JP2017169966A - 荷電粒子線治療システム - Google Patents

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拓也 宮下
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Abstract

【課題】サイクロトロンから出射されたビームの位置を適切な位置に調整可能とする荷電粒子線治療システムを提供する。【解決手段】荷電粒子線治療システムは、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射するサイクロトロン11と、荷電粒子線を患者Pへ照射する照射ノズル12と、サイクロトロン11から出射された荷電粒子線のビームBを照射ノズル12へ輸送するビーム輸送ライン13と、ビーム輸送ライン13中に設けられ、ビームBの位置を検知するプロファイルモニタM1,M2と、プロファイルモニタM1,M2よりも上流側に設けられ、ビームBの位置を調整するステアリング電磁石S1〜S4と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、荷電粒子線治療システムに関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載の荷電粒子線治療システムが知られている。この荷電粒子線治療システムは、イオンを加速して陽子ビームを出射するサイクロトロン(粒子加速器)と、サイクロトロンから出射された陽子ビームを輸送するビーム輸送ラインと、ビーム輸送ラインによって輸送された陽子ビームを被照射体へ照射する照射装置とを有する。
特開2014-180416号公報
この種の荷電粒子線治療システムにおいては、サイクロトロンから出射された後の荷電粒子線のビームの位置が日によって変動することがある。ビームの位置が想定した位置からずれた場合には想定した位置にビームが輸送されず、輸送途中のビームがダクト等に衝突し、照射装置に到達するビームの量が減ってしまう虞もある。
本発明は、サイクロトロンから出射された荷電粒子線の位置を適切な位置に調整可能とする荷電粒子線治療システムを提供することを目的とする。
本発明の荷電粒子線治療システムは、 荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射するサイクロトロンと、荷電粒子線を被照射体へ照射する照射装置と、サイクロトロンから出射された荷電粒子線を照射装置へ輸送するビーム輸送ラインと、ビーム輸送ライン中に設けられ、通過する荷電粒子線の位置を検知するビーム位置検知部と、ビーム位置検知部よりも上流側に設けられ、荷電粒子線の位置を調整するビーム位置調整部と、を備える。
この荷電粒子線治療システムでは、ビーム位置検知部で検知された荷電粒子線の位置に応じて、ビーム位置調整部によって荷電粒子線の位置を適切に調整することができる。
また、ビーム位置検知部は、通過する荷電粒子線の位置を検知する第1検知部と、第1検知部よりも下流側に設けられ、通過する荷電粒子線の位置を検知する第2検知部と、を有するようにしてもよい。この構成によれば、2つの検知部によって、荷電粒子線の上流側及び下流側の2箇所で荷電粒子線の通過位置を検知するので、荷電粒子線の通過位置のみならず荷電粒子線の進行方向も検知することができる。
本発明の荷電粒子線治療システムは、ビーム輸送ライン中に設けられ、通過する荷電粒子線のエネルギーを低下させ調整するディグレーダを更に備え、ビーム位置検知部は、ディグレーダよりも下流側に設けられ、ビーム位置調整部は、ディグレーダよりも上流側に設けられるようにしてもよい。
荷電粒子線がディグレーダを通過すると発散によりビーム径等が変化するところ、上記構成のシステムでは、ビーム位置検知部が、ディグレーダ通過による変化後の荷電粒子線について通過位置を検知することができる。また、ビーム調整部は、ディグレーダよりも上流側において荷電粒子線の位置を調整するので、荷電粒子線をディグレーダの所望の位置に入射させることができる。
また、本発明の荷電粒子線治療システムは、ビーム輸送ライン中に設けられ、通過する荷電粒子線のエネルギーを低下させ調整するディグレーダを更に備え、ビーム位置検知部は、荷電粒子線がディグレーダを通過する際に発生する粒子を検出する粒子検出器と、粒子検出器が検出した粒子が発生した位置を検知する位置算出部と、を有するようにしてもよい。この構成によれば、ディグレーダを利用して荷電粒子線の通過位置を検知することができるので、ディグレーダをビーム位置検知部の一部として兼用することができる。また、ディグレーダは、被照射体へ荷電粒子線を照射する際にも使用されるものであるので、被照射体への荷電粒子線の照射中においてもリアルタイムで荷電粒子線の通過位置を検知することができる。
また、ディグレーダは、通過する荷電粒子線のエネルギーを低下させる第1減衰材と、第1減衰材よりも下流側に設けられ、通過する荷電粒子線のエネルギーを低下させる第2減衰材と、を有し、粒子検出器は、第1減衰材を通過する際に発生する粒子を検出する第1粒子検出器と、第2減衰材を通過する際に発生する粒子を検出する第2粒子検出器と、を有するようにしてもよい。この構成によれば、荷電粒子線の上流側及び下流側に位置する2つの減衰材の位置で発生する粒子を検出するので、2箇所で荷電粒子線の通過位置を検知することができ、その結果、荷電粒子線の位置のみならず荷電粒子線の進行方向も検知することができる。
また、ビーム位置調整部は、荷電粒子線を偏向する第1偏向部と、第1偏向部よりも下流側に設けられ、荷電粒子線を偏向する第2偏向部と、を有するようにしてもよい。この構成によれば、第1及び第2偏向部の下流の荷電粒子線について、その位置のみならず進行方向も調整することができる。その結果、荷電粒子線の進行方向を適切な方向(例えば、ビームダクトの延在方向)に調整することができる。
本発明によれば、サイクロトロンから出射された荷電粒子線の位置を適切な位置に調整可能とする荷電粒子線治療システムを提供することができる。
第1実施形態の荷電粒子線治療システムを示す図である。 プロファイルモニタを示す図である。 ステアリング電磁石と、プロファイルモニタと、をY方向の視線で見た模式図である。 荷電粒子線治療システムにおけるビームの位置の調整を示すフローチャートである。 第2実施形態の荷電粒子線治療システムを示す図である。 第2実施形態におけるディグレーダ及びディグレーダモニタを示す図である。
(第1実施形態)
以下、図1を参照しながら第1実施形態に係る荷電粒子線治療システム1を詳細に説明する。なお、「上流」「下流」の語は、出射する荷電粒子線の上流(加速器側)、下流(患者側)をそれぞれ意味している。また、荷電粒子線のビームの輸送方向に直交する平面上において、所定の一方向(例えば水平方向)をX方向とし、X方向に直交する方向(例えば鉛直方向)をY方向とする。また、ビームの輸送方向をZ方向とする。
図1に示す荷電粒子線治療システム1は、放射線療法によるがん治療等に利用される装置であり、荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射する加速器であるサイクロトロン11と、荷電粒子線を被照射体へ照射する照射ノズル12(照射装置)と、サイクロトロン11から出射された荷電粒子線を照射ノズル12へ輸送するビーム輸送ライン13と、を備えている。更に荷電粒子線治療システム1は、ビーム輸送ライン13に設けられ荷電粒子線のエネルギーを低下させて荷電粒子線の飛程を調整するディグレーダ18と、ビーム輸送ライン13に設けられた複数の電磁石25と、を備えている。
荷電粒子線治療システム1では、治療台22上の患者Pの腫瘍(被照射体)に対してサイクロトロン11から出射された荷電粒子線の照射が行われる。荷電粒子線は電荷をもった粒子を高速に加速したものであり、例えば陽子線、重粒子(重イオン)線等がある。
照射ノズル12は、治療台22の周りを360度回転可能な回転ガントリ23の内側に取り付けられており、回転ガントリ23によって任意の回転位置に移動可能とされている。照射ノズル12には、電磁石25、スキャニング電磁石21、真空ダクト28が含まれている。スキャニング電磁石21は、照射ノズル12の中に設けられている。スキャニング電磁石21は、荷電粒子線の照射方向と交差する面においてX方向へ荷電粒子線を走査するX方向走査電磁石と、荷電粒子線の照射方向と交差する面においてX方向と交差するY方向へ荷電粒子線を走査するY方向走査電磁石と、を有している。また、スキャニング電磁石21により走査された荷電粒子線はX方向及び/又はY方向へ偏向されるため、スキャニング電磁石よりも下流側の真空ダクト28は、その径が下流側ほど拡大されている。
ビーム輸送ライン13は、荷電粒子線が通るビームダクト14を有している。ビームダクト14の内部は真空状態に維持されており、輸送中の荷電粒子線を構成する荷電粒子が空気等により散乱することを抑制している。また、ビーム輸送ライン13上に設けられた電磁石25には、荷電粒子線のビームを収束させる収束電磁石と、ビームを偏向する偏向電磁石と、が含まれている。
また、ビーム輸送ライン13は、サイクロトロン11から出射された所定のエネルギー幅を有する荷電粒子線から所定のエネルギー幅よりも狭いエネルギー幅の荷電粒子線を選択的に取り出すESS(Energy Selection System)15と、ESS15によって選択されたエネルギー幅を有する荷電粒子線を、エネルギーが維持された状態で輸送するBTS(Beam Transport System)16と、BTS16から回転ガントリ23に向けて荷電粒子線を輸送するGTS(Gantry Transport System)17と、を有している。
ディグレーダ18は、通過する荷電粒子線のエネルギーを低下させて当該荷電粒子線の飛程を調整する。患者の体表から被照射体である腫瘍までの深さは患者ごとに異なるため、荷電粒子線を患者に照射する際には、荷電粒子線の到達深さである飛程を調整する必要がある。ディグレーダ18は、サイクロトロン11から一定のエネルギーで出射された荷電粒子線のエネルギーを調整することにより、患者体内の所定の深さにある被照射体に荷電粒子線が適切に到達するように調整する。このようなディグレーダ18による荷電粒子線のエネルギー調整は、被照射体を仮想的にスライスした層毎に行われる。
荷電粒子線治療システム1は、ビーム輸送ライン13中でサイクロトロン11の直ぐ下流側に設けられた2つの四極電磁石Q1,Q2を備えている。四極電磁石Q1は、電磁石電源P5からの供給電流に応じて輸送中の荷電粒子線のビームのX方向の幅を調整する。同様に、四極電磁石Q2は、電磁石電源P6からの供給電流に応じて輸送中の荷電粒子線のビームのY方向の幅を調整する。
更に荷電粒子線治療システム1は、X方向及びY方向におけるビームの位置を調整するための4つのステアリング電磁石S1,S2,S3,S4(ビーム位置調整部)を備えている。ステアリング電磁石S1〜S4は、四極電磁石Q1とディグレーダ18との間においてビーム輸送ライン13中に設けられており、上流側から下流側に向かって、ステアリング電磁石S1,S2,S3,S4の順に配列されている。4つのうちの2つのステアリング電磁石S1,S3は、X方向におけるビームの位置を調整するビーム位置調整部として機能し、他の2つのステアリング電磁石S2,S4は、Y方向におけるビームの位置を調整するビーム位置調整部として機能する。
具体的には、ステアリング電磁石S1(第1偏向部)は、電磁石電源P1からの供給電流に応じてビームをX方向に偏向する。すなわち、ステアリング電磁石S1を通過するビームの進行方向はステアリング電磁石S1が発生する磁界によってX方向に屈曲する。この場合、電磁石電源P1からステアリング電磁石S1への供給電流が大きいほどビームの屈曲の角度が大きくなり、上記供給電流が小さいほどビームの屈曲の角度は小さくなる。また、電磁石電源P1からステアリング電磁石S1への供給電流の正負(供給電流の向き)を変更することにより、ビームの屈曲方向を変更することができる。
上記のステアリング電磁石S1と同様の構成に基づいて、ステアリング電磁石S3(第2偏向部)は、電磁石電源P3からの供給電流に応じてビームをX方向に偏向し、ステアリング電磁石S2(第1偏向部)は、電磁石電源P2からの供給電流に応じてビームをY方向に偏向し、ステアリング電磁石S4(第2偏向部)は、電磁石電源P4からの供給電流に応じてビームをY方向に偏向する。
更に荷電粒子線治療システム1は、X方向及びY方向におけるビームの通過位置を検知するビーム位置検知部として、2つのプロファイルモニタM1,M2を備えている。プロファイルモニタM1(第1検知部)及びプロファイルモニタM2(第2検知部)は、ディグレーダ18の下流側においてビーム輸送ライン13中に設けられており、上流側から下流側に向かって、プロファイルモニタM1,M2の順に配列されている。
図2に示されるように、プロファイルモニタM1は、電離箱に内蔵された透過型のマルチストリップワイヤー31X,31Yを備えており、マルチストリップワイヤー31X,31Yには高電圧が印加されている。X方向に延在する複数の(例えば、128本の)マルチストリップワイヤー31Xと、Y方向に延在する複数の(例えば、128本の)マルチストリップワイヤー31YとがZ方向に重ねて配置され、Z方向の視線で見て格子状をなすワイヤーグリッド30が構成されている。このように構成されたワイヤーグリッド30では、Z方向の視線で見たマルチストリップワイヤー31X,31Yの各交点(以下「ワイヤー交点」)に対応させてXY平面内の位置を表すことができる。
ビームBがワイヤーグリッド30を通過する際に、ビームBの照射を受けたマルチストリップワイヤー31X,31Yでは電荷が発生するため、この電荷を検知することでビームBの照射範囲に含まれるワイヤー交点の分布すなわちビームBの照射位置(通過位置)のXY座標を検知することができる。プロファイルモニタM1は、ビームBの通過位置のXY座標を示す電気信号を後述する制御部35に送信する。また、プロファイルモニタM1では、上記の照射範囲に含まれるワイヤー交点の分布に基づいて、X方向のビームの幅や、Y方向のビームの幅を検知することもできる。なお、プロファイルモニタM2も、プロファイルモニタM1と同様の構成を備えているので、重複する説明を省略する。
図3は、ビーム輸送ライン13中に配列されたステアリング電磁石S1〜S4と、プロファイルモニタM1,M2と、をY方向の視線で見た模式図である。前述したように、ビームBのX方向の位置調整のために、ビームBの進行方向に配列された2つのステアリング電磁石S1,S3が設けられている。この構成により、図3に示されるように、ビームBをX方向に2回屈曲させることができる。従って、ステアリング電磁石S1,S3によるビームBの屈曲角度をそれぞれ調整することにより、当該ステアリング電磁石S1,S3よりも下流のビームBに関して、ビームBのX方向における位置と、X方向における進行方向と、を調整することができる。例えば図3の例では、ビームBが、ステアリング電磁石S1によってX方向で図中の上向きに屈曲され、ステアリング電磁石S3によってX方向で図中の下向きに屈曲される。これにより、ビームBの位置がビームダクト14の中央(プロファイルモニタM1,M2の中央)に合わせられ、且つビームBの進行方向がビームダクト14に平行になる。なお、図中のB’は、調整前のビームの軌跡を示している。
同様に、ビームのY方向の位置調整のために、ビームの進行方向に配列された2つのステアリング電磁石S2,S4が設けられている。この構成により、ビームBをY方向に2回屈曲させることができる。従って、ステアリング電磁石S2,S4によるビームBの屈曲角度をそれぞれ調整することにより、当該ステアリング電磁石S2,S4よりも下流のビームBに関して、ビームBのY方向における位置と、Y方向における進行方向と、を調整することができる。
また、ビーム通過位置のXY座標を検知するための2つのプロファイルモニタM1,M2がビームBの輸送方向に配置されている。この構成により、プロファイルモニタM1,M2の2箇所におけるビームBの通過位置の各XY座標のみならず、プロファイルモニタM1,M2間におけるビームBの進行方向のX成分,Y成分を検知することができる。
制御部35は例えばコンピュータで構成され、電磁石電源P1〜P6に対してそれぞれ制御信号を送信する。電磁石電源P1〜P6には、それぞれ、ステアリング電磁石S1〜S4及び四極電磁石Q1,Q2に供給すべき電流を示す電流パラメータが上記制御信号によって付与される。以下、上記制御信号によって電磁石電源P1に付与される電流パラメータを「第1電流パラメータ」、電磁石電源P2に付与される電流パラメータを「第2電流パラメータ」、といったように、各電磁石電源P1〜P6に付与される電流パラメータを第1〜第6電流パラメータと区別して呼ぶこととする。
電磁石電源P1は、制御信号によって付与された第1電流パラメータに対応する電流をステアリング電磁石S1に供給する。そして、ステアリング電磁石S1は、前述の通り、供給された電流に応じた方向及び角度でビームBを屈曲させる。このように、制御部35は、ステアリング電磁石S1におけるビームBの屈曲方向及び屈曲角度を調整する。同様にして、制御部35は、ステアリング電磁石S2〜S4におけるビームBの屈曲方向及び屈曲角度を調整する。また、同様にして、制御部35は、四極電磁石Q1,Q2におけるビーム幅を調整することができる。制御部35は、前述の通り、プロファイルモニタM1,M2から、それぞれ、ビームBの通過位置のXY座標を示す電気信号を受信する。
以上説明したような荷電粒子線治療システム1においては、プロファイルモニタM1,M2で検知されたビームBの通過位置に基づいて、ステアリング電磁石S1〜S4の電流値の設定が調整され、ステアリング電磁石S1〜S4の下流におけるビームBの通過位置及び進行方向が適正な位置に調整される。以下、図4を参照しながら、荷電粒子線治療システム1におけるビームBの通過位置及び進行方向の調整について説明する。この調整処理は、例えば、毎日の荷電粒子線治療システム1による患者Pの治療に先立って、1日に1回程度の頻度で実行される。また、この調整処理は、例えば、制御部35が予め準備されたプログラムを実行することにより、自動的に実行される。
図4に示されるように、サイクロトロン11からの荷電粒子線のビームBが出射されている状態(ステップS501)において、プロファイルモニタM1,M2がそれぞれ、ビームBの通過位置のXY座標を検知し、制御部35に電気信号を送信する。制御部35は、プロファイルモニタM1におけるビームBの通過位置(以下「第1ビーム位置」)のXY座標と、プロファイルモニタM2におけるビームBの通過位置(以下「第2ビーム位置」)のXY座標と、を取得する(ステップS503)。
続いて、制御部35は、第1及び第2ビーム位置が、それぞれ、調整目標位置から所定の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS505)。例えば、ここでは、第1ビーム位置のX座標、第1ビーム位置のY座標、第2ビーム位置のX座標、及び第2ビーム位置のY座標が、すべて各調整目標の座標に対して所定の誤差範囲内にある場合に、「Yes」の判定がなされ、それ以外の場合には「No」の判定がなされる。
なお、第1及び第2ビーム位置が両方とも調整目標位置から所定範囲内にあるときに、ビームBの通過位置がビームダクト14の中心近傍であり且つビームBの進行方向がビームダクト14の延在方向に略平行になるように設定されている。
上記のステップS505において、Yesの判定がなされた場合には、制御部35は、電磁石電源P1〜P4に付与されている現在の第1〜第4電流パラメータを制御部35の記憶部35aに記憶し(ステップS507)、処理を終了する。これ以降は、制御部35は、記憶部35aに記憶された第1〜第4電流パラメータを、それぞれ電磁石電源P1〜P4に付与する。
一方、上記のステップS505において、Noの判定がなされた場合には、次のステップS509に処理を進める。ステップS509では、制御部35が、第1ビーム位置のX座標、第1ビーム位置のY座標、第2ビーム位置のX座標、及び第2ビーム位置のY座標を、それぞれ調整目標の座標に近づけるための第1〜第4電流パラメータの組合せを、所定のアルゴリズムにより算出する(ステップS509)。次に、制御部35は、上記の算出された組合せにおける第1〜第4電流パラメータを、それぞれ、制御信号によって電磁石電源P1〜P4に付与する(ステップS511)。そうすると、各電磁石電源P1〜P4からは、第1〜第4電流パラメータに対応した電流がステアリング電磁石S1〜S4に供給され、各ステアリング電磁石S1〜S4は、供給された上記電流に応じた方向及び角度でビームBを屈曲させる。次に、処理はステップS503に戻り、ステップS503からの処理が繰り返される。その後、最終的には、ステップS505において「Yes」の判定がなされ、第1及び第2ビーム位置が調整目標位置から所定の範囲内になったところで、第1〜第4パラメータが記憶部35aに記憶され(ステップS507)、処理が終了する。
続いて、上述した荷電粒子線治療システム1による作用効果について説明する。荷電粒子線治療システム1では、プロファイルモニタM1,M2で検知されたビームBの通過位置に応じて、電磁石電源P1〜P4の供給電流を設定することによりビームBの通過位置及び進行方向を適切に調整することができる。上記のビーム位置の調整処理は、予め準備されたプログラムに従って、制御部35が自動的に実行可能であるので、各ステアリング電磁石S1〜S4の設定を手動で調整する方法に比べて、調整の手間を低減することができる。
また、荷電粒子線治療システム1では、プロファイルモニタM1,M2の2箇所におけるビームのXY座標に基づき、ビームBのX方向の通過位置及び進行方向が2箇所のステアリング電磁石S1,S3で調整されると共に、ビームBのY方向の通過位置及び進行方向が2箇所のステアリング電磁石S2,S4で調整される。従って、X方向及びY方向においてビームBの通過位置及び進行方向を適切に調整することができ、ビームダクト14の中央近傍をビームダクト14の延在方向に沿って正確に進行するビームを形成することができる。
また、この種の荷電粒子線治療システムでは、ビームBがディグレーダ18を通過すると発散によりビームBの径等が変化する。これに対し、荷電粒子線治療システム1では、プロファイルモニタM1,M2がディグレーダ18よりも下流側に設けられているので、ビームBの径等が変化した後のビームBについて通過位置を検知し、当該ビームBの通過位置及び進行方向が調整されることになる。その結果、適切に位置調整されたビームBが照射ノズル12まで到達する。また、荷電粒子線治療システム1では、ステアリング電磁石S1〜S4がディグレーダ18よりも上流側に設けられているので、ビームBをディグレーダ18の所望の位置に正確に入射させることができ、ひいては、患者Pの体内におけるビームの飛程を正確に調整することができる。
また、荷電粒子線治療システム1では、加速器としてサイクロトロン11が用いられている。サイクロトロン11は、例えばシンクロトロンなどの他の加速器に比較して、出口におけるビーム位置の変動が大きい傾向にある。よって、サイクロトロンを加速器として使用する荷電粒子線治療システム1においては、上述のように自動的にビーム位置調整が行われる構成がより好適に使用される。
なお、前述の通り、プロファイルモニタM1,M2は、それぞれ、X方向のビームBの幅やY方向のビームBの幅を検知することもできる。従って、制御部35は、プロファイルモニタM1,M2で検知されたビームBの幅に基づいて、第5及び第6電流パラメータを調整することで、ビームBのX方向及びY方向の幅を適切に調整することも可能である。
(第2実施形態)
図5に示されるように、本実施形態の荷電粒子線治療システム101は、プロファイルモニタM1,M2(図1参照)に代えて、ディグレーダモニタD1,D2を備える点において荷電粒子線治療システム1とは異なっている。ディグレーダモニタD1,D2は、プロファイルモニタM1,M2と同様に、ビームの位置を検知するビーム位置検知部として機能する。ディグレーダモニタD1,D2は、それぞれ、ビームBの通過位置のXY座標を示す電気信号を制御部35に送信する。荷電粒子線治療システム101におけるその他の構成については、荷電粒子線治療システム1と同様である。本実施形態の荷電粒子線治療システム101の構成要素のうち、第1実施形態と同一又は同等の構成要素には、図面上で同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図6を参照しながら、ディグレーダ18及びディグレーダモニタD1,D2の構成について詳細に説明する。図6に示されるように、ディグレーダ18は、Z方向に配列された2枚の減衰材18a,18bを備えている。減衰材18a,18bは、X方向に尖ったくさび形の断面をなしており、ビームBの軌道上に配置される。減衰材18a,18bのうち、上流側に配置されるものを減衰材18a(第1減衰材)とし、下流側に配置されるものを減衰材18b(第2減衰材)とする。ディグレーダ18は、ビームダクト14が一部途切れた箇所に構成されており、減衰材18a,18bはビームダクト14の外に位置している。すなわち、ディグレーダ18よりも上流側のビームダクト14の下流端面14aと、下流側のビームダクト14の上流端面14bと、の間に減衰材18a,18bが配置されている。下流端面14aからビームダクト14外に出射されたビームBは、減衰材18a,18bを通過し、上流端面14bから再びビームダクト14に導入される。
ビームBが減衰材18a,18bを通過する際に、通過する減衰材18a,18bの部位の厚みに応じてビームBのエネルギーが喪失される。ディグレーダ18は、減衰材18a,18bを、ビームBの軌道に対し挿抜する方向(例えばX方向)に移動させる駆動機構(図示せず)を備えている。ビームBの軌道に対し減衰材18a,18bを挿抜することにより、ビームBが通過する部位の減衰材18a,18bの厚みを変更し、ビームBのエネルギー喪失量を調整することができる。このように、ビームBを所望のエネルギーに低下させてビームBのエネルギーを調整することで、患者Pの体内におけるビームBの飛程を調整することができる。
ここで、ビームBがディグレーダ18を通過する際には、ビームBと減衰材18a,18bとの反応により二次粒子39が生成する。そして二次粒子39は、減衰材18a,18bにおけるビームBの通過部位から周囲に放出される。上記の二次粒子39には、例えば、ガンマ線や電子が含まれる。
ディグレーダモニタD1は、上記減衰材18aと、減衰材18aを斜め上流側から撮像するカメラ41(第1粒子検出器)と、カメラ41による撮像データを処理する演算部43(位置算出部)とを備えている。カメラ41としては、二次粒子39を受光しイメージ化することが可能なカメラが採用される。例えば、コンプトンカメラ、シンチレータを有するカメラ、PETカメラ、ピンホールカメラ等をカメラ41として使用することができる。なお、前述のとおり、ディグレーダ18は、ビームダクト14が一部途切れた箇所に構成されているので、カメラ41はビームダクト14の外に設置することができ、カメラ41の設置スペースが確保し易い。
演算部43は例えばコンピュータであり、カメラ41で得られた撮像データに基づいて所定の画像処理演算を行い、減衰材18aにおける二次粒子39の発生箇所のXY座標を検知する。そして、演算部43は、減衰材18a上における二次粒子39の発生箇所のXY座標を示す電気信号を制御部35に送信する。減衰材18aにおける二次粒子39の発生箇所は、すなわち減衰材18aの位置におけるビームBの通過位置であるので、制御部35においては、演算部43から受信したXY座標は、ビームBの通過位置のXY座標として取り扱われる。
なお、演算部43としては、個別のコンピュータ等ではなく、制御部35の一機能として制御部35に含まれてもよい。また、二次粒子39に反応して蛍光し可視光を発生する蛍光物質を減衰材18a,18bに塗布しておくことも可能である。この場合、可視光を受光しイメージ化するカメラ(通常の可視光カメラ)をカメラ41として採用することができる。なお、上記の蛍光物質としては、例えば、アルミナを含む蛍光塗料や、銀とZnSを含む蛍光塗料を用いることができる。
ディグレーダモニタD2は、ディグレーダモニタD1と同様に、上記減衰材18bと、カメラ42(第2粒子検出器)と、演算部44(位置算出部)とを備えている。ディグレーダモニタD2のカメラ42は、減衰材18bを斜め下流側から撮像する。そしてディグレーダモニタD2の演算部44は、減衰材18b上における二次粒子39の発生箇所のXY座標を示す電気信号を制御部35に送信する。カメラ42はカメラ41と同様の構成を備え、演算部34は演算部33と同様の構成を備えているので、それぞれ重複する説明を省略する。
以上の荷電粒子線治療システム101による作用効果について説明する。
荷電粒子線治療システム101では、前述のプロファイルモニタM1,M2に代えてディグレーダモニタD1,D2を用いることで、減衰材18aと、その下流側に配置された減衰材18bと、の2つの位置におけるビームBの位置を検知し、検知したビームBの位置に基づいてステアリング電磁石S1〜S4の電流を制御し、ビームBの位置を調整目標位置に調整することができる。すなわち、制御部35は、ディグレーダモニタD1で検知されたビームBの通過位置を前述の第1ビーム位置とし、ディグレーダモニタD2で検知されたビームBの通過位置を前述の第2ビーム位置として取り扱えばよい。よって、第1実施形態の荷電粒子線治療システム1と同様の作用効果が奏される。
荷電粒子線治療システム101による患者Pへのビームの照射中(患者Pの治療中)においては、ディグレーダ18は、ビームBを通過させ当該ビームBのエネルギーを低下させており、患者Pの治療中においても上記のような二次粒子39が減衰材18a,18bから発生している。従って、治療に影響を与えることなく、ディグレーダモニタD1,D2を用いてディグレーダ18からビームBの位置(XY座標)を取得することができる。このように、患者Pの治療中にリアルタイムで、ビームBの通過位置を検知することができるので、検知されたビームBの通過位置に基づいて、ステアリング電磁石S1〜S4の電流をフィードバック制御するといった処理をリアルタイムで治療中に実行することができる。よって、治療中においてビームBの通過位置及び進行方向をリアルタイムで調整目標に制御する処理が可能であり、最終的に患者Pに対して照射されるビーム位置の精度も向上する。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して、変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
例えば、実施形態ではX方向のビーム位置調整のために2つのステアリング電磁石S1,S3を設けているが、X方向のビーム位置調整部は1つでもよい。同様に、実施形態ではY方向のビーム位置調整のために2つのステアリング電磁石S2,S4を設けているが、Y方向のビーム位置調整部は1つでもよい。また、実施形態では、ビームの位置を2箇所で検知するために2つのプロファイルモニタM1,M2又は2つのディグレーダモニタD1,D2を設けているが、このようなビーム位置検知部は1つでもよい。また、本発明では、ビーム位置調整部の下流側にビーム位置検知部が設けられるといった位置関係があればよく、第1実施形態のように、ビーム位置調整部(ステアリング電磁石S1〜S2)とビーム位置検知部(プロファイルモニタM1,M2)との間にディグレーダ18が配置される構成は必須ではない。
1,101…荷電粒子線治療システム、11…サイクロトロン、12…照射ノズル(照射装置)、13…ビーム輸送ライン、18…ディグレーダ、18a…減衰材(第1減衰材)、18b…減衰材(第2減衰材)、41…カメラ(第1粒子検出器)、42…カメラ(第2粒子検出器)、43,44…演算部(位置算出部)、B…ビーム、D1,D2…ディグレーダモニタ(第1検知部、ビーム位置検知部)、D1,D2…ディグレーダモニタ(第2検知部、ビーム位置検知部)、S1,S3…ステアリング電磁石(第1偏向部、ビーム位置調整部)、S2,S4…ステアリング電磁石(第2偏向部、ビーム位置調整部)、M1,M2…プロファイルモニタ(第1検知部、ビーム位置検知部)、M1,M2…プロファイルモニタ(第2検知部、ビーム位置検知部)、P…患者(被照射体)。

Claims (6)

  1. 荷電粒子を加速して荷電粒子線を出射するサイクロトロンと、
    前記荷電粒子線を被照射体へ照射する照射装置と、
    前記サイクロトロンから出射された前記荷電粒子線を前記照射装置へ輸送するビーム輸送ラインと、
    前記ビーム輸送ライン中に設けられ、通過する前記荷電粒子線の位置を検知するビーム位置検知部と、
    前記ビーム位置検知部よりも上流側に設けられ、前記荷電粒子線の位置を調整するビーム位置調整部と、を備える荷電粒子線治療システム。
  2. 前記ビーム位置検知部は、
    通過する前記荷電粒子線の位置を検知する第1検知部と、
    前記第1検知部よりも下流側に設けられ、通過する前記荷電粒子線の位置を検知する第2検知部と、を有する、請求項1に記載の荷電粒子線治療システム。
  3. 前記ビーム輸送ライン中に設けられ、通過する前記荷電粒子線のエネルギーを低下させ調整するディグレーダを更に備え、
    前記ビーム位置検知部は、前記ディグレーダよりも下流側に設けられ、
    前記ビーム位置調整部は、前記ディグレーダよりも上流側に設けられる、請求項1又は2に記載の荷電粒子線治療システム。
  4. 前記ビーム輸送ライン中に設けられ、通過する前記荷電粒子線のエネルギーを低下させ調整するディグレーダを更に備え、
    前記ビーム位置検知部は、
    前記荷電粒子線が前記ディグレーダを通過する際に発生する粒子を検出する粒子検出器と、
    前記粒子検出器が検出した粒子が発生した位置を検知する位置算出部と、を有する、請求項1に記載の荷電粒子線治療システム。
  5. 前記ディグレーダは、
    通過する前記荷電粒子線のエネルギーを低下させる第1減衰材と、
    第1減衰材よりも下流側に設けられ、通過する荷電粒子線のエネルギーを低下させる第2減衰材と、を有し、
    前記粒子検出器は、
    前記第1減衰材を通過する際に発生する粒子を検出する第1粒子検出器と、
    前記第2減衰材を通過する際に発生する粒子を検出する第2粒子検出器と、を有する、請求項4に記載の荷電粒子線治療システム。
  6. 前記ビーム位置調整部は、
    前記荷電粒子線を偏向する第1偏向部と、
    前記第1偏向部よりも下流側に設けられ、前記荷電粒子線を偏向する第2偏向部と、を有する、請求項2又は5に記載の荷電粒子線治療システム。
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