JP2017173042A - 電子機器および電子機器の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受光部に到達する太陽光のエネルギーの変化に応じて、受信条件を迅速に変更できる電子機器および電子機器の制御方法を提供すること。【解決手段】電子機器は、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、受光部と、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、現在地の天気を示す天気情報を取得する天気情報取得部と、前記天気情報に基づいて、照度閾値の値を設定する閾値設定部と、前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、衛星信号を受信する電子機器および電子機器の制御方法に関する。
従来、GPS衛星などの位置情報衛星から衛星信号を受信する電子機器において、予め設定された受信条件に該当すると衛星信号を受信する受信処理を実行する電子機器が知られている。このような電子機器には、電子機器を使用する人の生活環境に合せて受信条件の最適化を図るものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の電子機器は、ソーラーセルに当たる光の照度が照度閾値以上となる高照度状態を検出すると、電子機器に屋外で太陽光が照射されていると判定し、衛星信号を受信する受信処理を実行する。そして、当該電子機器は、受信に失敗した場合、照度閾値を1段階高くし、受信条件を厳しくする。また、所定期間(例えば24時間)、受信処理が実行されない場合、照度閾値を1段階低くし、受信条件を緩くする。
また、特許文献1の他の実施形態の電子機器は、高照度状態の継続時間が時間閾値以上の場合に受信処理を実行する。そして、当該電子機器は、受信に失敗した場合、時間閾値を1段階長くし、受信条件を厳しくする。また、所定期間、受信処理が実行されない場合、時間閾値を1段階短くし、受信条件を緩くする。
特開2012−150047号公報
ここで、例えば、天気が雨から晴れに変化した場合など、ソーラーセルに到達する太陽光のエネルギーが大きく変化する場合は、受信条件を最適化するため、受信条件を変化後の前記太陽光のエネルギーに応じた条件に変更する必要がある。
しかしながら、特許文献1の電子機器は、ソーラーセルに到達する太陽光のエネルギーが大きく変化しても、受信に失敗した場合や、所定期間、受信処理が実行されなかった場合に、はじめて受信条件が変更されるため、前記太陽光のエネルギーの変化に応じて、受信条件を迅速に変更できない。このため、受信に失敗する可能性や、受信処理が長時間実行されない可能性がある。
本発明の目的は、受光部に到達する太陽光のエネルギーの変化に応じて、受信条件を迅速に変更できる電子機器および電子機器の制御方法を提供することにある。
本発明の電子機器は、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、受光部と、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、現在地の天気を示す天気情報を取得する天気情報取得部と、前記天気情報に基づいて、照度閾値の値を設定する閾値設定部と、前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備えることを特徴とする。
例えば、電子機器は、受光部として発電部であるソーラーセルを備えている。そして、照度検出部は、ソーラーセルに照射される光の照度に関する値を検出する。照度に関する値は、照度と相関関係がある値であり、例えば、ソーラーセルの開放電圧や短絡電流である。
本発明によれば、天気情報取得部は、例えば気圧センサーなどを用いることで、現在地の天気情報を取得し、閾値設定部は、取得された天気情報に基づいて、照度閾値の値を設定する。
そして、光が受光部に照射され、照射された光の照度が閾値設定部によって設定された照度閾値以上の場合、受信制御部は、受信部を作動して受信処理を実行する。
受光部に到達する太陽光のエネルギーは、天気に応じて変化する。例えば、晴れのときの前記太陽光のエネルギーは、雨のときの前記太陽光のエネルギーよりも大きい。このため、晴れのときの照度閾値は、雨のときの照度閾値よりも高くする必要がある。例えば、晴れのときは、雨のときと比べて、電子機器が屋内に配置されている場合に、窓から入射して受光部に到達する太陽光のエネルギーが大きくなるため、屋内において受信処理が実行されることを回避するには、照度閾値は高くする必要がある。また、雨のときは、晴れのときと比べて、電子機器が屋外に配置されている場合に、受光部に到達する太陽光のエネルギーが小さくなるため、屋外において受信処理を実行させるには、照度閾値は低くする必要がある。
本発明によれば、天気が変わった場合、天気情報を取得することで、照度閾値に現在地の天気に対応した値を迅速に設定できる。これにより、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明の電子機器は、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、受光部と、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得する方位情報取得部と、前記方位情報に基づいて、照度閾値の値を設定する閾値設定部と、前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備えることを特徴とする。
電子機器が、例えば、発電部としてのソーラーセルを受光部とする腕時計である場合、受光部に照射される光の照度に応じて実行される受信処理は、腕時計を装着したユーザーが屋外を歩行している際などに実行されることが多く、この場合、ソーラーセルの受光面は、水平面に対して略垂直となる。このため、方位情報取得部は、方位センサーなどを用いることで、受光面が向いている方位を測定でき、これによって、方位情報を取得できる。
閾値設定部は、取得された方位情報に基づいて、照度閾値の値を設定する。
そして、光が受光部に照射され、照射された光の照度が閾値設定部によって設定された照度閾値以上の場合、受信制御部は、受信部を作動して受信処理を実行する。
受光部に到達する太陽光のエネルギーは、受光面が向いている方位に応じて変化する。例えば、受光面が南を向いている場合に受光部に到達する太陽光のエネルギーは、受光面が北を向いている場合に受光部に到達する太陽光のエネルギーよりも大きい。このため、受光面が南を向いているときの照度閾値は、受光面が北を向いているときの照度閾値よりも高くする必要がある。
本発明によれば、受光面が向いている方位が変わった場合、方位情報を取得することで、照度閾値に受光面が向いている方位に対応した値を迅速に設定できる。これにより、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明の電子機器は、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、受光部と、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、現在地の天気を示す天気情報を取得する天気情報取得部と、前記天気情報に基づいて、時間閾値の値を設定する閾値設定部と、前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、天気情報取得部は、現在地の天気情報を取得し、閾値設定部は、取得された天気情報に基づいて、時間閾値の値を設定する。
そして、光が受光部に照射され、高照度状態の継続時間が閾値設定部によって設定された時間閾値以上の場合、受信制御部は、受信部を作動して受信処理を実行する。
受光部に到達する太陽光のエネルギーは、天気に応じて変化する。例えば、晴れのときの前記太陽光のエネルギーは、雨のときの前記太陽光のエネルギーよりも大きい。このため、晴れのときの時間閾値は、雨のときの時間閾値よりも高くする必要がある。例えば、晴れのときは、雨のときと比べて、屋内における窓際で、照度閾値以上の太陽光が照射される範囲が広くなるため、電子機器を携帯したユーザーが窓際を通過する際などに、電子機器に照度閾値以上の光が照射される時間は長くなる。このため、屋内において受信処理が実行されることを回避するには、時間閾値は長くする必要がある。また、雨の日は、晴れのときと比べて、屋外におけるビルの間などでは、照度閾値以上の太陽光が照射される範囲が狭くなるため、電子機器を携帯したユーザーがビルの間を通過する際などに、電子機器に照度閾値以上の光が照射される時間は短くなる。このため、屋外において受信処理を実行され易くするには、時間閾値を短くする必要がある。
本発明によれば、天気が変わった場合、天気情報を取得することで、時間閾値に現在地の天気に対応した値を迅速に設定できる。これにより、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明の電子機器は、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、受光部と、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得する方位情報取得部と、前記方位情報に基づいて、時間閾値の値を設定する閾値設定部と、前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、方位情報取得部は、受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得し、閾値設定部は、取得された方位情報に基づいて、時間閾値の値を設定する。
そして、光が受光部に照射され、高照度状態の継続時間が閾値設定部によって設定された時間閾値以上の場合、受信制御部は、受信部を作動して受信処理を実行する。
例えば、電子機器を携帯したユーザーが、屋内において、受光面が南を向いた状態で南側の窓際を通過した場合は、受光面が北を向いた状態で北側の窓際を通過した場合と比べて、照度閾値以上の太陽光が受光部に照射される時間は長くなる。従って、受光面が南を向いている場合は、屋内において受信処理が実行されることを回避するため、受光面が北を向いている場合と比べて、時間閾値は長くする必要がある。また、受光面が北を向いている場合は、受光面が南を向いている場合と比べて、屋外におけるビルの間などで、照度閾値以上の太陽光が照射される範囲が狭くなるため、電子機器を携帯したユーザーがビルの間を通過する際などに、電子機器に照度閾値以上の光が照射される時間は短くなる。このため、屋外において受信処理を実行され易くするには、時間閾値を短くする必要がある。
本発明によれば、受光面が向いている方位が変わった場合、方位情報を取得することで、時間閾値に受光面が向いている方位に対応した値を迅速に設定できる。これにより、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明の電子機器は、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、受光部と、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、現在地の天気を示す天気情報を取得する天気情報取得部と、前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得する方位情報取得部と、前記天気情報および前記方位情報に基づいて、照度閾値および時間閾値の値を設定する閾値設定部と、前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、天気情報取得部は、現在地の天気情報を取得し、方位情報取得部は、受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得する。閾値設定部は、取得された天気情報および方位情報に基づいて、照度閾値の値および時間閾値の値を設定する。
そして、光が受光部に照射され、高照度状態の継続時間が時間閾値以上の場合、受信制御部は、受信部を作動して受信処理を実行する。
受光部に到達する太陽光のエネルギーは、天気や受光面が向いている方位に応じて変化する。例えば、雨のときは、受光面が向いている方位に応じた太陽光のエネルギーの差は小さいが、晴れのときは、受光面が向いている方位に応じた太陽光のエネルギーの差は大きい。このため、照度閾値および時間閾値は、受光面が向いている方位だけではなく天気も考慮して設定されることが好ましい。
本発明によれば、照度閾値および時間閾値に、現在地の天気および受光面が向いている方位に対応した値を迅速に設定できる。これにより、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明は、受光部を備える電子機器の制御方法であって、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、現在地の天気を示す天気情報を取得するステップと、前記天気情報に基づいて、照度閾値の値を設定するステップと、前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、天気が変わった場合、天気情報を取得することで、照度閾値に現在地の天気に対応した値を迅速に設定できるため、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明は、受光部を備える電子機器の制御方法であって、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得するステップと、前記方位情報に基づいて、照度閾値の値を設定するステップと、前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受光面が向いている方位が変わった場合、方位情報を取得することで、照度閾値に受光面が向いている方位に対応した値を迅速に設定できるため、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明は、受光部を備える電子機器の制御方法であって、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、現在地の天気を示す天気情報を取得するステップと、前記天気情報に基づいて、時間閾値の値を設定するステップと、前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、天気が変わった場合、天気情報を取得することで、時間閾値に現在地の天気に対応した値を迅速に設定できるため、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明は、受光部を備える電子機器の制御方法であって、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得するステップと、前記方位情報に基づいて、時間閾値の値を設定するステップと、前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、受光面が向いている方位が変わった場合、方位情報を取得することで、時間閾値に受光面が向いている方位に対応した値を迅速に設定できるため、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明は、受光部を備える電子機器の制御方法であって、前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、現在地の天気を示す天気情報を取得するステップと、前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得するステップと、前記天気情報および前記方位情報に基づいて、照度閾値および時間閾値の値を設定するステップと、前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、照度閾値および時間閾値に、現在地の天気および受光面が向いている方位に対応した値を迅速に設定できる。これにより、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
本発明に係る実施形態の電子時計を示す概略図。 実施形態における電子時計の正面図。 実施形態における電子時計の断面図 実施形態における電子時計の回路構成を示すブロック図。 実施形態における記憶装置のデータ構造を示す図。 実施形態における閾値データを示す図。 実施形態における天気情報取得処理を示すフローチャート。 実施形態における天気気圧関係データを示す図。 実施形態における方位情報取得処理を示すフローチャート。 実施形態における設定された時計内角度の範囲を示す図。 実施形態における左腕装着時の時計内角度の範囲と受光面が向いている方位との関係を示す図。 実施形態における右腕装着時の時計内角度の範囲と受光面が向いている方位との関係を示す図。 実施形態における自動受信処理を示すフローチャート。 充電状態検出、開放電圧検出、受信処理の作動タイミングを説明する図。 ソーラーセルに当たる光の照度とソーラーセルの開放電圧との関係を示すグラフ。 ソーラーセルに当たる光の照度とソーラーセルの短絡電流との関係を示すグラフ。 各検出レベルにおけるソーラーセルでの開放電圧およびソーラーセルに当たる光の照度との関係を示す図。 判定回数と判定時間との関係を示す図。 ソーラーセルに当たる光の照度の推移を示すグラフ。 受信条件(状態1)と受信結果との関係を示す図。 受信条件(状態2)と受信結果との関係を示す図。 受信条件(状態3)と受信結果との関係を示す図。 本発明に係る他の実施形態の閾値データを示す図。 本発明に係るさらに他の実施形態の閾値データを示す図。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態では、電子時計1のカバーガラス33側を上側とし、裏蓋34側を下側として説明する。
図1は、本実施形態の電子時計1を示す概略図である。
電子機器としての電子時計1は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星100のうち、少なくとも1つのGPS衛星100からの衛星信号を受信して時刻情報を取得し、少なくとも3つのGPS衛星100からの衛星信号を受信して位置情報を算出して取得するように構成されている。なお、GPS衛星100は、位置情報衛星の一例であり、地球の上空に複数存在している。現在は約30個のGPS衛星100が周回している。
[電子時計の概略構成]
図2は、電子時計1の正面図であり、図3は、電子時計1の概略を示す断面図である。
電子時計1は、図2および図3に示すように、外装ケース30と、カバーガラス33と、裏蓋34とを備えている。外装ケース30は、金属で形成された円筒状のケース31に、セラミックで形成されたベゼル32が嵌合されて構成されている。このベゼル32の内周側に、プラスチックで形成されたリング状のダイヤルリング35を介して、円盤状の文字板11が時刻表示部分として配置されている。
外装ケース30の側面には、文字板11の中心より、2時方向の位置にAボタン2と、4時方向の位置にBボタン3と、3時方向の位置にリューズ4とが設けられている。Aボタン2、Bボタン3、リューズ4は、操作部を構成する。
また、本実施形態において、3時方向をX軸方向、12時方向をY軸方向、時計表面に向かう方向をZ軸方向とした直交座標系を用いて説明する。
電子時計1は、図3に示すように、金属製のケース31の二つの開口のうち、表面側の開口は、ベゼル32を介してカバーガラス33で塞がれており、裏面側の開口は金属で形成された裏蓋34で塞がれている。
外装ケース30の内側には、ベゼル32の内周に取り付けられているダイヤルリング35と、光透過性の文字板11と、指針21〜28と、カレンダー車20と、各指針21〜28およびカレンダー車20を駆動する駆動機構140などが備えられている。
ダイヤルリング35は、外周端が、ベゼル32の内周面に接触しているとともに、一面がカバーガラス33と並行している平板部分と、内周端が文字板11に接触するように、文字板11側へ傾斜した傾斜部分を備えている。ダイヤルリング35は、平面視においてはリング形状となっており、断面視においてはすり鉢形状となっている。ダイヤルリング35の平板部分と、傾斜部分と、ベゼル32の内周面とによりドーナツ形状の収納空間が形成されており、この収納空間内には、リング状のアンテナ体110が収納されている。
文字板11は、外装ケース30の内側で時刻を表示する円形の板材であり、プラスチックなどの光透過性の材料で形成され、カバーガラス33との間に指針21〜28などを備え、ダイヤルリング35の内側に配置されている。
文字板11と、駆動機構140が取り付けられている地板125との間には、光発電を行うソーラーセル135が備えられている。ソーラーセル135は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の光発電素子を直列接続した円形の平板である。すなわち、ソーラーセル135は、受光部であり、カバーガラス33側に受光面135Sを備えている。文字板11、ソーラーセル135、地板125には、指針21〜23の指針軸29と、指針24〜28の図示しない指針軸とが貫通する穴が形成されている。また、文字板11およびソーラーセル135には、カレンダー小窓15の開口部が形成されている。
駆動機構140は、地板125に取り付けられ、回路基板120で裏面側から覆われている。駆動機構140は、ステップモーターと歯車などの輪列とを有し、当該ステップモーターが当該輪列を介して指針軸29等を回転させることにより各指針を駆動する。
駆動機構140は、具体的には、第1〜第6駆動機構を備える。第1駆動機構は指針22および指針23を駆動し、第2駆動機構は指針21を駆動し、第3駆動機構は指針24を駆動し、第4駆動機構は指針25を駆動し、第5駆動機構は指針26〜28を駆動し、第6駆動機構はカレンダー車20を駆動する。
回路基板120は、GPS受信回路45、制御回路50、記憶装置60を備えている。また、この回路基板120とアンテナ体110とは、アンテナ接続ピン115を用い接続されている。GPS受信回路45、制御回路50、記憶装置60が設けられた回路基板120の裏蓋34側には、これらの回路部品を覆うための回路押さえ122が設けられている。また、リチウムイオン電池などの二次電池130が、地板125と裏蓋34との間に設けられている。二次電池130は、ソーラーセル135が発電した電力で充電される。
[電子時計の表示機構]
文字板11の外周部を囲むダイヤルリング35の内周側には、図2に示すように、内周を60分割にする目盛が表記されている。この目盛を用いて、指針21は通常時に第1時刻の「秒」を表示し、指針22は第1時刻の「分」を表示し、指針23は第1時刻の「時」を表示する。なお、第1時刻の「秒」は、後述する第2時刻の「秒」と同じため、ユーザーは、指針21を確認することで、第2時刻の「秒」も把握できる。
また、ダイヤルリング35には、12分位置にアルファベットの「Y」と、18分位置にアルファベットの「N」の英字が表記されている。この英字は、GPS衛星100から受信した衛星信号に基づく各種情報の受信(取得)結果(Y:受信(取得)成功、N:受信(取得)失敗)を示す。指針21は、「Y」および「N」のいずれか一方を指示し、衛星信号の受信結果を表示する。なお、受信結果の表示は、Aボタン2を3秒未満押すことで行われる。
指針24は、文字板11の中心から2時方向の位置に設けられている。指針24の回転領域の外周には、七曜を示す、「S」、「M」、「T」、「W」、「T」、「F」、「S」の英字が表記されている。指針24は、「S」〜「S」のいずれかを指示することで曜日を表示する。
指針25は、文字板11の中心から10時方向の位置に設けられている。以下、指針25の回転領域の外周の表記について説明するが、「n時方向」(nは任意の自然数)とあるのは、指針25の指針軸から回転領域の外周をみたときの方向である。
指針25の回転領域の6時方向から7時方向の範囲の外周には、「DST」の英字と「○」の記号が表記されている。DST(daylight saving time)は夏時間を意味する。指針25は、これらの英字と記号を指示することで、夏時間(DST:夏時間ON、○:夏時間OFF)の設定を表示する。
指針25の回転領域の8時方向から9時方向までの範囲の外周には、円周に沿って、9時方向の基端が太く、8時方向の先端が細い三日月鎌状の記号12が表記されている。この記号12は二次電池130(図3参照)のパワーインジケーターであり、電池残量に応じた位置を指針25が指示することで電池残量が表示される。なお、指針25は、通常時、記号12を指示している。
指針25の回転領域の10時方向の外周には、飛行機形状の記号13が表記されている。この記号は、機内モードを表す。航空機の離着陸時は、航空法によって衛星信号の受信が禁止されている。指針25は、記号13を指示することで、機内モードに設定され、受信が行われないことを表示する。
指針25の回転領域の11時方向から12時方向までの範囲の外周には、「1」の数字と「4+」の記号が表記されている。これらの数字と記号は、衛星信号の受信モードを表す。「1」は時刻情報を受信し内部時刻が修正されること(測時モード)を、「4+」は時刻情報と軌道情報とを受信し、現在位置である位置情報を算出し、内部時刻と後述するタイムゾーンデータとが修正されること(測位モード)を意味する。
指針26,27は、文字板11の中心から6時方向の位置に設けられている。指針26は、第2時刻の「分」を表示し、指針27は、第2時刻の「時」を表示する。
指針28は、文字板11の中心から4時方向の位置に設けられ、第2時刻の午前および午後を表示する。
カレンダー小窓15は、文字板11を矩形状に開口した開口部に設けられており、開口部からカレンダー車20に印刷された数字が視認可能となっている。この数字は、年月日の「日」を表す。
またダイヤルリング35には、内周側の目盛に沿って、協定世界時(UTC)との時差を表す時差情報37が、数字と数字以外の記号とで表記されている。数字の時差情報37は整数の時差であり、記号の時差情報37は整数以外の時差であることを表している。指針21〜23で表示された第1時刻と、UTCとの時差は、Bボタン3を押すことにより指針21が指し示す時差情報37で確認することができる。
また、ダイヤルリング35の周囲に設けられているベゼル32には、ダイヤルリング35に表記されている時差情報37の時差に対応した標準時を使用しているタイムゾーンの代表都市名を表す都市情報36が、時差情報37に併記されている。
[電子時計の回路構成]
図4は、電子時計1の回路構成を示すブロック図である。この図に示すように、電子時計1は、ソーラーセル135と、二次電池130と、GPS受信回路45と、計時装置46と、記憶装置60と、入力装置47と、気圧センサー48と、方位センサー49と、制御回路50と、ダイオード41と、充電制御用スイッチ42と、充電状態検出回路43と、電圧検出回路44とを備えている。なお、充電状態検出回路43、電圧検出回路44からなる構成は、照度検出部の一例である。
ダイオード41は、ソーラーセル135と二次電池130とを電気的に接続する経路に設けられ、ソーラーセル135から二次電池130への電流(順方向電流)を遮断せずに、二次電池130からソーラーセル135への電流(逆方向電流)を遮断する。なお、順方向電流が流れるのは、二次電池130の電圧よりもソーラーセル135の電圧が高い場合、すなわち充電時に限られる。また、ダイオード41に代えて電界効果トランジスター(FET)を採用してもよい。
充電制御用スイッチ42は、ソーラーセル135から二次電池130への電流の経路を接続および切断するものであり、ソーラーセル135と二次電池130とを電気的に接続する経路に設けられたスイッチング素子421を備えている。スイッチング素子421がオフ状態からオン状態に遷移するとオン(接続)し、スイッチング素子421がオン状態からオフ状態へ遷移するとオフ(切断)する。
例えば、過充電により電池特性が劣化する状態にならないよう、二次電池130の電池電圧が所定値以上となる場合には、制御回路50から出力される2値の制御信号CTL3に基づいて、充電制御用スイッチ42をオフする。なお、この場合、後述する電圧検出回路44は、制御回路50から出力される制御信号CTL2に基づいて動作が停止されている。
スイッチング素子421は、pチャネル型のトランジスターであり、ゲート電圧Vg1がローレベルの場合にはオン状態となり、ハイレベルの場合にはオフ状態となる。ゲート電圧Vg1は、制御回路50により制御される。
充電状態検出回路43は、制御回路50から出力される充電状態の検出タイミングを指定する2値の制御信号CTL1に基づいて作動し、ソーラーセル135から二次電池130への充電の状態(充電状態)を検出し、検出結果RS1を制御回路50へ出力する。充電状態は「充電中」または「非充電中」であり、その検出は電池電圧VCCと充電制御用スイッチ42がオンのときのソーラーセル135のPVINとに基づいて行われる。例えば、ダイオード41の降下電圧をVthとし、スイッチング素子421のオン抵抗を無視したとき、PVIN−Vth>VCCの場合には「充電中」と判定し、PVIN−Vth≦VCCの場合には「非充電中」と判定することができる。
本実施形態では、制御信号CTL1は、周期が1秒のパルス信号であり、充電状態検出回路43は、制御信号CTL1がハイレベルの期間において充電状態の検出を行う。つまり、充電状態検出回路43は、充電制御用スイッチ42を接続状態に維持したまま、充電状態の検出を1秒周期で繰り返し行う。
なお、充電状態の検出を間欠的に行うのは、充電状態検出回路43の消費電力量を低減するためである。この低減が不要であれば、充電状態が連続的に検出されるようにしてもよい。充電状態検出回路43は、例えば、コンパレーター、A/Dコンバーター等を用いて構成することができる。
電圧検出回路44は、制御回路50から出力される電圧の検出タイミングを指定する2値の制御信号CTL2に基づいて作動し、ソーラーセル135の端子電圧PVIN、すなわちソーラーセル135の開放電圧を検出する。なお、電圧検出回路44が開放電圧を検出している期間、制御回路50から出力される制御信号CTL3に基づいて、充電制御用スイッチ42はオフとされている。また、電圧検出回路44は、開放電圧の検出結果RS2を制御回路50へ出力する。
受信部としてのGPS受信回路45は、アンテナ体110に接続され、アンテナ体110を介して受信した衛星信号を処理して時刻情報や位置情報を取得する。
そして、GPS受信回路45は、図示を略すが、通常のGPS装置と同様に、GPS衛星100から送信される衛星信号を受信してデジタル信号に変換するRF(Radio Frequency)部と、受信信号の相関判定を実行して航法メッセージを復調するBB部(ベースバンド部)と、BB部で復調された航法メッセージ(衛星信号)から時刻情報や位置情報(測位情報)を取得して出力する情報取得手段とを備えている。
入力装置47は、図2に示すAボタン2、Bボタン3、リューズ4を備えて構成され、各ボタン2,3の押し離しや、リューズ4の引き出し、押し込み、回転に基づいて、各種処理の実行を指示する操作を検出し、検出した操作に応じた操作信号を制御回路50に出力する。
計時装置46は、二次電池130に蓄積された電力で駆動される水晶振動子等を備え、水晶振動子の発振信号に基づく基準信号を用いて時刻データを更新する。
気圧センサー48は、気圧を計測し、計測結果を制御回路50に出力する。
方位センサー49は、北の方向を検出し、検出結果を制御回路50に出力する。
記憶装置60は、図5に示すように、時刻データ記憶部610と、タイムゾーンデータ記憶部620と、天気情報記憶部630と、方位情報記憶部640と、閾値記憶部650とを備えている。
時刻データ記憶部610には、受信時刻データ611と、閏秒更新データ612と、内部時刻データ613と、第1表示用時刻データ614と、第2表示用時刻データ615と、第1タイムゾーンデータ616と、第2タイムゾーンデータ617とが記憶される。
受信時刻データ611には、衛星信号から取得した時刻情報(GPS時刻)が記憶される。この受信時刻データ611は、通常は計時装置46によって1秒毎に更新され、衛星信号を受信した際には、取得した時刻情報(GPS時刻)が記憶される。
閏秒更新データ612には、少なくとも現在の閏秒のデータが記憶される。すなわち、衛星信号のサブフレーム4、ページ18には、閏秒に関するデータとして、「現在の閏秒」、「閏秒の更新週」、「閏秒の更新日」、「更新後の閏秒」の各データが含まれる。このうち、本実施形態では、少なくとも「現在の閏秒」のデータを、閏秒更新データ612に記憶している。
内部時刻データ613には、内部時刻情報が記憶される。この内部時刻情報は、受信時刻データ611に記憶されたGPS時刻と、閏秒更新データ612に記憶している「現在の閏秒」とによって更新される。すなわち、内部時刻データ613には、UTC(協定世界時)が記憶されることになる。受信時刻データ611が計時装置46で更新される際に、この内部時刻情報も更新される。
第1表示用時刻データ614には、内部時刻データ613の内部時刻情報に、第1タイムゾーンデータ616のタイムゾーンデータ(時差情報)を加味した時刻情報が記憶される。第1タイムゾーンデータ616は、ユーザーが手動で選択した場合や測位モードで受信した場合に得られるタイムゾーンデータで設定される。ここで、第1表示用時刻データ614の時刻情報は、指針21〜23によって表示される第1時刻に相当する。
第2表示用時刻データ615には、内部時刻データ613の内部時刻情報に、第2タイムゾーンデータ617のタイムゾーンデータを加味した時刻情報が記憶される。第2タイムゾーンデータ617は、ユーザーが手動で選択した場合に得られるタイムゾーンデータで設定される。ここで、第2表示用時刻データ615の時刻情報は、指針21,26〜28によって表示される第2時刻に相当する。
タイムゾーンデータ記憶部620は、位置情報(緯度、経度)とタイムゾーンデータ(時差情報)とを関連付けて記憶している。このため、測位モードで位置情報を取得した場合、制御回路50は、その位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを取得できるようにされている。
なお、タイムゾーンデータ記憶部620は、さらに、都市名とタイムゾーンデータとを関連付けて記憶している。したがって、ユーザーがリューズ4の操作によって、現地時刻を知りたい都市名を選択すると、制御回路50は、タイムゾーンデータ記憶部620に対してユーザーが設定した都市名を検索し、その都市名に対応するタイムゾーンデータを取得して、第1タイムゾーンデータ616、または、第2タイムゾーンデータ617に設定する。
天気情報記憶部630には、現在地の天気を示す天気情報が記憶される。天気情報は、晴れ、薄曇り、曇り、雨のいずれかを示す情報である。天気情報は、後述する天気情報取得部56によって取得される。
方位情報記憶部640には、ソーラーセル135の受光面135Sが向いている方位、すなわちZ軸方向の方位を示す方位情報が記憶される。方位情報は、北、北東、東、南東、南、北西、西、南西のいずれかを示す情報である。方位情報は、後述する方位情報取得部57によって取得される。
閾値記憶部650には、閾値データが記憶されている。
閾値データには、図6に示すように、天気情報と、方位情報と、閾レベルと、閾回数とが、対応付けられて記憶されている。
閾値データには、天気情報として、晴れ、薄曇り、曇り、雨が記憶され、方位情報として、北、北東、東、南東、南、北西、西、南西が記憶されている。
閾レベルおよび閾回数は、制御回路50が自動受信処理を実行する受信条件を決めるものであり、詳しくは後述するが、制御回路50は、電圧検出回路44で検出されたソーラーセル135の開放電圧の検出レベルが、閾回数連続して閾レベル以上となった場合、GPS受信回路45を作動して自動受信処理を実行する。
図6に示すように、天気情報が晴れの場合、対応する閾レベルは最も高く、対応する閾回数は最も多い。そして、薄曇り、曇り、雨の順で、対応する閾レベルは低くなり、対応する閾回数は少なくなっている。
また、天気情報が晴れ、薄曇り、曇りの場合は、方位情報が南の場合、対応する閾レベルは最も高く、対応する閾回数は最も多い。そして、方位が北に近づくに従って、対応する閾レベルは低くなり、対応する閾回数は少なくなる傾向にある。天気情報が雨の場合は、閾レベルおよび閾回数は、方位情報によらずに一定である。
制御回路50は、電子時計1を制御するCPUで構成されている。制御回路50は、記憶装置60に格納された各種プログラムを実行することで、自動受信制御部51、手動受信制御部52、タイムゾーン設定部53、時刻修正部54、閾値設定部55、天気情報取得部56、方位情報取得部57として機能する。
自動受信制御部51は、受信を実行する条件である受信条件に該当すると、GPS受信回路45を作動して測時モードでの受信処理を実行する(自動受信処理)。ここで、自動受信制御部51は、受信制御部の一例である。なお、自動受信処理の詳細については後述する。
手動受信制御部52は、入力装置47の出力信号に基づいて、Aボタン2が3秒以上6秒未満押されたことを検出すると、GPS受信回路45を作動して測時モードでの受信処理を実行する(測時モードでの手動受信処理)。また、Aボタン2が6秒以上押されたことを検出すると、GPS受信回路45を作動して測位モードでの受信処理を実行する(測位モードでの手動受信処理)。
測時モードでの受信処理が実行されると、GPS受信回路45は、少なくとも1つのGPS衛星100を捕捉し、そのGPS衛星100から送信される衛星信号を受信して時刻情報を取得する。
測位モードでの受信処理が実行されると、GPS受信回路45は、少なくとも3個、好ましくは4個以上のGPS衛星100を捕捉し、各GPS衛星100から送信される衛星信号を受信して位置情報を算出して取得する。また、GPS受信回路45は、衛星信号を受信した際に時刻情報も同時に取得できる。
タイムゾーン設定部53は、測位モードでの受信処理で位置情報の取得に成功した場合、取得された位置情報(緯度、経度)に基づいてタイムゾーンデータを設定する。具体的には、タイムゾーンデータ記憶部620から位置情報に対応するタイムゾーンデータ(タイムゾーン情報つまり時差情報)を選択して取得し、第1タイムゾーンデータ616に記憶させる。
例えば、日本標準時(JST)は、UTCに対して9時間進めた時刻(UTC+9)であるため、取得した位置情報が日本である場合には、タイムゾーン設定部53は、タイムゾーンデータ記憶部620から日本標準時の時差情報(+9時間)を読み出して第1タイムゾーンデータ616に記憶する。
また、タイムゾーン設定部53は、操作部の操作により、時差情報37または都市情報36のいずれかが選択された場合、選択された時差情報37または都市情報36に対応するタイムゾーンデータを、第1タイムゾーンデータ616または第2タイムゾーンデータ617に記憶させる。
時刻修正部54は、測時モードや測位モードでの受信処理で時刻情報の取得に成功した場合、取得された時刻情報を受信時刻データ611に記憶する。これにより、内部時刻データ613、第1表示用時刻データ614、第2表示用時刻データ615が修正される。
また、時刻修正部54は、第1表示用時刻データ614を、第1タイムゾーンデータ616を用いて修正し、第2表示用時刻データ615を、第2タイムゾーンデータ617を用いて修正する。このため、第1表示用時刻データ614および第2表示用時刻データ615は、UTCである内部時刻データ613に各タイムゾーンデータを加算した時刻となる。
閾値設定部55は、自動受信処理が実行される受信条件を決定する閾レベルおよび閾回数を、天気情報記憶部630に記憶された天気情報および方位情報記憶部640に記憶された方位情報に基づいて設定する。なお、閾レベルおよび閾回数の設定方法の詳細については後述する。
天気情報取得部56は、毎日定められた時刻(定時)に、気圧センサー48を作動して気圧を計測させる。そして、天気情報取得部56は、計測が行われると、計測結果に基づいて24時間前からの気圧の変移量を測定することで、天気情報を取得し、天気情報記憶部630に記憶させる。なお、天気情報の取得方法の詳細については後述する。
方位情報取得部57は、例えば10秒間隔で方位センサー49を作動して北の方向を検出させ、検出結果に基づいて方位情報を取得し、方位情報記憶部640に記憶させる。なお、方位情報の取得方法の詳細については後述する。
[天気情報取得処理]
次に、天気情報取得部56が実行する天気情報取得処理について、図7のフローチャートに基づき説明する。
天気情報取得部56は、毎日定時(例えば4時や5時などの夜明け前の時刻)に天気情報取得処理を実行する。すなわち、天気情報取得処理は、24時間間隔で実行される。
天気情報取得部56は、天気情報取得処理を実行すると、気圧センサー48を作動して気圧を計測させ、計測結果である気圧情報を取得する(S11)。
次に、天気情報取得部56は、取得した気圧情報と、前回取得した気圧情報、すなわち、24時間前に取得した気圧情報とを比較し、24時間前からの気圧の変移量と変移方向(上昇または下降)を示す気圧変移情報を計算して取得する(S12)。
一般的に、気圧の変移量や変移方向に応じて現在の天気は推定できるため、気圧変移情報を取得できれば、取得した気圧変移情報に対応した天気情報を取得することで、現在の天気を示す天気情報を取得できる。本実施形態では、天気情報取得部56は、図8に示す天気情報と気圧変移情報との関係を示す天気気圧関係データに基づいて、取得した気圧変移情報に対応している天気情報を取得する(S13)。なお、天気気圧関係データは、記憶装置60に記憶されている。
具体的には、天気情報取得部56は、取得した気圧変移情報が、6hPa以上の上昇を示す場合は、晴れを示す天気情報を取得する。気圧変移情報が、3hPa以上6hPa未満の上昇を示す場合は、薄曇りを示す天気情報を取得する。気圧変移情報が、3hPa以上6hPa未満の下降を示す場合は、曇りを示す天気情報を取得する。気圧変移情報が、6hPa以上の下降を示す場合は、雨を示す天気情報を取得する。また、気圧変移情報が、0hPa以上3hPa未満の上昇または下降を示す場合は、前回と同じ天気情報を取得する。
そして、天気情報取得部56は、取得した天気情報を天気情報記憶部630に記憶させ(S14)、天気情報取得処理を終了する。
[方位情報取得処理]
自動受信処理は、電子時計1を装着したユーザーが屋外を歩行している際などに実行されることが多く、この場合、ソーラーセル135の受光面135Sは、水平面に対して略垂直となる。このため、方位情報取得部57は、方位センサー49を用いた以下に示す方位情報取得処理を実行することで、ソーラーセル135の受光面135Sが向いている方位(Z軸方向の方位)を測定でき、これによって方位情報を取得できる。
図9は、方位情報取得処理を示すフローチャートである。
方位情報取得部57は、例えば、10秒に1回などの頻度で、方位情報取得処理を実行する。
方位情報取得部57は、方位情報取得処理を実行すると、方位センサー49を作動して北の方向を検出させ、検出結果を取得する(S21)。
次に、方位情報取得部57は、電子時計1が右腕左腕のどちらに装着されているかを示す装着情報を取得する(S22)。装着情報は、例えば、ユーザーがAボタン2やBボタン3を操作することで入力され、予め記憶装置60に記憶されている。
電子時計1が装着されている腕が右腕か左腕かが分かれば、検出された北の方向に基づいて、時計表面が向いている方位、すなわち、ソーラーセル135の受光面135Sが向いている方位を検出できる。
例えば、電子時計1が左腕に装着され、3時方向が地面を向いている場合について説明する。この場合、図10に示すように、電子時計1を9時位置側から見た平面視において、X軸が紙面奥に向かうZY平面を考えることができる。なお、ZY平面の原点は時計中心とし、時計中心は、文字板11の中心を通り文字板11に垂直(Z軸に平行)な直線上にあり、且つ時計中心からカバーガラス33の上側の面に接する位置までの距離L1と時計中心から裏蓋34の下側の面に接する位置までの距離L2が等しくなる位置にあるとする。
電子時計1は、時計中心から時計表面側に向かう方向(Z軸方向)に対して左回り方向の角度を時計内角度θとし、複数の時計内角度θの範囲を設定する。具体的には、0度から360度を8等分した8つの時計内角度θの範囲を設定する。そして、取得した北の方向が、どの時計内角度θの範囲に該当するかを判定する(S23)。
ここで、北の方向が該当する時計内角度θの範囲と受光面135Sが向いている方位との関係は、図11に示す関係にあるため、方位情報取得部57は、北の方向が該当する時計内角度θの範囲に基づいて、受光面135Sが向いている方位を判定し、方位情報を取得する(S24)。例えば、北の方向が67.5〜112.5度の範囲内であれば(電子時計1の12時方向(Y方向)が大よそ北の方向の場合)、受光面135Sは東を向いていると判定できる。また、北の方向が該当する時計内角度θの範囲が157.5〜202.5度(−Z方向を含む範囲)であれば南を向いていると判定できる。また、北の方向が該当する時計内角度θの範囲が247.5〜292.5度(−Y方向を含む範囲)であれば西を向いていると判定できる。また、北の方向が該当する時計内角度θの範囲が0〜22.5度または337.5〜360度(Z方向を含む範囲)であれば北を向いていると判定できる。
一方、電子時計1が右腕に装着され、9時方向が地面を向いている場合は、図示は省略するが、電子時計1を9時位置側から見た平面視において、同様のZY平面を考えることができる。電子時計1は、時計中心から時計表面側に向かう方向(Z方向)に対して左回り方向の角度を時計内角度θとし、複数の時計内角度θの範囲を設定する。具体的には、0度から360度を8等分した8つの時計内角度θの範囲を設定する。そして、取得した北の方向が、どの時計内角度の範囲に該当するかを判定する(S23)。
ここで、北の方向が該当する時計内角度θの範囲と受光面135Sが向いている方位との関係は、図12に示す関係にある。つまり、左腕に装着された場合とは東西の判定が逆になる。方位情報取得部57は、北の方向が該当する時計内角度θの範囲に基づいて、受光面135Sが向いている方位を判定し、方位情報を取得する(S24)。例えば、北の方向が該当する時計内角度θの範囲が67.5〜112.5度であれば(電子時計1の12時方向(Y方向)が大よそ北の方向の場合)、受光面135Sは西を向いていると判定できる。また、北の方向が該当する時計内角度θの範囲が157.5〜202.5度(−Z方向を含む範囲)であれば南を向いていると判定できる。また、北の方向が該当する時計内角度θの範囲が247.5〜292.5度(−Y方向を含む範囲)であれば東を向いていると判定できる。また、北の方向が該当する時計内角度θの範囲が0〜22.5度または337.5〜360度(Z方向を含む範囲)であれば北を向いていると判定できる。
そして、方位情報取得部57は、取得した方位情報を方位情報記憶部640に記憶させS25、方位情報取得処理を終了する。
[閾値設定処理]
次に、閾値設定部55が実行する閾値設定処理について説明する。
閾値設定部55は、天気情報記憶部630の天気情報が更新された場合や、方位情報記憶部640の方位情報が更新された場合、天気情報記憶部630から天気情報を読み出し、方位情報記憶部640から方位情報を読み出す。
そして、読み出した天気情報および方位情報に対応する閾レベルおよび閾回数を、閾値記憶部650に記憶された閾値データから取得し設定する。
例えば、図6の例では、閾値設定部55は、読み出した天気情報が晴れであり、読み出した方位情報が南の場合、閾レベル「5」および閾回数「5」を設定する。
このような閾値設定処理によれば、閾レベルおよび閾回数を、現在地の天気およびソーラーセル135の受光面135Sが向いている方位に対応した値に設定できる。
[自動受信処理]
次に、電子時計1が実行する自動受信処理について、図13のフローチャートに基づき説明する。
制御回路50は、毎日0時0分0秒に制御を始める。まず、自動受信制御部51は、一定周期で充電状態検出回路43を作動する(S31)。本実施形態では、図14に示すように、制御回路50は、1秒間隔の制御信号CTL1を出力し、充電状態検出回路43を作動している。制御信号CTL1が入力されると、充電状態検出回路43は、充電状態であるか否かを示す検出結果RS1を制御回路50に出力する。このため、自動受信制御部51は、充電中であるか否かを判定する(S32)。なお、充電制御用スイッチ42は、後述するように、電圧検出回路44が作動されるタイミングのみオフに切り替えられる。
[非充電状態での制御]
電子時計1に当たる光が暗く、ソーラーセル135で発電が行われていない場合、充電状態検出回路43は「非充電中」の検出結果RS1を制御回路50に出力する。この場合、自動受信制御部51は、充電中ではない(S32:No)と判定し、制御回路50からはローレベルの制御信号CTL2を出力する。
従って、S32でNoと判定された場合、自動受信制御部51は、電子時計1が屋外に配置されておらず、衛星信号の受信に適した場所に配置されていない可能性が高いと判断できる。
[充電状態での制御]
一方、自動受信制御部51は、S32で充電状態である(S32:Yes)と判定された場合、電圧検出回路44を作動する(S33)。この際、充電制御用スイッチ42は、自動受信制御部51によってオフ状態に切り替えられる。すなわち、自動受信制御部51は、充電状態検出回路43で充電中であることを検出すると、1秒間隔の制御信号CTL2を出力し、電圧検出回路44を作動する。この際、充電制御用スイッチ42は、制御回路50からの制御信号CTL3によってオフ状態に制御されるので、ソーラーセル135および電圧検出回路44は、二次電池130とは切り離される。このため、電圧検出回路44は、二次電池130の充電電圧の影響を受けることなく、ソーラーセル135に当たる光の照度に対応する開放電圧を検出できる。
なお、充電制御用スイッチ42がオフ状態では充電状態検出回路43によって充電状態を検出できない。このため、自動受信制御部51は、充電状態検出回路43に対する制御信号CTL1の出力タイミングと、電圧検出回路44に対する制御信号CTL2の出力タイミングとが一致しないように、制御信号CTL1と制御信号CTL2の出力タイミングをずらしている。
本実施形態では、電圧検出回路44で検出される開放電圧は、図15に示すように、ソーラーセル135における照度が高くなるほど高くなる。
また、ソーラーセル135の開放電圧の代わりにソーラーセル135の短絡電流を、ソーラーセル135に当たる光の照度に対応する値として検出する構成を用いてもよい。すなわち、図16に示すように、ソーラーセル135における照度が高くなるほど高くなる短絡電流が検出される構成を適用してもよい。なお、短絡電流を検出する構成においても、開放電圧を検出する構成と同様に、充電制御用スイッチ42をオフにしてソーラーセル135と二次電池130とを電気的に切断することで、二次電池130の影響を受けないようにする必要がある。
このような開放電圧および短絡電流は、ソーラーセル135における出力値と相関関係がある。そこで、本実施形態では、検出値として開放電圧や短絡電流を検出している。すなわち、この開放電圧や短絡電流は、照度に関する値の一例である。
自動受信制御部51は、電圧検出回路44から出力される検出結果RS2により、開放電圧に対応する検出レベルを判定する(S34)。本実施形態では、自動受信制御部51は検出レベルを図17に示す関係に基づいて判定する。なお、図17における開放電圧と照度は、各検出レベルにおける下限値を表したものである。例えば、自動受信制御部51は、開放電圧が5.6V以上5.8V未満の場合、検出レベルが「7」であり、5.9V以上6.2V未満の場合、検出レベルが「9」であると判定する。
次に、図13に示すように、自動受信制御部51は、S34で得られた検出レベルが、1秒間隔での電圧検出に基づいて、閾回数以上連続して閾レベル以上であるか否かを判定する(S35)。
検出レベルとソーラーセル135に当たる光の照度との関係は、図17に示すように相関関係があるため、検出レベルが閾レベル以上であるか否かを判定することで、ソーラーセル135に当たる光の照度が照度閾値以上である高照度状態であるか否かを判定できる。例えば、閾レベルが「4」に設定されている場合、検出レベルが閾レベル以上であるか否かを判定することで、ソーラーセル135に当たる光の照度が3000ルクス以上であるか否かを判定できる。
なお、検出レベルとソーラーセル135に当たる光の照度との関係は、図17に示す関係に限定されず、適宜設定することができる。
電圧検出に基づく判定回数と、判定時間とは、図18に示す関係にある。なお、図18の関係は、1秒間隔で開放電圧を検出した場合を示している。例えば、判定回数が「2」の場合、判定時間は2秒である。このため、検出レベルが、閾回数以上連続して閾レベル以上であるか否かを判定することで、高照度状態の継続時間が時間閾値以上であるか否かを判定できる。
なお、判定回数と判定時間との関係は、図18に示す関係に限定されず、電圧検出の間隔に応じて変化する。例えば、2秒間隔で開放電圧を検出した場合には、判定回数が「2」であれば判定時間は4秒となる。
S32またはS35でNoと判定された場合には、自動受信制御部51は、現在の時刻が、制御回路50が制御を始めた日の23時59分59秒か否か判定する(S36)。S36でNoと判定された場合は、自動受信制御部51は、S31に戻り、一定周期で充電状態検出回路43を作動する。
一方で、S36でYesと判定された場合は、制御回路50は、処理を終了し、次に処理が開始される制御再開時間まで待機状態に移行する。ここで、制御再開時間は1秒後の0時0分0秒である。
一方で、S35でYesと判定された場合には、自動受信制御部51は、電子時計1が屋外に配置され、受信に適した環境にあると判断し、GPS受信回路45を作動してGPS衛星100から衛星信号を受信する受信処理を開始する(S37)。
自動受信処理では、測時モードでの受信処理が行われる。すなわち、測位モードでは、位置を検出するために3個以上のGPS衛星100から信号を受信しなければならず、受信処理時間も長くなる。このため、信号受信が終了するまで電子時計1を屋外に配置しておくことが好ましいが、自動受信処理ではユーザーが受信中であることに気がつかず、受信中であっても屋内に移動してしまうおそれもある。このため、測位モードでの受信は、ユーザーが意図して受信操作を行った場合のみ、つまり手動受信処理時のみ行うことが好ましい。
一方、測時モードでは、1つのGPS衛星100からの信号受信でも時刻情報を取得でき、受信処理時間も短くできる。従って、ユーザーが意図しなくても、受信処理を実行することができ、自動受信処理に適している。
次に、時刻修正部54は、S37で開始される受信処理により受信に成功したか否かを判定する(S38)。
なお、GPS受信回路45では、まず、GPS衛星100の検索を行い、GPS受信回路45で衛星信号を検出する。そして、衛星信号を検出した場合(GPS衛星100を捕捉した場合)には、引き続き衛星信号の受信を継続し、時刻情報を受信する。このように時刻情報を受信できた場合には、受信に成功したと判定する。それ以外の場合、すなわち、GPS受信回路45で衛星信号が検出されない場合や、時刻情報を受信できなかった場合には、受信に失敗したと判定する。
受信に失敗した(S38:No)と判定された場合には、制御回路50は、処理を終了し、制御再開時間まで待機状態に移行する。
一方、受信に成功した(S38:Yes)と判定された場合には、時刻修正部54は、受信された時刻情報を受信時刻データ611に記憶する。これにより、内部時刻データ613、第1表示用時刻データ614、第2表示用時刻データ615が修正される(S39)。そして、制御回路50は、処理を終了し、制御再開時間である翌日の0時0分0秒まで待機状態に移行する。
以上のようにして、自動受信処理が実行される。
[実施形態の作用効果]
ソーラーセル135に到達する太陽光のエネルギーは、天気に応じて変化する。例えば、晴れのときの前記太陽光のエネルギーは、雨のときの前記太陽光のエネルギーよりも大きい。このため、晴れのときの閾レベルは、雨のときの閾レベルよりも高くする必要がある。例えば、晴れのときは、雨のときと比べて、電子時計1が屋内に配置されている場合に、窓から入射してソーラーセル135に到達する太陽光のエネルギーが大きくなるため、屋内において受信処理が実行されることを回避するには、閾レベルは高くする必要がある。また、雨のときは、晴れのときと比べて、電子時計1が屋外に配置されている場合に、ソーラーセル135に到達する太陽光のエネルギーが小さくなるため、屋外において受信処理を実行させるには、閾レベルは低くする必要がある。
電子時計1によれば、天気が変わった場合、天気情報を取得することで、閾レベルに現在地の天気に対応した値を迅速に設定できる。
例えば、晴れのときのソーラーセル135に到達する太陽光のエネルギーは、曇りや雨のときの前記太陽光のエネルギーよりも大きい。このため、晴れのときの閾回数は、曇りや雨のときの閾回数よりも多くする必要がある。例えば、晴れのときは、曇りや雨のときと比べて、屋内における窓際で、閾レベル以上の太陽光が照射される範囲が広くなるため、電子時計1を装着したユーザーが窓際を通過する際などに、電子時計1に閾レベル以上の光が照射される時間は長くなる。
図19は、屋内において、電子時計1を装着したユーザーが窓際(窓から約1m程離れた位置)を通過した際にソーラーセル135に照射される光の照度の推移の一例を示したグラフである。
晴れのときは、曇りのときよりも太陽光のエネルギーが大きいため、屋内における窓際では、照度閾値以上の太陽光が照射される範囲が広くなる。このため、図19に示すように、電子時計1を装着したユーザーが窓際を通過した際に、ソーラーセル135に照度閾値(例えば3000ルクス)以上の光が照射される時間は、曇りのときよりも、晴れのときの方が長くなる。すなわち、高照度状態が検出される時間は、曇りのときよりも、晴れのときの方が長くなる。
このため、屋内において受信処理が実行されることを回避するには、閾回数は多くする必要がある。
また、曇りや雨の日は、晴れのときと比べて、屋外におけるビルの間などでは、閾レベル以上の太陽光が照射される範囲が狭くなるため、電子時計1を装着したユーザーがビルの間を通過する際などに、電子時計1に閾レベル以上の光が照射される時間は短くなる。このため、屋外において受信処理を実行され易くするには、閾回数を少なくする必要がある。
電子時計1によれば、天気が変わった場合、天気情報を取得することで、時間閾値に現在地の天気に対応した値を迅速に設定できる。
ここで、図19の例において、例えば、照度閾値が4000ルクスに設定され、時間閾値が10秒に設定されている場合(状態1)の受信結果について説明する。
図20は、状態1の受信結果を示す図である。なお、図20〜22において、「○」は受信成功(閾値が適切)を示し、「×」は受信失敗(閾値が不適切)を示し、「−」は受信処理が実行されないことを示し、「◎」は「○」よりも受信が良好に実行されることを示す。
状態1の場合、晴れのときは、屋内の窓際において、照度閾値(4000ルクス)以上の光が10秒以上継続して照射される場合があり、屋内において受信処理が実行される可能性があるため、受信に失敗する可能性がある。
また、曇りのときは、屋内の窓際において、照度閾値以上の光が10秒以上継続して照射されることがないため、屋内において受信処理が実行されることを回避できる。
状態1に対して、晴れのときに、屋内において受信処理が実行されることを回避するには、晴れのときの時間閾値を、10秒から例えば20秒に長くすればよい(状態2)。
図21は、状態2の受信結果を示す図である。
状態2の場合、晴れのときは、屋内の窓際において、照度閾値以上の光が20秒以上継続して照射されることがないため、時間閾値を20秒に設定することで、屋内において受信処理が実行されることを回避でき、受信成功率を向上できる。
また、状態2の場合、晴れのときに、例えば、電子時計1が建物の影から出て、すぐに別の建物の影に隠れた場合など、衛星信号を受信できる時間が短く、屋外ではあるが受信に成功できない状況で、受信処理が実行される可能性を低減できる。このため、屋外における受信成功率をさらに向上できる。
さらに、状態2に対して、曇りのときに、屋外における受信頻度を多くするには、曇りのときの照度閾値を、4000ルクスから例えば3000ルクスに低くすればよい(状態3)。
図22は、状態3の受信結果を示す図である。
状態3の場合、曇りのときに、屋外における受信頻度を高くできるため、受信をさらに適切に実行できる。また、曇りのときは、屋内の窓際において、照度閾値(3000ルクス)以上の光が10秒以上継続して照射されることがないため、屋内において受信処理が実行されることは回避できる。
このように、時間閾値だけではなく、照度閾値も変更することで、受信条件をさらに適切に設定できる。
また、ソーラーセル135に到達する太陽光のエネルギーは、受光面135Sが向いている方位に応じて変化する。例えば、受光面135Sが南を向いている場合にソーラーセル135に到達する太陽光のエネルギーは、受光面135Sが北を向いている場合にソーラーセル135に到達する太陽光のエネルギーよりも大きい。このため、受光面135Sが南を向いているときの閾レベルは、受光面135Sが北を向いているときの閾レベルよりも高くする必要がある。
電子時計1によれば、受光面135Sが向いている方位が変わった場合、方位情報を取得することで、閾レベルに受光面135Sが向いている方位に対応した値を迅速に設定できる。
また、例えば、電子時計1を装着したユーザーが、屋内において、受光面135Sが南を向いた状態で南側の窓際を通過した場合は、受光面135Sが北を向いた状態で北側の窓際を通過した場合と比べて、閾レベル以上の太陽光がソーラーセル135に照射される時間は長くなる。従って、受光面135Sが南を向いている場合は、屋内において受信処理が実行されることを回避するため、受光面135Sが北を向いている場合と比べて、閾回数は多くする必要がある。また、受光面135Sが北を向いている場合は、受光面135Sが南を向いている場合と比べて、屋外におけるビルの間などで、閾レベル以上の太陽光が照射される範囲が狭くなるため、電子時計1を装着したユーザーがビルの間を通過する際などに、電子時計1に閾レベル以上の光が照射される時間は短くなる。このため、屋外において受信処理を実行され易くするには、閾回数を少なくする必要がある。
電子時計1によれば、受光面135Sが向いている方位が変わった場合、方位情報を取得することで、閾回数に受光面135Sが向いている方位に対応した値を迅速に設定できる。
このように、電子時計1によれば、天気や、ソーラーセル135の受光面135Sが向いている方位が変わった場合、閾レベルおよび閾回数に、現在地の天気や、受光面135Sが向いている方位に対応した値を迅速に設定できるため、受信に失敗する可能性を低減し、かつ、受信処理が長時間実行されないことを抑制できる。
[他の実施形態]
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、現在地の天気およびソーラーセル135の受光面135Sが向いている方位に応じて閾レベルおよび閾回数を設定しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、閾レベルおよび閾回数は、現在地の天気にのみ応じて設定してもよい。この場合、閾値設定部55は、天気情報記憶部630から読み出した天気情報に対応する閾レベルおよび閾回数を、図23に示す、天気情報と閾レベルと閾回数とが対応付けられて記憶された閾値データから取得して設定する。
また、閾レベルおよび閾回数は、受光面135Sが向いている方位にのみ応じて設定してもよい。この場合、閾値設定部55は、方位情報記憶部640から読み出した方位情報に対応する閾レベルおよび閾回数を、図24に示す、方位情報と閾レベルと閾回数とが対応付けられて記憶された閾値データから取得して設定する。
しかしながら、例えば、雨のときは、受光面135Sが向いている方位に応じた太陽光のエネルギーの差は小さいが、晴れのときは、受光面135Sが向いている方位に応じた太陽光のエネルギーの差は大きい。このため、閾レベルおよび閾回数は、受光面135Sが向いている方位だけではなく天気も考慮して設定されることが好ましい。
また、現在地の天気や受光面135Sが向いている方位に加えて、朝昼晩の時刻にも応じて、閾レベルおよび閾回数を設定してもよい。
前記実施形態では、閾レベルおよび閾回数は、天気や受光面135Sが向いている方位に応じて設定されるが、本発明はこれに限定されない。すなわち、閾レベルおよび閾回数の少なくとも一方が、天気や受光面135Sが向いている方位に応じて設定されていてもよい。ただし、閾レベルおよび閾回数の両方を天気や受光面135Sが向いている方位に応じて設定する方が、受信条件をより適切に設定できる。
前記実施形態では、自動受信処理において、検出レベルが、閾回数以上連続して閾レベル以上であると判定された場合に、受信処理が実行されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、検出レベルが閾レベル以上であると判定された場合に、受信処理が実行されるようにしてもよい。この場合は、閾レベルのみ、天気や受光面135Sが向いている方位に応じて設定すればよい。
前記実施形態では、照度検出部は、ソーラーセル135の開放電圧や短絡電流の値を検出しているが、本発明はこれに限定されない。すなわち、受光部に当たる光の照度に応じて変化する値(照度と相関関係のある値)を検出する構成であればよい。
前記実施形態では、方位情報取得部57は、方位センサー49を用いて、受光面135Sが向いている方位を示す方位情報を取得しているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、方位情報取得部57は、3次元の地磁気センサーや加速度センサーを用いることで、方位情報を取得することもできる。なお、この場合は、電子時計1が右腕左腕のどちらに装着されているかを示す装着情報の設定は不要である。
前記実施形態では、自動受信処理時には測時モードで受信し、測位モードでの受信は手動受信処理時のみに行う形態としたが、当然、測位モードでの受信を自動受信処理で行ってもよい。例えば、自動受信処理時の受信モードをユーザーが予め選択できるようにしておき、測位モードが選択された場合には自動受信処理時に測位モードで受信し、測時モードが選択された場合には自動受信処理時に測時モードで受信すればよい。
前記実施形態では、天気情報取得処理は、1日に1回の頻度で行われているが、本発明はこれに限定されない。例えば、1時間や3時間に1回の頻度で行ってもよい。これによれば、閾レベルおよび閾回数に現在の天気に応じた値をより精度よく設定できる。ただし、頻度が高いほど消費電力は大きくなるため、当該頻度は、二次電池130のサイズや、二次電池130の残存容量に応じて設定してもよい。
前記実施形態では、方位情報取得処理は、10秒に1回などの一定の頻度で行われているが、本発明はこれに限定されない。
例えば、時間帯に応じて、頻度を変えてもよい。すなわち、朝の通勤時間帯(例えば午前4時〜午前9時)は、自動受信処理が実行される確率が高いため、10秒に1回などの頻度で行い、朝の通勤時間帯以降、夕方までは、1時間に1回などの頻度で行い、夜は、自動受信処理が実行されることがないため行わないようにしてもよい。
また、1日の生活パターンが決まっている場合は、毎日同じ時刻に自動受信処理が実行される可能性が高い。このため、前日の自動受信処理が実行された時刻を記憶しておき、当該時刻を含む所定の時間帯にのみ、方位情報取得処理を行うようにしてもよい。例えば、当該時刻の1時間前から1時間後までは、10秒に1回の頻度で行い、それ以外は行わないようにしてもよい。
本発明の電子機器は、腕時計(電子時計)に限定されず、例えば、携帯電話、登山等に用いられる携帯型のGPS受信機等、位置情報衛星から送信される衛星信号を受信する装置に広く利用できる。
前記実施形態では、位置情報衛星の例として、GPS衛星100について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、位置情報衛星としては、ガリレオ(EU)、GLONASS(ロシア)、Beidou(中国)などの他の全地球的公航法衛星システム(GNSS)で利用される衛星が適用できる。また、静止衛星型衛星航法補強システム(SBAS)などの静止衛星や、準天頂衛星等の特定の地域のみで検索できる地域的衛星測位システム(RNSS)などの衛星も適用できる。
1…電子時計(電子機器)、41…ダイオード、42…充電制御用スイッチ、43…充電状態検出回路(照度検出部)、44…電圧検出回路(照度検出部)、45…GPS受信回路(受信部)、46…計時装置、47…入力装置、48…気圧センサー、49…方位センサー、50…制御回路、51…自動受信制御部、52…手動受信制御部、53…タイムゾーン設定部、54…時刻修正部、55…閾値設定部、56…天気情報取得部、57…方位情報取得部、60…記憶装置、130…二次電池、135…ソーラーセル(受光部)、135S…受光面、421…スイッチング素子。

Claims (10)

  1. 位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、
    受光部と、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、
    現在地の天気を示す天気情報を取得する天気情報取得部と、
    前記天気情報に基づいて、照度閾値の値を設定する閾値設定部と、
    前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、
    受光部と、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、
    前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得する方位情報取得部と、
    前記方位情報に基づいて、照度閾値の値を設定する閾値設定部と、
    前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、
    受光部と、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、
    現在地の天気を示す天気情報を取得する天気情報取得部と、
    前記天気情報に基づいて、時間閾値の値を設定する閾値設定部と、
    前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、
    受光部と、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、
    前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得する方位情報取得部と、
    前記方位情報に基づいて、時間閾値の値を設定する閾値設定部と、
    前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 位置情報衛星から衛星信号を受信する受信部と、
    受光部と、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出する照度検出部と、
    現在地の天気を示す天気情報を取得する天気情報取得部と、
    前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得する方位情報取得部と、
    前記天気情報および前記方位情報に基づいて、照度閾値および時間閾値の値を設定する閾値設定部と、
    前記照度検出部により検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、前記受信部を作動して受信処理を実行する受信制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 受光部を備える電子機器の制御方法であって、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、
    現在地の天気を示す天気情報を取得するステップと、
    前記天気情報に基づいて、照度閾値の値を設定するステップと、
    前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備える
    ことを特徴とする電子機器の制御方法。
  7. 受光部を備える電子機器の制御方法であって、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、
    前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得するステップと、
    前記方位情報に基づいて、照度閾値の値を設定するステップと、
    前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上か否かを判定し、前記照度が前記照度閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備える
    ことを特徴とする電子機器の制御方法。
  8. 受光部を備える電子機器の制御方法であって、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、
    現在地の天気を示す天気情報を取得するステップと、
    前記天気情報に基づいて、時間閾値の値を設定するステップと、
    前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備える
    ことを特徴とする電子機器の制御方法。
  9. 受光部を備える電子機器の制御方法であって、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、
    前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得するステップと、
    前記方位情報に基づいて、時間閾値の値を設定するステップと、
    前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備える
    ことを特徴とする電子機器の制御方法。
  10. 受光部を備える電子機器の制御方法であって、
    前記受光部に照射される光の照度に関する値を検出するステップと、
    現在地の天気を示す天気情報を取得するステップと、
    前記受光部の受光面が向いている方位を示す方位情報を取得するステップと、
    前記天気情報および前記方位情報に基づいて、照度閾値および時間閾値の値を設定するステップと、
    前記検出するステップにより検出された値に基づいて、前記照度が前記照度閾値以上となる高照度状態の継続時間が、前記時間閾値以上か否かを判定し、前記高照度状態の継続時間が前記時間閾値以上の場合、位置情報衛星から衛星信号を受信する受信処理を実行するステップと、を備える
    ことを特徴とする電子機器の制御方法。
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