JP2017170288A - 金属除去装置 - Google Patents

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秀明 原
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Abstract

【課題】従来より金属粒子の除去効率を上げることが可能な金属除去装置を提供する。【解決手段】本発明の金属除去装置30では、板厚方向に磁束が貫通する板状磁石35が、処理液の動圧を受ける状態に設けられている。そして、金属除去装置30内を処理液が流れると、その処理液が板状磁石35に衝突して板状磁石35の表面に沿って流れ、その間に処理液に含まれている金属粒子が板状磁石35に引き寄せられて吸着する。このようにして、従来より金属粒子の除去効率を上げることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、流路を流れる液体から金属粒子を除去する金属除去装置に関する。
従来、この種の金属除去装置として、磁石を収容した複数の円筒体を流路の途中に横並びに配置したものが知られている(特許文献1参照)
特開2010−247011号(段落[0022],図8)
しかしながら、上記した従来の金属除去装置では、金属粒子が液体と共に円筒体の側方をスムーズに流れてしまうため、除去効率を上げることが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来より金属粒子の除去効率を上げることが可能な金属除去装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、流路を流れる液体から金属粒子を除去する金属除去装置であって、板状をなしかつその板厚方向に磁束が貫通する板状磁石と、前記板状磁石を、前記流路内で前記液体の動圧を受ける状態に保持する磁石保持部とを備える金属除去装置である。
請求項2の発明は、前記磁石保持部は、前記板状磁石を前記液体が流れる方向に対して傾斜した状態に保持している請求項1に記載の金属除去装置である。
請求項3の発明は、前記磁石保持部は、前記液体が流れる方向に対する前記板状磁石の傾斜角を任意の角度に変更可能に構成されている請求項2に記載の金属除去装置である。
請求項4の発明は、前記板状磁石が、前記磁石保持部に対して着脱可能になっている請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の金属除去装置である。
請求項5の発明は、前記板状磁石の側縁部にヒンジ連結された板状をなしかつその板厚方向に磁束が貫通する付加板状磁石を備え、前記磁石保持部は、前記付加板状磁石を前記板状磁石に対して傾斜した姿勢に保持するように構成されている請求項4に記載の金属除去装置である。
請求項6の発明は、前記板状磁石全体が着磁された板状の磁性体である請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の金属除去装置である。
請求項7の発明は、前記板状磁石は、着磁された複数の磁性体を同一面上に並べて板状ケースに収容してなる請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の金属除去装置である。
請求項8の発明は、前記板状磁石は、複数のソレノイドを同一面上に並べて板状ケースに収容してなる請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の金属除去装置である。
請求項1の金属除去装置では、板状磁石が流路内に配置されて液体の動圧を受ける状態に保持されている。これにより、流路を流れる液体が板状磁石に衝突してその板状磁石の表面に沿って流れる。そして、液体が板状磁石に衝突したとき及び板状磁石に沿って流れる間に液体に含まれている金属粒子が板状磁石に接近して吸着される。このようにして、本発明の金属除去装置によれば、従来より金属粒子の除去効率を上げることができる。
ここで、板状磁石は、液体が流れる方向に対して直交する状態に保持されていてもよいし、請求項2の発明のように傾斜した状態に保持されていてもよい。また、請求項3の金属除去装置のように、液体が流れる方向に対する板状磁石の傾斜角を任意に変更可能な構成として、液体の流速や金属粒子の含有量によって傾斜角を適宜変更してもよい。
請求項4の金属除去装置のように、板状磁石を流路に対して着脱可能とすることで、板状磁石の清掃を容易に行うことができる。
請求項5の金属除去装置では、板状磁石の側縁部に付加板状磁石がヒンジ連結されているので、使用時には、付加板状部材を板状磁石に対して傾斜させた傾斜姿勢に保持して液体の受け易くして金属粒子の除去効率を上げ、清掃時には、付加板状部材を板状磁石に対して同一平面上に並んだ姿勢にして清掃効率を上げることができる。
なお、板状磁石の構造としては、板状磁石全体が着磁された板状の磁性体で構成されていてもよいし(請求項6の発明)、着磁された複数の磁性体を同一面上に並べて板状ケースに収容した構造であってもよいし(請求項7の発明)、複数のソレノイドを同一面上に並べて板状ケースに収容した構造であってもよい(請求項8の発明)。
浸漬槽の概念図 金属除去装置の斜視図 磁石ユニットを清掃している状態の概念図 板状磁石及び付加板状磁石の構造を示した斜視図 変形例に係る金属除去装置の平面図
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1には、例えば、ワークに電着塗装を行うため又は電着塗装の前処理を行うために使用される浸漬槽11が示されている。この浸漬槽11は、例えば、平面形状が略長方形をなし、その長手方向の両端部には中央側に向かうに従って徐々に下るように傾斜した第1と第2の傾斜側壁12A,12Bが備えられ、さらに、第1の傾斜側壁12Aの隣には、オーバーフロータング15を設けられている。また、浸漬槽11の底部13は水平になっていて、その底部13における第2の傾斜側壁12B側の端部を下方に膨出させてホッパー部14が形成されている。そのホッパー部14の下端部には、図示しないコックが備えられ、このコックを開くことでホッパー部14に溜まった異物を排出することができる。
浸漬槽11には、電着塗装又はその前処理(例えば、脱脂処理、表面調整処理、化学処理等)を行うための処理液が貯留されている。そして、図示しないワーク搬送リフトにワークが吊されて、第1の傾斜側壁12Aの上方位置から浸漬槽11内の処理液に沈められて水平に移動され、第2の傾斜側壁12Bの上方位置から処理液外に出される。
この浸漬槽11には、第1と第2の循環経路16,20が備えられている。第1の循環経路16は、オーバーフロータング15に貯留された処理液をポンプ17で吸引して第2の傾斜側壁12Bの内面に固定されたノズル18から噴出する。また、第2の循環経路20は、例えば、底部13と第1の傾斜側壁12Aとの境界部分から処理液をポンプ21にて吸引し、第2の傾斜側壁12Bの内面に固定されたノズル18から噴出する。これらにより、浸漬槽11内の処理液が満杯状態に維持されると共に浸漬槽11内にワークの移動方向と逆向きの流れが生成される。
第1の循環経路16の途中には、異物を除去するための公知なフィルター19が備えられている。そして、処理液に浮遊する比重が小さい異物がこのフィルター19によって除去される。なお、フィルター19は、適宜、循環経路16から取り外して交換又は清掃することができる。
第2の循環経路20の途中には、本発明に係る金属除去装置30が備えられている。そして、底部13上に沈殿している金属粒子を主とした比重が大きい異物が金属除去装置30に取り込まれて除去される。なお、金属粒子としては、ワークに付着している切粉や溶接のスパッタ等が挙げられる。
図2に示すように、金属除去装置30は、例えば、水平に延びる角溝形ケース31を備える。角溝形ケース31の上面開口31Aは、蓋体32によって密閉され、その蓋体32は、液体の圧力によって外れないように、例えば、ボルトで固定されている。また、角溝形ケース31の両端部は、レデューサー33,33によって絞られ、それらレデューサー33,33の先にポンプ21及びノズル18に繋がるパイプPが接続されている。
角溝形ケース31内には、複数の磁石ユニット34が取り付けられている。磁石ユニット34は、例えば、長方形の板状磁石35の一短辺となる側縁部に、板状磁石35と同じ横幅をなし板状磁石35より短い板状の付加板状磁石36をヒンジ37にて連結した構造をなしている。また、これら板状磁石35及びヒンジ37は、例えば、板状のフェライトをその板厚方向に磁束が貫通するように着磁してなる。また、ヒンジ37は、板状磁石35及び付加板状磁石36の各縁部に固定された金属部材又は樹脂部材をシャフトにて回動可能に連結してなる。
複数の磁石ユニット34が、例えば、3つずつ磁石ユニット34からなる2グループに分けられ、角溝形ケース31の上流寄り位置と下流寄り位置とに配置されている。そして、各グループの磁石ユニット34が、ヒンジ37の回動軸を垂直方向に向けた状態にして、角溝形ケース31の横方向に間隔を空けて並べられている。また、各磁石ユニット34は、板状磁石35が角溝形ケース31の長手方向(即ち、角溝形ケース31内を処理液が流れる方向)に対して傾斜し、付加板状磁石36が角溝形ケース31の長手方向に対して直交した状態になっている。そして、角溝形ケース31の底部と蓋体32の下面に備えた磁石保持部38によって各磁石ユニット34が固定されている。具体的には、磁石保持部38は、溝形状になっていて磁石ユニット34の複数箇所が、磁石保持部38に嵌め込まれている。なお、角溝形ケース31の下流側の端部には、フィルタ39が設けられている。
本実施形態の金属除去装置30の構成に関する説明は、以上である。次に、この金属除去装置30の作用効果について説明する。ポンプ21が作動して金属除去装置30内を処理液が流れると、その処理液が板状磁石35及び付加板状磁石36に衝突してそれら板状磁石35及び付加板状磁石36の表面に沿って流れ、その間に処理液に含まれている金属粒子が板状磁石35及び付加板状磁石36に引き寄せられて吸着する。このようにして、本実施形態の金属除去装置10によれば、従来より金属粒子の除去効率を上げることができる。また、板状磁石35及び付加板状磁石36に吸着されなかった金属粒子や磁性を有しない異物はフィルタ39によって除去される。そして、金属除去装置30を通過した処理液は浸漬槽11に戻される。さらには、ポンプ21を停止した状態で角溝形ケース31から蓋体32を取り外し、磁石ユニット34を取り出して図3に示すように板状磁石35と付加板状磁石36とを同一平面上に並べた状態にして1対のブラシ40,40の間に通せば、磁石ユニット34に付着している金属粒子を効率良く取り除くことができ、磁石ユニット34を効率良く再利用することが可能になる。また、フィルタ39は、新しいものに交換するか洗浄して再利用すればよい。
なお、磁石ユニット34の配置や処理液が流れる方向に対する板状磁石35及び付加板状磁石36の角度を変更可能とするために、例えば、複数パターンの磁石保持部38を角溝形ケース31と蓋体32とに設けてもよい。また、例えば、蓋体32を上下に貫通する複数の回転シャフトの下端部に板状磁石35をそれぞれ固定し、回転シャフトの上端部に固定されているハンドルを蓋体32に対する任意の回転位置に固定することで、板状磁石35を任意の傾斜角に変更して保持可能な構成としてもよい。
さらには、板状磁石35及び付加板状磁石36は、例えば、図4に示すように、複数のソレノイド41を同一面上に並べて板状ケース42に収容した構造にしてもよい。この場合、例えば、全ての或いは一部複数ずつのソレノイド41を直列接続し、それらの配線を金属除去装置30外に引き出して直流電源に接続すればよい。また、そのような構成とすれば、ソレノイド41を消磁して板状磁石35及び付加板状磁石36を容易に清掃することができる。また、複数のソレノイド41の代わりに、着磁された複数の磁性体を同一面上に並べて板状ケースに収容してもよい。また、図5に示した金属除去装置30Vのように、角溝形ケース31内において板状磁石35を、処理液の流れ方向と直交する姿勢にして、所謂、千鳥配置に固定してもよい。
さらに、本発明は、上記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
10 金属除去装置
12 傾斜側壁
30 金属除去装置
35 板状磁石
36 付加板状磁石
37 ヒンジ
38 磁石保持部
39 フィルタ
41 ソレノイド
42 板状ケース

Claims (8)

  1. 流路を流れる液体から金属粒子を除去する金属除去装置であって、
    板状をなしかつその板厚方向に磁束が貫通する板状磁石と、
    前記板状磁石を、前記流路内で前記液体の動圧を受ける状態に保持する磁石保持部とを備える金属除去装置。
  2. 前記磁石保持部は、前記板状磁石を前記液体が流れる方向に対して傾斜した状態に保持している請求項1に記載の金属除去装置。
  3. 前記磁石保持部は、前記液体が流れる方向に対する前記板状磁石の傾斜角を任意の角度に変更可能に構成されている請求項2に記載の金属除去装置。
  4. 前記板状磁石が、前記磁石保持部に対して着脱可能になっている請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の金属除去装置。
  5. 前記板状磁石の側縁部にヒンジ連結された板状をなしかつその板厚方向に磁束が貫通する付加板状磁石を備え、前記磁石保持部は、前記付加板状磁石を前記板状磁石に対して傾斜した姿勢に保持するように構成されている請求項4に記載の金属除去装置。
  6. 前記板状磁石全体が着磁された板状の磁性体である請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の金属除去装置。
  7. 前記板状磁石は、着磁された複数の磁性体を同一面上に並べて板状ケースに収容してなる請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の金属除去装置。
  8. 前記板状磁石は、複数のソレノイドを同一面上に並べて板状ケースに収容してなる請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の金属除去装置。
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