JP2017172302A - トンネル補強方法およびトンネル補強構造 - Google Patents

トンネル補強方法およびトンネル補強構造 Download PDF

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克彦 高倉
泰彦 猪口
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泰彦 猪口
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Abstract

【課題】簡易かつ安価に既設のトンネル覆工の耐久性を向上させることを可能としたトンネル補強方法トおよびンネル補強構造を提案する。
【解決手段】トンネル覆工11の内面に沿って補強部材3を設置する補強部材設置工程と、トンネル覆工11と補強部材3との間に充填材51を加圧注入する充填工程とを備えるトンネル補強方法であって、充填工程の前にトンネル覆工11の内面または補強部材3の外面に弾性板6を貼設する弾性板貼設工程を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、トンネル補強方法およびトンネル補強構造に関する。
近年、地下空間の有効活用により、既設地下構造物に近接して新設地下構造物を施工する場合がある。既設トンネルに隣接して他の地下構造物を構築すると、既設トンネルへの外力作用状況が変化する場合がある。
また、トンネルの施工後に地下水位の変化や地殻変動等が生じると、トンネルへの外力の作用状況が変化する場合もある。
このように、トンネルへの外力の作用状況が変化すると、トンネル覆工の作用応力状態が変化し、トンネル覆工に変形が生じるおそれがある。
また、既設トンネルは、老朽化に起因するトンネル覆工の変形も懸念されている。
トンネル覆工に変形が生じた既設トンネルの補強方法としては、トンネル覆工の内面に、増し厚コンクリートを打設する方法や鋼板を貼着する方法等が採用されている。
ところが、増し厚コンクリートや鋼板は、既設のトンネル覆工を積極的に押し広げて補強するものではないため、トンネル覆工に生じている断面力を軽減することはできない。
本出願人は、外荷重によってトンネル覆工に作用している断面力を軽減することができるトンネル覆工補強方法として、特許文献1に示すように、断面コ字状の鋼材を開口面がトンネル覆工側になるように配置するとともに、この鋼材とトンネル覆工とにより形成された空間にゴムチューブを配置しておき、このゴムチューブ内に膨張性の充填材を加圧注入する方法を開発した。
特許第5603291号公報
特許文献1のトンネル覆工補強方法は、膨張性の充填材を使用するため、通常の充填材(モルタルやグラウト等)と比較して費用がかかるとともに、材料の管理に手間がかかる。
一方、膨張性ではない充填材(例えば、モルタルやグラウト等)を使用すると、既設覆工に作用する外荷重を低減するように外向きに荷重を作用させることができない。これは、充填材の注入時に加圧注入を行い、トンネル覆工に対して内側から外向きの圧力を作用させたとしても、充填材の硬化時に収縮が発生することで加圧注入圧が消失してしまうことにある。
また、補強範囲が広い場合等には、幅の広いゴムチューブや、複数本のゴムチューブを使用する必要があるが、幅の広いゴムチューブは、製造が大掛かりになり、高価である。また、ゴムチューブ損傷防止の養生が必要になることや、取扱い難いことにより、ゴムチューブの設置に手間がかかってしまう。また、ゴムチューブを複数本配置する場合も、設置および膨張材の注入に手間がかかってしまう。
このような観点から、本発明は、簡易かつ安価に既設のトンネル覆工の耐久性を向上させることを可能としたトンネル補強方法およびトンネル補強構造を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の第一のトンネル補強方法は、トンネル覆工から隙間をあけて補強部材を配置するとともに、前記隙間内の前記トンネル覆工側または前記補強部材側に弾性体を配置した後、前記隙間の残空間に前記弾性体が変形する程度に充填材を加圧注入することを特徴としている。
なお、前記隙間の残空間に袋状あるいは筒状の型枠(例えば、耐圧性の袋、布製ホースや耐圧チューブ)を配設しておき、当該型枠内に前記充填材を加圧注入してもよいし、トンネル覆工と補強部材との隙間の端部を型枠で遮蔽した状態で前記充填材を加圧注入してもよい。
また、本発明の第二のトンネル補強方法は、トンネル覆工から隙間をあけて補強部材を配置するとともに、前記隙間に弾性体が内挿された袋状または筒状の型枠を配置した後、前記型枠内に前記弾性体が変形する程度に充填材を加圧注入することを特徴としている。
また、本発明の第三のトンネル補強方法は、トンネル覆工の内面に弾性体を貼設するとともに前記弾性体を覆うように型枠を設置し、前記型枠内に前記弾性体が変形する程度に充填材を加圧注入することを特徴としている。
本発明のトンネル補強方法によれば、加圧注入された充填材が硬化時に収縮した場合であっても、弾性体の復元力によって外向きの荷重(外荷重に抵抗する圧力)を保持することができる。そのため、膨張材を制限あるいは不要にすることができ、簡易かつ安価に、トンネル覆工に対して内向き(内空方向)に作用する外力に抵抗することができる。
また、本発明のトンネル補強構造は、トンネル覆工から隙間をあけて配置された補強部材と、前記隙間のトンネル覆工側または補強部材側に設置された弾性体と、前記隙間の残空間に充填された充填材とを備えており、前記弾性体が圧縮変形された状態で、前記充填材が硬化していることを特徴としている。
かかるトンネル補強構造によれば、弾性体を圧縮変形された状態で充填材が硬化しているため、弾性板の復元力を利用して外向きの荷重(外荷重に抵抗する圧力)をトンネル覆工に作用させることができる。
本発明のトンネル補強方法およびトンネル補強構造によれば、簡易かつ安価に既設のトンネル覆工の耐久性を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係るトンネル補強構造が設けられたトンネルの横断図である。 図1のA−A断面図であって、(a)は第一の実施形態のトンネル補強構造、(b)および(c)は他の形態に係るトンネル補強構造である。 本実施形態のトンネル補強方法の各工程を模式的に示す断面図であって、(a)は補強部材設置工程、(b)は充填工程、(c)は施工後をそれぞれ示している。 図1のA−A断面図であって、(a)は第二の実施形態のトンネル補強構造、(b)は他の形態に係るトンネル補強構造である。 第三の実施形態のトンネル補強構造を示す図1のA−A断面図である。
本発明の実施形態では、図1に示すように、既設のトンネル1を補強するためにトンネル1の覆工(トンネル覆工)11の内面に設けられたトンネル補強構造2について説明する。
本実施形態では、断面円形のトンネル1を補強する場合について説明する。なお、トンネル1の断面形状は円形に限定されるものではなく、例えば、馬蹄形であってもよい。
<第一の実施形態>
第一の実施形態のトンネル補強構造2は、図2(a)に示すように、補強部材3、型枠4、硬化体5(充填材)および弾性板(弾性体)6を備えている。
補強部材3は、トンネル覆工11の内面に沿って設けられた部材である。本実施形態の補強部材3は、複数のH形鋼を連結することにより円形に形成されている。なお、補強部材3を構成する材料は、H形鋼に限定されるものではなく、例えば溝形鋼や山型鋼であってもよい。また、補強部材3は、必ずしも円形である必要はなく、トンネル1の断面形状に応じて適宜形成すればよい。本実施形態では、隣り合う補強部材3同士をつなぎ材31により連結している。なお、つなぎ材31は必要に応じて設ければよい。
型枠4は、トンネル覆工11と補強部材3との間に介設されている。本実施形態の型枠4は、袋状または筒状に形成されている。型枠4の内部には、硬化体5(充填材)が充填されている。なお、型枠4を構成する材料は、充填材(硬化体5)を注入する際に充填材が浸出しない材料であれば限定されない。例えば、耐圧性の袋、布製ホースや耐圧チューブ等を使用すればよい。
硬化体5は、トンネル覆工11と補強部材3との間に介設されている。本実施形態の硬化体5は、モルタル、コンクリート、セメントミルク等のセメント系材料により構成された充填材が固化してなる。なお、硬化体5を構成する材料は、施工時には流動性を有し、施工後に硬化することで所定の強度を発現する材料であれば限定されない。
弾性板6は、トンネル覆工11に貼設されたゴム板である。弾性板6は、トンネル覆工11の全周にわたって配設されている。なお、弾性板6は、トンネル覆工11と型枠4(硬化体5)との間に介設されていればよく、必ずしもトンネル覆工11に貼設されている必要はない。本実施形態の弾性板6は、補強部材3のフランジ幅と同等の幅を有している。なお、弾性板6の寸法は限定されるものではない。また、弾性板6を構成する材料は、所定のバネ係数(復元力)を有した板材であれば、ゴム板に限定されるものではない。また、弾性板6は、図2(b)に示すように、補強部材3と型枠4(硬化体5)との間に介設されていてもよい。このとき、弾性板6は、補強部材3の全周にわたって配設する。また、弾性板6は、図2(c)に示すように、型枠4内に設けられていてもよい。このとき、弾性板6は、型枠4の全周にわたって配設するのが望ましい。また、本実施形態では、弾性板6をトンネルの全周にわたって切れ目なく配設するが、弾性板6は断続的に配設してもよい。
本実施形態のトンネル補強方法は、補強部材設置工程と、弾性板貼設工程と、型枠設置工程と、充填工程とを備えている。
補強部材設置工程では、図3(a)に示すように、トンネル覆工11の内面に沿って補強部材3を設置する。補強部材3は、トンネル覆工11との間に隙間をあけて状態で配設する。なお、図3では、補強部材3の上フランジのみを表示している。
弾性板貼設工程では、トンネル覆工11の内面に弾性板6を貼設する。なお、弾性板6は、補強部材3の設置前に貼設してもよいし、補強部材3の設置後に貼設してもよい。本実施形態では、弾性板6を、接着剤によってトンネル覆工11の内面に接着する。
型枠設置工程では、トンネル覆工11と補強部材3との間(隙間の残空間)に、型枠4を配設する。なお、型枠4は、トンネル覆工11(弾性板6)または補強部材3に貼設してもよい。
充填工程では、図3(b)に示すように、型枠4内に充填材51を加圧注入する。なお、図3では、型枠4を省略している。
トンネル覆工11と補強部材3との間(型枠4内)に充填材51を加圧注入すると、充填材51の加圧注入圧により弾性板6が収縮(圧縮変形)する(押し潰される)。
ここで、充填材の加圧注入圧をPa、弾性板6の弾性係数をEg、弾性板6の厚さをtg、弾性板6の単位面積当たりのバネ値kをEg/tgとすると、弾性板6の収縮量(収縮厚)ΔLaは、式1に示す通りである。
ΔLa=Pa/k=Pa・tg/Eg (式1)
充填材51が、硬化時に収縮すると、図3(c)に示すように、弾性板6の収縮量ΔLaは、充填材51の硬化とともに小さくなる。充填材51の収縮量をΔfとすると、弾性板6の有効な収縮量ΔLeは、式2に示すようになる。
ΔLe=ΔLa−Δf (式2)
充填材51(硬化体5)の硬化後、トンネル補強構造2は、弾性板6の復元力によりトンネル覆工11に圧力を付与する。すなわち、トンネル補強構造2は、弾性板6の復元力によって、トンネル覆工11の耐久性の向上を図るものである。そのため、トンネル覆工11の補強に期待する圧力をPeとすると、弾性板6のバネ値kは、k・ΔLe=Peを満足する必要がある。
ここで、k=Eg/tg、ΔLe=ΔLa−Δf、ΔLa=Pa/kであるから、これらをk・ΔLe=Peに代入すると、弾性板6の特性(弾性係数Egや厚さtg等)は、式3に示すように、充填材51の加圧注入圧Paや収縮量Δf等により設定することができる。
Eg/tg=(Pa−Pe)/Δf (式3)
ここで、「Pa−Pe」は、圧力のロス分と考えられる。そのため、収縮量Δfが一定の場合に圧力のロス分を小さくするためには、弾性係数Egを小さく、厚さtgを大きくすればよい。なお、収縮量Δfは、充填材51の自己収縮量や充填材51の厚さにより算出する。
本実施形態のトンネル補強方法およびトンネル補強構造2によれば、加圧注入された充填材51が硬化時に収縮した場合であっても、弾性板6の復元力によって外向きの荷重(外荷重に抵抗する圧力)を保持することができる。そのため、膨張材を必要とせず、簡易かつ安価に、トンネル覆工に対して内向き(内空方向)に作用する外力に抵抗することができる。
充填材51を型枠4内に加圧注入するため、充填材51の漏出を防止し、トンネル覆工11に確実に圧力を作用させることができる。また、充填材51を加圧注入することで、充填材51の圧力によって直ちに補強効果が得られる。また、充填材51の硬化後も弾性板の復元力により直ちに補強効果が低下することがない。そのため、トンネル覆工11の外荷重に対する耐荷力を簡易に増加させることができる。
<第二の実施形態>
第二の実施形態のトンネル補強構造2は、図4(a)に示すように、補強部材3、硬化体5(充填材)および弾性板(弾性体)6を備えている。
補強部材3は、トンネル覆工11の内面に沿って設けられた部材である。本実施形態の補強部材3は、トンネル軸方向に対して所定の間隔をあけて並設された複数の主桁32,32,…と、主桁32同士の間に配設された縦リブ33,33,…と、主桁32および縦リブ33のトンネル覆工11側を覆うスキンプレート34とにより構成されている。すなわち、補強部材3は、主桁32と縦リブ33とを組み合わせることにより形成された格子状の部材とスキンプレート34とにより構成されている。なお、補強部材3の構成は限定されるものではない。
硬化体5は、トンネル覆工11と補強部材3との間に介設されている。本実施形態の硬化体5は、モルタル、コンクリート、セメントミルク等のセメント系材料により構成されている。なお、硬化体5を構成する材料は、施工時には流動性を有し、施工後に硬化することで所定の強度を発現する材料であれば限定されない。
弾性板6は、トンネル覆工11に貼設されたゴム板である。
本実施形態の弾性板6は、補強部材3の幅と同等の幅を有している。なお、複数の弾性板6,6,…を並設(弾性板6を断続的に配設)することにより、補強部材3の幅と同等の範囲を覆うようにしてもよい(図4(b)参照)。
また、弾性板6は、図4(b)に示すように、補強部材3と硬化体5との間に介設されていてもよい。図4(b)の弾性板6は、接着剤または加硫接着により補強部材3の外面に貼設されている。
本実施形態のトンネル補強方法は、弾性板貼設工程と、補強部材設置工程と、型枠設置工程と、充填工程とを備えている。
弾性板貼設工程では、トンネル覆工11の内面に弾性板6を貼設する(図3(a)参照)。
補強部材設置工程では、トンネル覆工11の内面に沿って補強部材3を設置する。補強部材3は、トンネル覆工11(弾性板6)との間に隙間をあけた状態で配設する(図3(a)参照)。
型枠設置工程では、トンネル覆工11と補強部材3との隙間を遮蔽するように、補強部材3の端部に型枠4(褄型枠)を設置する。なお、型枠4とトンネル覆工11との接合部には、漏液防止材(隙間テープ等)41を設置する。
充填工程では、トンネル覆工11(弾性板6)、補強部材3および型枠4により囲まれた空間に充填材51を加圧注入する。
トンネル覆工11と補強部材3との間に充填材51を加圧注入すると、充填材の加圧注入圧により弾性板6が一時的に収縮(圧縮変形)する(図3(b)参照)。その後、充填材51(硬化体5)の硬化時に収縮した際には、弾性板6の復元力によりトンネル覆工11に対して外向きの荷重が保持される(図3(c)参照)。
第二の実施形態のトンネル補強方法およびトンネル補強構造2によれば、第一の実施形態のトンネル補強方法およびトンネル補強構造2と同様の作用効果を得ることができる。
<第三の実施形態>
第三の実施形態のトンネル補強構造2は、図5に示すように、硬化体5(充填材)および弾性板(弾性体)6を備えている。
硬化体5は、トンネル覆工11の内面に沿って配設されている。本実施形態の硬化体5は、モルタル、コンクリート、セメントミルク等のセメント系材料により構成されている。本実施形態では、硬化体5内に、鉄筋7が配筋されている。なお、硬化体5を構成する材料は、施工時には流動性を有し、施工後に硬化することで所定の強度を発現する材料であれば限定されない。
弾性板6は、トンネル覆工11に貼設されたゴム板である。
本実施形態のトンネル補強方法は、弾性板貼設工程と、型枠設置工程と、充填工程とを備えている。
弾性板貼設工程では、トンネル覆工11の内面に弾性板6を貼設する。
型枠設置工程では、弾性板6を覆うように型枠4を設置する。型枠4は、型枠本体42と褄型枠43とを備えている。型枠本体42は、弾性板6から隙間をあけた状態で配設する。褄型枠43は、型枠本体42と弾性板6との隙間を遮蔽するように、型枠本体42および弾性板6の端部に設置する。なお、褄型枠43とトンネル覆工11(弾性板6)との接合部には、漏液防止材(隙間テープ等)41を設置する。
充填工程では、トンネル覆工11(弾性板6)と型枠4により囲まれた空間に充填材51を加圧注入する。
型枠4内に充填材51を加圧注入すると、充填材51の加圧注入圧により弾性板6が一時的に収縮(圧縮変形)する。その後、充填材51(硬化体5)の硬化時に収縮した際には、弾性板6の復元力によりトンネル覆工11に対して外向きの荷重(外荷重に抵抗する圧力)が保持される。
第三の実施形態のトンネル補強方法およびトンネル補強構造2によれば、第一の実施形態のトンネル補強方法およびトンネル補強構造2と同様の作用効果を得ることができる
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
前記各実施形態では、トンネル1の全周にわたってトンネル補強構造2を形成する場合について説明したが、トンネル補強構造2は、トンネル覆工11に対して部分的に配設してもよい。例えば、道路トンネルや鉄道トンネルの建築限界の外側となるように、トンネル頂部のみにトンネル補強構造2を設置することで、トンネルの使用に支障をきたすことがないようにしてもよい。
1 トンネル
11 覆工(トンネル覆工)
2 トンネル補強構造
3 補強部材
31 つなぎ材
32 主桁
33 縦リブ
34 スキンプレート
4 型枠
41 漏液防止材
42 型枠本体
43 褄型枠
5 硬化体
51 充填材
6 弾性板(弾性体)
7 鉄筋

Claims (5)

  1. トンネル覆工から隙間をあけて補強部材を配置するとともに、前記隙間内の前記トンネル覆工側または前記補強部材側に弾性体を配置した後、前記隙間の残空間に前記弾性体が変形する程度に充填材を加圧注入することを特徴とする、トンネル補強方法。
  2. 前記隙間の残空間に袋状あるいは筒状の型枠を配設しておき、前記充填材を前記型枠内に加圧注入することを特徴とする、請求項1に記載のトンネル補強方法。
  3. トンネル覆工から隙間をあけて補強部材を配置するとともに、前記隙間に弾性体が内挿された袋状または筒状の型枠を配置した後、前記型枠内に前記弾性体が変形する程度に充填材を加圧注入することを特徴とする、トンネル補強方法。
  4. トンネル覆工の内面に弾性体を貼設するとともに前記弾性体を覆うように型枠を設置し、前記型枠内に前記弾性体が変形する程度に充填材を加圧注入することを特徴とする、トンネル補強方法。
  5. トンネル覆工から隙間をあけて配置された補強部材と、
    前記隙間のトンネル覆工側または補強部材側に設置された弾性体と、
    前記隙間の残空間に充填された充填材と、を備えるトンネル補強構造であって、
    前記弾性体が圧縮変形された状態で、前記充填材が硬化していることを特徴とするトンネル補強構造。
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