JP2017165478A - 袋用ガセット材料、袋キット、及び袋の製造方法 - Google Patents

袋用ガセット材料、袋キット、及び袋の製造方法 Download PDF

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春雄 須▲崎▼
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正憲 須藤
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【課題】少ない数の袋であっても、オンデマンドプリントにより容易且つ安価に各種の表示形状を付与して、所望のデザインを施した袋を作製できる袋用ガセット材料と、袋キットと、袋の製造方法と、を提供する。【解決手段】表面部11、一方のマチ部15及び底面部17の一部を有する第1平坦部31と、裏面部13、他方のマチ部15及び底面部17の残部を有する第2平坦部33と、互いに重ね合わされて両端部31a,33aを同じ位置に配置した状態で、第1平坦部31と第2平坦部33との両側縁31b,33bを筒状に連結する連結部14と、を備え、第1平坦部31及び第2平坦部33には、一対のマチ部及び底面部17の成形用折り線25と、プリント可能面37と、が設けられている。【選択図】 図2

Description

本発明は、袋を作製するための袋用ガセット材料と、袋用ガセット材料を用いた袋キット、さらに、袋用ガセット材料を用いた袋の製造方法に関する。
従来、紙材等を用いた袋は、巻取原紙から順次引き出して、袋表面にデザインを施すためオフセット印刷した後、又はオフセット印刷しつつ成形することで一度に多数の袋を製造している(下記特許文献1参照)。
このような製造方法では、同一のデザインで多量の袋を製造することは容易であるが、デザインを変えるには手間を要し、コストが嵩む。従って、通常、同じデザインを施した袋を得るには多量の、例えば千枚以上でオフセット印刷しなければ割安とならない。
これに対して小ロットでデザインを容易に変更できる袋が提案されている(下記特許文献2参照)。これらの袋では、任意にデザインした表面材料を別途用意し、この表面材料を袋本体の表面に接合することで、デザインを容易に変更できるようにしていた。
特開2001−129900号公報 特開平11−268752号公報
しかしながら、デザインの変更が容易な従来の袋では、デザインを表示するための表面材料を別途用意し、これにオフセット印刷するか複写するかして、それを袋本体の表裏面に余分にそれぞれ1枚ずつ積層し、しかも両者を綺麗に接合しなければならなかった。そのためデザインを変更して袋を製造するのには手間を要しコスト高となっていた。
そこで本発明では、少ない個数の袋であっても、たとえ1個又は数個、もしくは数十個程度の小ロットだけを作りたい場合であっても、所望のデータから直接、オンデマンド印刷やインクジェット印刷などの汎用のプリンタにより容易且つ安価に各種の表示形状をプリントして、所望のデザインを施した袋を作製することができる袋用ガセット材料と、袋用ガセット材料を用いた袋キットと、さらに、袋用ガセット材料を用いた袋の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の袋用ガセット材料は、添付の図面を参照して説明すると、
表面部11及び裏面部13と一対のマチ部15a,15bと底面部17とを有して上端側31aに開口部19が設けられた袋10を作製するためのガセット材料20であって、
前記表面部11、一方の前記マチ部15a及び前記底面部17の一部を有する第1平坦部31と、
該第1平坦部31の背面側において前記裏面部13、他方の前記マチ部15b及び前記底面部17の残部を有する第2平坦部33と、
前記第1平坦部31と前記第2平坦部33との両側縁11a,13aを、両端部31a,31bが揃うように該第1平坦部と第2平坦部とを重ねた状態で連結する連結部14と、を備えている。
本発明の袋用ガセット材料20は、好ましくは、第1平坦部31と第2平坦部33とが略四角形形状を有する。その場合、第1平坦部31及び第2平坦部33の各上端部31a,33a及び各下端部31b及び33bは直線形状を有する。
またプリント可能面37は、第1平坦部と第2平坦部の外側全面からなっていてよい。
さらに本発明の袋用ガセット材料20では、マチ部15を成形する成形用折り線25は、成形されるマチ部15の中央部において側縁31b,11aに沿うマチ部谷折り線41と、このマチ部谷折り線41の両側に略平行に設けられたマチ部山折り線42とを有し、底面部17を成形する成形用折り線25は、端部33aに沿う底面部山折り横線43と、この底面部山折り横線43とマチ部山折り線42との交点を通るようにマチ部谷折り線41から端部側へ傾斜した底面部山折り傾線44と、を有していてもよい。
前記成形用折り線25は、折り目に沿って該折り目の少なくとも端部近傍に記した目印(トンボとも称する)として形成されるか又は折り目に沿った全体に形成されている。これらの成形用折り線25は、筋状又は線により形成されるか、又は折り目に沿って凹状の折り筋として形成される。
上記目的を達成する本発明の袋キットは、上述のような袋用ガセット材料20と、手提げ袋とする場合は表面部11及び裏面部13における開口部19近傍の内面に貼着可能な一対の提手23と、を備えている。
上記目的を達成する本発明の袋用ガセット材料20を用いた袋10の製造方法は、上述のような袋用ガセット材料のプリント可能面37に表示形状をプリントし、その後、成形用折り線25に沿って折り曲げ成形し、底面部17の一部と残部とを接合することで立体形状の袋を形成し、次いで表面部11及び裏面部13における開口部19近傍の内面に一対の提手23を装着する。
この製造方法では、オンデマンド印刷或いはインクジェット印刷など通常のプリンタによりプリント可能面に表示形状をプリントするのが好適である。
本発明における袋用ガセット材料によれば、表面部、一方のマチ部及び底面部の一部を有する第1平坦部と、裏面部、他方のマチ部及び底面部の残部を有する第2平坦部との両側縁を、両端部が揃うように該第1平坦部と第2平坦部とを重ねた状態で、連結部により連結することで、筒状又は環状に形成している。
これにより、袋を構成する筒状又は環状の、表面部及び裏面部と一対のマチ部と底面部とを両側縁で折り畳むことで、第1平坦部及び第2平坦部に平たく配置できるとともに、第1平坦部と第2平坦部とを重ねた状態で平坦な肉薄材料として一体的に取り扱うことができる。
そのため、オンデマンドプリンタやインクジェットプリンタ等の汎用プリンタにおいて、回転するローラなどによりガセット材料を移動させても、第1平坦部と第2平坦部とにズレが生じ難い。これにより汎用プリンタを用いて、スムーズにガセット材料のプリント可能面にプリントすることができ、プリントによりシワが生じたりプリント位置がずれたりするような不具合を防止して、袋用ガセット材料に各種の表示形状を容易にプリントできる。よって、高価なオフセット印刷によることなく、少量の袋であっても容易且つ安価に各種の表示形状を付与することが可能である。
さらに第1平坦部及び第2平坦部には予め一対のマチ部及び底面部を形成可能な成形用折り線が設けられているので、マチ部及び底面部を容易に形成することができる。そのため第1平坦部と第2平坦部とが連結部により連結された筒状の状態であっても、袋を容易に製造できる。
従って、少量の袋であっても容易且つ安価に各種の表示形状を付与して袋を容易に作製することが可能な袋用ガセット材料を提供することができる。
本発明における袋キットによれば、上述のような袋用ガセット材料と、袋用ガセット材料に貼着可能な一対の提手とを備えているので、容易且つ安価に各種の表示形状を付与して袋を作製することが可能である。本発明によって形成した袋は、手提げタイプ、手持ちタイプのものに限らない。また、商品収納用の商品包装用袋の他、例えば丸タック付きの保存袋、結婚式の記念品収納用袋、遊園地等での土産用袋、など各種の包装用袋に適用できる。特に、デジタルカメラやスマートフォンなどで自ら撮影した風景や本人・友人等の写真、絵画、文章など、興趣に応じたプリント表示形状を電子データ化し、これをオンデマンドプリンタによって、袋用ガセット材料に対して必要枚数だけプリントすることができるため、小ロットで且つ非常に安価にオリジナルなデザインの袋を得ることができる。また、需要者は各種店舗からキット品を購入することで、適当なデザインを創作し、これをプリントすれば、折り畳み手順に従って自ら袋を組み立てることができるため、手作り感が得られると共に、甚だ興趣に富んだオリジナルの袋を得ることができる。
本発明における袋キットによれば、上述のような成形用折り線が施された袋用ガセット材料にプリントした後、折り曲げ成形して袋を製造する。
そのため、袋の立体形状を形成する前にプリントすることができ、袋の表示形状のデザインの自由度が高い。また成形用折り線により折り曲げ成形することで袋の立体形状を形成することができるので、プリント後に所望の袋を成形することができる。
従って容易且つ安価に各種の表示形状を付与して袋を製造することが可能である。
本発明によれば、例えば、家庭又は会社の記念行事等の催事で顧客等へ渡す記念品収納用の袋や、結婚式の引き出物を収納する袋などのように、比較的少ロットで袋を作製したい場合にも主催者側で独自に且つ自由に施したデザインを、オンデマンドプリンタやインクジェットプリンタなどの汎用プリンタにより、少ロットで簡単にプリントすることができる。従って、オフセット印刷など多量に製造しなければならない印刷に比較して大幅なコストの低減が可能である。
本発明の実施形態における袋用ガセット材料を用いて製造された袋を示す斜視図である。 本発明の実施形態における袋用ガセット材料を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。 図2に示す実施形態の袋用ガセット材料を展開した正面図である。 (a)は本発明の実施形態における袋キットに使用される提手の正面図であり、(b)は袋キットに使用される両面テープの正面図である。 (a)乃至(c)は、本発明の実施形態における袋の製造方法を説明する図である。 (d)乃至(f)は、本発明の実施形態における袋の製造方法を説明する図である。 (g)(h)は、本発明の実施形態における袋の製造方法を説明する図である。 (i)乃至(k)は、本発明の実施形態における袋の製造方法を説明する図である。 (l)は、本発明の実施形態における袋の製造方法を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
まず本実施形態で製造する袋10について説明する。
袋10は、図1に示すように、互いに対向する表面部11及び裏面部13と、表面部11の側縁11a及び裏面部13の側縁13aの間に配置された左側のマチ部15a及び右側のマチ部15bで成るマチ部15と、表面部11の下端部11bと裏面部13の下端部13bとマチ部15の下端部15cとに囲まれた底面部17とを備えている。
表面部11の上端部11cと裏面部13の上端部13cとマチ部15の上端部15dには、開口部19が設けられている。表面部11及び裏面部13における開口部19近傍の内面から上方へ突出して一対の提手23が設けられている。
本実施形態の袋用ガセット材料20は、図1に示す袋10を形成するための材料であり、袋10の各部に対応する部位が設けられている。底面部17が開放されて提手が装着されていない所謂、胴貼り状態の材料となっている。ガセット材料20は、プリンタ可能な材質であれば紙製に限らず、合成樹脂製その他の紙材でもよく、厚さもオンデマンドプリンタに挿通可能なものであれば等しく適用できる。
袋用ガセット材料20は、図2(a)(b)に示すように、帯状に形成されて成形用折り線25(点線図示)が設けられた紙材の長手方向の両縁部が貼合せ部29で貼り合わされて形成されている。このように、貼り合わせて環状に成形したものをガセット材料20又は胴貼りとも称する。
図3はガセット材料20を貼り合わせる前の展開状態を示す平面図である。ガセット材料20の左右両端にハッチングで示す部分が互いに貼り合わせる部分である。左側の破線で示す貼合せ部分の裏側を右側の実線で示す貼合せ部分の上にして筒状にして貼り合わせることで、表面部11の背面側で裏面部13が背中合わせに配置される。
図2及び図3を参照して以下説明する。ガセット材料20は、表面部11、一方のマチ部15a及び底面部17の一部を有する第1平坦部31と、裏面部13、他方のマチ部15b及び底面部17の残部を有する第2平坦部33と、第1平坦部31と第2平坦部33とを連結する連結部14、を備えている。
連結部14は、第1平坦部31と第2平坦部33とを互いに重ねるとともに、両上端部31a,33a及び両下端部31b,33bを同じ位置に配置した状態で、左右の両側縁31c,33cをそれぞれ連結している。具体的には、一方の連結領域14a(図3において背面側に設けられている)を表面部11の背面側に山状に湾曲して、他方の連結領域14bの背面に貼り付けることで、平板状のガセット材料20の両側縁が連結されて筒状又は環状に形成される。
こうして連結部14により第1平坦部31と第2平坦部33とが連結されることで、ガセット材料20の上下方向の両端部が開口した筒状に形成されている。さらに、一方の折り畳み部35aと他方の折り畳み部35bに沿ってそれぞれ山折りすることで、第1平坦部31と第2平坦部33とが全体に積層して重ね合わされた扁平形状となっている。なお、連結部14では、合計3枚で積層されている。
本実施形態では、第1平坦部31と第2平坦部33とが略四角形形状を有している。ここでは第1平坦部31と第2平坦部33とが同じ外形形状を有し、上下の両側の端部31a,33aが直線状に形成され、両側縁31b,33dに対して略直交方向に配設されている。
第1平坦部31及び第2平坦部33には、一対のマチ部15a,15bと底面部17と開口部19とを成形するための成形用折り線25がそれぞれ設けられている。
左右一対のマチ部15を形成する成形用折り線25は、側縁31d,33cに沿うマチ部谷折り線41と、このマチ部谷折り線41の両側に略平行に設けられたマチ部山折り線42とを有している。
上部の開口部19を形成する成形用折り線25は、上端部31a,33aに沿った内側で直線状に山折り線として設けられている。
下部の底面部17を形成する成形用折り線25は、下端部31b,33bに沿った内側で底面部山折り横線43と、この底面部山折り横線43とマチ部山折り線42との交点を通るようにマチ部谷折り線41から下端部31b,33b側へ傾斜した底面部山折り傾線44と、を有している。
そして成形用折り線25が設けられた第1平坦部31及び第2平坦部33には、プリント可能面37が設けられている。プリント可能面37はプリントにより文字、図、写真、絵、柄など、各種の表示形状をプリントする領域である。予め表示図形の一部がプリントされていてもよい。本実施形態では、成形用折り線が設けられている部位を含め、第1平坦部31の全面と第2平坦部の全面がプリント可能面37となっている。プリント可能面37にプリントするためのプリント装置は、被プリント物の厚みとして平板状のガセット材料20の厚み、特に貼合せ部29の厚みが許容範囲であれば特に制限されず、汎用プリンタを用いることができる。
ここで、成形用折り線25は、折り目の全体に渡って付すことが好ましいが、折り目の両端のみ又は折り目に沿って間欠的に形成されていてもよい。
また、成形用折り線25としては、筋や点線又は端部にトンボと称される線により折り目印として付されていてもよい。本実施形態では、折り易いように、折り目全体に渡って押圧することで凹状の折り筋として形成している。
次に、本実施形態にかかる袋用ガセット材料20を用いて袋10を製造する方法について説明する。
本実施形態では袋キットを用いて袋10を製造する。
袋キットは、上述のような袋用ガセット材料20と、図4(a)に示すように、表面部11及び裏面部13における開口部19近傍の内面に貼着可能な一対の提手23と、図4(b)に示すように、好ましくは各部を貼着するための両面粘着テープ47と、を備えている。両面粘着テープ47は図4(b)では、台紙に取り付けられているが、単にロール状に巻いた状態で用意されていてもよい。
まず袋用ガセット材料20のプリント可能面に、任意に表示形状をプリントする。
このとき袋用ガセット材料20は、図2(a)(b)に示されるように、第1平坦部31と第2平坦部33が両側縁31b,33bで連接されて積層された平板状の形態を有する。第1平坦部31と第2平坦部33とにはそれぞれ成形用折り線25が設けられているが、折り曲げられていない。本実施形態のガセット材料20は、図3のように1枚の平板状に成形され、図3の左右両側縁のハッチングで示す領域を重ねて貼り合わせることで連結部14とされ、筒状又は環状に形成されている。
プリント可能面37への表示形状のプリントは、例えば汎用プリンタを用いてオンデマンド印刷により行う。プリントする表示形状の種類、位置、大きさなどは任意であり、例えば表面部11及び裏面部13、一対のマチ部15、底面部17の全てにプリントすることも可能である。またプリント枚数も適宜設定可能である。
プリント可能面37に表示形状をプリントした後、成形用折り線25に沿って順に折り曲げることで折り曲げ成形する。
まず図5(a)に示すように、それぞれガセット材料20の全長にわたりマチ部谷折り線41を谷折りするとともに、マチ部谷折り線41の両側のマチ部山折り線42を山折りすることで、左右一対のマチ部15を成形する。
図5(b)のように各マチ部15を内側に折り込んだ状態で平らに成形する。
図5(c)のように下端部31a,33aの両側において、底面部山折り傾線44を利用して角を折り曲げる。
図6(d)のように底面部山折り横線43で折り曲げて折れ癖を付け、図6(e)のように各マチ部15を内側に折り込んだ元の状態に戻す。
図6(f)のように底面部17を開く。
図7(g)のように、マチ部谷折り線41と底面部山折り傾線44との交点を凹ませるとともに、マチ部谷折り線41と底面部山折り横線43との交点を突出させる。図7(h)のように、その状態で平らに成形する。
図8(i)〜(k)において、符号47は両面粘着テープを示しているが、表面部11及び裏面部13における開口部19近傍の対応位置に、両面粘着テープ取付位置を示す目印としての貼着指示部48を表示しておけば組立作業が便宜である。図8(i)のように底面部17を開いた状態にし、第1平坦部31の底面部17を形成する部位の内側面と、第2平坦部33の底面部17を形成する部位の内側面とに両面粘着テープ47を貼り付ける。
図8(j)(k)のように第1平坦部31の底面部17と第2平坦部33の底面部17とを折り曲げてそれぞれ両面粘着テープ47により貼着する。
これにより第1平坦部31に設けられた底面部17の一部を第2平坦部33に設けられた底面部17の残部と接合するとともに、第2平坦部33に設けられた底面部17の残部を第1平坦部31に設けられた底面部17の一部と接合する。
そして図9(l)のように、開口部19を形成する成形用折り線25を直線状に山折りして、上端部31a,33aに開口部19を形成する。
このような折り曲げ成形を行うことで、袋用ガセット本体50を作製する。
次に、ガセット本体50の表面部11及び裏面部13における開口部19近傍の内面に、図4(a)に示す一対の提手23を装着する。本実施形態では、提手本体23aが装着片23bに固定されているので、装着片23bを両面粘着テープ47により貼着する。
このようにして袋10を製造が終了する。
以上のような本実施形態の袋用ガセット材料20によれば、表面部11、一方のマチ部15a及び底面部17の一部を有する第1平坦部31と、裏面部13、他方のマチ部15b及び底面部17の残部を有する第2平坦部33と、が互いに重ねて配置されている。そして両端部31a,33aを同じ位置に配置した状態で、両側縁31b,33bで筒状に連結されている。
そのため、第1平坦部31と第2平坦部33とを重ねた状態で一体的に取り扱うことができるとともに、袋10を構成するための表面部11及び裏面部13と、一対のマチ部15と、底面部17とを第1平坦部31及び第2平坦部33に平たく平坦に配置できる。
これにより袋用ガセット材料20をローラなどで挟持して移動させても、第1平坦部31と第2平坦部33とにズレが生じ難い。従って汎用プリンタを用いてプリント可能面37に複写プリントすることが可能で、プリントによりシワが生じたり、プリント位置がずれたりするような不具合を防止して、袋用ガセット材料20に各種の表示形状を容易にプリントできる。よって少ない数の袋であっても容易且つ安価に各種の表示形状を付与することができる。
さらに第1平坦部31及び第2平坦部33には予め一対のマチ部15及び底面部17を形成可能な成形用折り線25が設けられているので、マチ部15及び底面部17を容易に成形することが可能である。そのため第1平坦部31と第2平坦部33とが連結部14により連結された筒状の状態から、袋10の形状に成形することが容易である。
よって少ない数の袋10であっても所望の原稿や原画などから容易且つ安価に各種の表示形状を付与して袋を作製することができる袋用ガセット材料20を提供することが可能である。
本実施形態の袋用ガセット材料20では、第1平坦部31と第2平坦部33とが略四角形形状を有している。ここでは、第1平坦部31及び第2平坦部33の一対の端部31a,33aが直線形状を有している。そのため袋用ガセット材料20全体を四角形形状のシート材料のように取り扱うことが容易であり、汎用プリンタにより、より容易にプリントすることができる。
本実施形態の袋用ガセット材料20では、プリント可能面37が第1平坦部31と第2平坦部33の外側全面からなるので、表面部11及び裏面部13と一対のマチ部15と底面部17との袋10全体に表示形状を付すことができ、袋10の外観品質を向上できる。
本実施形態の袋用ガセット材料20では、マチ部15がマチ部谷折り線41と、その両側のマチ部山折り線42とを有し、底面部17が底面部山折り横線43と、底面部山折り横線43と、を有している。各成形用折り線25を利用して折り曲げ成形することで、袋10の外形を容易に適切な形状に成形することが可能である。
しかも本実施形態の袋用ガセット材料20では、スリットや切り欠き等を形成する必要がなく、また端部形状も簡素化できるため、製造も容易である。
本実施形態の袋キットでは、このような袋用ガセット材料20と、袋用ガセット材料20に貼着可能な一対の提手23とを備えている。そのため容易且つ安価に各種の表示形状を外周面に付与して手提げ袋として作製することが可能である。
本実施形態の袋10の製造方法によれば、上述のような成形用折り線25が施された袋用ガセット材料20にプリントした後、折り曲げ成形して袋10を製造する。
そのため、袋10の立体形状を形成する前にプリントすることができて、袋10の表示形状の位置や大きさに制限がなくて、デザインの自由度が高い。
また成形用折り線25により折り曲げ成形することで袋10の立体形状を形成することができるので、プリント後に適切な形状の袋10を成形することができる。
よって容易且つ安価に各種の表示形状を付与して袋を製造可能な製造方法を提供することができる。
本実施形態の袋10の製造方法では、オンデマンドプリンタやジェットインク方式の汎用プリンタによりプリント可能面37に表示形状をプリントする。そのため少量であっても外周面に各種の表示形状を付与して袋を製造することができ、袋10を少量多品種で安価に製造するのに好適である。
10 袋(手提げ袋)
11 表面部
11a 側縁
11b 下端部
11c 上端部
13 裏面部
13a 側縁
13b 下端部
13c 上端部
14 連結部
14a 一方の連結領域
14b 他方の連結領域
15 マチ部
15b 下端部
15c 上端部
17 底面部
19 開口部
20 ガセット材料
23 提手
23a 提手本体
23b 装着片
25 成形用折り線
29 貼合せ部
31 第1平坦部
31a 端部
31b 縁部
33 第2平坦部
33a 端部
33b 側縁
35a,35b 折り畳み部
37 プリント可能面
41 マチ部谷折り線
42 マチ部山折り線
43 底面部山折り横線
44 底面部山折り傾線
47 両面粘着テープ
48 貼着指示部
50 ガセット本体

Claims (10)

  1. 表面部及び裏面部と、一対のマチ部と、底面部と、を有して一端側に開口部が設けられた袋用のガセット材料であって、
    前記表面部、一方の前記マチ部及び前記底面部の一部を有する第1平坦部と、
    該第1平坦部の背面側において前記裏面部、他方の前記マチ部及び前記底面部の残部を有する第2平坦部と、
    前記第1平坦部と前記第2平坦部との両側縁を、両端部が揃うように重ねた状態で、該第1平坦部と第2平坦部とを連結する連結部と、を備え、
    前記第1平坦部及び前記第2平坦部には、前記一対のマチ部及び前記底面部の成形用折り線と、プリント可能面と、が設けられている袋用ガセット材料。
  2. 前記第1平坦部と前記第2平坦部とが略四角形形状を有している、請求項1に記載の袋用ガセット材料。
  3. 前記第1平坦部及び前記第2平坦部の各上端部及び各下端部が直線形状を有している、請求項2に記載の袋用ガセット材料。
  4. 前記プリント可能面は、前記第1平坦部と前記第2平坦部の外側面からなる、請求項1乃至3の何れかに記載の袋用ガセット材料。
  5. 前記マチ部を成形する前記成形用折り線は、前記側縁に沿うマチ部谷折り線と、該マチ部谷折り線の両側に略平行に設けられたマチ部山折り線とを有し、
    前記底面部を成形する前記成形用折り線は、前記端部に沿う底面部山折り横線と、該底面部山折り横線と前記マチ部山折り線との交点を通るように前記マチ部谷折り線から前記端部側へ傾斜した底面部山折り傾線と、を有する、請求項1乃至4の何れかに記載の袋用ガセット材料。
  6. 前記成形用折り線は、折り目に沿って該折り目の少なくとも端部近傍に形成されるか又は折り目に沿った全体に形成されている、請求項1乃至5の何れかに記載の袋用ガセット材料。
  7. 前記成形用折り線は、折り目に沿って凹状の折り筋として形成されるか、又は筋状又は線として形成される、請求項6に記載の袋用ガセット材料。
  8. 前記請求項1乃至7の何れかに記載の袋用ガセット材料と、
    前記表面部及び前記裏面部における前記開口部近傍の内面に貼着可能な一対の提手と、を備えている袋キット。
  9. 前記請求項1乃至8の何れかに記載の袋用ガセット材料の前記プリント可能面に表示形状をプリントし、
    前記成形用折り線に沿って折り曲げ成形し、
    前記底面部の一部と残部とを接合するとともに、前記表面部及び裏面部における前記開口部近傍の内面に一対の提手を装着する、袋の製造方法。
  10. オフセット印刷機によらず、オンデマンドプリンタ、インクジェットプリンタ等の汎用プリンタにより前記プリント可能面に表示形状をプリントする、請求項9に記載の袋の製造方法。
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