JP2017164666A - 精製システムおよび精製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理液から高効率かつ安定的に有機不純物質を除去する。【解決手段】本発明の精製システムは、有機溶剤と有機不純物質とを含む被処理液を吸着させて処理液を排出する第1吸着処理と、有機不純物質を脱着させて第1脱着ガスを排出する第1脱着処理と、を繰り返し実施する液処理装置と、第1脱着ガスを冷却して、冷却ガスと凝縮液とに分けて排出する冷却装置と、冷却ガスを吸着させて処理ガスを排出する第2吸着処理と、有機不純物質を脱着させて第2脱着ガスを排出する第2脱着処理と、を繰り返し実施し、処理ガスを加熱し、前記第1供給ガスの少なくとも一部として前記液処理装置に導入するガス処理装置と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、有機溶剤に微量の有機不純物質を含む被処理液から有機不純物質を除去して、有機溶剤の純度を高める精製システムおよび精製方法に関する。
従来、製造プロセスで合成されたり有機溶剤回収装置から回収されたりする有機溶剤(被処理液)に、有機溶剤の用途に対して不純物に該当する有機物(有機不純物質)を含む場合、有機不物質を除去し、有機溶剤の純度を高める手段がとられる。その手段として、被処理液を加熱し、有機溶剤と有機不純物質の沸点や蒸気圧の差を利用して、蒸発分離する蒸留装置や、ゼオライト膜などへ被処理液を通液し、有機溶剤と有機不純物質の分子量や分子サイズの差を利用して、膜分離する膜分離装置が広く用いられている。
一方、活性炭素繊維をはじめとする吸着材を用いて、吸着による有機物質の除去(吸着工程)と吸着材の再生(脱着工程)とを交互に行うことで、液中の有機物質を高効率で安定的に除去できる吸脱着式液相処理装置が検討されている(例えば、特許文献1)。この液相処理装置は、基本的には吸着材の交換が必要なく、水中の有機物質を高効率で安定的に除去することができる。
また、活性炭素繊維は20Å以下のミクロポアのみが繊維表面に形成されている細孔構造であるので、特定の分子サイズの有機物質を優先的に吸着しやすいことが知られている(例えば、非特許文献1)。
特許第04512993号
用水と廃水 Vol.52 No.11(2010)
蒸留装置や膜分離装置で特定の有機不純物質が微量に含まれる被処理液から有機不純物質の除去を行う場合、いくつかの課題がある。有機不純物質を除去するに当り、例えば、蒸留装置の場合、有機溶剤と比べて有機不純物質の沸点が大きく蒸気圧が低い場合、蒸発に膨大な加熱エネルギーが必要となったり、装置が大型化したりするなどの課題がある。また、膜分離装置の場合、有機不純物質の分子量や分子サイズが有機溶剤よりも大きい場合、有機溶剤を透過しなければならないので、使用する膜サイズが大型となり、ランニングコストが増大する課題がある。
また、吸脱着式液相処理装置についても高効率かつ安定的に有機不純物質を除去するための検討の余地がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、有機不純物質を含有する被処理液から、低コストで高効率かつ安定的に有機不純物質を除去できる精製システムおよび精製方法を構築することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するため、鋭意研究した結果、ついに本発明を完成するに到った。すなわち、本発明は以下の通りである。
(1) 有機溶剤と有機不純物質とを含む被処理液から有機不純物質を除去することで当該被処理液を精製する精製システムであって、第1吸着素子を有し、前記被処理液を前記第1吸着素子に供給して当該被処理液に含まれる前記有機不純物質を前記第1吸着素子に吸着させて処理液を排出する第1吸着処理と、前記第1吸着素子に加熱した第1供給ガスを供給して前記有機不純物質を前記第1吸着素子から脱着させて第1脱着ガスを排出する第1脱着処理と、を繰り返し実施する液処理装置と、前記液処理装置から排出された第1脱着ガスを冷却して、冷却ガスと凝縮液とに分けて排出する冷却装置と、第2吸着素子を有し、前記冷却装置から排出された冷却ガスを前記第2吸着素子に供給して当該冷却ガスに含まれる前記有機不純物質を前記第2吸着素子に吸着させて処理ガスを排出する第2吸着処理と、加熱した第2供給ガスを前記第2吸着素子に供給して前記有機不純物質を前記第2吸着素子から脱着させて第2脱着ガスを排出する第2脱着処理と、を繰り返し実施し、前記処理ガスを加熱し、前記加熱した第1供給ガスの少なくとも一部として前記液処理装置に導入するガス処理装置と、を備えたことを特徴とする精製システム。
上記構成によると、被処理液に含まれる有機不純物質を、液処理装置で吸脱着し、さらに、その後段のガス処理装置で吸脱着することで、被処理液中の有機不純物質を高い効率で連続的に除去することができる。また、基本的に吸着素子の交換の必要が無く、また、処理ガスを加熱し、第1供給ガスの少なくとも一部として液処理装置に導入するため、コストを低減して除去することができる。
また、処理ガスを加熱し、第1供給ガスの少なくとも一部として液処理装置に導入するため、処理ガスがシステム外に排出されることが無い。そのため、例えば安全を考慮して第1供給ガスとして不活性ガスを用いた場合でも、排出規制を考慮したシステムとして設計することができる。
(2)前記第1供給ガスは不活性ガスであることを特徴とする(1)に記載の精製システム。
(3)前記液処理装置は、前記第1脱着処理の前に前記第1供給ガスを前記第1吸着素子に供給し、当該第1吸着素子に付着した被処理液を除去して除去液として排出する除去処理を実施し、前記除去液を前記被処理液の一部として前記液処理装置に戻す除去液再供給路を備えたことを特徴とする(1)または(2)に記載の精製システム。
(4)前記冷却装置から排出される凝縮液を、前記液処理装置に供給される前記被処理液の一部として前記液処理装置に戻す凝縮液再供給路を備えたことを特徴とする(1)から(3)のいずれか1つに記載の精製システム。
(5)前記冷却装置から排出される凝縮液を、前記液処理装置から排出される処理液と共に排出する排出路を備えたことを特徴とする(1)から(3)のいずれか1つに記載の精製システム。
(6)前記第1吸着素子が活性炭素繊維を含んでいることを特徴とする(1)から(5)のいずれか1つに記載の精製システム。
(7)前記第2吸着素子が、活性炭素繊維、活性炭、ゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも1つを含んでいることを特徴とする(1)から(6)のいずれか1つに記載の精製システム。
(8)前記有機溶剤は、分子量80g/mol以下または沸点80℃以上の、グリコール、アルコール、ケトン、アルデヒド、およびカルボン酸の少なくとも1つであることを特徴とする(1)から(7)のいずれか1項に記載の精製システム。
(9)前記有機不純物質は、分子量70g/mol以上または沸点80℃以上の有機化合物であることを特徴とする(1)から(8)のいずれか1つに記載の精製システム。
(10)前記有機不純物質の濃度は、前記被処理液の1%以下であることを特徴とする(1)から(9)のいずれか1つに記載の精製システム。
(11)有機溶剤と有機不純物質とを含む被処理液から有機不純物質を除去することで当該被処理液を精製する精製方法であって、前記被処理液を第1吸着素子に供給して当該被処理液に含まれる前記有機不純物質を前記第1吸着素子に吸着させて処理液を排出する第1吸着処理と、前記第1吸着素子に加熱した第1供給ガスを供給して前記有機不純物質を前記第1吸着素子から脱着させて第1脱着ガスを排出する第1脱着処理と、を実施する液処理工程と、前記第1脱着処理にて排出された第1脱着ガスを冷却して、冷却ガスと凝縮液とに分離する冷却工程と、前記冷却工程にて分離された冷却ガスを第2吸着素子に供給して当該冷却ガスに含まれる前記有機不純物質を前記第2吸着素子に吸着させて処理ガスを排出する第2吸着処理と、加熱した第2供給ガスを前記第2吸着素子に供給して前記有機不純物質を前記第2吸着素子から脱着させて第2脱着ガスを排出する第2脱着処理と、を実施するガス処理工程と、前記ガス処理工程にて排出された処理ガスを加熱し、前記第1供給ガスの少なくとも一部として前記第1吸着素子に導入する処理ガス導入工程と、を含むことを特徴とする精製方法。
上記方法によると、上記精製システムと同様の効果を奏し、高効率にかつ低コストに被処理液を精製できる。
本発明による精製システムおよび精製方法は、被処理液中の有機不純物質を高い効率で連続的に除去するとともに、基本的に吸着素子の交換の必要が無く、高効率にかつ低コストに被処理液を精製できるという利点がある。
本発明の実施の形態に係る精製システムの構成の一例を示す図である。 上記精製システムの変形例の構成を示す図である。 上記精製システムの別の変形例の構成を示す図である。 上記精製システムのさらに別の変形例の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する構成、部分、材料等については、適宜省略し、その説明についても繰り返さないことにする。
図1は、本実施の形態における精製システム1Aの構成図である。以下においては、図1に示すように、精製システム1Aは、被処理液に含まれる有機不純物質を除去して被処理液を精製するためのシステムであり、液処理装置100とガス処理装置200と冷却装置300とを備えて構成されている。以下に各構成について説明する。
(液処理装置100)
液処理装置100は、有機溶剤と有機不純物とを含有する被処理液に含まれる有機不純物質を除去するための装置であり、第1吸着素子として吸着材111、121がそれぞれ収容された第1処理槽A110および第1処理槽B120を有している。なお、本実施の形態では、液処理装置100は2つの処理槽を有するが、処理槽の数に限定はない。
吸着材111、121は、被処理液を接触させることで被処理液に含有される有機不純物質を吸着する。したがって、被処理液を吸着材111、121へ通液することで、液処理装置100から有機不純物質が除去された処理液が排出される。これにより被処理液中の有機溶剤純度の高い処理液が得られる。また、吸着材111,121は、加熱した第1供給ガスとして本実施形態では加熱不活性ガスを接触させることで、吸着した有機不純物質を脱着する。したがって、液処理装置100においては、吸着材111,121に加熱不活性ガスを供給することで有機物質が吸着材111,121から脱着され、これにより加熱不活性ガスに有機不純物質が含有された第1脱着ガスとして排出される。
第1処理槽A110および第1処理槽B120には、配管ラインL1,L2,L3,L4がそれぞれ接続されている。配管ラインL1は、被処理液を第1処理槽A110および第1処理槽B120に供給するための配管ラインであり、バルブV101,V102によって第1処理槽A110および第1処理槽B120に対する接続状態と非接続状態とを切り替える。配管ラインL2は、加熱不活性ガスを第1処理槽A110および第1処理槽B120に供給するための配管ラインであり、バルブV103,V104によって第1処理槽A110および第1処理槽B120に対する接続状態と非接続状態とを切り替える。配管ラインL3は、処理液を第1処理槽A110および第1処理槽B120から排出するための配管であり、バルブV105,V106によって第1処理槽A110および第1処理槽B120に対する接続状態と非接続状態とを切り替える。配管ラインL4は、第1脱着ガスを第1処理槽A110および1処理槽B120から排出するための配管ラインであり、バルブV107,V108によって第1処理槽A110および第1処理槽B120に対する接続状態と非接続状態とを切り替える。
第1処理槽A110と第1処理槽B120とは、上述したバルブV101〜V108の開閉を操作することによって交互に吸着槽および脱着槽として機能する。具体的には、第1処理槽A110が吸着槽として機能している場合には、第1処理槽B120が脱着槽として機能し、第1処理槽A110が脱着槽として機能している場合には、第1処理槽B120が吸着槽として機能する。すなわち、本実施の形態における液処理装置100においては、吸着槽と脱着槽とが経時的に交互に切り替わるように構成されている。
なお、配管ラインL1は、第1処理槽A110および第1処理槽B120のうち、吸着槽として機能している槽に接続されて当該吸着槽に排水を供給し、配管ラインL2は、第1処理槽A110および第1処理槽B120のうち、脱着槽として機能している槽に接続されて当該脱着槽に加熱不活性ガスを供給する。また、配管ラインL3は、第1処理槽A110および第1処理槽B120のうち、吸着槽として機能している槽に接続されて当該吸着槽から処理液を排出し、配管ラインL4は、第1処理槽A110および第1処理槽B120のうち、脱着槽として機能している槽に接続されて第1脱着ガスを排出する。
液処理装置100の脱着に使用する第1供給ガスは不活性ガスが好ましい。被処理液の大半を含む有機溶剤が一定量付着した状態の吸着材111、121に対して第1供給ガスを接触させるので、爆発のリスクを回避するためである。不活性ガスは、窒素、ヘリウム、アルゴンなどが挙げられるが、特に限定しない。
また、液処理装置100は、脱着処理を行う前にパージ処理(除去処理)を行うことが好ましい。吸着材111、121に付着する被処理液を除去することで、脱着効率が高まるからである。パージ処理は、脱着槽に液除去用ガスを供給して実施する。また、パージ処理後の除去液は、被処理液の一部として再吸着処理できるように液処理装置100に返送することが好ましい。別途液処理が不要となるからである。この返送する構成を備えた精製システム1Bを図2に示す。精製システム1Bは、精製システム1Aの変形例であり、図2に示すように、精製システム1Aの構成に加え、バルブV109とバルブ201とを備える。バルブV109およびバルブ201を切り替えることで、脱着槽からの除去液を液処理装置100に返送し、脱着層からの第1脱着ガスを冷却装置200に送ることができる。精製システム1Bは、この除去液を返送する構成以外は精製システム1Aと同様であるため、説明は省略する。
精製システム1Bでは、液処理装置100の脱着槽に液除去用ガスを導入して吸着材に吹き付けて、吸着材111、112の表面に付着した余剰の被処理液を吹き飛ばすパージ処理が行なわれる。吹き飛ばされた除去液は、液処理装置100へと再度供給される。そして、当該パージ処理を所定時間行なった後に脱着処理が行なわれる。
液処理装置100のパージに使用する液除去用ガスも不活性ガスが好ましい。上述の通り、爆発のリスクを回避するためである。不活性ガスは、窒素、ヘリウム、アルゴンなどが挙げられるが、特に限定しない。
吸着材111,121は、有機不純物質を吸脱着する材料である。吸着材111,121は、活性炭素繊維を含んでいることが好ましい。活性炭素繊維は、表面にミクロ孔を有する繊維状構造を有しているため、非特許文献1記載の通り、特定の分子サイズの有機物質を優先的に吸着しやすく、尚且つ、液との接触効率が高く、有機物質の吸着速度が速く、他の吸着素子に比べて極めて高い吸着効率を実現できる材料だからである。また、吸着材111,121は、活性炭またはゼオライトを含んでいるものであってもよい。
吸着材111,121として利用可能な活性炭素繊維の物性は、特に限定されるものではないが、BET比表面積が700〜2500m2/g、細孔容積が0.4〜0.9cm3/g、平均細孔径が15〜18Åであるものが好ましい。これは、BET比表面積が700m2/g未満、細孔容積が0.4m3/g未満、平均細孔径が15Å未満のものでは、有機物質の吸着量が低くなるためである。他方、BET比表面積が2500m2/gを超え、細孔容積が0.9m3/gを超え、平均細孔径が18Åを超えるのものでは、細孔径が大きくなることで分子量の小さな物質等の吸着能力が低下したり、強度が弱くなったり、素材のコストが高くなって経済的に不利になったりするためである。
(冷却装置200)
冷却装置200は、クーラー210を備え、液処理装置100から排出される第1脱着ガスを冷却し、第1脱着ガス中に含まれる有機不純物質および有機溶剤を冷却凝縮させて、冷却ガスと凝縮液に分離するための装置である。冷却装置200の冷却方式は、特に限定しないが、冷媒や冷却水を間接的にガスと接触させる熱交換式を用いればよい。図1では、例示として、冷却水を利用した装置を示している。
冷却装置200から排出される凝縮液は、別途処理してもよいが、有機不純物質を含む場合は、被処理液の一部として再吸着処理できるように液処理装置100に返送するのが好ましい。この返送する構成を備えた精製システム1Cを図3に示す。精製システム1Cは、精製システム1Aの変形例であり、図3に示すように、精製システム1Aの構成に加え、凝縮液を被処理液に混入させる配管L9(凝縮液再供給路)とバルブV110を備える。精製システム1Dは、この凝縮液を返送する構成以外は精製システム1Aと同様であるため、説明は省略する。
あるいは、凝縮液中の有機不純物質濃度が低濃度であり、有機溶剤として使用可能であれば、液処理装置100の処理液として扱ってもよい。凝縮液を液処理装置100の処理液として扱う構成を備えた精製システム1Dを図4に示す。精製システム1Dは、精製システム1Aの変形例であり、図4に示すように、精製システム1Aの構成に加え、凝縮液を処理液に混入させる配管L10(排出路)とバルブV202を備える。精製システム1Dは、この凝縮液を液処理装置100の処理液と共に排出する構成以外は精製システム1Aと同様である以外の構成はため、説明は省略する。
(ガス処理装置300)
ガス処理装置300は、冷却装置200から排出される冷却ガス中の有機不純物質を除去するための装置であり、第2吸着素子として吸着材311が収容された第2処理槽310およびヒーター320を有している。吸着材311は、冷却ガスを接触させることで冷却ガスに含有される有機不純物質を吸着する。したがって、冷却ガスを吸着材311へ通ガスすることで、有機不純物質が除去された処理ガスが排出される。これにより、有機不純物質が低減された清浄なガスが得られる。また、吸着材311は、加熱した第2供給ガスを接触させることで吸着材311に吸着した有機不純物質を脱着する。したがって、ガス処理装置300においては、吸着材311に加熱した第2供給ガスを供給することで有機物質が吸着材311から脱着され、これにより加熱ガスに有機不純物質が含有された第2脱着ガスとして排出される。
第2処理槽310には、配管ラインL5,L6,L7,L8がそれぞれ接続されている。配管ラインL5は、冷却ガスを第2処理槽310に供給するための配管ラインであり、バルブV301によって第2処理槽310に対する接続状態と非接続状態とを切り替える。配管ラインL6は、加熱した第2供給ガスを第2処理槽310に供給するための配管ラインであり、バルブV302によって第2処理槽310に対する接続状態と非接続状態とを切り替える。配管ラインL7は、処理ガスを第2処理槽310から排出するための配管であり、バルブV303によって第2処理槽310に対する接続状態と非接続状態とを切り替える。配管ラインL8は、第2脱着ガスを第2処理槽310から排出するための配管ラインであり、バルブV304によって第2処理槽310に対する接続状態と非接続状態とを切り替える。
第2処理槽310は、上述したバルブV301〜V304の開閉を操作することによって交互に吸着槽および脱着槽として機能する。すなわち、本実施の形態におけるガス処理装置300も、吸着槽と脱着槽とが経時的に交互に切り替わるように構成されている。なお、配管ラインL5は、第2処理槽310が吸着槽として機能している際に接続されて冷却ガスを供給し、配管ラインL6は、第2処理槽310が脱着槽として機能している際に接続されて加熱した第2供給ガスを供給する。また、配管ラインL7は、第2処理槽310が吸着槽として機能している際に接続されて処理ガスを排出し、配管ラインL8は、第2処理槽310が脱着槽として機能している際に接続されて第2脱着ガスを排出する。
ガス処理装置300の脱着に使用する第2供給ガスは、上述の不活性ガスであっても、空気、水蒸気であってもよく、特に限定しない。液処理装置100と異なり、吸着材311に付着する有機溶剤量は少なく、爆発のリスクは小さいからである。
本実施の形態では、ガス処理装置300から排出される処理ガスは、液処理装置100への第1供給ガスとして循環供給できる構成である。第1供給ガスを新たに発生させる必要が無くなり、経済的である。具体的には、処理ガスをヒーター320で加熱し、第1供給ガスとして、液処理装置100へ供給する。同様の理由で、液処理装置100のパージに使用する液処理用ガスとして処理ガスを使用してもよい。なお、ヒーター310はガス処理装置300の外に設けられていても、液処理装置100の中に設けられていてもよい。
吸着材311は、有機不純物質を吸脱着する材料である。活性炭素繊維、活性炭またはゼオライトの少なくともいずれかを含むのが好ましい。吸着材311は、粒状、粒体状、またはハニカム状等の活性炭やゼオライトが利用でき、より好適には、活性炭素繊維が利用できる。上述の通り、活性炭素繊維は、表面にミクロ孔を有する繊維状構造を有しているため、水との接触効率が高く、有機物質の吸着速度が速く、他の吸着素子に比べて極めて高い吸着効率を実現できる部材であるからである。
吸着材311として利用可能な活性炭素繊維の物性は、特に限定されるものではないが、BET比表面積が700〜2000m2/g、細孔容積が0.4〜0.9cm3/g、平均細孔径が17〜18Åのものが好ましい。これは、BET比表面積が700m2/g未満、細孔容積が0.4m3/g未満、平均細孔径が17Å未満のものでは、有機物質の吸着量が低くなるためであり、またBET比表面積が2000m2/gを超え、細孔容積が0.9m3/gを超え、平均細孔径が18Åを超えるのものでは、細孔径が大きくなることで分子量の小さな物質等の吸着能力が低下したり、強度が弱くなったり、素材のコストが高くなって経済的に不利になったりするためである。
本実施の形態において、ガス処理装置300の第2処理槽310は単槽で説明したが、複数槽で実施してもよい。図示しないが、吸着槽および脱着槽として機能する処理槽を一槽ずつ設置してバルブの切替え操作によって、連続吸脱着処理を行ってもよい。ただし、後述の通り、本実施の形態の精製システム1Aで処理する被処理液は、有機不純物質を微量に含む有機溶剤であり、液処理装置100から排出される第1脱着ガス、次いで冷却装置200を通過して排出される冷却ガス中の有機不純物質は低濃度である。そのため、吸着材311の充填量によっては長時間の吸着処理が可能で、脱着処理頻度は少なくなる。よって、第2処理槽310が脱着槽として機能している期間は、液処理装置100を停止させて被処理液を一時的に貯めておいても、システムとして問題はない。
本実施の形態におけるガス処理装置300の第2脱着ガスは、第2脱着ガス中の有機不純物質の物性や濃度に応じて、適宜二次処理すればよい。
本実施の形態において精製システム1A〜1Dが処理する被処理液に含まれる有機溶剤は、分子量80g/mol以下または沸点の80℃以上のグリコール、アルコール、ケトン、アルデヒド、カルボン酸とする。例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等が挙げられる。
また、被処理液に含まれる有機不純物質は、沸点は80℃以上もしくは分子量が70g/mol以上の物質とする。例えば、1,4−ジオキサン、2−メチル1,3−ジオキソラン、1,3−ジオキソラン、メチルイソブチルケトン、トルエン、キシレン、アセタール、3−メチル−1−ブタノール、ベンズアルデヒド等が挙げられる。
本実施の形態において精製システム1A〜1Dが処理する被処理液中の有機不純物質は1%以下とする。高濃度に有機不純物質を含む場合、精製システム1A〜1Dの効果を十分得られないからである。
以上において説明した実施の形態においては、液処理装置100は、被処理液中の有機不純物質を除去して有機溶剤を精製する装置として機能し、冷却装置200とガス処理装置300は、液処理装置100から排出される第1脱着ガス中から有機不純物質を除去し、液処理装置100の加熱不活性ガスを供給する装置として機能することで、基本的に吸着素子の交換の必要が無く、高効率にかつ低コストに被処理液を精製することができる。
また、以上において説明した本発明の実施の形態においては、ポンプ等の流体搬送手段やストレージタンク等の流体貯留手段などの構成要素を特に示すことなく説明を行なったが、これら構成要素は必要に応じて適宜の位置に配置すればよい。
このように、今回開示した上記各実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
上記実施の形態にて説明した本発明に係る精製システムの詳細を、さらに以下の実施例を用いて説明する。しかし、本発明は以下実施例に限定されるものでない。なお、評価は下記の方法により行った。
(BET比表面積)
BET比表面積は、液体窒素の沸点(−195.8℃)雰囲気下、相対圧力0.0〜0.15の範囲で上昇させたときの試料への窒素吸着量を数点測定し、BETプロットにより試料単位質量あたりの表面積(m/g)を求めた。
(細孔容積)
細孔容積は、相対圧0.95における窒素ガスの気体吸着法により測定した。
(平均細孔径)
平均細孔径は、以下の式で求めた。
dp=40000Vp/S(ただし、dp:平均細孔径(Å))
Vp:細孔容積(cc/g)
S:BET比表面積(m/g)
(有機不純物質除去効果)
液処理装置100の入口および出口の有機不純物質(実施例1では1,4−ジオキサン)の濃度を測定し、除去効果を確認した。
(不純有機物質濃度評価)
有機不純物質(実施例1では1,4−ジオキサン)は、ヘッドスペースGC/MS法により定量した。
[実施例1]
本実施例の精製システムとして、図2および4に示す実施の形態の精製システム1Bおよび1Dを組み合わせたシステムを使用した。被処理液として、有機溶剤としてエチレングリコール、および、有機不純物質として1,4−ジオキサン80mg/Lを含む液を用いた。
液処理装置100の吸着材111,112として、BET比表面積1000m/gの活性炭素繊維0.5kgを使用した第1吸着素子を作成した。また、冷却装置200は、冷却水でガスを間接冷却させる熱交換式を使用した。また、ガス処理装置300の吸着材311として、BET比表面積2000m/gの活性炭素繊維2kgを使用した第2吸着素子を作成した。
上記のように作成した精製システムに対して、まず、液処理装置100に被処理液を処理液量が2L/hになるように導入し、処理液を回収した。処理液中の1,4−ジオキサン濃度を測定したところ0.5mg/L以下であった。
次に、液除去用ガスとして窒素ガスを0.8Nm/minで液処理装置100に供給してパージ処理した。第1吸着素子111、112からパージされた付着液を除去液として排出し、被処理液の一部として液処理装置100に返送した。次に、第1供給ガスとして130℃に加熱した窒素ガスを0.8Nm/minで吸着素子に供給して脱着処理し、有機不純物質を脱着した第1脱着ガスを排出した。
次に、第1脱着ガスを冷却装置200に導入し、クーラー210にて40℃に冷却して冷却ガスとして排出した。また、冷却によって液化凝縮した凝縮液を回収した。凝縮液中の1,4−ジオキサン濃度は0.5mg/Lであり、エチレングリコールのみ含む液であった。これを、処理液として回収した。
次に、冷却ガスをガス処理装置300へ導入し、吸着素子311に有機不純物質を吸着処理させて処理ガスを得た。処理ガス中の1,4−ジオキサン濃度は0.1ppm以下であった。処理ガスはヒーター320で130℃に加熱し、液処理装置100の脱着処理に循環供給した。
ガス処理装置300の脱着処理は、冷却ガスを12時間導入したあと、第2供給ガスとして130℃の過熱空気を供給して行った。ガス処理装置300の脱着処理中は、被処理液はタンクに一時貯水し、ガス処理装置300の脱着処理が完了後、再供給した。ガス処理装置300から排出された第2脱着ガスは、触媒酸化装置(図示せず)に導入し、1,4−ジオキサンを酸化分解させた。
本実施例の精製システムでは、運転開始から500時間後においても処理液が1,4−ジオキサン濃度0.5mg/L以下にて処理可能であり、有機溶剤であるエチレングリコールを精製することが可能であった。
なお、上記開示した実施の形態、変形例、および実施例はすべて例示であり制限的なものではない。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって有効であり、特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内のすべての変更・修正・置き換え等を含むものである。
本発明は、例えば各種工場や研究施設等から排出される有機溶剤と有機不純物質とを含む被処理液を精製するシステムに有効に利用することができる。
1A,1B,1C,1D:精製システム
100:液処理装置
110:第1処理槽A
120:第1処理槽B
111、121:第1吸着素子
200:冷却装置
210:クーラー
300:ガス処理装置
310:第2処理槽
311:第2吸着素子
320:ヒーター
V101〜V110,V201〜V202,V301〜V304:バルブ
L1〜L10:配管

Claims (11)

  1. 有機溶剤と有機不純物質とを含む被処理液から有機不純物質を除去することで当該被処理液を精製する精製システムであって、
    第1吸着素子を有し、前記被処理液を前記第1吸着素子に供給して当該被処理液に含まれる前記有機不純物質を前記第1吸着素子に吸着させて処理液を排出する第1吸着処理と、前記第1吸着素子に加熱した第1供給ガスを供給して前記有機不純物質を前記第1吸着素子から脱着させて第1脱着ガスを排出する第1脱着処理と、を繰り返し実施する液処理装置と、
    前記液処理装置から排出された第1脱着ガスを冷却して、冷却ガスと凝縮液とに分けて排出する冷却装置と、
    第2吸着素子を有し、前記冷却装置から排出された冷却ガスを前記第2吸着素子に供給して当該冷却ガスに含まれる前記有機不純物質を前記第2吸着素子に吸着させて処理ガスを排出する第2吸着処理と、加熱した第2供給ガスを前記第2吸着素子に供給して前記有機不純物質を前記第2吸着素子から脱着させて第2脱着ガスを排出する第2脱着処理と、を繰り返し実施し、前記処理ガスを加熱し、前記第1供給ガスの少なくとも一部として前記液処理装置に導入するガス処理装置と、
    を備えたことを特徴とする精製システム。
  2. 前記第1供給ガスは不活性ガスであることを特徴とする請求項1に記載の精製システム。
  3. 前記液処理装置は、前記第1脱着処理の前に液除去用ガスを前記第1吸着素子に供給し、当該第1吸着素子に付着した被処理液を除去して除去液として排出する除去処理を実施し、
    前記除去液を前記被処理液の一部として前記液処理装置に戻す除去液再供給路を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の精製システム。
  4. 前記冷却装置から排出される凝縮液を、前記液処理装置に供給される前記被処理液の一部として前記液処理装置に戻す凝縮液再供給路を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の精製システム。
  5. 前記冷却装置から排出される凝縮液を、前記液処理装置から排出される処理液と共に排出する排出路を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の精製システム。
  6. 前記第1吸着素子が活性炭素繊維を含んでいることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の精製システム。
  7. 前記第2吸着素子が、活性炭素繊維、活性炭、およびゼオライトからなる群から選ばれる少なくとも1つを含んでいることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の精製システム。
  8. 前記有機溶剤は、分子量80g/mol以下または沸点80℃以上の、グリコール、アルコール、ケトン、アルデヒド、およびカルボン酸の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の精製システム。
  9. 前記有機不純物質は、分子量70g/mol以上または沸点80℃以上の有機化合物であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の精製システム。
  10. 前記有機不純物質の濃度は、前記被処理液の1%以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の精製システム。
  11. 有機溶剤と有機不純物質とを含む被処理液から有機不純物質を除去することで当該被処理液を精製する精製方法であって、
    前記被処理液を第1吸着素子に供給して当該被処理液に含まれる前記有機不純物質を前記第1吸着素子に吸着させて処理液を排出する第1吸着処理と、前記第1吸着素子に加熱した第1供給ガスを供給して前記有機不純物質を前記第1吸着素子から脱着させて第1脱着ガスを排出する第1脱着処理と、を実施する液処理工程と、
    前記第1脱着処理にて排出された第1脱着ガスを冷却して、冷却ガスと凝縮液とに分離する冷却工程と、
    前記冷却工程にて分離された冷却ガスを第2吸着素子に供給して当該冷却ガスに含まれる前記有機不純物質を前記第2吸着素子に吸着させて処理ガスを排出する第2吸着処理と、加熱した第2供給ガスを前記第2吸着素子に供給して前記有機不純物質を前記第2吸着素子から脱着させて第2脱着ガスを排出する第2脱着処理と、を実施するガス処理工程と、
    前記ガス処理工程にて排出された処理ガスを加熱し、前記第1供給ガスの少なくとも一部として前記第1吸着素子に導入する処理ガス導入工程と、
    を含むことを特徴とする精製方法。
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