JP2017170140A - 浄化処理用吸着カラムおよび浄化処理ユニット - Google Patents
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(2) 隣り合う一つの孔の外周の一端と他の孔の外周の一端との最短距離は、1mm以上10mm以下である、上記(1)に記載の浄化処理用吸着カラム。
(3) 前記パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離をxとし、前記浄化材料の厚みをtとした場合に、xは2mm以上15mm以下であり、tは3mm以上60mm以下である、上記(1)又は(2)に記載の浄化処理用吸着カラム。
(4) 液体の流入側となる孔の直径をD3とし、液体の流出側となる当該孔の直径をD4とした場合に、D3≦D4となる、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の浄化処理用吸着カラム。
(5) 前記パイプの軸線方向において、前記孔の面積は、前記パイプ内での流体の流れについての上流側から下流側に向かうに従って、小さくなる、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の浄化処理用吸着カラム。
(6) 前記浄化材料は、血液、羊水、腹水又は胸水を浄化するための材料である、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の浄化処理用吸着カラム。
(7) カラムケースと、前記カラムケース内に配置された浄化処理ユニットと、を備え、
前記カラムケースは、筒状のケーシング本体と、前記ケーシング本体の一対の開口に設けられた第1蓋体及び第2蓋体と、を有し、
前記第1蓋体及び前記第2蓋体は、それぞれ、前記ケーシング本体内に通じる注出入口を設けられており、
前記浄化処理ユニットは、前記パイプおよび前記浄化材料と、前記パイプおよび前記浄化材料と前記第1蓋体との間に設けられた第1端部材と、前記パイプおよび前記浄化材料と前記第2蓋体との間に設けられた第2端部材と、を有し、
前記第1端部材は、前記ケーシング本体との間に隙間を形成し、前記浄化材料および前記パイプを軸線方向から覆い、
前記第2端部材は、その外周縁において前記ケーシング本体に接続し、前記パイプの内部を前記第1蓋体で区画された空間に連通させながら、前記浄化材料を軸線方向から覆い、
前記浄化材料と前記ケーシング本体との間に隙間が設けられている、上記(1)〜(6)のいずれかに記載の浄化処理用吸着カラム。
(8) 浄化処理用吸着カラム用の浄化処理ユニットであって、
側面に複数の孔を有するパイプと、
前記パイプの前記側面を覆うように配置された浄化材料と、を備え、
前記孔の平均面積は、5mm2以上100mm2以下であり、
前記孔の開孔率は、20%以上85%以下であり、
隣り合う一つの孔の重心と他の孔の重心との最短距離は、5mm以上15mm以下である、浄化処理ユニット。
開孔率(%)=パイプに形成された孔の面積の和/パイプの側面の面積×100
開孔率(%)=パイプに形成された孔の面積の和/パイプの側面の面積×100
・・・式1
パイプの側面の面積=π×D1×L1・・・式2
パルス試験とは、カラムに液体を想定した疑似液体を一定の流速で通液しながら、トレーサーとして色素をカラムの入口からパルスし、カラムから出てくる色素を定量化することで評価する。試験方法を図13A及び図13Bに、パルス試験から得られる波形の一例を図14に示す。評価方法は、パルスした時間を0時間とし、各時間帯におけるカラムから出てくる疑似液体中の色素を定量化することで、液体の流れを定量化する方法である。例えば、液体の流れに滞留が認められた場合は、色素が長時間に渡りカラムから排出されることになり、液体がカラムに均一に流れず、ショートパスをして流れる場合は、色素が短時間に排出されることになる。なお、図13Aは、図1に示されたカラムの第1注出入口1aに液体を供給し、第2注出入口1bから排出される液体について評価する例を示しており、図13Bは、図1に示されたカラムの第2注出入口1bに液体を供給し、トレーサーとなる色素をカラム内に注入し、第1注出入口1aから排出されるトレーサーの時間と濃度を評価する例を示している。以下に説明する試験は、図13Aに示された方法にて実施している。
a.カラム1に、例えばポンプ17を用いて、疑似液体18を一定の流速で流す。疑似液体として、ヘマトクリット40%の血液と同一粘度である50%(V/V)グリセリン水溶液を用いる。
b.疑似液体18の流速は、カラム1を施行する条件に設定する。
c.疑似液体18を流しながら、色素としてトルイジンブルー1mLを2秒以内でカラム1の入口より注入する。トルイジンブルーは、トレーサーとして用い、図示された例においてトレーサー注入口19より注入されて、疑似液体18と混合される。
d.トルイジンブルーを注入した時点を0秒として10秒毎に5mLずつサンプリングを行う。サンプリング時間の考え方は、0〜10秒間にサンプリングした溶液は10秒とし、10〜20秒間にサンプリングした溶液は20秒とし、10秒毎に300秒間のサンプリングを行う。
a.分光光度計を用いて測定を行う。
一例としてHITACHI U―2800Aを用いて測定を行う。
b.ブランクに50%グリセリン水溶液を用い、測定波長は631nmとする。
c.トルイジンブルーの濃度は、測定毎に検量線を作成し算出する。
得られたトルイジンブルー濃度からX軸を空間時間(φ)、Y軸を無次元濃度(E)とした散布図を作成する(図14)。ここで、φおよびEは下記の式3、4で表された。
φ=t/TI=t/(VI/V) ・・・・・式3
TI:カラム理論通過時間(理論カラム体積/疑似液体をポンプで送液する単位時間あたりの流量)
t :サンプリング時間(トルイジンブルーの注入時を0秒とする)
VI:理論カラム体積
(図13A及び13Bのトレーサー注入口19からトレーサー排出口20までの体積、すなわち、トレーサー注入口19からトレーサー排出口20までの回路の体積及び浄化処理用吸着カラム1の体積の和)
V :疑似液体をポンプで送液する単位時間あたりの流量
E=C/C0 ・・・・・式4
C:各サンプリング溶液中のトレーサー(トルイジンブルー)の濃度
C0:トレーサー(トルイジンブルー)の初期濃度
上記方法にてX軸を空間時間(φ)、Y軸を無次元濃度(E)とした散布図を作成する時、Eが大きい時のφの値をt−TOPとする。
t−TOPが1の場合は、液体の流れが均一である。また、液体の流れに滞留が認められた場合はt−TOP>1となり、ショートパスが認められた場合はt−TOP<1を示す。
牛胎児血清にヒトIL−8を10ng/mLの濃度となるように添加し、IL−8含有溶液を調製する。浄化処理用吸着カラムに回路とポンプを接続し、単位時間あたりの流量50mL/minで、IL−8含有溶液を37℃の温浴にセットした条件で、浄化処理用吸着カラムにIL−8含有溶液を灌流し1時間浄化する。IL−8の溶液量は、浄化処理用吸着カラムの容量によって選択し、例えば、カラム容積が150mL、50mL、20mLの場合は、IL−8溶液量をそれぞれ2L、700mL、250mLとする。IL−8除去率は、灌流前のIL−8含有溶液の濃度をC0とし、1時間灌流後のIL−8含有溶液の濃度をC1としたとき、以下の式5によって算出する。
IL−8除去率(%)=(C0−C1)/C0×100 ・・・・・式5
IL−8の濃度の測定
IL−8の濃度は、Human CXCL8/IL−8Quantikine ELISA Kit(R&D SYSTEMS)を用いて測定する。
牛血液にヘパリン30U/mLになるよう添加した血液を準備する。牛血液は食肉として処分された当日の新鮮な血液を用いる。浮遊物を除去するためにガーゼを用いて血液をろ過する。浄化処理用吸着カラムに回路とポンプを接続し、単位時間あたりの流量50mL/minで、牛血液を37℃の温浴にセットした条件で、浄化処理用吸着カラムに牛血液を灌流し1時間浄化する。牛血液量は、浄化処理用吸着カラムの容量によって選択し、カラム容積が150mL、50mL、20mLの場合は、牛血液量をそれぞれ2L、700mL、250mLとする。白血球除去率は、浄化前の牛血液の白血球数をC0とし、1時間浄化後の白血球数をC1としたとき、以下の式6によって算出する。
白血球除去率(%)=(C0−C1)/C0×100 ・・・・・式6
白血球数は、多項目自動血球分析装置(XT−1800i)(Sysmex社)を用いて測定をする。
牛血液に抗凝固剤としてACD液(クエン酸含有)を添加した血液を準備する。牛血液は食肉として処分された新鮮な血液を用いる。浮遊物を除去するためにガーゼを用いて牛血液をろ過する。さらに牛血液循環を実施する直前に、カルシウムを添加することによってクエン酸によって発現したカルシウムのキレートを解除し、血液凝固が発現する血液にする。次に、浄化処理用吸着カラムに回路とポンプを接続し、単位時間あたりの流量50mL/min、牛血液を37℃の温浴にセットした条件で、浄化処理用吸着カラムに牛血液を灌流し、カラム入口側回路に接続した圧力計からカラム圧力を測定する。牛血液量は、浄化処理用吸着カラムの容量によって選択し、例えば、カラム容積が150mL、50mL、20mLの場合は、牛血液量をそれぞれ2L、700mL、250mLとする。循環時間は、カラム入口側の圧力が100mmHgに達するまでの時間とする。
パイプの開孔率、孔と孔の重心間の最短距離、孔の平均面積、隣り合う一つの孔の外周の一端と他の孔の外周の一端との最短距離(以下、孔と孔の最短距離)、パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離の影響を評価するため、表1に示す浄化処理用吸着カラムを作製した。具体的には、浄化処理用吸着カラムに充填されるパイプの開孔率が21〜81%、孔と孔の重心間の最短距離が6.5〜9.3mm、孔の平均面積が、12.6〜47.8mm2、孔と孔の最短距離が1.0〜3.8mm、パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離xが4.1mmのパイプを作製した(実施例1〜4)。また、
パイプの開孔率が10〜90%、孔と孔の重心間の最短距離が6.2〜17.0mm、孔の平均面積が、3.1〜118.8mm2、孔と孔の最短距離が0.7〜15.00mm、パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離xが0.5〜17mmのパイプを作製した(比較例1〜4)。なお、いずれのパイプとも、パイプの内径は5mm、外径は8mm、液体の流入側となる孔の直径をD3とし、液体の流出側となる孔の直径をD4とした時にD3=D4であり、孔の角度θが0度であり、パイプ及びカラムはポリプロピレンで作製した。 また、実施例及び比較例に係る浄化処理用吸着カラムのその他の構成は、図1を参照しながら上述の一実施の形態で説明したカラムと同一とした。次に、それぞれのパイプにIL−8の除去特性を有する浄化材料を均一に巻き付け、容量50mLの浄化処理用吸着カラムを作製した。
これらの浄化処理用吸着カラムを用いて、パルス試験によりt−TOPを算出し、さらにIL−8の除去性能、牛血液を用いてカラムの入口圧が上昇するまでの時間を評価した。これらの結果を表1に示す。パイプの開孔率が21〜81%、孔と孔の重心間の最短距離が6.5〜9.3mm、孔の平均面積が、12.6〜47.8mm2、孔と孔の最短距離が1.0〜3.8mm、孔の直径D3=D4となる浄化処理用吸着カラムは、液体の流れが良好であり、IL−8の除去性能もすぐれ、カラムの循環時間が延長することが示された。一方で、パイプの開孔率が10、90%、孔と孔の重心間の最短距離が17.0mm、孔の平均面積が118.8mm2、孔と孔の最短距離が0.7mmまたは15.0mm、パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離xが0.5または17mmとなる浄化処理用吸着カラムは、液体の流れが悪く、IL−8の除去性能も低く、カラム循環時間が短縮することが示された。
浄化材料の厚み(t)と液体の流入側となる孔の直径の影響を評価するため、表2に示す浄化処理用吸着カラムを作製した。具体的には、浄化処理用吸着カラムに充填されるパイプの開孔率が42%、孔と孔の重心間の最短距離が10.5mm、孔の平均面積が49.0mm2、孔と孔の最短距離が6.0mm、パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離xが5mm、浄化材料の厚みtが8.5〜57mm、液体の流入側となる孔の直径をD3とし、液体の流出側となる孔の直径をD4とした時にD3=D4またはD3<D4であり、孔の角度θが0度または45度であり、パイプ及びカラムはポリプロピレンで作製した(実施例5、6)。パイプの開孔率が42%、孔と孔の重心間の最短距離が10.5mm、孔の平均面積が49.0mm2、孔と孔の最短距離が6.0mm、パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離xが5mm、浄化材料の厚みtが2.0mm、D3=D4、孔の角度θが0度のパイプを作製した(比較例5)。実施例及び比較例に係る浄化処理用吸着カラムのその他の構成は、図1を参照しながら上述の一実施の形態で説明したカラムと同一とした。次に、それぞれのパイプにIL−8の除去特性を有する浄化材料を均一に巻き付け、容量150mLの浄化処理用吸着カラムを作製した。
これらの浄化処理用吸着カラムを用いて、パルス試験によりt−TOPを算出し、さらにIL−8の除去性能、牛血液を用いてカラムの入口圧が上昇するまでの時間を評価した。これらの結果を表2に示す。パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離xが5mmの時、浄化材料の厚みを8.5〜57mmにすることによって、液体の流れが良好であり、IL−8の除去性能もすぐれ、カラムの循環時間が延長することが示された。一方、浄化材料の厚みを2.0mmにすることによって、液体の流れが悪く、IL−8の除去性能も低く、カラムの循環時間が短縮することが示された。また、孔の直径をD3<D4にし、孔の角度θを45度にすることによっても、液体の流れが良好であり、IL−8の除去性能もすぐれ、カラム循環時間が延長することが示された。
孔と孔の重心間の最短距離、孔と孔の最短距離の影響を評価するため、表3に示す浄化処理用吸着カラムを作製した。具体的には、浄化処理用吸着カラムに充填されるパイプの開孔率が40%、孔と孔の重心間の最短距離が9.8mm、孔の平均面積が20mm2、孔と孔の最短距離が4.3mm、パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離xが4.1mmのパイプを作製した(実施例7)。また、パイプの開孔率が40%、孔と孔の重心間の最短距離が23.8mm、孔の平均面積が、20mm2、孔と孔の最短距離が18.3mm、パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離xが4.1mmのパイプを作製した(比較例6)。なお、いずれのパイプとも、パイプの内径は5mm、外径は8mm、液体の流入側となる孔の直径をD3とし、液体の流出側となる孔の直径をD4とした時にD3<D4であり、孔の角度θが60度であり、パイプ及びカラムはポリプロピレンで作製した。 また、実施例及び比較例に係る浄化処理用吸着カラムのその他の構成は、図1を参照しながら上述の一実施の形態で説明したカラムと同一とした。次に、それぞれのパイプにIL−8及び白血球の除去特性を有する浄化材料を均一に巻き付け、容量20mLの浄化処理用吸着カラムを作製した。
これらの浄化処理用吸着カラムを用いて、パルス試験によりt−TOPを算出し、さらにIL−8の除去性能、白血球除去性能、牛血液を用いてカラムの入口圧が上昇するまでの時間を評価した。これらの結果を表3に示す。孔と孔の重心間の最短距離を9.8mm、孔と孔の最短距離を4.3mmにすることによって、液体の流れが良好であり、IL−8及び白血球の除去性能にすぐれ、カラムの循環時間が延長することが示された。一方、孔と孔の重心間の最短距離を23.8mm、孔と孔の最短距離を18.3mmにすることによって、液体の流れはt−TOPが1以上と滞留が認められ、IL−8及び白血球の除去性能が低く、カラム循環時間が短縮することが示された。
1a 注出入口
1b 注出入口
2 カラムケース
3 ケーシング本体
4 第1蓋体
5 第2蓋体
10 浄化処理ユニット
11 パイプ
12 孔
13 浄化材料
14 第1端部材
15 第2端部材
16 重心
17 ポンプ
18 疑似液体
19 トレーサー注入口
20 トレーサー排出口
Claims (8)
- 側面に複数の孔を有するパイプと、
前記パイプの周りに配置された浄化材料と、を備え、
前記孔の平均面積は、5mm2以上100mm2以下であり、
前記孔の開孔率は、20%以上85%以下であり、
隣り合う一つの孔の重心と他の孔の重心との最短距離は、5mm以上15mm以下である、
浄化処理用吸着カラム。 - 隣り合う一つの孔の外周の一端と他の孔の外周の一端との最短距離は、1mm以上10mm以下である、請求項1記載の浄化処理用吸着カラム。
- 前記パイプの軸線方向端から孔の外周までの最短距離をxとし、前記浄化材料の厚みをtとした場合に、xは2mm以上15mm以下であり、tは3mm以上60mm以下である、請求項1又は2記載の浄化処理用吸着カラム。
- 液体の流入側となる孔の直径をD3とし、液体の流出側となる当該孔の直径をD4とした場合に、D3≦D4となる、請求項1〜3のいずれか一項記載の浄化処理用吸着カラム。
- 前記パイプの軸線方向において、前記孔の面積は、前記パイプ内での流体の流れについての上流側から下流側に向かうに従って、小さくなる、請求項1〜4のいずれか一項記載の浄化処理用吸着カラム。
- 前記浄化材料は、血液、羊水、腹水又は胸水を浄化するための材料である、請求項1〜5のいずれか一項記載の浄化処理用吸着カラム。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の浄化処理用吸着カラムであって、
カラムケースと、前記カラムケース内に配置された浄化処理ユニットと、を備え、
前記カラムケースは、筒状のケーシング本体と、前記ケーシング本体の一対の開口に設けられた第1蓋体及び第2蓋体と、を有し、
前記第1蓋体及び前記第2蓋体は、それぞれ、前記ケーシング本体内に通じる注出入口を設けられており、
前記浄化処理ユニットは、前記パイプおよび前記浄化材料と、前記パイプおよび前記浄化材料と前記第1蓋体との間に設けられた第1端部材と、前記パイプおよび前記浄化材料と前記第2蓋体との間に設けられた第2端部材と、を有し、
前記第1端部材は、前記ケーシング本体との間に隙間を形成し、前記浄化材料および前記パイプを軸線方向から覆い、
前記第2端部材は、その外周縁において前記ケーシング本体に接続し、前記パイプの内部を前記第1蓋体で区画された空間に連通させながら、前記浄化材料を軸線方向から覆い、
前記浄化材料と前記ケーシング本体との間に隙間が設けられている、浄化処理用吸着カラム。 - 浄化処理用吸着カラム用の浄化処理ユニットであって、
側面に複数の孔を有するパイプと、
前記パイプの前記側面を覆うように配置された浄化材料と、を備え、
前記孔の平均面積は、5mm2以上100mm2以下であり、
前記孔の開孔率は、20%以上85%以下であり、
隣り合う一つの孔の重心と他の孔の重心との最短距離は、5mm以上15mm以下である、浄化処理ユニット。
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WO2012133609A1 (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-04 | 東レ株式会社 | 血液浄化カラム |
JP2014140840A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-08-07 | Toray Ind Inc | 分離膜エレメント |
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- 2017-03-17 JP JP2017053376A patent/JP6848567B2/ja active Active
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