JP2010541394A - ワイヤレス通信デバイスから送信された、束にされたメッセージの選択的レビュー - Google Patents

Abstract

ワイヤレス通信デバイスが、基地局のような、ワイヤレス通信ネットワーク上の他のコンピュータデバイスに送られるアクセスチャネル通信パケット中のメッセージを選択的に束にすることを可能にするシステム、方法、およびコンピュータデバイスが開示されている。典型的に、束にされたメッセージは、グループ通信通話のセットアップのような特定イベントへの応答のために、ワイヤレス通信デバイスに送られた要求に応答して送られる。束にされたメッセージをレビューし、要求されたリソースの利用可能性をチェックするためだけにリソースが消費されるように、アクセスチャネル通信パケットが、１つ以上の束にされたメッセージがその内にあることを示すデータを含むか否かを、受信コンピュータデバイスが決定する。
【選択図】 図１

Description

米国特許法第１１９条の優先権主張

本特許出願は、“ワイヤレス通信デバイスからの束にされたメッセージを選択的レビューするシステムおよび方法”と題する２００７年９月２４日に出願され、本発明の譲受人に譲渡され、参照によりここにすべて明確に組み込まれている仮出願６０／９７４，８４０号に対して優先権を主張する。

発明の背景

〔１．発明の分野〕
本発明は、ポイントからポイント、または、ポイントからマルチポイントへのワイヤレス通信システムに関する。さらに詳細に述べると、本発明は、ワイヤレス通信デバイスからの送信中に束ねられるメッセージを選択的にレビューするシステムおよび方法に関する。

〔２．関連技術の説明〕
一般的に、プッシュ・ツー・トーク”（ＰＴＴ）機能と呼ばれる、１つから１つ、または、１つから多数へのクイック通信を提供するワイヤレス電気通信サービスがある。通信ワイヤレスデバイスに対する受信デバイスの特定ＰＴＴグループは、通常、キャリアによってセットアップされる。ＰＴＴ通信接続は、典型的に、スピーカーとグループのそれぞれのメンバーデバイスとの間の半二重リンクを起動する、ワイヤレスデバイス上の単一ボタンプッシュによって開始され、いったんボタンが解放されると、デバイスは到来ＰＴＴ送信を受信することができる。いくつかの構成において、ＰＴＴスピーカーは、スピーカーが話をしている間、他のグループメンバーが話すことができない“発言権”を有する。いったんスピーカーがＰＴＴボタンを解放すると、グループの他の任意の個々のメンバーも自らのＰＴＴボタンを使用中にすることができ、自らの発言権を有する。

ＰＴＴ通信において、通話セットアップ時間を最小化することが望まれ、そうでなければ、待ち時間が通話を長引かせることがあり、または、１つ以上のターゲット移動体デバイスがＰＴＴ通話に対して利用可能なリソースを有していないとき、誤りの発言権許可を生じさせることがある。ＰＴＴシステムが既存のセルラーネットワークインフラストラクチャを利用する場合、標準トラフィックチャネルセットアップに基づく既存の通話シグナリング方法は、完全応答ＰＴＴ通信システムに対して遅すぎることが多い。

したがって、通信の時間的な感度がある場合に、ターゲットワイヤレス通信デバイスとのＰＴＴ通信セットアップを促進するシステムおよび方法を供給することが有益である。システムおよび方法は、複数のメッセージを、できる限り迅速に送ることができるべきであり、それにより、ワイヤレス通信デバイスまたは基地局のリソースを損なうことなく、ＰＴＴ通信セットアップを促進する。このように、本発明は、主として、ターゲットワイヤレス通信デバイスからの通信を促進するこのようなシステムおよび方法の提供に向けられている。

本発明の実施形態には、ワイヤレス通信デバイスが、リソースを要求するメッセージを選択的に束にし、アクセスチャネル通信パケット中でそれらを、基地局のような、ワイヤレス通信ネットワーク上の他のコンピュータデバイスに送ることを可能にするシステム、方法、およびコンピュータデバイスが含まれ、これは時間的な感度がある通信を助ける。典型的に、束にされたメッセージは、プッシュ・ツー・トーク通話のセットアップのような特定イベントへの応答のために、ワイヤレス通信デバイスに送られた要求に応答して送られる。束にされたメッセージをレビューし、要求されたリソースの利用可能性をチェックするために、リソースを利用する前に、アクセスチャネル通信パケットが、１つ以上の束にされたメッセージがその内にあることを示すデータを含むか否かを、受信コンピュータデバイスが決定する。

図１は、ワイヤレスネットワークを通して、グループ通信サーバおよび他のコンピュータデバイスと通信しているワイヤレス電気通信デバイスの指定されたＰＴＴグループを持つワイヤレスネットワークの代表的な図である。 図２は、ＰＴＴグループメンバーのワイヤレス電気通信デバイス間の通話をグループ通信サーバに制御させる、一般的なセルラー電気通信構成中のワイヤレスネットワークの１つの実施形態の代表的な図である。 図３は、ＰＴＴ機能を持つワイヤレス通信デバイスのコンピュータプラットフォームを図示する代表的なブロック図である。 図４は、到来ＰＴＴセットアップ要求に応答するターゲットワイヤレスデバイスに対する、変更された肯定応答パケットヘッダを持つ基地局制御装置の１つの実施形態の通話フロー図である。 図５Ａは、ターゲットワイヤレスデバイスから基地局制御装置へのリソースに対する要求と、アクセスチャネル通信パケットヘッダの変更の１つの実施形態のフローチャートである。図５Ｂは、図５Ａ中の基地局と対話するターゲットワイヤレス通信デバイスの１つの実施形態のフローチャートである。

発明の詳細な説明

この説明では、用語「通信デバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「ワイヤレス通話デバイス」、「ＰＴＴ通話デバイス」、「ハンドヘルドデバイス」、「移動体デバイス」、および「ハンドセット」は、区別なく使用される。用語「通話」と「通信」も同様に交換可能なように使用される。ここで使用される用語「アプリケーション」は、実行可能および非実行可能なソフトウェアファイル、生データ、集約データ、パッチ、ならびに、他のコードセグメントを含むことを意図している。用語「例示的」は、開示されるエレメントまたは実施形態は例示にすぎず、ユーザの何らかの好みを示すものではないことを意味している。さらに、この説明において、そうでないことが明記されていない限り、同一の数字は、いくつかの観点にわたって、同一のエレメントを言及し、冠詞「１つの」および「その」は、複数の言及を含む。

全体を通して、同一の数字が同一のエレメントを表している図面を参照すると、図１は、ワイヤレス電話機１４、スマートページャ１６、およびパーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）１８のような、ＰＴＴグループ１２中の１つ以上のワイヤレス電気通信デバイスに対するグループ通信サーバ３２と、ワイヤレスネットワーク２０を通して、他のワイヤレス電気通信デバイスとを持つシステム１０の実施形態を図示する。システム１０において、それぞれのワイヤレス電気通信デバイス１４、１６、１８は、ワイヤレスネットワーク２０を通して、複数のうちの１つ以上の他のワイヤレス電気通信デバイスのターゲットセットと、選択的に、直接通信することが可能である。例えば、移動体電話機１４に対するターゲットセットは、ページャ１６やＰＤＡ１８のような、通信グループ１２中のすべてのデバイス、または、それらのサブセットとすることができる。

この実施形態において、ワイヤレスネットワーク２０上にワイヤレスデバイスが存在すること、すなわち、アクセス可能であることを示すために、サーバサイドＬＡＮ３０上に存在し、サーバ３２としてここに示される、少なくともグループ通信コンピュータデバイスに対して、ワイヤレスネットワーク２０を通して、（移動体電話機１４のような）ワイヤレス電気通信デバイスがフラグを送る。グループ通信コンピュータデバイス３２は、第１のワイヤレス電気通信デバイスにより指定された１組のターゲットワイヤレス電気通信デバイスとこの情報を共有でき、あるいは、サーバサイドＬＡＮ３０上に存在する、または、ワイヤレスネットワーク２０を通してアクセス可能な、他のコンピュータデバイスともこれを共有することもできる。グループ通信コンピュータデバイス３２は、ワイヤレスデバイスのためにグループ識別データを記憶するために、付加された、または、アクセス可能なデータベース３４を有することができる。サーバサイドＬＡＮ３０上に、あるいは、ワイヤレスネットワーク２０を通して、または、一般的にインターネットを通して、存在するコンピュータコンポーネントの数は、制限されないことを理解すべきである。

ＰＴＴ通信のような直接通信は、通信ワイヤレス電気通信デバイス１４、１６、１８と、ターゲットセットの１つ以上の他のワイヤレス電気通信デバイスと間で、半二重チャネルを通して確立させることができる。また、ターゲットセットの少なくとも１つのワイヤレス電気通信デバイスが、グループ通信コンピュータデバイス３２に対して、ワイヤレスネットワーク２０上のそれらの存在を知らせている場合、グループ通信コンピュータデバイス３２は、ターゲットセットとの要求された直接通信をブリッジすることができる。

ターゲットセットのどの（または少なくとも１つの）ワイヤレス電気通信デバイスも、グループ通信コンピュータデバイス３２に対して、ワイヤレスネットワーク２０上でのそれらの存在を知らせていないときに、グループ通信コンピュータデバイス３２は、ワイヤレス電気通信デバイス１４、１６、１８に対して、ターゲットセット１２に対する直接通信をブリッジすることができないことを知らせることもできる。さらに、グループ通信コンピュータデバイス３２が、グループ識別データの付加されたデータベース３４を有しているとして示されているが、グループ通信コンピュータデバイス３２は、その上に存在するグループ識別データを有することができ、ここに記載されるすべての記憶機能を実施することができる。

概要として、少なくとも１つの（例えば移動体電話機１４のような）ターゲットワイヤレス通信デバイスとのグループ通信を確立するための要求を受け取るように構成されたグループ通信サーバ３２により、ワイヤレス通信ネットワーク２０を通して、システム１０は、グループ通信のためにワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８と選択的に通信し、グループ通信サーバ３２は、ワイヤレス通信ネットワーク２０を通して、少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイスに対して、到来グループ通信を示す要求を送る。グループ通信を確立するための要求をグループ通信サーバ３２から受信した少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイスから、アクセスチャネルを通して、（図２中の基地局制御装置６４のような）中間コンピュータデバイスはアクセスチャネル通信パケットを受信する。アクセス通信パケットは、少なくとも１つのワイヤレス通信デバイス１４へのグループ通信のためのリソースを示すメッセージのような、束にされたメッセージがパケット中に存在するか否かを示す。メッセージを束にすることにより、（基地局６０のような）他のコンピュータデバイスが、束にされたメッセージに対して、ワイヤレス通信デバイスから送られるすべてのメッセージを調べる必要なく、ワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８は到来通信を取り扱う能力を示すメッセージを迅速に送ることができる。

グループ通信は、音声、アプリケーション、ＪＰＥＧ、ＴＩＦ、およびこれらに類するものにおけるピクチャのようなグラフィック媒体、または、ＭＰ３、ＭＰ４、ＷＡＶ、およびこれらに類するもののようなオーディオファイルとすることができる。媒体は、マルチメディアアプリケーション（パワーポイント、ＭＯＶファイル、およびこれらに類するもの）のような、ストリーミング媒体とすることができる。また、グループ通信は、典型的に、通信グループ１２のメンバー間での半二重オーディオ会議である。

図２は、ＰＴＴシステム中のセットグループメンバー（デバイス７０、７２、７４、７６）のワイヤレス通信デバイス間の通信を制御する、一連のグループ通信コンピュータデバイス（グループ通信サーバ）３２を有する、一般的なセルラー電気通信構成中のワイヤレスネットワークの１つの実施形態の代表的な図である。ワイヤレスネットワークは単なる例示にすぎず、任意のシステムを含むことができ、これにより、遠隔モジュールが、相互間で、ならびに／あるいは、これらに限定されないが、ワイヤレスネットワークキャリアおよび／またはサーバを含む、ワイヤレスネットワーク２０のコンポーネント間で無線通信する。一連のグループ通信サーバ３２はグループ通信サーバＬＡＮ５０と接続されている。ワイヤレス電話機は、データサービスオプションを使用して、グループ通信サーバ３２からのパケットデータセッションを要求することができる。

グループ通信サーバ３２は、キャリアネットワーク５４に存在するようにここに示される、ＰＳＤＮ５２のようなワイヤレスサービスプロバイダのパケットデータサービスノード（ＰＤＳＮ）、および／または、ブロードキャストサービングノード５３と、接続されている。それぞれのＰＳＤＮ５２またはＢＳＮ５３は、パケット制御機能（ＰＣＦ）６２を通して、基地局６０の基地局制御装置６４とインターフェースすることができる。ＰＣＦ６２は典型的に基地局６０中に配置される。キャリアネットワーク５４は、（一般的にデータパケットの形態で）メッセージングサービス制御装置（“ＭＳＣ”）５８に送られるメッセージを制御する。キャリアネットワーク５４は、ネットワーク、インターネット、および／またはＰＯＴＳ（“プレインオーディナリ電話機システム”）により、ＭＳＣ５８と通信する。典型的に、キャリアネットワーク５４とＭＳＣ５８との間のネットワークまたはインターネット接続はデータを転送し、ＰＯＴＳは音声情報を転送する。ＭＳＣ５８は、１つ以上の基地局６０と接続することができる。キャリアネットワークと類似した方法で、ＭＳＣ５８は、典型的に、データ転送のためにネットワークおよび／またはインターネットにより、ならびに、音声情報のためにＰＯＴＳにより、（時として、“ブランチ・ツー・ソース”と呼ばれる）基地トランシーバー局（ＢＴＳ）６６に接続されている。ＢＴＳ６６は、最終的に、ショートメッセージングサービス（“ＳＭＳ”）または技術的に知られている他の無線による方法により、セルラー電話機７０、７２、７４、７６のようなワイヤレスデバイスにメッセージをブロードキャストし、および、ワイヤレスデバイスからワイヤレスにメッセージを受信する。キャリア境界および／またはＰＴＴオペレータネットワーク境界は、ここに記述したような、データの共有を抑制または禁止しないことを留意すべきである。

ワイヤレス電話機１４のようなセルラー電話機および移動体電気通信デバイスは、向上したコンピュータ処理能力を備えるように製造されており、パーソナルコンピュータおよびハンドヘルドＰＤＡと同等になってきている。これらの“スマート”セルラー電話機は、ソフトウェアデベロッパが、ワイヤレスデバイスのプロセッサ上にダウンロード可能およびワイヤレスデバイスのプロセッサ上で実行可能なソフトウェアアプリケーションを生成することを可能にする。セルラー電話機１４のようなワイヤレスデバイスは、ウェブページや、アプレットや、ＭＩＤレットや、ゲームや、データのような、多くのタイプのアプリケーションをダウンロードすることができる。通信グループ１２が指定されているワイヤレスデバイス（図１）では、ワイヤレス通信デバイスは、セットの他のメンバーと直接的に接続し、音声およびデータ通信にかかわることができる。しかしながら、このようなすべての直接的な通信は、グループ通信サーバ３２を通して、すなわち、グループ通信サーバ３２の制御のもとで生じる。デバイスのすべてのデータパケットは、必ずしも、グループ通信コンピュータデバイス３２自体を通して移動する必要はないが、グループ通信コンピュータデバイス３２は、最終的に通信を制御することが可能でなければならない。その理由は、グループ通信コンピュータデバイス３２が通信グループのメンバーの識別子を認識し、および／または、検索できる、あるいは、通信グループ１２のメンバーの識別子を別のコンピュータデバイスに向ける典型的に唯一のサーバサイド３０のコンポーネントであるからである。

図３は、デバイスのターゲットセット、すなわち、通信グループ１２の他のメンバーへの直接通信を開くＰＴＴボタン７８を持つ移動体電話機１４であるワイヤレス電気通信デバイスの１つの実施形態を図示しているブロック図である。ワイヤレスデバイス１４は、ワイヤレスデバイス１４のユーザに対するグラフィックディスプレイ８０を備えているようにも示されている。ワイヤレスデバイス１４は、コンピュータプラットフォーム８２を備えており、コンピュータプラットフォーム８２は、音声およびデータパケットを取り扱い、グループ通信を備えるために、ワイヤレスネットワーク２０を通して送信されたソフトウェアアプリケーションを受信して実行する。コンピュータプラットフォーム８２は、他のコンポーネントの中でも、とりわけ、特定用途向け集積回路（“ＡＳＩＣ”）８４、または、他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、プログラマブルゲートアレイ、または、他のデータ処理デバイスを含む。ＡＳＩＣ８４は、ワイヤレスデバイスの製造のときにインストールされ、通常、アップグレード可能ではない。ＡＳＩＣ８４または他のプロセッサは、存在するアプリケーション環境を含むアプリケーションプログラミングインターフェース（“ＡＰＩ”）レイヤ８６を実行し、ＡＳＩＣ８４上にロードされたオペレーティングシステムを含むことができる。存在するアプリケーション環境は、ワイヤレスデバイスのメモリ８８中の任意の存在するプログラムとインターフェースする。存在するアプリケーション環境の例は、ＱＵＡＬＣＯＭＭ（登録商標）によりワイヤレスデバイスプラットフォームのために開発された“ワイヤレス向けのバイナリ実行時環境”（ＢＲＥＷ）（登録商標）ソフトウェアである。

ここで示したように、ワイヤレスデバイスはグラフィックディスプレイ８０を備えた移動体電話機１４であってもよいが、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）や、グラフィックディスプレイ８０を持つページャといった、技術的に知られているようなコンピュータプラットフォーム８２を備えた何らかのワイヤレスデバイスとすることができ、または、ワイヤレス通信ポータルを有する、そうでなければネットワークまたはインターネットへのワイヤード接続を有してもよい独立したコンピュータプラットフォーム８２でさえあってもよい。さらに、メモリ８８は、リードオンリーメモリまたはランダムアクセスメモリ（ＲＡＭおよびＲＯＭ）、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、フラッシュカード（登録商標）、またはコンピュータプラットフォームに共通な何らかのメモリを含むことができる。コンピュータプラットフォーム８２は、メモリ８８中でアクティブに使用されていないソフトウェアアプリケーションの記憶装置のためのローカルデータベース９０も備えることができる。ローカルデータベース９０は、典型的に、１つ以上のフラッシュメモリセルから構成されるが、磁気媒体、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、光媒体、テープ、あるいは、ソフトまたはハードディスクのような、技術的に知られているような、任意の２次、３次の記憶デバイスとすることができる。

ワイヤレスデバイスのこの実施形態において、コンピュータプラットフォーム８２は、典型的に、ＰＴＴ通話における半二重音声通信のために、ワイヤレスデバイスから直接通信チャネルを開くことができる直接通信インターフェース９２をも備えている。直接通信インターフェース９２は、通常、ワイヤレスデバイスへ、または、ワイヤレスデバイスから送信される音声およびデータを伝える、ワイヤレスデバイスに対する標準通信インターフェースの一部とすることもできる。直接通信インターフェース９２は、典型的に、技術的に知られているようなハードウェアから構成されている。

システム１０は、基地局制御装置６４が、必要なときのみ、ターゲットワイヤレス通信デバイスからのアクセスチャネル通信パケット内の束にされたメッセージをサーチし、受信したときには、基地局制御装置６４は要求されたリソースの利用可能性をチェックするメカニズムを提供する。要求されたリソースが利用可能でない場合、基地局制御装置６４はアクセスチャネル通信パケットのＩＰヘッダの区別されたサービスのコードポイント（ＤＳＣＰ）に着目し、パケットをＰＤＳＮ５２に転送する。グループ通信サーバ３２は、通話要求パケットのＤＳＣＰ値を読み取り、値にしたがって適切なアクションをとる、すなわち、グループ通信に対してターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８は利用可能か否かを決定する。

ワイヤレス通信デバイス向けの“進化した最適化データ”（ＥＶ−ＤＯ）標準規格において、データ・オーバー・シグナリング（ＤＯＳ）メッセージは、アクセスチャネル（ＡＣ）または制御チャネル（ＣＣ）を通して、基地局と移動体電気通信デバイスとの間で、ショートアプリケーションパケットを配信するための伝送メカニズムとして規定されている。

１つの実施形態において、メッセージは短く、遅延に大変影響されやすいため、最初の通話セットアップ要求のときに、基地局制御装置６４は、ＤＯＳメッセージ中でカプセル化される要求をワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８に送ることができ、それを、ＡＣを通して、ワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８に送ることができる。このようなケースでは、ＤＯＳメッセージは、やがて来るＰＴＴ通話のためのリソースを要求する他のメッセージと束にされることが予想される。例えば、ＥＶ−ＤＯ標準規格中において、あるサービス品質（ＱｏＳ）要件でトラフィックチャネル（ＴＣＨ）リソースを要求するために、ワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８は、基地局に対する同一アクセスプローブ中に、“接続要求”メッセージおよび“要求による予約”メッセージと、ＤＯＳメッセージとを束にすることができる。別の例では、ワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８は、ブロードキャストチャネル（ＢＣＨ）リソースを要求するために、“ＢＣＭＣＳフロー登録”メッセージと、ＤＯＳメッセージとを束にすることができる。

１つの実施形態において、ＥＶ−ＤＯ標準規格中において規定されているような、アクセスチャネル通信パケットに対する既存のヘッダが使用される。特に、マルチフローパケットアプリケーション（ＭＦＰＡ）とエンハンスドマルチフローパケットアプリケーション（ＥＭＦＰＡ）ＤＯＳヘッダの双方とも、“リセット”フィールドを含む。標準規格にしたがうと、リセット動作は基地局制御装置６４のみにより開始することができるため、この１ビットフィールドは、移動体から始まるＤＯＳに対して常に０にセットされなければならない。ここで、ワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８は、アクセスチャネル通信パケットをＰＤＳＮ５２へ転送する前に、束にされたメッセージを読み取るように基地局制御装置６４に要求するために、このフィールドを１にセットする。基地局制御装置６４がＤＯＳメッセージをワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８から受け取ったとき、基地局制御装置６４は、初めにリセットフィールドを見て、束にされたメッセージを読み取る必要があるか否かを決定する。リセット＝０である場合、基地局制御装置６４は、単に、最終送信のために、ＰＤＳＮ５２に対するＤＯＳペイロードを、直接的または間接的に、グループ通信サーバ３２に転送する。リセット＝１である場合、基地局制御装置６４は束にされたメッセージをサーチし、要求されたリソースの利用可能性をチェックする。例えば、ＢＣＭＣＳフロー登録メッセージが束にされていた場合、基地局制御装置６４はブロードキャストチャネルリソースの利用可能性をチェックする。リソースが利用可能である場合、基地局制御装置６４は、ＤＳＣＰ値を変更せずに、単に、パケットをＰＤＳＮ５２に転送する。そうでない場合、基地局制御装置６４は、パケットのＩＰヘッダのＤＳＣＰ値を、要求されたリソースの利用不可能性を示す特定の値に変更する。基地局制御装置６４は、ＤＯＳペイロードをＰＤＳＮ５２へ転送し、最終的に、グループ通信サーバ３２に通知され、すなわち、グループ通信サーバ３２に送られる。

他の実施形態では、基地局制御装置６４は、ワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８からＤＯＳメッセージ受け取るときはいつもでも、束にされたメッセージをサーチすることができる。これは、リセットフィールドを使用して、束にされたメッセージの存在を示すようにワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８に要求しない。しかしながら、このケースでは、基地局制御装置６４は、ワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８から受け取ったすべてのＤＯＳメッセージに対して、束にされたメッセージの存在をチェックする必要がある。ＤＯＳメッセージの受信からある時間的距離内でメッセージが受信された場合、このメッセージがＤＯＳメッセージと束にされていることを、基地局制御装置６４は決定する。

図４は、通信グループメンバーのワイヤレス通信デバイス間の、ＰＴＴ通信およびグループ指向媒体送信の確立の１つの実施形態の通話フロー図である。ここではＰＴＴクライアント１３２である通信ワイヤレスデバイスは、ここではＰＴＴクライアント１３８として示されている、通信グループ１２のターゲットデバイスと直接ＰＴＴ通話を確立するように要求する。通話セットアップ要求は、例えば、ターゲットユーザアドレス、グループアプリケーションＩＤ、または、グループを確立するための要求を含むことができる。通話セットアップ要求はデータ・オーバー・シグナリング（ＤＯＳ）アクセスチャネルメッセージと共に送られてもよい。グループ通信サーバ（ＧＣＳ）１３４は、ターゲットの位置を見つけ出すことを含む、ＰＴＴ通話セットアップ機能を実行する。さらに、ＧＣＳ１３４は、含まれているグループ媒体データによってＰＴＴ通話が確立されていることをターゲットデバイス（ＰＴＴクライアント１３８）に通知する。

ターゲットＰＴＴクライアント１３８は、到来通話アナウンスを受け取り、ＰＴＴ通話に参加するために利用可能なリソースを有していることを確認する。先に記述された実施形態において示したように、アクセスチャネル通信パケットのヘッダの修正により、リソースが利用可能または利用不可能であることを示す肯定応答を、ターゲットＰＴＴクライアント１３８はＧＣＳ１３４に送る。ここでは、例示の目的のために、ターゲットＰＴＴクライアント１３８が利用可能なリソースを有していると仮定されている。いったんアクセスチャネル通信パケットがターゲットＰＴＴクライアント１３８から受信されると、ＢＳＣ１３６は、その中の束にされたメッセージの調査が保証されているかを確かめるために、ヘッダをレビューし、そうでない場合に、ＧＣＳ１３４にメッセージを転送する前に、通話受諾メッセージのＩＰヘッダ中のＤＳＣＰに着目する。ＧＣＳ１３４は、ターゲットデバイスが利用可能であるか否かを決定し、そうであれば、発言権許可を発信ＰＴＴクライアント１３２に送り、発言権許可は、通話が確立されており、ＰＴＴクライアント１３２が（多くの場合、デバイスのユーザに可聴な “ビープ”と共に）話し始めることができることを示している。そして、ＧＣＳ１３４はＰＴＴ通信を取り扱い、ＰＴＴ通信をターゲットデバイス（ＰＴＴクライアント１３８）に送る。

図５Ａは、リソースが利用不可能だった場合の、基地局６０からターゲットワイヤレスデバイス１４、１６、１８へのリソースに対する要求、および、アクセスチャネル通信パケットヘッダの変更の１つの実施形態のフローチャートであり、図５Ｂは、図５Ａ中の基地局６０と対話するターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８の１つの実施形態のフローチャートである。ステップ１４０において示されているように、基地局６０は、ターゲットワイヤレスデバイス１４、１６、１８に対するＰＴＴ通信をセットアップするための要求をグループ通信サーバ３２から受け取り、その後、ステップ１４２に示されているように、要求をターゲットワイヤレスデバイス１４、１６、１８に送って、ワイヤレス通信デバイスに到来ＰＴＴ通話を通知し、ＰＴＴ通話を取り扱うために、デバイスがそのステータスを肯定応答するように要求する。基地局６０は、決定１４４で示されているように、ターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８からの応答を受け取るために、ＤＯＳパケット待つ。そして、決定１４４で示されているように、ターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８が要求に応答したか否かについて決定が行われる。

図５Ｂに示されているように、ターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８では、ステップ１４６に示されているように、ＰＴＴ通信のセットアップを示す要求が受け取られ、決定１４８に示されているように、応答を発生させるために、束にされたメッセージが必要であるか否かについて決定が行われる。決定１４８において、束にされたメッセージが必要である場合、アクセスチャネル通信パケットヘッダは、先に記述したリセットビットの変更のように、ステップ１５０で示されているように、束にされたメッセージが存在することと、パケットが基地局６０に送られることとを示すように変更される。そうでなければ、決定１４８において、束にされたメッセージを送る必要がない場合、ステップ１５２で示すように、ターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８は、束にされたメッセージがないことを示すアクセスチャネル通信パケットを基地局６０に送る。

ターゲットワイヤレスデバイス１４、１６、１８からの応答を待っている、決定１４４で待機状態にある基地局６０では、決定１４４においていったんアクセスチャネル通信パケットが受け取られると、決定１５４で示されているように、束にされたメッセージがアクセスチャネル通信パケット中に存在するか否かについて決定が行われる。１つの実施形態において、この決定は、リセットビットがターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８によってフリップされて、パケット内のメッセージが調査されるべきであることと、ＰＴＴに対するリソースがおそらく利用可能でないこととが示される場合に、アクセスチャネル通信パケットのヘッダデータがセットされているかを調べることである。決定１５４において束にされたメッセージが存在する場合、ステップ１５６で示されているように、メッセージに対してアクセスチャネル通信パケットがサーチされる。決定１５４において、束にされたメッセージが示されない場合、ターゲットワイヤレス通信デバイスからの適切な肯定応答が最終的にグループ通信サーバ３２へ送られる。本システム中では、他のコンピュータデバイス、および、グループ通信サーバ３２に対する基地局６０からのパケットまたはメッセージの他の経路を使用できることに留意すべきである。１つの実施形態において、ターゲットワイヤレスデバイス１４、１６、１８のリソースが利用可能である場合、ターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８がＰＴＴ通信に対して準備できているという肯定応答がグループ通信サーバ３２へ送られる。ここで、通知がグループ通信サーバ３２へ送られることが好ましく、それにより、発信ワイヤレス通信デバイスに対して発言権が許可される。

したがって、１つの実施形態において、システム１０は、そのヘッダを含むアクセルチャネル通信パケットを使用することにより、ターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８から送られるメッセージを束にする発明の方法を提供することが認識することができる。基地局６０のようなコンピュータデバイスは、グループ通信サーバ３２からのＰＴＴ通話のような、ワイヤレスコンピュータデバイス１４、１６、１７に通信するための要求を受け取る。ワイヤレス通信ネットワーク２０上のアクセスチャネルを通して、少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８から、パケット内の束にされたメッセージの存在を示しているアクセス通信パケットを送り、（基地局６０のような）他のコンピュータデバイスにおいてアクセスチャネル通信パケットを受け取る。アクセスチャネル通信パケット中のデータが、束にされたメッセージの存在を示す場合、他のコンピュータデバイスは、束にされたメッセージについてパケットを調べる。

１つの実施形態において、グループ通信を送ることは、半二重音声通信ブロードキャストチャネルを確立することである。アクセスチャネル通信パケットが、複数のシグナリングビットを含むヘッダを含む場合、方法は、束にされたメッセージの存在を示すために、シグナリングビットのうちの１つ以上のビットを変化させることを含むことができる。さらに、ワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８はアクセスチャネル通信パケットを基地局６０に送ることができる。方法は、少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８に対するリソースが利用可能でない場合に、グループ通信サーバ３２がグループ通信を許可しないことを含むことができる。代わりに、グループ通信サーバ３２は、少なくとも１つのターゲットへのグループ通信のためのリソースが利用可能でない表示を選択的に無視し、グループ通信を許可することができる。

さらに、リソースが利用可能であるか否かについての決定は、グループ通信のための、少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８へのトラフィックチャネルの確立が可能か否かを決定することとすることができる。中間コンピュータデバイスは、少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８への制御チャネルを通して、到来グループ通話を示す要求を少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイス１４、１６、１８に送ることができる。１つの実施形態において、中間コンピュータデバイスは、トラフィックチャネルに対してリソースが利用可能であるか否かを決定することができる。

移動体デバイスまたは他のコンピュータプラットフォーム上で実行可能な方法を考慮すると、方法は、それゆえ、コンピュータ読取可能媒体に常駐プログラムによって実行される。プログラムは、コンピュータプラットフォームを持つ移動体デバイスまたは他のコンピュータデバイスに対して方法のステップを実行するように指示する。コンピュータ読取可能媒体は、サーバのメモリであってもよく、または接続可能なデータベース中に存在していてもよい。さらに、磁気ディスクまたはテープ、光ディスク、ハードディスク、フラッシュメモリ、あるいは技術的に知られている他の記憶媒体のような、ワイヤレス通信デバイスコンピュータプラットフォーム上にロード可能な第２の記憶媒体中に、コンピュータ読取可能媒体は存在することができる。

１つ以上の例示的な実施形態として、記述した方法は、ハードウェアで、ソフトウェアで、ファームウェアで、または、これらの任意の組み合わせたもので実現されてもよい。ソフトウェアで実現された場合、機能は、１つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ読取可能媒体上に記憶されてもよく、あるいは、１つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ読取可能媒体上に送信されてもよい。コンピュータ読取可能媒体は、１つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する何らか媒体を含むコンピュータ記憶媒体および通信媒体の双方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる何らかの利用可能な媒体であってもよい。例示によると、このようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭまたは他の光ディスク記憶デバイス、磁気ディスク記憶または他の磁気記憶デバイス、あるいはコンピュータによってアクセスできる命令またはデータ構成の形態で所望のプログラムコードを伝送または記憶するために使用できる他の何らかの媒体を含んでいてもよいが、これらに限定されない。また、あらゆる接続は、コンピュータ読み取り可能媒体と適切に呼ばれている。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、あるいは同軸ケーブルや、ファイバ光ケーブルや、撚り対や、デジタル加入者線（ＤＳＬ）、あるいは赤外線、無線、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用している他の遠隔ソースから送信された場合、同軸ケーブル、ファイバ光ケーブル、撚り対、ＤＳＬ、あるいは赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここで使用したようなディスク（ｄｉｓｋおよびｄｉｓｃ）は、コンパクトディスク（ＣＤ）、レーザディスク、光ディスク、デジタル汎用ディスク（ＤＶＤ）、フロッピ（登録商標）ディスク、ブルーレイディスクを含んでいてもよいが、一般的に、ディスク（ｄｉｓｋ）は、データを磁気的に再生する一方で、ディスク（ｄｉｓｃ）はデータをレーザによって光学的に再生する。先のものを組み合わせたものもまた、コンピュータ読み取り可能媒体の範囲内に含められるべきである。

これらの好ましい実施形態に関連して、本発明を詳しく示し、説明しているが、特許請求の範囲に記載されている本発明の範囲を逸脱することなく、形態におけるさまざまな変更および細部にわたる変更ができることを、当業者は理解するであろう。さらに、本発明の構成要素は単数形で記述され、特許請求の範囲に記載されているが、単数形に対する限定が明示的に示されない限り、複数形を意図している。

Claims (27)

1. 束にされたメッセージについて、ワイヤレス通信デバイスからのアクセスチャネル通信パケットを選択的にレビューする方法において、
   ワイヤレス通信ネットワークを通して、少なくとも１つのワイヤレス通信デバイスに、前記ワイヤレス通信デバイスが応答するように要求を送信することと、
   前記ワイヤレス通信ネットワーク上のアクセスチャネルを通して、前記少なくとも１つのワイヤレス通信デバイスから、アクセスチャネル通信パケットで肯定応答メッセージを送ることと、
   前記アクセスチャネル通信パケットを受信することと、
   前記アクセスチャネル通信パケットが、リソースを要求する１つ以上のメッセージで束にされているか否かを決定することと、
   前記アクセスチャネル通信パケット中のデータが１つ以上の束にされたメッセージで束にされている場合、
   前記１つ以上の束にされたメッセージをレビューすることと、
   前記要求されたリソースの利用可能性をチェックすることと、
   前記リソースの利用可能性を示すこととを含み、
   前記アクセスチャネル通信パケットは１つ以上の束にされたメッセージを選択的に含む方法。
2. 前記肯定応答メッセージのヘッダを変化させることによって、前記リソースの利用可能性を示すことをさらに含む請求項１記載の方法。
3. 前記少なくとも１つのワイヤレス通信デバイスへの要求が、前記ワイレス通信デバイスへのグループ通信をセットアップするためのグループ通信サーバからの要求であり、
   グループ通信を確立するために、グループ通信サーバにおいて、前記少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信からの応答を受信することをさらに含む請求項１記載の方法。
4. グループ通信を確立することが、半二重音声通信ブロードキャストチャネルを確立することである請求項３記載の方法。
5. 前記アクセスチャネル通信パケットが複数のシグナリングビットを有するヘッダを含み、
   前記アクセスチャネル通信パケット内の束にされたメッセージの存在を示すために、ヘッダ内の１つ以上のシグナルビットを変化させることをさらに含み、
   １つ以上の束にされたメッセージがその内にあることを示すデータを前記アクセスチャネル通信パケットが含むか否かを決定することが、シグナルビットのうちの１つ以上のビットが変化させられているか否かを決定することである請求項１記載の方法。
6. 前記アクセスチャネル通信パケットが、リソースを要求する１つ以上のメッセージで束にされているか否かを決定することが、前記アクセル通信パケットの受信からある時間的距離内で受信された、リソースを要求するメッセージをサーチすることによってなされる請求項１記載の方法。
7. 前記アクセスチャネル通信パケットを受信することが、前記アクセスチャネル通信パケットを基地局において受信することである請求項１記載の方法。
8. 前記グループ通信サーバが、前記少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイスに対するリソースが利用可能であるか否かを決定することをさらに含む請求項３記載の方法。
9. 前記グループ通信サーバが、前記少なくとも１つのターゲットへのグループ通信に対してリソースが利用不可能であるという表示を選択的に無視し、前記グループ通信を許可することをさらに含む請求項３記載の方法。
10. 前記アクセスチャネル通信パケット中の束にされたメッセージが、ブロードキャストチャネルに対してリソースが利用可能かを示すことをさらに含む請求項１記載の方法。
11. １つ以上の束にされたメッセージがその内にあることを示すデータを前記アクセスチャネル通信パケットが含むか否かを決定することが、前記アクセスチャネル通信パケットのヘッダ中の１つ以上のシグナリングビットが変化させられているか否かを基地局が決定する請求項５記載の方法。
12. 前記シグナリングビットが、前記アクセスチャネル通信パケットのヘッダであり、ＤＯＳヘッダ中のリセットビットである請求項１１記載の方法。
13. 前記肯定応答メッセージのヘッダを変化させることが、前記肯定応答メッセージのインターネットプロトコル（ＩＰ）ヘッダの区別されたサービスのコードポイント値（ＤＳＣＰ）を変化させることを含む請求項２記載の方法。
14. ワイヤレス通信デバイスから送られた束にされたメッセージを潜在的に含むアクセスチャネル通信パケットを選択的にレビューするシステムにおいて、
    ワイヤレス通信ネットワーク上で、アクセスチャネルを通して、他のコンピュータデバイスにアクセスチャネル通信パケットを送る少なくとも１つのワイヤレス通信デバイスと、
    アクセスチャネルを通して、前記少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイスから、前記アクセスチャネル通信パケットを受信するコンピュータデバイスとを具備し、
    前記アクセスチャネル通信パケットは、リソースを要求する１つ以上の束にされたメッセージをその内に選択的に含み、
    前記中間コンピュータデバイスは、前記アクセスチャネル通信パケットが、リソースを要求する１つ以上のメッセージで束にされているか否かを決定し、１つ以上の束にされたメッセージが存在する場合、前記１つ以上の束にされたメッセージをレビューし、前記要求されたリソースの利用可能性をチェックし、前記リソースの利用可能性を示すようにさらに構成されているシステム。
15. 少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイスとのグループ通信サーバを確立するように構成されているグループ通信サーバをさらに具備し、
    前記グループ通信サーバが、前記ワイヤレス通信ネットワークを通して、前記少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイスに対して、到来グループ通信を示す要求を送るようにさらに構成されている請求項１４記載のシステム。
16. 前記少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイスが、リソースを要求する束にされたメッセージが前記アクセスチャネル通信パケット内に存在することを示すために、前記アクセスチャネル通信パケットのヘッダ中の１つ以上のシグナリングビットを変化させるように構成されている請求項１４記載のシステム。
17. 前記コンピュータデバイスが、前記アクセスチャネル通信パケットのヘッダ中の１つ以上のシグナリングビットが変化させられているか否かを決定するように構成されている基地局である請求項１６記載のシステム。
18. ワイヤレス通信デバイスにおいて、
    ワイヤレス通信ネットワーク上で、アクセスチャネルを通して、他のコンピュータデバイスにアクセスチャネル通信パケットを送る手段を具備し、
    前記アクセスチャネル通信パケットが、受信するコンピュータデバイスによるレビューのために、リソースを要求する１つ以上の束にされたメッセージをその内に選択的に含むワイヤレス通信デバイス。
19. 前記アクセスチャネル通信パケットを基地局に送る手段をさらに具備する請求項１８記載のデバイス。
20. 前記１つ以上の束にされたメッセージが、グループ通信要求に応答して、前記ワイヤレス通信デバイスにより発生される請求項１８記載のデバイス。
21. 前記アクセスチャネル通信パケットを、アクセスチャネルを通して送った後に、グループ通信を受信する手段をさらに具備する請求項１８記載のデバイス。
22. 無線リソースを要求する手段をさらに具備する請求項１８記載のデバイス。
23. コンピュータデバイスにおいて、
    リソースを要求する束にされたメッセージについて、通信中のワイヤレス通信デバイスからのアクセスチャネル通信パケットを選択的にレビューする手段と、
    ワイヤレス通信ネットワークを通して、少なくとも１つのワイヤレス通信デバイスに、前記ワイヤレス通信デバイスが応答するように要求を送信する手段と、
    前記ワイヤレス通信ネットワーク上のアクセスチャネルを通して、前記少なくとも１つのワイヤレス通信デバイスからのアクセスチャネル通信パケットを受信する手段と、
    前記アクセスチャネル通信パケットが、リソースを要求する１つ以上のメッセージで束にされているか否かを決定する手段と、
    前記アクセスチャネル通信パケット中のデータが１つ以上のメッセージで束にされている場合、前記１つ以上の束にされたメッセージをレビューし、前記要求されたリソースの利用可能性をチェックし、前記リソースの利用可能性を示す手段とを具備し、
    前記アクセスチャネル通信パケットはリソースを要求する１つ以上の束にされたメッセージを選択的に含むコンピュータデバイス。
24. グループ通信サーバからグループ通信要求を受信する手段と、
    前記少なくとも１つのターゲットワイヤレス通信デバイスに前記グループ通信要求を送る手段とをさらに具備する請求項２３記載のデバイス。
25. 前記アクセスチャネル通信パケットが、前記アクセスチャネル通信パケット内の束にされたメッセージの存在を示す複数のシグナリングビットを含むヘッダを含み、
    前記決定する手段は、シグナリングビットのうちの１つ以上のビットのステータスに基づいて、前記アクセスチャネル通信パケットが、１つ以上の束にされたメッセージをその内に含んでいるか否かを決定する請求項２３記載のデバイス。
26. 前記決定する手段が、前記アクセス通信パケットの受信からある時間距離内で受信された、リソースを要求するメッセージをサーチする請求項２５記載のデバイス。
27. 機械によって実行されるとき、前記機械に動作を行わせる命令を含むコンピュータ読取可能媒体において、
    前記命令は、
    ワイヤレス通信ネットワークを通して、前記少なくとも１つのワイヤレス通信デバイスに、前記ワイヤレス通信デバイスが応答するように要求を送るための１組の命令と、
    前記ワイヤレス通信ネットワーク上のアクセスチャネルを通して、前記少なくとも１つのワイヤレス通信デバイスから送られたアクセスチャネル通信パケットを受信するための１組の命令と、
    前記アクセスチャンネル通信パケットがリソースを要求する１つ以上のメッセージで束にされているか否かを決定するための１組命令と、
    前記アクセスチャネル通信パケット中のデータが１つ以上のメッセージで束にされている場合、前記１つ以上の束にされたメッセージをレビューし、前記要求されたリソースの利用可能性をチェックし、前記リソースの利用可能性を示すための１組の命令とを含み、
    前記アクセスチャネル通信パケットは、１つ以上の束にされたメッセージを選択的にその内に含むコンピュータ読取可能媒体。

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