JP2017182621A - 警備信号出力装置 - Google Patents

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Hiroshi Shimamoto
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Abstract

【課題】警備信号が出力されるまでの時間の短縮を図る。
【解決手段】1つの物件において、扉Aに電気錠2A1,2A2が設置されるとともに、扉Bに電気錠2B1,2B2が設置される。操作設定手段5A,5Bは、警備システムを警備状態にセットするための警備セット信号をオンに設定する。警備信号出力手段6は、操作設定手段5A(又は5B)にてオンに設定された警備セット信号が入力されると、電気錠2A1,2A2,2B1,2B2のそれぞれに施錠指示を出力し、全ての電気錠2A1,2A2,2B1,2B2が施錠されていると判断すると警備信号を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば個人住宅、集合住宅、小売店舗、商業施設などの各種物件に採用され、1つの物件における複数の扉の少なくとも1つの扉に複数の電気錠を設置し、全ての電気錠が施錠状態のときに、警備会社が運営する警備システムのオン/オフを行うための警備信号を出力する警備信号出力装置に関するものである。
従来より、空き巣などの犯罪の増加に伴い、小売店舗や商業施設だけに留まらず、個人住宅や集合住宅などの物件においても警備会社が運営する警備システムを導入するケースが増えている。この種の警備システムでは、警備状態にセットされると、物件の警備領域内の様子や扉、窓の状態(開閉状態、破壊の有無状態)を監視カメラや各種センサにより検知し、これら撮像画像や検知信号を集中監視センターでモニタし、警備領域内の異常発生の有無(例えば、不審者の侵入、火災など)を監視している。
ところで、この種の警備システムに連動する錠前としては、下記特許文献1に開示されるような錠前の信号取出し機構を採用した警備信号錠が知られている。警備信号錠は、扉の外側からシリンダ錠の鍵穴にキーを挿入して所定角度(例えば反時計回りに90°)回転させると施錠し、キーをさらに所定角度(反時計回りに+40°)回転させると、警備システムを警備状態にセットするための警備セット信号がオンするようになっている。また、警備信号錠は、警備セット信号がオンにより警備システムが警備状態にセットされた状態で、扉の外側からシリンダ錠の鍵穴にキーを挿入して所定角度(施錠と逆方向の時計回りに90°)回転させると解錠し、警備セット信号がオンからオフに切り替わるようになっている。
しかしながら、上述した警備信号錠は、通常、1つの物件において外との間で最終的に出入りされる正面玄関扉のみに設置するのが一般的であった。ところが、外との間で出入りが可能な扉を備えた物件には、正面玄関扉以外に勝手口を備えたものや正面玄関扉を含む複数の玄関扉を備えたものがある。この場合、1箇所の正面玄関扉のみに警備信号錠を設置した構成では、警備システムを警備状態にセットする際に、警備信号錠が設置された正面玄関扉以外の扉の錠前を全て施錠した後、最後に正面玄関扉に設置された警備信号錠を施錠して警備セット信号をオンする操作を行う必要がある。このため、警備信号錠が設置された正面玄関扉以外の扉の錠前を全て施錠した後でなければ、警備信号錠を施錠して警備セット信号をオンする操作を行っても警備システムを警備状態にセットすることができない。しかも、外との間で出入りが可能な複数の扉を備えた物件では、警備信号錠が設置された正面玄関扉以外の扉から出入りが行われることもあり、警備信号錠が設置された正面玄関扉以外の扉から最終的に出入りが行われた場合には、警備システムを警備状態にセットすることができず、利用者にとって不便であり、使い勝手も悪かった。
そこで、本件出願人は、上述した使い勝手の問題を解決するため、下記特許文献2に開示される警備信号出力装置を出願している。ここでは、1つの物件の扉Aと扉Bに電気錠が設置され、これら扉Aと扉Bを連動して警備する場合を例にとって特許文献2に開示される警備信号出力装置の概略について説明する。
特許文献2に開示される警備信号出力装置では、例えば扉Aの警備セット信号がオンに設定されると、もう一方の扉Bの施解錠モニタ信号を検知する。そして、施解錠モニタ信号が解錠であれば所定時間(例えば0.5秒)施錠指示し、施錠指示から所定時間(例えば3秒)以内に所定時間(例えば0.1秒)以上施錠状態であれば、外部へ警備信号を出力する。また、警備信号を出力した後、扉A又は扉Bの施解錠モニタ信号が解錠になると、警備信号の出力を停止する。
尚、停電時は警備信号の出力を保持する。また、停電復帰時には、警備信号が出力状態であって、扉Aと扉Bの両方で施解錠モニタ信号が施錠であれば警備信号の出力を保持し、扉Aと扉Bの何れかで施解錠モニタ信号が解錠であれば警備信号の出力を停止する。
特開2001−227215号公報 特開2015−14128号公報
ところで、従来、1つの扉に複数(例えば2つ)の電気錠を設置した構成の場合、各電気錠の施解錠状態を検知するための施解錠モニタ信号は、図5(a)に示すように、全ての電気錠が施錠時にHレベルを出力する(状態1)。また、複数の電気錠の少なくとも1つが解錠時にはLレベルとHレベルを繰り返し出力する。この解錠時の施解錠モニタ信号についてさらに説明すると、1つの扉に主錠と副錠の2つの電気錠が設置された、所謂1ドア2ロックシステムの場合、主錠と副錠の両方の電気錠が解錠であれば、図5(b)に示すように、t1(例えば0.5秒)ごとにHレベルとLレベルを繰り返す施解錠モニタ信号(繰り返し周期:tA)を出力する(状態2)。これに対し、主錠と副錠の両方の電気錠で施解錠が異なれば、図5(c)に示すように、Lレベル:t1(例えば0.5秒)+Hレベル:t2(例えば2.5秒)を繰り返す施解錠モニタ信号(繰り返し周期:tB)を出力する(状態3)。
このように、1つの扉に複数の電気錠が設置されている場合は、解錠時にHレベルとLレベルの繰り返しによる施解錠モニタ信号が発生する。ところが、電気錠が解錠中に警備セット信号をオンに設定すると、施解錠モニタ信号のHレベルが上述した状態1〜3の何れの状態であるか判別することができず、誤って施錠と検出して警備信号を出力する不具合が発生するおそれがあった。
この不具合を防止するため、上述した状態1〜3を判別できるように施解錠モニタ信号における施錠のHレベルの検出時間を例えば3秒(状態3の繰り返し周期:tB以上の時間)に延ばした場合、状態3を判別する際には、最長2.5秒のHレベルを検出した後、Lレベルとなったことで状態3を判別して施錠指示する。ところが、この場合、施錠指示から施錠状態を判別するために更に3秒待たなければならず、警備信号を出力するまでに遅れが発生する。その結果、警備信号を出力してから実際に警備を開始するまでに余計な時間が必要になるという課題があった。
また、上述した警備信号錠を採用した構成では、警備信号の出力を解除するときに、状態検知手段からの検知信号により電気錠が解錠か否かの判別を行うため、ピッキングによる不正解錠なのか、正当な利用者による正常解錠なのかを識別することが困難であり、不正解錠時に警備信号の出力が解除されるおそれがあった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、警備信号が出力されるまでの時間の短縮を図ることができる警備信号出力装置を提供することを目的とするものである。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載された警備信号出力装置は、1つの物件における複数の扉の少なくとも1つの扉に複数設置される電気錠と、
警備システムを警備状態にセットするための警備セット信号をオンに設定する操作設定手段と、
前記操作設定手段にてオンに設定された警備セット信号が入力されたときに、前記電気錠のそれぞれに施錠指示を出力し、全ての電気錠が施錠されているときに警備信号を出力する警備信号出力手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に記載された警備信号出力装置は、請求項1の警備信号出力装置において、
前記警備信号出力手段は、前記施錠指示を出力したときを起点とする前後の時間で前記電気錠の施解錠モニタ信号の施錠が設定時間以上連続して維持しているときに前記警備信号を出力することを特徴とする。
請求項3に記載された警備信号出力装置は、請求項1又は2の警備信号出力装置において、
利用者が所有する認証用媒体から認証情報を取得し、この取得した認証情報の正当性を判別する認証情報判別手段を備え、
前記警備信号出力手段から前記警備信号が出力された後、前記認証情報判別手段が前記認証用媒体から取得した認証情報を正常認証して対応する電気錠を解錠したときに前記警報信号の出力を停止することを特徴とする。
本発明によれば、警備システムを警備状態にセットするための警備セット信号がオンしたときに、全ての電気錠に施錠指示を出力するので、警備セット信号がオンした時点の施解錠状態に関係なく全ての電気錠に施錠指示を出力し、解錠状態の電気錠を自動的に施錠させて警備信号の出力までの待ち時間を短縮することができる。
また、電気錠(警備セットされた扉の電気錠を含む)からの施解錠モニタ信号の施錠が設定時間以上連続して維持しているときに警備信号を出力するので、既に施錠が完了している場合は警備信号が出力されるまでの待ち時間を短縮することができる。
さらに、警備信号が出力されている状態で、利用者が所有する認証用媒体から認証情報を取得して正常認証したときに、電気錠を解錠するとともに、警備信号の出力をオンからオフに切り替えて警備信号の出力を停止するので、例えばピッキングなどの不正解錠を防止することができる。
本発明に係る警備信号出力装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の警備信号出力装置において扉Aと扉Bにおいて共通に設けられる構成のブロック構成図である。 本発明に係る警備信号出力装置の警備信号の出力時における動作フローチャートである。 本発明に係る警備信号出力装置の警備信号の出力停止時における動作フローチャートである。 (a)1つの扉に2つの電気錠が設置された1ドア2ロックシステムにおいて、2つの電気錠がともに施錠状態のときの施解錠モニタ信号の一例を示す波形である。 (b)2つの電気錠がともに解錠状態のときの施解錠モニタ信号の一例を示す波形である。 (c)2つの電気錠で施解錠状態が異なるときの施解錠モニタ信号の一例を示す波形である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係る警備信号出力装置1は、例えば個人住宅、集合住宅、小売店舗、商業施設などの各種物件に採用され、1つの物件における複数の扉の少なくとも1つの扉に複数の電気錠を設置し、全ての電気錠が施解錠状態のときに、警備会社が運営する警備システムのオン/オフを行うための警備信号を出力するものである。
本実施の形態の警備信号出力装置1は、図1に示すように、電気錠2(2A1,2A2/2B1,2B2)、状態検知手段3(3A,3B)、認証情報判別手段4(4A,4B)、操作設定手段5(5A,5B)、警備信号出力手段6を備えて概略構成される。以下、各構成について説明する。
電気錠2は、例えば個人住宅、集合住宅、小売店舗、商業施設などの1つの物件における複数の扉に適宜設置される。例えば外との間で出入りが可能な複数の扉(例えば玄関扉、勝手口など)のそれぞれに複数の電気錠2を設置する。図1の例では、1つの物件に扉Aと扉Bが設けられ、扉Aに電気錠2A1,2A2を設置し、扉Bに電気錠2B1,2B2を設置した状態を示している。
状態検知手段3は、扉Aの開閉状態と電気錠2A1,2A2の施解錠状態を検知する状態検知手段3Aと、扉Bの開閉状態と電気錠2B1,2B2の施解錠状態を検知する状態検知手段3Bからなる。状態検知手段3(3A,3B)は、図2に示すように、扉開閉検知手段3aと施解錠検知手段3bを備えている。
扉開閉検知手段3aは、扉A(又は扉B)の開閉を検知するマイクロスイッチなどで構成され、扉A(又は扉B)の開閉状態に応じた状態信号を出力する。すなわち、扉開閉検知手段3aは、扉A(又は扉B)が開いているときに、開扉状態を示す開モニタ信号を状態信号として操作設定手段5に出力する。これに対し、扉A(又は扉B)が閉じているときには、閉扉状態を示す閉モニタ信号を状態信号として操作設定手段5に出力する。
施解錠検知手段3bは、電気錠2のデッドボルトの動きを検知するマイクロスイッチなどで構成され、電気錠2の施解錠状態に応じた状態信号を出力する。すなわち、施解錠検知手段3bは、電気錠2が施錠しているときに、施錠状態を示す施錠モニタ信号を状態信号として操作設定手段5に出力する。これに対し、電気錠2が解錠しているときは、解錠状態を示す解錠モニタ信号を状態信号として操作設定手段5に出力する。
認証情報判別手段4は、扉A側に設けられる認証情報判別手段4Aと、扉B側に設けられる認証情報判別手段4Bからなる。認証情報判別手段4(4A,4B)は、図2に示すように、認証情報取得部4aと制御部4bを備えている。
認証情報取得部4aは、例えば扉A,Bや扉A,Bの近傍(例えば壁面など)などに設置されるリーダで構成され、利用者が所有する認証用媒体7の認証情報(例えば利用者や認証用媒体を特定する固有情報など)を近距離非接触無線通信により取得して制御部4bに出力する。
制御部4bは、認証情報取得部4aと配線接続される制御盤として例えば室内に設置され、認証情報取得部4aが取得した認証情報の正当性を判別し、正常認証したときに解錠信号(無電圧a接点信号)を該当する操作設定手段5(5A又は5B)及び警備信号出力手段6に出力する。
なお、認証用媒体7は、電気錠2(2A1,2A2/2B1,2B2)の施錠/解錠が許可された利用者が所有するものであり、認証情報取得部4aとの間の近距離無線通信により認証情報を送信できるものであればよい。具体的には、例えばICキー、ICタグ、非接触型ICカード(FeliCa(登録商標))、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル端末などで認証用媒体7を構成することができる。
操作設定手段5は、扉A側に設けられる操作設定手段5Aと、扉B側に設けられる操作設定手段5Bからなる。操作設定手段5(5A,5B)は、例えば室内に設置され、操作手段5a、表示手段5b、制御手段5cを備えた操作表示器で構成される。
操作手段5aは、例えば施錠/解錠を指示する上下操作ボタンから構成され、上下操作ボタンの所定操作により、電気錠2の施錠後に警備システムを警備状態にセットするための警備セット信号をオンする。警備セット信号をオンする具体的な方法としては、操作手段5aの上下操作ボタンの一方の操作ボタンを押し続けて施錠を指示し、一方の操作ボタンを押したまま利用者が認証用媒体7をかざす方法、利用者が認証用媒体7を携帯して操作手段5aの上下操作ボタンの一方の操作ボタンを押し続けて施錠を指示する方法などがある。
表示手段5bは、例えば液晶表示器などで構成され、制御手段5cの制御により、施錠/解錠の誘導表示や状態表示、エラー出力(異常時におけるメッセージ表示や音声出力、警告音出力)などを行う。
制御手段5cは、操作手段5aの施錠操作に基づく警備セット信号:オンを警備信号出力手段6に出力制御する。また、制御手段5cは、図5(a),(b),(c)に示すように、施解錠検知手段3からの状態信号に基づく施解錠モニタ信号を警備信号出力手段6に出力制御する。
すなわち、閉扉を条件として、電気錠2A1,2A2(又は2B1,2B2)が施錠しているときに、図5(a)に示すようなHレベルの施解錠モニタ信号を出力する。また、電気錠2A1,2A2(又は2B1、2B2)の両方が解錠しているときに、図5(b)に示すようなt1(例えば0.5秒)ごとにHレベルとLレベルを繰り返す施解錠モニタ信号(繰り返し周期:tA)を出力する。さらに、電気錠2A1,2A2(又は2B1、2B2)の両方で施解錠が異なるときに、図5(c)に示すようなLレベル:t1(例えば0.5秒)+Hレベル:t2(例えば2.5秒)を繰り返す施解錠モニタ信号(繰り返し周期:tB)を出力する。
さらに、制御手段5cは、警備信号出力手段6から施錠指示が入力されたときに、電気錠2(2A1,2A2/2B1,2B2)に施錠信号を出力制御する。また、制御手段5cは、認証情報判別手段4A(又は4B)から解錠信号が入力されたときに、電気錠2A1,2A2(又は2B1、2B2)を解錠制御する。
警備信号出力手段6は、認証情報判別手段4A,4B、操作設定手段5A,5Bとの間が有線又は無線により通信可能にアダプタ接続されるとともに、不図示の警備システムの操作パネルとして屋内に設置されるインターホン親機との間が有線又は無線により通信可能に接続される。
警備信号出力手段6は、各扉A,B毎に設置される操作設定手段5A,5Bからの施解錠モニタ信号及び警備セット信号:オンに基づいて警備システムを警備状態にセットするための警備信号を出力するもので、判別手段6a、出力制御手段6b、記憶手段6cを備えている。
判別手段6aは、信号状態判別として、操作設定手段5A,5Bから入力される施解錠モニタ信号により扉Aと扉Bの電気錠2A1,2A2/2B1,2B2の施解錠状態を判別するとともに、出力制御手段6cによる警備信号出力の状態(オン/オフ)を判別する。
また、判別手段6aは、施解錠モニタ信号が施錠のときにスタートする施錠カウンタを備えている。施錠カウンタは、設定時間T(電気錠2A1,2A2/2B1,2B2の施錠/解錠を識別するために必要な最小時間:例えば3秒)以上連続して施錠状態維持のときに出力:1を継続し、設定時間T未満又は解錠状態のときに出力:0にする。
さらに、判別手段6aは、警備信号出力:オフの状態で、扉Aの操作設定手段5Aと扉Bの操作設定手段5Bからの警備セット信号:オンの入力の有無によって扉A又は扉Bが警備セットされたか否かを判別する。
また、判別手段6aは、扉A(又は扉B)が警備セットされたと判断したときに、施錠カウンタの出力に基づいて扉B(又は扉A)の施錠状態が設定時間T(例えば3秒)以上連続して維持しているか否かを判別する。
さらに、判別手段6aは、扉B(又は扉A)の施錠状態が設定時間T以上連続して維持していないと判断したときに、その回数が設定回数(例えば3回)を超えたか否かを判別する。
また、判別手段6aは、警備信号出力:オンの状態で、扉A(又は扉B)で認証用媒体7を用いて解錠操作が行われ、扉A(又は扉B)の認証情報判別手段4A(又は4B)から解錠信号が入力されたか否かを判別する。
さらに、判別手段6aは、警備信号出力:オンの状態で、扉Aの操作設定手段5Aと扉Bの操作設定手段5Bの警備セット信号がオフし、扉A及び扉Bの警備セットが解除されたか否かを判別する。
出力制御手段6bは、警備信号出力:オフの状態で、扉A(又は扉B)が警備セットされたと判別手段6aが判断したときに、扉B(扉A)の操作設定手段5A(5B)に施錠指示を出力する。
また、出力制御手段6bは、警備信号出力:オフの状態で、扉B(扉A)の施錠状態が設定時間T以上連続して維持していると判別手段6aが判断したときに、警備信号出力をオフからオンに切り替えて警備信号を出力する。
さらに、出力制御手段6bは、警備信号出力:オンの状態で、扉A(又は扉B)の認証情報判別手段4A(又は4B)から解錠信号が入力されたと判別手段6aが判断したときに、警報信号出力をオンからオフに切り替えて警備信号の出力を停止する。
また、出力制御手段6bは、警備信号出力:オンの状態で、扉Aと扉Bの両方とも警備セットなしと判別手段6aが判断したときに、警報信号出力をオンからオフに切り替えて警備信号の出力を停止する。
記憶手段6cは、状態検知手段3から操作設定手段5を介して常時入力される検知信号(扉開閉モニタ信号、施解錠モニタ信号)により、現在の扉A,Bの開閉状態及び電気錠2A1,2A2/2B1,2B2の施解錠状態、所定時間前から現在までの扉A,Bの開閉状態及び電気錠2A1,2A2/2B1,2B2の施解錠状態を逐次更新記憶している。また、記憶手段6cは、出力制御手段6bが出力している現在の警備信号出力のオン/オフ状態を記憶保持している。
尚、記憶手段6cは、停電時において、停電直前の扉A,Bの開閉状態、電気錠2A1,2A2/2B1,2B2の施解錠状態、警備信号出力のオン/オフ状態を記憶保持している。そして、出力制御手段6bは、停電復帰時に、記憶手段6cに記憶保持された情報に基づき、警備信号出力がオンであれば施解錠モニタによらず警備信号出力がオンの状態を保持し、扉A及び扉Bが共に警備セット解除であれば警備信号出力をオンからオフに切り替える。
ところで、本例において、1つの物件とは、個人住宅、集合住宅、小売店舗、商業施設などの建物全体、又は建物の各戸を意味している。
また、本例では、図1に示すように、1つの物件において外との間で出入りが可能な扉を扉Aと扉Bの2つとし、それぞれの扉A,Bに2つの電気錠2A1,2A2/2B1,2B2を設置した場合を例にとって説明したが、1つの扉に3つ以上の電気錠が設置された構成であってもよい。
次に、上述した警備信号出力装置1において、警備システムを警備状態にセットする場合と警備システムの警備状態のセットを解除する場合の動作について図3及び図4のフローチャートを参照しながら説明する。ここでは、1つの物件において、外との間で出入りが可能な扉が扉Aと扉Bの2つであって、扉Aに電気錠2A1,2A2を設置し、扉Bに電気錠2B1,2B2を設置した場合を例にとって説明する。
・警備システムを警備状態にセットする場合の動作
まず、信号状態判別(ST1)として、操作設定手段5A,5Bからの施解錠モニタ信号により現在における扉Aと扉Bの電気錠2A1,2A2/2B1,2B2の状態を判別するとともに、出力制御手段6bからの警備信号出力の状態(オン/オフ)を判別する。尚、以下の説明では、扉A,扉Bが何れも閉扉状態であることを条件とする。
ST1の信号状態判別によって施解錠モニタ信号を施錠と判断すると、施錠カウンタをスタートする(ST2)。施錠カウンタは、設定時間T(例えば3秒)以上連続して施錠状態を維持しているときに出力:1を継続する。これに対し、設定時間T未満、又は解錠状態のときは出力:0となる。
施錠カウンタがスタートすると、警備信号出力が出力中(オン)か否かを判別する(ST3)。警備信号出力が出力中であると判断すると、そのまま警備信号出力:オンを維持する。警備信号出力が出力中でないと判断すると、扉A(又は扉B)で警備セットされたか否かを判別する(ST4)。扉Aと扉Bの何れも警備セットされていないと判断すると、ST3の処理に戻る。
扉A(又は扉B)で警備セットされていると判断すると、扉B(又は扉A)に施錠指示を出力する(ST5)。尚、扉A(又は扉B)からの警備セットの操作は扉A(又は扉B)が閉扉施錠の場合のみ出力される。
そして、扉B(又は扉A)が設定時間T以上連続して施錠状態を維持しているか否かを判別する(ST6)。この施錠状態を維持しているか否かの判別は、施錠カウンタの出力によって行われる。すなわち、施錠カウンタの出力が1であれば、扉B(又は扉A)が設定時間T以上連続して施錠状態を維持していると判断する。また、施錠カウンタの出力が0であれば、扉B(又は扉A)が設定時間T以上連続して施錠状態を維持していないと判断する。
そして、扉B(又は扉A)が設定時間T以上連続して施錠状態を維持していると判断すると、警備信号出力を「オフ」から「オン」に切り替えて警備信号を出力する(ST7)。すなわち、施錠指令を出力した時間と起点とする前後の所定時間(設定時間Tより長い時間)内において、扉B(又は扉A)が設定時間T以上連続して施錠状態を維持されていると判断したときに警備信号を出力する。
これに対し、扉B(又は扉A)が設定時間T以上連続して施錠状態を維持していないと判断すると、施錠状態を維持していない状態が設定回数(例えば3回)を超えたか否かを判別する(ST8)。そして、施錠状態を維持していない状態が設定回数を超えていないと判断すると、ST3の処理に戻る。
また、施錠状態を維持していない状態が設定回数を超えたと判断すると、何らかの原因で扉B(又は扉A)の施錠状態が維持できていない異常状態と判断し、エラー出力する(ST9)。このエラー出力があると、例えば扉B(又は扉A)の電気錠に異常が発生していることをメッセージ表示や音声出力により利用者に知らせる。
・警備システムの警備状態のセットを解除する場合の動作
まず、認証用媒体7を用いた認証情報判別手段4A(又は4B)による解錠操作があるか否かを判別する(ST11)。認証情報判別手段4A(又は4B)から警備信号出力手段6に解錠信号が入力され、認証用媒体7を用いた認証情報判別手段4A(又は4B)による解錠操作があると判断すると、警備信号出力を「オン」から「オフ」に切り替えて警報信号の出力を停止する(ST12)。これに対し、認証情報判別手段4A(又は4B)から警備信号出力手段6に解錠信号が入力されず、認証用媒体7を用いた認証情報判別手段4A(又は4B)による解錠操作がないと判断すると、扉A,Bが警備セットか否かを判別する(ST13)。扉A,B共に警備セットなしと判断すると、警備信号出力を「オン」から「オフ」に切り替えて警報信号の出力を停止する(ST13)。これに対し、扉A,Bの少なくとも一方で警備セットありと判断すると、ST3の処理に移行する。
このように、本例の警備信号出力装置1は、警備システムを警備状態にセットするための警備セット信号がオンしたときに、警備信号出力手段6が全ての電気錠2(2A,2B)に施錠指示を出力する。これにより、警備セット信号がオンした時点の施解錠状態に関係なく全ての電気錠に施錠指示を出力し、解錠状態の電気錠を自動的に施錠させて警備信号の出力までの待ち時間を短縮することができる。
また、警備信号出力手段6は、施錠指令を出力した時間と起点とする前後の所定時間において、電気錠2(警備セットされた扉の電気錠を含む)からの施解錠モニタ信号の施錠が設定時間T(例えば3秒)以上連続して維持しているときに警備信号を出力するので、既に施錠が完了している場合は警備信号が出力されるまでの待ち時間を短縮することができる。
さらに、警備信号が出力されている状態で、利用者が所有する認証用媒体7から認証情報を取得して正常認証したときに、電気錠を解錠するとともに、警備信号の出力をオンからオフに切り替えて警備信号の出力を停止するので、例えばピッキングなどの不正解錠を防止することができる。
ところで、上述した実施の形態では、1つの物件において扉Aと扉Bにそれぞれ2つの電気錠2が設置されたものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば1つの物件において外との間で出入りする頻度が多い扉(警備セットを行う側の扉)のみに1つの電気錠2を設置し、それ以外の扉(警備セットを行わない側の扉)に複数の電気錠を設置する構成(図1において電気錠2A2を省いた構成)としてもよい。この場合、出入りの頻度が多い扉側の操作設定手段5から警備セットを行えば、上述した実施の形態と同様の効果を奏する。また、複数の電気錠が設置された扉側の操作設定手段5から警備セットに必要な構成を省くことができる。
また、上述した実施の形態では、認証情報判別手段4(4A又は4B)の認証情報取得部4aが認証用媒体7から取得した認証情報を制御部4bが正常認証したときに、操作設定手段5(5A又は5B)及び警備信号出力手段6に解錠信号を出力し、この解錠信号の入力によって操作設定手段5が施錠状態の電気錠2を解錠制御する構成としているが、認証情報判別手段4(4A又は4B)の制御部4bが施錠状態の電気錠2を解錠制御してもよい。
以上、本発明に係る警備信号出力装置1の最良の形態について説明したが、この形態による記述及び図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例及び運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1 警備信号出力装置
2(2A1,2A2/2B1,2B2) 電気錠
3(3A,3B) 状態検知手段
3a 扉開閉状態検知手段
3b 施解錠状態検知手段
4(4A,4B) 認証情報判別手段
4a 認証情報取得部
4b 制御部
5(5A,5B) 操作設定手段
5a 操作手段
5b 表示手段
5c 制御手段
6 警備信号出力手段
6a 判別手段
6b 出力制御手段
6c 記憶手段
7 認証用媒体

Claims (3)

  1. 1つの物件における複数の扉の少なくとも1つの扉に複数設置される電気錠と、
    警備システムを警備状態にセットするための警備セット信号をオンに設定する操作設定手段と、
    前記操作設定手段にてオンに設定された警備セット信号が入力されたときに、前記電気錠のそれぞれに施錠指示を出力し、前記電気錠が全て施錠されているときに警備信号を出力する警備信号出力手段とを備えたことを特徴とする警備信号出力装置。
  2. 前記警備信号出力手段は、前記施錠指示を出力したときを起点とする前後の時間で前記電気錠の施解錠モニタ信号の施錠が設定時間以上連続して維持しているときに前記警備信号を出力することを特徴とする請求項1記載の警備信号出力装置。
  3. 利用者が所有する認証用媒体から認証情報を取得し、この取得した認証情報の正当性を判別する認証情報判別手段を備え、
    前記警備信号出力手段から前記警備信号が出力された後、前記認証情報判別手段が前記認証用媒体から取得した認証情報を正常認証して対応する電気錠を解錠したときに前記警報信号の出力を停止することを特徴とする請求項1又は2記載の警備信号出力装置。
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