からそれぞれ送信された送信メッセージと受信メッ
セージの組み合わせを比較して選択する工程が、複数の
端末から送信された送信メッセージと受信メッセージの
組み合わせを比較して、すべての端末において想定され
た送信メッセージと受信メッセージの組み合わせが合致
したものを選択するようにしたものであり、サーバにお
いて、複数の端末から送信された一連のもしくは木構造
をした送受信メッセージの組み合わせを比較して、全て
の端末により想定された送受信メッセージの中から合致
したものを選択するようにしたことにより、複数の端末
を協調動作させることができ、小さなパケットを無く
し、送信するパケットの量を減少させて送受信の効率を
上げ、サービス要求・応答にかける時間を短くすること
ができるという作用を有する。
【0024】本発明の請求項6に記載の発明は、前記上
位プロトコルまたはアプリケーションとメッセージの交
換を通して送信メッセージと受信メッセージの組合せを
獲得する工程が、別の端末の上位プロトコルまたはアプ
リケーションから送信メッセージを獲得するようにした
ものであり、別の端末の上位プロトコルまたはアプリケ
ーションから送信メッセージを獲得するようにしたこと
により、本発明を搭載した端末以外の端末からのデータ
転送においても、小さなパケットを無くし、送信するパ
ケットの量を減少させて送受信の効率を上げ、サービス
要求・応答にかける時間を短くすることができるという
作用を有する。
【0025】本発明の請求項7に記載の発明は、前記上
位プロトコルまたはアプリケーションとメッセージを交
換して取得した応答に対応するメッセージを提供する工
程が別の端末の上位プロトコルまたはアプリケーション
に対し送信メッセージを提供するようにしたものであ
り、前記メッセージ提供手段において、別の端末の上位
プロトコルまたはアプリケーションに送信メッセージを
提供するようにしたことにより、本発明を搭載した端末
以外の端末からのデータ転送においても、小さなパケッ
トを無くし、送信するパケットの量を減少させて送受信
の効率を上げ、サービス要求・応答にかける時間を短く
することができるという作用を有する。
【0026】本発明の請求項8に記載の発明は、前記上
位プロトコルまたはアプリケーションとメッセージを交
換して取得した応答に対応するメッセージを提供する工
程が別の端末の上位プロトコルまたはアプリケーション
に対し送信メッセージを提供して取得した受信メッセー
ジと自己端末で得られた受信メッセージとを比較して合
致した場合に対応する次のコマンドを取得することによ
り、メッセージを自動送信するようにしたものであり、
送受信メッセージの組み合わせを獲得し、別の端末上の
上位プロトコルまたはアプリケーションに送信メッセー
ジを提供して受信メッセージを取得し、取得した受信メ
ッセージと自己端末で得られた受信メッセージとを比較
して合致した場合に受信メッセージに対応する次のコマ
ンドを取得するようにしたことにより、メッセージの自
動応答を行うことができ、送信するパケットの量を減少
させて送受信の効率を上げ、サービス要求・応答にかけ
る時間を短くすることができるという作用を有する。
【0027】本発明の請求項9に記載の発明は、前記獲
得したメッセージの組合せを下位プロトコルには1つの
メッセージとして扱えるように組み立てる工程が、デー
タの圧縮または暗号化を行うか、またはデータの圧縮及
び暗号化を行い、前記送信メッセージと受信メッセージ
を受信して上位プロトコルまたはアプリケーションに解
釈可能なメッセージに分解する工程はデータの伸長また
は復号を行うか、またはデータの伸長及び復号を行うよ
うにしたものであり、送信メッセージの組み立てにおい
て、データの圧縮、暗号化を行い、受信メッセージの分
解において、データの伸長、復号化を行うようにしたこ
とにより、送信データ量を減少し、機密性を高めること
ができるとともに、送信するパケットの量を減少させて
送受信の効率を上げ、サービス要求・応答にかける時間
を短くすることができるという作用を有する。
【0028】本発明の請求項10に記載の発明は、端末
間やサーバと有線・無線通信を行うデータ通信におい
て、端末Aが上位プロトコルまたはアプリケーションと
メッセージの交換を通して送信メッセージと受信メッセ
ージの組合せを獲得し、前記獲得した送信メッセージと
受信メッセージの組合せを下位プロトコルには1つのメ
ッセージとして扱えるように組み立て、前記組み立てら
れたメッセージを端末Bに送り、端末Bが前記組み立て
られた送信メッセージと受信メッセージを受信して上位
プロトコルまたはアプリケーションに解釈可能なメッセ
ージに分解し、分解されたメッセージを用いて対象とな
る上位プロトコルまたはアプリケーションとメッセージ
を交換して応答を取得し、その応答に対応するメッセー
ジを提供する各工程からなるメッセージ送受信プログラ
ムを記録するようにしたものであり、送信メッセージに
対応する受信メッセージを想定して送信メッセージと受
信メッセージの組合せを作成し、1つのメッセージとし
て一括送信するようにしたことにより、小さなパケット
を無くし、送信するパケットの量を減少させて送受信の
効率を上げ、サービス要求・応答にかける時間を短くす
ることができるプログラムを単独に供給できるという作
用を有する。
【0029】本発明の請求項11に記載の発明は、端末
間やサーバと有線・無線通信を行うデータ通信におい
て、上位プロトコルまたはアプリケーションとメッセー
ジの交換を通して送信メッセージと受信メッセージの組
合せを獲得するメッセージ獲得手段と、前記獲得した送
信メッセージと受信メッセージの組合せを下位プロトコ
ルには1つのメッセージとして扱えるように組み立てる
メッセージ組み立て手段と、組み立てられた送信メッセ
ージと受信メッセージを受信して上位プロトコルまたは
アプリケーションに解釈可能なメッセージに分解するメ
ッセージ分解手段と、分解されたメッセージを用いて対
象となる上位プロトコルまたはアプリケーションとメッ
セージを交換して応答を取得しその応答に対応するメッ
セージを提供するメッセージ提供手段とを備えるように
したものであり、送信メッセージに対応する受信メッセ
ージを想定して送信メッセージと受信メッセージの組合
せを作成し、1つのメッセージとして一括送信するよう
にしたことにより、小さなパケットを無くし、送信する
パケットの量を減少させて送受信の効率を上げ、サービ
ス要求・応答にかける時間を短くすることができるメッ
セージ送受信装置を提供できるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項11に記載のメッセージ送受信装置を備え、送信メッ
セージと受信メッセージとを組合わせ、一括送信するよ
うにしたものであり、送信メッセージに対応する受信メ
ッセージを想定して送信メッセージと受信メッセージの
組合せを作成し、1つのメッセージとして一括送信する
ようにしたことにより、小さなパケットを無くし、送信
するパケットの量を減少させて送受信の効率を上げ、サ
ービス要求・応答にかける時間を短くすることができる
端末装置を提供できるという作用を有する。という作用
を有する。
【0031】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項12に記載の複数の端末装置とそれに接続されたサー
バとを備え、相互に有線・無線で通信するようにしたも
のであり、送信メッセージに対応する受信メッセージを
想定して送信メッセージと受信メッセージの組合せを作
成し、1つのメッセージとして一括送信するようにした
ことにより、小さなパケットを無くし、送信するパケッ
トの量を減少させて送受信の効率を上げ、サービス要求
・応答にかける時間を短くすることができる通信システ
ムを提供できるという作用を有する。
【0032】以下、添付図面、図1乃至図10に基づ
き、本発明の実施の形態1乃至9を詳細に説明する。ま
ず、図1を参照して、本発明の実施の形態1乃至9の基
本となるメッセージ送受信装置の構成を説明する。図1
は本発明の実施の形態1乃至9の基本となるメッセージ
送受信装置の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1は通信を行なうクライアントやサーバにおいて、
コマンド等の送信メッセージとそれに対応する応答等の
受信メッセージを想定して、送信メッセージと受信メッ
セージの一連の組合せをいくつかのパターンとして用意
し、それを1つのメッセージとして送信するメッセージ
一括送信の対象とされる上位プロトコルまたはアプリケ
ーションとメッセージのやりとりを行ないながら送信メ
ッセージと受信メッセージの組合せを獲得するメッセー
ジ獲得手段、2は獲得したメッセージを下位プロトコル
には1つのメッセージとして扱えるように組み立てるメ
ッセージ組み立て手段である。
【0033】さらに、4は一括送信されたメッセージを
受信した時に、それを上位プロトコルが解釈できるメッ
セージに分解するメッセージ分解手段、3は分解された
メッセージを用いて一括送信の対象である上位プロトコ
ルまたはアプリケーションとメッセージのやりとりを行
ないその応答に対応するメッセージを提供するメッセー
ジ提供手段、5は送信メッセージ及び受信メッセージが
ゲートウェイ上に実現された場合、複数のサーバやクラ
イアントからのメッセージを比較して、全ての送信メッ
セージと受信メッセージの組合せを満足する一連の送受
信メッセージを選択するメッセージ比較手段とを備え
る。
【0034】(実施の形態1)次に、図2を参照して、
本発明の実施の形態1における図1に示すメッセージ送
受信装置の動作としてのメッセージ送受信方法を説明す
る。図2は図1に示すメッセージ送受信装置の動作とし
てのメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージフロ
ー図である。本実施の形態1においては、端末Aから端
末Bに送信するコマンドと応答の組み合わせで、複数の
コマンドをまとめて送信するメッセージ一括送受信方法
について説明する。
【0035】図2において、まず、端末Aの上位プロト
コルあるいはアプリケーションが端末Bに対してコマン
ド1を発行したときに、通常の場合のコマンド1の受け
手である下位プロトコルの代わりにメッセージ獲得手段
1がコマンド1を受け取る(手順S101)。メッセー
ジ獲得手段は、コマンド1を応答と組み合わせてまとめ
て送信できるものと判断すると、予めプログラムされ
た、例えば肯定応答を生成もしくは選択する(手順S1
02)。
【0036】コマンド1を発行した上位プロトコルある
いはアプリケーションに応答1を渡す(手順S10
3)。上位プロトコルあるいはアプリケーションは、応
答1に対するコマンドであるコマンド2を手順S101
と同様に、メッセージ獲得手段1に渡す(手順S10
4)。メッセージ獲得手段1は、上位プロトコルあるい
はアプリケーションから獲得したコマンドと、コマンド
を獲得する際に想定して生成もしくは選択した応答とを
含む一連のコマンドと応答の組み合わせを順番を明確に
して、メッセージ組み立て手段2に渡す(手順S10
5)。
【0037】メッセージ組み立て手段2は、メッセージ
獲得手段1から渡された一連のコマンドと応答との組み
合わせを、下位プロトコルが扱えるデータ形式に変換し
て下位プロトコルに渡す。例えば、図2のメッセージ組
み立て手段2に示すように、データの高位ビットからコ
マンドと応答を順番にならべて、コマンドと応答の区切
りはそれぞれのデータ長を設定するようなフォーマット
(例えば、LN1,2,3)で、コマンドと応答を接続
して1つのデータに組み立てる。組み立てられたデータ
は、端末Aの下位プロトコル及び端末Bの下位プロトコ
ルを経由して、端末Bのメッセージ分解手段4に送信さ
れる(手順S106)。
【0038】メッセージ分解手段4は、端末Aのメッセ
ージ組み立て手段2から送信されたデータを分解して、
順番が決められた一連のコマンドと応答の組み合わせ
を、メッセージ提供手段3に渡す(手順S107)。メ
ッセージ提供手段3は、メッセージ分解手段4において
分解されたコマンドのみを順番に上位プロトコルあるい
はアプリケーションに渡す(手順S108)。上位プロ
トコルあるいはアプリケーションは、メッセージ提供手
段3から渡されたコマンドに応じて応答を返す(手順S
109)。
【0039】上位プロトコルあるいはアプリケーション
から返された応答は、メッセージ提供手段3において、
メッセージ分解手段4から渡された応答と比較される
(手順S110)。比較された結果が同じであれば、次
のコマンドを上位プロトコルあるいはアプリケーション
に渡す(手順S111)。上位プロトコルあるいはアプ
リケーションでは、手順S109と同様に、コマンドに
対する応答をメッセージ提供手段3に返す(手順S11
2)。
【0040】メッセージ提供手段3は、上位プロトコル
あるいはアプリケーションにもう渡すコマンドがない場
合、この応答を端末Aの上位プロトコルあるいはアプリ
ケーションに送信する(手順S113)。上記メッセー
ジ提供手段3において、上位プロトコルあるいはアプリ
ケーションから返された応答とメッセージ分解手段4か
ら渡された応答とを比較した(手順S110)結果、上
位プロトコルあるいはアプリケーションから返された応
答が、コマンドと組になっていた応答と異なっていた場
合、メッセージ提供手段3は、端末Bの上位プロトコル
あるいはアプリケーションから返された応答を即座に端
末Aの上位プロトコルあるいはアプリケーションに送信
して、それに続く手順を実行する。
【0041】また、メッセージ提供手段3が、上位プロ
トコルあるいはアプリケーションにもう渡すコマンドが
ない場合は、端末Bにあるメッセージ獲得手段1に、も
う渡すコマンドがないという応答を渡し、上記シーケン
スで端末Aがコマンドを獲得したように、コマンドと応
答の組み合わせを獲得することも出来る。以上説明した
本実施の形態1によると、端末Aから端末Bに対するデ
ータ転送回数を低減させ、端末Aと端末Bで協調して行
う処理を効率的に実行することが出来る。
【0042】(実施の形態2)次に、図3を参照して、
本発明の実施の形態2におけるプロトコルや応答などの
情報を格納したプロトコル情報データベースを用いたメ
ッセージ送受信方法を説明する。図3は本実施の形態2
におけるメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージ
フロー図である。本実施の形態2においては、送信する
コマンドに対す応答をプロトコル情報データベースから
取り出すようにしたメッセージ送受信方法の手順につい
て説明する。
【0043】図3において、上位プロトコルあるいはア
プリケーションが発行したコマンドを、メッセージ獲得
手段1が受け取る(手順S201)。メッセージ獲得手
段1は、ポート番号やコマンド内容からどのプロトコル
からのコマンドかを判断し、例えばプロトコルAからの
ものだと判断した時は、プロトコルAの情報を調べる
(手順S202)。
【0044】プロトコルの情報としては、コマンドに対
する応答が記述されている(手順S203)。メッセー
ジ獲得手段1は、コマンドに対応する応答を想定してプ
ロトコル情報データベースから入手する(手順S20
4)。メッセージ獲得手段1は、プロトコル情報データ
ベースから入手した応答を、コマンドを発行した上位プ
ロトコルあるいはアプリケーションに返す(手順S20
5)。上位プロトコルあるいはアプリケーションは、メ
ッセージ獲得手段1から渡された応答に対して、次のコ
マンドを発行する(手順S206)。
【0045】以上説明した本実施の形態2によると、メ
ッセージ獲得手段1は、ある特定のプロトコルに依存し
たものではなく、汎用的なものとして構築することが出
来、プロトコル情報データベースの内容を変更すること
により、上位プロトコルあるいはアプリケーションの一
連のコマンドを獲得することが出来る。
【0046】(実施の形態3)次に、図4を参照して、
図1に示すメッセージ送受信装置を基本とする、本発明
の実施の形態3におけるメッセージ送受信装置の動作と
してのメッセージ送受信方法を説明する。図4は本発明
の実施の形態3におけるメッセージ送受信装置の構成及
びそのメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージフ
ロー図である。本実施の形態3においては、端末Aから
端末Bに送信するコマンドと応答の組み合わせで、コマ
ンドに対する応答が複数ある場合に、コマンドと応答の
組合せを木構造で表現したデータとして送信するメッセ
ージ送受信方法を説明する。
【0047】図4において、まず、端末Aの上位プロト
コルあるいはアプリケーションが、端末Bに対して発行
したコマンドをメッセージ獲得手段1が受け取る(手順
S301)。メッセージ獲得手段1は、コマンドに対す
る応答を想定して生成もしくは選択する(手順S30
2)。メッセージ獲得手段1は、応答を上位プロトコル
あるいはアプリケーションに渡す(手順S303)。上
位プロトコルあるいはアプリケーションは、応答に対す
るコマンドを発行する(手順S304)。
【0048】メッセージ獲得手段1は、上位プロトコル
あるいはアプリケーションから発行されたコマンドに対
して考えられる全ての、もしくはいくつかの応答を生成
もしくは選択し、これらの応答に対するコマンドを上位
プロトコルあるいはアプリケーションから獲得する。複
数の応答に対するコマンドの獲得の方法は、上位プロト
コルあるいはアプリケーションが既存のものである場合
は、コマンドと応答のやりとりを何度も繰り返して行な
うが、このとき最後は否定応答を行なうなどして、一連
のコマンドの送信を完結させないようにする。また、上
位プロトコルあるいはアプリケーションが、複数の応答
に対応可能な機能を持っている場合は、その機能を利用
して、コマンドの獲得を行なう(手順S305)(手順
S306)。
【0049】メッセージ獲得手段1は、獲得したコマン
ドと応答の組合せを、メッセージ組み立て手段2に渡す
(手順S307)。メッセージ組み立て手段2は、木構
造をしたコマンドと応答の組合せを1つのデータとして
組み立てる。例えば、木構造の幹となるコマンド1から
はじまり、木構造のレベルが深くなるにつれて桁が増え
て、同じレベルでは単純にカウントアップされるような
番号を付けて、木構造が損なわれないように1つのデー
タに組み立てる。このデータは、下位プロトコルを経由
して、端末Bのメッセージ分解手段4へ送信される(手
順S308)。
【0050】メッセージ分解手段4は、受信したデータ
を分解し、木構造の情報を保存したまま、メッセージ提
供手段3へ渡す(手順S309)。メッセージ提供手段
3は、木構造をしたコマンドと応答の組合せから、幹と
なっているコマンド1を選択し、上位プロトコルあるい
はアプリケーションに渡す(手順S310)。アプリケ
ーションあるいは上位プロトコルは、コマンド1に対す
る応答を返す(手順S311)。
【0051】端末Bのメッセージ提供手段3は、上位プ
ロトコルあるいはアプリケーションからの応答と木構造
においてコマンドの応答として想定されたものとを比較
して、一致した応答に対応するコマンドを上位プロトコ
ルあるいはアプリケーションへ渡す(手順S312)。
上位プロトコルあるいはアプリケーションは、手順S3
11と同様に、コマンドに対応する応答を返送する(手
順S313)。メッセージ提供手段3は、上位プロトコ
ルあるいはアプリケーションに渡すコマンドがそれ以上
ない場合、この応答をそれまでの一連のコマンドと応答
の組合せに付加して、端末Aのメッセージ提供手段3へ
送信する(手順S314)。
【0052】以上説明した本実施の形態3において、端
末Bのメッセージ提供手段3が上位プロトコルあるいは
アプリケーションからの応答と木構造コマンドと応答の
組合せの中の応答とを比較した時に、同じ応答が見つけ
られなかった場合は、手順S314と同様に、それまで
の一連のコマンドと応答の組合せを上位プロトコルある
いはアプリケーションからの応答に付加して、端末Aの
メッセージ提供手段3へ送信する。
【0053】端末Aのメッセージ提供手段3では、端末
Bのメッセージ提供手段3と同様に、上位プロトコルあ
るいはアプリケーションとメッセージのやりとりを行な
い、端末Bが応答を返したところまでプロトコルの状態
を遷移させる。
【0054】以上説明した本実施の形態3によると、コ
マンドと応答が1対1に対応する単純なメッセージの送
受信とは異なり、コマンドに対する応答がいくつか考え
られる場合のメッセージ送受信でも、コマンドに対する
応答をいくつか、もしくは全て想定した応答に対応する
次のコマンドを用意することにより、コマンドに対する
応答を一意に決められないプロトコルにおいても、メッ
セージ送受信の回数を削減することが出来る。
【0055】(実施の形態4)次に、図5を参照して、
図1に示すメッセージ送受信装置を基本とする、本発明
の実施の形態4におけるメッセージ送受信装置の動作と
してのメッセージ送受信方法を説明する。図5は本発明
の実施の形態4におけるメッセージ送受信装置の構成及
びそのメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージフ
ロー図である。本実施の形態4においては、5は中継端
末に備えたメッセージ比較手段であり、端末Aから端末
Bに送信する木構造で表現したメッセージが複数ある場
合に、中継端末に備えたメッセージ比較手段5を利用し
て1対1のメッセージを一括送受信するメッセージ送受
信方法を説明する。
【0056】図5において、まず、端末Aのメッセージ
獲得手段1Aは、獲得した送信メッセージとそれに対応
する想定した受信メッセージの組合せを中継端末に送信
する(手順S401)。端末Bにおいても同様に、メッ
セージ獲得手段1Bは、獲得した送信メッセージとそれ
に対応する想定した受信メッセージの組合せを中継端末
に送信する(手順S402)。
【0057】中継端末のメッセージ比較手段5は、端末
Aと端末Bの両方から送られてきた送信メッセージとそ
れに対応する受信メッセージの組合せを比較して、合致
した一連の送信、受信メッセージの組合せを選択する
(手順S403)。中継端末のメッセージ比較手段5
は、合致したまたは矛盾のない妥当な一連の送信、受信
メッセージの組合せを端末Aに送信する(手順S40
4)。同様に、中継端末のメッセージ比較手段5は、合
致した一連の送信、受信メッセージの組合せを端末Bに
送信する(手順S405)。
【0058】端末A及び端末Bのメッセージ提供手段3
は、それぞれ中継端末から送られてきた一連の送信メッ
セージと受信メッセージの組合せを使って、上位プロト
コルあるいはアプリケーションに対し受信メッセージを
提供する。上記の処理手順において、中継端末内のメッ
セージ比較手段5は、端末Aもしくは、端末B内にあっ
てもよい。
【0059】以上説明した本実施の形態4によると、1
対1の通信において、相互に主張や妥協を行なう調整が
必要なメッセージのやりとりを行なう場合、それぞれの
メッセージ獲得手段1A、1Bの間にメッセージ比較手
段を設けて、比較の結果合致した一連の送信、受信メッ
セージの組合せを一括送信するようにしたことにより、
メッセージの送受信回数を削減することができる。ま
た、メッセージ比較手段5は、どちらかの端末内に置く
こともできるが、これを独立させることにより、一方の
端末による別の端末の応答メッセージに対する対応を秘
匿することができる。例えば、何らかの取り引きを行な
う場合や、対戦型のゲームを行なう場合に、手の内を見
せることなくメッセージ送受信の回数を削減することが
できる。
【0060】(実施の形態5)次に、図6を参照して、
図1に示すメッセージ送受信装置を基本とする、本発明
の実施の形態5におけるメッセージ送受信装置の動作と
してのメッセージ送受信方法を説明する。図6は本発明
の実施の形態5におけるメッセージ送受信装置の構成及
びそのメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージフ
ロー図である。本実施の形態5においては、5はサーバ
に備えられたメッセージ比較手段であり、クライアント
サーバ型のメッセージ送受信において、サーバに備えた
メッセージ比較手段5を利用して、サーバが複数のクラ
イアントを満足させる応答を行なうメッセージ送受信方
法を説明する。
【0061】図6において、まず、端末Aのメッセージ
獲得手段1Aは、獲得したコマンドと応答の組合せをサ
ーバに送信する(手順S501)。同様に、端末Bのメ
ッセージ獲得手段1Bは、獲得したコマンドと応答の組
合せをサーバに送信する(手順S502)。同様に、端
末Cのメッセージ獲得手段1Cは、獲得したコマンドと
応答の組合せをサーバに送信する(手順S503)。
【0062】サーバのメッセージ比較手段5は、各端末
から送られたコマンドと応答の組合せを比較し、各端末
に共通した一連のコマンドと応答の組合せを選択する
(手順S504)。サーバのメッセージ比較手段5は、
選択した一連のコマンドと応答の組合せを、例えば各端
末に返送したり、サーバ内のメッセージ提供手段3に渡
したりすることができる。
【0063】以上説明した本実施の形態5によると、ク
ライアントサーバ型の通信を行なう場合に、各端末間の
意向を調整するような通信アプリケーションにおいて、
各端末が可能性のあるコマンドと応答の組合せを一括送
信し、サーバのメッセージ比較手段5がそれらを比較し
て合致したものを選択することにより、クライアントと
サーバ間のメッセージ送受信回数を削減することができ
る。
【0064】(実施の形態6)次に、図7を参照して、
図1に示すメッセージ送受信装置を基本とする、本発明
の実施の形態6におけるメッセージ送受信装置の動作と
してのメッセージ送受信方法を説明する。図7は本発明
の実施の形態6におけるメッセージ送受信装置の構成及
びそのメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージフ
ロー図である。本実施の形態6においては、上位プロト
コルあるいはアプリケーションは端末Aに置き、メッセ
ージ獲得手段1及びメッセージ組み立て手段2は他の端
末である端末Bに置くようにしたメッセージ送受信方法
を説明する。
【0065】図7において、まず、端末Aの上位プロト
コルあるいはアプリケーションが、ある端末にコマンド
を発行する時に、中継サーバもしくは代理サーバとして
登録された端末Bに下位プロトコルを経由してコマンド
を送信する(手順S601)。
【0066】端末Bのメッセージ獲得手段1は、下位プ
ロトコル経由で受け取ったコマンドに対応する応答を生
成もしくは選択する(手順S602)。端末Bのメッセ
ージ獲得手段1は、生成もしくは選択された応答を下位
プロトコルを経由して、端末Aの上位プロトコルあるい
はアプリケーションに送信する(手順S603)。
【0067】端末Aの上位プロトコルあるいはアプリケ
ーションは、応答に対するコマンドを下位プロトコルを
経由して端末Bに送信する(手順S604)。端末Bの
メッセージ獲得手段1は、端末Aから獲得したコマンド
と応答の組合せをメッセージ組み立て手段2に渡す(手
順S605)。
【0068】端末Bのメッセージ組み立て手段2は、複
数のコマンドと応答の組合せを一つのデータとして、下
位プロトコルを経由して端末Aの上位プロトコルあるい
はアプリケーションが本来送ろうとしていた端末か、ま
たは図8に示すような別の端末Aのメッセージ組み立て
手段2およびメッセージ提供手段3に対して送信される
(手順S606)。本実施の形態6における端末Aは、
一括送信によらず、端末Bを通さずにコマンド毎に直接
図8に示すような端末Bに送信することもできる。
【0069】以上説明した本実施の形態6によると、帯
域が広いところでは通常のやりとりを行ない、帯域の狭
いところではメッセージを一括送信することにより、メ
ッセージ送受信回数を削減することができる。
【0070】(実施の形態7)次に、図8を参照して、
図1に示すメッセージ送受信装置を基本とする、本発明
の実施の形態7におけるメッセージ送受信装置の動作と
してのメッセージ送受信方法を説明する。図8は本発明
の実施の形態7におけるメッセージ送受信装置の構成及
びそのメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージフ
ロー図である。本実施の形態7においては、上位プロト
コルあるいはアプリケーションは端末Bに置き、メッセ
ージ提供手段3及びメッセージ分解手段4は他の端末で
ある端末Aに置くようにしたメッセージ送受信方法につ
いて説明する。この場合、送信した別の端末である、例
えば図7の端末Bからのコマンドと応答の組合せを一つ
のデータとして図8の端末Aに受信する。
【0071】図8において、まず、端末Aのメッセージ
分解手段4は、例えば図7の端末Bのような別の端末の
メッセージ組み立て手段2から送信された、コマンドと
応答の組合せを含むデータを受信する(手順S70
1)。端末Aのメッセージ分解手段4は、受信したデー
タをコマンドと応答の組合せに分解し、メッセージ提供
手段3に渡す(手順S702)。端末Aのメッセージ提
供手段3は、本来の送信先の上位プロトコルあるいはア
プリケーションのある端末Bへコマンドを送信する(手
順S703)。
【0072】端末Bの上位プロトコルあるいはアプリケ
ーションは、コマンドに対する応答を端末Aのメッセー
ジ提供手段3へ送信する(手順S704)。端末Aのメ
ッセージ提供手段3は、端末Bからの応答が、コマンド
と応答の組合せにの応答と合致すれば、その応答に対す
るコマンドを選択する(手順S705)。端末Aのメッ
セージ提供手段3は、コマンドを端末Bの上位プロトコ
ルあるいはアプリケーションへ送信する(手順S70
6)。
【0073】端末Bの上位プロトコルあるいはアプリケ
ーションは、コマンドに対する応答を端末Aのメッセー
ジ提供手段3へ送信する(手順S707)。端末Aのメ
ッセージ提供手段3では、端末Bの上位プロトコルある
いはアプリケーションに対しそれ以上渡すコマンドがな
い場合は、その応答を手順S701でデータを送信して
きた元の端末へ送信する(手順S708)。
【0074】以上説明した本実施の形態7によると、帯
域が広いところでは通常のやりとりを行ない、帯域の狭
いところではメッセージを一括送信することにより、メ
ッセージ送受信回数を削減することができる。
【0075】(実施の形態8)次に、図9を参照して、
図1に示すメッセージ送受信装置を基本とする、本発明
の実施の形態8におけるメッセージ送受信装置の動作と
してのメッセージ送受信方法を説明する。図9は本発明
の実施の形態8におけるメッセージ送受信装置の構成及
びそのメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージフ
ロー図である。本実施の形態8においては、端末Aにメ
ッセージ獲得手段1とメッセージ提供手段3とを組み合
わせ配備した自動メッセージ送受信方法について説明す
る。
【0076】図9において、まず、端末Aのメッセージ
獲得手段1は、上位プロトコルあるいはアプリケーショ
ンから、コマンドを受信する(手順S801)。端末A
のメッセージ獲得手段1は、そのコマンドに対応する応
答を生成もしくは選択する(手順S802)。
【0077】端末Aのメッセージ獲得手段1は、応答を
上位プロトコルあるいはアプリケーションへ渡す(手順
S803)。端末Aのメッセージ獲得手段1は、上位プ
ロトコルあるいはアプリケーションから、コマンドを受
信する(手順S804)。端末Aのメッセージ獲得手段
1は、獲得したコマンドと応答の組合せをメッセージ提
供手段3へ渡す(手順S805)(手順S806)(手
順S807)。
【0078】端末Aのメッセージ提供手段3は、下位プ
ロトコルを経由して、端末Bの上位プロトコルあるいは
アプリケーションに対しコマンドを送信する(手順S8
08)。端末Bの上位プロトコルあるいはアプリケーシ
ョンは、コマンドに対する応答を端末Aのメッセージ提
供手段3に送信する(手順S809)。端末Aのメッセ
ージ提供手段3は、受信した応答とコマンドと応答の組
合せの応答とを比較して、一致した応答に対応するコマ
ンドを選択する(手順S810)。
【0079】端末Aのメッセージ提供手段3は、下位プ
ロトコルを経由して、端末Bの上位プロトコルあるいは
アプリケーションに対しコマンドを送信する(手順S8
11)。端末Bの上位プロトコルあるいはアプリケーシ
ョンは、送信されたコマンドに対する応答を端末Aのメ
ッセージ提供手段3に送信する(手順S812)。端末
Aのメッセージ提供手段3は、受信した応答がコマンド
と応答の組合せに存在しないものであった場合や、応答
に対応するコマンドがなかった場合には、コマンドの送
信を中止し、メッセージ獲得手段1に応答を送信する
(手順S813)。
【0080】以上説明した本実施の形態8によると、上
位プロトコルあるいはアプリケーションから独立して、
コマンドなどのメッセージを送受信することができる。
例えば、エンドユーザからのリアルタイムの操作を必要
としない自動問い合わせや、サーバ側に適用した場合の
自動応答などを実現することが出来る。
【0081】(実施の形態9)次に、図10を参照し
て、図1に示すメッセージ送受信装置を基本とする、本
発明の実施の形態9におけるメッセージ送受信装置の動
作としてのメッセージ送受信方法を説明する。図10は
本発明の実施の形態9におけるメッセージ送受信装置の
構成及びそのメッセージ送受信方法の流れを示すメッセ
ージフロー図である。本実施の形態9においては、端末
Aにデータ暗号化・データ圧縮手段を設け、端末Bにデ
ータ復号・データ伸長手段を設けるようにしたことによ
り、機密性が高く、データ転送効率の良いメッセージ送
受信方法について説明する。
【0082】図10において、まず、端末Aのメッセー
ジ獲得手段1は、コマンドと応答の組合せをメッセージ
組み立て手段2へ渡す(手順S901)。端末Aのメッ
セージ組み立て手段2は、コマンドと応答の組合せを1
つのデータに組み立てた後に、汎用的なデータ暗号化手
段を用いてデータを暗号化し、同様に汎用的なデータ圧
縮手段を用いてデータを圧縮する(手順S902)。
【0083】端末Aのメッセージ組み立て手段2は、暗
号化または圧縮したデータを、または暗号化および圧縮
したデータを、端末Bのメッセージ分解手段4に送信す
る(手順S903)。端末Bのメッセージ分解手段4
は、暗号化されたデータを復号処理し、圧縮されたデー
タを伸長処理して、コマンドと応答が組合わされたデー
タに復元する(手順S904)。端末Bのメッセージ分
解手段4は、復元されたデータをコマンドと応答に分解
してメッセージ提供手段3に渡す(手順S905)。
【0084】以上説明した本実施の形態9によると、コ
マンドと応答の組合せを1つのデータとして送信するデ
ータを暗号化し圧縮することにより、メッセージ送受信
回数を削減するとともに、機密性の高いメッセージの送
受信と、送受信データ量を抑制した効率的なメッセージ
の送受信を行なうことができる。
【0085】以上、本発明の実施の形態として、メッセ
ージ送受信装置及びそのメッセージ送受信方法について
説明したが、本発明によるメッセージ送受信装置及びそ
のメッセージ送受信方法は如何なるデータ端末及びサー
バ等にも適用することができ、また、LANおよびWA
Nをベースとした通信システムを構成するデータ端末に
適用することができる。
【0086】また、本発明のメッセージ送受信装置及び
そのメッセージ送受信方法は、主にハードウェアで実現
することもできるが、ソフトウェアで実現され、如何な
る通信プロトコル及びアプリケーションにも適用するこ
とができる。また、そのソフトウェアプログラムはF
D、CD−ROMは勿論、IC等の如何なる記録媒体に
でも記録して実施することができる。
【0087】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成され、特に
送信メッセージに対応する受信メッセージを想定して送
信メッセージと受信メッセージの組合せを作成し、1つ
のメッセージとして一括送信するようにしたことによ
り、小さなパケットを無くし、送信するパケットの量を
減少させて送受信の効率を上げ、サービス要求・応答に
かける時間を短くすることができる。
【0088】本発明は、上記のように構成され、特に送
信メッセージに対して受信メッセージが異なる複数のパ
ターンに分かれるような場合、最初に送信される送信メ
ッセージを幹として受信メッセージが枝分かれするよう
な木構造とし、メッセージ提供手段において、上位プロ
トコルまたはアプリケーションの応答に応じ木構造を辿
りながら送信メッセージを提供するようにしたことによ
り、複雑なメッセージの交換を必要とするプロトコルに
も対応でき、小さなパケットを無くし、送信パケットの
量を減少させて送受信の効率を上げ、サービス要求・応
答にかける時間を短くすることができる。
【0089】本発明は、上記のように構成され、特に相
手端末に想定した応答を通知せずに、送受信を行う両端
末とは別の中継端末により送受信を行う両端末から送信
された送受信メセージの組み合わせを比較して、各端末
において想定された送受信メッセージから合致するもの
を選択するようにしたことにより、コマンドに対する応
答が複数ある場合、その一部または全ての応答に対応す
る次のコマンドを想定するような、コマンドに対する応
答を一意に決められない場合でも、メッセージ送受信の
回数を削減して送受信の効率を上げ、サービス要求・応
答にかける時間を短くすることができるとともに、例え
ば、何らかの取り引きや、対戦型のゲームを行なう場
合、手の内を見せることなく、別の端末の応答メッセー
ジに対する対応を秘匿することができる。
【0090】本発明は、上記のように構成され、特に送
受信メッセージの組み合わせを獲得し、別の端末上の上
位プロトコルまたはアプリケーションに送信メッセージ
を提供して受信メッセージを取得し、取得した受信メッ
セージと自己端末で得られた受信メッセージとを比較し
て合致した場合に受信メッセージに対応する次のコマン
ドを取得するようにしたことにより、メッセージの自動
応答を行うことができるため、エンドユーザがリアルタ
イムなプロトコル制御から解放されるとともに、送信す
るパケットの量を減少させて送受信の効率を上げ、サー
ビス要求・応答にかける時間を短くすることができる。
【0091】本発明は、上記のように構成され、特に送
信メッセージの組み立てにおいて、データの圧縮、暗号
化を行い、受信メッセージの分解において、データの伸
長、復号化を行うようにしたことにより、送信データ量
を減少して、機密性が高い効率的なメッセージ送受信を
行なうことができるとともに、送信するパケットの量を
減少させて送受信の効率を上げ、サービス要求・応答に
かける時間を短くすることができるため、エンドユーザ
がより快適にインターネットやイントラネットを利用す
ることができる。
【0092】本発明は、上記のように構成され、特に送
信メッセージに対応する受信メッセージを想定して送信
メッセージと受信メッセージの組合せを作成し、1つの
メッセージとして一括送信するようにしたことにより、
小さなパケットを無くし、送信するパケットの量を減少
させて送受信の効率を上げ、サービス要求・応答にかけ
る時間を短くすることができるメッセージ送受信装置を
提供することができる。
【0093】本発明は、上記のように構成され、特に送
信メッセージに対応する受信メッセージを想定して送信
メッセージと受信メッセージの組合せを作成し、1つの
メッセージとして一括送信するようにしたことにより、
小さなパケットを無くし、送信するパケットの量を減少
させて送受信の効率を上げ、サービス要求・応答にかけ
る時間を短くするとともに、ネットワークのオーバヘッ
ドを軽減し、ネットワークのターンアラウンドを改善で
きる通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1乃至9の基本となるメッ
セージ送受信装置の構成を示すブロック図、
【図2】図1に示すメッセージ送受信装置の動作として
のメッセージ送受信方法の流れを示すメッセージフロー
図、
【図3】本発明の実施の形態2におけるメッセージ送受
信方法の流れを示すメッセージフロー図、
【図4】本発明の実施の形態3におけるメッセージ送受
信装置の構成及びそのメッセージ送受信方法の流れを示
すメッセージフロー図、
【図5】本発明の実施の形態4におけるメッセージ送受
信装置の構成及びそのメッセージ送受信方法の流れを示
すメッセージフロー図、
【図6】本発明の実施の形態5におけるメッセージ送受
信装置の構成及びそのメッセージ送受信方法の流れを示
すメッセージフロー図、
【図7】本発明の実施の形態6におけるメッセージ送受
信装置の構成及びそのメッセージ送受信方法の流れを示
すメッセージフロー図、
【図8】本発明の実施の形態7におけるメッセージ送受
信装置の構成及びそのメッセージ送受信方法の流れを示
すメッセージフロー図、
【図9】本発明の実施の形態8におけるメッセージ送受
信装置の構成及びそのメッセージ送受信方法の流れを示
すメッセージフロー図、
【図10】本発明の実施の形態9におけるメッセージ送
受信装置の構成及びそのメッセージ送受信方法の流れを
示すメッセージフロー図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C メッセージ獲得手段 2 メッセージ組み立て手段 3 メッセージ提供手段 4 メッセージ分解手段 5 メッセージ比較手段 6 プロトコルデータベース
フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA21 GB01 HA10 HA11 KA07 KA08 KF03 KH00 5K030 GA03 GA17 HA08 HC01 HC14 JA05 JL01 5K033 AA01 CC01 DA17 5K034 AA19 EE03 EE11 HH01 HH02 HH13 HH61 9A001 BB02 BB03 BB04 CC03 CC05 CC06 CC08 DD10 EE02 EE03 JJ03 JJ18 JJ19 JJ25 JJ27 KK56

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端末間やサーバと有線・無線通信を行うデ
    ータ通信において、端末Aが上位プロトコルまたはアプ
    リケーションとメッセージの交換を通して送信メッセー
    ジと受信メッセージの組合せを獲得し、前記獲得した送
    信メッセージと受信メッセージの組合せを下位プロトコ
    ルには1つのメッセージとして扱えるように組み立て、
    前記組み立てられたメッセージを端末Bに送り、端末B
    が前記組み立てられた送信メッセージと受信メッセージ
    を受信して上位プロトコルまたはアプリケーションに解
    釈可能なメッセージに分解し、分解されたメッセージを
    用いて対象となる上位プロトコルまたはアプリケーショ
    ンとメッセージを交換して応答を取得し、その応答に対
    応するメッセージを提供する各工程を備えることを特徴
    とするメッセージ送受信方法。
  2. 【請求項2】前記送信メッセージと受信メッセージの組
    合せを獲得する工程は様々なプロトコルを記述したデー
    タベースから要求するメッセージを獲得するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のメッセージ送受信方
    法。
  3. 【請求項3】前記送信メッセージと受信メッセージの組
    合せを獲得する工程は異なるいくつかの受信メッセージ
    を想定して送信メッセージとの組み合わせを獲得し、最
    初に送信される送信メッセージを幹とする受信メッセー
    ジに応じて枝分かれするような木構造として送信し、前
    記上位プロトコルまたはアプリケーションとメッセージ
    を交換して取得した応答に対応するメッセージを提供す
    る工程は上位プロトコルまたはアプリケーションの応答
    に応じて受信した前記木構造を辿りながら送信メッセー
    ジを提供するようにしたことを特徴とする請求項1また
    は2記載のメッセージ送受信方法。
  4. 【請求項4】データを送信し受信する対象の端末A及び
    端末Bとは別の中継端末において、前記送信し受信する
    両端末からそれぞれ送信された送信メッセージと受信メ
    ッセージの組み合わせを比較して、合致したものを送信
    メッセージと受信メッセージの組み合わせとして選択し
    前記端末A及び端末Bに供給する工程を含むことを特徴
    とする請求項1、2または3記載のメッセージ送受信方
    法。
  5. 【請求項5】前記両端末からそれぞれ送信された送信メ
    ッセージと受信メッセージの組み合わせを比較して選択
    する工程は、複数の端末から送信された送信メッセージ
    と受信メッセージの組み合わせを比較して、すべての端
    末において想定された送信メッセージと受信メッセージ
    の組み合わせが合致したものを選択するようにしたこと
    を特徴とする請求項4記載のメッセージ送受信方法。
  6. 【請求項6】前記上位プロトコルまたはアプリケーショ
    ンとメッセージの交換を通して送信メッセージと受信メ
    ッセージの組合せを獲得する工程は、別の端末の上位プ
    ロトコルまたはアプリケーションから送信メッセージを
    獲得するようにしたことを特徴とする請求項1または2
    記載のメッセージ送受信方法。
  7. 【請求項7】前記上位プロトコルまたはアプリケーショ
    ンとメッセージを交換して取得した応答に対応するメッ
    セージを提供する工程は別の端末の上位プロトコルまた
    はアプリケーションに対し送信メッセージを提供するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1または2記載のメッ
    セージ送受信方法。
  8. 【請求項8】前記上位プロトコルまたはアプリケーショ
    ンとメッセージを交換して取得した応答に対応するメッ
    セージを提供する工程が別の端末の上位プロトコルまた
    はアプリケーションに対し送信メッセージを提供して取
    得した受信メッセージと自己端末で得られた受信メッセ
    ージとを比較して合致した場合に対応する次のコマンド
    を取得することにより、メッセージを自動送信するよう
    にしたことを特徴とする請求項1または2記載のメッセ
    ージ送受信方法。
  9. 【請求項9】前記獲得したメッセージの組合せを下位プ
    ロトコルには1つのメッセージとして扱えるように組み
    立てる工程は、データの圧縮または暗号化を行うか、ま
    たはデータの圧縮及び暗号化を行い、前記送信メッセー
    ジと受信メッセージを受信して上位プロトコルまたはア
    プリケーションに解釈可能なメッセージに分解する工程
    はデータの伸長または復号を行うか、またはデータの伸
    長及び復号を行うことを特徴とする請求項1または2記
    載のメッセージ送受信方法。
  10. 【請求項10】端末間やサーバと有線・無線通信を行う
    データ通信において、端末Aが上位プロトコルまたはア
    プリケーションとメッセージの交換を通して送信メッセ
    ージと受信メッセージの組合せを獲得し、前記獲得した
    送信メッセージと受信メッセージの組合せを下位プロト
    コルには1つのメッセージとして扱えるように組み立
    て、前記組み立てられたメッセージを端末Bに送り、端
    末Bが前記組み立てられた送信メッセージと受信メッセ
    ージを受信して上位プロトコルまたはアプリケーション
    に解釈可能なメッセージに分解し、分解されたメッセー
    ジを用いて対象となる上位プロトコルまたはアプリケー
    ションとメッセージを交換して応答を取得し、その応答
    に対応するメッセージを提供する各工程からなるメッセ
    ージ送受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】端末間やサーバと有線・無線通信を行う
    データ通信において、上位プロトコルまたはアプリケー
    ションとメッセージの交換を通して送信メッセージと受
    信メッセージの組合せを獲得するメッセージ獲得手段
    と、前記獲得した送信メッセージと受信メッセージの組
    合せを下位プロトコルには1つのメッセージとして扱え
    るように組み立てるメッセージ組み立て手段と、組み立
    てられた送信メッセージと受信メッセージを受信して上
    位プロトコルまたはアプリケーションに解釈可能なメッ
    セージに分解するメッセージ分解手段と、分解されたメ
    ッセージを用いて対象となる上位プロトコルまたはアプ
    リケーションとメッセージを交換して応答を取得しその
    応答に対応するメッセージを提供するメッセージ提供手
    段とを備えることを特徴とするメッセージ送受信装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載のメッセージ送受信装
    置を備え、送信メッセージと受信メッセージとを組合わ
    せ、一括送信するようにしたことを特徴とする端末装
    置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の複数の端末装置とそ
    れに接続されたサーバとを備え、相互に有線・無線で通
    信するようにしたことを特徴とする通信システム。
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