JP2017182480A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
領域分割処理の一手法として、特許文献1には、K平均法(k-means clustering)を用いるクラスタリング手法が開示されている。この特許文献1に記載の技術では、少ないメモリと少ない作業時間とで領域分割処理を行うために、画像を複数のブロックに分け、ブロック単位で領域分割処理を実施している。
さらに、クラスタリングされた小領域の物体を認識する技術も開発されている。このような技術は、撮影画像のシーン判別等に応用される技術であり、小領域の特徴量を抽出し、抽出した特徴量を解析して物体を認識する。
そこで、本発明は、画像の領域認識等を行うための、画素の位置座標を用いた特徴量演算結果のデータ量を削減することを目的とする。
本実施形態では、画像を処理対象とし、画像を色や模様、明るさといった属性が同じになるように複数の局所的な小領域に分割する領域分割処理(セグメンテーション)を行い、小領域単位で認識処理等を行うための画像処理装置について説明する。画像処理装置は、認識処理に際し、領域分割された小領域の特徴量(領域特徴量)を算出する。領域特徴量は、画像の画質に関する特徴を表す画質特徴量や、画像の幾何的な特徴を表す幾何特徴量と含む。画質特徴量は、小領域のR、G、Bの色平均等を含み、幾何特徴量は、小領域の面積(以下、「0次モーメント」という。)、小領域の重心(以下、「1次モーメント」という。)、小領域の分散(以下、「2次モーメント」という。)等を含む。
領域分割処理では、はじめにクラスターの中心となる代表点を画像中に格子状に配置し、各代表点に0、1、2、…とユニークな番号(以下、「領域ラベル」という。)を割り振る。そして、各画素を格子状に配置した複数の代表点のいずれかにクラスタリングし、各画素にその代表点の領域ラベルを割り振ることで、画像を複数の小領域(以下、単に「領域」ともいう。)に分割する。このとき、各画素を代表点にクラスタリングする座標空間は、所定範囲に限定する。領域分割処理後、各代表点を、それぞれ分割された小領域に応じて更新する。
画像処理装置100は、デジタルカメラ等の撮像装置を含む組み込み機器の一部として機能する組み込みコンピュータであってもよいし、パーソナルコンピューター(PC)により構成されていてもよい。
画像処理装置100は、CPU101、主記憶メモリ102、DMAC103、領域分割部104、座標変換部105、キャッシュメモリ106、特徴量演算部107およびシステムバス108を備える。
出力データ格納領域102bは、小領域ごとの領域特徴量を格納する特徴量格納領域102cを含む。特徴量格納領域102cには、領域ラベルLの順に、小領域ごとに領域特徴量が格納される。領域特徴量は、画質特徴量(R、G、Bの色平均)と幾何特徴量(0次モーメント、1次モーメント、2次モーメント)とを含む32byteのデータとする。幾何特徴量の演算の一例を以下に示す。
図1に戻って、DMAC103は、主記憶メモリ102と領域分割部104および座標変換部105との間でデータ転送するDMA(Direct Memory Access)コントローラであり、CPU101によって制御される。CPU101がDMAC103にデータ転送元アドレス、転送サイズ、アドレッシングパターン、データ転送先を設定し、データ転送開始のトリガを与えると、DMAC103は、設定に従ってデータ転送を行う。データ転送が終わると、DMAC103はCPU101に終了を通知する。
また、DMAC103は、転送元が領域分割部104、転送先が主記憶メモリ102に設定された場合、領域分割部104が出力する領域ラベルLを主記憶メモリ102に転送する。
領域分割部104は、DMAC103から転送される代表点の情報と画素データ(R,G,B,x,y)とを使用して、処理対象の画像上の各画素を代表点のいずれかにクラスタリングし、その領域にラベリングして領域ラベルLを出力する。このとき、領域分割部104は、DMAC103から転送される領域分割処理の所定の制約条件に応じて、画像を複数の局所的な小領域に分割しラベリングする。
図3は、処理対象である画像について説明する図である。処理対象の画像のサイズ(image_size)は、縦(y方向)2040画素、横(x方向)4080画素とし、画素のデータは、色データ(R,G,B)24ビットで構成されるものとする。画素の位置座標は、左上の座標を原点(x,y)=(0,0)とし、水平方向にXの値が増加し、垂直方向にYの値が増加する。画像は複数のブロック(201〜205等)に分割され、領域分割部104は、ブロック単位で領域分割処理を実行する。各ブロックのサイズ(block_size)は、縦横255画素とする。
このように、領域分割部104は、クラスタリングする代表点を探索する範囲を示すサーチレンジを所定範囲に限定する。特定の代表点にクラスタリングする座標空間を所定範囲に限定することで、各小領域の大きさがほぼ等しい安定した領域分割処理を行うことができる。
領域分割処理結果の一例を図4に示す。なお、図4では、図3のブロック201〜204についてのみ示している。ブロックの境界部分では、複数のブロックを跨って同一の領域ラベルLが割り振られ得る。図4では、領域ラベルL=51は、2つのブロック201、202で割り振られており、領域ラベルL=98は、4つのブロック201〜204で割り振られている。
図5は、小領域ごとに固有の座標系について説明する図である。上述したように、注目画素は、初期状態で最も近傍に位置する代表点を中心としたサーチレンジ内に位置する複数の代表点の領域ラベルLのうち、いずれかの領域ラベルLが割り振られる。本実施形態では、X方向の画像幅(image_size_x)は4080画素であり、ステップサイズは85画素であるため、代表点はX方向に48ずつ配置される。また、Y方向の画像幅(image_size_y)は2040画素であるため、代表点はY方向に24ずつ配置される。
Xini(L)=42+85*(L%48),
Yini(L)=42+85*(L−L%48)/48) ………(4)
そして、画素(x,y)が初期状態で最も近傍に位置する領域ラベルL(最近傍の代表点番号N)は、次式で表すことができる。
N=48*(y−y%85)/85+(x−x%85)/85 ………(5)
図5の画素301(x,y)=(85,85)を注目画素とした場合、最近傍の代表点番号はN=49であり、画素301は、0,1,2,48,49,50,96,97,98のいずれかの領域ラベルLが割り振られる。同様に、画素302(x,y)=(339,85)を注目画素とした場合、最近傍の代表点番号はN=51であり、画素302は、2,3,4,50,51,52,98,99,100のいずれかの領域ラベルLが割り振られる。
つまり、領域ラベルLの視点で捉えると、特定の領域ラベルLが割り振られる可能性のある画素は、その領域ラベルLの代表点の初期座標からサーチレンジ内に位置する代表点を最近傍とする座標に位置するといえる。例えば、領域ラベルL=98が割り振られる可能性のある画素は、領域ラベルL=98の代表点の初期座標からサーチレンジ内に位置する代表点、49,50,51,97,99,145,146,147を最近傍とする範囲305内に位置する。
このように、領域ラベルL=98が割り振られる可能性のある画素が存在する範囲305は、画素301を原点としたxy方向に0〜+255の範囲となる。したがって、領域ラベルL=98に割り振られる画素の位置座標を、画素301を原点とした座標系に変換すると、その座標値は8ビットのデータ幅で表すことが可能である。
図6は、座標変換部105の内部構成を示すブロック図である。座標変換部105は、設定レジスタ105aと、代表点選択部105bと、原点選択部105cと、座標値変換部105dとを備える。この図6に示す座標変換部105の各部は専用のハードウェアとして動作してもよいし、各部の機能が、図1のCPU101がプログラムを実行することにより実現されてもよい。各部の少なくとも一部が専用のハードウェアとして動作する場合、専用のハードウェアは、CPU101の制御に基づいて動作する。
代表点選択部105bは、領域ラベルLとサーチレンジ情報とに基づいて、領域ラベルLの代表点の初期座標からサーチレンジ内に位置する複数の代表点の内、座標値が最小となる代表点を選択する。代表点選択部105bは、上記(4)式を用いて代表点の初期座標を算出してもよいし、テーブルを参照して代表点の初期座標を導出してもよい。テーブル参照の場合、座標変換部105は、領域ラベルLと、その領域ラベルLの代表点の初期座標とを対応付けるテーブルを予め保持しておくものとする。
図7は、座標変換部105が実行する座標変換処理手順を示すフローチャートである。図7の処理は、図6に示す各部がそれぞれ別個のハードウェアとして動作することで実現されるようにしてもよいし、CPU101が必要なプログラムを読み出して実行することにより実現されるようにしてもよい。この図7の処理は、座標変換部105が、DMAC103から画素データ(R,G,B,x,y)、領域分割部104から領域ラベルLを受け取ると開始される。以降、アルファベットSはフローチャートにおけるステップを意味するものとする。
例えば、代表点選択部105bは、領域分割部104から領域ラベルL=98を入力した場合、初期座標(Xini(98),Yini(98))=(212,212)を算出する。また、サーチレンジは1ステップサイズであることから、代表点選択部105bは、サーチレンジ内に位置する代表点のうち、領域ラベルL=49の代表点を最も座標値の小さい代表点として選択する。そして、代表点選択部105bは、領域ラベルL=49の代表点の初期座標(Xini(49),Yini(49))=(127,127)を算出する。
最後にS3において、座標値変換部105dは、注目画素の位置座標(x,y)をS2において決定された座標系の座標値に変換する。具体的には、注目画素の位置座標(x,y)からS2において算出された原点座標(Xorg(L),Yorg(L))を減算することで、原点座標からの座標値(x’,y’)に変換する。つまり、x’=x−Xorg(L)、y’=y−Yorg(L)である。
キャッシュメモリ106は、特徴量演算部107により領域ラベルLが引き渡されると、対応する領域ラベルLの特徴量データをリード、またはライトする。引き渡された領域ラベルLがキャッシュメモリ106内部に格納されていない領域ラベルLであるときは、主記憶メモリ102にリード、またはライトする。特徴量演算部107により1ブロックの処理が完了すると、キャッシュメモリ106は、内部に格納している全特徴量データを主記憶メモリ102に書き戻す。
上述したように、特徴量演算部107は、領域特徴量として、R、G、Bの色平均等の画質特徴量に加えて、小領域の面積(0次モーメント)、小領域の重心(1次モーメント)、小領域の分散(2次モーメント)等の幾何特徴量を演算する。特徴量演算部107は、1次モーメントおよび2次モーメントについては、以下に示す特徴量データ(累積演算値)を演算する。
さらに、特徴量演算部107は、c番地データにx’2、10番地データにy’2を加算することで2次モーメントを演算する(0x0c番地データ=+x’ 2、0x10番地データ=+y’ 2)。また、特徴量演算部107は、14番地データにR、18番地データにG、1c番地データにBを加算することで色平均を演算する(0x14番地データ=+R、0x18番地データ=+G、0x1c番地データ=+B)。
最後にS13では、特徴量演算部107は、領域ラベルLと、S12において累積演算された特徴量データ(累積演算値)WDataとを引き渡し、キャッシュメモリ106にライトする。
はじめに、画像処理装置100は、ブロック201を処理する。この場合、CPU101は、処理対象であるブロック201内とブロック201の周囲との計16個の代表点の情報として、領域ラベルL=0〜3、48〜51、96〜99、144〜147をDMAC103およびキャッシュメモリ106に通知する。
すると、キャッシュメモリ106は、通知された領域ラベルLをもとに、図8のテーブルのフィールド106bを更新する。つまり、フィールド106bには、上記の16個の領域ラベルLの情報が格納される。また、DMAC103は、主記憶メモリ102から、領域分割処理に必要なパラメータと上記の計16個の代表点の情報とを取得し、これらを領域分割部104に転送する。領域分割部104は、DMAC103から受け取った情報に基づいて領域分割処理を実施し、ブロック201の各画素を上記16個の代表点のいずれかの領域ラベルLに割り振る。
ブロック201の処理が完了すると、キャッシュメモリ106は、図8のテーブルのフィールド106aのアドレスに格納された特徴量データを、主記憶メモリ102の対応するアドレスにそれぞれコピーする。これにより、主記憶メモリ102が小領域別に特徴量データを格納する領域中で、領域ラベルL=0〜3、48〜51、96〜99、144〜147の特徴量データが更新される。
すると、キャッシュメモリ106は、通知された領域ラベルLをもとに、図8のテーブルのフィールド106bを更新し、主記憶メモリ102に格納された特徴量データのうち、通知された領域ラベルLに対応する特徴量データを内部にコピーする。このとき、キャッシュメモリ106は、主記憶メモリ102から、ブロック201の処理にてコピーされた領域ラベルL=2,3,50,51,98,99,146,147の特徴量データを読み込む。このブロック202の処理では、ブロック201における特徴量データの演算結果に対してブロック202における特徴量データの演算結果を累積することになる。
座標変換部105は、図7の処理フローに従い、各画素が割り振られた領域ラベルLについて、それぞれ小領域に固有の座標系の原点座標を決定する。そして、座標変換部105は、ブロック202内の各画素の座標値(x,y)を、各画素が属する小領域に対応する座標系の座標値(x’,y’)に変換する。座標変換部105が、ブロック202内の各画素が割り振られ得る領域ラベルLについて、それぞれ原点座標を算出した結果を表2に示す。
このように、画像処理装置100は、クラスタリングされた小領域に局所性があることを利用して、小領域ごとに固有の座標系を決定するので、各画素の座標値をコンパクトなローカル座標系の座標値に変換することができる。したがって、画像処理装置100は、コンパクトなビット数で小領域の特徴量を演算することができ、特徴量の演算結果のデータ量(桁数)を削減することができる。
また、画像処理装置100は、画像を複数のブロックに分け、ブロック単位で処理を行う。処理対象のブロックを切り替える際、画像処理装置100は、主記憶メモリ102に対し、処理したブロックの特徴量データを書き戻し、次に処理するブロックで必要とする特徴量データを、主記憶メモリ102から読み出す。主記憶メモリ102へのアクセスは、データを要求してから到着するまでにレイテンシがかかる。書き戻しと読み出しのデータ量が大きいと、主記憶メモリ102へのアクセスがボトルネックになり、特徴量データの演算性能が上がらないという問題が生じる。さらには、主記憶メモリ102の帯域を消費(圧迫)するため、画像処理装置100全体の性能が上がらないという問題も生じる。これらの問題は、画像サイズが大きくなるほど主記憶メモリ102に対して読み書きするデータのデータ量が大きくなることで、顕著に発生し得る。
さらに、画像処理装置100は、領域分割された小領域ごとに固有の座標系を決定するため、小領域ごとに座標系を一意に決めることができる。そのため、小領域が複数のブロックに跨る場合であっても、異なるブロックの処理においてそれぞれ演算した小領域の特徴量データをそのまま累積した結果を用いて、複数のブロックに跨る小領域の特徴量を演算することができる。
特徴量データのデータ量を削減するために、画像を複数のブロックに分け、ブロックごとに座標系を設定することも考えられる。しかしながら、この場合、クラスタリングされた小領域が複数のブロックに跨る場合、異なる座標系で演算された特徴量データを個別に保持しておき、最後に座標系を合わせて累積する処理が必要である。このように、特徴量データを保持するコストや追加の演算コストがかかってしまう。
また、画像処理装置100は、座標変換処理に際し、領域分割処理の制約条件に基づいて座標系の原点を決定する。したがって、画像処理装置100は、各画素の位置座標を、領域分割処理により得られた小領域に応じた原点座標からのオフセット座標に変換し、小領域ごとの特徴量を演算することができる。
さらに、画像処理装置100は、領域分割処理により同一の小領域に属する可能性のある複数の画素のうち最小の座標値を有する画素を、その小領域に対応する座標系の原点として決定する。本実施形態のように、ステップサイズを85画素、サーチレンジを1ステップサイズである場合、1つの小領域に属する可能性のある画素は、上記原点からxy方向にそれぞれ0〜+255の範囲内に位置することになる。したがって、原点座標を、上記のように最小の座標に決定することで、画像処理装置100は、各画素の座標変換を容易に行うことができる。上記の例の場合、各画素の座標値を上記原点からのオフセット座標に変換することで、各画素の座標値を8ビットのデータ幅で表すことができる。
以上のように、本実施形態における画像処理装置100は、追加の演算コストを小さく抑えつつ、画像サイズの増加による幾何特徴量のデータ量およびメモリサイズの増加を抑えることができる。そのため、画像処理装置100は、幾何特徴量の演算に際して発生する主記憶メモリ102からのデータ読み出し時間を短くし、装置全体の処理性能を向上させることができる。
上記実施形態においては、画像処理装置100がキャッシュメモリ107を備える場合について説明したが、キャッシュメモリ107は備えていなくてもよい。この場合、主記憶メモリ102に対して累積演算結果のリードおよびライトが発生するが、上述したように累積和の桁数を削減することにより、主記憶メモリ102からのデータ読み出し時間を短くすることができ、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態においては、画像をブロックに分割し、ブロック単位で処理をする場合について説明したが、ブロックに分割しなくてもよい。この場合にも累積和の桁数を削減し、上述した実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、上記実施形態においては、ハードウェアで構成される画像処理装置100について説明したが、画像処理装置100のすべての機能をCPU等で行うソフトウェア処理により実現する場合であっても、同様の効果が得られる。
さらに、上記実施形態においては、画像処理装置100は、特徴量として、RGB色平均、0次モーメント、x座標の1次モーメント、y座標の1次モーメント、x座標の2次モーメント、y座標の2次モーメントを演算する場合について説明した。しかしながら、画像処理装置100が演算する特徴量は上記に限定されない。例えば、画質特徴量として色分散を演算してもよいし、幾何特徴量としてXYモーメントを演算してもよい。
また、上記実施形態においては、画像処理装置100は、SLIC手法を用いた領域分割処理を行う場合について説明したが、領域分割処理の手法は上記に限定されるものではない。例えば、K平均法(k-means clustering)などの手法を用いることもできる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (12)
- 画像を画素の属性に基づいて複数の領域に分割する分割手段と、
前記分割手段により分割された領域ごとに対応する座標系を決定し、前記画像の各画素の座標値を、前記各画素が属する前記領域に対応する前記座標系の座標値に変換する変換手段と、
前記変換手段により変換された座標値を用いて前記領域の特徴量を演算する演算手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記分割手段は、所定の制約条件のもとで前記画像を複数の領域に分割することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記変換手段は、前記制約条件に基づいて前記座標系の原点を決定することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
- 前記分割手段は、前記各画素を、前記画像上に配置された、前記複数の領域をそれぞれ代表する複数の代表点のいずれかにクラスタリングすることで前記画像を分割することを特徴とする請求項2または3記載の画像処理装置。
- 前記制約条件は、前記代表点の配置の間隔を示すステップサイズを含むことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
- 前記制約条件は、クラスタリングする前記代表点を探索する範囲を示すサーチレンジを含むことを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理装置。
- 前記変換手段は、前記分割手段により同一の前記領域に分割される可能性のある複数の画素のうち最小の座標値を有する画素を、その領域に対応する座標系の原点として決定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記演算手段により演算される前記特徴量のデータ幅が所定幅となるように、前記制約条件が決定されていることを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記演算手段は、前記画像の幾何的な特徴を表す幾何特徴量を演算することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記演算手段により演算された前記特徴量を保持する保持手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 画像を画素の属性に基づいて複数の領域に分割するステップと、
分割された領域ごとに対応する座標系を決定し、前記画像の各画素の座標値を、前記各画素が属する前記領域に対応する前記座標系の座標値に変換するステップと、
変換された座標値を用いて前記領域の特徴量を演算するステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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