JP2017180685A - フォイル軸受 - Google Patents

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Masato Yoshino
真人 吉野
藤原 宏樹
Hiroki Fujiwara
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Abstract

【課題】フォイル軸受の軸受隙間の小隙間部における流体圧の低下を抑えて、支持力を高める。【解決手段】フォイル軸受10は、軸受面Xを有するトップフォイル部Tfと、トップフォイル部Tfを背後から弾性的に支持するバックフォイル部Bfとを備える。バックフォイル部Bfは、軸2の相対回転方向と直交する方向に離隔した複数箇所でトップフォイル部Tfを接触支持する支持部(上凸部13c)を有する。トップフォイル部Tfは、軸受面Xの下流側に隣接した領域に、軸受面Xの下流側の端部に沿って、軸2から離反する側に曲げられた曲げ部12bを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、フォイル軸受に関する。
フォイル軸受は、可撓性を有する金属薄板(フォイル)で軸受面を構成するものであり、フォイルが撓むことにより、軸の回転速度や荷重、周囲温度等の運転条件に応じて軸受隙間が適切な幅に自動調整されるという特徴を有する。
例えば下記の特許文献1に、フォイル軸受の一例として、バンプ型と呼ばれるフォイル軸受が開示されている。このフォイル軸受は、軸受面を有するトップフォイルと、トップフォイルを背後から弾性的に支持する波形のバックフォイル(バンプフォイル)とを備える。バックフォイルには、トップフォイルに接する山部と、平坦な谷部とが、軸の回転方向で交互に形成されている。
特開2013−87789号公報
特許文献1に示されたフォイル軸受において、軸の回転に伴って軸受隙間の圧力が高まると、トップフォイルを介してバックフォイルが軸受隙間の幅方向に圧縮される。このとき、波形のバックフォイルは、各山部を押し潰すように変形することになるが、その際の変形抵抗が大きく、バックフォイルが全体的に高剛性となるため、トップフォイルの柔軟性が不足する傾向にある。トップフォイルの柔軟性が不足すると、軸受隙間の自動調整機能が損なわれ、軸とトップフォイルが接触し易くなる等の不具合を招く。
そこで、本発明者らは、先の出願(特願2015−234626)において、図24に示すようなバックフォイル120を有するフォイル軸受を提案した。このバックフォイル120は、平坦部121(中間部)と、平坦部121からトップフォイル側に突出した複数の上凸部122(第一突出部)と、平坦部121からトップフォイル110と反対側に突出した複数の下凸部123(第二突出部)とを有する。
図27に示すように、バックフォイル120は、トップフォイル110とフォイルホルダ102との間に配される(図27では、バックフォイル120を模式的にバネで示している)。軸が回転すると、トップフォイル110の軸受面と、軸に設けられたスラストカラー103の端面103aとの間に楔状の軸受隙間Cが形成され、軸受隙間Cの大隙間部C1の流体が小隙間部C2に押し込まれることにより流体圧が高められる。この流体圧により、バックフォイル120が軸受隙間Cの幅方向(図27の上下方向)に弾性的に圧縮され、これにより軸受隙間Cの幅が自動的に調整される。このとき、バックフォイル120のうち、平坦部121(図24参照)は圧縮力に対する剛性が相対的に低い部分となるため、バックフォイル120に圧縮力が負荷された際には、先ず平坦部121が変形して圧縮力を吸収する。従って、特許文献1に示されたような波形のバックフォイルに比べ、バックフォイル全体の剛性を小さくして、軸受面の柔軟性を高めることができる。
図28に示すように、トップフォイル110は、バックフォイル120に設けられた複数の上凸部122により、軸の回転方向と直交する方向(図28の左右方向)に離隔した複数箇所で背後から接触支持される。この場合、トップフォイル110のうち、バックフォイル120の上凸部122との接触部Aは剛性が高く、接触部Aの周囲は剛性が低くなる。従って、軸受隙間Cで生じる流体圧によりトップフォイル110がバックフォイル120に押し付けられると、図29に示すように、接触部Aの周囲の領域が、接触部Aよりもスラストカラー103から離反する側(図中下側)に変形し、これにより接触部Aの間の領域に凹部Bが形成される。この場合、図30に矢印で示すように、軸受隙間Cの小隙間部C2に押し込まれた流体が凹部Bを介して下流側に抜けやすくなるため、図27の下段に実線で示すように、大隙間部C1から小隙間部C2へ行くにつれて徐々に高まった流体圧Pが、小隙間部C2で早期に降下してしまい、支持力が低下する。
以上のような事情から、本発明は、トップフォイルが、軸の相対回転方向と直交する方向(以下、この方向を「回転直交方向」と言う。)に離隔した複数箇所でバックフォイルにより接触支持されたフォイル軸受において、軸受隙間における流体圧の低下を抑えて支持力を高めることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、軸受面を有するトップフォイル部と、前記トップフォイル部を背後から弾性的に支持するバックフォイル部とを備え、軸の相対回転に伴って、前記軸と前記軸受面との間の軸受隙間に生じる流体圧で、前記軸を非接触支持するフォイル軸受において、前記バックフォイル部が、前記トップフォイル部のうち、前記軸受面が設けられた領域を、前記軸の相対回転方向と直交する方向に離隔した複数箇所で接触支持する支持部を有し、前記トップフォイル部が、前記軸受面の下流側に隣接した領域に、前記軸受面の下流側の端部に沿って、前記軸から離反する側に曲げられた曲げ部を有することを特徴とする。
軸の相対回転に伴って軸受隙間における流体圧が高まると、トップフォイル部が、バックフォイル部の支持部により、回転直交方向に離隔した複数箇所で接触支持されるため、この接触支持部の周囲が軸から離反する側(軸受隙間を広げる側)に変形し、軸受面に凹部が形成される(図29参照)。本発明では、トップフォイル部の軸受面の下流側に隣接した領域に曲げ部を設けたことにより、軸受面の下流側の端部付近の領域の剛性が高められる。その結果、軸受隙間における流体圧が高められたときでも、軸受面の下流側の端部付近の領域が、軸から離反する側に変形しにくくなるため、この領域に、凹部よりも一段高くなった(軸側に配された)堰が形成される。これにより、軸受面の前記凹部を介して下流側に抜けた流体が、その下流側に形成された堰で堰き止められるため、軸受隙間の小隙間部からの流体の流出が抑えられる。従って、図23の下段に点線で示すように、小隙間部における流体圧の低下が抑えられ、支持力が向上する。
上記の曲げ部は、例えば、トップフォイル部の下流側の端部付近を折り曲げることにより形成することができる。この場合、曲げ部は、トップフォイル部の軸受面に対して折り曲げられた状態となる。あるいは、上記の曲げ部は、トップフォイル部の下流側の端部付近を曲面状に湾曲させることにより形成することができる。この場合、曲げ部は、軸受面と滑らかに連続するように湾曲した状態となる。
上記の曲げ部は、トップフォイル部の下流側の端部を、塑性的あるいは弾性的に曲げることにより形成することができる。
例えば、トップフォイル部の下流側の端部に差込部を設けると共に、トップフォイル部の上流側の端部付近に差込口を設け、各トップフォイル部の差込部を、下流側に隣接するトップフォイル部の差込口に差し込めば、トップフォイル部の下流側端部付近を、軸から離反する側に弾性的に曲げることができる。
上記のフォイル軸受において、軸に振れ回りが生じると、トップフォイル部の回転直交方向の端部に軸が接触し、トップフォイル部が損傷する恐れがある。そこで、トップフォイル部のうち、回転直交方向の端部を除く領域に曲げ部を設ければ、トップフォイル部の回転直交方向の端部における剛性が抑えられるため、この部分におけるトップフォイル部と軸との接触面圧が低減され、トップフォイル部の損傷を防止できる。
上記のフォイル軸受は、例えば、トップフォイル部とバックフォイル部とを一体に有する複数のフォイル部材を備え、各フォイル部材のトップフォイル部を、他のフォイル部材のバックフォイル部の上に重ねて配した構成とすることができる。
以上のように、本発明によれば、軸受隙間における流体圧の低下を抑えることができるため、フォイル軸受の支持力を高めることができる。
本発明の第一実施形態に係るフォイル軸受の断面図である。 フォイル軸受の平面図である。 フォイル軸受に設けられたトップフォイル及びバックフォイルの斜視図である。 バックフォイルの平面図である。 バックフォイルの斜視図である。 他の例に係るトップフォイルの下流側端部の断面図である。 他の例に係るトップフォイルの下流側端部の断面図である。 図2のV−V線断面図である。 トップフォイルの平面図である。 図9のU−U線断面図である。 図9のT−T線断面図である。 フォイル軸受の断面図である。 第二実施形態に係るトップフォイル及びバックフォイルの斜視図である。 第三実施形態に係るトップフォイル及びバックフォイルの斜視図である。 第四実施形態に係るバックフォイルの平面図である。 第五実施形態に係るフォイル軸受の断面図である。 上段は、第六実施形態に係るバックフォイルの平面図であり、下段は、前記平面図のY−Y線断面図である。 第七実施形態に係るバックフォイルの断面図である。 第八実施形態にかかるフォイルの斜視図である。 図20のフォイルを有するフォイル軸受の斜視図である。 第九実施形態に係るフォイル軸受の斜視図である。 図21のフォイル軸受に組み込まれるフォイルの他の例を示す平面図である。 第十実施形態に係るフォイル軸受の断面図である。 図23のフォイル軸受のフォイルの平面図である。 第十一実施形態に係るフォイル軸受の断面図である。 先願において提案されたバックフォイルの斜視図である。 図26のバックフォイルを有するフォイル軸受の断面図である。 図27のW−W線における断面図であり、軸受隙間における流体圧が低い状態を示す。 図27のW−W線における断面図であり、軸受隙間における流体圧が高い状態を示す。 図27のフォイル軸受のトップフォイルの平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の第一実施形態に係るフォイル軸受10は、図1に示すように、軸2に設けられた円盤状のスラストカラー3との間に形成される空気膜で、軸2をスラスト方向に支持するスラストフォイル軸受である。フォイル軸受10は、円盤状のフォイルホルダ11と、フォイルホルダ11の端面11aに取り付けられたトップフォイル12及びバックフォイル13とを有する。本実施形態では、図2に示すように、複数(図示例では各6枚)の扇形のトップフォイル12及びバックフォイル13が、軸2の回転方向(フォイルホルダ11の周方向)で並べて配される。尚、以下では、軸2の回転方向先行側(図2の矢印R方向)、すなわち、軸2の回転時における、トップフォイル12に対する空気の流れ方向下流側を「下流側」と言い、その反対側を「上流側」と言う。
フォイルホルダ11は、金属や樹脂等で形成される。フォイルホルダ11は、軸2が挿入される内孔11bを有する中空円盤状を成している。フォイルホルダ11の一方の端面11aには複数のトップフォイル12及びバックフォイル13が取り付けられる。フォイルホルダ11の他方の端面11cは、フォイル軸受10が組み込まれる設備(例えばガスタービン等のターボ機械)のハウジングに固定される。
トップフォイル12及びバックフォイル13は、ばね性に富み、かつ加工性のよい金属で形成され、例えば鋼や銅合金で形成される。トップフォイル12及びバックフォイル13は、厚さ20μm〜200μm程度の金属薄板(フォイル)で形成される。本実施形態のように流体膜として空気を用いる空気動圧軸受では、雰囲気に潤滑油が存在しないため、ステンレス鋼もしくは青銅でトップフォイル12及びバックフォイル13を形成するのが好ましい。
トップフォイル12は、軸受面Xを有するトップフォイル部Tfとして機能する。トップフォイル12は、図2及び図3に示すように、凹凸の無い滑らかな軸受面Xを有する。トップフォイル12の上流側の端部12aは、フォイルホルダ11の端面11aに溶接等により固定される。
トップフォイル12の下流側の端部は自由端である。トップフォイル12の下流側の端部には、曲げ部12bが設けられる(図3参照)。曲げ部12bは、トップフォイル12の下流側の端部付近を、スラストカラー3から離反する側(フォイルホルダ11側)に曲げることで形成される。具体的には、打ち抜き加工や放電加工により所定形状の平板状のフォイル素材を形成した後、このフォイル素材のうち、軸受面Xの下流側に隣接した領域(図示例では、軸受面Xよりも下流側の帯状の領域)を、プレス加工等で塑性変形させることで、曲げ部12bが形成される。尚、フォイル素材の打ち抜きと、曲げ部12bの形成とを、プレス加工で同時に行うこともできる。曲げ部12bは、軸受面Xの下流側の端部に沿って延び、図示例では回転直交方向(半径方向)に延びる。曲げ部12bは、軸受面Xに対して折り曲げられている。曲げ部12bの角度や寸法は、曲げ部12bの端部がフォイルホルダ11と接触しないように設定される。図示例では、曲げ部12bが、軸受面Xと直交する方向に折り曲げられている。曲げ部12bの軸方向寸法は、バックフォイル13の軸方向寸法よりも小さく、例えばバックフォイル13の軸方向寸法の30〜70%とされる。
トップフォイル12の軸受面Xと曲げ部12bとの間の角度は直角に限らず、この角度を鋭角としてもよい。例えば図6に示す例では、トップフォイル12の下流側の端部付近を上流側に約180°折り返して、曲げ部12bを形成している。あるいは、図7に示すように、軸受面Xと曲げ部12bとの間の角度を鈍角としてもよい。また、同図に示すように、曲げ部12bの端部をフォイルホルダ11の端面11aに当接させてもよい。この場合、軸受面Xの下流側の端部付近の領域の剛性を高めることができる。この他、常時は曲げ部12bをフォイルホルダ11の端面11aから離反させ、軸受隙間の流体圧が高められたときに、曲げ部12bがフォイルホルダ11の端面11aに当接するようにしてもよい。
バックフォイル13は、トップフォイル12を背後から支持するバックフォイル部Bfとして機能する。バックフォイル13は、平面視でトップフォイル12と略同形状の扇形をなし、トップフォイル12の真下に重ねて配されている(図3及び図4参照)。バックフォイル13の上流側の端部13aは、フォイルホルダ11の端面11aに溶接等により固定される。
バックフォイル13は、半径方向に離隔した複数箇所でトップフォイル12と接触する支持部を有する。本実施形態では、図5に示すように、バックフォイル13に、平坦部13bと、平坦部13bからトップフォイル12側に突出した複数の上凸部13cと、平坦部13bからトップフォイル12と反対側に突出した複数の下凸部13dとが設けられ、上凸部13cが支持部を構成する。尚、上凸部13c及び下凸部13dは、これらの相対的な位置関係を理解しやすいように「上」「下」を付した名称としているが、これはフォイル軸受10の使用態様を限定する趣旨ではない。
バックフォイル13の平坦部13b、上凸部13c、および下凸部13dは、均一な肉厚を有する。上凸部13cおよび下凸部13dは、何れも概略半球状に形成される。上凸部13cおよび下凸部13dの内側は中空状になっているため、バックフォイル13を表裏の一方側、例えば図4のように表側(トップフォイル12側)から見た場合、下凸部13dが存在する領域は凹部となる。尚、図4では、理解しやすいように、凹部となる下凸部13dにハッチングを付している。上凸部13c及び下凸部13dの全周に、平坦部13bが設けられる。上凸部13c及び下凸部13dは、それぞれバックフォイル13の上流側端部13a付近を除く全域に分散して配置される。上凸部13cはトップフォイル12の裏面(軸受面Xと反対側の面)に接触し、下凸部13dはフォイルホルダ11の端面11aに接触する。
バックフォイル13は、フォイルをプレス加工することで形成される。本実施形態では、打ち抜き加工や放電加工により所定形状の平板状のフォイル素材を形成した後、このフォイル素材にプレス加工を施して上凸部13c及び下凸部13dを同時に成形することで、バックフォイル13が形成される。尚、フォイル素材の打ち抜きと、上凸部13c及び下凸部13dの成形とを、プレス加工で同時に行うこともできる。上凸部13c及び下凸部13dを含めたバックフォイル13全体の厚さ方向寸法(軸方向寸法)は0.5〜2mm程度である。尚、図4に示す上凸部13cおよび下凸部13dの配置パターンは例示にすぎず、必要に応じて図4とは異なる任意の配置パターンを採用することができる。
図8に示すように、軸2及びスラストカラー3が周方向一方(矢印R方向)に回転すると、フォイル軸受10の各トップフォイル12の軸受面Xとスラストカラー3の端面3aとの間に軸受隙間Cが形成される。このとき、トップフォイル12が湾曲することで、軸受隙間Cは、下流側へ行くにつれて狭くなった楔状を成す。この楔状の軸受隙間Cの大隙間部C1の空気が小隙間部C2に押し込まれることにより、軸受隙間Cの空気膜の圧力が高められ、この圧力により軸2及びスラストカラー3がスラスト方向に非接触支持される。このとき、トップフォイル12の軸受面Xが、荷重や軸2の回転速度、周囲温度等の運転条件に応じて弾性変形することで、軸受隙間Cが運転条件に応じた適切幅に自動調整される。そのため、高温・高速回転といった過酷な条件下でも、軸受隙間Cを最適幅に管理することができ、軸2を安定して支持することが可能となる。
上記のように、軸受隙間C(特に、小隙間部C2)の空気圧が高められると、トップフォイル12がバックフォイル13に押し付けられる。具体的には、トップフォイル12の上流側端部12a及び下流側端部(曲げ部12b)を除く大部分が、バックフォイル13の上凸部13cで接触支持される。このとき、トップフォイル12のうち、バックフォイル13の上凸部13c(支持部)が接触した接触部Aは剛性が高く、接触部Aの周囲は剛性が低い。従って、図9〜11に示すように、トップフォイル12のうち、接触部Aの半径方向間の領域が、接触部Aよりもフォイルホルダ11側(図中下方)に変形し、この領域に凹部Bが形成される。一方、トップフォイル12の下流側の端部には、曲げ部12bが形成されているため、曲げ部12bに沿った領域(軸受面Xの下流側端部付近の領域)の剛性が高くなっている。従って、軸受面Xの下流側端部付近の領域は、流体圧によりフォイルホルダ11側に変形しにくいため、この領域に、凹部Bよりも一段高くなった堰Dが形成される(図11参照)。この堰Dは、半径方向で連続的に延び、本実施形態ではトップフォイル12の半径方向全長にわたって延びる(図9参照)。
軸2の回転に伴って小隙間部C2に押し込まれた空気は、トップフォイル12の凹部Bを通って下流側に抜ける(図9及び11の矢印S参照)。しかし、凹部Bの下流側に、曲げ部12bに沿って連続的に延びる堰Dが設けられているため、空気の下流側への流動が規制される。これにより、小隙間部C2から下流側に空気が抜けにくくなり、小隙間部C2における空気圧の低下が抑えられるため(図27の下段の点線参照)、フォイル軸受10による支持力を高めることができる。
また、軸2の回転中は、図12に示すように、軸受隙間Cで生じる空気圧によりトップフォイル12が圧力Pを受けるため、バックフォイル13には、トップフォイル12を介して圧力P方向の圧縮力が作用する。平坦部13bは圧力P方向と直交する方向に延びる薄板状であるため、バックフォイル13の中でも前記圧縮力に対する剛性の低い部分となる。そのため、バックフォイル13に圧縮力が負荷されると、図12の二点鎖線で示すように先ず平坦部13bが変形して圧縮力を吸収する。従って、そのような平坦部分を有しない、既存のバンプ型フォイル軸受のバックフォイル部に比べ、バックフォイル13の剛性を局所的に小さくすることができる。これにより、軸受面Xの柔軟性が高まるため、軸2の変位等に対して軸受面Xが追従変形し易くなり、軸受隙間Cを最適幅に自動調整してスラストカラー3とトップフォイル12との接触を確実に防止することが可能となる。
尚、軸2の停止直前や起動直後の低速回転時には、各トップフォイル12の軸受面Xとスラストカラー3の端面3aとが接触摺動するため、これらの何れか一方または双方に、DLC膜、チタンアルミナイトライド膜、二硫化タングステン膜、あるいは二硫化モリブデン膜等の低摩擦化被膜を形成してもよい。
また、軸2の回転中は、トップフォイル12とバックフォイル13、あるいは、バックフォイル13とフォイルホルダ11の端面11aとの間に微小摺動が生じる。この微小摺動による摩擦エネルギーにより、軸2の振動を減衰させることができる。このような微小摺動による摩擦力を調整するために、互いに摺動する面の何れか一方または双方に、上記のような低摩擦化被膜を形成してもよい。
本発明は、上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と重複する点については説明を省略する。
図13に示す第二実施形態では、トップフォイル12の下流側の端部のうち、半径方向両端を除く中間部のみに曲げ部12bを設けている。この場合、軸受面Xの下流側の端部付近の領域のうち、半径方向両端における剛性が低くなる。軸2が振れ回ると、スラストカラー3の端面3aの外径端が、軸受面Xの外径端に接触することがあるが、上記のように半径方向端部の曲げ部12bを省略し、この部分の剛性を低くすることで、スラストカラー3との接触による面圧が抑えられるため、トップフォイル12が損傷する事態を防止できる。尚、曲げ部12bは、上記のようにトップフォイル12の半径方向両端において省略する他、半径方向一方の端部のみ(例えば外径端のみ)において省略してもよい。
また、上記の実施形態では、トップフォイル12の曲げ部12bを、軸受面Xに対して折り曲げているが、これに限られない。例えば、図14に示す第三実施形態では、トップフォイル12の下流側の端部付近を、スラストカラー3から離反する側に曲面状に湾曲させることで、曲げ部12bが形成されている。この場合、曲げ部12bは、軸受面Xと滑らかに連続した曲面部を有する。
また、上記のフォイル軸受10において、バックフォイル13に設けられる上凸部13c及び下凸部13dの分布密度を場所によって変えることで、軸受面Xの剛性を部分的にコントロールすることができる。例えば、図15に示す第四実施形態では、上凸部13c及び下凸部13dの密度が、下流側に行くにつれて高くなっている。この場合、バックフォイル13の圧縮方向(軸方向)の剛性が下流側に行くにつれて高くなる。これにより、トップフォイル12の軸受面Xが、下流側に行くにつれて、スラストカラー3から離反する方向(軸受隙間Cを広げる方向)に変形しにくくなるため、楔状の軸受隙間Cが形成されやすくなる。尚、図15では、バックフォイル13を簡略化して矩形で示している。
また、上記のフォイル軸受10において、バックフォイル13に設けられる上凸部13c及び下凸部13dの高さを場所によって変えることで、所定形状の軸受面を得ることができる。例えば、図16に示す第五実施形態では、上凸部13c及び下凸部13dを含むバックフォイル13の高さ(軸方向寸法)が、下流側に行くにつれて大きくなっている。これにより、トップフォイル12の軸受面Xが、下流側に行くにつれてスラストカラー3側に変位した形状となりやすくなり、楔状の軸受隙間Cが形成されやすくなる。
図17に示す第六実施形態では、バックフォイル13に波形部13fを設けている。波形部13fは、軸2の回転方向と交差する方向に沿って延びる複数の山部13f1及び谷部13f2を、軸2の回転方向で交互に有する。波形部13fの山部13f1が、トップフォイル12を背後から接触支持する第一支持部を構成する。山部13f1及び谷部13f2は、バックフォイル13の下流側端部の縁と交差する方向に延び、図示例では、バックフォイル13の上流側端部13aの縁と平行な方向に延びる。この場合、バックフォイル13の下流側端部では、山部13f1が半径方向に離隔した複数箇所に設けられ、これらの山部13f1がトップフォイル12に接触する。
図17に示すような波形部13fを有するバックフォイル13は、例えばプレス加工により形成することができる。この場合、平板状のフォイル素材が波形に曲げられるため、その分だけ平面視における寸法(山部13f1の延在方向と直交する方向の寸法)が縮小する。従って、プレス加工を施す前の平板状のフォイル素材は、プレス加工による寸法の縮小を考慮して形状及び寸法を設定する必要があるため、設計が非常に複雑となる。
これに対し、図5に示すようなディンプル状の上凸部13c及び下凸部13dを有するバックフォイル13は、平板状のフォイル素材にプレス加工を施し、局部的に材料を引き延ばして上凸部13c及び下凸部13dを成形することができる。この場合、プレス加工により、平面視における全体寸法はほとんど変化しないため、上凸部13c及び下凸部13dを自由に設計することが可能となり、バックフォイル13の設計が容易化される。
図18に示す第七実施形態では、トップフォイル部Tf及びバックフォイル部Bfを一体に有するフォイル部材14を備える(バックフォイル部Bfは散点模様で示す)。各フォイル部材14の上流側の端部が、フォイルホルダ11に取り付けられる。複数のフォイル部材14をフォイルホルダ11に取り付けた状態では、各フォイル部材14のトップフォイル部Tfとフォイルホルダ11との間に、隣接するフォイル部材14のバックフォイル部Bfが配される。各フォイル部材14のバックフォイル部Bfには、半径方向に離隔した複数箇所でトップフォイル部Tfを接触支持する支持部が設けられ、例えば、図4及び図5に示されたような平坦部13b、上凸部13c(支持部)、及び下凸部13dが設けられる。
また、上記の実施形態では、トップフォイル12の下流側の端部を塑性変形させることで曲げ部12bを形成する場合を示したが、これに限らず、トップフォイル12の下流側の端部を弾性変形させることで曲げ部12bを形成してもよい。例えば、図19に示す第八実施形態では、トップフォイル部Tfとバックフォイル部Bfとを一体に有するフォイル部材14を備え、トップフォイル部Tfの下流側端部に差込部12cを設けると共に、トップフォイル部Tfの上流側端部付近に差込口12dを設けている。図20に示すように、各トップフォイル部Tfの差込部12cは、下流側に隣接するトップフォイル部Tfの差込口12dに差し込まれる。トップフォイル部Tfの背後(図中下方)にはバックフォイル部Bfが配されているため、通常、トップフォイル部Tfの下流側端部(自由端)は、上流側端部よりもスラストカラー側(図中上方)に配される。従って、トップフォイル部Tfの下流側端部に設けられた差込部12cを、隣接するトップフォイル部Tfの上流側端部付近に設けられた差込口12dに差し込むことにより、トップフォイル部Tfの下流側端部付近が軸から離反する側(図中下方)に弾性的に湾曲され、これにより曲げ部12bが形成される。尚、図示例では、トップフォイル部Tfの半径方向中央のみに差込部12c及び差込口12dを設けているが、これに限らず、半径方向に離隔した複数箇所(例えば半径方向両端)に差込部12c及び差込口12dを設けてもよい。
また、図21に示す第九実施形態では、差込部12c及び差込口12dを有するトップフォイル12と、バックフォイル13とを、別体に形成している。この場合、トップフォイル12の差込口12dは、図21のようなスリット状に限らず、図22のように、トップフォイル12の上流側端部に開口した凹部で構成してもよい。
図23に示す第十実施形態では、図18に示す実施形態と同様に、各フォイル部材14がトップフォイル部Tf及びバックフォイル部Bfを有しているが、各フォイル部材14の形状が図19に示す実施形態と異なる。図23のフォイル部材14は、トップフォイル部Tf及びバックフォイル部Bfを有する本体14aと、本体14aから外径側に延び、フォイルホルダ11に固定される固定部14bとを有する。本体14aの下流側端部の縁14a1及び上流側端部の縁14a2は、何れも半径方向中央部を下流側に膨らませた形状を成している。本体14aの下流側端部には、軸受面Xの下流側端部に沿って延びる曲げ部12bが設けられる(図23に点線で示す)。バックフォイル部Bfには、平坦部13b、支持部としての上凸部13c(白抜き円)、及び下凸部13d(ハッチング円)が設けられる。図23のフォイル部材14をフォイルホルダ11に取り付けると、図24に示すように、各フォイル部材14のバックフォイル部Bfは隣接するフォイル部材14のトップフォイル部Tfの背後に隠れ、トップフォイル部Tfのみが表側(スラストカラー側)に露出した状態となる。
以上の実施形態では、本発明をスラストフォイル軸受に適用した場合を示したが、本発明は、軸をラジアル方向に支持するラジアルフォイル軸受に適用することもできる。例えば、図25に示す第十一実施形態は、いわゆるリーフ型のラジアルフォイル軸受20に本発明を適用したものである。このラジアルフォイル軸受20は、円筒状のフォイルホルダ21と、フォイルホルダ21の内周面21aに周方向に並べて取り付けられた複数のフォイル部材22とを有する。各フォイル部材22のうち、下流側の領域がトップフォイル部Tfとして機能し、上流側の領域がバックフォイル部Bfとして機能する。各フォイル部材22のトップフォイル部Tfの下流側端部には、上記の実施形態と同様に、曲げ部12bが設けられる。バックフォイル部Bf(散点模様で示す)には、回転直交方向(軸方向)に離隔した複数箇所に支持部(例えば上凸部)が設けられる。軸2の回転時には、トップフォイル部Tfの軸受面Xと軸2の外周面との間に軸受隙間Cが形成される。
以上の実施形態では、フォイル軸受を固定し、軸2を回転させた場合を示したが、これに限らず、軸2を固定し、フォイル軸受を回転させてもよい。ただし、フォイル軸受を回転させると、遠心力でフォイルが破損する恐れがあるため、上記の実施形態のようにフォイル軸受を固定することが好ましい。
また、以上に示したフォイル軸受は、例えばガスタービンやターボチャージャ(過給機)等のターボ機械の主軸用軸受、自動車等の車両用軸受、あるいは産業機器用の軸受等として使用することが可能である。
また、以上に述べたフォイル軸受は、圧力発生流体として空気を使用した空気動圧軸受のみならず、圧力発生流体として潤滑油を使用した油動圧軸受としても使用することができる。
2 軸
3 スラストカラー
10 フォイル軸受
11 フォイルホルダ
12 トップフォイル
12b 曲げ部
13 バックフォイル
13b 平坦部
13c 上凸部(支持部)
13d 下凸部
Tf トップフォイル部
Bf バックフォイル部
C 軸受隙間
C1 大隙間部
C2 小隙間部
X 軸受面

Claims (9)

  1. 軸受面を有するトップフォイル部と、前記トップフォイル部を背後から弾性的に支持するバックフォイル部とを備え、軸の相対回転に伴って、前記軸と前記軸受面との間の軸受隙間に生じる流体圧で、前記軸を非接触支持するフォイル軸受において、
    前記バックフォイル部が、前記トップフォイル部のうち、前記軸受面が設けられた領域を、前記軸の相対回転方向と直交する方向に離隔した複数箇所で接触支持する支持部を有し、
    前記トップフォイル部が、前記軸受面の下流側に隣接した領域に、前記軸受面の下流側の端部に沿って、前記軸から離反する側に曲げられた曲げ部を有することを特徴とするフォイル軸受。
  2. 前記曲げ部が、前記軸受面に対して折り曲げられた請求項1に記載のフォイル軸受。
  3. 前記曲げ部が、前記軸受面と滑らかに連続するように湾曲した請求項1に記載のフォイル軸受。
  4. 前記曲げ部が、塑性的に曲げられた請求項1〜3の何れか1項に記載のフォイル軸受。
  5. 前記曲げ部が、弾性的に曲げられた請求項1〜3の何れか1項に記載のフォイル軸受。
  6. 前記トップフォイル部の下流側の端部に差込部を設けると共に、前記トップフォイル部の上流側の端部付近に差込口を設け、各トップフォイル部の差込部が、下流側に隣接するトップフォイル部の差込口に差し込まれた請求項5に記載のフォイル軸受。
  7. 前記トップフォイル部のうち、前記相対回転方向と直交する方向の端部を除く領域に、前記曲げ部が設けられた請求項1〜6の何れか1項に記載のフォイル軸受。
  8. 前記トップフォイル部と前記バックフォイル部とを一体に有する複数のフォイル部材を備え、各フォイル部材の前記トップフォイル部を、他のフォイル部材の前記バックフォイル部の上に重ねて配した請求項1〜7の何れか1項に記載のフォイル軸受。
  9. 前記バックフォイル部が、平坦部と、前記平坦部から前記トップフォイル部側に突出した複数の上凸部と、前記平坦部から前記トップフォイル部と反対側に突出した複数の下凸部とを有し、前記複数の上凸部が前記支持部を構成する請求項1〜8の何れか1項に記載のフォイル軸受。
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