JP2017165220A - 暖房システム - Google Patents

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Yoshitoshi Noda
圭俊 野田
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Abstract

【課題】快適性が高い暖房システムを実現する。【解決手段】暖房システム30は、同一方向に回転して空気を送出する単一のクロスフローファン32と、クロスフローファンを収容する筐体に設けられた第1フラップ36a、第2フラップ36bと、クロスフローファン32から送出された空気、または、クロスフローファン32へ流入する空気を加温する熱交換器34を備える。暖房システム30は、第1フラップ36aと第2フラップ36bの向きを変化させることで、熱交換器34により加温された空気を、前席10の前方側に送風するか、前席10の後方側(後席12側)に送風するかを切替可能にした。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載される暖房システムに関する。
車両の前席の下にヒーターを設置し、そのヒーターからの温風で後席側への暖房を実施する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平8−268042号公報
上記特許文献1により提案された暖房は、後席乗員の快適性を向上させるものの、前席の前方側へ温風を送出しないので、前席乗員の快適性への貢献は少ない。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、主な目的は、快適性が高い暖房システムを実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の暖房システムは、車両に搭載される暖房システムであって、同一方向に回転して空気を送出する単一のクロスフローファンと、クロスフローファンを収容する筐体に設けられた少なくとも2つのフラップと、クロスフローファンから送出された空気、または、クロスフローファンへ流入する空気を加温する熱交換器と、を備える。当該暖房システムは、車両の座席の下に設置され、少なくとも2つのフラップの向きを変化させることで、熱交換器により加温された空気を、座席の前方側に送風するか、座席の後方側に送風するかを切替可能にした。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を、装置、方法、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを記録した記録媒体、本装置を搭載した車両などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、快適性が高い暖房システムを実現できる。
従来例に係る暖房システムの断面図である。 実施例に係る暖房システムの断面図である。 実施例に係る車両の機能構成を示すブロック図である。 第1信号に応じた暖房システムの動作を示す図である。 第2信号に応じた暖房システムの動作を示す図である。
本発明の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を述べる。
図1は、従来例に係る暖房システム20の断面図である。暖房システム20は、自動車等の車両の座席(前席10)の下側に設置される。暖房システム20では、前席10の下位置における前方から後方へ、通風口26、シロッコファン22、熱交換器24、通風口28の順に配置される。暖房システム20では、シロッコファン22が所定の一方向へ回転し、通風口26から取り込まれた空気が、熱交換器24を介して通風口28から送出される。暖房システム20では、熱交換器24により加温された温風の風向が前席10から後席12への一方向に固定される。仮にシロッコファン22を逆に回転させても、温風の風向は変わらない。すなわち、暖房システム20は、後席12の乗員の快適性向上には寄与するものの、前席10の乗員の快適性向上には寄与しないものであった。
これに対して、本実施例の暖房システム(後述の暖房システム30)は、単一のファンを用いて、車両の後席側だけでなく前席の前方側への暖房も実現する。具体的には、本実施例の暖房システムは、単一のクロスフローファンと、そのクロスフローファンを収容する筐体内に少なくとも2つのフラップを備える。本実施例の暖房システムでは、フラップの向き(言い換えればフラップの角度)を変えることにより、温風の送出方向の切替を可能にする。
図2は、実施例に係る暖房システム30の断面図である。暖房システム30は、暖房システム20と同様、自動車等の車両の座席(前席10)の下側に設置される。暖房システム30は、前席10の下位置における前方側から後方側へ、ケーシング31とケーシング33が配置され、ケーシング31とケーシング33は連通している。ケーシング31には、前方空間(すなわち前席10の足元空間)への開口部である通風口38と通風口40が設けられる。一方、ケーシング33には、後方空間(すなわち後席12の足元空間)への開口部である通風口42が設けられる。
通風口38は、ケーシング31の上部側に設けられ、前席10の前方側から空気を取り込む吸気口として機能する。一方、通風口40は、ケーシング31の下部側に設けられ、前席10の前方側へ温風を吹き出す吹出口として機能する。通風口42は、前席10の後方側(後席12側)へ温風を吹き出す吹出口として機能し、また前席10の後方側(後席12側)から空気を取り込む吸気口としても機能する。
ケーシング31には、クロスフローファン32、第1フラップ36a、第2フラップ36bが収容される。第1フラップ36aは、クロスフローファン32の上位置に設けられ、すなわち、ケーシング31内部の上面とクロスフローファン32との隙間に設けられる。第1フラップ36aは、クロスフローファン32へ流入する空気が流れる向きを調整するフラップである。第1フラップ36aの少なくとも一部は、通風口38からクロスフローファン32への空気流路に達する。後述するように、第1フラップ36aの姿勢は、通風口38からクロスフローファン32への空気の流入を促進する向き、または、空気の流入を阻害する向きに制御される。
第2フラップ36bは、クロスフローファン32の下位置に設けられ、すなわち、ケーシング31内部の底面とクロスフローファン32との隙間に設けられる。第2フラップ36bは、クロスフローファン32から送出された空気が流れる向きを調整するフラップである。第2フラップ36bの少なくとも一部は、通風口40からクロスフローファン32への空気流路に達する。後述するように、第2フラップ36bの姿勢は、クロスフローファン32から通風口40への空気の流出を促進する向き、または、空気の流出を阻害する向きに設定される。
ケーシング33には、熱交換器34が収容される。なお、本実施例では、前席10の下位置における前方側から後方側へ、クロスフローファン32、熱交換器34の順に配置するが、熱交換器34を前方側に配置し、クロスフローファン32を後方側に配置する構成であってもよい。
図3は、実施例に係る車両100の機能構成を示すブロック図である。本明細書のブロック図で示す各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUやメモリをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
車両100は、HVAC(Heating, Ventilating, and Air Conditioning)システム102と暖房システム30を備える。HVACシステム102と暖房システム30は、車両100内部のCAN(Controller Area Network)を介して接続されてもよい。
HVACシステム102は、車両100の空調を統括して制御する。HVACシステム102は、暖房システム30とは異なる空調装置であり、車両100におけるメインの空調装置(図3には不図示であり、以下「メイン空調装置」とも呼ぶ。)の動作を制御する。メイン空調装置は典型的には、車両100の前席前方ダッシュボードの吹出口から冷風または温風を吹き出す。さらに、HVACシステム102は、車両100における補助的な空調装置である暖房システム30の動作も制御する。
暖房システム30は、前席乗員の足元または後席乗員の足元へ温風を送出する。暖房システム30は、図2で示したクロスフローファン32、熱交換器34、第1フラップ36a、第2フラップ36bを備える。さらに暖房システム30は、図2には不図示の受付部44、制御部46を備える。
クロスフローファン32は、一般的な横断流送風機を用いており、同一方向に回転して空気を送出する。熱交換器34は、クロスフローファン32から送出された空気を加温し、または、クロスフローファン32へ流入する空気を加温する。熱交換器34は、速暖性が高い電気ヒーターである。第1フラップ36aおよび第2フラップ36bは、風向調整板と言え、クロスフローファン32へ流入する空気が流れる向き、および、クロスフローファン32から送出された空気が流れる向きを調節する。
受付部44は、暖房システム30が吹き出す温風の向きを指示する所定の信号をHVACシステム102から受け付け、受け付けた信号を制御部46へ入力する。制御部46は、受付部44において所定の信号が受け付けられた場合に、第1フラップ36aおよび第2フラップ36bの向きを変化させることにより、暖房システム30から吹き出される温風の向きを切り替える。
具体的には、制御部46は、HVACシステム102から送信された信号の種類に応じて、第1フラップ36aと第2フラップ36bのそれぞれに対する制御値を算出し、または決定する。例えば、制御部46は、前席10の前方側へ温風を送出することを指示する信号に対応する制御値と、前席10の後方側(後席12側)へ温風を送出することを指示する信号に対応する制御値を予め記憶してもよい。これらの制御値は、第1フラップ36aと第2フラップ36bそれぞれの角度・向き・姿勢の絶対値または相対値を定めたデータであってもよい。制御部46は、予め記憶した複数の制御値の中から、HVACシステム102から送信された信号の種類に対応する制御値を選択してもよい。
制御部46は、決定した制御値を示す制御コマンドを第1フラップ36aと第2フラップ36bそれぞれのアクチュエータ(不図示)へ送信する。これにより、第1フラップ36aと第2フラップ36bそれぞれのアクチュエータを作動させ、第1フラップ36aと第2フラップ36bそれぞれの角度・向き・姿勢を制御値が示す態様に変更させる。なお、温風の風向に適合する第1フラップ36aと第2フラップ36bそれぞれの角度・向き・姿勢、言い換えれば、温風の風向に対応する制御値は、開発者の知見や暖房システム30を用いた実験により決定されてもよい。
制御部46は、クロスフローファン32のアクチュエータに対して所定の制御コマンドを送信することにより、クロスフローファン32を所定の一方向(後述の図4、図5では反時計回り)に回転させる。また、制御部46は、熱交換器34への電圧印加を制御し、すなわち、熱交換器34のオン・オフを制御する。なお、制御部46は、温風の温度、風量等も制御してもよい。
以上の構成による暖房システム30の動作を説明する。
車両100のエンジン始動直後、HVACシステム102は、前席10の前方側への温風送出を指示するための第1信号を暖房システム30へ送信する。暖房システム30の受付部44は、第1信号を受信し、その第1信号を制御部46へ入力する。
図4は、第1信号に応じた暖房システム30の動作を示す。暖房システム30の制御部46は、クロスフローファン32と通風口38との空気流路を閉じ、または狭めるように第1フラップ36aの角度を変化させる。言い換えれば、制御部46は、第1フラップ36aの姿勢を、通風口38を介した空気の流入および流出を阻害する態様へ制御する。具体的には、図4で示すように、第1フラップ36aの後方側の端部をクロスフローファン32から遠ざける一方、第1フラップ36aの前方側の端部をクロスフローファン32へ近づけるように第1フラップ36aの姿勢を制御する。
また、制御部46は、クロスフローファン32と通風口40との空気流路を開放し、または広げるように第2フラップ36bの角度を変化させる。言い換えれば、制御部46は、第2フラップ36bの姿勢を、通風口40を介した空気の流入および流出を促進する態様へ制御する。具体的には、図4で示すように、第2フラップ36bの前方側の端部をクロスフローファン32から遠ざける一方、第2フラップ36bの後方側の端部をクロスフローファン32へ近づけるように第2フラップ36bの姿勢を制御する。
さらに、制御部46は、クロスフローファン32を半時計回りに回転させるとともに、熱交換器34をオンにする。第1フラップ36aと第2フラップ36bが図4の姿勢になることで、クロスフローファン32の回転に伴って、熱交換器34からクロスフローファン32方向への空気の流れが生じる。すなわち、後席側の通風口42から流入した空気が熱交換器34により加温され、加温後の温風が、クロスフローファン32を介して通風口40から前席足元へ吹き出す。
車両100のエンジン始動直後等、エンジンの水温が低い状況では、メイン空調装置から温風が出せないため、特に冬期において前席乗員は寒さを感じてしまう。暖房システム30は、速暖性の高い熱交換器34を用いている。このため、暖房システム30は、エンジン始動直後においても、HVACシステム102の指示に応じて前席下から足元に温風を送ることで、前席乗員に対して速暖性・快適性を提供できる。
エンジン始動から時間が経過してエンジンの水温が上がり、メイン空調装置から温風が出ている状況下で車室内温度が上昇してくると、HVACシステム102は、メイン空調装置の風量を徐々に下げていく。このときHVACシステム102は、前席10の後方側(後席12)への温風送出を指示するための第2信号を暖房システム30へ送信する。暖房システム30の受付部44は、第2信号を受信し、その第2信号を制御部46へ入力する。
図5は、第2信号に応じた暖房システム30の動作を示す。暖房システム30の制御部46は、クロスフローファン32と通風口38との空気流路を開放し、または広げるように第1フラップ36aの角度を変化させる。言い換えれば、制御部46は、第1フラップ36aの姿勢を、通風口38を介した空気の流入および流出を促進する態様へ制御する。具体的には、図5で示すように、第1フラップ36aの前方側の端部をクロスフローファン32から遠ざける一方、第1フラップ36aの後方側の端部をクロスフローファン32へ近づけるように第1フラップ36aの姿勢を制御する。
また、制御部46は、クロスフローファン32と通風口40との空気流路を閉鎖し、または狭めるように第2フラップ36bの角度を変化させる。言い換えれば、制御部46は、第2フラップ36bの姿勢を、通風口40を介した空気の流入および流出を阻害する態様へ制御する。具体的には、図5で示すように、第2フラップ36bの後方側の端部をクロスフローファン32から遠ざける一方、第2フラップ36bの前方側の端部をクロスフローファン32へ近づけるように第2フラップ36bの姿勢を制御する。
さらに、制御部46は、クロスフローファン32を反時計回りに回転させるとともに、熱交換器34をオンにする。第1フラップ36aと第2フラップ36bが図5の姿勢になることで、クロスフローファン32の回転に伴って、クロスフローファン32から熱交換器34方向への空気の流れが生じる。すなわち、前席10の前方側の通風口38から流入した空気がクロスフローファン32を介して熱交換器34へ送られ、熱交換器34による加温後の温風が前席10の後方側(後席12側)の通風口42から後席足元へ吹き出す。
メイン空調装置側では、車室内の温度が所定温度まで上がると温風の吹き出しを少なくしていく。このとき、後席12またはトランクルームの冷たい空気が気流として前席10に到達する「吹き戻り」が発生することがあり、前席乗員に寒さを感じさせることがある。暖房システム30は、吹き戻りが生じうる場合に、HVACシステム102からの指示に応じて前席10の後方側から温風を吹き出す。これにより、図5に示すように、前席10の後方側から吹き出した温風が上昇して後席12側の冷たい空気と混ざり合うため、吹き戻りが生じてもその温度を上昇させることができ、前席乗員の快適性が損なわれることを防止できる。
なお、HVACシステム102は、エンジン始動直後に暖房システム30へ第1信号を送信し、その後、メイン空調装置が吹き出す温風の風量制限を始める際に暖房システム30へ第2信号を送信してもよい。暖房システム30は、第1信号に基づいて図4のように前席足元への暖房を開始し、その暖房を継続中に第2信号を受信したことを契機に、図5のように後席足元への暖房へ切り替えてもよい。
本実施例の暖房システム30によると、1つのクロスフローファン32を収容する筐体(ケーシング31)内に設けた第1フラップ36aおよび第2フラップ36bの向きを変化させることで、温風が流れる向きを切替可能にした。これにより、車両100のコスト増加および電力消費量の増加を抑制しつつ、車両100の後席乗員だけでなく前席乗員の快適性を向上させる暖房システムを実現できる。また、本実施例の暖房システム30は、HVACシステム102との連携により、車室全体の空調状況に適合するように、温風の吹き出し方向を自動で切り替えることができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
車両100は、暖房システム30の風向に対する乗員の指示を受け付ける操作入力部をさらに備えてもよい。暖房システム30の受付部44は、操作入力部に対する入力情報(例えば、風向を指示する情報)を、HVACシステム102を介して受け付け、または、操作入力部から直接受け付けてもよい。暖房システム30の制御部46は、操作入力部への入力情報にしたがって、乗員により指示された方向に温風を吹き出すように第1フラップ36aおよび第2フラップ36bの姿勢を制御し、または切り替えてもよい。例えば、制御部46は、前席10の前方側への暖房が指示された場合、第1フラップ36aおよび第2フラップ36bの姿勢を図4の態様へ制御し、前席10の後方側(後席12)への暖房が指示された場合、第1フラップ36aおよび第2フラップ36bの姿勢を図5の態様へ制御してもよい。
また、上記実施例では、クロスフローファン32のケーシング31内に2つのフラップを設けたが、変形例として、ケーシング31内に3つ以上のフラップを設けてもよい。暖房システム30の制御部46は、3つ以上のフラップそれぞれの向きを制御することにより温風を流す方向を切り替えてもよい。
上述した実施例および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施例および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施例および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連携によって実現されることも当業者には理解されるところである。
なお、実施例および変形例に記載の技術は、以下の項目によって特定されてもよい。
[項目1]
車両に搭載される暖房システムであって、同一方向に回転して空気を送出する単一のクロスフローファンと、クロスフローファンを収容する筐体に設けられた少なくとも2つのフラップと、クロスフローファンから送出された空気、または、クロスフローファンへ流入する空気を加温する熱交換器と、を備える暖房システム。当該暖房システムは、車両の座席の下に設置され、少なくとも2つのフラップの向きを変化させることで、熱交換器により加温された空気を、座席の前方側に送風するか、座席の後方側に送風するかを切替可能にした。
この暖房システムによると、フラップの向きを変化させることで、同一方向に回転する単一のクロスフローファンを用いて、座席の前方側へ暖風を流すことができるとともに、座席の後方側へも暖風を流すことができる。これにより、車両暖房の快適性を一層高めることができる。
[項目2]
少なくとも2つのフラップのうち第1のフラップは、クロスフローファンへ流入する空気が流れる向きを調整するフラップであり、第2のフラップは、クロスフローファンから送出された空気が流れる向きを調整するフラップであってもよい。
この態様によると、第1のフラップと第2のフラップの向きを変化させることで、同一方向に回転する単一のクロスフローファンを用いて、座席の前方側へ暖風を流すことができるとともに、座席の後方側へも暖風を流すことができる。
[項目3]
少なくとも2つのフラップの向きを変化させる制御部をさらに備えてもよい。制御部は、車両のエンジン始動の直後から所定の期間まで、熱交換器により加温された空気を、座席の前方側に送風するように少なくとも2つのフラップの向きを変化させてもよい。
この態様によると、車両のエンジン始動の直後から、座席の前方側に暖風を送ることができ、乗員の快適性を一層高めることができる。
[項目4]
所定の信号を受け付ける受付部と、受付部により所定の信号が受け付けられた場合に、少なくとも2つのフラップの向きを変化させる制御部と、をさらに備えてもよい。
この態様によると、外部システムからの指示に応じて暖風を流す向きを切替可能な暖房システムを実現できる。
30 暖房システム、 31 ケーシング、 32 クロスフローファン、 34 熱交換器、 36a 第1フラップ、 36b 第2フラップ、 44 受付部、 46 制御部、 100 車両、 102 HVACシステム。

Claims (4)

  1. 車両に搭載される暖房システムであって、
    同一方向に回転して空気を送出する単一のクロスフローファンと、
    前記クロスフローファンを収容する筐体に設けられた少なくとも2つのフラップと、
    前記クロスフローファンから送出された空気、または、前記クロスフローファンへ流入する空気を加温する熱交換器と、
    を備え、
    当該暖房システムは、前記車両の座席の下に設置され、
    前記少なくとも2つのフラップの向きを変化させることで、前記熱交換器により加温された空気を、前記座席の前方側に送風するか、前記座席の後方側に送風するかを切替可能にしたことを特徴とする暖房システム。
  2. 前記少なくとも2つのフラップのうち第1のフラップは、前記クロスフローファンへ流入する空気が流れる向きを調整するフラップであり、第2のフラップは、前記クロスフローファンから送出された空気が流れる向きを調整するフラップであることを特徴とする請求項1に記載の暖房システム。
  3. 前記少なくとも2つのフラップの向きを変化させる制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記車両のエンジン始動の直後から所定の期間まで、前記熱交換器により加温された空気を、前記座席の前方側に送風するように前記少なくとも2つのフラップの向きを変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の暖房システム。
  4. 所定の信号を受け付ける受付部と、
    前記受付部により前記所定の信号が受け付けられた場合に、前記少なくとも2つのフラップの向きを変化させる制御部と、
    をさらに備える請求項1または2に記載の暖房システム。
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