JP2017169518A - 培養システム - Google Patents

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浩 田中
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Abstract

【課題】培養後液中の複数の培養成分の濃度を適正範囲として、培養後液を再利用する。【解決手段】培養システム100は、対象物を培養する培養槽110と、互いに異なる培養成分が含まれる複数の成分液が、成分液ごとに保持される複数の貯留部(リン酸貯留部310、硫酸貯留部320、カルシウム貯留部330、鉄貯留部340)と、培養槽から対象物液を抜き出して、対象物と培養後液とに分離する分離手段(スクリーン210、噴射手段220)と、分離された培養後液に含まれる複数の培養成分それぞれの濃度を測定する濃度測定部274と、培養成分それぞれの濃度に基づいて、複数の貯留部から培養後液に成分液を供給する供給手段(供給量制御部286、第1ポンプ312、第2ポンプ322、第3ポンプ332、第4ポンプ342)と、成分液が供給された培養後液を培養槽に返送する返送手段290と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、微生物や細胞を培養する培養システムに関する。
近年、バイオ燃料(炭化水素やバイオディーゼル)や、生理活性物質等を産生することができる藻類(特に、微細藻類)が注目されており、このような藻類から燃料や生理活性物質等を取り出したり、藻類自体を食品、薬、化粧品等に利用したりすることが検討されている。
藻類から燃料等を取り出したり、藻類自体を食品等に利用したりするには、培養装置で藻類を大量に培養する必要がある。藻類を大量に培養する培養装置として、例えば、特許文献1には、培養液の液面が大気開放されている培養装置(開放系リアクタ)であるレースウェイ型(オープンポンド型、屋外池型とも呼ばれる)が開示されている。そして、培養装置において培養液中で培養された藻類は、培養液から分離された後、所定の処理が施されて、燃料、食品等に加工される。
このように藻類等の微生物や細胞(以下、「対象物」と称する)を大量培養するには、大量の培養液が必要となるが、培養液に含まれる培養成分(対象物の培養に必要な物質)は、培養中に対象物によって消費されるため、対象物を分離した後の培養液(以下、「培養後液」と称する)をそのまま再利用すると、対象物の培養が促進されなくなるおそれがある。そこで、培養後液中の培養成分の濃度を測定し、培養成分の濃度が適正値となるように培養後液に培養成分を添加する技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2011−239746号公報 特開2012−175964号公報
しかし、対象物の育成具合によって、培養成分ごとに消費量が異なるため、1の培養成分の濃度に基づいて、複数の培養成分を一括して培養後液に添加してしまうと、複数の培養成分を適正範囲内に収めることができない。
本発明は、このような課題に鑑み、培養後液中の複数の培養成分の濃度を適正範囲として、培養後液を再利用することができる培養システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の培養システムは、対象物の培養に必要な物質である培養成分が複数含まれる培養液で、該対象物を培養する培養システムであって、前記対象物が懸濁された培養液である対象物液を貯留するとともに、該対象物を培養する培養槽と、互いに異なる前記培養成分が含まれる複数の成分液が、該成分液ごとに保持される複数の貯留部と、前記培養槽から前記対象物液を抜き出して、前記対象物と培養後液とに分離する分離手段と、分離された前記培養後液に含まれる複数の培養成分それぞれの濃度を測定する濃度測定部と、前記培養成分それぞれの濃度に基づいて、前記複数の貯留部から前記培養後液に前記成分液を供給する供給手段と、前記成分液が供給された前記培養後液を前記培養槽に返送する返送手段と、を備えたことを特徴とする。
また、水を貯留する貯水部を備え、前記供給手段は、前記培養成分それぞれの濃度に基づいて、前記貯水部から前記培養後液に水を供給するとしてもよい。
また、前記複数の貯留部は、前記培養成分としてリン酸を含む成分液を貯留するリン酸貯留部、および、該培養成分として硫酸を含む成分液を貯留する硫酸貯留部のいずれか一方または両方と、前記培養成分としてカルシウムを含む成分液を貯留するカルシウム貯留部、および、前記培養成分として鉄を含む成分液を貯留する鉄貯留部のいずれか一方または両方と、を含んで構成されるとしてもよい。
また、前記分離手段は、フィルタを含んで構成されるとしてもよい。
また、前記分離手段は、本体部と、該本体部の表面から裏面まで貫通する複数の貫通孔と、を有する金属製のスクリーンと、前記培養槽から前記対象物液を抜き出して、前記本体部の表面に向けて噴射する噴射手段と、を含んで構成されるとしてもよい。
また、前記培養後液に紫外線を照射する紫外線照射部を備えるとしてもよい。
また、前記培養後液に酸化促進剤を添加する酸化促進手段を備え、前記紫外線照射部は、前記酸化促進剤が添加された前記培養後液に紫外線を照射するとしてもよい。
本発明によれば、培養後液中の複数の培養成分の濃度を適正範囲として、培養後液を再利用することが可能となる。
培養システムを説明する図である。 分離再生ユニットを説明する図である。 スクリーンの具体的な構成について説明する図である。 噴射手段による対象物液の噴射態様について説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(培養システム100)
本実施形態では、培養液中で対象物を培養する培養システム100について説明する。なお、対象物としてボツリオコッカス、スピルリナ等の微細藻類(藻類)を例に挙げて説明する。また、藻類は、野生株であってもよいし、遺伝子組み換えや、突然変異を誘発させることによって粒径を肥大化させた変異株であってもよい。
図1は、本実施形態にかかる培養システム100を説明する図である。図1に示すように、培養システム100は、培養槽110と、分離再生ユニット120と、発電装置130とを含んで構成される。なお、図1中、液体の流れを矢印で示す。
培養槽110は、上面に開口部112を有し、藻類が懸濁された培養液である対象物液を貯留する。そして、開口部112から対象物液に太陽光10が照射されることにより、培養槽110内において藻類が培養(増殖)されることとなる。本実施形態において、培養槽110は、水平方向に並列する複数の分割領域114(図1中、114A〜114Dで示す)に分割されている。なお、培養槽110は、分割領域114の水面が、分割領域114A、114B、114C、114Dの順で徐々に低くなるように構成されている。
詳しくは後述するが、分離再生ユニット120は、培養槽110から対象物液を抜き出した後、対象物液を藻類と培養後液とに分離し、分離した培養後液を培養液として再生して培養槽110に返送する。本実施形態において、分離再生ユニット120は、培養槽110における一端側に形成された分割領域114Dから対象物液を抜き出すとともに、再生された培養液を、培養槽110における他端側に形成された分割領域114Aに返送する。したがって、培養槽110において、培養液(対象物液)は、分割領域114A、分割領域114B、分割領域114C、分割領域114Dの順で移動することとなる。
分離再生ユニット120が、分割領域114Dから対象物液を抜き出し、分割領域114Dから最も遠い位置に配される分割領域114Aに培養液を返送する構成により、再生された培養液の滞留時間を長くすることができる。すなわち、再生された培養液がショートカットされて(わずかな滞留時間で)分離再生ユニット120に導入される事態を回避することができ、培養液の再生効率を向上させることが可能となる。
また、分離再生ユニット120によって分離された藻類のうち、一部は再生された培養液とともに培養槽110に返送され、その他は、所定の処理が施されて、燃料、食品等に加工される。
発電装置130は、太陽光10をエネルギー源として発電し、生成した電力を分離再生ユニット120に供給する。
このように、本実施形態の培養システム100では、培養槽110で使用された培養液を再生して培養槽110に返送することで、培養液に要するコストを削減でき、低コストで藻類を培養することが可能となる。以下、培養液を再生する分離再生ユニット120の具体的な構成について説明する。
図2は、分離再生ユニット120を説明する図である。なお、本実施形態において、図2をはじめ以下の図では、垂直に交わるX軸(水平方向)、Y軸(水平方向)、Z軸(鉛直方向)を図示の通り定義している。また、図2中、対象物液、培養後液、培養液、成分液、藻類、酸化促進剤等の物質の流れを実線の矢印で示し、信号の流れを破線の矢印で示す。
図2に示すように、分離再生ユニット120は、スクリーン210(分離手段)と、噴射手段220(分離手段)と、藻類回収槽230と、収容部240と、案内板244と、紫外線照射部250と、酸化促進手段260と、濁度測定部270と、酸化測定部272と、濃度測定部274と、中央制御部280と、返送手段290と、リン酸貯留部310(貯留部)と、第1ポンプ312(供給手段)と、硫酸貯留部320(貯留部)と、第2ポンプ322(供給手段)と、カルシウム貯留部330(貯留部)と、第3ポンプ332(供給手段)と、鉄貯留部340(貯留部)と、第4ポンプ342(供給手段)と、貯水部350と、第5ポンプ352(供給手段)と、を含んで構成される。
スクリーン210は、対象物液から培養後液の一部を取り除く。図3は、スクリーン210の具体的な構成について説明する図であり、図3(a)はスクリーン210の平面図を示し、図3(b)は図3(a)におけるIIIb−IIIb線断面図を示す。なお、図3中、理解を容易にするために、スリット214を実際より大きく示す。
図3に示すように、スクリーン210は、ステンレス等の金属で構成された、板状の本体部212を含んで構成される。スクリーン210は、図3(b)に示すように、本体部212の一端側212cが他端側212dより鉛直上方(図3中、Z軸方向)となるように配されている。
本体部212は、表面212a側が凹みとなる湾曲形状に形成されており、本体部212には、本体部212の表面212aから裏面212bまで貫通するとともに、図3中Y軸方向に延在したスリット214(貫通孔)が複数形成されている。また、スリット214における、図3(a)中Z軸方向の幅Wは、藻類の最小粒径未満の大きさとなっている。スリット214の幅を藻類の最小粒径未満とすることにより、藻類がスリット214を通過してしまう事態を回避することができ、藻類の回収効率の低減を防止することが可能となる。なお、藻類の最小粒径は、粒度分布計等の既存の粒径測定装置で測定することができるため、ここでは、詳細な説明は省略する。また、藻類がコロニーを形成する場合、スリット214の幅を、コロニーの最小粒径未満とするとよい。
図2に戻って説明すると、噴射手段220は、一端が培養槽110(分割領域114D)に貯留された対象物液に浸漬されるとともに、他端にノズル222aが接続された配管222と、配管222に設けられたポンプ224とを含んで構成され、培養槽110から対象物液を吸引し(抜き出し)、吸引した対象物液をスクリーン210に噴射する。ノズル222aは、配管222に接続された基端から先端に向かうに従って流路断面積が漸減するテーパ形状となっている。
図4は、噴射手段220による対象物液の噴射態様について説明する図である。なお、図4中、理解を容易にするために、収容部240、紫外線照射部250を省略する。図4中、ハッチングの矢印で示すように、噴射手段220は、スクリーン210の本体部212の表面212aに向けて対象物液を噴射する。そうすると、対象物液中の一部の培養後液がスリット214を通過してスクリーン210の下方に落下し(図4中、白抜き矢印で示す)、本体部212の表面212a上には、一部の培養後液が取り除かれた対象物液(図4中、黒い塗りつぶしで示す。また、以下、「濃縮対象物液」と称する。)が残存することとなる。また、噴射手段220が対象物液を噴射することにより、噴射の流れによって培養後液を効率よくスリット214に通過させることができ、対象物液の脱水効率(対象物液から培養後液を除去する効率)を向上させることが可能となる。
また、本実施形態において、噴射手段220は、本体部212の少なくとも一部の表面212aの面方向に交差する方向、つまり、本体部212の少なくとも1の法線と交差する方向であり、また、一端側212cから他端側212dに向かう方向に対象物液を噴射する。これにより、濃縮対象物液は、噴射の衝撃で一端側212cから他端側212dに向かう方向に移動する。さらに、上記したように、スクリーン210の本体部212は、一端側212cが他端側212dよりも鉛直上方に配されるため、濃縮対象物液を、自重で一端側212cから他端側212dに移動させることもできる。したがって、濃縮対象物液を移動させるための専用の動力が不要となり、動力に要するコストを削減することが可能となる。
このように濃縮対象物液は、一端側212cから他端側212dへ移動し、移動過程において、スリット214を通じてさらに培養後液が取り除かれることとなる。そして、他端側212dに到達した濃縮対象物液は、自重で落下し、藻類回収槽230に収容されることとなる。
藻類回収槽230は、本体部212の他端側212dより下方、かつ、上部開口230aが他端側212dに臨んで配され、濃縮対象物液を収容する。こうして収容された濃縮対象物液の一部は、培養槽110に返送され、その他は、後段の処理設備に送出されることとなる。
図2に戻って説明すると、収容部240は、スクリーン210の本体部212の裏面212bを囲繞し、スリット214を通過した培養後液(スクリーン210によって分離された培養後液)を収容する。
スリット214を通過した培養後液は、自重で収容部240内を落下することから、収容部240内の下部には、培養後液を一時的に貯めておく貯液部242が形成されることとなる。
また、収容部240内には、スリット214を通過した培養後液を貯液部242に案内する案内板244が複数設けられている。
紫外線照射部250は、収容部240内に設けられ、紫外線を照射する。本実施形態において、紫外線照射部250は、LEDで構成されており、殺菌作用が最も大きい波長(DNAを破壊する波長、例えば、253.7nm)の紫外線を照射する。
また、本実施形態において、紫外線照射部250は、本体部212の裏面212b、案内板244、貯液部242に設けられる。紫外線の殺菌効果は、光源(紫外線照射部250)からの距離が近い程、また、照射時間が長い程、高い。したがって、収容部240(貯液部242)における培養後液の滞留時間を長くすれば、殺菌効果を高めることができるが、殺菌時間が長時間化してしまう。
そこで、培養後液が通過する経路の近傍、すなわち、本体部212の裏面212b、案内板244、貯液部242に紫外線照射部250を設けることにより、光源から培養後液(雑菌)までの距離を短くすることができる。これにより、殺菌効果を高めつつ、殺菌時間の短縮化を図ることが可能となる。
また、本実施形態において、紫外線照射部250は、上記発電装置130が生成した電力で紫外線を照射する。雑菌は、太陽光10によって増殖されるため、太陽光10をエネルギー源として発電する発電装置130の発電効率が高い時間(例えば、昼間)と、雑菌の増殖率が高い時間とが概ね一致することとなる。したがって、発電装置130が生成した電力で紫外線照射部250を駆動する(紫外線を照射させる)ことにより、雑菌の増殖時間に効果的に紫外線を照射させることができ、効率よく殺菌を行うことが可能となる。
酸化促進手段260は、収容部240に酸化促進剤を供給する。酸化促進手段260が供給する酸化促進剤は、例えば、オゾン、過酸化水素、次亜塩素酸である。ここでは、酸化促進手段260が酸化促進剤として、オゾンを供給する構成を例に挙げて説明する。
本実施形態において、酸化促進手段260は、少なくとも貯液部242に設けられる紫外線照射部250の上流側にオゾンを供給する。酸化促進手段260がオゾンを供給することにより、培養後液にオゾンを溶解させることができる。したがって、オゾンが溶解された培養後液に紫外線が照射されることとなり、促進酸化処理(AOP:Advanced Oxidation Process)を施すことが可能となり、殺菌効果をさらに向上させることができる。
濁度測定部270は、後述する返送手段290によって収容部240から抜き出された培養後液(殺菌後の培養後液)の濁度を測定する。
酸化測定部272は、返送手段290によって収容部240から抜き出された培養後液(殺菌後の培養後液)のオゾン(酸化促進剤)の濃度を測定する。
濃度測定部274は、返送手段290によって収容部240から抜き出された培養後液(殺菌後の培養後液)に含まれる培養成分それぞれの濃度を、例えば、比色法を用いて測定する。ここで、培養成分は、藻類(対象物)の培養に必須な物質であり、ここでは、リン酸、硫酸、カルシウム、鉄を例に挙げて説明する。また、濃度測定部274による測定に用いられた培養後液は、廃棄してもよいし、返送手段290を構成する配管292に戻してもよい。
中央制御部280は、CPU(中央処理装置)を含む半導体集積回路で構成され、ROMからCPU自体を動作させるためのプログラムやパラメータ等を読み出し、ワークエリアとしてのRAMや他の電子回路と協働して分離再生ユニット120全体を管理および制御する。本実施形態において、中央制御部280は、照射制御部282、酸化制御部284、供給量制御部286(供給手段)としても機能する。
照射制御部282は、濁度測定部270によって測定された濁度に基づいて、紫外線照射部250を制御する。例えば、照射制御部282は、濁度が所定の濁度閾値以上である場合、濁度閾値未満である場合と比較して紫外線の照射頻度(または、照射出力)を上げるように紫外線照射部250を制御する。
培養液中の雑菌が相対的に多いと、濁度が大きくなるため、照射制御部282が濁度に基づいて紫外線照射部250を制御することにより、殺菌効率を向上しつつ、電力消費量を低減することが可能となる。
酸化制御部284は、酸化測定部272によって測定されたオゾンの濃度に基づいて、酸化促進手段260を制御する。例えば、酸化制御部284は、オゾンの濃度が所定の濃度閾値以上である場合、濃度閾値未満である場合と比較してオゾン(酸化促進剤)の供給量を下げるように酸化促進手段260を制御する。
培養槽110に返送される培養液中のオゾンの濃度が高いと、藻類の培養(増殖)を阻害してしまうおそれがあるため、酸化制御部284がオゾンの濃度に基づいて酸化促進手段260を制御することにより、殺菌効率を向上しつつ、藻類の培養の阻害を防止することが可能となる。
供給量制御部286は、濃度測定部274によって測定された培養成分それぞれの濃度に基づいて、後述する複数の貯留部から培養後液に成分液を供給する。供給量制御部286による制御については、後に詳述する。
返送手段290は、一端が収容部240の貯液部242に設けられる(培養後液に浸漬される)とともに、他端が培養槽110(分割領域114A)に接続された配管292と、配管292に設けられた返送ポンプ294とを含んで構成され、収容部240から殺菌された培養後液を吸引して、培養槽110に返送する。なお、返送ポンプ294の下流側の配管292内には、インラインミキサーが設けられており、供給量制御部286によって供給された成分液と、培養後液との混合を促進している。
ここで、返送手段290が、殺菌後の培養後液をそのまま返送すると、培養槽110において藻類の培養が促進されないおそれがある。具体的に説明すると、培養液に含まれる培養成分は、培養中に藻類によって消費される。このため、培養後液をそのまま培養槽110に返送すると、培養成分が足りない場合に藻類の培養が促進されなくなってしまう。
そこで、本実施形態では、殺菌された培養後液に培養成分を供給して培養槽110に返送する。以下、培養成分の供給について具体的に説明する。
リン酸貯留部310は、培養液を構成する培養成分のうち、予め定められた濃度のリン酸(リン酸イオン)を含む成分液(以下、「リン酸液」と称する)を貯留する。なお、リン酸貯留部310に貯留されているリン酸液中のリン酸の濃度は、不図示のメモリに記憶されている。第1ポンプ312は、供給量制御部286の制御に応じて、配管292における濃度測定部274の下流側に、リン酸貯留部310に貯留されたリン酸液を供給する。
硫酸貯留部320は、培養液を構成する培養成分のうち、予め定められた濃度の硫酸(硫酸イオン)を含む成分液(以下、「硫酸液」と称する)を貯留する。なお、硫酸貯留部320に貯留されている硫酸液中の硫酸の濃度は、不図示のメモリに記憶されている。第2ポンプ322は、供給量制御部286の制御に応じて、配管292における濃度測定部274の下流側に、硫酸貯留部320に貯留された硫酸液を供給する。
カルシウム貯留部330は、培養液を構成する培養成分のうち、予め定められた濃度のカルシウム(カルシウムイオン)を含む成分液(以下、「カルシウム液」と称する)を貯留する。なお、カルシウム貯留部330に貯留されているカルシウム液中のカルシウムの濃度は、不図示のメモリに記憶されている。第3ポンプ332は、供給量制御部286の制御に応じて、配管292における濃度測定部274の下流側に、カルシウム貯留部330に貯留されたカルシウム液を供給する。
鉄貯留部340は、培養液を構成する培養成分のうち、予め定められた濃度の鉄(鉄イオン)を含む成分液(以下、「鉄液」と称する)を貯留する。なお、鉄貯留部340に貯留されている鉄液中の鉄の濃度は、不図示のメモリに記憶されている。第4ポンプ342は、供給量制御部286の制御に応じて、配管292における濃度測定部274の下流側に、鉄貯留部340に貯留された鉄液を供給する。
貯水部350は、水を貯留する。第5ポンプ352は、供給量制御部286の制御に応じて、配管292における濃度測定部274の下流側に、貯水部350に貯留された水を供給する。
供給量制御部286は、濃度測定部274によって測定された培養成分それぞれの濃度に基づいて、第1ポンプ312、第2ポンプ322、第3ポンプ332、第4ポンプ342、第5ポンプ352を制御する。
例えば、濃度測定部274によって測定されたリン酸の濃度が所定の適正範囲未満である場合、供給量制御部286は、メモリに記憶されたリン酸液の濃度に基づき、第1ポンプ312を駆動して、適正範囲となるまで所定量の(もしくは、第1ポンプ312の流量に基づき所定時間)リン酸液を供給する。同様に、濃度測定部274によって測定された硫酸の濃度が所定の適正範囲未満である場合、供給量制御部286は、メモリに記憶された硫酸液の濃度に基づき、第2ポンプ322を駆動して、適正範囲となるまで所定量の(もしくは、第2ポンプ322の流量に基づき所定時間)硫酸液を供給する。濃度測定部274によって測定されたカルシウムの濃度が所定の適正範囲未満である場合、供給量制御部286は、メモリに記憶されたカルシウム液の濃度に基づき、第3ポンプ332を駆動して、適正範囲となるまで所定量の(もしくは、第3ポンプ332の流量に基づき所定時間)カルシウム液を供給する。濃度測定部274によって測定された鉄の濃度が所定の適正範囲未満である場合、供給量制御部286は、メモリに記憶された鉄液の濃度に基づき、第4ポンプ342を駆動して、適正範囲となるまで所定量の(もしくは、第4ポンプ342の流量に基づき所定時間)鉄液を供給する。
また、濃度測定部274によって測定された培養成分のうち、1または複数の培養成分の濃度が所定の適正範囲を上回る場合、供給量制御部286は、第5ポンプ352を駆動して、水を供給する。具体的に説明すると、供給量制御部286は、適正範囲との差が最も大きい培養成分の濃度が適正範囲となるまで第5ポンプ352を駆動する。そして、供給量制御部286は、濃度測定部274によって測定された他の培養成分の濃度、貯水部350から供給した水の量に基づいて、他の培養成分の現在の濃度(水添加後の濃度)を推定する。続いて、供給量制御部286は、推定した他の培養成分の現在の濃度に基づき、他の培養成分が適正範囲となるように、第1ポンプ312、第2ポンプ322、第3ポンプ332、第4ポンプ342を制御する。
こうして、培養成分が適正範囲となった培養後液(再生された培養液)は、返送手段290によって培養槽110に返送されることとなる。
以上説明したように、本実施形態の培養システム100では、異なる培養成分が含まれる複数の成分液が、成分液ごとに保持される複数の貯留部(リン酸貯留部310、硫酸貯留部320、カルシウム貯留部330、鉄貯留部340)と、培養成分それぞれの濃度に基づいて、複数の貯留部から培養後液に成分液を供給させる供給量制御部286とを備えることにより、成分液が添加された培養後液におけるすべての培養成分の濃度を適正範囲とすることができる。
そして、培養成分の濃度が適正範囲となった培養後液(再生された培養液)を培養槽110に返送することで、使用済みの培養液を再利用することができる。これにより、培養液に要するコストを削減でき、低コストで藻類を培養することが可能となる。
また、本実施形態の培養システム100では、複数の貯留部それぞれに、互いに異なる成分液を貯留する。例えば、リン酸液とカルシウム液とを1の貯留部に貯留すると、リン酸カルシウムの沈殿が生じ、リン酸液と鉄液とを1の貯留部に貯留すると、リン酸鉄の沈殿が生じ、硫酸液とカルシウム液とを1の貯留部に貯留すると、硫酸鉄の沈殿が生じる。そうすると、成分液中の培養成分の濃度が変動してしまったり、沈殿によって貯留部の供給口が閉塞されてしまったりする不具合が生じる。そこで、複数の貯留部それぞれに、異なる成分液を貯留する構成により、成分液中の培養成分同士による不具合を回避することが可能となる。
また、濃度測定部274は、スクリーン210によって藻類が分離された後の培養後液に含まれる複数の培養成分それぞれの濃度を測定している。かかる構成により、対象物液(藻類を分離する前の培養後液)をそのまま測定する場合と比較して、測定精度を向上させることができる。
また、培養システム100が紫外線照射部250を備える構成により、雑菌によって培養成分が消費されてしまう事態を回避することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態において、培養システム100が培養する対象物として、微細藻類を例に挙げて説明した。しかし、対象物に限定はなく、例えば、微細藻類以外の藻類であってもよいし、藻類以外の微生物、細胞であってもよい。
また、上記実施形態において、貯留部として、リン酸貯留部310、硫酸貯留部320、カルシウム貯留部330、鉄貯留部340を例に挙げて説明した。しかし、リン酸、硫酸、カルシウム、鉄以外の培養成分を含む成分液を貯留する貯留部が設けられていてもよい。また、共存させても不具合(例えば、沈殿)を生じない培養成分同士を1の貯留部に貯留してもよい。
また、上記実施形態において、スクリーン210および噴射手段220を含んで構成される分離手段を例に挙げて説明した。しかし、分離手段は、培養槽110から対象物液を抜き出して、対象物と培養後液とに分離することができれば構成に限定はない。例えば、培養槽から対象物液を抜き出すポンプと、抜き出された対象物液を濾過するフィルタとを含んで構成されてもよい。また、フィルタに代えて、遠心分離機や、液体サイクロンを採用してもよい。
また、上記実施形態において、スクリーン210がステンレスで構成される場合を例に挙げて説明した。しかし、スクリーンは金属製であれば金属種に限定はない。また、スクリーンの表面をコーティングして、本体部212の腐食を防止してもよい。
また、上記実施形態において、本体部212に設けられる貫通孔として、矩形形状のスリット214を例に挙げて説明した。しかし、貫通孔の形状に限定はない。また、貫通孔の大きさは、藻類(またはコロニー)の最小粒径未満であるとよいが、少なくとも1の貫通孔の大きさが藻類の最小粒径未満であればよい。
また、上記実施形態において、すべてのスリット214の幅が、藻類の最小粒径未満である場合を例に挙げて説明した。しかし、少なくとも1のスリット214の幅が、藻類の最小粒径未満であればよい。
また、上記実施形態において、表面212a側が凹みとなる湾曲形状である本体部212を例に挙げて説明した。しかし、本体部212の形状に限定はない。
また、上記実施形態において、紫外線照射部250が、成分液が供給される前の培養後液に紫外線を照射する構成を例に挙げて説明した。しかし、紫外線照射部250は、成分液が供給された後の培養後液に紫外線を照射してもよい。
また、上記実施形態において、紫外線照射部250が、本体部212の裏面212b、貯液部242、案内板244に設けられる構成を例に挙げて説明したが、本体部212の裏面212b、貯液部242、および、案内板244のいずれか1の箇所に紫外線照射部250が設けられていてもよい。本体部212の裏面212bに紫外線照射部250を設けることで、スリット214を通過する培養液すべてに紫外線を照射することができる。貯液部242に紫外線照射部250を設けることで、返送手段290によって返送される培養液すべてに紫外線を照射することができる。また、培養液は、貯液部242に貯留されている期間、紫外線に曝されることになるため、殺菌効率を向上させることができる。案内板244に紫外線照射部250を設けることで、スリット214を通過し、貯液部242に案内される培養液すべてに紫外線を照射することができる。
また、上記実施形態において、紫外線照射部250は、発電装置130が生成した電力で紫外線を照射する構成を例に挙げて説明した。しかし、紫外線照射部250の電力供給源は、発電装置130に限らず、商用電源であってもよい。
また、上記実施形態において、紫外線照射部250が照射する紫外線の波長が253.7nmである構成を例に挙げて説明した。しかし、紫外線照射部250は、培養液を殺菌する紫外線を照射できればよく、紫外線の波長に限定はない。例えば、253.7nmを含む所定の波長範囲の紫外線を照射してもよい。
また、上記実施形態において、紫外線照射部250がLEDで構成される場合を例に挙げて説明した。しかし、紫外線照射部250は、紫外線殺菌灯(水銀灯)で構成されてもよい。
また、培養槽110から抜き出した対象物液の濁度を測定し、濁度に基づいて、藻類回収槽230から培養槽110に返送される濃縮対象物液の量を調整してもよい。これにより、培養槽110内の対象物の濃度を適正範囲に維持することができる。
本発明は、微生物や細胞を培養する培養システムに利用することができる。
100 培養システム
110 培養槽
210 スクリーン(分離手段)
212 本体部
214 スリット(貫通孔)
220 噴射手段(分離手段)
250 紫外線照射部
260 酸化促進手段
274 濃度測定部
286 供給量制御部(供給手段)
290 返送手段
310 リン酸貯留部(貯留部)
312 第1ポンプ(供給手段)
320 硫酸貯留部(貯留部)
322 第2ポンプ(供給手段)
330 カルシウム貯留部
332 第3ポンプ(供給手段)
340 鉄貯留部(貯留部)
342 第4ポンプ(供給手段)
350 貯水部
352 第5ポンプ(供給手段)

Claims (7)

  1. 対象物の培養に必要な物質である培養成分が複数含まれる培養液で、該対象物を培養する培養システムであって、
    前記対象物が懸濁された培養液である対象物液を貯留するとともに、該対象物を培養する培養槽と、
    互いに異なる前記培養成分が含まれる複数の成分液が、該成分液ごとに保持される複数の貯留部と、
    前記培養槽から前記対象物液を抜き出して、前記対象物と培養後液とに分離する分離手段と、
    分離された前記培養後液に含まれる複数の培養成分それぞれの濃度を測定する濃度測定部と、
    前記培養成分それぞれの濃度に基づいて、前記複数の貯留部から前記培養後液に前記成分液を供給する供給手段と、
    前記成分液が供給された前記培養後液を前記培養槽に返送する返送手段と、
    を備えたことを特徴とする培養システム。
  2. 水を貯留する貯水部を備え、
    前記供給手段は、前記培養成分それぞれの濃度に基づいて、前記貯水部から前記培養後液に水を供給することを特徴とする請求項1に記載の培養システム。
  3. 前記複数の貯留部は、
    前記培養成分としてリン酸を含む成分液を貯留するリン酸貯留部、および、該培養成分として硫酸を含む成分液を貯留する硫酸貯留部のいずれか一方または両方と、
    前記培養成分としてカルシウムを含む成分液を貯留するカルシウム貯留部、および、前記培養成分として鉄を含む成分液を貯留する鉄貯留部のいずれか一方または両方と、
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の培養システム。
  4. 前記分離手段は、フィルタを含んで構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の培養システム。
  5. 前記分離手段は、
    本体部と、該本体部の表面から裏面まで貫通する複数の貫通孔と、を有する金属製のスクリーンと、
    前記培養槽から前記対象物液を抜き出して、前記本体部の表面に向けて噴射する噴射手段と、
    を含んで構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の培養システム。
  6. 前記培養後液に紫外線を照射する紫外線照射部を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の培養システム。
  7. 前記培養後液に酸化促進剤を添加する酸化促進手段を備え、
    前記紫外線照射部は、前記酸化促進剤が添加された前記培養後液に紫外線を照射することを特徴とする請求項6に記載の培養システム。
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