JP2017168877A - 音量調整装置 - Google Patents

音量調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017168877A
JP2017168877A JP2016049099A JP2016049099A JP2017168877A JP 2017168877 A JP2017168877 A JP 2017168877A JP 2016049099 A JP2016049099 A JP 2016049099A JP 2016049099 A JP2016049099 A JP 2016049099A JP 2017168877 A JP2017168877 A JP 2017168877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable resistor
pressure value
audio signal
partial pressure
potentiometer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016049099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6697156B2 (ja
Inventor
雅之 栗原
Masayuki Kurihara
雅之 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP2016049099A priority Critical patent/JP6697156B2/ja
Publication of JP2017168877A publication Critical patent/JP2017168877A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6697156B2 publication Critical patent/JP6697156B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】音量調整にポテンショメータを用いた場合であっても、ギャングエラーが発生することを軽減すること。
【解決手段】音楽再生装置1は、Lチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗VR1と、Rチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗VR2と、可変抵抗VR3と、を有する一軸三連ポテンショメータ4と、可変抵抗VR1と、可変抵抗VR2と、可変抵抗VR3と、に所定電位の電圧を与えた場合の、可変抵抗VR1による分圧値と、可変抵抗VR2による分圧値と、可変抵抗VR3による分圧値と、を対応付けて記憶するROMと、ROMに記憶されている、一軸三連ポテンショメータ4の回転角度を示す可変抵抗VR3による分圧値に対応した、可変抵抗VR1による分圧値と可変抵抗VR2による分圧値との比率に基づいて、DAC3を制御するマイクロコンピュータ2と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声信号の音量を調整する音量調整装置に関する。
ステレオ音声信号の音量を調整する音量調整装置において、1つの回転軸により2つの可変抵抗が連動するポテンショメータ(可変抵抗器)が用いられる場合がある。音声信号をポテンショメータの可変抵抗により分圧することで音量を調整する場合、ステレオ音声信号のLチャンネル・Rチャンネル間の出力量に差が生じる、いわゆるギャングエラーが発生する場合がある。これは、ポテンショメータの相互偏差により生じるもので、偏差量も部品ごとにばらつきがある。また、ギャングエラーは、ポテンショメータの調整位置(回転角度)により偏差量が異なるため、音量の調整量次第で、Lチャンネル・Rチャンネル間の出力量の差が異なる。
ギャングエラーを軽減させるためには、電子ボリュームを使用することが考えらえる。しかし、電子ボリュームを搭載した場合に必要な部品(信号ラインのカップリングコンデンサ、電源のバイパスコンデンサ等)も考慮すると、ポテンショメータで直接音声信号を分圧する場合よりも、回路構成上の基板専有面積、コストの増加が考えられる。また、ポテンショメータの相互偏差のスペック値を小さく管理しようとした場合、部品としての歩留まりに影響があるため、実現性が伴わない。
特許文献1には、2つのボルテージコントロールドアンプを用いた場合に発生するギャングエラーを補正する技術が開示されている。
特開平09‐244746号公報
上述のように、音量調整にポテンショメータを用いると、ギャングエラーが発生するという問題がある。
本発明の目的は、音量調整にポテンショメータを用いた場合であっても、ギャングエラーが発生することを軽減することである。
第1の発明の音量調整装置は、信号を補正する補正部と、複数の可変抵抗を有するポテンショメータと、前記複数の可変抵抗に所定電位の電圧を与えた場合の、前記複数の可変抵抗による複数の分圧値を対応付けて記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている、前記ポテンショメータの調整位置を示す分圧値に対応した、前記ポテンショメータの調整位置を示す分圧値を除く前記複数の分圧値の比率に基づいて、前記補正部を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明では、記憶部は、複数の可変抵抗に所定電位の電圧を与えた場合の、複数の可変抵抗による複数の分圧値を対応付けて記憶している。そして、制御部は、記憶部に記憶されている、ポテンショメータの調整位置を示す分圧値に対応した、ポテンショメータの調整位置を示す分圧値を除く複数の分圧値の比率に基づいて、補正部を制御する。これにより、ギャングエラーの発生が軽減される。
第2の発明の音量調整装置は、第1の発明の音量調整装置において、前記補正部は、左チャンネル音声信号と、右チャンネル音声信号と、の音量を補正する音量補正部であり、前記ポテンショメータは、左チャンネル音声信号用の第1可変抵抗と、右チャンネル音声信号用の第2可変抵抗と、第3可変抵抗と、を有する一軸三連ポテンショメータであり、前記記憶部は、前記第1可変抵抗と、前記第2可変抵抗と、前記第3可変抵抗と、に所定電位の電圧を与えた場合の、前記第1可変抵抗による第1分圧値と、前記第2可変抵抗による第2分圧値と、前記第3可変抵抗による第3分圧値と、を対応付けて記憶し、前記制御部は、前記記憶部に記憶されている、前記一軸三連ポテンショメータの調整位置を示す前記第3分圧値に対応した、前記第1分圧値と前記第2分圧値との比率に基づいて、前記音量補正部を制御することを特徴とする。
本発明では、記憶部は、第1可変抵抗と、第2可変抵抗と、第3可変抵抗と、に所定電位の電圧を与えた場合の、第1可変抵抗による第1分圧値と、第2可変抵抗による第2分圧値と、第3可変抵抗による第3分圧値と、を対応付けて記憶している。そして、制御部は、記憶部に記憶されている、一軸三連ポテンショメータの調整位置を示す第3分圧値に対応した、第1分圧値と第2分圧値との比率に基づいて、音量補正部を制御する。これにより、ギャングエラーの発生が軽減される。
第3の発明の音量調整装置は、第2の発明の音量調整装置において、前記記憶部は、前記一軸三連ポテンショメータが複数の異なる調整位置である場合の、前記第1分圧値と、前記第2分圧値と、前記第3分圧値と、を記憶していることを特徴とする。
第4の発明の音量調整装置は、第2又は第3の発明の音量調整装置において、前記制御部は、前記一軸三連ポテンショメータの操作があった場合に、前記一軸三連ポテンショメータの調整位置を示す前記第3分圧値に対応した、前記第1分圧値と前記第2分圧値との比率に基づいて、前記音量補正部を制御することを特徴とする。
第5の発明の音量調整装置は、第2〜第4の発明のいずれかの音量調整装置において、前記所定電位の電圧を供給する電源と、左チャンネル音声信号の信号供給源と、を切り替え可能な第1スイッチと、前記電源と、右チャンネル音声信号の信号供給源と、を切り替え可能な第2スイッチとを、さらに備え、前記第1可変抵抗は、一端が、前記第1スイッチに接続され、他端が、グラウンドに接続され、前記第2可変抵抗は、一端が、前記第2スイッチに接続され、他端が、グラウンドに接続され、前記第3可変抵抗は、一端が、前記電源に接続され、他端が、グラウンドに接続されていることを特徴とする。
第6の発明の音量調整装置は、第2〜第5の発明のいずれかの音量調整装置において、前記第1可変抵抗からの出力と、前記制御部と、を接続又は遮断する第3スイッチと、前記第2可変抵抗からの出力と、前記制御部と、を接続又は遮断する第4スイッチと、をさらに備えることを特徴とする。
第7の発明の音量調整装置は、第1の発明の音量調整装置において、前記補正部は、非反転の左チャンネル音声信号と、反転の左チャンネル音声信号と、非反転の右チャンネル音声信号と、反転の右チャンネル音声信号と、の音量を補正する音量補正部であり、前記ポテンショメータは、非反転の左チャンネル音声信号用の第4可変抵抗と、反転の左チャンネル音声信号用の第5可変抵抗と、非反転の右チャンネル音声信号用の第6可変抵抗と、反転の右チャンネル音声信号用の第7可変抵抗と、第8可変抵抗と、を有する一軸五連ポテンショメータであり、前記記憶部は、前記第4可変抵抗と、前記第5可変抵抗と、前記第6可変抵抗と、前記第7可変抵抗と、前記第8可変抵抗と、に所定電位の電圧を与えた場合の、前記第4可変抵抗による第4分圧値と、前記第5可変抵抗による第5分圧値と、前記第6可変抵抗による第6分圧値と、前記第7可変抵抗による第7分圧値と、前記第8可変抵抗による第8分圧値と、を対応付けて記憶し、前記制御部は、前記記憶部に記憶されている、前記一軸五連ポテンショメータの調整位置を示す前記第8分圧値に対応した、前記第4分圧値と前記第5分圧値と前記第6分圧値と前記第7分圧値との比率に基づいて、前記音量補正部を制御することを特徴とする。
本発明では、記憶部は、第4可変抵抗と、第5可変抵抗と、第6可変抵抗と、第7可変抵抗と、第8可変抵抗と、に所定電位の電圧を与えた場合の、第4可変抵抗による第4分圧値と、第5可変抵抗による第5分圧値と、第6可変抵抗による第6分圧値と、第7可変抵抗による第7分圧値と、第8可変抵抗による第8分圧値と、を対応付けて記憶している。そして、制御部は、記憶部に記憶されている、一軸五連ポテンショメータの調整位置を示す第8分圧値に対応した、第4分圧値と第5分圧値と第6分圧値と第7分圧値との比率に基づいて、音量補正部を制御する。これにより、ギャングエラーの発生が軽減される。
本発明によれば、ギャングエラーの発生が軽減される。
本発明の実施形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図である。 ギャングエラーを補正するためのデータを取得する場合の音楽再生装置を示すブロック図である。 音楽再生時の音楽再生装置を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図である。音楽再生装置1(音量調整装置)は、音声信号に基づいて、音楽を再生する。なお、本実施形態では、主に、音声信号の音量調整に関する構成について説明する。音楽再生装置1は、マイクロコンピュータ2と、D/Aコンバータ(以下、「DAC」という。)3と、一軸三連ポテンショメータ4と、スイッチ5〜8と、を備える。
マイクロコンピュータ2(制御部)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等のハードウェアから構成されている。マイクロコンピュータ2は、音楽再生装置1を構成する各部を制御する。DAC3(音量補正部)は、Lチャンネル、Rチャンネルのデジタル音声信号をアナログ音声信号にD/A変換する。D/A変換されたLチャンネルのアナログ音声信号は、一軸三連ポテンショメータ4の可変抵抗VR1に出力される。また、D/A変換されたRチャンネルのアナログ音声信号は、一軸三連ポテンショメータ4の可変抵抗VR2に出力される。DAC3は、音声信号の音量を補正する機能を有する。
一軸三連ポテンショメータ4は、可変抵抗VR1〜VR3を有する。可変抵抗VR1〜VR3は、ユーザー操作により、抵抗値が変化する。可変抵抗VR1(第1可変抵抗)は、L(左)チャンネルのアナログ音声信号用である。可変抵抗VR1の一端は、スイッチ5に接続されている。可変抵抗VR1の他端は、グラウンドGNDに接続されている。可変抵抗VR1は、Lチャンネルのアナログ音声信号を分圧する。可変抵抗VR1により分圧されたLチャンネルのアナログ音声信号は、Lチャンネル出力端子に出力される。可変抵抗VR2(第2可変抵抗)は、R(右)チャンネルのアナログ音声信号用である。可変抵抗VR2の一端は、スイッチ6に接続されている。可変抵抗VR2の他端は、グラウンドGNDに接続されている。可変抵抗VR2は、Rチャンネルのアナログ音声信号を分圧する。可変抵抗VR2により分圧されたRチャンネルのアナログ音声信号は、Rチャンネル出力端子に出力される。
可変抵抗VR3(第3可変抵抗)は、ギャングエラーを補正するための可変抵抗である。可変抵抗VR3の一端は、所定電位の電圧を供給する電源VCCに接続されている。可変抵抗VR3の他端は、グラウンドGNDに接続されている。可変抵抗VR3は、電源VCCからの電圧を分圧する。可変抵抗VR3による分圧値は、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D3に出力される。なお、電源VCCは、マイクロコンピュータ2に電源電圧を供給する電源と共用されている。
スイッチ5(第1スイッチ)は、電源VCCと、Lチャンネルのアナログ音声信号の信号供給源であるDAC3のLチャンネルポートと、を切り替え可能である。スイッチ6(第2スイッチ)は、電源VCCと、Rチャンネルのアナログ音声信号の信号供給源であるDAC3のRチャンネルポートと、を切り替え可能である。スイッチ7(第3スイッチ)は、可変抵抗VR1の出力と、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D1と、を接続又は遮断する。スイッチ8(第4スイッチ)は、可変抵抗VR2の出力と、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D2と、を接続又は遮断する。
ギャングエラーを補正するためのデータを取得する場合は、図2に示すように、スイッチ5は、電源VCCと、可変抵抗VR1と、を接続する。スイッチ6は、電源VCCと、可変抵抗VR2と、を接続する。スイッチ7は、オンの状態であり、可変抵抗VR1の出力と、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D1と、を接続している。スイッチ8は、オンの状態であり、可変抵抗VR2の出力と、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D2と、を接続している。
可変抵抗VR1は、電源VCCからの電圧を分圧する。可変抵抗VR1による分圧値(第1分圧値)は、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D1に出力される。可変抵抗VR2は、電源VCCからの電圧を分圧する。可変抵抗VR2による分圧値(第2分圧値)は、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D2に出力される。可変抵抗VR3は、電源VCCからの電圧を分圧する。可変抵抗VR3による分圧値(第3分圧値)は、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D3に出力される。マイクロコンピュータ2は、可変抵抗VR1による分圧値と、可変抵抗VR2による分圧値と、可変抵抗VR3による分圧値と、を対応付けてROM(記憶部)に記憶する。
また、一軸三連ポテンショメータ4の回転角度(調整位置)を変えて、可変抵抗VR1による分圧値と、可変抵抗VR2による分圧値と、可変抵抗VR3による分圧値と、を対応付けて、マイクロコンピュータ2により、ROMに記憶させる。このようにして、一軸三連ポテンショメータ4の可変範囲全てに対する、可変抵抗VR1による分圧値と、可変抵抗VR2による分圧値と、可変抵抗VR3による分圧値と、を対応付けて、マイクロコンピュータ2により、ROMに記憶させる。従って、ROMは、一軸三連ポテンショメータ4が複数の異なる回転角度である場合の、可変抵抗VR1による分圧値と、可変抵抗VR2による分圧値と、可変抵抗VR3による分圧値と、を記憶している。
マイクロコンピュータ2は、ROMに記憶されている、一軸三連ポテンショメータ4の回転角度を示す可変抵抗VR3に対応した、可変抵抗VR1による分圧値と可変抵抗VR2による分圧値との比率に基づいて、DAC3を制御する。ここで、可変抵抗VR1による分圧値と可変抵抗VR2による分圧値との比率が、Lチャンネルのアナログ音声信号とRチャンネルのアナログ音声信号との信号レベルの比率となる。このため、Lチャンネルのアナログ音声信号とRチャンネルのアナログ音声信号との信号レベル差がなくなるように、可変抵抗VR1による分圧値と可変抵抗VR2による分圧値との比率に応じて、マイクロコンピュータ2は、DAC3のゲイン調整を行う。例えば、DAC3のLチャンネル用、又は、Rチャンネル用のゲインをアッテネートする。
音楽再生時は、図3に示すように、スイッチ5は、DAC3のLチャンネルポートと、可変抵抗VR1と、を接続する。スイッチ6は、DAC3のRチャンネルポートと、可変抵抗VR2と、を接続する。スイッチ7は、オフの状態であり、可変抵抗VR1の出力と、マイクロコンピュータ2のA/DポートA/D1と、を遮断している。また、スイッチ8は、オフの状態であり、可変抵抗VR2の出力と、マイクロコンピュータ2のA/Dポート2と、を遮断している。
マイクロコンピュータ2は、一軸三連ポテンショメータ4の操作があった場合に、A/DポートA/D3に出力される可変抵抗VR3による分圧値に対応した、可変抵抗VR1による分圧値と可変抵抗VR2による分圧値との比率に基づいて、DAC3を制御する。DAC3は、マイクロコンピュータ2による設定に基づいて、Lチャンネル、Rチャンネルのデジタル音声信号の音量を補正する。DAC3は、Lチャンネルのデジタル音声信号をアナログ音声信号にD/A変換する。DAC3によりD/A変換されたLチャンネルのアナログ音声信号は、スイッチ5を介して、可変抵抗VR1に出力される。可変抵抗VR1は、Lチャンネルのアナログ音声信号を分圧する。可変抵抗VR1により分圧されたLチャンネルのアナログ音声信号は、Lチャンネル出力端子に出力される。
DAC3は、Rチャンネルのデジタル音声信号をアナログ音声信号にD/A変換する。DAC3によりD/A変換されたRチャンネルのアナログ音声信号は、スイッチ6を介して、可変抵抗VR2に出力される。可変抵抗VR2は、Rチャンネルのアナログ音声信号を分圧する。可変抵抗VR2により分圧されたRチャンネルのアナログ音声信号は、Rチャンネル出力端子に出力される。
以上説明したように、本実施形態では、ROMは、可変抵抗VR1と、可変抵抗VR2と、可変抵抗VR3と、に所定電位の電圧を与えた場合の、可変抵抗VR1による分圧値と、可変抵抗VR2による分圧値と、可変抵抗VR3による分圧値と、を対応付けて記憶している。そして、マイクロコンピュータ2は、ROMに記憶されている、一軸三連ポテンショメータ4の回転角度(調整位置)を示す可変抵抗VR3による分圧値に対応した、可変抵抗VR1による分圧値と可変抵抗VR2による分圧値との比率に基づいて、DAC3を制御する。これにより、ギャングエラーの発生が軽減される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
上述の実施形態においては、一軸三連ポテンショメータ4により、音量を調整している。これに限らず、バランスの音声信号の音量を調整する場合、一軸五連ポテンショメータにより、音量を調整するようになっていてもよい。
この場合、DAC3は、非反転のL(左)チャンネルのデジタル音声信号と、反転のL(左)チャンネルのデジタル音声信号と、非反転のR(右)チャンネルのデジタル音声信号と、反転のR(右)チャンネルのデジタル音声信号と、の音量を補正する。一軸五連ポテンショメータは、非反転のL(左)チャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗(第4可変抵抗)と、反転のL(左)チャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗(第5可変抵抗)と、非反転のR(右)チャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗(第6可変抵抗)と、反転のR(右)チャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗(第7可変抵抗)と、ギャングエラーを補正するための可変抵抗(第8可変抵抗)と、を有する。
ROMは、非反転のLチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗と、反転のLチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗と、非反転のRチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗と、反転のRチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗と、ギャングエラーを補正するための可変抵抗と、に所定電位の電圧を与えた場合の、非反転のLチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗による分圧値と、反転のLチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗による分圧値と、非反転のRチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗による分圧値と、反転のRチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗による分圧値と、ギャングエラーを補正するための可変抵抗による分圧値と、を対応付けて記憶する。
マイクロコンピュータ2は、ROMに記憶されている、一軸五連ポテンショメータの調整位置(回転角度)を示すギャングエラーを補正するための可変抵抗による分圧値に対応した、非反転のLチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗による分圧値と、反転のLチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗による分圧値と、非反転のRチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗による分圧値と、反転のRチャンネルのアナログ音声信号用の可変抵抗による分圧値との比率に基づいて、DAC3を制御する。
また、ポテンショメータは、一軸四連ポテンショメータ、一軸六連ポテンショメータ等であってもよい。
上述の実施形態においては、マイクロコンピュータ2のROMに、可変抵抗VR1による分圧値と、可変抵抗VR2による分圧値と、可変抵抗VR3による分圧値と、が対応付けて記憶されている。これに限らず、マイクロコンピュータ2外部のメモリに記憶されていてもよい。
上述の実施形態においては、ギャングエラーを補正するために、DAC3で音量を補正している。これに限らず、他の回路で音量を補正するようになっていてもよい。例えば、DSP(Digital Signal Processor)で音量を補正するようになっていてもよい。DSPは、DAC3の前段にあり、DSPから、DAC3に、デジタル音声信号が出力される。DSP、DACのいずれで補正するかは、スペックとして、細かいレベル調整が行えるか等に基づいて、決定すればよい。また、マイクロコンピュータ2で制御可能であれば、アナログ回路で音量を補正するようになっていてもよい。
本発明は、音声信号の音量を調整する音量調整装置に好適に採用され得る。
1 音楽再生装置(音量調整装置)
2 マイクロコンピュータ(制御部)
3 DAC(補正部、音量補正部)
4 一軸三連ポテンショメータ
5 スイッチ(第1スイッチ)
6 スイッチ(第2スイッチ)
7 スイッチ(第3スイッチ)
8 スイッチ(第4スイッチ)

Claims (7)

  1. 信号を補正する補正部と、
    複数の可変抵抗を有するポテンショメータと、
    前記複数の可変抵抗に所定電位の電圧を与えた場合の、前記複数の可変抵抗による複数の分圧値を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている、前記ポテンショメータの調整位置を示す分圧値に対応した、前記ポテンショメータの調整位置を示す分圧値を除く前記複数の分圧値の比率に基づいて、前記補正部を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする音量調整装置。
  2. 前記補正部は、左チャンネル音声信号と、右チャンネル音声信号と、の音量を補正する音量補正部であり、
    前記ポテンショメータは、
    左チャンネル音声信号用の第1可変抵抗と、
    右チャンネル音声信号用の第2可変抵抗と、
    第3可変抵抗と、を有する一軸三連ポテンショメータであり、
    前記記憶部は、前記第1可変抵抗と、前記第2可変抵抗と、前記第3可変抵抗と、に所定電位の電圧を与えた場合の、前記第1可変抵抗による第1分圧値と、前記第2可変抵抗による第2分圧値と、前記第3可変抵抗による第3分圧値と、を対応付けて記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている、前記一軸三連ポテンショメータの調整位置を示す前記第3分圧値に対応した、前記第1分圧値と前記第2分圧値との比率に基づいて、前記音量調整部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音量調整装置。
  3. 前記記憶部は、前記一軸三連ポテンショメータが複数の異なる調整位置である場合の、前記第1分圧値と、前記第2分圧値と、前記第3分圧値と、を記憶していることを特徴とする請求項2に記載の音量調整装置。
  4. 前記制御部は、前記一軸三連ポテンショメータの操作があった場合に、前記一軸三連ポテンショメータの調整位置を示す前記第3分圧値に対応した、前記第1分圧値と前記第2分圧値との比率に基づいて、前記音量調整部を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の音量調整装置。
  5. 前記所定電位の電圧を供給する電源と、左チャンネル音声信号の信号供給源と、を切り替え可能な第1スイッチと、
    前記電源と、右チャンネル音声信号の信号供給源と、を切り替え可能な第2スイッチとを、さらに備え、
    前記第1可変抵抗は、一端が、前記第1スイッチに接続され、他端が、グラウンドに接続され、
    前記第2可変抵抗は、一端が、前記第2スイッチに接続され、他端が、グラウンドに接続され、
    前記第3可変抵抗は、一端が、前記電源に接続され、他端が、グラウンドに接続されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の音量調整装置。
  6. 前記第1可変抵抗からの出力と、前記制御部と、を接続又は遮断する第3スイッチと、
    前記第2可変抵抗からの出力と、前記制御部と、を接続又は遮断する第4スイッチと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の音量調整装置。
  7. 前記補正部は、非反転の左チャンネル音声信号と、反転の左チャンネル音声信号と、非反転の右チャンネル音声信号と、反転の右チャンネル音声信号と、の音量を補正する音量補正部であり、
    前記ポテンショメータは、
    非反転の左チャンネル音声信号用の第4可変抵抗と、
    反転の左チャンネル音声信号用の第5可変抵抗と、
    非反転の右チャンネル音声信号用の第6可変抵抗と、
    反転の右チャンネル音声信号用の第7可変抵抗と、
    第8可変抵抗と、を有する一軸五連ポテンショメータであり、
    前記記憶部は、前記第4可変抵抗と、前記第5可変抵抗と、前記第6可変抵抗と、前記第7可変抵抗と、前記第8可変抵抗と、に所定電位の電圧を与えた場合の、前記第4可変抵抗による第4分圧値と、前記第5可変抵抗による第5分圧値と、前記第6可変抵抗による第6分圧値と、前記第7可変抵抗による第7分圧値と、前記第8可変抵抗による第8分圧値と、を対応付けて記憶し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている、前記一軸五連ポテンショメータの調整位置を示す前記第8分圧値に対応した、前記第4分圧値と前記第5分圧値と前記第6分圧値と前記第7分圧値との比率に基づいて、前記音量補正部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音量調整装置。
JP2016049099A 2016-03-14 2016-03-14 音量調整装置 Expired - Fee Related JP6697156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016049099A JP6697156B2 (ja) 2016-03-14 2016-03-14 音量調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016049099A JP6697156B2 (ja) 2016-03-14 2016-03-14 音量調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017168877A true JP2017168877A (ja) 2017-09-21
JP6697156B2 JP6697156B2 (ja) 2020-05-20

Family

ID=59913641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016049099A Expired - Fee Related JP6697156B2 (ja) 2016-03-14 2016-03-14 音量調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6697156B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111615044A (zh) * 2019-02-25 2020-09-01 宏碁股份有限公司 声音信号的能量分布修正方法及其系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111615044A (zh) * 2019-02-25 2020-09-01 宏碁股份有限公司 声音信号的能量分布修正方法及其系统
CN111615044B (zh) * 2019-02-25 2021-09-14 宏碁股份有限公司 声音信号的能量分布修正方法及其系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP6697156B2 (ja) 2020-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9779714B2 (en) Active noise control arrangement, active noise control headphone and calibration method
US10013965B2 (en) Calibration system for active noise cancellation and speaker apparatus
JP2010288119A (ja) 信号処理装置、信号処理方法
JP2007240704A (ja) 騒音キャンセルヘッドフォン、及びその特性ばらつき調整方法
US20060016324A1 (en) Sound outputting apparatus having compensation characteristics
JP2010068409A (ja) 放音装置
CN113711303A (zh) 用于调谐支持噪声消除的音频系统的方法和支持噪声消除的音频系统
JP2007325057A (ja) 電子ボリウム装置、電子ボリウム制御方法およびそれらを用いた電子機器
JP2017168877A (ja) 音量調整装置
JP6631821B2 (ja) マイクロフォンの校正方法及びマイクロフォン
JP2007110532A (ja) 騒音キャンセルヘッドフォン、及びそのフィードバックループゲインばらつき調整方法
JP5052460B2 (ja) 音量制御装置
JP2010167912A (ja) 車載用オーディオ装置
JP2019153862A (ja) 音量調整装置
JP2019024189A (ja) 音量調整装置
JP2015056705A (ja) ヘッドホン用増幅器およびヘッドホン再生装置
JP2018201178A (ja) 電子機器
US7715579B2 (en) Tone control circuit for hearing aid and the like
JP2012095011A (ja) 音響システム
JP2012170032A (ja) 半導体装置
JP2015115615A (ja) 音響調整装置、および音響調整方法
JP2004140650A (ja) 音量調整回路
JP4096739B2 (ja) 音量調整装置
CN110809225B (zh) 一种应用于立体声系统的自动校准喇叭的方法
US20240056045A1 (en) Amplifier Power Attenuator and Closed Loop Operation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6697156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees