JP2017180882A - 空気調和装置 - Google Patents

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【課題】室内、室外ユニットの状態に応じて制御できる空気調和装置を提供する。【解決手段】実施形態の空気調和装置は、複数の室内ユニットと、室外ユニットと、第1配管、第2配管、第3配管と、状態検出センサとを持つ。室内ユニットは、室内熱交換器を持つ。室外ユニットは、室外熱交換器、圧縮機を持つ。室外ユニットは、室外第1配管と、室外第2配管と、室外第3配管とを持つ。室外第1配管は、室外熱交換器と第1配管とを接続する。室外第2配管は、圧縮機と第2配管とを接続する。室外第3配管は、圧縮機と第3配管とを接続する。複数の室内ユニットは、室内第1配管と、室内第2配管と、室内第3配管と、室内第3配管弁とを持つ。室内第1配管は、室内熱交換器と第1配管とを接続する。室内第2配管は、室内熱交換器と第2配管とを接続する。室内第3配管は、室内熱交換器と第3配管とを接続する。室内第3配管弁は室内第3配管に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、空気調和装置に関する。
従来、複数の室内ユニットと1つ以上の室外ユニットとを3本の配管で接続したマルチ形の空気調和装置が知られている。この種の空気調和装置では、複数の室内ユニットの全てを暖房運転、冷房運転にするだけでなく、複数の室内ユニットの一部を暖房運転、残部を冷房運転にすることができる。
しかしならが、この空気調和装置では、低圧の気相の冷媒が流れる配管に暖房運転時に高温の冷媒が流れない。冷媒の流し方によっては、この配管に冷媒が流れ流れないこともある。このため、この配管の熱量を除霜運転時に室外熱交換器に付着した霜を融かすのに利用できなかったり、この配管内に冷媒が寝込んで(溜まって)冷媒が不足したりする問題がある。
国際公開第2006/003860号
本発明が解決しようとする課題は、室内ユニットや室外ユニットの状態に応じて制御することができる空気調和装置を提供することである。
実施形態の空気調和装置は、複数の室内ユニットと、室外ユニットと、切替えユニットと、第1配管、第2配管、及び第3配管と、状態検出センサと、制御部とを持つ。室内ユニットは、室内熱交換器をそれぞれ持つ。室外ユニットは、室外熱交換器及び圧縮機を持つ。切替えユニットは、前記複数の室内ユニットと前記室外ユニットとの間を接続する。第1配管、第2配管、及び第3配管は、前記複数の室内ユニットと前記室外ユニットとの間を接続する。状態検出センサは、前記複数の室内ユニット、前記室外ユニット、前記第1配管、前記第2配管、及び前記第3配管の少なくとも1つの状態を検出する。制御部は、前記複数の室内ユニット及び前記室外ユニットを制御する。前記室外ユニットは、室外第1配管と、室外第2配管と、室外第3配管とを持つ。室外第1配管は、前記室外熱交換器と前記第1配管とを接続する。室外第2配管は、前記圧縮機の吐出口と前記第2配管とを接続する。室外第3配管は、前記圧縮機の吸込口と前記第3配管とを接続する。前記切替えユニットは、室内第1配管と、室内第2配管と、室内第3配管と、室内第3配管弁とを持つ。室内第1配管は、前記室内熱交換器の第1出入口と前記第1配管とを接続する。室内第2配管は、前記室内熱交換器の第2出入口と前記第2配管とを接続する。室内第3配管は、前記室内熱交換器の前記第2出入口と前記第3配管とを接続する。室内第3配管弁は、前記室内第3配管に設けられる。前記室内第1配管、前記室内第2配管、及び前記室内第3配管は、前記第1配管、前記第2配管、及び前記第3配管に対して並列に接続されている。前記制御部は、前記状態検出センサの検出結果に基づいて制御する。
第1の実施形態の空気調和装置を示す概略構成図。 第1の実施形態の空気調和装置の室内熱交換器が暖房運転及び冷房運転をしている状態を示す概略図。 第1の実施形態の空気調和装置が低圧ガス管加熱運転をしている状態を示す概略図。 第1の実施形態の空気調和装置が除霜運転をしている状態を示す概略図。 第2の実施形態の空気調和装置の室内熱交換器が暖房運転をしている状態を示す概略図。 第2の実施形態の空気調和装置の室内熱交換器が暖房運転をするとともに室内第3配管弁を開いたときの状態を示す概略図。 第2の実施形態の変形例の空気調和装置の室内熱交換器が暖房運転をするとともに室内第4配管弁を開いたときの状態を示す概略図。
以下、実施形態の空気調和装置を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本実施形態の空気調和装置1は、ヒートリカバリーマルチ形の空気調和装置である。本空気調和装置1は、室内熱交換器12、室内PMV(Pulse Motor Valve)13、及び室内ファン14をそれぞれ有する複数の室内ユニット11A、11B、11Cと、室外熱交換器32、圧縮機33、四方弁34、及びアキュムレータ35を有する室外ユニット31と、複数の室内ユニット11A、11B、11Cと室外ユニット31との間を接続する液管(第1配管)61、高圧ガス管(第2配管)62、及び低圧ガス管(第3配管)63と、複数の室内ユニット11A、11B、11C、室外ユニット31、液管61、高圧ガス管62、及び低圧ガス管63の少なくとも1つの状態を検出する熱交換器温度センサ(状態検出センサ)44と、複数の室内ユニット11A、11B、11C及び室外ユニット31を制御する制御部66と、を備えている。
本実施形態では、室内ユニット11A、室内ユニット11B、及び室内ユニット11Cの構成は同一である。このため、室内ユニット11Aの構成については数字、又は数字及び英小文字に英大文字「A」を付加することで示す。室内ユニット11B、室内ユニット11Cのうち室内ユニット11Aと対応する構成については、室内ユニット11Aと同一の数字、又は数字及び英小文字に英大文字「B」、「C」を付加することで示す。これにより、重複する説明を省略する。
例えば、室内ユニット11Aの室内熱交換器12Aと室内ユニット11B、11Cの室内熱交換器12B、12Cとは、同一の構成である。
室内ユニット11A、11B、11Cを区別しないで示すときは、室内ユニット11と称する。後述する室内熱交換器12A、12B、12C等も同様である。
例えば、室内熱交換器12Aはフィンチューブ式の熱交換器である。
室内PMV13Aは、開度を調節可能である。室内PMV13Aは、図示はしないが、貫通孔が形成された弁本体と、貫通孔に対して進退可能なニードルとを有している。貫通孔をニードルで塞いだときに、室内PMV13Aに冷媒Rが流れなくなる。このとき、室内PMV13Aは閉じた状態になり、室内PMV13Aの開度は最も小さくなる。
一方で、貫通孔からニードルが最も離間したときに、室内PMV13Aに冷媒Rが最も流れやすくなる。このとき、室内PMV13Aは開いた状態であり、室内PMV13Aの開度は最も大きくなる。
例えば、室内ファン14Aは軸流ファンである。室内ファン14Aは室内熱交換器12Aに対向するように配置されている。
切替えユニット110Aは、室内熱交換器12Aの第1出入口(符号省略)と液管61とを接続する室内第1配管16Aと、後述する室内第4配管20Aと高圧ガス管62とを接続する室内第2配管17Aと、室内第4配管20Aと低圧ガス管63とを接続する室内第3配管18Aと、室内第2配管17A及び室内第3配管18Aと室内熱交換器12Aの第2出入口(符号省略)とを接続する室内第4配管20Aと、を有する。
室内第1配管16Aには、前述の室内PMV13Aが接続されている。
室内第2配管17Aには、逆止弁21A及び、開閉弁である室内第2配管弁22Aが設けられている。逆止弁21Aは、図中に矢印で示した方向のみの冷媒Rの流れを許容する。すなわち、逆止弁21Aは、室内第2配管17Aにおける高圧ガス管62から室内熱交換器12Aへの冷媒Rの流れを許容し、室内熱交換器12Aから高圧ガス管62への冷媒Rの流れを規制する。
室内第3配管18Aには、室内第3配管弁19Aが設けられている。
室内第2配管弁22Aは、単なる開閉弁でもよいし、開度を調節可能なPMVでもよい。室内第2配管弁22Aは、室内第2配管17A内を冷媒Rが流れる状態と、室内第2配管17A内を冷媒Rが流れない状態とに切替え可能である。
同様に、室内第3配管弁19Aは、単なる開閉弁でもよいし、開度を調節可能なPMVでもよい。室内第3配管弁19Aは、室内第3配管18A内を冷媒Rが流れる状態と、室内第3配管18A内を冷媒Rが流れない状態とに切替え可能である。
少なくとも室内熱交換器12A、室内PMV13A、室内ファン14Aで、室内ユニット11Aを構成する。室内第1配管16A、室内第2配管17A、室内第3配管18A、室内第4配管20A、室内第3配管弁19A、逆止弁21A、及び室内第2配管弁22Aで、切替えユニット110Aを構成する。
室内ユニット11Aの室内熱交換器12A等は、ケーシング24A内に収容されている。切替えユニット110Aの室内第3配管弁19A等は、ケーシング25A内に収容されている。
室内ユニット11Aと切替えユニット110Aとは、2本の渡り配管26a、26bで接続されている。
室内第1配管16Aは、渡り配管26aを介して室内熱交換器12Aの第1出入口に接続されている。室内第4配管20Aは、渡り配管26bを介して室内熱交換器12Aの第2出入口に接続されている。室内第4配管20Aに接続される室内第2配管17A及び室内第3配管18Aは、室内第2配管弁22A、室内第3配管弁19Aの開閉を切替えることにより、室内熱交換器12Aの第2出入口に接続される。
なお、本実施形態では空気調和装置1は複数の切替えユニット110A、110B、110Cを備えているが、各切替えユニット110内の配管や弁を1つのケーシングにまとめて収容し、1つの切替えユニットとしてもよい。
室内PMV13A、室内ファン14A、室内第3配管弁19A、及び室内第2配管弁22Aは、制御部66に接続され、制御部66に制御される。
室内第1配管16A、16B、16Cは、液管61に対して並列に接続されている。同様に、室内第2配管17A、17B、17Cは、高圧ガス管62に対して並列に接続されている。室内第3配管18A、18B、18Cは、低圧ガス管63に対して並列に接続されている。
室外熱交換器32は、室外主右熱交換器32a、室外主左熱交換器32b、室外補助右熱交換器32c、及び室外補助左熱交換器32dを有する。例えば、熱交換器32a、32b、32c、32dはフィンチューブ式の熱交換器である。室外熱交換器32に対向するように、室外ファン36が配置されている。例えば、室外ファン36は軸流ファンである。
圧縮機33は、公知のインバータ制御により運転周波数を変更することができる。圧縮機33の吸込口33aには、比較的小型の気液分離器であるサクションカップ37が設けられている。なお、圧縮機33として運転周波数を変更できないものを用いてもよい。
四方弁34及びアキュムレータ35としては、公知の構成のものが用いられる。
室外ユニット31は、室外熱交換器32と液管61とを接続する室外第1配管39と、圧縮機33の吐出口33bと高圧ガス管62とを接続する室外第2配管40と、圧縮機33の吸込口33aと低圧ガス管63とを接続する室外第3配管41と、を有している。
室外第1配管39は、室外主右熱交換器32a及び室外主左熱交換器32bが並列に接続された室外第1分岐配管39aと、室外補助右熱交換器32c及び室外補助左熱交換器32dが並列に接続された室外第1分岐配管39bと、を備えている。室外第1分岐配管39aの第1端部及び室外第1分岐配管39bの第1端部は、液管61に接続されている。室外第1分岐配管39aの第2端部及び室外第1分岐配管39bの第2端部は、四方弁34に接続されている。
室外第1分岐配管39aの第1端部には、室外第1PMV43aが設けられている。同様に、室外第1分岐配管39bの第1端部には、室外第2PMV43bが設けられている。PMV43a、43bは、前述の室内PMV13と同様に構成されて、開度を調節可能である。なお、PMV43a、43b、及び室内PMV13で、開度を調節可能であって冷媒Rを膨張させる膨張部43を構成する。
室外第1分岐配管39aにおける室外主右熱交換器32aの近くには、前述の熱交換器温度センサ44が取付けられている。熱交換器温度センサ44としては、例えばサーミスタ等を用いることができる。熱交換器温度センサ44は、室外第1分岐配管39aにおける室外主右熱交換器32aが設けられた部分と室外第1PMV43aが設けられた部分との間に配置されている。熱交換器温度センサ44は、温度センサである。熱交換器温度センサ44は、室外第1分岐配管39aの温度を検出することで室外熱交換器32の除霜が終了したことを検出する。
室外第2配管40の端部は、室外第1分岐配管39bにおける熱交換器32c、32dが設けられた部分と第2端部との間に接続されている。室外第2配管40における高圧ガス管62に接続された端部と後述する吐出配管48を介して圧縮機33の吐出口33bに接続された部分との間には、逆止弁46、及び開閉弁47が設けられている。逆止弁46は、室外第2配管40における圧縮機33から高圧ガス管62への冷媒Rの流れを許容し、高圧ガス管62から圧縮機33への冷媒Rの流れを規制する。
圧縮機33の吐出口33bと室外第2配管40とを接続する吐出配管48には、逆止弁49が設けられている。逆止弁49は、圧縮機33から室外第2配管40への冷媒Rの流れを許容し、室外第2配管40から圧縮機33への冷媒Rの流れを規制する。
室外第3配管41は、四方弁34に接続されるとともに、アキュムレータ35が設けられている。四方弁34は、室外第3配管41における低圧ガス管63に接続された端部とアキュムレータ35が設けられた部分との間に接続されている。
室外第3配管41の端部は、サクションカップ37を介して圧縮機33の吸込口33aに接続されている。
室外第3配管41における四方弁34に接続された部分とアキュムレータ35が設けられた部分との間には、バイパス管51の第1端部が接続されている。バイパス管51の第2端部は、四方弁34に接続されている。バイパス管51には、主キャピラリーチューブ52が設けられている。
室外第3配管41におけるバイパス管51に接続された部分とアキュムレータ35が設けられた部分との間には、吸込圧力センサ(圧力センサ)54及び吸込温度センサ(温度センサ)55が取付けられている。吸込圧力センサ54は、室外第3配管41内の冷媒Rの圧力を検出する。室外第3配管41内の冷媒Rの温度と室外第3配管41の外面の温度とは、ほぼ等しいと考えられる。吸込温度センサ55は、例えば室外第3配管41の外面の温度を検出することで、室外第3配管41内の冷媒Rの温度を検出する。
なお、吸込圧力センサ54が低圧ガス管63に取付けられ、吸込圧力センサ54が低圧ガス管63内の冷媒Rの圧力を検出するように構成してもよい。また、吸込温度センサ55が低圧ガス管63に取付けられ、吸込温度センサ55が低圧ガス管63内の冷媒Rの温度を検出するように構成してもよい。
室外ユニット31の室外熱交換器32等は、ケーシング56内に収容されている。配管39、40、41の端部には、サービスポート付きのパックドバルブ57が取付けられている。
圧縮機33、四方弁34、室外ファン36、PMV43a、43b、熱交換器温度センサ44、開閉弁47、吸込圧力センサ54、及び吸込温度センサ55は、制御部66に接続されている。熱交換器温度センサ44、吸込圧力センサ54、及び吸込温度センサ55は、検出結果を制御部66に送信する。圧縮機33、四方弁34、室外ファン36、及びPMV43a、43bは、制御部66に制御される。
室外ユニット31と切替えユニット110との間の管61、62、63は、渡り配管58である。
室内ユニット11A、11B、11C、切替えユニット110A、110B、110C、室外ユニット31、及び管61、62、63内には、前述の冷媒Rが充填されている。冷媒Rとしては、R410A等を用いることができる。
制御部66は、図示はしないが演算回路、メモリ等を有している。メモリには、制御プログラム、冷媒Rの圧力に対する冷媒Rの飽和温度の表、予め定められた第1温度閾値及び過熱度閾値等が記憶されている。過熱度閾値は、圧縮機33の吐出口33bから吐出される冷媒Rの温度が異常な高温にならない程度の閾値である。
制御部66は、熱交換器温度センサ44の検出結果に基づいて室内ユニット11、切替えユニット110及び室外ユニット31を制御する。
次に、以上のように構成された空気調和装置1の作用について説明する。
以下の図では、図2に示すように、冷媒Rの圧力(温度)に応じて室内第1配管16A等の配管や室内熱交換器12A等の熱交換器を色分けして示す。黒色の配管や熱交換器は圧力(温度)が比較的高い状態を示し、熱交換器は凝縮器として機能している。比較的薄い灰色の配管や熱交換器は圧力(温度)が比較的低い状態を示し、熱交換器は蒸発器として機能している。比較的濃い灰色の配管は、圧力が比較的高い圧力と比較的低い圧力との中間の状態を示す。配管における矢印の向きは、冷媒Rの流れの向きを表す。
以下では、まず室内熱交換器12A、12Bが凝縮器として機能する暖房運転であり、室内熱交換器12Cが蒸発器として機能する冷房運転である場合について説明する。
このとき、開閉弁47、室内第3配管弁19C、室内第2配管弁22A、22Bは開いていて、室内第3配管弁19A、19B、室内第2配管弁22Cは閉じている。四方弁34は暖房運転用の向きに切替えられている。制御部66は、室内ファン14A、14B、14C、及び室外ファン36を運転させている。
圧縮機33の吐出口33bから吐出された高温かつ高圧の冷媒Rは、吐出配管48、室外第2配管40を通して高圧ガス管62内を流れる。この冷媒Rは、室内第2配管17A、17B、室内第4配管20A、20B、及び渡り配管26b、26bを通して室内熱交換器12A、12B内を流れ、室内熱交換器12A、12B内で凝縮する。室内熱交換器12A、12Bは凝縮器として機能する。室内熱交換器12A、12Bに室内ファン14A、14Bから空気が送られることで、室内熱交換器12A、12Bは暖房運転となる。
室内熱交換器12A、12Bから流れ出た冷媒Rは、室内PMV13A、13B、及び渡り配管26a、26aを通して室内第1配管16A、16B内を流れる。冷媒Rは、液管61内を室外熱交換器32及び室内熱交換器12Cのそれぞれに向かって流れる。
液管61内を室外熱交換器32に向かって流れた冷媒Rは、室外第1PMV43aで膨張して圧力及び温度が下がる。室外第1分岐配管39aから熱交換器32a、32b内に流れ込んだ冷媒Rは、熱交換器32a、32b内で蒸発する。熱交換器32a、32bは蒸発器として機能する。
一方で、吐出配管48から熱交換器32c、32d内に流れ込んだ冷媒Rは、熱交換器32c、32d内で凝縮する。熱交換器32c、32dは凝縮器として機能する。熱交換器32c、32dを流れ出た冷媒Rは、液管61で内熱交換器12A、12Bから流れ出た冷媒Rと合流する。
熱交換器32a、32bから流れ出た冷媒Rは、四方弁34等を通った後で、アキュムレータ35内に流れ込む。
液管61内を室内熱交換器12Cに向かって流れた冷媒Rは、室内第1配管16C、渡り配管26aを流れて室内PMV13Cで膨張する。室内熱交換器12C内に流れ込んだ冷媒Rは、室内熱交換器12C内で蒸発する。室内熱交換器12Cは蒸発器として機能する。室内熱交換器12Cに室内ファン14Cから空気が送られることで、室内熱交換器12Cは冷房運転となる。
室内熱交換器12Cから流れ出た冷媒Rは、渡り配管26b、室内第4配管20C、室内第3配管18C、及び低圧ガス管63を通って、アキュムレータ35内に流れ込む。
アキュムレータ35から圧縮機33内に流れ込んだ冷媒Rは、圧縮機33で再び圧縮されて圧縮機33の吐出口33bから吐出される。
次に、本空気調和装置1を除霜運転する場合の作用について説明する。本空気調和装置1では、低圧ガス管63を加熱する低圧ガス管加熱運転(第3配管加熱運転)をした後で除霜運転を行う。
図3に示すように、低圧ガス管加熱運転では、制御部66は、四方弁34を暖房運転用の向きにして、室内ユニット11A、11Bにおいて、室内熱交換器12A、12Bを凝縮器として機能させるとともに室内第3配管弁19A、19Bを開き、室外熱交換器32の熱交換器32a、32bを蒸発器として機能させる。
なお、低圧ガス管加熱運転では、室内ユニット11A、11B、11Cの少なくとも1つが凝縮器として機能していればよい。その凝縮器として機能する少なくとも1つの室内熱交換器12を有する室内ユニット11に対して、室内第3配管弁19を開く。
具体的には、制御部66は、図2に示す空気調和装置1の状態から、図3に示すように室内第3配管弁19A、19B、室内第2配管弁22Cを開き、室内PMV13Cを閉じる。室内ファン14Cを停止する。
室内第2配管17A、17B内を流れる高温かつ高圧の冷媒Rは、室内第3配管弁19A、19Bを通って室内第3配管18A、18B内を低圧ガス管63に向かって流れる。
低圧ガス管63内に流れ込んだ冷媒Rは、アキュムレータ35に向かって流れ低圧ガス管63を加熱する。
一方で、高圧ガス管62内から室内第2配管17C、室内第3配管18Cを通して流れる冷媒Rは、低圧ガス管63内を流れる冷媒Rに合流する。
このとき、室内熱交換器12A、12Bは暖房運転をするが、今まで室内熱交換器12A、12B内を流れていた冷媒Rの一部が室内第3配管弁19A、19Bを通って流れるため、暖房運転の能力が低下する。室内熱交換器12Cは、冷房運転を停止する。
吸込圧力センサ54、吸込温度センサ55は、検出した圧力、温度を定期的に制御部66に送信する。制御部66は、吸込温度センサ55が検出した温度と、吸込圧力センサ54が検出した圧力に対する冷媒Rの飽和温度との差である過熱度が、過熱度閾値に達したか否かを判断する。
過熱度が過熱度閾値に達したと判断した場合には、低圧ガス管加熱運転を終了して後述する除霜運転を開始する。一方で、過熱度が過熱度閾値に達していないと判断した場合には、吸込圧力センサ54、吸込温度センサ55から圧力、温度が送信されるまで待機し、再び圧力、温度が送信されたときに、過熱度が過熱度閾値に達したか否かを判断する。
圧縮機33から吐出される冷媒Rの圧力、温度でなく、室外第3配管41における冷媒Rの圧力、温度で判断することで、制御部66はより早い時期に冷媒Rの状態の変化を検出できる。
この過熱度が過熱度閾値に達したときの吸込圧力センサ54、吸込温度センサ55から送信された圧力、温度の信号が、除霜運転の開始信号となる。
次に、図4に示すように、制御部66は、四方弁34を冷房運転用の向きに切替えて、室外熱交換器32を凝縮器として機能させる除霜運転を開始する。制御部66は、室内第2配管弁22A、22B、22C、開閉弁47を閉じ、室内PMV13を適切な開度にする。室内ファン14A、14B、室外ファン36を停止する。
圧縮機33から吐出された高温かつ高圧の冷媒Rは、吐出配管48を通して室外熱交換器32内に流れ込む。室外熱交換器32内に流れ込んだ冷媒Rは、室外熱交換器32内で凝縮し、室外熱交換器32は凝縮器として機能する。室外熱交換器32内で冷媒Rが凝縮することにより、室外熱交換器32に付着していた霜が融ける。
室外熱交換器32から流れ出た冷媒Rは、PMV43a、43bを経て液管61、室内第1配管16、及び渡り配管26aを通して流れ、各室内PMV13で膨張する。各室内PMV13で膨張した冷媒Rは、室内熱交換器12内に流れ込む。室内熱交換器12内に流れ込んだ冷媒Rは、室内ファン14が停止しているため室内熱交換器12内でほとんど熱交換しない。
室内熱交換器12から流れ出て、渡り配管26b、室内第4配管20、及び室内第3配管18を通った冷媒Rは、低圧ガス管63内を流れるときに低圧ガス管63の熱により加熱されて、一部が気化する。低圧ガス管63から流れ出た冷媒Rは、アキュムレータ35を通って圧縮機33内に流れ込む。低圧ガス管63内の冷媒Rの一部が気化することで、アキュムレータ35内に液相の冷媒Rが溜まりにくく、圧縮機33内に液相の冷媒Rが流れ込みにくい。
圧縮機33内に流れ込んだ冷媒Rは、圧縮機33で再び圧縮されて圧縮機33の吐出口33bから吐出される。吐出された高温かつ高圧の冷媒Rは、再び室外熱交換器32内に流れ込み、室外熱交換器32に付着していた霜を融かす。
このように、これまで暖房運転していた室内熱交換器12A、12B及び圧縮機33の熱量だけでなく、低圧ガス管63の熱量を用いて霜を融かす。
熱交換器温度センサ44は、検出した温度を定期的に制御部66に送信する。制御部66は、熱交換器温度センサ44が検出した温度が第1温度閾値以上になることが所定期間続いたときに、除霜運転を終了する。制御部66は、前述のように室内熱交換器12A、12Bを暖房運転させるとともに室内熱交換器12Cを冷房運転させる。
以上説明したように、本実施形態の空気調和装置1によれば、制御部66が熱交換器温度センサ44の検出結果に基づいて制御することで、室内ユニット11や室外ユニット31の状態に応じて制御することができる。
低圧ガス管加熱運転をした後で除霜運転を行うことで、加熱された低圧ガス管63の熱量を用いて除霜運転を効率的に行うことができる。したがって、除霜運転に要する時間を短縮させるとともに、圧縮機33が液相の冷媒Rを圧縮して圧縮機33に負荷がかかるのを抑制することができる。
空気調和装置1は吸込圧力センサ54及び吸込温度センサ55を備え、制御部66は過熱度が過熱度閾値に達したときに低圧ガス管加熱運転を終了して除霜運転を開始する。これにより、圧縮機33の吐出口33bから吐出される冷媒Rの温度が高くなり過ぎて圧縮機33に負荷がかかるのをより確実に抑制することができる。
なお、本実施形態では空気調和装置1が吸込圧力センサ54を備えず、制御部66のメモリに過熱度閾値に代えて、予め定められた第2温度閾値が記憶されていてもよい。この場合、空気調和装置1が低圧ガス管加熱運転をしているときに、制御部66は吸込温度センサ55が検出した温度が第2温度閾値に達したときに、低圧ガス管加熱運転を終了する。このように制御しても、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、制御部66は、膨張部43を構成するPMV13の開度を大きくしてアキュムレータ35内に液相の冷媒Rを溜めた後で、低圧ガス管加熱運転を行ってもよい。このように制御することで、アキュムレータ35内に高温かつ高圧の冷媒Rが流れてもアキュムレータ35内の液相の冷媒Rの気化熱により冷媒Rの温度が下がる。したがって、低圧ガス管加熱運転時において圧縮機33の吸込口33aから吸込まれる冷媒Rの温度が高くなり過ぎるのを抑えることができる。
制御部66は、例えば室内熱交換器12A、12Bが暖房運転、室内熱交換器12Cが冷房運転をしているときの圧縮機33の運転周波数よりも、低圧ガス管加熱運転をするときの圧縮機33の運転周波数を増やしてもよい。このように制御することで、室内熱交換器12A、12Bによる暖房運転の能力を向上させることができる。
このとき、低圧ガス管加熱運転で開く室内第3配管弁19の数が増えるのにしたがって、圧縮機33の運転周波数を増やす増加量を増やしてもよい。例えば、室内第3配管弁19Aのみを開くときには圧縮機33の運転周波数を10Hz(ヘルツ)増やし、室内第3配管弁19A、19Bを開くときには圧縮機33の運転周波数を20Hz増やす。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図5から図7を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5に示すように、本実施形態の空気調和装置2は、第1の実施形態の空気調和装置1の熱交換器温度センサ44及び制御部66に代えて、吐出温度センサ(状態検出センサ、充填不足検出センサ)71及び制御部72を備えている。
吐出温度センサ71としては、例えばサーミスタ等を用いることができる。吐出温度センサ71は、吐出配管48に取付けられている。吐出温度センサ71は、室内ユニット11及び室外ユニット31内等に充填された冷媒Rの充填量の不足を検出する。すなわち、冷媒Rの充填量が不足するほど、吐出温度センサ71で検出される冷媒Rの温度が高くなる。吐出温度センサ71は制御部72に接続され、検出結果を定期的に制御部72に送信する。
制御部72は、制御部66とはメモリに記憶された制御プログラムが異なる。
本空気調和装置2を用いて、室内熱交換器12A、12Bが凝縮器として機能する暖房運転であり、室内熱交換器12Cが運転を停止している場合について説明する。図2との運転状況の違いは、図2では室内熱交換器12Cが冷房運転しているのに対し、図5では室内熱交換器12Cが運転を停止している。制御部72は、室内熱交換器12A、12Bを凝縮器として機能させ、室外熱交換器32の熱交換器32a、32bを蒸発器として機能させている。
室内第3配管弁19C、室内第2配管弁22C、及び室内PMV13Cは閉じている。室内熱交換器12C、室内第1配管16C、室内第2配管17C、室内第3配管18C、室内第4配管20C、及び低圧ガス管63内を冷媒Rが流れない。冷媒Rが流れない配管や熱交換器では、冷媒Rが寝込む(溜まる)恐れがある。冷媒Rが一部の配管等に寝込むと、空気調和装置2における他の配管等の冷媒Rが不足する。
なお、制御部72は、室内熱交換器12Aのみが凝縮器として機能するように制御してもよい。
吐出温度センサ71が冷媒Rの充填量の不足を検出すると、制御部72は、図6に示すように、凝縮器として機能している室内熱交換器12A、12Bを有する室内ユニット11A、11Bの室内第3配管弁19A、19Bの少なくとも1つを開く寝込み冷媒回収運転を行う。なお、制御部72は室内第3配管弁19A、19Bの両方を開くことが好ましい。
なお、室内熱交換器12Cが蒸発器として機能しているときには、室内ユニット11Cの室内第3配管弁19Cを開いてもよい。
室内第3配管弁19A、19Bを開くと、室内第3配管18A、18Bを通して低圧ガス管63に向かって高温かつ高圧の冷媒Rが流れる。この冷媒Rは、低圧ガス管63を通り、低圧ガス管63内で寝込んだ冷媒Rを加熱して気化させる。高温かつ高圧の冷媒R及び気化した冷媒Rは、アキュムレータ35を通って圧縮機33内に流れ込む。圧縮機33に吸込まれる冷媒Rの温度が上昇する。
このとき、室内熱交換器12A、12Bは暖房運転をするが、今まで室内熱交換器12A、12B内を流れていた冷媒Rの一部が室内第3配管弁19A、19Bを通って流れるため、暖房運転の能力が低下する。室内熱交換器12A、12Bから吹き出される空気の温度が低下する。
制御部72は、吸込温度センサ55が検出した温度と、吸込圧力センサ54が検出した圧力に対する冷媒Rの飽和温度との差である過熱度が過熱度閾値に達したときに、室内第3配管弁19A、19Bを閉じてもよい。室内第3配管弁19A、19Bを閉じることで、圧縮機33に吸込まれる冷媒Rの温度、及び圧縮機33から吐出される冷媒Rの温度が上昇して圧縮機33に負荷がかかるのが抑制される。
以上説明したように、本実施形態の空気調和装置2によれば、室内ユニット11や室外ユニット31の状態に応じて制御することができる。
空気調和装置2が吐出温度センサ71を備え、吐出温度センサ71が冷媒Rの充填量の不足を検出したときに室内第3配管弁19A、19Bを開く。これにより、低圧ガス管63内等に寝込んだ冷媒Rを加熱して回収することができる。
空気調和装置2は吸込圧力センサ54及び吸込温度センサ55を備え、制御部72は過熱度が過熱度閾値に達したときに室内第3配管弁19A、19Bを閉じる。これにより、圧縮機33の吐出口33bから吐出される冷媒Rの温度が高くなり過ぎて圧縮機33に負荷がかかるのを確実に抑制することができる。
なお、本実施形態では、図7に示すように、空気調和装置3の各室内ユニット11が、室内第3配管18における室内第3配管弁19が設けられた部分よりも低圧ガス管63に近い部分と室内第2配管17とを接続する室内第5配管(室内第4配管)76と、室内第5配管76に設けられた室内第5配管弁(室内第4配管弁)77及び補助キャピラリーチューブ(キャピラリーチューブ)78と、を備えてもよい。
室内第5配管76の端部は、室内第2配管17における室内第2配管弁22が設けられた部分よりも室内熱交換器12に近い部分に接続されている。室内第5配管弁77は、開閉弁である。室内第5配管弁77は、制御部72に接続され制御部72に制御される。
このように構成された空気調和装置3において、吐出温度センサ71が冷媒Rの充填量の不足を検出すると、制御部72は室内第3配管弁19A、19Bは閉じた状態で室内第5配管弁77A、77Bを開く。なお、室内第5配管弁77A、77Bの一方だけ開いてもよい。
室内第5配管76A、76Bを流れる高温かつ高圧の冷媒Rは、補助キャピラリーチューブ78A、78Bの抵抗を受ける。このため、これまで室内第3配管18A、18Bを通して低圧ガス管63に向かって流れた冷媒Rの流量に比べて、室内第5配管76A、76Bを流れる冷媒Rの流量が低下する。
したがって、低圧ガス管63内で寝込んだ冷媒Rを回収しつつ、室内熱交換器12A、12Bから吹き出される空気の温度が低下するのを抑えることができる。
制御部72は、吐出温度センサ71が冷媒Rの充填量の不足を検出したときに、室内第3配管弁19A、19Bを開く前に圧縮機33の運転周波数を増やしてもよい。このように制御することで、室内熱交換器12A、12Bによる暖房運転の能力を向上させることができる。圧縮機33の吐出圧力が低下したり、暖房運転している室内熱交換器12A、12Bから吹き出される空気の温度が低下したりするのを抑えることができる。
なお、室内第5配管76、室内第5配管弁77、及び補助キャピラリーチューブ78は、室内ユニット11A、11B、11Cの少なくとも1つが備えればよい。室内第5配管弁77及び補助キャピラリーチューブ78に代えて、PMVを用いてもよい。
第1の実施形態の空気調和装置1が、室内第5配管76、室内第5配管弁77、及び補助キャピラリーチューブ78を備えてもよい。この場合、低圧ガス管加熱運転において、制御部66は、室内第3配管弁19A、19Bを閉じた状態にして室内第5配管弁77A、77Bを開く。
本実施形態では空気調和装置2が吸込圧力センサ54を備えず、制御部72のメモリに過熱度閾値に代えて、予め定められた第2温度閾値が記憶されていてもよい。この場合、制御部72は吸込温度センサ55が検出した温度が第2温度閾値に達したときに、室内第3配管弁19A、19Bを閉じる。このように構成しても、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。
制御部72は、膨張部43を構成するPMV13の開度を大きくしてアキュムレータ35内に液相の冷媒Rを溜めた後で、寝込み冷媒回収運転を行ってもよい。このように制御することで、アキュムレータ35内に高温かつ高圧の冷媒Rが流れてもアキュムレータ35内の液相の冷媒Rの気化熱により冷媒Rの温度が下がる。したがって、寝込み冷媒回収運転時において圧縮機33の吸込口33aから吸込まれる冷媒Rの温度が高くなり過ぎるのを抑えることができる。
なお、本実施形態では、充填不足検出センサは吐出温度センサ71であるとしたが、充填不足検出センサはこれに限られない。充填不足検出センサは、例えば圧縮機33の吸込口33aに設けられた吸込温度センサでもよいし、液管61に取付けられた液管温度センサでもよい。冷媒Rの充填量が不足するほど、吸込温度センサで検出される冷媒Rの温度が高くなる。冷媒Rの充填量が不足するほど、液管温度センサで検出される冷媒Rの温度が低くなる。
室外熱交換器32を熱交換器32a、32b、32c、32dの4つの熱交換器で構成したが、室外熱交換器32を1つの熱交換器で構成してもよい。この場合、室外第1配管39は1つの熱交換器が設けられた1本の配管となる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、熱交換器温度センサ44及び吐出温度センサ71を持つことにより、室内ユニット11や室外ユニット31の状態に応じて制御することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、2、3…空気調和装置、11A、11B、11C…室内ユニット、12A、12B、12C…室内熱交換器、16A、16B、16C…室内第1配管、17A、17B、17C…室内第2配管、18A、18B、18C…室内第3配管、20A、20B、20C…室内第4配管、31…室外ユニット、32…室外熱交換器、33…圧縮機、33a…吸込口、33b…吐出口、39…室外第1配管、40…室外第2配管、41…室外第3配管、61…液管(第1配管)、62…高圧ガス管(第2配管)、63…低圧ガス管(第3配管)、66、72…制御部、71…吐出温度センサ(状態検出センサ、充填不足検出センサ)、76A、76B、76C…室内第5配管(室内第4配管)、77A、77B、77C…室内第5配管弁(室内第4配管弁)、78A、78B、78C…補助キャピラリーチューブ(キャピラリーチューブ)、110A、110B、110C…切替えユニット、R…冷媒

Claims (12)

  1. 室内熱交換器をそれぞれ有する複数の室内ユニットと、
    室外熱交換器及び圧縮機を有する室外ユニットと、
    前記複数の室内ユニットと前記室外ユニットとの間を接続する切替えユニットと、
    前記複数の室内ユニットと前記室外ユニットとの間を接続する第1配管、第2配管、及び第3配管と、
    前記複数の室内ユニット、前記室外ユニット、前記第1配管、前記第2配管、及び前記第3配管の少なくとも1つの状態を検出する状態検出センサと、
    前記複数の室内ユニット及び前記室外ユニットを制御する制御部と、
    を備え、
    前記室外ユニットは、
    前記室外熱交換器と前記第1配管とを接続する室外第1配管と、
    前記圧縮機の吐出口と前記第2配管とを接続する室外第2配管と、
    前記圧縮機の吸込口と前記第3配管とを接続する室外第3配管と、
    を有し、
    前記切替えユニットは、
    前記室内熱交換器の第1出入口と前記第1配管とを接続する室内第1配管と、
    前記室内熱交換器の第2出入口と前記第2配管とを接続する室内第2配管と、
    前記室内熱交換器の前記第2出入口と前記第3配管とを接続する室内第3配管と、
    前記室内第3配管に設けられた室内第3配管弁と、
    を有し、
    前記室内第1配管、前記室内第2配管、及び前記室内第3配管は、前記第1配管、前記第2配管、及び前記第3配管に対して並列に接続され、
    前記制御部は、前記状態検出センサの検出結果に基づいて制御する
    空気調和装置。
  2. 前記状態検出センサは、前記室外熱交換器の除霜が終了したことを検出する熱交換器温度センサであり、
    前記制御部は、前記室内ユニットの少なくとも1つにおいて、前記室内熱交換器を凝縮器として機能させるとともに前記室内第3配管弁を開く第3配管加熱運転をした後で、前記室外熱交換器を凝縮器として機能させる除霜運転を開始し、
    前記熱交換器温度センサが検出した温度が予め定められた第1温度閾値以上になることが所定期間続いたときに、前記除霜運転を終了する
    請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記第3配管又は前記室外第3配管内の冷媒の温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御部は、前記温度センサが検出した温度が予め定められた第2温度閾値に達したときに、前記第3配管加熱運転を終了する
    請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記第3配管又は前記室外第3配管内の冷媒の温度を検出する温度センサと、
    前記第3配管又は前記室外第3配管内の前記冷媒の圧力を検出する圧力センサと、
    を備え、
    前記制御部は、前記温度センサが検出した温度と、前記圧力センサが検出した圧力に対する前記冷媒の飽和温度との差である過熱度が、予め定められた過熱度閾値に達したときに、前記第3配管加熱運転を終了する
    請求項2に記載の空気調和装置。
  5. 前記状態検出センサは、前記複数の室内ユニット及び前記室外ユニット内に充填された冷媒の充填量の不足を検出する充填不足検出センサであり、
    前記制御部は、前記複数の室内熱交換器の少なくとも1つを凝縮器として機能させ前記室外熱交換器を蒸発器として機能させているときに、前記充填不足検出センサが前記冷媒の充填量の不足を検出すると、凝縮器として機能している前記室内熱交換器を有する室内ユニットの前記室内第3配管弁の少なくとも1つを開く
    請求項1に記載の空気調和装置。
  6. 前記第3配管又は前記室外第3配管内の冷媒の温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御部は、前記温度センサが検出した温度が予め定められた第2温度閾値に達したときに、前記室内第3配管弁の少なくとも1つを閉じる
    請求項5に記載の空気調和装置。
  7. 前記第3配管又は前記室外第3配管内の冷媒の温度を検出する温度センサと、
    前記第3配管又は前記室外第3配管内の前記冷媒の圧力を検出する圧力センサと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記温度センサが検出した温度と、前記圧力センサが検出した圧力に対する前記冷媒の飽和温度との差である過熱度が、予め定められた過熱度閾値に達したときに、前記室内第3配管弁の少なくとも1つを閉じる
    請求項5に記載の空気調和装置。
  8. 複数の前記室内ユニット及び前記室外ユニット内に充填された冷媒と、
    開度を調節可能であって前記冷媒を膨張させる膨張部と、
    を備え、
    前記室外ユニットはアキュムレータを有する
    請求項1から7のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  9. 前記室内第3配管における前記室内第3配管弁が設けられた部分よりも前記第3配管に近い部分と前記室内第2配管とを接続する室内第4配管と、
    前記室内第4配管に設けられた室内第4配管弁及びキャピラリーチューブと、を備える
    請求項1から8のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  10. 前記室外ユニットの前記圧縮機は、運転周波数を変更可能であり、
    前記制御部は、前記充填不足検出センサが前記冷媒の充填量の不足を検出すると、前記室内第3配管弁の少なくとも1つを開く前に前記圧縮機の運転周波数を増やす
    請求項5に記載の空気調和装置。
  11. 前記室外ユニットの前記圧縮機は、運転周波数を変更可能であり、
    前記制御部は、除霜運転の開始信号を受けると、前記室内第3配管弁の少なくとも1つを開く前に前記圧縮機の運転周波数を増やす
    請求項2に記載の空気調和装置。
  12. 室内熱交換器をそれぞれ有する複数の室内ユニットと、
    室外熱交換器及び圧縮機を有する室外ユニットと、
    前記複数の室内ユニットと前記室外ユニットと接続する液管、高圧ガス管、及び低圧ガス管と、
    前記複数の室内ユニットの液管側と前記液管を接続し、前記室内ユニットのガス管側と前記高圧ガス管又は低圧ガス管を切替え可能に接続する切換えユニットと、
    前記複数の室内ユニット、前記室外ユニット、前記液管、前記高圧ガス管、及び前記低圧ガス管の少なくとも1つの状態を検出する状態検出センサと、
    前記複数の室内ユニット及び前記室外ユニットを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記状態検出センサの検出結果に基づいて前記低圧ガス管を加熱する低圧ガス管加熱運転を行う
    空気調和装置。
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