JP2017183259A - 照明補助器具 - Google Patents

Abstract

【課題】デザインを簡単かつ自在に変更可能で、調光も可能なランプシェードが求められている。
【解決手段】各種の光源を傘で覆い、傘の骨に相当する部分をおねじにすると共に、多種多様な意匠を有するナットを回転自在に装置する。
【選択図】図１

Description

本発明は、各種光源の近傍に装置し、光の装飾や調光を行う、ランプシェードに関する。

既存のランプシェードは、竹・木材・針金などで作られた骨組みに、和紙や樹脂を貼って光源に被せ、眩しさを緩和したり、光を柔らかく拡散する機能を有しているが、基本的に固定式であり、その日の気分や用途に応じて自在に調光することができなかった。

無し。

ランプシェードは、光源によって物を照らす機能よりも、光を拡散・調光し、また見た目の意匠による装飾を目的として使用される。そこで本発明は、ボルトとナットを活用する事により、以下の課題を全て簡単に解決する。
１、光源から発する光を、自在に調光し、拡散し、色を付け、装飾すること。
２、ランプシェードのデザインや調光具合を自在に変更可能とする。
３、機能やデザインの変更を廉価に行う。
４、既存の照明器具の調光も可能とする。
５、窓に取り付け、太陽光も調光可能とする。
６、既存技術には存在しない、特殊かつ斬新な意匠とする。
７、床置き・天井からの吊り下げ・壁賭けなど、各種照明器具に対応可能とする。
８、斬新なメッセージボードとして、宣伝効果が期待できるものとする。

課題を解決する為には、本発明の請求項１から請求項４のいずれかに記載された構成を１つ、又は複数選択して採用する。その内容は、概略、以下の構成を指す。
１、傘状ランプシェードの骨に相当する部分を、長いボルトとする。
２、各ボルトに、１個又は複数個のナットを、回転移動自在に取り付ける。
３、ナットには、反射率の高い表面処理を施す、又は透明着色樹脂とする。
尚、本発明は、締結に用いられるおねじとめねじを、全く異なる構成に活用し、新規の機能を得るものであり、特願２０１２−２０８８２２（ブロック玩具）の改良特許である。

本発明の、請求項１から請求項４のいずれかに記載された構成を１つ又は複数採用すれば、意匠を自在変更可能で、調光も可能な、極めて高機能で新規性の高いランプシェードを得る事ができる。

本発明のランプシェードの、一例を示す。

以下の様に装置する。
１、傘状ランプシェードの骨に相当する部分を、長いボルトとする。
２、各ボルトに、１個又は複数個のナットを、回転移動自在に取り付ける。
３、ナットには、反射率の高い表面処理を施す、又は透明着色樹脂とする。

本発明を実施し、課題を解決する為の形態や構成は、請求項１から請求項４に詳述された通りであり、そのいずれか、又はいずれか複数を選択すれば良い。その一例として、図を使用して説明する。

図１は、本発明の照明補助器具を傘状のランプシェードに利用した状態を表している。光源１の近傍に、周囲を囲む様にボルト２が配置され、各ボルトは、上部の環状保持具４と下部の環状保持具５に、着脱自在に嵌め込まれている。以上の様に構成された傘状のランプシェードは、固定部材６で支柱７に取り付けられ、支柱は台座８に固定されている。

各ボルトに回転移動自在に取り付けられたナット３は、それぞれ異なる意匠や形態を有し、反射率の高い表面処理を施したり、表面に多数の面取りを施したり、着色透明樹脂にするなど、請求項２に記載されたものとする。

以上の構成によれば、ナットを交換する事により、光源からの光を反射・屈折・着色・拡散・調光が可能となり、今まで存在しなかった画期的なランプシェードを広く一般に普及することができる。
具体的には、ボルトを多数装置して間隔を狭くすれば、遮光が可能で、ボルトを間引きして間隔を広くすれば明るさが増す。また、着色透明樹脂製のナットを隙間無く多数配置すれば、着色された柔らかい光を得る事が可能で、反射率の高い多面体のナットを使用すれば光の乱反射によって豪華な照明器具となる。

また、図１の形態を上下反転させて天井から吊り下げれば、豪華なシャンデリアとなり、請求項３に記載の様に、盆形状に利用すれば、前衛的な光る生け花にもなり、既存の照明器具を調光する衝立にもなる。さらに請求項４に記載の様に、ステンドグラスやすだれにも活用可能であり、ナットの配置で文字や記号をデザインすれば、光るメッセージボードとして高い宣伝効果も期待できる。
以上述べた通り、極めて利便性が高く、高機能で新規性抜群の照明補助器具が得られる。

本発明の、請求項１から請求項４の、いずれかに記載された構成を、１つ又は複数選択して採用すれば、前述の課題を全て解決し、斬新で高機能な照明補助器具を、廉価で市場に普及させることができる。

１、光源（発光ダイオードや白熱電球など）
２、ボルト
３、ナット
４、上部の環状保持具
５、下部の環状保持具
６、保持具を支柱に固定する部材
７、光源の支柱
８、台座

Claims (4)

1. 光源の近傍に、おねじを設けた棒状部材、又はボルトを装置し、その上に、１個又は複数のナットを、回転移動自在に嵌合させ、ナット表面の反射及びナット内部の屈折により、光源から出る光を、拡散・収束・遮光・着色・調光することを特徴とする、照明補助器具。尚、おねじを設けた棒状部材、又はボルトを総称して、以下、ボルトと記す。
2. 以下のいずれか、又は以下のいずれか複数の特徴を有する、請求項１に記載の照明補助器具。
   １、ナットに設けためねじと、ボルトのねじピッチは同一とし、かつ、ＪＩＳなどの工業規格に合致しない、リードの大きなねじとする事により、市販のナットを取り付け不能とした。
   ２、ボルト及びナットは、金属製、又は樹脂製とし、光を反射する表面処理を施した、又は光を吸収する表面処理を施した。
   ３、ボルト及びナットの、両方又は一方を、透明樹脂製とした。尚、透明樹脂は、着色した樹脂や半透明の樹脂も含む。
   ４、ナットの表面に複数の面取りを設けた、又はダイヤモンドカットを施した。
   ５、ナットを、動物・木の実・星・各種キャラクターなどの意匠形状とした。尚、布・ゴム・粘土・樹脂・紙・木・竹・草のいずれかで作成された意匠形状体の内部に、金属製又は樹脂製のナットを装置した構成も含む。
   ６、ねじを、多重リードを有するねじとした。
   ７、ボルトとナットの嵌合隙間の範囲内で、ボルトを曲げた。即ち、ナットがスムーズに回転可能な範囲で、ボルトを湾曲させた。
   ８、ナットの内部に、電池とランプを装置した。
   ９、ボルトに通電し、ナットの内部に設けたランプに給電可能に装置した。
   １０、上記３の構成において、透明又は半透明の樹脂に、金属片又は金属の粒子を混入した。
3. 以下のいずれかの構成により、ボルトを光源の近傍に装置した事を特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の照明補助器具。尚、光源は、燃焼による炎・発光ダイオード・白熱電球・レーザー・冷陰極蛍光管・蛍光灯・アーク放電灯・の、いずれかを指し、光源は、床置き・スタンド上に設置・壁に取り付け・天井からの吊り下げ・張られた電線からの吊り下げ・電源への直付け・電線の途中に複数個を並列配置のいずれかによって装置する。
   １、光源を覆う円錐形状、又は円錐台形状の傘を装置し、傘の骨に相当する部分をボルトとした。尚、傘の上部と下部に、略円環状の保持具を装置し、上下の円環を複数のボルトで連結した構成も含む。
   ２、上記１の構成において、円環状の保持具と骨によって構成される立体形状を、円筒形状、角錐形状、角錐台形状、直方体形状、球形状、長球形状、長円筒形状のいずれかとした。尚、ボルトと保持具を、嵌め込み、又はねじ込み、又は挿入によって着脱自在に装置した構成や、立体形状全体を、反転・回転・傾斜・変形させた構成も含む。
   ３、長方形又は正方形の枠体に、嵌め込み又はねじ込みによって、同じ長さの複数のボルトを着脱自在に構成し、光源の近傍に装置した。
   ４、円環又は楕円環又は長円環の枠体に、嵌め込み又はねじ込みによって、長さの異なる複数のボルトを着脱自在に構成し、光源の近傍に装置した。
   ５、所定の厚さと形状を有する平板に、複数のめねじを設け、長さの異なる複数のボルトを立てる事が可能に構成した。尚、平板に設けるめねじの角度は、垂直又は垂直から３０度の範囲とし、この平板を光源の近傍に配置する、又は平板上に光源を装置した。
   ６、上記５の構成における平板を、所定の立体形状を有する台座とした。
   ７、上記５の構成における平板を、皿形状又は盆形状とし、複数のナットを取り付けた長さの異なるボルトを、様々な傾斜で配置する事により、生け花の要素を取り入れた照明器具とした。
   ８、上記５の構成における平板を、細長い板とし、めねじを１列に配置する事によって、立てたボルトが衝立となる様に構成した。即ち、既存の照明器具の近傍に置く事で、光の拡散や調光効果が得られる構成とした。尚、細長い板には、衝立の転倒を防ぐ足を設けた構成も含む。
   ９、上記１の構成における光源を、配線の途中にランプを複数並列配置したサーモスタット付きのイルミネーションランプとし、傘の骨に巻き付け、ナットをクリスマス用の意匠形状にする事により、傘全体をクリスマスツリーとした。
   １０、上記１又は２に記載の立体構造物を、回転自在に保持した。尚、上部の保持具に羽そ装置し、光源が発する熱による上昇気流で自動的に回転する構成も含む。
   １１、上記１から１０に記載の構成を、和紙、又は洋紙、又は型ガラス、又は半透明の樹脂で覆った、又は、上記１から１０に記載の構成と光源との間に、和紙、又は洋紙、又は型ガラス、又は半透明の樹脂を介在させた。
   １２、ボルトと保持具の接続部、又はボルトと枠体の接続部を、揺動自在にピン結合した、又はボールジョイントで連結した。
4. 光源を、太陽光又は月光又は請求項３に記載の光源とし、以下のいずれかの構成とした事を特徴とする、請求項１又は請求項２に記載の照明補助器具。
   １、請求項３の３及び４に記載された枠体を、窓に取り付け可能に構成し、デザイン変更や調光自在のステンドグラスとした。
   ２、請求項３の３及び４に記載された枠体両側の縦の部材を、紐状部材、又はワイヤー、又は軟質部材とし、巻き取り可能に構成することにより、窓辺に吊り下げて通風と調光が可能な、すだれとした。