JP2017182243A - ビジネスマッチングシステム及びビジネスマッチング方法 - Google Patents

ビジネスマッチングシステム及びビジネスマッチング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者が指定した基準で企業同士の関係性を判定し、有効な取引先を把握することが可能なビジネスマッチングシステム及びビジネスマッチング方法を提供する。【解決手段】マッチング対象となる企業を含む複数の企業のそれぞれについて、属性データ、財務データ、取引データを所定の分類項目で分類したセグメントデータを生成するセグメントデータ生成部と、あらかじめ定められた指標に基づいて、同じタイプとして分類されたセグメントデータの企業を順位付け、所定の範囲に順位付けされた企業のセグメントデータを抽出するポジション判定部と、抽出されたセグメントデータにより分類された企業の取引データと、マッチング対象となる企業の取引データとに基づいて、分類された企業の取引データに示される取引先のうち、マッチング対象となる企業の取引データに含まれない取引先を、マッチング対象となる企業に有効な取引先として出力するマッチング先抽出部と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ビジネスマッチングシステム及びビジネスマッチング方法に関する。
従来、金融機関が蓄積している情報を用いてビジネスマッチングを判断する技術がある。例えば、特許文献1では、数値やテキスト情報から、資金の流れやビジネス関係構造、ビジネスチェーンを可視化することにより、利用者のビジネスマッチング、商品セールスの効果的な手続き、内部統制などの支援を行う技術が開示されている。
特開2007−257223号公報
上記特許文献1では、金融機関で蓄積されている販売や在庫管理、財務、予信、顧客情報、営業系の訪問内容、顧客へのアクション情報などの各種データを用いて、顧客となる企業間の関係性を可視化している。しかしながら、どのような基準で企業同士が関係付けられているのかについては利用者が把握することができず、人手で読み解かなければならないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者が指定した基準で企業同士の関係性を判定し、有効な取引先を把握することが可能なビジネスマッチングシステム及びビジネスマッチング方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるビジネスマッチングシステムは、マッチング対象となる企業を含む複数の企業のそれぞれについて、属性データ、財務データ、取引データを所定の分類項目で分類したセグメントデータを生成するセグメントデータ生成部と、あらかじめ定められた指標に基づいて、同じタイプとして分類された前記セグメントデータの企業を順位付け、所定の範囲に順位付けされた企業のセグメントデータを抽出するポジション判定部と、抽出されたセグメントデータにより分類された企業の取引データと、前記マッチング対象となる企業の取引データとに基づいて、前記分類された企業の取引データに示される取引先のうち、前記マッチング対象となる企業の取引データに含まれない取引先を、前記マッチング対象となる企業に有効な取引先として出力するマッチング先抽出部と、を備えることを特徴とするビジネスマッチングシステムとして構成される。
また、本発明は、上記ビジネスマッチングシステムで行われるビジネスマッチング方法である。
本発明によれば、利用者が指定した基準で企業同士の関係性を判定し、有効な取引先を把握することが可能となる。
ビジネスマッチングシステムの構成例を示す図である。 顧客属性データの例を示す図である。 顧客財務データの例を示す図である。 顧客取引データの例を示す図である(入金取引データの例)。 顧客取引データの例を示す図である(出金取引データの例)。 セグメントデータの例を示す図である。 マッチング指標データの例を示す図である。 抽出リストデータの例を示す図である(利益率の例)。 抽出リストデータの例を示す図である(製造原価率の例)。 マッチング処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照し、本発明にかかるビジネスマッチングシステム及びビジネスマッチング方法の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるビジネスマッチングシステム及びビジネスマッチング方法を適用したビジネスマッチングシステム1000の構成例を示す図である。図1に示すように、ビジネスマッチングシステム1000は、複数のクライアント端末100と、センタサーバ200とを有し、これらが互いにネットワークNで接続されている。なお、ネットワークNは、例えば、インターネット等の一般的な公衆回線網であり、センタサーバ200は、例えば、ネットワークNを介してクラウドサービスを提供するシステムリソースである。
クライアント端末100は、銀行等の金融機関の各支店B1〜Bnに設置された一般的なコンピュータである。以下では、クライアント端末100は支店内に設置されている端末を前提に記載しているが、各支店の職員が使用するタブレット端末であってもよい。
図1に示すように、クライアント端末100は、機能的には、記憶部101と、表示部102と、入力部103と処理要求部104と、通信部105と、制御部106とを有して構成されている。
記憶部101は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の記憶装置から構成され、支店が取り扱う顧客に関する各種データを記憶する。表示部102は、LCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイ装置から構成され、入力部103から入力された情報やセンタサーバ200との間で送受信した情報を含む本システムの処理に必要な各種情報を表示する。入力部103は、キーボード等の入力装置から構成され、操作者から、本システムを実行するための各種情報の入力を受け付ける。処理要求部104は、入力部103が受け付けた処理要求をセンタサーバ200に送信し、センタサーバ200で処理された結果を受け取り、表示部102に表示する。処理要求には、例えば、ビジネスマッチング対象となる企業の顧客データ、ビジネスマッチングさせるための基準となる指標を含む。顧客データには、顧客属性データ1011と、顧客財務データ1012と、顧客取引データ1013が含まれる。通信部105は、処理要求部104からの指示に従って、クライアント端末100とセンタサーバ200との間で各種情報を送受信する。制御部105は、クライアント端末100を構成する上記各部の動作を制御する。これらの具体的な処理についてはシーケンス図を用いて後述する。
なお、上記各部の動作は、実際には、制御部105が有する不図示のメモリにインストールされたプログラムを実行することにより実現される。上記プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供されたり、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで記録媒体に記録して提供したり、配布してもよい。
図1に示すように、記憶部101は、顧客属性データ1011と、顧客財務データ1012と、顧客取引データ1013とを記憶する。顧客属性データ1011は、個々の支店が取引する顧客である企業の属性を記憶するデータである。顧客財務データ1012は、上記企業の財務状況を示すデータである。顧客取引データ1013は、上記企業と他の企業との取引状況や取引内容を示すデータである。なお、以下では、企業間の取引を例に説明しているが、営利、非営利を問わず、様々な団体や個人についても同様に考えることができる。
図2は、顧客属性データ1011の例を示す図である。図2に示すように、顧客属性データ1011は、顧客を識別するための顧客IDと、その顧客の取引口座がある支店を識別するための支店IDと、その顧客の業種と、その顧客の企業名である社名と、その顧客の社員数と、その顧客の居所とを含む企業に関する情報が対応付けて記憶されている。図2では、例えば、顧客IDがC001で識別される企業は、B001で識別される支店に取引口座があり、業種が食品小売業であることを示している。また、社名はA社であり、社員数がα1、居所がα2であることを示している。このように、顧客属性データ1011には、支店ごとに、取引口座を有する企業の属性に関する情報が記憶されている。上記顧客属性データ1011は、支店の職員によってあらかじめクライアント端末100から入力されるか、またはあらかじめクライアント端末100が企業のホームページその他のインターネット上のリソースにアクセスし、記憶部101に記憶しているものとする。
図3は、顧客財務データ1012の例を示す図である。図3に示すように、顧客財務データ1012は、企業ごとに、売上高、費用を含む、企業の財務に関する情報が記憶されている。図3では、例えば、C001で識別される企業の売上高はα3であり、費用はα4であることを示している。実際には、損益計算書や貸借対照表に記載される項目等、その企業の財務分析に必要な各種情報が含まれる。このように、顧客財務データ1012には、企業ごとに、企業の財務内容に関する情報が記憶されている。上記顧客財務データ1012は、上記顧客属性データ1011と同様、支店の職員によってあらかじめクライアント端末100から入力されるか、またはあらかじめクライアント端末100が企業のホームページその他のインターネット上のリソースにアクセスし、記憶部101に記憶しているものとする。
図4、5は、顧客取引データ1013の例を示す図である。図4は、顧客取引データ1013のうち、企業が取引先に販売した商品または提供したサービスに対する入金取引の履歴を記録した入金取引データ1013Aの例を示している。また、図5は、顧客取引データ1013のうち、企業が取引先から購入した商品または提供を受けたサービスに対する支払い取引の履歴を記録した出金取引データ1013Bの例を示している。
図4に示すように、入金取引データ1013Aは、入金取引先となる企業を識別するための入金取引先IDと、その企業名と、その企業の業種とが対応付けて記憶されている。図4では、例えば、入金取引先IDがD001で識別される企業はB社であり、その業種は自動車製造業であることを示している。また、図5に示すように、出金取引データ1013Bは、支払い取引先となる企業を識別するための出金取引先IDと、その企業名と、その企業の業種とが対応付けて記憶されている。図5では、例えば、出金取引先IDがE001で識別される企業はX社であり、その業種は国内商社であることを示している。
なお、上述した顧客属性データ1011、顧客財務データ1012、顧客取引データ1013は、金融機関の各支店のコンピュータが、インターネット等の一般的な通信回線網を経由して、企業がこれらの情報を開示しているサイトにアクセスする等して、あらかじめ取得され、記憶部101に記憶されている。このように、顧客取引データ1013には、企業ごとに、企業が取引する顧客との間で行われた入出金その他の取引に関する情報が記憶されている。上記顧客取引データ1013は、本システムを利用する金融機関が取引するための基幹業務システムが実行されることにより、記憶部101に記憶しているものとする。続いて、図1に戻って、センタサーバ200について説明する。
センタサーバ200は、クライアント端末100から受信した処理要求にしたがって、その処理要求に含まれる企業が他のどの企業のビジネスとマッチングするのかを判定し、その結果を、処理要求したクライアント端末100に返すサーバである。図1に示すように、センタサーバ200は、記憶部201と、セグメントデータ生成部202と、ポジション判定部203と、マッチング先抽出部204と、通信部205と、制御部206とを有して構成されている。
記憶部201は、HDD等の記憶装置から構成され、顧客属性マスタデータ2011、顧客財務マスタデータ2012、顧客取引マスタデータ2013、セグメントデータ2014、マッチング指標データ2015、抽出リストデータ2016を含む本システムを実行するために必要な様々なデータを記憶する。これらのデータの具体的な例については後述する。
セグメントデータ生成部202は、クライアント端末100から受信した処理要求に含まれる顧客データをセグメント化したセグメントデータを生成し、記憶部201に記憶する。セグメントデータは、記憶部201に記憶されている顧客属性マスタデータ2011と、顧客財務マスタデータ2012と、顧客取引マスタデータ2013から読み出された項目を、あらかじめ定められた分類項目で分類したデータである。
ポジション判定部203は、処理要求された企業のセグメントデータが、同じタイプに属するセグメントデータの企業のなかでどの順位に位置づけられるか判定する。マッチング先抽出部204は、処理要求された企業のセグメントデータにマッチする企業のセグメントデータを抽出し、その結果を、要求されたクライアント端末100に出力する。通信部205は、センタサーバ200と、それぞれのクライアント端末100との間で各種データを送受信する。制御部206は、センタサーバ200の上記各部の動作を制御する。これらの具体的な処理についてはシーケンス図を用いて後述する。
なお、上記各部の動作は、実際には、制御部206が有する不図示のメモリにインストールされたプログラムを実行することにより実現される。上記プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供されたり、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで記録媒体に記録して提供したり、配布してもよい。続いて、記憶部201が記憶する各データについて説明する。
顧客属性マスタデータ2011、顧客財務マスタデータ2012、顧客取引マスタデータ2013は、それぞれ、本システムを利用する各クライアント端末100から、処理要求として受信した顧客属性データ1011と、顧客財務データ1012と、顧客取引データ1013をまとめた顧客データである。各マスタデータには、全てのクライアント端末100から受信した顧客属性データ1011と、顧客財務データ1012と、顧客取引データ1013が記憶されている。各マスタデータのレイアウトについては、図2〜5と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図6は、セグメントデータ2014の例を示す図である。セグメントデータ2014は、金融機関が取引する企業について、顧客属性マスタデータ2011と、顧客財務マスタデータ2012と、顧客取引マスタデータ2013の各項目を、あらかじめ定められた分類項目で分類し、分類項目に変換されたデータである。セグメントデータ2014は、セグメントデータ生成部202により生成され、金融機関が取引する様々な企業のセグメントデータ2014が記憶部201に記憶されている。上記分類項目は、企業活動のための様々な要素を用いることができ、本システムの利用者が任意に定めることができる。
図6に示すように、セグメントデータ2014は、上記分類項目として、企業の業種を示す役割と、その企業が行っている販売促進方法と、その販売促進方法として用いるIT手段と、その企業が商品やサービスを調達する手段である調達手段と、その企業が従業員となる人材を調達する手段である人材調達手段と、その企業の財務内容である財務とを要素とし、これらが対応付けて記憶されている。図6では、例えば、顧客IDがC002である会社は、部品メーカであり、セグメントタイプがKであることを示している。また、この企業の役割は、大手製造メーカへの部品を供給することであり、その部品の供給をインターネットで受注し、提供していることを示している。また、この企業ではクラウド環境によりIT手段を実行していることを示している。さらに、提供する部品の構成部品については、ある特定の数社から仕入れ、従業員についてはハローワークで募集していることを示している。そして、この企業は、本システムを利用する金融機関に××円の借入金があることを示している。また、上記分類項目として記憶されるデータは、セグメントデータ生成部202が、顧客属性マスタデータ2011、顧客財務マスタデータ2012、顧客取引マスタデータ2013のデータの中から、顧客IDや社名などの情報をキーとして抽出し、意味解析により意味的に類似する情報を上記分類項目のデータに変換して設定される。上記意味的に類似する情報の判定や変換方法については、従来から知られている様々な技術を適用することができる。
また、セグメントデータ2014のタイプは、セグメントデータ2014を構成する各項目の内容が類似しているものを同じタイプとして設定することができる。例えば、セグメントデータ生成部2014は、顧客属性データ1011や顧客属性マスタデータ2011に含まれるデータの中で、同じまたは類似する業種の企業を同じタイプのセグメントデータとして生成する。図6では、顧客IDがC002で識別される企業の役割は大手製造メーカへの部品を供給である一方、顧客IDがC003で識別される企業の役割は自社開発のアプリケーションを大手製造メーカに提供することであり、両者はいずれも自社で製造または開発した部品またはアプリケーションを、大手製造メーカに納品する立場にある企業という点で共通するため、これらの企業を同じタイプKに属するセグメントデータとして生成される。
また、タイプが類似するセグメントデータを、ポジション判定部203は判定する対象としてもよい。タイプが類似するとは、例えば、図6において、顧客IDがC001のタイプAの小売業企業は、人材調達手段が家族のみである一方、顧客IDがC003のタイプKのベンチャー企業は、人材調達手段が創業から同じメンバーあるため、両者は、いずれも閉鎖的な人員配置である点で共通しているため、これらをタイプAおよびタイプKを類似のタイプとして設定し、ポジション判定部203による判定の対象としてもよい。類似のタイプまで判定対象とすることにより、類似する境遇にある企業まで提示対象を広げることができる。
また、図6では、上記同じタイプKの企業であっても、顧客IDがC002の部品メーカは、販促手段としてインターネットを利用している一方、顧客IDがC003のベンチャー企業は、販促手段としてインターネットを利用していない。このため、本システムでは、支店の職員(例えば、営業職員)は、ベンチャー企業の業績が悪い場合には、部品メーカの販促手段を利用するように、ベンチャー企業にアドバイスすることができるようになる。
図7は、マッチング指標データ2015の例を示す図である。マッチング指標データ2015は、セグメントデータ2014をマッチングするための基準となる指標を定めたデータである。上記指標としては、例えば、KPI(重要業績評価指標:Key Performance Indicators)、KGI(重要目標達成指標:Key Goal Indicators)がある。
図7に示すように、マッチング指標データ2015は、セグメントデータ2014をマッチングさせる指標であるマッチング指標と、その指標を求めるための算式とが対応付けて記憶されている。図7では、マッチング指標として、利益率、客単価が定められ、その算出方法は、それぞれ、算式γ1、算式γ2で求められることを示している。後述するように、ポジション判定部203は、マッチング指標データ2015として定められた基準でセグメントデータ2014同士を比較し、後述する抽出リストデータ2016を出力する。
図8、9は、抽出リストデータ2016の例を示す図である。図8は、上記マッチング指標が利益率の場合の例であり、図9は、上記マッチング指標が製造原価/売上比率の例を示している。抽出リストデータ2016は、マッチング指標データ2015を基準として比較し、抽出されたセグメントデータ2014の候補の一覧を示すデータである。
図8、9に示すように、抽出リストデータ2016は、上記マッチング指標に基づいて抽出されたセグメントデータを識別するための抽出IDと、抽出された顧客を示す企業名と、その企業の利益率とが対応付けて記憶されている。図8では、利益率をマッチング指標として、タイプKのセグメントデータ2014の中から所定の基準(例えば、上位5パーセント、下位5パーセント)で抽出した例を示している。図中、利益率がタイプKのセグメントデータ2014の中の上位5パーセントのグループR1に属するA社の利益率は6パーセントであり、下位5パーセントのグループR2に属するP、Q、R、Cの各社の利益率は、それぞれ、2パーセント、2パーセント、3パーセントであることを示している。
ポジション判定部203は、クライアント端末100から処理要求を受けた企業と同じタイプのセグメントデータ2014について、上記マッチング指標で抽出したセグメントデータの中で、グループR1、R2、あるいはこれら以外のグループのどのグループに属するのかを判定する。本例では、処理要求された企業がC社である場合、タイプKに属するセグメントデータの中では、利益率が下位5パーセントのグループにあることがわかる。
マッチング先抽出部204は、上記グループR1に属する企業の企業名を参照し、同じ企業名の入金取引データ1013Aを読み取るとともに、処理要求されたC社の入金取引データ1013Aを読み取り、両者を比較する。本例では、両者を比較した場合、A社の入金取引データ1013Aには、C社の入金取引データ1013Aに含まれていないインテリア販売の業種のグループR3に属するE社から入金があることを示している。つまり、A社では、E社に対して自社製品を販売して売り上げを得て、高い利益率をあげていることがわかる。マッチング先抽出部204は、処理要求されたC社の有効な取引先として、E社を出力する。
また、図9では、製造原価/売上(製造原価率)をマッチング指標として、タイプKのセグメントデータ2014の中から所定の基準(例えば、上位5パーセント、下位5パーセント)で抽出した例を示している。図中、製造原価率がタイプKのセグメントデータ2014の中の上位5パーセントのグループR4に属するA、Pの各社の製造原価率は、それぞれ40パーセント、45パーセントであり、下位5パーセントのグループR5に属するQ、R、Cの各社の製造原価率は、それぞれ、70パーセント、75パーセント、75パーセントであることを示している。
ポジション判定部203は、図8の場合と同様に、クライアント端末100から処理要求を受けた企業と同じタイプのセグメントデータ2014について、上記マッチング指標で抽出したセグメントデータの中で、グループR4、R5、あるいはこれら以外のグループのどのグループに属するのかを判定する。本例では、処理要求された企業がC社である場合、タイプKに属するセグメントデータの中では、製造原価率が下位5パーセントのグループにあることがわかる。
また、マッチング先抽出部204は、図8の場合と同様に、上記グループR4に属する企業の企業名を参照し、同じ企業名の出金取引データ1013Bを読み取るとともに、処理要求されたC社の出金取引データ1013Bを読み取り、両者を比較する。本例では、両者を比較した場合、A社およびP社の出金取引データ1013Bには、C社の出金取引データ1013Bに含まれていない米国商社であるY社に支払いがあることを示している。つまり、A社およびP社では、米国にあるY社から直接部品を買い付けることにより、製造原価率を低く抑えていることがわかる。マッチング先抽出部204は、処理要求されたC社にとって有効な取引先として、Y社を出力する。続いて、本システムで行われる処理について説明する。
図10は、本システムで行われるマッチング処理の処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、まず、各支店において職員がクライアント端末100を操作し、クライアント端末100の入力部103が、処理要求として、顧客データの指定、およびマッチング指標の指定を受け付ける(ステップS1001)。例えば、C社の顧客属性データ1011、顧客財務データ1012、顧客取引データ1013の指定、マッチング指標として利益率の指定を受け付ける。
処理要求部104は、入力部103が受け付けた顧客データとマッチング指標とを読み取り、センタサーバ200に送信する(ステップS1002)。例えば、処理要求部104は、受け付けられた上記C社の顧客属性データ1011、顧客財務データ1012、顧客取引データ1013を記憶部101から読み出し、マッチング指標である利益率とともにセンタサーバ200に送信する。
センタサーバ200のセグメントデータ生成部202は、クライアント端末100から処理要求を受信すると、セグメントデータ2014を生成し、記憶部201に記憶する(ステップS1003)。例えば、セグメントデータ生成部202は、顧客属性データ1011、顧客財務データ1012、顧客取引データ1013を、あらかじめ定められた分類項目に変換し、図6に示すようなセグメントデータを生成する。本例では、処理要求された企業のセグメントデータ以外のセグメントデータについては、セグメントデータ生成部202があらかじめ生成して記憶部201に記憶している前提で説明しているが、ステップS1003の実行時に、処理要求された企業を含む全ての企業のセグメントデータを生成してもよい。
センタサーバ200のポジション判定部2015は、記憶部201に記憶されているセグメントデータ2014の中から、生成したセグメントデータと同じタイプのセグメントデータを抽出し、抽出したセグメントデータの中で、上記マッチング指標に基づく上記処理要求された企業の順位を判定するとともに、マッチング先の候補となる抽出リストデータ2016を出力する(ステップS1004、S1005)。例えば、ポジション判定部2015は、C社を含むタイプKのセグメントデータに含まれる各企業の利益率を算出し、図8に示したように、C社の順位(属するグループ)を判定するとともに、図8に示した抽出リストデータ2016を生成し、出力する。利益率は、図7に示したマッチング指標データ2015の算式γ1により算出することができる。
マッチング先抽出部204は、処理要求された企業が属するタイプのセグメントデータの中から、マッチング指標に基づいた算出値がその企業よりもよい企業の取引データを顧客取引マスタデータ2013の中から抽出する。そして、マッチング先抽出部204は、抽出した企業の顧客取引データと、処理要求された企業の顧客取引データとを比較し、前者の中から後者にはない企業をマッチング先の企業として出力する(ステップS1006)。例えば、マッチング先抽出部204は、図8に示したように、処理要求され、グループR3に属する企業であるC社の入金取引データ1013Aと、グループR1に属する企業であるA社の入金取引データ1013Aとを比較し、後者の中で前者に含まれていない企業であるE社を抽出し、出力する。このような企業が複数ある場合には、図8、9に示した抽出リストデータ2016と同様に、リスト化して出力すればよい。
そして、マッチング先抽出部204は、抽出した企業の顧客IDや会社名を、処理要求されたクライアント端末100に送信し(ステップS1007)、クライアント端末100の処理用休部104は、その企業の顧客IDや会社名を、マッチング先の企業として表示部102に表示する(ステップS1008)。ステップS108の処理が終了すると、図10に示したマッチング処理が終了する。
このように、本実施例におけるビジネスマッチングシステム1000では、上記のような処理を実行するので、例えば、金融機関の職員は、業績を改善させたい企業を指定してその顧客データおよびマッチングさせる基準となる指標をクライアント端末100から入力するだけで、その企業にとって取引先として有効な企業を把握することができる。
なお、上記例では、処理要求された企業と同じタイプのセグメントデータを用いて、ポジションを判定した。しかし、処理要求された企業の顧客属性データ2011、顧客財務データ2012、顧客取引データ2013が類似する企業の顧客属性データ2011、顧客財務データ2012、顧客取引データ2013があるか否かを判定し、その企業が属するタイプを含めてポジションを判定してもよい。上記判定の方法としては、例えば、顧客属性データ2011に記憶されている社員数(例えば、いずれも1000人以上の場合)や居所(例えば、いずれも同じ都道府県の場合)が一致していれば、事業規模が同じであると判断し、その企業が属するタイプのセグメントデータを含めて、処理要求された企業のポジションを判定してもよい。この場合、上記タイプが異なる場合にはそのタイプも含めたセグメントデータの中で、ポジションが判定されるため、分野を超えた企業を提示することができる。
また、上記例では、ポジション判定部203は、処理要求された企業を含む抽出リストデータ2016を、同じタイプ(または上記のように異なるタイプ)のセグメントデータ2014の中で、上位または下位数パーセントに属する場合について説明した。しかし、例えば、処理要求された企業の順位を判定し、その順位を含む上位の企業(例えば、その企業が100社中50位である場合、40位から49位の10社)のセグメントデータを抽出し、抽出リストデータ2016として出力してもよい。この場合、マッチング先抽出部204は、処理要求された企業に近い値としてマッチング指標が算出された企業の中から顧客取引データを抽出して比較するので、取引したほうが望ましい企業として、処理要求された企業にとってより現実的な選択肢を提示することができる。
また、上記例では、処理要求された企業の業績を改善する場合について説明したが、処理要求された企業の業績を低下させないように提示することとしてもよい。例えば、図8、9に示した例では、C社が下位5パーセントのグループに属し、上位5パーセントのグループの属する企業の顧客取引データを参照して、取引先を比較したが、C社が上位5パーセントのグループに属している場合には、下位5パーセントのグループの属する企業の顧客取引データを参照してそれらの企業に共通する取引先を抽出し、少なくともその取引先とは取引しないように提示してもよい。
また、上記業績を低下させない提示の場合、ポジション判定部203は、例えば、処理要求された企業の順位を判定し、その順位を含む下位の企業(例えば、その企業が100社中50位である場合、51位から60位の10社)のセグメントデータを抽出し、抽出リストデータ2016として出力してもよい。この場合、マッチング先抽出部204は、処理要求された企業に近い値としてマッチング指標が算出された企業の中から顧客取引データを比較するので、取引しないほうが望ましい企業として、処理要求された企業にとってより現実的な選択肢を提示することができる。上記業績を低下させない提示の場合も上記業績を改善する場合と同様、セグメントデータ2014は、同じタイプ(または上記のように異なるタイプ)のいずれを用いてもよい。
1000 ビジネスマッチングシステム
100 クライアント端末
101 記憶部
1011 顧客属性データ
1012 顧客財務データ
1013 顧客取引データ
102 表示部
103 入力部
104 処理要求部
105 通信部
106 制御部
200 センタサーバ
201 記憶部
2011 顧客属性マスタデータ
2012 顧客財務マスタデータ
2013 顧客取引マスタデータ
2014 セグメントデータ
2015 マッチング指標データ
2016 抽出リストデータ
202 セグメントデータ生成部
203 ポジション判定部
204 マッチング先抽出部
205 通信部
206 制御部
N ネットワーク。

Claims (5)

  1. マッチング対象となる企業を含む複数の企業のそれぞれについて、属性データ、財務データ、取引データを所定の分類項目で分類したセグメントデータを生成するセグメントデータ生成部と、
    あらかじめ定められた指標に基づいて、同じタイプとして分類された前記セグメントデータの企業を順位付け、所定の範囲に順位付けされた企業のセグメントデータを抽出するポジション判定部と、
    抽出されたセグメントデータにより分類された企業の取引データと、前記マッチング対象となる企業の取引データとに基づいて、前記分類された企業の取引データに示される取引先のうち、前記マッチング対象となる企業の取引データに含まれない取引先を、前記マッチング対象となる企業に有効な取引先として出力するマッチング先抽出部と、
    を備えることを特徴とするビジネスマッチングシステム。
  2. 前記ポジション判定部は、所定の分類項目で分類したときのタイプが類似する前記セグメントデータの企業を含めて前記指標に基づいて順位付けし、所定の範囲に順位付けされた企業のセグメントデータを抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のビジネスマッチングシステム。
  3. 前記ポジション判定部は、前記マッチング対象となる企業の属性データ、財務データ、取引データに類似する企業の属性データ、財務データ、取引データの有無を判定し、前記類似する企業の属性データ、財務データ、取引データがあると判定した場合、そのセグメントデータのタイプの企業を含めて前記指標に基づいて順位付けし、所定の範囲に順位付けされた企業のセグメントデータを抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のビジネスマッチングシステム。
  4. 前記マッチング先抽出部は、順位付けした企業のうち、前記マッチング対象となる企業の順位に近い企業の取引データの中から、前記マッチング対象となる企業の取引データに含まれない取引先を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のビジネスマッチングシステム。
  5. マッチング対象となる企業を含む複数の企業のそれぞれについて、属性データ、財務データ、取引データを所定の分類項目で分類したセグメントデータを生成し、
    あらかじめ定められた指標に基づいて、同じタイプとして分類された前記セグメントデータの企業を順位付け、
    所定の範囲に順位付けされた企業のセグメントデータを抽出し、
    抽出されたセグメントデータにより分類された企業の取引データと、前記マッチング対象となる企業の取引データとに基づいて、前記分類された企業の取引データに示される取引先のうち、前記マッチング対象となる企業の取引データに含まれない取引先を、前記マッチング対象となる企業に有効な取引先として出力する、
    ことを特徴とするビジネスマッチング方法。
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