JP2017181787A - 表示装置、光学素子、及び、電子機器 - Google Patents

表示装置、光学素子、及び、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】表示部の画素の配置関係に起因するモアレを軽減するなどして表示される画像の質を高めることができる表示装置を提供する。
【解決手段】二次元画像を表示する表示領域を有する表示部、及び、表示領域に表示される画像を水平方向に間隔を空けて並ぶ所定の観察位置において観察される画像に分離するための構造体が複数配置されて成る光学素子を備えており、表示領域には、水平方向と垂直方向とにマトリクス状に画素が配置されていると共に、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されており、光学素子の構造体は、垂直方向に対して、画素の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されている。
【選択図】 図1

Description

本開示は、表示装置、光学素子、及び、電子機器に関する。より詳しくは、視差のある画像を表示することによって立体視が可能となる表示装置、立体視が可能となる表示装置に用いられる光学素子、及び、係る表示装置を備えた電子機器に関する。
視差のある画像を画像観察者が観察することで立体視を実現する表示装置が、種々、知られている。裸眼方式の表示装置として、パララックスバリア(視差バリア)やレンズ列を備えたレンチキュラーレンズなどから成る光学分離用の光学素子と、液晶表示パネルなどから成る二次元画像を表示する表示部とを組み合わせた表示装置が提案されている(例えば、特開平5−122733号公報(特許文献1)を参照)。
裸眼方式の表示装置の動作の概念図を、図30に示す。
レンチキュラーレンズから成る光学分離用の光学素子によって、符号2R,4R,6R,8Rを付した画素から出射された光線群は、視点1に達する(図29A参照)。また、符号1L,3L,5L,7Lを付した画素から出射された光線群は、視点2に達する(図29B参照)。従って、表示部から所定距離をおいた位置にあっては、視点1の画像と視点2の画像とが独立して観察される。
画像観察者の右目と左目とがそれぞれ視点1と視点2とに位置するとき、符号2R,4R,6R,8Rを付した画素によって右眼用の画像を表示し、符号1L,3L,5L,7Lを付した画素によって左眼用の画像を表示すれば、画像観察者は、画像を立体画像として認識する。
特開平5−122733号公報
高解像度化の進展によって、平面形状の異なる画素を行毎に交互に並べるといった構造の表示部が提案されている。例えば、インプレーンスイッチング(InPlane Switching:IPS)方式等の横電界駆動型の液晶表示パネルにあっては、広視野角特性を得るために、1つのセル内に平面形状の異なる複数の表示領域を配置した、マルチドメイン構造が用いられていた。しかしながら、高解像度化によってセルの面積が縮小すると、1つのセル内に平面形状の異なる複数の表示領域を配置することが困難となる。このため、平面形状の異なる画素を行毎に交互に並べることによって、広視野角特性を維持するといったことが行われている。
平面形状の異なる画素を行毎に一定の周期で配置するといった構造の表示部と光学分離用の光学素子とを組み合わせる場合、表示部の画素の配置関係に起因するモアレが生ずるといったことが考えられる。また、レンズシートなどを用いた光学素子の表面は、埃の除去や耐擦傷の観点から、平坦であることが好ましい。平坦化にともなう界面反射などを減らすことができれば、画像の質を高めることができる。
本開示の目的は、表示部の画素の配置関係に起因するモアレを軽減するなどして表示される画像の質を高めることができる表示装置、電子機器、及び、光学素子を提供することにある。
上記の目的を達成するための本開示に係る表示装置は、
二次元画像を表示する表示領域を有する表示部、及び、
表示領域に表示される画像を水平方向に間隔を空けて並ぶ所定の観察位置において観察される画像に分離するための構造体が複数配置されて成る光学素子、
を備えており、
表示領域には、水平方向と垂直方向とにマトリクス状に画素が配置されていると共に、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されており、
光学素子の構造体は、垂直方向に対して、画素の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されている、
表示装置である。
上記の目的を達成するための本開示に係る光学素子は、
基材、及び、
基材上に形成され、構造体を構成するレンズが複数配置されて成るレンチキュラーレンズ部、
を含んでおり、
レンチキュラーレンズ部とレンチキュラーレンズ部に対向する平板との間は、レンチキュラーレンズ部を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層で充填されている、
光学素子である。
上記の目的を達成するための本開示に係る電子機器は、
表示装置を備えた電子機器であって、
表示装置は、
二次元画像を表示する表示領域を有する表示部、及び、
表示領域に表示される画像を水平方向に間隔を空けて並ぶ所定の観察位置において観察される画像に分離するための構造体が複数配置されて成る光学素子、
を備えており、
表示領域には、水平方向と垂直方向とにマトリクス状に画素が配置されていると共に、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されており、
光学素子の構造体は、垂直方向に対して、画素の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されている、
電子機器である。
本開示に係る表示装置にあっては、光学素子の構造体の傾きを、垂直方向に対して所定の状態になるようにした。これによって、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されているといった画素の配置関係に起因するモアレが軽減される。また、本開示に係る光学素子にあっては、平板とレンチキュラーレンズ部との間の反射が軽減されるので、界面の反射によるコントラストの低下などが軽減される。従って、本開示に係る表示装置などにあっては、表示される画像の質を高めることができる。
図1は、第1の実施形態に用いられる表示装置を仮想的に分離したときの模式的な斜視図である。 図2は、表示装置の一部の模式的な断面図である。 図3は、平面形状の異なる画素が行毎に交互に並ぶといった構造を有する表示部における表示領域の一部の模式的な平面図である。 図4は、光学素子の構造体と表示部の表示領域における画素との配置関係を説明するための、光学素子および表示領域の一部の模式的な平面図である。 図5は、参考例の実施形態における光学素子の構造体と画素との配置関係を説明するための、光学素子および表示領域の一部の模式的な平面図である。 図6は、参考例の実施形態におけるモアレを説明するための図面代用写真である。 図7は、光学素子の構造体の傾きと観察される画素との関係を説明するための模式的な平面図である。 図8は、符号LMXは非整数であり、符号NPは奇数であり、2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす場合の例を示す模式的な平面図である。 図9は、図8に示す状態において、或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置を説明するための模式的な平面図である。 図10は、符号LMXは非整数であり、符号NPは偶数であり、2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす場合に、或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置を説明するための模式的な平面図である。 図11Aと図11Bとは、符号NPが奇数の場合と偶数の場合との差を説明するための図であって、図11Aは図9に記した観察される中央の位置を抽出して示した図であり、図11Bは図10に記した観察される中央の位置を抽出して示した図である。 図12は、第1の実施形態におけるモアレを説明するための図面代用写真である。 図13は、光学素子の構成要素の屈折率を説明するための、表示装置の一部の模式的な断面図である。 図14は、構造体を構成するレンズ列を、法線方向がレンズ列の延びる方向となる平面で切断したとしたときの形状を説明するための模式的なグラフである。 図15は、樹脂層のE硬度とムラの程度との関係を説明するための模式的なグラフである。 図16は、樹脂層の膜厚と剥離の程度とを説明するための模式的なグラフである。 図17Aないし図17Cは、第1の実施形態に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。 図18A及び図18Bは、図17Cに引き続き、第1の実施形態に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。 図19は、図18Bに引き続き、第1の実施形態に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。 図20は、第1の実施形態の第1変形例における表示装置の一部の模式的な断面図である。 図21Aないし図21Cは、第1の実施形態の第1変形例に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。 図22は、図21Cに引き続き、第1の実施形態の第1変形例に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。 図23は、第1の実施形態の第2変形例における表示装置の一部の模式的な断面図である。 図24Aないし図24Cは、第1の実施形態の第2変形例に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。 図25は、図24Cに引き続き、第1の実施形態の第2変形例に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。 図26は、第1の実施形態の第2変形例に用いられる光学素子などの他の製造方法を説明するための模式図である。 図27は、第1の実施形態の第3変形例における表示装置の一部の模式的な断面図である。 図28A及び図28Bは、それぞれ、実施形態の表示装置が適用されるスマートフォンの外観を表したものである。 図29は、実施形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。 図30は、裸眼方式の表示装置の概念図である。
以下、図面を参照して、実施形態に基づき本開示を説明する。本開示は実施形態に限定されるものではなく、実施形態における種々の数値や材料は例示である。以下の説明において、同一要素または同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。尚、説明は、以下の順序で行う。
1.本開示に係る、表示装置、光学素子、及び、電子機器、全般に関する説明
2.第1の実施形態
3.適用例(電子機器の例)、その他
[本開示に係る表示装置および光学素子、全般に関する説明]
本開示の表示装置、あるいは又、本開示の電子機器に用いられる表示装置(以下、これらを総称して、単に「本開示の表示装置」と呼ぶ場合がある)において、
表示領域の画素は、行方向に並ぶ3個の画素から成る群を構成し、
画素の個数を単位とした光学素子の構造体の水平方向ピッチを符号LMX
画素の個数を単位とした構造体の傾きを符号SL、
或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置との、画素の個数を単位とした垂直方向のずれを符号OFS、
或る構造体を介して観察される画素と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素との水平方向の幅に含まれる画素群の数を符号NP、
と表すとき、
符号LMXは非整数であり、
符号NPは奇数であり、
2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす、
構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本開示の表示装置において、
表示領域には、平面形状の異なる2種類の画素が行毎に交互に配置されている、
構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本開示の表示装置において、
表示部は液晶表示パネルから成る、
構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本開示の表示装置において、
光学素子は、
基材、及び、
基材上に形成され、構造体を構成するレンズが複数配置されて成るレンチキュラーレンズ部、
を含んでおり、
レンチキュラーレンズ部とレンチキュラーレンズ部に対向する平板との間は、レンチキュラーレンズ部を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層で充填されている、
構成とすることができる。
本開示の光学素子、及び、上述した各種の好ましい構成を含む本開示の表示装置に用いられる光学素子(以下、これらを総称して、単に「本開示の光学素子」と呼ぶ場合がある)において、
構造体を構成するレンズは非球面形状である、
構成とすることができる。
この場合において、
構造体を構成するレンズは凸レンズ形状であり、
樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が低い樹脂材料から成る、
構成とすることができ、更には、
樹脂層の屈折率は1.2ないし1.4の間の値である、
構成とすることができる。
あるいは又、構造体を構成するレンズは非球面形状である構成において、
構造体を構成するレンズは凹レンズ形状であり、
樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が高い樹脂材料から成る、
構成とすることができ、更には、
樹脂層の屈折率は1.6ないし1.8の間の値である、
構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本開示の光学素子において、
樹脂層の膜厚は40マイクロメートル以上である、
構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本開示の光学素子において、
樹脂層のE硬度は30以下である、
構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本開示の光学素子において、
樹脂層の弾性率は500kPa以下である、
構成とすることができる。
上述した各種の好ましい構成を含む本開示の光学素子において、
樹脂層は紫外線硬化性の樹脂材料から成る、
構成とすることができる。
本開示の表示装置、あるいは又、本開示の電子機器に用いられる表示装置(以下、これらを総称して、単に「本開示の表示装置」と呼ぶ場合がある)において、駆動部は、表示領域の全面に右目用の画像を表示する右目用画像データから右目用の画像を表示すべき画素に対応する画像データを選択して当該画素を駆動し、表示領域の全面に左目用の画像を表示する左目用画像データから左目用の画像を表示すべき画素に対応する画像データを選択して当該画素を駆動する構成とすることができる。
表示装置は、表示部と画像観察者との間に光学素子が配置される構成とすることができる。表示部として、液晶表示パネルやエレクトロルミネッセンス表示パネルなどを用いることができる。表示部は、モノクロ表示であってもよいし、カラー表示であってもよい。
光学素子の構成や配置等は、表示装置の仕様等に応じて適宜設定すればよい。光学素子としてパララックスバリアを用いる場合には、固定的なパララックスバリアを用いてもよいし、動的に切り替え可能なパララックスバリアを用いてもよい。
固定的なパララックスバリアは、樹脂やガラスなどといった周知の透明な材料から成る基材を用いて、フォトリソグラフ法とエッチング法との組合せ、スクリーン印刷法・インクジェット印刷法・メタルマスク印刷法といった各種印刷法、メッキ法(電気メッキ法や無電解メッキ法)、リフトオフ法等の周知の方法により形成することができる。一方、動的に切り替え可能なパララックスバリアは、例えば、液晶材料層を備えた電気的に切り替え可能なライトバルブによって構成することができる。液晶材料層を用いたライトバルブを構成する材料の種類や、液晶材料層の動作モードは特に限定するものではない。場合によっては、モノクロ表示の液晶表示パネルを動的なパララックスバリアとして用いることもできる。パララックスバリアの開口部の大きさ等は、表示装置の仕様等に応じて適宜設定すればよい。
また、光学素子としてレンズシートを用いる場合、周知の透明な材料から成るシート状の基材の上に例えば感光性の樹脂材料等を用いてレンズ列が形成されているレンズシートを用いればよい。
表示装置が透過型表示パネルと照明部とを備えている構成にあっては、広く周知の照明部を用いることができる。照明部の構成は、特に限定するものではない。一般に、照明部は、光源、プリズムシート、拡散シート、導光板等といった周知の部材から構成することができる。
後述する実施形態においては、アクティブマトリクス方式の透過型液晶表示パネルを表示部として用い、構造体としてのレンズ列が形成されている光学素子を用いる。
液晶表示パネルは、例えば、透明共通電極を備えたフロントパネル、透明画素電極を備えたリアパネル、及び、フロントパネルとリアパネルとの間に配置された液晶材料から成る。液晶表示パネルの動作モードは特に限定するものではない。所謂TNモードで駆動される構成であってもよいし、VAモードあるいはIPSモードで駆動される構成であってもよい。カラー液晶表示パネルの場合、基板の内面にアクリル系樹脂やエポキシ系樹脂から成るオーバーコート層によって被覆されたカラーフィルターが設けられ、オーバーコート層上に透明共通電極が形成された構成を有している。
表示部の解像度(P,Q)の値として、具体的には、VGA(640,480)、S−VGA(800,600)、XGA(1024,768)、APRC(1152,900)、S−XGA(1280,1024)、U−XGA(1600,1200)、HD−TV(1920,1080)、Q−XGA(2048,1536)、QFHD(3840,2160)の他、(1920,1035)、(720,480)、(1280,960)等、画像表示用解像度の幾つかを例示することができるが、これらの値に限定するものではない。
表示部を駆動する駆動部は、例えば、画像信号処理部、タイミング制御部、データドライバ及びゲートドライバ等の種々の回路から構成することができる。これらは周知の回路素子等を用いて構成することができる。
[実施形態に用いられる表示装置の説明]
図1は、実施形態に用いられる表示装置を仮想的に分離したときの模式的な斜視図である。
図1に示すように、表示装置1は、
二次元画像を表示する表示領域11を有する表示部10、及び、
表示領域11に表示される画像を水平方向に間隔を空けて並ぶ所定の観察位置において観察される画像に分離するための構造体31が複数配置されて成る光学素子30、
を備えている。表示部10は、駆動部100によって駆動される。
表示領域11には、水平方向と垂直方向とにマトリクス状に画素12が配置されていると共に、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されている。光学素子30の構造体31は、垂直方向に対して、画素12の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されている。構造体31や画素12の配列関係については、後述する図3ないし図11を参照して、後で詳しく説明する。
より具体的には、駆動部100は、
表示領域11の全面に右目用の画像を表示する右目用画像データから右目用の画像を表示すべき画素12に対応する画像データを選択して当該画素12を駆動し、
表示領域11の全面に左目用の画像を表示する左目用画像データから左目用の画像を表示すべき画素12に対応する画像データを選択して当該画素12を駆動する。尚、観察者の頭部の位置を検出して能動的に制御を行うといった構成とすることもできる。
表示部10は、液晶表示パネル、より具体的には、IPS方式のカラー液晶表示パネルから成る。表示部10の背面には、光を照射する照明部20が配置されている。
図2は、表示装置の一部の模式的な断面図である。
表示部10は、光学素子30側のフロントパネル16、照明部20側のリアパネル14、フロントパネル16とリアパネル14との間に配置された液晶材料層15などから構成されている。尚、配線層や遮光層の図示は省略した。リアパネル14の照明部20側の面には偏光板13が配され、フロントパネル16の表面には偏光板17が配されている。偏光板13,17は、表示部10の仕様に応じて、クロスニコルもしくはパラレルニコルの関係となるように配される。
照明部20は、光源、プリズムシート、拡散シート、導光板等といった部材(これらは図示せず)から構成されている。拡散シート等を介した拡散光が、図1に示す発光面21から、表示部10の裏面に向かって照射される。
表示部10の正面側には、レンチキュラーレンズから成る構造体31が複数配置されて成る光学素子30が配されている。
光学素子30と表示部10とにおけるZ方向の間隔、X方向における画素12のX方向におけるピッチ、開口部31の延びる方向とY方向とが成す角度、開口部31のX方向におけるピッチは、表示装置1の仕様上定めた観察位置において好ましい立体画像が観察できる条件を満たすように設定されている。
図1に示すように、観察位置AU/4が右目用の基準位置に対応し、観察位置A3U/4が左目用の基準位置に対応するように設定されているとする。符号Uの値は表示装置1の仕様に応じて設定すればよく、例えば24などの値とすることができる。
光学素子30は、基材32、及び、基材32上に形成され、構造体31を構成するレンズが複数配置されて成るレンチキュラーレンズ部を含んでいる。尚、説明の都合上、符号31をレンチキュラーレンズ部を示すものとして用いる場合がある。レンチキュラーレンズ部31とレンチキュラーレンズ部31に対向する平板(ここでは表示部10を構成する液晶表示パネル)との間は、レンチキュラーレンズ部31を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層33で充填されている。構造体31を構成するレンズは非球面形状の凸レンズ形状であり、樹脂層33は、構造体31を構成する材料よりも屈折率が低い樹脂材料から成る。これらについては、後述する図13ないし図27を参照して、後で詳しく説明する。
図3は、平面形状の異なる画素が行毎に交互に並ぶといった構造を有する表示部における表示領域の一部の模式的な平面図である。
表示領域11には、水平方向(図においてX方向)にP個、垂直方向(図においてY方向)にQ個、合計P×Q個の画素12がマトリクス状に配列されている。画素12と画素12との間には、ブラックマトリックスBMが設けられている。第p列(但し、p=1,2・・・,P)、第q行目(但し、q=1,2・・・,Q)の画素12を、第(p,q)番目の画素12あるいは画素12(p,q)と表す。図3にあっては、赤色表示画素、緑色表示画素および青色表示画素を、それぞれ、符号R,G,Bを用いて表した。
表示領域11には、平面形状の異なる画素12が行毎に一定の周期で配置されている。第1の実施形態にあっては、表示領域11には、平面形状の異なる2種類の画素が行毎に交互に配置されている。即ち、(+X,+Y)方向に傾いた形状(以下、[A型]と呼ぶ)の画素12と、(−X,+Y)方向に傾いた形状(以下、[B型]と呼ぶ)の画素12とが、行毎に交互に並んでいる。
画素12は、例えば、第1列目が赤色表示画素、第2列目が緑色表示画素、第3列目が青色表示画素といった順で配列されており、第4列目以降も同様の順を繰り返すように配列されている。表示領域11の画素は、行方向に並ぶ3個の画素から成る画素群を構成する。即ち、行方向に並ぶ、赤色表示画素、緑色表示画素、青色表示画素の3つによって、一つの画素群が構成される。
図1に示す表示部10の解像度は、QFHD(3840,2160)である。表示部10の1ピクセルが水平方向に並ぶ赤色表示画素、緑色表示画素および青色表示画素の群から構成されるとすれば、P=3840×3、Q=2160である。即ち、上述の例では、P=11520、Q=2160である。また、表示部10は、例えば対角が略13インチといった大きさである。
図4は、光学素子の構造体と表示部の表示領域における画素との配置関係を説明するための、光学素子および表示領域の一部の模式的な平面図である。尚、説明の都合上、画素は仮想的に同一矩形かつ平面充填的な形状であるとして記した。また、画素のX方向のピッチを符号PLX、Y方向のピッチを符号PLYと表す。尚、PLY=3×PLXといった関係である。
光学素子30の構造体31は、垂直方向に対して傾くように配置されている。傾きを符号SLで表す。傾きSLは画素12の個数を単位として計算される。図4に示すように、例えば、X方向に1画素分ずれる毎にY方向に1画素分ずれるといった場合、SL=1/1=1である。X方向に4画素分ずれる毎にY方向に5画素分ずれるといった場合、SL=5/4=1.25である。X方向に1画素分ずれる毎にY方向に2画素分ずれるといった場合、SL=2/1=2である。
ここで、本開示の理解を助けるために、構造体31の傾きSL=1.25といった参考例の例における現象について説明する。
図5は、参考例の実施形態における光学素子の構造体と画素との配置関係を説明するための、光学素子および表示領域の一部の模式的な平面図である。図6は、参考例の実施形態におけるモアレを説明するための図面代用写真である。
図5における符号LMXは、構造体31のX方向の配列ピッチを表す。ここでは、配列ピッチLMX=(24/5)×PLXといった設定とされている。
上述の設定の場合、図3に示すように行毎に形状の異なる画素との配置関係によって、ある位置ではA型の画素12が主に観測され、他の位置ではB型の画素12が主に観測されるといった現象が生ずる。これはモアレの原因となる。図6の右側は、シミュレーションによる画像を示し、図6の左側は、実機の写真を示す。筋状のモアレは、表示される画像の品位を著しく低下させる。
発明者は、検討の結果、光学素子30の構造体31が、垂直方向に対して、画素12の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されることで、筋状のモアレの程度を軽減できることを見出した。
図7は、光学素子の構造体の傾きと観察される画素との関係を説明するための模式的な平面図である。尚、図示の都合上、形状の違いは[A型]と[B型]と記すことで表し、図示上は仮想的に同一矩形かつ平面充填的な形状であるとして表した。
例えば、傾きSL=2の場合、同色(例えば緑色)の画素について主に同型(図の例では[A型])の画素が観察されるといった現象が起こる。また、傾きSL=2の場合、[A型]、[A型]及び[B型]、[B型]といった繰り返しで画素が観察される。これに対し、例えば傾きSL=(3+0.5)/3といった設定の場合、[A型]、[B型]及び[A型]、[B型]、[A型]及び[B型]・・・、といった繰り返しで画素が観察される。このように、繰り返しの周期が長くなるため、干渉によるパターンが視認されにくくなる。
また、第1の実施形態において、
表示領域の画素は、行方向に並ぶ3個の画素から成る群を構成し、
画素の個数を単位とした光学素子の構造体の水平方向ピッチを符号LMX
画素の個数を単位とした構造体の傾きを符号SL、
或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置との、画素の個数を単位とした垂直方向のずれを符号OFS、
或る構造体を介して観察される画素と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素との水平方向の幅に含まれる画素群の数を符号NP、
と表すとき、
符号LMXは非整数であり、
符号NPは奇数であり、
2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす、
ように設定されている。
以下、図面を参照して詳しく説明する。
図8は、符号LMXは非整数であり、符号NPは奇数であり、2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす場合の例を示す模式的な平面図である。尚、GPLX=3×PLXといった関係である。
この例は、符号NP=3、符号OFS=(1+1/3)、SL=(3+0.5)/3といった場合の例を示す。ある視点から観察される特定色の画素(ここでは緑色)を太線で囲み、更に、画素の水平方向の中心に丸印を付した。
ここで、図8の画素の水平方向の中心の分布について説明する。
図9は、図8に示す状態において、或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置を説明するための模式的な平面図である。
図に示すように、構造体を介して観察される画素群の該或る色の中心は、構造体に沿って延びる線上に、所定の周期で分布する。しかしながら、隣合う構造体の間では、略半周期ほどずれて分布する。
ここで、本開示の理解を助けるため、符号NPが偶数の場合について説明する。
図10は、符号LMXは非整数であり、符号NPは偶数であり、2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす場合に、或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置を説明するための模式的な平面図である。
この場合においても、構造体を介して観察される画素群の該或る色の中心は、構造体に沿って延びる線上に、所定の周期で分布する。しかしながら、隣合う構造体の間での、周期のずれは少ない。
次いで、符号NPを奇数とする意義について説明する。
図11Aと図11Bとは、符号NPが奇数の場合と偶数の場合との差を説明するための図であって、図11Aは図9に記した観察される中央の位置を抽出して示した図であり、図11Bは図10に記した観察される中央の位置を抽出して示した図である。
図を対比して明らかなように、符号NPが奇数である場合の図11Aは、符号NPが偶数である場合の図11Bに対して画素の中心が線上に並ぶ程度が軽減されている。従って、画素の中心の分布に基づく縞模様の程度も軽減される。
図12は、第1の実施形態におけるモアレを説明するための図面代用写真である。図12の右側は、シミュレーションによる画像を示し、図12の左側は、実機の写真を示す。図6に比べて、縦縞が軽減されていることが分かる。
引き続き、光学素子30の構造について、図面を参照して詳しく説明する。
図13は、光学素子の構成要素の屈折率を説明するための、表示装置の一部の模式的な断面図である。
図13の左側は、レンチキュラーレンズの前に前面板を配置した参考例の構成を示す。前面板は、スペーサを介してレンチキュラーレンズ部と対向する。基材32はソーダガラスやアクリルなどの透明材料から構成され、屈折率は概ね1.5である。レンチキュラーレンズ部31は紫外線硬化性の樹脂材料から構成される。レンチキュラーレンズ部31の屈折率nL≒1.5である。基材32と表示部10とは接着層によって接着されている。
前面板はソーダガラスやアクリルなどの透明材料から構成され、その屈折率nP≒1.5である。空隙は空気層であり、空気層の屈折率nAir≒1.0である。
この構成には、前面板と空気層との界面などにより反射が生じ、コントラストの低下や重複した像が観察されるなどといった課題がある。
図13の右側は、第1の実施形態の構成を示す。レンチキュラーレンズ部31とレンチキュラーレンズ部31に対向する平板(ここでは表示部10を構成する液晶表示パネル)との間は、レンチキュラーレンズ部31を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層33で充填されている。樹脂層33の屈折率nMは、nAir<nM<nLといった関係になるように設定されている。
より具体的には、樹脂層33は、フッ素系樹脂を主材料とする紫外線硬化性の樹脂材料から構成されており、膜厚は略90マイクロメートル、nM=1.32といった値である。
この設定によれば、図13の左側よりも界面による反射が軽減され、画像のコントラストも改善される。MC−2500(KONIKA MINOLTA社製)を用いた測定では、反射率は参考例で5.4%、第1の実施形態の構成で2.2%という結果であった。
第1の実施形態の構成にあっては、レンチキュラーレンズ部の界面での屈折率差が少なくなるため、レンズの曲率を大きくしなければならない。しかしながら、単純に曲率を大きくすると収差も大きくなる。
そこで、第1の実施形態にあっては、非球面形状を採用して収差の低減を図った。図14は、構造体を構成するレンズ列を、法線方向がレンズ列の延びる方向となる平面で切断したとしたときの形状を説明するための模式的なグラフである。実線は今回採用した非球面形状を示し、破線は球面の参考形状を示す。
次いで、樹脂層33の硬度について説明する。
樹脂層33の硬度が高くなるほど、表示部10に加わる応力も強くなる傾向がある。これによって、表示部10の周囲に輝度ムラが生ずる。
樹脂層33の硬度を変えて、輝度ムラに対して5点満点の10段階評価を行った。なお、樹脂層33の膜厚は略90マイクロメートルとした。結果を図15に示す。
官能評価で評価3.0以上は、輝度ムラが許容範囲とされる。結果から、E硬度が30以下、より好ましくは、E硬度が10以下であると輝度ムラが良好という結果が得られた。尚、E硬度はデュロメータ タイプEを用いて測定した。同様の観点から、樹脂層33の弾性率は500kPa以下であることが好ましい。
また、樹脂層33は、接着強度の観点から、ある程度以上の膜厚にすることが好ましい。膜厚を変えて、剥離に対する評価を行った。結果を図16に示す。
膜厚を変えたサンプルを100種用意し、剥離についての評価を行った。その結果、膜厚が40マイクロメートル以上であれば、剥離が認められないという結果となった。従って、樹脂層33の膜厚は40マイクロメートル以上であることが好ましい。
次いで、図17ないし図19を参照して、光学素子30などの製造方法について説明する。
図17Aないし図17Cは、第1の実施形態に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。図18A及び図18Bは、図17Cに引き続き、第1の実施形態に用いられる光学素子などの製造方法を説明するための模式図である。
先ず、透明材料から成る基材32を準備し(図17A)、その表面に、紫外線硬化性の樹脂材料を周知の塗布方法を用いて塗布し、材料層31’を形成する(図17B)。その後、材料層31’の上にレンズ成型用のマスク39を配置し、基材32側から紫外線を照射する(図17C)。
その後、マスク39を除去することで、基材32の上にレンチキュラーレンズ部31が形成される(図18A)。
次いで、表示部10の上に、樹脂層33の元となる紫外線硬化性の樹脂材料を周知の塗布方法を用いて塗布し、材料層33’を形成する(図18B)。
その後、材料層33’とレンチキュラーレンズ部31が対向するように重ねる(図19)。その後、紫外線を照射することによって材料層33’を硬化させ、樹脂層33を形成する。
引き続き、第1の実施形態の第1変形例について説明する。
図20は、第1の実施形態の第1変形例における表示装置の一部の模式的な断面図である。
第1変形例では、基材32、レンチキュラーレンズ部31、材料層33、フィルム34から成る積層体を先ず形成し、その積層体と表示部10とを接着層35で接着する。
次いで、図21ないし図22を参照して、光学素子30などの製造方法について説明する。
図17ないし図18を参照して説明したと同様に、基材32の上にレンチキュラーレンズ部31を形成する(図21A)。次いで、レンチキュラーレンズ部31の上に、樹脂層33の元となる紫外線硬化性の樹脂材料を周知の塗布方法を用いて塗布し、材料層33’を形成する(図21B)。その後、例えばPETから成るフィルム34を重ね、紫外線を照射し、積層体を形成する(図21C)。得られた積層体と、表示部10とを接着層35によって接着する(図22)。
引き続き、第1の実施形態の第2変形例について説明する。
図23は、第1の実施形態の第2変形例における表示装置の一部の模式的な断面図である。
第2変形例は、基材32と表示部10とを接着層35で接着した構成である。
次いで、図24ないし図25を参照して、光学素子30などの製造方法について説明する。
図17ないし図18を参照して説明したと同様に、基材32の上にレンチキュラーレンズ部31を形成する(図24A)。次いで、レンチキュラーレンズ部31の上に、樹脂層33の元となる紫外線硬化性の樹脂材料を周知の塗布方法を用いて塗布し、材料層33’を形成する(図24B)。その後、例えばガラス材料から成る前面板36を重ね、紫外線を照射し、積層体を形成する(図24C)。得られた積層体と、表示部10とを接着層35によって接着する(図25)。
尚、図24Aに示すレンチキュラーレンズと表示部10とを接着層35によって接着した後、レンチキュラーレンズ部31の上に材料層33’を形成し、次いで、例えばガラス材料から成る前面板36を重ね、紫外線を照射するといった構成としてもよい(図26)。
引き続き、第1の実施形態の第3変形例について説明する。
図27は、第1の実施形態の第3変形例における表示装置の一部の模式的な断面図である。
この変形例では、構造体31を構成するレンズは凹レンズ形状である。レンズ特性を確保するために、樹脂層33は、構造体31を構成する材料よりも屈折率が高い樹脂材料から成る。例えば、構造体31の屈折率nL≒1.3、樹脂層33の屈折率nM≒1.6ないし1.8といった値とすることが好ましい。
[適用例(電子機器の例)]
上述した表示装置の電子機器への適用例について説明する。電子機器として、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示する電子機器を挙げることができる。
(適用例1)
図28A及び図28Bはそれぞれ、上記の実施形態の表示装置が適用されるスマートフォンの外観を表したものである。このスマートフォン200,200’は、例えば、映像表示画面部201,201’を有している。この映像表示画面部200,201’が上記の実施形態の表示装置により構成されている。上記の実施形態の表示装置を適用することにより、クロストークの少ない立体画像を表示することができるため、このスマートフォン200,201’の品質向上に貢献することができる。
(適用例2)
図29は、上記の実施形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置300は、例えば、映像表示画面部301を有している。この映像表示画面部301が実施形態の表示装置により構成されている。上記の実施形態の表示装置を適用することにより、上記の実施形態の表示装置を適用することにより、クロストークの少ない立体画像を表示することができるため、このテレビジョン装置300の品質向上に貢献することができる。
以上、本開示の実施形態について具体的に説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば、上述の実施形態において挙げた数値、構造、基板、原料、プロセスなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これらと異なる数値、構造、基板、原料、プロセスなどを用いてもよい。
尚、本開示の技術は以下のような構成も取ることができる。
[A1]
二次元画像を表示する表示領域を有する表示部、及び、
表示領域に表示される画像を水平方向に間隔を空けて並ぶ所定の観察位置において観察される画像に分離するための構造体が複数配置されて成る光学素子、
を備えており、
表示領域には、水平方向と垂直方向とにマトリクス状に画素が配置されていると共に、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されており、
光学素子の構造体は、垂直方向に対して、画素の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されている、
表示装置。
[A2]
表示領域の画素は、行方向に並ぶ3個の画素から成る群を構成し、
画素の個数を単位とした光学素子の構造体の水平方向ピッチを符号LMX
画素の個数を単位とした構造体の傾きを符号SL、
或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置との、画素の個数を単位とした垂直方向のずれを符号OFS、
或る構造体を介して観察される画素と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素との水平方向の幅に含まれる画素群の数を符号NP、
と表すとき、
符号LMXは非整数であり、
符号NPは奇数であり、
2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす、
上記[A1]に記載の表示装置。
[A3]
表示領域には、平面形状の異なる2種類の画素が行毎に交互に配置されている、
上記[A1]または[A2]に記載の表示装置。
[A4]
表示部は液晶表示パネルから成る、
上記[A1]ないし[A3]のいずれかに記載の表示装置。
[A5]
光学素子は、
基材、及び、
基材上に形成され、構造体を構成するレンズが複数配置されて成るレンチキュラーレンズ部、
を含んでおり、
レンチキュラーレンズ部とレンチキュラーレンズ部に対向する平板との間は、レンチキュラーレンズ部を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層で充填されている、
上記[A1]ないし[A4]のいずれかに記載の表示装置。
[A6]
構造体を構成するレンズは非球面形状である、
上記[A5]に記載の表示装置。
[A7]
構造体を構成するレンズは凸レンズ形状であり、
樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が低い樹脂材料から成る、
上記[A5]または[A6]に記載の表示装置。
[A8]
樹脂層の屈折率は1.2ないし1.4の間の値である、
上記[A7]に記載の表示装置。
[A9]
構造体を構成するレンズは凹レンズ形状であり、
樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が高い樹脂材料から成る、
上記[A5]または[A6]に記載の表示装置。
[A10]
樹脂層の屈折率は1.6ないし1.8の間の値である、
上記[A9]に記載の表示装置。
[A11]
樹脂層の膜厚は40マイクロメートル以上である、
上記[A5]ないし[A10]のいずれかに記載の表示装置。
[A12]
樹脂層のE硬度は30以下である、
上記[A5]ないし[A11]のいずれかに記載の表示装置。
[A13]
樹脂層の弾性率は500kPa以下である、
上記[A5]ないし[A12]のいずれかに記載の表示装置。
[A14]
樹脂層は紫外線硬化性の樹脂材料から成る、
上記[A5]ないし[A13]のいずれかに記載の表示装置。
[B1]
基材、及び、
基材上に形成され、構造体を構成するレンズが複数配置されて成るレンチキュラーレンズ部、
を含んでおり、
レンチキュラーレンズ部とレンチキュラーレンズ部に対向する平板との間は、レンチキュラーレンズ部を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層で充填されている、
光学素子。
[B2]
構造体を構成するレンズは非球面形状である、
上記[B1]に記載の光学素子。
[B3]
構造体を構成するレンズは凸レンズ形状であり、
樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が低い樹脂材料から成る、
上記[B1]または[B2]に記載の光学素子。
[B4]
樹脂層の屈折率は1.2ないし1.4の間の値である、
上記[B3]に記載の光学素子。
[B5]
構造体を構成するレンズは凹レンズ形状であり、
樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が高い樹脂材料から成る、
上記[B1]または[B2]に記載の光学素子。
[B6]
樹脂層の屈折率は1.6ないし1.8の間の値である、
上記[B5]に記載の光学素子。
[B7]
樹脂層の膜厚は40マイクロメートル以上である、
上記[B1]ないし[B6]のいずれかに記載の光学素子。
[B8]
樹脂層のE硬度は30以下である、
上記[B1]ないし[B7]のいずれかに記載の光学素子。
[B9]
樹脂層の弾性率は500kPa以下である、
上記[B1]ないし[B8]のいずれかに記載の光学素子。
[B10]
樹脂層は紫外線硬化性の樹脂材料から成る、
上記[B1]ないし[B9]のいずれかに記載の光学素子。
[B11]
平板は液晶表示パネルから成る、
上記[B1]ないし[B10]のいずれかに記載の光学素子。
[C1]
表示装置を備えた電子機器であって、
表示装置は、
二次元画像を表示する表示領域を有する表示部、及び、
表示領域に表示される画像を水平方向に間隔を空けて並ぶ所定の観察位置において観察される画像に分離するための構造体が複数配置されて成る光学素子、
を備えており、
表示領域には、水平方向と垂直方向とにマトリクス状に画素が配置されていると共に、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されており、
光学素子の構造体は、垂直方向に対して、画素の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されている、
電子機器。
[C2]
表示領域の画素は、行方向に並ぶ3個の画素から成る群を構成し、
画素の個数を単位とした光学素子の構造体の水平方向ピッチを符号LMX
画素の個数を単位とした構造体の傾きを符号SL、
或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置との、画素の個数を単位とした垂直方向のずれを符号OFS、
或る構造体を介して観察される画素と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素との水平方向の幅に含まれる画素群の数を符号NP、
と表すとき、
符号LMXは非整数であり、
符号NPは奇数であり、
2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす、
上記[C1]に記載の電子機器。
[C3]
表示領域には、平面形状の異なる2種類の画素が行毎に交互に配置されている、
上記[C1]または[C2]に記載の電子機器。
[C4]
表示部は液晶表示パネルから成る、
上記[C1]ないし[C3]のいずれかに記載の電子機器。
[C5]
光学素子は、
基材、及び、
基材上に形成され、構造体を構成するレンズが複数配置されて成るレンチキュラーレンズ部、
を含んでおり、
レンチキュラーレンズ部とレンチキュラーレンズ部に対向する平板との間は、レンチキュラーレンズ部を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層で充填されている、
上記[C1]ないし[C4]のいずれかに記載の電子機器。
[C6]
構造体を構成するレンズは非球面形状である、
上記[C5]に記載の電子機器。
[C7]
構造体を構成するレンズは凸レンズ形状であり、
樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が低い樹脂材料から成る、
上記[C5]または[C6]に記載の電子機器。
[C8]
樹脂層の屈折率は1.2ないし1.4の間の値である、
上記[C7]に記載の電子機器。
[C9]
構造体を構成するレンズは凹レンズ形状であり、
樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が高い樹脂材料から成る、
上記[C5]または[C6]に記載の電子機器。
[C10]
樹脂層の屈折率は1.6ないし1.8の間の値である、
上記[C9]に記載の電子機器。
[C11]
樹脂層の膜厚は40マイクロメートル以上である、
上記[C5]ないし[C10]のいずれかに記載の電子機器。
[C12]
樹脂層のE硬度は30以下である、
上記[C5]ないし[C11]のいずれかに記載の電子機器。
[C13]
樹脂層の弾性率は500kPa以下である、
上記[C5]ないし[C12]のいずれかに記載の電子機器。
[C14]
樹脂層は紫外線硬化性の樹脂材料から成る、
上記[C5]ないし[C13]のいずれかに記載の電子機器。
1・・・表示装置、10・・・表示部、11・・・表示領域、12・・・画素、13・・・偏光板、14・・・基板、15・・・液晶材料層、16・・・基板、17・・・偏光板、20・・・照明部、21・・・発光面、30・・・光学素子、31・・・構造体(レンチキュラーレンズ部)、31’・・・材料層、32・・・基材、33・・・樹脂層、33’・・・材料層、34・・・フィルム、35・・・接着層、32・・・基材、40・・・光学素子、41・・・構造体、42・・・基材、43・・・低屈折樹脂層、44・・・前面板、45・・・基板、100・・・駆動部、200,200’・・・スマートフォン、200,201’・・・映像表示画面部、300・・・テレビジョン装置、301・・・映像表示画面部、BM・・・ブラックマトリックス、DR・・・右目用画像データ、DL・・・左目用画像データ、A1〜AU・・・観察位置、SL・・・構造体の傾き、PLX・・・画素のX方向ピッチ、PLY・・・画素のY方向ピッチ、GPLX・・・画素群のX方向ピッチ、LMX・・・構造体のX方向ピッチ

Claims (17)

  1. 二次元画像を表示する表示領域を有する表示部、及び、
    表示領域に表示される画像を水平方向に間隔を空けて並ぶ所定の観察位置において観察される画像に分離するための構造体が複数配置されて成る光学素子、
    を備えており、
    表示領域には、水平方向と垂直方向とにマトリクス状に画素が配置されていると共に、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されており、
    光学素子の構造体は、垂直方向に対して、画素の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されている、
    表示装置。
  2. 表示領域の画素は、行方向に並ぶ3個の画素から成る群を構成し、
    画素の個数を単位とした光学素子の構造体の水平方向ピッチを符号LMX
    画素の個数を単位とした構造体の傾きを符号SL、
    或る構造体を介して観察される画素群の或る色の垂直方向の中心位置と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素群の該或る色の垂直方向の中心位置との、画素の個数を単位とした垂直方向のずれを符号OFS、
    或る構造体を介して観察される画素と、或る構造体に対して1つの構造体を挟んで並ぶ構造体を介して観察される画素との水平方向の幅に含まれる画素群の数を符号NP、
    と表すとき、
    符号LMXは非整数であり、
    符号NPは奇数であり、
    2・LMX=3・NP+(OFS/SL)を満たす、
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 表示領域には、平面形状の異なる2種類の画素が行毎に交互に配置されている、
    請求項1に記載の表示装置。
  4. 表示部は液晶表示パネルから成る、
    請求項1に記載の表示装置。
  5. 光学素子は、
    基材、及び、
    基材上に形成され、構造体を構成するレンズが複数配置されて成るレンチキュラーレンズ部、
    を含んでおり、
    レンチキュラーレンズ部とレンチキュラーレンズ部に対向する平板との間は、レンチキュラーレンズ部を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層で充填されている、
    請求項1に記載の表示装置。
  6. 基材、及び、
    基材上に形成され、構造体を構成するレンズが複数配置されて成るレンチキュラーレンズ部、
    を含んでおり、
    レンチキュラーレンズ部とレンチキュラーレンズ部に対向する平板との間は、レンチキュラーレンズ部を構成する材料とは屈折率が異なる樹脂層で充填されている、
    光学素子。
  7. 構造体を構成するレンズは非球面形状である、
    請求項6に記載の光学素子。
  8. 構造体を構成するレンズは凸レンズ形状であり、
    樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が低い樹脂材料から成る、
    請求項6に記載の光学素子。
  9. 樹脂層の屈折率は1.2ないし1.4の間の値である、
    請求項8に記載の光学素子。
  10. 構造体を構成するレンズは凹レンズ形状であり、
    樹脂層は、構造体を構成する材料よりも屈折率が高い樹脂材料から成る、
    請求項6に記載の光学素子。
  11. 樹脂層の屈折率は1.6ないし1.8の間の値である、
    請求項10に記載の光学素子。
  12. 樹脂層の膜厚は40マイクロメートル以上である、
    請求項6に記載の光学素子。
  13. 樹脂層のE硬度は30以下である、
    請求項6に記載の光学素子。
  14. 樹脂層の弾性率は500kPa以下である、
    請求項6に記載の光学素子。
  15. 樹脂層は紫外線硬化性の樹脂材料から成る、
    請求項6に記載の光学素子。
  16. 平板は液晶表示パネルから成る、
    請求項6に記載の光学素子。
  17. 表示装置を備えた電子機器であって、
    表示装置は、
    二次元画像を表示する表示領域を有する表示部、及び、
    表示領域に表示される画像を水平方向に間隔を空けて並ぶ所定の観察位置において観察される画像に分離するための構造体が複数配置されて成る光学素子、
    を備えており、
    表示領域には、水平方向と垂直方向とにマトリクス状に画素が配置されていると共に、平面形状の異なる画素が行毎に一定の周期で配置されており、
    光学素子の構造体は、垂直方向に対して、画素の個数を単位として(J+0.5)/3を満たす傾き(但し、Jは3以上の整数)で傾くように配置されている、
    電子機器。
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