JP2017176667A - 磁気共鳴イメージング装置およびプログラム - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】呼吸信号を求めるのに適したコイルエレメントを選択できる磁気共鳴イメージング装置を提供する。【解決手段】MRI装置は、ナビゲータ信号の特徴量を求め、前記コイルエレメントごとに、特徴量の時間変化を表すデータを得るための信号解析手段と、コイルエレメントごとに得られたデータを周波数スペクトルFS1〜FS16に変換する変換手段と、周波数スペクトルに基づいて、コイルエレメントE1〜E16の中から、被検体の体動信号の信号値を求めるためのコイルエレメントを選択する選択手段とを有する。【選択図】図24

Description

本発明は、被検体の体動信号を得るための磁気共鳴イメージング装置、およびこの磁気共鳴イメージング装置に適用されるプログラムに関する。
呼吸同期撮影法として、ペンシルビーム型のRFパルスを用いて呼吸情報を得る方法が知られている(特許文献1参照)。ペンシルビーム型のRFパルスを用いることにより、肺と肝臓とをSI方向(頭尾方向)に貫くように円柱状に励起することができるので、この方法は、肝臓のエッジのSI方向の動きの検出に適しており、特に、腹部の撮影に利用されている。
特開2009−261574号公報
しかし、この方法では、傾斜磁場を急激に変化させているので、撮影中の騒音が大きいという問題がある。この問題に対応するため、非選択RFパルスを用いて励起を行う方法が検討されている。
非選択RFパルスを用いる方法では、傾斜磁場を急激に変化させなくても励起が行われるので、撮影中の騒音を軽減することが期待されている。
しかし、非選択RFパルスを用いる方法では、励起範囲が広いので、肝臓や肺だけでなく、肝臓や肺の周りの部位(例えば首)も励起される。したがって、受信コイルで受信したMR信号には、呼吸動との関係性が低い部位(例えば首)の信号成分も含まれている。このため、この信号成分の影響で、呼吸信号の振幅を大きくすることができず、被検体の呼吸による動きを十分に反映した高品質な呼吸信号を得ることが難しいという問題がある。
そこで、非選択RFパルスを用いる方法を実行する場合、受信コイルが有する複数のコイルエレメントの中から、呼吸の動きを十分に反映したMR信号を受信するコイルエレメントを特定する方法が検討されている。複数のコイルエレメントの中から、呼吸の動きを十分に反映したMR信号を受信するコイルエレメントを特定することができれば、被検体の呼吸による動きを十分に反映した高品質な呼吸信号を得ることが可能となる。
しかし、受信コイルを被検体に設置する場合、被検体の撮影部位に対する各コイルエレメントの位置は、被検体によってばらつきが生じる。したがって、複数のコイルエレメントの中から、呼吸の動きを十分に反映したMR信号を受信するコイルエレメントを特定することは難しいという問題がある。
このような理由から、呼吸信号の信号値を求めるのに適したコイルエレメントを選択できる技術が望まれている。
本発明の第1の観点は、前記被検体の動く部位から体動情報を含む第1のMR信号を発生させるための第1のシーケンスを複数回実行するスキャン手段と、
前記第1のMR信号を受信する複数のコイルエレメントを有するコイル装置と、
前記複数のコイルエレメントの各々で受信された前記第1のMR信号の情報を含むナビゲータ信号の特徴量を求め、前記コイルエレメントごとに、前記特徴量の時間変化を表すデータを得るための手段と、
前記コイルエレメントごとに得られた前記データを周波数スペクトルに変換する変換手段と、
前記周波数スペクトルに基づいて、前記複数のコイルエレメントの中から、被検体の体動信号の信号値を求めるためのコイルエレメントを選択する選択手段と、
を有する磁気共鳴イメージング装置である。
本発明の第2の観点は、前記被検体の動く部位から体動情報を含む第1のMR信号を発生させるための第1のシーケンスを複数回実行するスキャン手段と、前記第1のMR信号を受信する複数のコイルエレメントを有するコイル装置とを有する磁気共鳴イメージング装置に適用されるプログラムであって、
前記複数のコイルエレメントの各々で受信された前記第1のMR信号の情報を含むナビゲータ信号の特徴量を求め、前記コイルエレメントごとに、前記特徴量の時間変化を表すデータを得るための処理と、
前記コイルエレメントごとに得られた前記データを周波数スペクトルに変換する変換処理と、
前記周波数スペクトルに基づいて、前記複数のコイルエレメントの中から、被検体の体動信号の信号値を求めるためのコイルエレメントを選択する選択処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
複数のコイルエレメントの各々で受信された前記第1のMR信号の情報を含むナビゲータ信号の特徴量を求め、前記コイルエレメントごとに、特徴量の時間変化を表すデータを得る。このデータは、周波数スペクトルに変換される。周波数スペクトルには、被検体の動きを反映するピークが現れるので、周波数スペクトルを得ることにより、複数のコイルエレメントの中から、被検体の体動信号を求めるのに適したコイルエレメントを選択することができる。
本発明の一形態の磁気共鳴イメージング装置の概略図である。 受信コイル装置4の説明図である。 前部アレイコイル4aおよび後部アレイコイル4bのコイルエレメントと撮影部位との位置関係を概略的に示す図である。 処理装置9が実現する手段の説明図である。 本形態で実行されるスキャンの説明図である。 コイルエレメント選択スキャンCSの説明図である。 ナビゲータシーケンスN〜Nにより得られるMR信号Aを示す図である。 フローを示す図である。 ナビゲータシーケンスNの説明図である。 ナビゲータシーケンスNの説明図である。 ナビゲータシーケンスN〜Nを実行することにより得られたナビゲータ信号を概略的に示す図である。 ステップST2の一例のフローを示す図である。 コイルエレメントごとに得られたナビゲータ信号の特徴量を求めるための説明図である。 ナビゲータ信号の他の特徴量の例を示す図である。 時系列に並べられたナビゲータ信号のピーク値V〜Vを表すピーク値データを概略的に示す図である。 ピーク値データを時間方向にフーリエ変換することにより得られた周波数スペクトルFSを概略的に示す図である。 コイルエレメントごとに得られた周波数スペクトルFS〜FS16を概略的に示す図である。 ステップST23の説明図である。 大きい方のピークを示す図である。 選択された8個のコイルエレメントの一例を示す図である。 コイルエレメントを選択するためのステップST2の別のフローを示す図である。 周波数スペクトルFS〜FS16の0Hz付近に現れるピークを示す図である。 周波数スペクトルごとに求めた比Hを示す図である。 選択された8個のコイルエレメントの一例を示す図である。 プレスキャンPSで実行されるシーケンスの説明図である。 プレスキャンPSにおいて実行されるナビゲータシーケンスNの説明図である。 フーリエ変換により得られたプロファイルを示す図である。 プロファイルB13〜B114の重付けの説明図である。 重み付けされた後のプロファイルの加算の説明図である。 合成プロファイルFおよびFを概略的に示す図である。 合成プロファイルFおよびFに基づいて呼吸信号の信号値を計算するための説明図である。 二乗誤差SEが最小になるときの合成プロファイルFの移動量d=d2を示す図である。 ナビゲータシーケンスNが実行されることにより得られた合成プロファイルFを示す図である。 二乗誤差SEが最小になるときの合成プロファイルFの移動量d=d3を示す図である。 ナビゲータシーケンスN〜Nを実行することにより求められた各移動量dを概略的に示す図である。 ウィンドウWの設定方法の説明図である。 本スキャンMSの説明図である。 本スキャンMSにおける呼吸信号の信号値を求めるための説明図である。 ナビゲータシーケンスN〜Nの各々に対して計算された合成プロファイルの移動量dを概略的に示す図である。 最後のイメージングシーケンスDAQzが実行されたときの様子を概略的に示す図である。 実際に得られた周波数スペクトルを示す図である。
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴イメージング装置の概略図である。
磁気共鳴イメージング装置(以下、「MRI装置」と呼ぶ。MRI:Magnetic Resonance Imaging)1は、マグネット2、テーブル3、受信コイル装置4などを有している。
マグネット2は、被検体13が収容される収容空間21を有している。またマグネット2は、超伝導コイル22、勾配コイル23、およびRFコイル24などのコイルを有している。超伝導コイル22は静磁場を印加し、勾配コイル23は勾配パルスを印加し、RFコイル24はRFパルスを印加する。
テーブル3は、クレードル3aを有している。クレードル3aは、収容空間21内に移動できるように構成されている。クレードル3aによって、被検体13は収容空間21に搬送される。
受信コイル装置4は、被検体13の胴部に取り付けられている。
図2は、受信コイル装置4の説明図である。
受信コイル装置4は複数のコイルエレメントを有している。以下では、受信コイル装置4が16個のコイルエレメントを有する例について説明するが、受信コイル装置4のコイルエレメント数は16に限定されることはなく、本発明は、受信コイル装置4が2以上のコイルエレメントを有する場合に適用することができる。
受信コイル装置4は、前部アレイコイル4aと後部アレイコイル4bとを有している。前部アレイコイル4aは、被検体13の前側(腹部側)に配置されるコイルであり、8個のコイルエレメントE1〜E8を有している。8個のコイルエレメントE1〜E8は4行2列に並んでいる。
後部アレイコイル4bは、被検体13の後側(背中側)に配置されるコイルであり、8個のコイルエレメントE9〜E16を有している。8個のコイルエレメントE9〜E16は4行2列に並んでいる。
本形態では、前部アレイコイル4aおよび後部アレイコイル4bは、被検体の胴部を挟むように取り付けられる。
図3は、前部アレイコイル4aおよび後部アレイコイル4bのコイルエレメントと撮影部位との位置関係を概略的に示す図である。
図3の左側は、前部アレイコイル4aのコイルエレメントE1〜E8と撮影部位とのzx面内における位置関係を概略的に示している。一方、図3の右側は、後部アレイコイル4bのコイルエレメントE9〜E16と撮影部位とのzx面内における位置関係を概略的に示している。本形態では、x方向は左右方向(Right-Left (RL)direction)に対応し、y方向は前後方向(Anterior-Posterior (AP)direction)に対応し、z方向は頭尾方向(Superior-Inferior (SI)direction)に対応している。
前部アレイコイル4aのコイルエレメントE1〜E8は、被検体の胴部の前面に位置している。コイルエレメントE1およびE2は被検体の肩部の近くに位置しており、コイルエレメントE3、E4、E5、およびE6は被検体の肝臓(肝臓の肺側のエッジJ)の近くに位置しており、コイルエレメントE7およびE8は被検体の腰部の近くに配置されている。
また、後部アレイコイル4bのコイルエレメントE9〜E16は、被検体の胴部の後面(背中側)に位置している。コイルエレメントE9およびE10は被検体の肩部の近くに位置しており、コイルエレメントE11、E12、E13、およびE14は被検体の肝臓(肝臓の肺側のエッジJ)の近くに位置しており、コイルエレメントE15およびE16は被検体の腰部の近くに配置されている。
図1に戻って説明を続ける。
MRI装置1は、更に、制御部5、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、および処理装置9、記憶部10、操作部11、および表示部12などを有している。
送信器6はRFコイル24に電流を供給し、勾配磁場電源7は勾配コイル23に電流を供給する。受信器8は、受信コイル装置4から受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。尚、マグネット2、制御部5、送信器6、および勾配磁場電源7を合わせたものがスキャン手段に相当する。
記憶部10には、処理装置9により実行されるプログラムなどが記憶されている。尚、記憶部10は、ハードディスク、CD−ROMなどの非一過性の記憶媒体であってもよい。処理装置9は、記憶部10に記憶されているプログラムを読み出し、プログラムに記述されている処理を実行するプロセッサとして動作する。処理装置9は、プログラムに記述されている処理を実行することにより、種々の手段を実現する。図4は、処理装置9が実現する手段の説明図である。
信号解析手段91は、後述するナビゲータ信号の特徴量を求める。信号解析手段91は、データを得るための手段に相当する。
変換手段92は、信号解析手段91が求めた特徴量の時間変化を表すデータを周波数スペクトルに変換する。
選択手段93は、周波数スペクトルに基づいて、コイル装置4が有する16個のコイルエレメントE〜E16の中から、呼吸信号の信号値を求めるために使用するコイルエレメントを選択する。
生成手段94は、ナビゲータ信号に基づいて、z方向(SI方向)における信号強度を表すプロファイルを生成する。
合成手段95は、プロファイルを合成する。
計算手段96は、合成手段95により合成されたプロファイルに基づいて、呼吸信号の信号値を計算する。合成手段95および計算手段96を合わせたものが、体動信号の信号値を求める手段に相当する。
設定手段97は、後述するイメージングシーケンスを実行するか否かを判定するためのウィンドウを設定する。
MRI装置1は、処理装置9を含むコンピュータを備えている。処理装置9は、記憶部10に記憶されているプログラムを読み出すことにより、信号解析手段91〜設定手段97などを実現する。尚、処理装置9は、一つのプロセッサで信号解析手段91〜設定手段97を実現してもよいし、2つ以上のプロセッサで、信号解析手段91〜設定手段97を実現してもよい。また、処理装置9が実行するプログラムは、一つの記憶部に記憶させておいてもよいし、複数の記憶部に分けて記憶させておいてもよい。
操作部11は、オペレータにより操作され、種々の情報を制御部5や処理装置9などに入力する。表示部12は種々の情報を表示する。
MRI装置1は、上記のように構成されている。
図5は、本形態で実行されるスキャンの説明図である。
本形態では、コイルエレメント選択スキャンCS、プレスキャンPS、および本スキャンMSなどが実行される。
コイルエレメント選択スキャンCSは、後述するプレスキャンPSおよび本スキャンMSにおける呼吸信号を得るのに適したコイルエレメントを選択するためのスキャンである。
プレスキャンPSは、後述するウィンドウW(図36参照)を設定するために必要な呼吸信号を取得するためのスキャンである。
本スキャンMSは、呼吸信号に同期して撮影部位の画像を取得するためのスキャンである。
以下、先ず、コイルエレメント選択スキャンCSについて説明する。
図6は、コイルエレメント選択スキャンCSの説明図である。
コイルエレメント選択スキャンCSでは、複数のナビゲータシーケンスN〜Nが実行される。以下、各ナビゲータシーケンスについて説明する。尚、ナビゲータシーケンスN〜Nは同じシーケンスチャートで表されるので、以下では、ナビゲータシーケンスN〜Nのうち、代表してナビゲータシーケンスNを取り上げて、ナビゲータシーケンスについて説明する。
ナビゲータシーケンスNは、呼吸により動く部位から呼吸情報を含むMR信号を発生させるためのシーケンスである。ナビゲータシーケンスNは、励起パルスEX1、読出し勾配パルスRE、およびキラーパルスKなどを有している。励起パルスEX1はRFコイル24により印加され、読出し勾配パルスREおよびキラーパルスKは勾配コイル23により印加される。本形態では、励起パルスEX1が印加されている間、勾配パルスは印加されていない。したがって、励起パルスEX1は、スライス選択を行わずに被検体を励起するための非選択RFパルスである。励起パルスEX1は非選択RFパルスであるので、励起パルスEX1を印加することにより、広範囲の部位(例えば、肝臓および肺を含む胴部)を励起することができる。本形態では、励起時に勾配パルスが印加されないので、大きな騒音を立てずに励起を行うことができる。励起パルスEX1を印加した後、読出し勾配パルスREが印加される。読出し勾配パルスREが印加されることにより、MR信号Aが発生する。読出し勾配パルスREが印加された後に、横磁化を消失させるためのキラーパルスKが印加される。キラーパルスKは、Gx、Gy、Gzのうちのどの軸に印加してもよい。本形態では、Gx軸に印加された例が示されている。尚、ナビゲータシーケンスNの実行中における騒音を低減するため、キラーパルスKの立上り時間Tuおよび立下り時間Tdのスルーレート(slew rate)SRは小さいことが望ましい。スルーレートSRは、例えば、SR=20(T/m/s)に設定することができる。
図6では、ナビゲータシーケンスNにより得られるMR信号Aについて説明したが、他のナビゲータシーケンスN〜Nも、ナビゲータシーケンスNと同じシーケンスチャートで表される。したがって、他のナビゲータシーケンスN〜Nを実行した場合も、MR信号Aが発生する。図7に、ナビゲータシーケンスN〜Nにより発生するMR信号Aを示す。尚、図7では、ナビゲータシーケンスN〜Nにより発生するMR信号Aを区別するために、符号Aに添え字「1」、「2」、「3」、・・・「a−1」、「a」が付されている。
本形態では、コイルエレメント選択スキャンCSにより得られたMR信号A〜Aに基づいて、プレスキャンPSおよび本スキャンMSを実行する前に、被検体の呼吸信号を得るのに適したコイルエレメントを選択する。
コイルエレメントを選択した後に、プレスキャンPSおよび本スキャンMSが実行される。
以下、コイルエレメント選択スキャンCS、プレスキャンPS、および本スキャンMSを実行するためのフローについて、図8を参照しながら説明する。
ステップST1では、コイルエレメント選択スキャンCSが実行される。
コイルエレメント選択スキャンCSを実行する場合、制御部5(図1参照)は、コイルエレメント選択スキャンCSで使用されるシーケンスのRFパルスのデータを送信器6に送り、コイルエレメント選択スキャンCSで使用されるシーケンスの勾配パルスのデータを勾配磁場電源7に送る。送信器6は、制御部5から受け取ったデータに基づいてRFコイル24に電流を供給し、勾配磁場電源7は、制御部5から受け取ったデータに基づいて勾配コイル23に電流を供給する。したがって、コイルエレメント選択スキャンCSを実行することができる。
コイルエレメント選択スキャンCSでは、先ず、ナビゲータシーケンスNが実行される。
図9は、ナビゲータシーケンスNの説明図である。
ナビゲータシーケンスNは非選択RFパルスEX1(図6参照)を用いて励起を行うので、ナビゲータシーケンスNが実行されることにより、広範囲の部位(例えば、肝臓および肺を含む胴部)を励起することができる。励起された部位から発生したMR信号Aは受信コイル装置4(図1参照)で受信される。
コイル装置は、16個のコイルエレメントE〜E16を有しているので(図2参照)、MR信号Aは16個のコイルエレメントE〜E16で受信される。各コイルエレメントで受信されたMR信号Aは、受信器8(図1参照)で検波などの処理が実行される。したがって、コイルエレメントごとに、MR信号Aの情報(呼吸情報)を含むナビゲータ信号を得ることができる。図9では、コイルエレメントE〜E16から得られたナビゲータ信号を、符号A11、A12、・・・A116で示してある。
ナビゲータシーケンスNを実行した後、次のナビゲータシーケンスNが実行される。
図10は、ナビゲータシーケンスNの説明図である。
ナビゲータシーケンスNを実行することにより、コイルエレメントごとに、MR信号Aの情報(呼吸情報)を含むナビゲータ信号を得ることができる。図10では、ナビゲータシーケンスNを実行することにより得られたナビゲータ信号は、符号A21、A22、・・・A216で示されている。
以下同様に、ナビゲータシーケンスN〜Nが実行され、ナビゲータシーケンスが実行されるたびに、コイルエレメントごとにナビゲータ信号が得られる。図11は、ナビゲータシーケンスN〜Nを実行することにより得られたナビゲータ信号を概略的に示す。例えば、ナビゲータシーケンスNを実行することにより求められたナビゲータ信号は、符号Aa1、Aa2、・・・Aa16で示されている。
コイルエレメント選択スキャンCSを実行した後、ステップST2に進む。
ステップST2では、コイルエレメントE〜E16の中から、呼吸信号を求めるために使用されるコイルエレメントを決定するための処理が行われる。以下に、ステップST2について説明する。
図12は、ステップST2の一例のフローを示す図である。
ステップST21では、信号解析手段91(図4参照)が、コイルエレメントごとに得られたナビゲータ信号の特徴量を求める(図13参照)。
図13は、コイルエレメントごとに得られたナビゲータ信号の特徴量を求めるための説明図である。尚、図13では、説明の便宜上、コイルエレメントE〜E16のうち、コイルエレメントEに対して得られたナビゲータ信号A11、A21、・・・Aa1のみが示されており、他のコイルエレメントE〜E16に対して得られたナビゲータ信号は図示省略されている。
信号解析手段91は、先ず、ナビゲータ信号A11のピーク値を検出する。図13では、ナビゲータ信号A11を拡大して示してある。ここでは、ナビゲータ信号の信号値は絶対値で表されている。本形態では、ナビゲータ信号A11のピーク値Vを、ナビゲータ信号A11の特徴量として求める。ナビゲータ信号A11の特徴量(ピーク値V)を求めた後、以下同様に、他のナビゲータ信号A21〜Aa1のピーク値Vも求める。したがって、コイルエレメントEに対して得られたa個のナビゲータ信号A11〜Aa1の各々のピーク値Vが求められる。図13では、ナビゲータ信号A11〜Aa1のピーク値を区別するための、符号Vに、添え字「1」、「2」、「3」、「4」、・・・「a」が付されている。
尚、上記の説明では、ナビゲータ信号のピーク値をナビゲータ信号の特徴量として求めているが、ナビゲータ信号のピーク値とは別の値を、ナビゲータ信号の特徴量として求めてもよい。図14に、ナビゲータ信号の他の特徴量の例を示す。他の特徴量の例としては、例えば、ナビゲータ信号のk空間の中心における信号値、およびナビゲータ信号の面積などが考えられる。本形態では、ナビゲータ信号のピーク値をナビゲータ信号の特徴量として求めたとする。
図15に、時系列に並べられたナビゲータ信号のピーク値V〜Vを表すピーク値データを概略的に示す。図15から、ピーク値V〜Vは、時間とともに変化することが分かる。特徴量を求めた後、ステップST22に進む。
ステップST22では、変換手段92(図4参照)は、ピーク値V〜Vを表すピーク値データを時間方向にフーリエ変換する。ピーク値データを時間方向にフーリエ変換することにより、周波数スペクトルを得ることができる。図16に、ピーク値データを時間方向にフーリエ変換することにより得られた周波数スペクトルFSを概略的に示す。
周波数スペクトルFSには、主に3つのピークP、Q、およびRが現れる。
ピークPは、0Hzの近傍に現れるピークである。このピークPは、呼吸による周期的な動きが(ほとんど)生じない部位によるピーク(呼吸により動く部位の動きが反映されていないピーク)を表している。
また、ピークPの両側には、ピークQおよびRが現れている。平均的な成人の呼吸周期は4秒程度の値になるので、呼吸周期をTで表すと、呼吸の動きに対応した周波数は、±1/T=±1/4=±0.25(Hz)の付近に現れる。したがって、±0.25Hzの近傍に現れるピークは、呼吸により動く部位の動きを反映したピークを表していることが分かる。図16では、ピークQが−0.25Hz付近に現れており、また、ピークRは0.25Hz付近に現れている。したがって、ピークQおよびRは、呼吸により動く部位の動きを反映したピークであることが分かる。
図16では、コイルエレメントEにおける周波数スペクトルの求め方について説明したが、他のコイルエレメントE〜E16における周波数スペクトルについても、同様の方法で求めることができる。図17に、コイルエレメントごとに得られた周波数スペクトルFS〜FS16を概略的に示す。
上記のように、被検体の呼吸の動きに対応した周波数は、±0.25Hzの近傍に現れる。したがって、±0.25Hz付近に現れるピークが大きいほど、呼吸の動きによる周波数成分が大きいことがわかる。このため、周波数スペクトルFS〜FS16を解析することにより、呼吸の動きが十分に反映されている周波数スペクトルが得られるコイルエレメントを特定することが可能となる。コイルエレメントごとに得られた周波数スペクトルが呼吸の動きを十分に反映しているか否かを判定するために、ステップST220に進む。
ステップST220では、選択手段93(図4参照)が、周波数スペクトルに基づいて、複数のコイルエレメントの中から、被検体の呼吸信号の信号値を求めるためのコイルエレメントを選択する。以下に、ステップST220について説明する。尚、ステップST220は、ステップST23、ST24、およびST25を有しているので、ステップST23、ST24、およびST25について順に説明する。
図18は、ステップST23の説明図である。
ステップST23では、選択手段93が、周波数スペクトルごとに、±0.25Hz付近に現れるピークQおよびRのピーク値(絶対値)を求める。図18では、各ピークQおよびRのピーク値は括弧内に示されている。例えば、周波数スペクトルFSでは、ピークQのピーク値は「q」で示されており、ピークRのピーク値は「r」で示されている。ピークQおよびRのピーク値を求めた後、ステップST24に進む。
ステップST24では、選択手段93は、周波数スペクトルごとに求めた2つのピークのうち、大きい方のピークを特定する。図19に、大きい方のピークを示す。例えば、周波数スペクトルFSでは、2つのピークQ(q)およびR(r)のうちのピークQ(q)が、大きい方のピークとして特定されている。周波数スペクトルごとに大きい方のピークを特定した後、ステップST25に進む。
ステップST25では、選択手段93は、周波数スペクトルごとに特定された大きい方のピークを、ピーク値の大きい順にソートし、上位8個のピークを特定する。したがって、16個のコイルエレメントE〜E16の中から、呼吸による動きを反映した上位8個のコイルエレメントを特定することができる。選択手段93は、このようにして特定された8個のコイルエレメントを、呼吸の動きが十分に反映されたMR信号を受信することができたコイルエレメントとして選択する。図20に、選択された8個のコイルエレメントの一例を示す。ここでは、コイルエレメントE、E、E、E、E11、E12、E13、およびE14が選択されたとする。コイルエレメントを選択したら、ステップST2が終了する。
尚、上記の例では、周波数スペクトルFS〜FS16のピークのピーク値を比較し、コイルエレメントを選択しているが、コイルエレメントを選択する方法は、上記の方法に限定されることはない。以下に、上記の方法とは別の方法でコイルエレメントを選択する例について説明する。
図21は、コイルエレメントを選択するためのステップST2の別のフローを示す図である。
図21のステップST21〜ST24は、図12のステップST21〜ST24と同じであるので、説明は省略する。大きい方のピークを特定した後(図19参照)、ステップST241に進む。
ステップST241では、選択手段93は、周波数スペクトルごとに、0Hz付近に現れるピークPのピーク値(絶対値)を求める。図22では、ピークPのピーク値は括弧内に示されている。例えば、周波数スペクトルFSでは、ピークPのピーク値は「p」で示されている。周波数スペクトルごとに0Hz付近に現れるピークPのピーク値を求めた後、ステップST242に進む。
ステップST242では、選択手段93は、周波数スペクトルごとに、ステップST24で特定された大きい方のピークのピーク値と、0Hz付近に現れるピークのピーク値との比Hを求める。図23に、周波数スペクトルごとに求めた比Hを示す。例えば、コイルエレメントEの場合、ステップST24において、大きい方のピークとしてピークQ(q)が特定されている。したがって、コイルエレメントEでは、比Hは、H=q/pとなる。
比Hが大きいほど、0Hzの近傍に現れるピークP(呼吸による動きが生じない部位によるピーク)のピーク値に対して、0.25Hz又は−0.25Hz付近に現れるピーク(呼吸による動きが生じる部位によるピーク)のピーク値が大きいことを意味している。したがって、比Hが大きいほど、呼吸による動きが反映されていることがわかる。比Hを計算した後、ステップST243に進む。
ステップST243では、選択手段93は、周波数スペクトルごとに計算された比Hを大きい順にソートし、上位8個の比Hを特定する。したがって、16個のコイルエレメントE〜E16の中から、呼吸による動きを反映した上位8個のコイルエレメントを特定することができる。選択手段93は、このようにして特定された8個のコイルエレメントを、呼吸の動きが十分に反映されたMR信号を受信することができたコイルエレメントとして選択する。図24に、選択された8個のコイルエレメントの一例を示す。ここでは、図21と同様に、コイルエレメントE、E、E、E、E11、E12、E13、およびE14が選択されたとする。コイルエレメントを選択したら、ステップST2が終了する。
このように、比Hを用いてコイルエレメントを選択してもよい。比Hは、呼吸による動きが生じる部位によるピークQ(又はR)のピーク値と、呼吸による動きが(実質的に)生じない部位によるピークPのピーク値との比を表している。したがって、比Hを用いることにより、16個のコイルエレメントの中から、呼吸により動く部位の影響ができるだけ反映され、且つ呼吸による動きが(実質的に)生じない部位の影響ができるだけ反映されないコイルエレメントを選択することができるので、呼吸信号の生成に更に適したコイルエレメントを選択することが可能となる。
上記のように、図12のフローや図21のフローを実行することにより、呼吸の動きが十分に反映されたMR信号を受信することができたコイルエレメントを選択することができる。ここでは、8個のコイルエレメントE、E、E、E、E11、E12、E13、およびE14が選択されたとする。
コイルエレメントを選択した後、ステップST3(図8参照)に進む。
ステップST3では、プレスキャンPSが実行される。以下、プレスキャンPSについて説明する。
図25は、プレスキャンPSで実行されるシーケンスの説明図である。
プレスキャンPSでは、コイルエレメント選択スキャンCSと同様に、ナビゲータシーケンスN〜Nが順に実行される。
図26は、プレスキャンPSにおいて実行されるナビゲータシーケンスNの説明図である。
ナビゲータシーケンスNは非選択RFパルスEX1(図6参照)を用いて励起を行うので、ナビゲータシーケンスNが実行されることにより、広範囲の部位(例えば、肝臓および肺を含む胴部)を励起することができる。励起された部位から発生したMR信号Aは受信コイル装置4(図1参照)で受信される。
受信コイル装置4はコイルエレメントE〜E16を有しているので、MR信号Aは、コイルエレメントE〜E16の各々で受信される。コイルエレメントE〜E16で受信された信号は、受信器8に送信される。受信器8は、各コイルエレメントから受け取った信号に対して、検波などの信号処理を実行する。したがって、ナビゲータシーケンスNを実行することにより、コイルエレメントごとに、MR信号Aの情報(呼吸情報)を含むナビゲータ信号を得ることができる。ここでは、ナビゲータ信号を、符号「A11」、「A12」、「A13」、・・・「A116」で概略的に示してある。
ナビゲータ信号A11〜A116を得た後、生成手段94(図4参照)は、ステップST2で選択されたコイルエレメントにより得られたナビゲータ信号を、z方向(SI方向)にフーリエ変換し、プロファイルを生成する。図27に、フーリエ変換により得られたプロファイルを概略的に示す。
本形態では、ステップST2において、8個のコイルエレメントE、E、E、E、E11、E12、E13、およびE14が選択されている。したがって、生成手段94は、8個のコイルエレメントE、E、E、E、E11、E12、E13、およびE14により得られたナビゲータ信号A13、A14、A15、A16、A111、A112、A113、およびA114をフーリエ変換する。図27では、ナビゲータ信号A13、A14、A15、A16、A111、A112、A113、およびA114をフーリエ変換することにより得られたプロファイルが、符号B13、B14、B15、B16、B111、B112、B113、およびB114で示されている。また、図27では、プロファイルB13〜B114のうち、代表して、プロファイルB13の概略拡大図が示されている。プロファイルは、z方向(SI方向)の位置と各位置における信号強度との関係を表している。
プロファイルB13〜B114を求めた後、合成手段95(図4参照)は、これらのプロファイルB13〜B114を合成する。
図28および図29は、合成方法の説明図である。
合成手段95は、先ず、プロファイルB13〜B114を重み付けする(図28参照)。
図28は、プロファイルB13〜B114の重付けの説明図である。
合成手段95は、コイルエレメント選択スキャンCSを実行したときに求めた比H(図23参照)に基づいて、プロファイルを重み付けする。
例えば、コイルエレメントEに着目すると、このコイルエレメントEに対して求められた比Hは、H=q/pである。したがって、合成手段95は、プロファイルB13をH=q/pで重み付けする。本形態では、プロファイルB13にH=q/pを乗算することにより、プロファイルB13を重み付けする。図28では、H=q/pで重み付けされた後のプロファイルB13を符号「B13’」で示してある。
以下同様に、合成手段95は、選択された他のコイルエレメントE、E、E、E11、E12、E13、およびE14により得られたプロファイルも、当該他のコイルエレメントに対して求められた比Hで重み付けする。したがって、選択されたコイルエレメントごとに、重み付けされたプロファイルを計算することができる。図28では、重み付けされたプロファイルを、符号「B13’」「B14’」「B15’」「B16’」「B111’」「B112’」「B113’」「B114’」で示してある。
プロファイルを重み付けした後、合成手段95は、重み付けされた後のプロファイルB13’〜B114’を加算する。図29は、重み付けされた後のプロファイルの加算の説明図である。重み付けされた後のプロファイルB13’〜B114’を加算することにより、合成プロファイルFが生成される。
ナビゲータシーケンスNを実行した後、次のナビゲータシーケンスNが実行される。ナビゲータシーケンスNを実行した場合も、選択されたコイルエレメントにより得られたナビゲータ信号がz方向にフーリエ変換され、プロファイルが得られる。そして、図28および図29を参照しながら説明した方法と同様の方法で、プロファイルを合成する。したがって、ナビゲータシーケンスNを実行することにより、合成プロファイルが得られる。図30に、ナビゲータデータNを実行することにより得られた合成プロファイルFと、ナビゲータデータNを実行することにより得られた合成プロファイルFとを概略的に示す。
次に、計算手段96(図4参照)が、合成プロファイルFおよびFに基づいて、呼吸信号の信号値を計算する。以下に呼吸信号の信号値の計算方法について説明する。
図31は、合成プロファイルFおよびFに基づいて呼吸信号の信号値を計算するための説明図である。
図31の上側には、ナビゲータシーケンスNを実行することにより得られた合成プロファイルFが示されており、図31の下側には、ナビゲータシーケンスNを実行することにより得られた合成プロファイルFが示されている。
ナビゲータシーケンスNを実行してからナビゲータシーケンスNが実行されるまでの間、肝臓の肺側のエッジは移動する。したがって、合成プロファイルF1の立上り位置Pf1と、合成プロファイルF2の立上り位置Pf2には、肝臓のエッジが移動したことによる位置ずれ量dが生じる。この位置ずれ量dは、肝臓のエッジのSI方向における移動量と考えることができるので、dを算出することができれば、肝臓のエッジの移動量を求めることができる。dを算出する方法としては、例えば、LSQ(Least Square)法を用いることができる。LSQ法では、合成プロファイルFをSI方向にΔdづつ移動し、合成プロファイルFをΔd移動するたびに、合成プロファイルFと合成プロファイルFとの二乗誤差SE(Square Error)を計算する。二乗誤差SEが小さいほど、合成プロファイルFに対する合成プロファイルFのSI方向におけるずれ量が小さいことを意味するので、二乗誤差SEが最小になるときの合成プロファイルFの移動量を、肝臓の肺側のエッジの移動量として求めることができる。図32に、二乗誤差SEが最小になるときの合成プロファイルFの移動量d=d2を示す。
図32において、d=0は、ナビゲータシーケンスNの合成プロファイルF1の立上り位置Pf1を表している。したがって、ナビゲータシーケンスNの実行時には、肝臓の肺側のエッジは、d=0に対してd2だけ動いたことがわかる。
ナビゲータシーケンスNを実行した後、次のナビゲータシーケンスNが実行される。図33に、ナビゲータシーケンスNが実行されることにより得られた合成プロファイルFを示す。合成プロファイルFを得た後、LSQ法を用いて合成プロファイルFとFとの二乗誤差SE(Square Error)を計算し、合成プロファイルFに対する合成プロファイルFのSI方向における移動量dを計算する。図34に、二乗誤差SEが最小になるときの合成プロファイルFの移動量d=d3を示す。したがって、ナビゲータシーケンスNの実行時には、肝臓の肺側のエッジは、d=0に対してd3だけ動いたことがわかる。
以下同様に、残りのナビゲータシーケンスN〜Nを実行した場合も、ナビゲータシーケンスが実行されるたびに合成プロファイルが求められ、距離dが計算される。したがって、ナビゲータシーケンスを実行するたびにdの値が求められる。図35に、ナビゲータシーケンスN〜Nを実行することにより求められた各移動量dを概略的に示す。dを求めることにより、肝臓の肺側のエッジが、d=0に対してどれだけ動いているかを知ることができる。したがって、プレスキャンPSが実行されている間の被検体の呼吸信号Sresを得ることができる。
プレスキャンPSを実行した後、ステップST4(図8参照)に進む。
ステップST4では、呼吸信号Sresに基づいて、後述する本スキャンMS(ステップST5)のイメージングシーケンスを実行するか否かを判定するためのウィンドウが設定される。以下に、ウィンドウの設定方法について説明する。
図36はウィンドウWの設定方法の説明図である。
設定手段97(図4参照)は、先ず、呼吸信号Sresの信号値の極大値を検出し、極大値の平均値に対応する信号値dxを計算する。そして、設定手段97は、信号値dxに基づいて、ウィンドウWを設定する。例えば、以下のようにしてウィンドウWを設定する。
設定手段97は、先ず、呼吸信号Sresの最大値と最小値との差ΔDを求める。そして、信号値dxを中心として、差ΔDのy%(例えば、y=20)の範囲Wを設定する。このようにして設定された範囲Wを、イメージングシーケンスを実行するか否かを判定するためのウィンドウWと定める。尚、ここでは、極大値の平均値に対応する信号値dxに基づいてウィンドウWを設定しているが、極小値の(平均値に対応する)信号値に基づいてウィンドウWを設定してもよいし、極大値と極小値との間の信号値に基づいてウィンドウWを設定してもよい。
ウィンドウWを設定した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、本スキャンMSが実行される。
図37は、本スキャンMSの説明図である。
本スキャンMSでは、先ず、呼吸情報を含むMR信号を発生させるためのナビゲータシーケンスNが実行される。ナビゲータシーケンスNが実行されると、図28および図29を参照しながら説明した方法を用いて、合成プロファイルFを求める。
合成プロファイルFを求めた後、本スキャンMSにおける呼吸信号の信号値を求める(図38参照)。
図38は、本スキャンMSにおける呼吸信号の信号値を求めるための説明図である。
本スキャンMSにおける呼吸信号の信号値は、プレスキャンPSで求められた合成プロファイルF(図29参照)を用いて計算される。計算手段96は、LSQ法を用いて、合成プロファイルFとFとの間の二乗誤差SEが最小になるときの合成プロファイルFの移動量d=dを計算する。この値dが、本スキャンMSのナビゲータシーケンスNの実行時における呼吸信号の信号値として使用される。
以下同様に、呼吸情報を含むMR信号を発生させるためのナビゲータシーケンスを実行し、二乗誤差SEが最小になるときの合成プロファイルの移動量dを計算する。図39に、ナビゲータシーケンスN〜Nの各々に対して計算された合成プロファイルの移動量dを概略的に示す。図39では、ナビゲータシーケンスN〜Nc−1では、呼吸信号の信号値はウィンドウWの外側であるが、ナビゲータシーケンスNにおいて呼吸信号の信号値はウィンドウWの内側に入り込む。したがって、ナビゲータシーケンスNを実行した直後に、被検体の画像情報を含むMR信号を発生させるためのイメージングシーケンスDAQが実行される。
イメージングシーケンスDAQを実行した後、再びナビゲータシーケンスを実行し、二乗誤差SEが最小になるときの合成プロファイルの移動量dを計算し、呼吸信号の信号値がウィンドウWに入ったときに、被検体の画像情報を含むMR信号を発生させるためのイメージングシーケンスを実行する。図40に、最後のイメージングシーケンスDAQzが実行されたときの様子を概略的に示す。最後のイメージングシーケンスDAQzが実行されたら本スキャンMSを終了する。本スキャンMSにおいてイメージングシーケンスを実行することにより、イメージングデータが得られる。尚、イメージングシーケンスを実行する場合、ステップST2で選択された8個のコイルエレメント(E、E、E、E、E11、E12、E13、E14)だけでなく、ステップST2では選択されていない他の8個のコイルエレメント(E、E、E、E、E、E10、E15、E16)からも、イメージングデータを得る。そして、全ての(16個の)コイルエレメントにより得られたイメージングデータに基づいて撮影部位の画像が生成される。尚、16個のコイルエレメントのうちの一部のコイルエレメントにより得られたイメージングデータを用いずに、撮影部位の画像を生成してもよい。
このようにして、フローが終了する。
本形態では、プレスキャンPSを実行する前に、コイルエレメント選択スキャンCSを実行し、コイルエレメントごとに周波数スペクトルを求める(図17参照)。そして、コイルエレメントごとに求めた周波数スペクトルに基づいて、コイルエレメントE〜E16の中から、呼吸による動きを十分に反映したMR信号を受信することができるコイルエレメントを選択する。したがって、プレスキャンPSでは、選択されたコイルエレメントを用いて呼吸信号を得ているので、高品質な呼吸信号を得ることができる。更に、本スキャンMSでは、選択されたコイルエレメントを用いて呼吸信号の信号値を求め、呼吸信号の信号値がウィンドウWに入ったときにイメージングシーケンスが実行されるので、アーチファクトが軽減された高品質な画像を得ることもできる。
本形態では、プロファイルを合成する場合、プロファイルを比Hで重み付けし、重み付けされたプロファイルを加算することにより、プロファイルを合成している。呼吸の動きに対応するピーク(Q又はR)が大きいほど、比Hは大きい値になる。したがって、プロファイルを比Hで重み付けすることにより、周波数スペクトルに含まれる周波数成分のうち、呼吸の動きを反映した成分が大きいほど、プロファイルの信号値が大きくなるように重み付けされるので、呼吸の動きをより反映した高品質の呼吸信号を求めることができる。尚、高品質な呼吸信号を求めることができるのであれば、プロファイルを重み付けせずにプロファイルを加算し、合成プロファイルを求めてもよい。
上記のように、本形態では、コイルエレメントごとに周波数スペクトルを求めることにより、呼吸による動きを十分に反映したMR信号を受信することができるコイルエレメントを選択することができる。このことを検証するため、被検体の実際の計測に使用される受信コイル装置を用いて、コイルエレメントごとに周波数スペクトルを求めた。図41に、実際に得られた周波数スペクトルを示す。図41では、24個のコイルエレメントを有する受信コイル装置を用いて得られた周波数スペクトルが示されている。図41において、太線で囲まれている周波数スペクトルは、呼吸による動きが十分に反映されたピークを含む周波数スペクトルを表している。したがって、24個のコイルエレメントの中から、呼吸による動きを十分に反映したMR信号を受信することができるコイルエレメントが選択できることが分かる。
尚、本形態では、コイルエレメント選択スキャンCSを実行した後、プレスキャンPSを実行し、プレスキャンPSにより得られたナビゲータ信号に基づいて呼吸信号Sres(図35参照)を求めている。しかし、コイルエレメント選択スキャンCSを実行した後、プレスキャンPSを実行せずに、コイルエレメント選択スキャンCSにより得られたナビゲータ信号A11〜Aa16に基づいて呼吸信号Sresを求めてもよい。生成手段94が、選択されたコイルエレメントにより得られたナビゲータ信号の各々から、z方向(SI方向)における信号強度の変化を表すプロファイルを生成し、合成手段95が、生成されたプロファイルを合成することにより、合成プロファイルが得られる。したがって、コイルエレメント選択スキャンCSのナビゲータシーケンスごとに合成プロファイルが得られるので、コイルエレメント選択スキャンCSが実行されている間の呼吸信号Sres’の信号値を求めることができる。この呼吸信号Sres’に基づいてウィンドウWを求めてもよい。この方法では、プレスキャンPSを実行しなくても、ウィンドウWを求めるための呼吸信号Sresが得られるので、被検体の撮影に掛かる合計時間を短縮することができる。
尚、本形態では、受信コイル装置4は、MR信号の受信専用のコイルとして使用されている。しかし、受信コイル装置4に、MR信号の受信と送信との両方ができるようにしてもよい。
本形態では、ナビゲータシーケンスを実行する場合、励起パルスEX1を印加した後に読出し勾配パルスRE(図6参照)が印加されている。しかし、読出し勾配パルスREを印加せずにMR信号を収集してもよい。
また、本形態では、被検体の体動信号の例として、呼吸信号が示されている。しかし、本発明は呼吸信号の取得に限定されることはない。例えば心臓は約1秒周期で動くので、1Hzの付近に、心臓の動きを反映したピークが現れると考えらえる。したがって、複数のコイルエレメントの中から、心臓の動きを反映したピークが大きい周波数スペクトルが得られるコイルエレメントを選択することにより、心拍信号を得ることが可能となる。
1 MRI装置
2 マグネット
3 テーブル
3a クレードル
4 受信コイル装置
5 制御部
6 送信器
7 勾配磁場電源
8 受信器
9 処理装置
10 記憶部
11 操作部
12 表示部
13 被検体
21 収容空間
91 信号解析手段
92 変換手段
93 選択手段
94 生成手段
95 合成手段
96 計算手段
97 設定手段

Claims (16)

  1. 前記被検体の動く部位から体動情報を含む第1のMR信号を発生させるための第1のシーケンスを複数回実行するスキャン手段と、
    前記第1のMR信号を受信する複数のコイルエレメントを有するコイル装置と、
    前記複数のコイルエレメントの各々で受信された前記第1のMR信号の情報を含むナビゲータ信号の特徴量を求め、前記コイルエレメントごとに、前記特徴量の時間変化を表すデータを得るための手段と、
    前記コイルエレメントごとに得られた前記データを周波数スペクトルに変換する変換手段と、
    前記周波数スペクトルに基づいて、前記複数のコイルエレメントの中から、被検体の体動信号の信号値を求めるためのコイルエレメントを選択する選択手段と、
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記選択手段は、
    前記周波数スペクトルに含まれている複数のピークの中から、前記動く部位の動きを反映した第1のピークと、前記動く部位の動きを反映した第2のピークとを検出し、前記第1のピークのピーク値および前記第2のピークのピーク値のうちのいずれか一方のピーク値に基づいて、前記コイルエレメントを選択する、請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記選択手段は、
    前記周波数スペクトルに含まれている複数のピークの中から、前記動く部位の動きを反映していない第3のピークを検出し、前記第3のピークのピーク値および前記一方のピーク値に基づいて、前記コイルエレメントを選択する、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記選択手段は、
    前記コイルエレメントごとに、前記一方のピーク値と前記第3のピークのピーク値との比を求め、前記比に基づいて、前記コイルエレメントを選択する、請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記スキャン手段は、コイルエレメントを選択するための第1のスキャンを実行し、
    前記第1のスキャンにおいて、前記第1のシーケンスが複数回実行される、請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記選択手段により選択されたコイルエレメントが受信した前記第1のMRMR信号の情報を含むナビゲータ信号に基づいて、前記動く部位の所定方向における信号強度の変化を表すプロファイルを生成する生成手段と、
    前記プロファイルに基づいて、前記第1のスキャンが実行されている間の体動信号の信号値を求める手段と、
    を有する、請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記スキャン手段は、被検体の呼吸信号を求めるための第2のスキャンを実行し、
    前記第2のスキャンでは、前記被検体の動く部位から体動情報を含む第2のMR信号を発生させるための第2のシーケンスが複数回実行される、請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記選択手段により選択されたコイルエレメントが受信した前記第2のMR信号の情報を含むナビゲータ信号に基づいて、前記動く部位の所定方向における信号強度の変化を表すプロファイルを生成する生成手段と、
    前記プロファイルに基づいて、前記第2のスキャンが実行されている間の体動信号の信号値を求める手段と、
    を有する、請求項7に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記選択手段は、前記複数のコイルエレメントの中から2つ以上のコイルエレメントを選択し、
    前記生成手段は、選択された2つ以上のコイルエレメントに対応する2つ以上のプロファイルを生成し、
    前記体動信号を求める手段は、前記2つ以上のプロファイルを合成することによって合成プロファイルを求め、前記合成プロファイルに基づいて、前記体動信号の信号値を求める、請求項6又は8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記体動信号を求める手段は、前記2つ以上のプロファイルの各々を、前記2つ以上のコイルエレメントの各々に対して求められた前記比で重み付けし、重み付けられた前記2つ以上のプロファイルを加算することにより、前記合成プロファイルを求める、請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記スキャン手段は、被検体の撮影部位の画像を取得するための第3のスキャンを実行し、
    前記第3のスキャンでは、前記被検体の動く部位から体動情報を含む第3のMR信号を発生させるための第3のシーケンスと、前記被検体の画像情報を含む第4のMR信号を発生させるための第4のシーケンスとが実行される、請求項6〜10のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記体動信号に基づいて、前記第4のシーケンスを実行するか否かを判定するためのウィンドウを設定する設定手段を有する、請求項11に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記第1のシーケンスは、RFパルスの後に印加される読出し勾配パルスを有する、請求項1〜12のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 前記特徴量は、前記ナビゲータ信号のピーク値、前記ナビゲータ信号のk空間の中心における信号値、又は前記ナビゲータ信号の面積である、請求項1〜13のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  15. 前記体動信号は呼吸信号である、請求項1〜14のうちのいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  16. 前記被検体の動く部位から体動情報を含む第1のMR信号を発生させるための第1のシーケンスを複数回実行するスキャン手段と、前記第1のMR信号を受信する複数のコイルエレメントを有するコイル装置とを有する磁気共鳴イメージング装置に適用されるプログラムであって、
    前記複数のコイルエレメントの各々で受信された前記第1のMR信号の情報を含むナビゲータ信号の特徴量を求め、前記コイルエレメントごとに、前記特徴量の時間変化を表すデータを得るための処理と、
    前記コイルエレメントごとに得られた前記データを周波数スペクトルに変換する変換処理と、
    前記周波数スペクトルに基づいて、前記複数のコイルエレメントの中から、被検体の体動信号の信号値を求めるためのコイルエレメントを選択する選択処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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