JP2017173300A - 質感評価装置、質感評価方法、及びプログラム - Google Patents

質感評価装置、質感評価方法、及びプログラム Download PDF

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修平 渡辺
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拓郎 曽根
秀幸 木原
Hideyuki Kihara
秀幸 木原
孝吏 相馬
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孝吏 相馬
明宏 岩松
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明宏 岩松
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直樹 中村
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Abstract

【課題】人間の感覚により近く、より正確に物体の質感を評価することを可能とする。【解決手段】質感評価装置100を、光源1及びエッジ成分を有する2次元パターンが設けられた拡散板2と、評価対象の物体Oがセットされたサンプル台3と、カメラ4と、制御部5とを備えて構成する。制御部5は、明度画像変換部11、2値化処理部12、エッジ成分線形近似部13、偏差算出部14、標準偏差算出部15、評価量算出部16、記憶部17を備え、カメラ4で撮影した物体Oの画像に写りこんだエッジ成分を有する2次元パターンの変動量を算出し、この変動量と予め取得した官能評価情報に基づいて、物体Oの質感を評価する。【選択図】図1

Description

本発明は、質感評価装置、質感評価方法、及びプログラムに関する。
従来、塗装板、アルミニウム板、漆器等の品質の評価項目として、これらの物体の表面の質感を評価することが行われている。質感の評価は、主に判定者による目視での判定によって行われていた。
一方、写像性測定装置を用いて物体の質感を評価する技術も開発されている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1には、照明とサンプルの間にすりガラスを配置して照度のムラをなくし、サンプルに写しこんだチャートを目視で検査し、物体の表面のつや感を数値で表現する技術が開示されている。特許文献2には、リング状の基準パターンの反射像を物体に投影し、この反射像を撮像して、画像データの輝度分布の振幅の標準偏差を求め、基準鏡面の標準偏差との相対値に基づいて写像性を評価する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の測定方法等の目視による判定では、判定者の体調によって、または判定者が代わることで異なる判定結果が出るなど、判定結果にばらつきを生じるとともに、人件費もかかっていた。一方で、明るさ等の観察環境が変わると、人間が受ける質感も変化する。そのため、人間の感覚も重視しつつ、ばらつき等のない質感の評価が可能な技術の開発が望まれている。これに対して特許文献2に記載の発明では、予め求めておいた基準鏡面の標準偏差との相対値で物体の写像性を評価しているため、人間の感覚に対応した柔軟な評価はできていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、人間の感覚により近く、より正確に物体の質感を評価することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本願に係る質感評価装置は、物体の表面を撮像した画像に基づいて前記物体の質感を評価する質感評価装置であって、エッジ成分を有する2次元パターンを物体に投影する投影部と、物体の表面の画像を撮影する撮像部と、画像に写りこんだ2次元パターンの虚像の形状の変動量を算出し、変動量及び予め取得した官能評価情報に基づいて、物体の質感を評価する評価部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、人間の感覚により近く、より正確に物体の質感を評価することができる、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態に係る質感評価装置の構成例を示す概略図である。 図2は、図1における制御部の機能ブロック図である。 図3は、主観評価試験の結果を示す図である。 図4は、第1の実施の形態に係る質感評価方法の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、2値化した画像データにおける近似直線を示す概略図である。 図6は、第1の実施の形態の質感評価方法によって算出された評価量と主観評価点との相関図である。 図7は、比較例1の写像性測定器の概略構成を示す図である。 図8は、比較例1においてプレートによって変化する反射光の大きさを示す図である。 図9は、比較例1において、遮光部と透過部の幅が1.0mmの場合の写実性の計測結果と主観評価点との相関図である。 図10は、比較例1において、遮光部と透過部の幅が0.5mmの場合の写実性の計測結果と主観評価点との相関図である。 図11は、比較例1の光沢度計での光沢度の測定結果と主観評価点との相関図である。 図12は、第2の実施の形態に係る質感評価装置の制御部の機能ブロック図である。 図13は、主観評価実験での視覚伝達関数(VTF)を示す図である。 図14は、第2の実施の形態に係る質感評価方法の手順の一例を示すフローチャートである。 図15は、第2の実施の形態の質感評価方法によって算出された評価量と主観評価点との相関図である。
以下に添付図面を参照して、質感評価装置、質感評価方法、及びプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係る質感評価装置及び質感評価方法の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は第1の実施の形態に係る質感評価装置100の構成例を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態に係る質感評価装置100は、投影部の一例である光源1及び拡散板2と、サンプル台3と、撮像部の一例であるカメラ4と、制御部5とを備えている。
光源1としては、LED光源等を用いることができるが、これに限定されることはない。光源1は、サンプル台3の法線L方向に対して角度θの方向に配置されている。
拡散板2には、質感の有無による形状の変動量が分かるように、エッジ成分を有する2次元パターン6が取り付けられている。「エッジ成分を有する」とは、階調差(色の濃淡の差)のあることを意味し、する。エッジ成分を有する2次元パターン6として、図1に示すように、白と黒の2階調で表された矩形からなるパターンを用いている。2次元パターン6が、白と黒の矩形に限定されることはなく、階調差があれば、直線、曲線であってもよいし、円形、格子形、十字形、放射線形等であってもよい。2次元パターン6の色も白と黒に限定されることはなく、他の色を用いることもできる。
サンプル台3には、質感を評価する物体Oが取り付けられている。カメラ4は、サンプル台3の法線L方向に対して光源1と正反射の角度−θの方向に配置されている。
カメラ4は、2次元パターン6が投影された物体Oを撮影して2次元画像を取得する。本実施形態では、カメラ4としてハイパースペクトルカメラ(分光カメラ)を用いている。ハイパースペクトルカメラとは、光の波長ごとの輝度を計測できるカメラであり、各画素で分光スペクトルを得ることができる。なお、カメラ4がハイパースペクトルカメラに限定されることはなく、デジタルカメラやCCD等を用いることもできる。
制御部5は、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD等を備えている。制御部5は、ROMに予め記憶されている質感評価プログラムに従って、RAMをワークメモリとして用いて、光源1、カメラ4等、質感評価装置100の各部を駆動制御する。制御部5として、例えば、パーソナルコンピュータ(ディスクトップ、ノートパソコン)を用いることができる。
本実施形態の質感評価装置100で実行される質感評価プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の質感評価装置100で実行される質感評価プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の質感評価装置100で実行される質感評価プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
制御部5は、カメラ4で撮影した2次元画像に基づいて、2次元パターン6の形状の変動量を算出し、する。制御部5は、算出した変動量と予め測定された官能評価情報に基づいて、物体Oの質感を評価する。すなわち、制御部5は、評価部としても機能する。「質感」とは、材料の性質の違いから受ける感じであり、材質が持つ視覚的な感じ等を意味する。「質感」としては、例えば、「つや」、「光沢」、「鮮明さ」等があるが、本実施形態では、一例として物体Oの「つや」を評価する。
制御部5の評価部としての機能について、図2の機能ブロック図を用いて説明する。この図2に示すように、制御部5は、CPUが質感評価プログラムに従って動作することにより、明度画像変換部11、2値化処理部12、エッジ成分線形近似部13、偏差算出部14、標準偏差算出部15、評価量算出部16、記憶部17として機能する。
明度画像変換部11は、カメラ4で撮像した2次元画像データをL画像データ(明度画像データ)へと変換する機能を有する。2値化処理部12は、L画像データを2値化し、2次元パターン6の変動量を数値化する機能を有する。エッジ成分線形近似部13は、2値化された画像データに基づいて、エッジ成分の変動位置に対して近似直線を算出する機能を有する。偏差算出部14は、近似直線に対して、エッジが変動している量(偏差)をラインごとにそれぞれ算出する機能を有する。標準偏差算出部15は、各ラインの偏差を用いて標準偏差を算出する。評価量算出部16は、算出された標準偏差と記憶部17に記憶された官能評価情報に基づいて、物体Oの質感の評価量を算出する。記憶部17には、予め取得された官能評価情報が記憶されている。
本発明の質感評価装置100で質感評価を行うにあたり、物体Oの物理的量計測のほかに、尺度化された官能評価点(主観評価点)が必要となる。そこで、予め質感の主観評価実験を行い、実験によって得られた官能評価点(主観評価点)を、官能評価情報として記憶部17に記憶する。
以下、主観評価実験について説明する。主観評価実験には、一対比較法と呼ばれる手法を用いた。一対比較法は、被験者に対し、評価対象の物体を1対ずつランダムで提示し、例えば左の物体に対して、右の物体は質感があるかどうか被検者に点数を付けて貰う手法である。
このような一対比較法による主観評価実験を行うため、表面の質感の異なる9種類のサンプル物体を作成し、用意した。サンプル物体の大きさはレターサイズとした。被験者は、提示された一対のサンプル物体A及びBを比較し、Aの表面の質感に対するBの表面の質感に基づいて、下記のように点数を付与した。
A<<Bのとき +2点
A<Bのとき +1点
A=Bのとき 0点
A>Bのとき −1点
A>>Bのとき −2点
被験者は、500mm離れた位置から、サンプル物体の表面に写りこんだ蛍光灯や自分の顔の虚像が見られるように設定された観察環境のもとで評価を行った。被験者として画像評価技術者計25名に対して実験を実施した。各サンプル物体に対する評価点は、上記評価実験の結果に数量化III類の解析手法を適用し算出した。
評価結果を図3に示す。図3の横軸は、サンプル物体に付した番号(通番)であり、サンプル物体を主観評価点順に並べている。縦軸は、各サンプル物体の主観評価点を示しており、値が小さいほど質感がないことを意味している。つまり、サンプル物体「1」が最も質感が悪く、サンプル物体「9」が最も質感がよいといった評価結果になった。
図3によれば、各サンプル物体の順位間には、得点差が近い部分がある。そこで、得点が近いサンプル物体間で順位に有意差があるかを調べるため、有意差検定を行った。その結果、サンプル物体「2」と「4」、「4」と「5」、「7」と「8」、「8」と「9」に、それぞれ有意差がないという結果となった。
以下、上記構成の第1の実施の形態に係る質感評価装置100により実行される質感評価方法の動作について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。評価対象の物体Oは、サンプル台3にセットされる。質感評価装置100は、光源1を点灯し、ステップS1の投影処理を実行する。光源1から照射された光は、拡散板2に結像され、拡散板2に設けられた2次元パターン6の虚像6’が、物体Oに投影される。
次に、ステップS2の撮像処理では、質感評価装置100は、カメラ4によってサンプル台3の物体Oに投影された虚像6’を撮影し、2次元画像データを取得する。本実施形態では、カメラ4としてハイパースペクトルカメラを用いているため、2次元画像データとして5nm毎の分光画像データを取得することができる。
また、ステップS3の白色板撮像処理として、質感評価装置100は、物体Oを撮影するのと並行して基準白色板の撮影を行い、その2次元画像データを取得する。この処理は、質感評価の前に予め行っておき、得られた2次元画像データを記憶部17に記憶しておいてもよい。
次に、ステップS4の明度画像変換処理において、人間の感度と対応させるために、明度画像変換部11は、分光画像データをL表色系の明度(L)に変換する。より詳細には、明度画像変換部11は、物体Oの分光画像データと予め測定した基準白色板の分光画像データを分光反射率画像データに変換し、照明の分光分布と等色関数を合わせてXYZ表色系に変換する。次いで、XYZ表色系の画像データを、刺激値Yを用いてL画像データ(明度画像データ)へと変換する。L画像データへと変換することで、より人間の見え方に近いデータにすることができる点で好適である。
なお、分光分布は、物体Oの観察条件に応じて変更することができる。例えば、オフィス空間で物体Oを観察したときを想定した質感を計算する場合は、明度画像変換部11は、D50光源の分光分布を用いる。また、天候の良い屋外での観察を想定した場合は、明度画像変換部11は、D65光源の分光分布を用いる。このように、観察条件に応じて分光分布を変更することで、観察条件も含めた評価値を算出することができ、より人間の感覚に近い評価が可能となる。
次に、ステップS5の2値化処理において、2値化処理部12は、ステップS4で得られた明度画像を2値化することで、2次元パターン6のエッジ成分の形状の変動量を数値化する。2値化処理では、L画像データを、所定の閾値で2値化することで、2次元パターン6の変動をはっきりと見る(数値化する)ことができる。
その後のステップS6のエッジ成分線形近似処理では、エッジ成分線形近似部13が、ステップS5で2値化した画像データのエッジ成分の変動位置に対して、最小二乗法により、近似直線を算出する。図5の概略図に示すL1が近似直線である。図5の計測サイズは約30mm×30mm、解像度は約700dpiである。
次に、ステップS7の偏差算出処理では、偏差算出部14は、ステップS6で算出した近似直線に対して、歪み、すなわちエッジが変動している量(偏差)をラインごとにそれぞれ算出する。
ステップS8の標準偏差算出処理では、標準偏差算出部15は、各ラインの偏差を2乗したものの総和を画像データの画素数分で割り、その値の平方根をとる。すなわちこれが標準偏差である。
最後に、ステップS9の評価量算出処理において、評価量算出部16は、ステップS8で算出された標準偏差と予め行った主観評価点(記憶部17等に記憶)から、評価量yを算出するための評価式、即ち、本実施形態では下記評価式(A)を得る。得られた評価式(A)を用いて、物体Oの質感(つや感)の評価量yを算出する。なお、下記評価式(A)中、xは標準偏差を示す。下記評価式(A)では、「人は刺激に対して感度が対数変化する」というウェーバー・フェヒナーの法則を考慮して対数式としている。
y = −1.35×logx+0.93 (A)
上述のような質感評価方法によって算出された評価量(評価値)と予め行った主観評価点との相関図を図6に示す。寄与率Rは0.974となり、本実施形態で得られた評価量が、人間の主観と極めて近いことがわかる。なおかつ、主観評価での順位と有意差がある物体O間で逆転がないことが確認できた。
以上、本実施形態では、物体Oを撮影した2次元画像に写りこんだエッジ成分を有する2次元パターンの虚像の形状の変動量を算出し、その変動量と予め測定した官能評価情報に基づいて物体Oの質感を評価している。そのため、人間の感覚により近く、かつ判定者の体調や個人差によるばらつき等がなく、より正確に物体Oの質感を評価することが可能な質感評価装置、質感評価方法を提供することができる。
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、官能評価情報としての官能評価点(主観評価点)を記憶する記憶手段(記憶部17)、明度画像変換処理、2値化処理、エッジ成分線形近似処理、偏差算出処理、標準偏差算出処理、及び評価量算出処理を行って物体Oの質感を評価する評価手段(制御部5)として機能させる。そのため、人間の感覚により近く、かつ判定者の体調や個人差によるばらつき等がなく、より正確に物体Oの質感を評価することが可能な評価方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することができる。
また、本実施形態では、ハイパースペクトルカメラを用いていて、分光画像データを、明度画像データに変換し、この明度画像データに基づいて評価値を算出している。そのため、人間の色感度に対応した評価が可能となる。また、分光画像データが取得できるため、例えば、所望の観察環境に応じて分光分布を変更することも可能となる。
また、本実施形態では、撮影した虚像6’のエッジ成分の歪みの変動量を評価することによって、質感を評価している。そのため、従来のような点計測ではなく、2次元画像データにおけるエッジ成分の歪みに基づいて、主観と相関の高い評価値を算出することができる。
なお、本実施形態では、虚像6’のエッジ成分の歪みの変動量を評価するのに標準偏差を用いているが、本発明がこれに限定されることはなく、他の方法によって変動量を評価することもできる。
また、本実施形態では、明度画像変換部11は、分光画像データの明度画像データへの変換は、物体Oの分光画像データを、基準白色板の分光画像データを各画素で除算した分光反射率画像データと、分光分布及び等色関数とを用いて変換している。そのため、撮影した画像内の照明ムラも補正しつつ、分光反射率画像データに変換することが可能となる。また、分光反射率画像データに変換することで、L表色系に変換することができ、より人間の見え方に近いデータにすることができる。
また、本実施形態では、物体Oの観察条件に応じた分光分布を用いていることから、観察条件も含めたより人間の感性に合った評価値を算出することができる。
以下、比較例1、2として、既存の写像性測定器及び光沢度計を用いた質感評価について図面を参照しながら説明する。
(比較例1)
比較例1の写像性測定器について、図7を参照しながら説明する。比較例1の写像性測定器50は、JIS K 7374に基づき、サンプル物体52の写像性の良さを測定する装置であり、その測定結果から質感の良し悪しを判断する。
図7に示すように、比較例1の写像性測定器50では、サンプル物体52に対して光源51から光を照射し、サンプル物体52からの正反射光の大きさを受光器53で判断する。比較例1の写像性測定器50は、サンプル物体52と受光器53の間に、サンプル物体52からの反射光を遮光する遮光部54aと反射光を透過する透過部54bとが、くし状に交互に設けられたプレート54を配置している。プレート54は、進行方向Sに向かって運動し、受光器53に入射する反射光の大きさを変化させる。
プレート54によって変化させたときの反射光の大きさは、図8のように周期を持った形状になる。比較例1の写像性測定器50は、その中で最大値Mと最小値mを、以下の式(1)に当てはめることによって写像性を評価する。つまり、写像性が良いサンプル物体52では、正反射が強いため、最大値Mの値が高くなり、最小値mの値が小さくなる。しかし、写像性が悪いサンプル物体52では、拡散光が強くなるため最大値Mの値は小さくなり、最小値mの値は大きくなる。
Figure 2017173300
また、上記プレート54の遮光部54aと透過部54bの幅は5段階に分かれている。図9、図10に遮光部54aと透過部54bの幅が1.0mmの場合と、0.5mmの場合の、それぞれの写実性の計測結果及び主観評価点の相関図を示す。なお、サンプル物体52として、第1の実施の形態の主観評価実験で用いた9つのサンプル物体と同じものを使用した。
図9、図10に示すように、寄与率Rは、それぞれ0.702と0.662(0.6619)であり、低くはない結果となった。しかし、質感が良いサンプル物体「5〜9」の順位が主観評価の結果と合っておらず、これでは寄与率が高くても正しい評価とは言えないと考えられる。これは、1次元測定で明暗のコントラストのみを計算していることが原因であり、つやの差がわずかなサンプル物体間では、計測値の逆転や差がないといったことが起こると考えられる。
(比較例2)
比較例2として、JIS Z 8741に基づき、サンプル物体の光沢度を測定する光沢度計を用い、その結果から質感の良し悪しを判断した。図11に、光沢度計で計測した20度光沢の測定結果と主観評価点との相関図を示す。20度光沢とは、光源51と受光器53が、サンプル物体52の法線方向に対してそれぞれ20度の方向に配置されたときの光沢度のことである。
図11に示すように、寄与率Rは、0.001(0.0007)で主観評価点と相関がないことが分かった。これは、平均値な反射率(点)で1次元計測した反射率の強さのみの情報であるため、質感の差までは検知できないためと考えられる。
以上、第1の実施の形態、比較例1、比較例2の結果より、本発明の質感評価装置100及び質感評価方法は、従来に比べて、人間の感覚により近く、より正確に物体の質感を評価できることがわかる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。なお、前述した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し説明も省略する。
本実施の形態においては、画像に写りこんだ前記2次元パターンの虚像の形状の変動量から虚像の形状の周波数特性を算出し、周波数特性及び官能評価情報に基づいて物体の質感を評価するようにしたものである。
ここで、図12は第2の実施の形態に係る制御部の機能ブロック図である。図12に示すように、制御部5は、CPUが質感評価プログラムに従って動作することにより、明度画像変換部11、2値化処理部12、エッジ成分線形近似部13、偏差画像算出部18、空間周波数特性算出部19、視覚特性乗算部20、積分部21、評価量算出部22、記憶部17として機能する。なお、明度画像変換部11、2値化処理部12、エッジ成分線形近似部13、記憶部17については、前述した第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
偏差画像算出部18は、エッジ成分線形近似部13による近似直線に対して、エッジが変動している量(偏差画像)をラインごとにそれぞれ算出する。
空間周波数特性算出部19は、偏差画像算出部18で得られた偏差画像に対してフーリエ変換を行い、エッジ変動部の周波数特性を算出する。
視覚特性乗算部20は、空間周波数特性算出部19で得られた周波数特性に対して人間の視覚特性を表わすのに用いられる視覚伝達関数(VTF:Visual Transfer Function)で重み付けをする。
ここで、視覚伝達関数(VTF)について説明する。視覚伝達関数(VTF)とは、人間の視覚の空間周波数特性のことである。視覚伝達関数(VTF)は、エッジ変動部の周波数特性に乗算されて重み付けされる。これにより、主観評価での観察距離における人間の視覚の感度で補正された周波数特性を算出することができ、人間が物体表面を観察した距離に応じた周波数特性で質感を評価できるので、より主観評価と寄与率の高い評価値を得ることができる。視覚伝達関数(VTF)に関しては多くの報告があるが、Dooleyらの用いた明度変動の視覚伝達関数(VTF)が有名である。
ここで、図13は主観評価実験での視覚伝達関数(VTF)を示す図である。なお、図13は、主観評価実験での観察距離500mmでの視覚伝達関数(VTF)を示すものである。図13に示すように、約0.3cycle/mm付近に感度のピークがあり、4cycle/mm付近から感度が0に近づくことがわかる。
積分部21は、視覚特性乗算部20で重み付けされた周波数特性に対して積分を行う。
評価量算出部22は、積分部21で算出された各サンプルの積分値と記憶部17に記憶された主観評価点に基づいて、物体Oの質感の評価量を算出する。
以下、上記構成の第2の実施の形態に係る質感評価装置100により実行される質感評価方法の動作について、図14のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図14に示すステップS1〜S6については、図4で説明したステップS1〜S6と同じ処理であるので、説明を省略する。
次に、ステップS10の偏差画像算出処理では、偏差画像算出部18は、ステップS6で算出した近似直線に対して、エッジが変動している量(偏差画像)をラインごとにそれぞれ算出する。
次に、ステップS11の空間周波数特性算出処理では、空間周波数特性算出部19は、ステップS10で得られた偏差画像に対してフーリエ変換を行い、エッジ変動部の周波数特性を算出する。
次に、ステップS12の視覚特性乗算処理では、視覚特性乗算部20は、ステップS11で得られた周波数特性に対して人間の視覚特性を表わすのに用いられる視覚伝達関数(VTF)で重み付けをする。
次に、ステップS13の積分処理では、積分部21は、ステップS12で重み付けされた周波数特性に対して積分を行う。
最後に、ステップS14の評価量算出処理において、評価量算出部22は、ステップS13で算出された各サンプル(物体O)の積分値と記憶部17に記憶された主観評価点から、評価量yを算出するための評価式、即ち、本実施形態では下記評価式(B)を得る。得られた評価式(B)を用いて、物体Oの質感(つや感)の評価量yを算出する。なお、下記評価式(B)中、xは積分値を示す。下記評価式(B)では、「人は刺激に対して感度が対数変化する」というウェーバー・フェヒナーの法則を考慮して対数式としている。
y = −1.49×logx+9.81 (B)
上述のような質感評価方法によって算出された評価量(評価値)と予め行った主観評価点との相関図を図15に示す。寄与率Rは0.9598となり、本実施形態で得られた評価量が、人間の主観と極めて近いことがわかる。なおかつ、主観評価での順位と有意差がある物体O間で逆転がないことが確認できた。
以上、本実施形態では、物体Oを撮影した2次元画像に写りこんだエッジ成分を有する2次元パターンの虚像の形状の周波数特性を算出し、虚像の形状の周波数特性を人間の視覚特性で重み付けをして物体Oの質感を評価している。そのため、人間の感覚により近く、かつ判定者の体調や個人差によるばらつき等がなく、より正確に物体Oの質感を評価することが可能な質感評価装置、質感評価方法を提供することができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記各実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記各実施形態の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれる。
1 光源(投影部)
2 拡散板(投影部)
4 カメラ(撮像部)
5 制御部(評価部)
6 2次元パターン
6’ 虚像
17 記憶部
100 質感評価装置
特公平2−33091号公報 特開2007−155709号公報

Claims (11)

  1. 物体の表面を撮像した画像に基づいて前記物体の質感を評価する質感評価装置であって、
    エッジ成分を有する2次元パターンを前記物体に投影する投影部と、
    前記物体の表面の画像を撮影する撮像部と、
    前記画像に写りこんだ前記2次元パターンの虚像の形状の変動量を算出し、前記変動量及び予め取得した官能評価情報に基づいて、前記物体の質感を評価する評価部と、
    を有することを特徴とする質感評価装置。
  2. 前記評価部は、前記変動量から前記虚像の形状の周波数特性を算出し、前記周波数特性及び前記官能評価情報に基づいて、前記物体の質感を評価する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の質感評価装置。
  3. 前記評価部は、前記周波数特性に対して人間の視覚特性を表わすのに用いられる視覚伝達関数(VTF)で重み付けを行う、
    ことを特徴とする請求項2に記載の質感評価装置。
  4. 前記撮像部が、分光カメラであり、
    前記評価部は、前記分光カメラで前記物体を撮影した分光画像データを、明度画像データに変換し、前記明度画像データに基づいて前記物体の質感を評価する、
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の質感評価装置。
  5. 前記評価部は、前記撮像部で撮影した前記虚像の前記エッジ成分の歪みを評価することによって、前記物体の質感を評価する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の質感評価装置。
  6. 前記評価部は、前記分光画像データを前記明度画像データへ変換するときに、前記物体の分光画像データを、基準白色板の分光画像を各画素で除算した分光反射率画像データと、分光分布及び等色関数と、を用いて変換する、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の質感評価装置。
  7. 前記評価部は、前記分光分布として、前記物体の観察条件に応じた分光分布を用いる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の質感評価装置。
  8. 物体の表面を撮像した画像に基づいて前記物体の質感を評価する質感評価装置における質感評価方法であって、
    エッジ成分を有する2次元パターンを前記物体に投影する工程と、
    前記物体の表面の画像を撮像する工程と、
    前記画像に写りこんだ前記2次元パターンの虚像の形状の変動量を算出し、前記変動量及び予め取得した官能評価情報に基づいて、前記物体の質感を評価する工程と、
    を含むことを特徴とする質感評価方法。
  9. 前記評価する工程は、前記変動量から前記虚像の形状の周波数特性を算出し、前記周波数特性及び前記官能評価情報に基づいて、前記物体の質感を評価する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の質感評価方法。
  10. 物体の表面を撮像した画像に基づいて前記物体の質感を評価する質感評価装置を制御するコンピュータを、
    官能評価情報を記憶する記憶手段と、
    エッジ成分を有する2次元パターンが投影された前記物体の画像を取得し、前記画像に写りこんだ前記2次元パターンの虚像の形状の変動量を算出し、前記変動量及び前記官能評価情報に基づいて、前記物体の質感を評価する評価手段と、
    として機能させるためのプログラム。
  11. 前記評価手段は、前記変動量から前記虚像の形状の周波数特性を算出し、前記周波数特性及び前記官能評価情報に基づいて、前記物体の質感を評価する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
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