JP2017164065A - ベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子とベッド本体部との左右配置の入れ替えが可能なベッドを提供する。【解決手段】ベッド10は略長矩形の板状の形状を有し、長手方向に屈伸が可能なベッド本体ボトム部材110及びベッド本体ボトム部材110を支持するベッド基台部150を含むベッド本体部100と、略長矩形の板状の形状を有し、長手方向に屈伸が可能な椅子ボトム部材210を含む車椅子部200とを備え、ベッド本体部100と車椅子部200とは、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿う一辺と椅子ボトム部材210の長手方向に沿う一辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす第1合体状態と、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿う他辺と椅子ボトム部材210の長手方向に沿う他辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす第2合体状態とで選択的に合体が可能な構造を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、車椅子部とベッド本体部とが合体してなるベッドに関する。
歩行が困難な患者や高齢者等(以下、被介護者という)による、車椅子とベッドとの間の移動(移乗)の動作または、この動作に対する介護者による補助を容易にする技術として、フラットになる背もたれと座面とを備える車椅子がベッド本体部と合体してベッド面全体をなす構成を有する介護用のベッドが提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
登録実用新案第3169742号公報 特開2011−115487号公報
従来の車椅子とベッド本体部とが合体してなる介護用のベッドでは、少なくとも車椅子の部分の構造上、ベッドの長手方向における頭側方向と足側方向とは固定である。そして車椅子がベッド本体部から分離するための移動方向は、ベッドの各個体で被介護者の右手方向又は左手方向のいずれかに固定である。
しかしながら、市場においては、車椅子がいずれの方向に離脱するタイプのベッドも需要がある。各タイプのベッドは被介護者の好みによって選ばれる場合もあるし、例えばベッドが設置される部屋の形状や他の家具等の配置の都合によって選ばれる場合もある。また、被介護者の身体の不自由な部位によっては、ある方向への身体を移動させるのが困難であったり危険であったりするという事情で選ばれる場合もある。
このような市場の要求に応えようとするメーカーは、従来の構成の介護用のベッドでは両タイプの製品を製造して市場に出すか、受注に応じて製造する必要があり、製造コストの上昇、需要の見極め及び製品又は部品の在庫調整における困難、納期の長期化等の問題があった。
また、このようなベッドを日常的に使用する被介護者に部屋の移動や転居等の事情が生じたときには、ベッドの寸法のみでなく、ベッド本体部から車椅子部が分離可能な方向を考慮しなければならないという不都合があった。
そこで本発明は、車椅子部とベッド本体部との左右位置の入れ替えが可能なベッドを提供する。
本発明の一態様に係るベッドは、略長矩形の板状の形状を有し、長手方向に屈伸が可能なベッド本体ボトム部材及び前記ベッド本体ボトム部材を支持するベッド基台部を含むベッド本体部と、略長矩形の板状の形状を有し、長手方向に屈伸が可能な椅子ボトム部材を含む車椅子部とを備え、前記ベッド本体部と前記車椅子部とは、前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿う一辺と前記椅子ボトム部材の長手方向に沿う一辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす第1合体状態と、前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿う他辺と前記椅子ボトム部材の長手方向に沿う他辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす第2合体状態とで選択的に合体が可能な構造を有する。
本発明にかかるベッドは、車椅子とベッド本体部との左右位置の入れ替えが可能であり、同一の構成の各個体が左右勝手違いの使用に対応する。
図1は、実施の形態1におけるベッドの、一の使用態様で合体した状態の斜視図である。 図2は、実施の形態1におけるベッドの、一の使用態様で分離した状態の斜視図である。 図3は、実施の形態1におけるベッドの、他の使用態様で分離した状態の斜視図である。 図4は、実施の形態1におけるベッドの、一の使用態様でのベッド本体部の分解斜視図である。 図5は、実施の形態1におけるベッドの、他の使用態様でのベッド本体部の分解斜視図である。 図6は、実施の形態2におけるベッドの、一の使用態様で合体した状態の斜視図である。 図7Aは、実施の形態2におけるベッドの、一の使用態様での基台部の平面図である。 図7Aは、実施の形態2におけるベッドの、他の使用態様での基台部の平面図である。 図8Aは、実施の形態1及び2における車椅子の斜視図である。 図8Bは、実施の形態1及び2における車椅子の正面図である。 図9は、実施の形態1及び2におけるベッドの正面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、以下の説明に用いられる各図は模式図であり、各構成要素の形状や大小関係を正確に示すものではない。また、本開示に係るベッドの構成には含まれ得る要素であっても、本開示における技術的な説明上は不要なものについては図示が省略され得る。複数の図で共通の構成部材については同じ符号で示され、説明は繰り返されない場合がある。
(実施の形態1)
[1.構成]
[1−1.概要]
まず図1から図3を参照して実施の形態1におけるベッドの概要を説明する。
図1及び図2は実施の形態1におけるベッド10を同一の方向から見た斜視図である。ベッド10は、ベッド本体部100及び車椅子部200を備え、ベッド本体部100と車椅子部200とは分離可能である。図1ではベッド本体部100と車椅子部200とが分離していない、つまり合体した状態が示され、図2ではベッド本体部100と車椅子部200とが分離した状態が示されている。車椅子部200が図示のz軸に沿って平行移動することで、ベッド10は図1に示される合体状態と図2に示される分離状態との間で移行する。図中の矢印T1は、車椅子部200がベッド本体部100から分離するための移動方向、矢印T2は、車椅子部200がベッド本体部100と合体するための移動方向を示す(以下同じ)。なお、図1及び図2に示されるベッド10、ベッド本体部100、及び車椅子部200では、それぞれの中心から見てx軸の正の方向に足を、負の方向に頭を置くのが被介護者の身体の適切なポジションである。
[1−2.ベッド本体部の概要]
次に、ベッド本体部100の概要について説明する。
ベッド本体部100には、ベッド本体ボトム部材110、上体支持部材120a、膝支持部材120c、脚支持部材120d、ベッド基台部150、及び車椅子固定部180が含まれる。
ベッド本体ボトム部材110は、被介護者の身体を支持する略長矩形の板状の部材である。ここでいう略長矩形とは、ベッドに適した長さの長尺の形状であればよく、例えば各辺は直線でなくてもよいし、図示の形状よりさらに角が丸くてもよい。また、ここでいう板状とは、おおよそ平板な形状であればよく、図示の天面(y軸の正方向を向く面、以下同じ)のように各面に凹凸があってもよく、貫通孔があってもよい。なお、使用時にはこの天面にさらに布団又はマットレスなどのクッション部材(図示なし)が置かれ、ベッド本体ボトム部材110はこのクッション部材を介して被介護者を支持してもよい。本実施の形態では、ベッド本体ボトム部材110は長手方向に並ぶ5個の板状の部材(順に背ボトム部材110a、腰ボトム部材110b、膝ボトム部材110c、脚ボトム部材110d、及び足ボトム部材110e)を含み、これらの隣り合う2つが共通の軸周りに回動可能に接続されることでベッド本体ボトム部材110の長手方向に屈伸が可能なよう構成されている。
図2に示される上体支持部材120a、膝支持部材120c、及び脚支持部材120dは、ベッド本体部100が備える複数の支持部材(以下では総称して支持部材120ともいう)の一部であり、各々の詳細は別の図を参照して後述する。支持部材120はベッド基台部150に支持され、且つ、ベッド本体ボトム部材110を支持する。
また、支持部材120は複数のビームやシャフト等が組み合わされてなるリンク機構(図示なし)を1つ以上含んで可動性を有し、加えて当該リンク機構を動かしたりロックしたりするための電動のアクチュエータ、又は空圧若しくは油圧のシリンダ等を備え、ベッド本体ボトム部材110を屈曲した所定の形状に変形させたり、この所定の形状を保って支持したりすることができる。なお、電動のアクチュエータの代わりに、所定の状態でのロックが可能な機構を含んでいてもよい。
さらに、ベッド本体部100と車椅子部200とが合体状態にあるときは、後述する椅子ボトム部材210も伸展した状態での形状及び屈曲した所定の形状で支持する。図1の矢印M11及びM12は、ベッド本体部100と車椅子部200とが合体状態にあるときのベッド本体ボトム部材110及び椅子ボトム部材210の屈曲の方向の例を示す。これにより、ベッド10によって被介護者に背もたれや大腿付近の支えが提供される。医療や介護の現場では、ベッド10のこのような機能によって被介護者及び介護者の肉体的な負担が軽減されたり、被介護者の快適性や安全性が高められたりする。
また、支持部材120は上記のようにベッド本体ボトム部材110を所定の形状に変形させることで、ベッド10は被介護者の起き上がり動作を支援する背上げや膝上げ等の機能を提供する。この場合、ベッド10はこのアクチュエータの動作を制御するためのコントローラ(図示なし)をさらに備える。このような機能もまた、被介護者及び介護者の肉体的な負担を軽減する。このアクチュエータについては他の図面で例を示して後述する。
ベッド基台部150は、上述のベッド本体ボトム部材110及び支持部材120、並びにベッド本体部100と合体している状態の車椅子部200を含むベッド全体を支える。また、車椅子固定部180は、ベッド基台部150に支持され、ベッド本体部100と車椅子部200とが合体しているとき、車椅子部200のz軸方向の無用な移動を規制するよう固定する。車椅子部200をベッド本体部100から不意に分離させないための安全機構の1つである。上記のようなベッド基台部150の外形は、長手方向(図示のx軸に沿う方向)の中央を通るyz平面に平行な面(以下、横中心面という)に対して対称である。また、各図面ではベッド基台部150に装備される車輪がベッド基台部150の横中心面に対して非対称な位置に配置されているが、対称に配置されてもよい。
また、被介護者にとっての利便性や安全性を向上させるために、ヘッドボード、フットボード、サイドレール等(いずれも図示なし)の部材がベッド本体部100に装着されてもよい。例えばサイドレールは、ベッド基台部150が図2のように備えるサイドレールホルダ190a及び190bに対して着脱可能であってもよい。なお、サイドレールホルダ190a及び190bはベッド基台部150が備えるサイドレールホルダの一部であり、サイドレールホルダ190a及び190bがある反対側の側面にさらにサイドレールホルダ190c及び190dを備える(以下ではサイドレールホルダ190a〜190dを総称してサイドレールホルダ190ともいう)。サイドレールホルダ190c及び190dは、後で参照する他の図面で示される。
[1−3.車椅子部の概要]
次に、車椅子部200の概要について説明する。
車椅子部200には、椅子ボトム部材210及び車椅子基台部250が含まれる。
椅子ボトム部材210は、被介護者の身体を支持する略長矩形の板状の部材である。ここでいう略長矩形及び板状の意味は、ベッド本体ボトム部材110の形状についてと同じである。なお、使用時には、椅子ボトム部材210はクッション部材(図示なし)を介して被介護者を支持してもよい。本実施の形態では、椅子ボトム部材210もベッド本体ボトム部材110と同様に、長手方向に並ぶ5個の板状の部材(順に背ボトム部材210a、腰ボトム部材210b、膝ボトム部材210c、脚ボトム部材210d、及び足ボトム部材210e)を含み、これらの隣り合う2つが共通の軸周りに回動自在に接続されることで椅子ボトム部材210の長手方向に屈伸が可能なよう構成されている。
車椅子基台部250は、複数のビームやシャフト等が組み合わされてなるフレーム構造体であり、椅子ボトム部材210を支える、加えて当該リンク機構を動かしたりロックしたりするための電動のアクチュエータ、又は空圧若しくは油圧のシリンダ等を備える。これにより、図2に示されるようにベッド本体部100から分離している状態であっても、椅子ボトム部材210を屈曲した所定の形状に変形させたり、この所定の形状保って支持したりすることができる。なお、電動のアクチュエータの代わりに、所定の状態でのロックが可能な機構を含んでいてもよい。図2の矢印M21〜M23は、車椅子部200におけるこの屈伸による椅子ボトム部材210の屈曲の方向の例を示す。椅子ボトム部材210はこのように屈曲して、臥床する被介護者を支えるための伸展形状から、車椅子として機能するための背もたれ、座面、及びフットサポート等を被介護者に提供するための椅子形状に変化することができる。なお、車椅子基台部250は、さらに椅子ボトム部材210を伸展形状と椅子形状との中間的な形状を保って支持できてもよい。
また、車椅子部200はこのアクチュエータの動作を制御するためのコントローラ(図示なし)をさらに備える。これにより、介護者は力を要さずに、車椅子部200をフラットな姿勢から椅子の姿勢に変形させることができる。
また、車椅子基台部250は、車椅子部200の移動を可能にするための車輪230a及び230bを備える。なお、車輪230a及び230bは車椅子基台部250が備える車輪の一部であり、さらに車輪230c及び230dを備える(以下では車輪230a〜230dを総称して車輪230ともいう)。車輪230c及び230dは、後で参照する他の図面で示される。
また、車椅子部200はさらに、平面視において腰ボトム部材210b及び膝ボトム部材210cをz軸方向で挟む位置でx軸方向に伸びるアームレスト290L及びアームレスト290R(以下では総称してアームレスト290ともいう)を備える。アームレスト290L及びアームレスト290Rは共に、車椅子部200の座面横の位置、本実施の形態では、平面視において上記の椅子ボトム部材210の腰ボトム部材210bから膝ボトム部材210cにかけての位置に長手方向に沿って伸びる長尺形状を有する。
アームレスト290は、それぞれアームレストトップ290a及びアームレストカバー290bを含む。ただし、図2では、アームレスト290Lは大部分が隠れ、アームレスト290Lのアームレストトップ290aのごく一部のみが示されている。
アームレスト290は、上下(図示のy軸に沿う方向)に移動可能である。図2に示されるのはアームレスト290が最も低い位置にある状態である。例えば車椅子部200がベッド本体部100と合体状態にあるときは、例えばベッド面をなすために長手方向に並行するベッド本体ボトム部材110及び椅子ボトム部材210にアームレストトップ290aが干渉しない高さまで下げられる。車椅子部200がベッド本体部100から分離状態にあるときは、アームレスト290はこの位置から矢印M24Uに示される上方向へ動かされ、アームレストトップ290aの頂面が所定の高さ、例えば車椅子部200に座る被介護者の肘付近の高さに位置するよう上げて固定される。アームレスト290に関しては後述する。
上記のような車椅子部200の外形は、z軸方向の中央を通る、xy平面に平行な面に対して基本的に対称である。
[1−4.ベッド本体部と車椅子部との合体状態の概要]
ベッド本体部100と車椅子部200とが合体状態にあるとき、図1に示されるようにベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿う一辺と椅子ボトム部材210の長手方向に沿う一辺とが略平行に対向する。この時、ベッド本体部100と車椅子部200とは、より具体的には、ベッド本体ボトム部材110の天面と椅子ボトム部材210の天面とは、面一のベッド面をなす。また、背ボトム部材110aは背ボトム部材210aと、腰ボトム部材110bは腰ボトム部材210bと、膝ボトム部材110cは膝ボトム部材210cと、脚ボトム部材110dは脚ボトム部材210dと、足ボトム部材110eは足ボトム部材210eと並列する。
ここで、図1に示される合体状態から図2に示される分離状態に分離するベッド10では、適切なポジションでベッド面に臥床する被介護者から見て、椅子ボトム部材210はベッド本体ボトム部材110の右側に位置する。したがって、被介護者を車椅子部200に移乗させるために、介護者は被介護者を臥床状態から自身の右手方向に移動させる。
さらに本実施の形態におけるベッド10は図3に示されるような、被介護者を車椅子部200に移乗させるために臥床状態から自身の左手方向に移動させるような態様での使用も可能である。図3は、この使用態様のための合体への準備がなされたベッド本体部100及び車椅子部200を、図1及び図2と同一の方向から見た斜視図である。
図3を図2と比較すると、図3に示される状態では、椅子ボトム部材210の向き、並びに車椅子基台部250の手前に見える車輪230及びアームレスト290の違いから、車椅子部200全体が図2に示されている状態から水平方向(y軸周り)に180度回転していることがわかる。一方でベッド本体部100ではベッド基台部150の向きは変化していないが、ベッド本体ボトム部材110は図2に示されている状態から水平方向に180度回転している。したがって、図3に示されるこの状態からベッド本体部100と車椅子部200とが合体したベッド10では、ベッド本体ボトム部材110の各部材と椅子ボトム部材210の各部材との上記の並列は維持されている。その一方で、ベッド本体ボトム部材110と椅子ボトム部材210との左右位置は、図2に示される状態から入れ替わっている。この合体状態にあるベッド10では、介護者は被介護者を臥床状態から自身の左手方向に移動させてベッド本体部100から車椅子部200に移乗させる。
このようにベッド10のベッド本体部100と車椅子部200とは、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿う一辺と椅子ボトム部材210の長手方向に沿う一辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす合体状態(以下、第1合体状態ともいう)と、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿う他辺と椅子ボトム部材210の長手方向に沿う他辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす合体状態(以下、第2合体状態ともいう)とで選択的に合体が可能な構造である。図面と関連付ければ、図2及び図3は、一方が上記の第1合体状態が可能なように準備がなされたベッド本体部100及び車椅子部200を、他方が上記の第2合体状態が可能なように準備がなされたベッド本体部100及び車椅子部200を示すとも言える。
なお、本実施の形態におけるベッド10は、第1合体状態及び第2合体状態のいずれにおいても、ベッド本体ボトム部材110及び椅子ボトム部材210を屈伸させて上記の背上げ等の被介護者を支援する機能を提供することができる。次の項では、このようにベッド本体ボトム部材110と椅子ボトム部材210との左右位置が入れ替えられてもこれらの機能の提供を可能にするベッド本体部100の構成について説明する。
[2.ベッド本体部の詳細構成]
図4は図2に示される組立状態のベッド本体部100の分解斜視図であり、図5は、図3に示される組立状態のベッド本体部100の分解斜視図である。図4及び図5のいずれも、ベッド本体部100を図1〜図3と略同一の方向から捉えた図である。上記の各合体状態と関連付ければ、図4及び図5は、一方がベッド本体部100と車椅子部200とが上記の第1合体状態が可能なように組み立てられるベッド本体部100の分解状態を、他方が上記の第2合体状態が可能なように組み立てられるベッド本体部100の分解状態を示すとも言える。なお、図4及び図5に含まれる一点鎖線の矢印は、ベッド本体部100を分解状態から組立状態にするための構成要素同士のおよその取付位置を指す。詳細はこの後に続くベッド本体部100各構成要素の説明の中で述べる。なお、構成要素の組立状態での配置等を説明するために、図2又は図3も適宜参照する。
ベッド本体部100は、上記の上体支持部材120a、膝支持部材120c、及び脚支持部材120dに加えて中央支持部材120bを含む。中央支持部材120bもベッド基台部150に支持され、ベッド本体ボトム部材110を支持する支持部材120のひとつである。これらの支持部材120は分解が可能であり、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿って、上体支持部材120a、中央支持部材120b、膝支持部材120c、脚支持部材120dの順に並べて組み立てられる。ただし図4と図5とでは、中央支持部材120bはベッド基台部150に対して水平方向に180度回転しており、中央支持部材120bへの上体支持部材120a、膝支持部材120c、及び脚支持部材120dそれぞれの取付位置は対応している。
本実施の形態における中央支持部材120bは、複数のビーム及びシャフト等が接続されてなる構造体であり、直接、また、後述の上体支持部材120aを介して背ボトム部材110aを支持し、後述の膝支持部材120cを介して膝ボトム部材110c及び脚ボトム部材110dを支持する。また、ベッド本体部100と車椅子部200とが合体状態にあるときには、中央支持部材120bは、上体支持部材120aを介して背ボトム部材210aを、膝支持部材120cを介して膝ボトム部材210c及び脚ボトム部材210dをさらに支持する。なお、図4と図5とを比較してわかるように、第1合体状態のための組立状態と第2合体状態のための組立状態とでは、中央支持部材120bの取付位置は同じである(矢印A1)。
また、中央支持部材120bは、アクチュエータ140a(図4参照)及びアクチュエータ140b(図5参照)を備える。
アクチュエータ140aは、例えば支持部材120が有するリンク機構の1つと接続し、又はその一部としてこれを動かすことで、上体支持部材120aを介してベッド本体ボトム部材110及び椅子ボトム部材210をそれぞれの長手方向に屈伸させる。例えば図1の矢印M11で示される方向の屈曲はこの屈伸の動作の一部である。つまりアクチュエータ140aは、x軸方向の一端側で背上げの機能を提供するための機構である。本実施の形態におけるこのようなアクチュエータ140aは、第1屈伸機構の例である。
アクチュエータ140bは、例えば支持部材120が有するリンク機構の他の1つと接続し、又はその一部としてこれを動かすことで、膝支持部材120cを介してベッド本体ボトム部材110及び椅子ボトム部材210をそれぞれの長手方向に屈伸させる。例えば図1の矢印M12で示される方向の屈曲はこの屈伸の動作の一部である。つまりアクチュエータ140bは、x軸方向で、アクチュエータ140aが背上げの機能を提供する側とは反対にある一端側で膝上げの機能を実現するための機構である。本実施の形態におけるこのようなアクチュエータ140bは、第2屈伸機構の例である。
このような構成を有する中央支持部材120bは、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態で合体しているときと、第2合体状態で合体しているときとでは、ベッド基台部150の横中心面に対して対称移動している。これによりベッド10では、図2及び図3に示されるように、ベッド本体ボトム部材110及び車椅子部200を水平方向に180度回転させても、背上げ等の機能を被介護者に提供するためのアクチュエータを正しい向きで設置することができる。また、第1合体状態と第2合体状態との切替の作業について言えば、アクチュエータを含んで比較的複雑で重い中央支持部材120bへの変更を同じ取付位置での回転のみとすることで作業の単純化と負荷の軽減が図られている。本実施の形態におけるこのような中央支持部材120bは、第2支持部材の例である。
本実施の形態における上体支持部材120aは長尺のビームであり、ベッド本体部100の組立状態では中央支持部材120bのx軸方向の一端側に取り付けられて(矢印A2)、背ボトム部材110aを支持する。また、ベッド本体部100と車椅子部200とが合体状態にあるときには、上体支持部材120aは車椅子部200の背ボトム部材210aをさらに支持する。ベッド基台部150には、上述の中央支持部材120bを介して支持され、また、ベッド本体ボトム部材110が伸展した状態の形状にあるときには、さらに自身の長手方向の両端で直接支持される(図2及び図3参照)。
また、矢印A2が指す位置はアクチュエータ140aによって動かされるリンク機構の可動部分であり、アクチュエータ140aが作動することで上体支持部材120aは上下する。ベッド10の背上げ機能は、上体支持部材120aが背ボトム部材110a及び背ボトム部材210aを支えながらこの上下の移動をすることで実現される。本実施の形態におけるこのような上体支持部材120aは、第1支持部材の例である。
本実施の形態における膝支持部材120cは、平行に並ぶ2本のビームがヒンジで接続された構造体である。ベッド本体部100の組立状態では、ヒンジの軸部分を上(y軸の正方向)にして、一方のビームは中央支持部材120bのx軸方向の、上体支持部材120aが取り付けられる一端側とは反対の一端側に(矢印A3)、他方のビームは後述の脚支持部材120dのx軸方向の一端側に取り付けられる(矢印A4)。これにより、膝支持部材120cは膝ボトム部材110c及び脚ボトム部材110dの下に位置してこれらを支持し、ヒンジの軸部分は膝ボトム部材110cと脚ボトム部材110dとの接続部分の下に位置する。また、ベッド本体部100と車椅子部200とが合体状態にあるときには、膝支持部材120cは車椅子部200の膝ボトム部材210c及び脚ボトム部材210dをさらに支持し、ヒンジの軸部分は膝ボトム部材210cと脚ボトム部材210dとの接続部分の下にも位置する。なお、膝支持部材120cは、ベッド基台部150には、中央支持部材120b及び脚支持部材120dを介して間接的に支持される。
矢印A3が指す位置はアクチュエータ140bによって動かされるリンク機構の可動部分であり、アクチュエータ140bの作動と、脚支持部材120dのベッド基台部150上でのx軸方向の滑動とによって膝支持部材120cのヒンジが開閉する。ベッド10の膝上げ機能は、膝支持部材120cのヒンジが閉じられて上昇するヒンジの軸部分が、膝ボトム部材110cと脚ボトム部材110dとの接続部分及び膝ボトム部材210cと脚ボトム部材210dとの接続部分を押し上げることで実現される。本実施の形態におけるこのような膝ボトム部材110cは、第3支持部材の一部の例である。
本実施の形態における脚支持部材120dは、複数のビームが略矩形をなすよう接続された構造体である。ベッド本体部100の組立状態では、脚ボトム部材110d及び足ボトム部材110eの下に位置して(矢印A5)ベッド基台部150に支持され(図2及び図3参照)、脚ボトム部材110d及び足ボトム部材110eを支持する。本実施の形態におけるこのような脚支持部材120dは、第3支持部材の他の一部の例である。
このような構成を有する上体支持部材120a(第1支持部材)、並びに膝ボトム部材110c及び脚支持部材120d(第3支持部材)の位置は、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態で合体しているときと第2合体状態で合体しているときとでは、ベッド基台部150の横中心面に対して対称移動している。
また、ベッド本体ボトム部材110は、上記のようにして支持部材120とベッド基台部150との位置関係が変更されてから、ベッド基台部150の横中心面に対して対称移動した向きで支持部材120に載せられる(矢印A6)。そして、車椅子部200は、ベッド基台部150の横中心面に対して対称移動し、z軸に沿う方向に平行移動してベッド本体部100と合体する。
このようにして、ベッド本体ボトム部材110と椅子ボトム部材210との左右位置は入れ替えられ、この入替の前後では、ベッド本体ボトム部材110と支持部材120の位置関係は、ベッド本体ボトム部材110のx軸方向の中心面に対して対称である。また、この入替の前後のいずれの合体状態においても、支持部材120及びアクチュエータ140の動作によるリンク機構の動きは上体支持部材120a及び膝ボトム部材110cによって椅子ボトム部材210に同じように伝えられる。つまり、ベッド本体部100と車椅子部200との左右の位置関係にかかわらず背上げ等の機能が被介護者に提供される。また、第1合体状態と第2合体状態との切替のための作業について言えば、基台部15に対する位置の入替の対象がアクチュエータを含まず比較的軽い第1支持部材及び第3支持部材であることで、負荷の軽減が図られている。
[3.効果]
本実施の形態におけるベッド10は、略長矩形の板状の形状を有し、長手方向に屈伸が可能なベッド本体ボトム部材110及びベッド本体ボトム部材110を支持するベッド基台部150を含むベッド本体部100と、略長矩形の板状の形状を有し、長手方向に屈伸が可能な椅子ボトム部材210を含む車椅子部200とを備え、ベッド本体部100と車椅子部200とは、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿う一辺と椅子ボトム部材210の長手方向に沿う一辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす第1合体状態と、前記ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿う他辺と椅子ボトム部材210の長手方向に沿う他辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす第2合体状態とで選択的に合体が可能な構造を有する。
これにより、例えばベッド10のメーカー又は納入業者は、同一の構成要素を持つベッド10で、ベッド本体部100と車椅子部200と左右位置を選択的に入れ替えることができる。また、ユーザに転居等においても、ベッド10では、車椅子の分離可能な方向がユーザの移動先の選択の条件にならない。また、車椅子の分離可能な方向によって移動先でのベッド10の配置が限定されたり、ベッド10の買い替えの必要が生じたりしない。
具体的には、例えば、ベッド本体部100はさらに、ベッド基台部150に支持され、ベッド本体ボトム部材110を支持する、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿って順に並ぶ第1支持部材120a、第2支持部材120b、並びに第3支持部材120c及び120dを含み、第2支持部材120bは、第1合体状態では第1支持部材120aを介して、第2合体状態で第3支持部材120c及び120dを介して、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿ってベッド本体ボトム部材110を屈伸させる第1屈伸機構140aを備え、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態で合体しているときと、第2合体状態で合体しているときとでは、第2支持部材120b、ベッド本体ボトム部材110、及び車椅子部200は、ベッド基台部150の横中心面に対して対称移動する。
これにより、例えばベッド本体部100と車椅子部200とが合体してなるベッド10が背上げ機能を備える場合、ベッド本体部100と車椅子部200の左右位置を入れ替えにあたり背上げ機能のための第1屈伸機構140aの向きを容易に変更することができる。
または、ベッド本体部100はさらに、ベッド基台部150に支持され、ベッド本体ボトム部材110を支持する、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿って順に並ぶ第1支持部材120a、第2支持部材120b、並びに第3支持部材120c及び120dを含み、第2支持部材120bは、第1支持部材120aを介して、ベッド本体ボトム部材110をベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿って屈伸させる第1屈伸機構140aと、第3支持部材120c及び120dを介して、ベッド本体ボトム部材110をベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿って屈伸させる第2屈伸機構140bとを備え、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態で合体しているときと、第2合体状態で合体しているときとでは、第2支持部材120b、第1支持部材120a、第3支持部材120c及び120d、並びに車椅子部200は、ベッド基台部150の横中心面に対して対称移動してもよい。
これにより、例えばベッド10が背上げ機能と膝上げ機能を備える場合、ベッド本体部100と車椅子部200の左右位置の入れ替えにあたり、背上げ機能のための第1屈伸機構140a及び膝上げ機能のための第2屈伸機構140bそれぞれの向きを容易に変更することができる。
(実施の形態2)
[1.概要]
ベッド本体部と車椅子部の左右位置の入れ替えを可能にする構成は、上記の構成に限られない。本実施の形態のベッド1010は、実施の形態1とは構成の異なる基台部を含んで車椅子部と左右位置の入れ替えが可能なベッド本体部を含む。
図6は、本実施の形態におけるベッド1010全体の外観を示す斜視図である。ベッド1010の外観及び図中矢印M11及びM12で示される動作は、図1に示されるベッド10の外観及び動作と共通である。また、ベッド1010が備える車椅子部、ベッド本体ボトム部材、支持部材についても実施の形態1の車椅子部200、ベッド本体ボトム部材110、及び支持部材120と共通であるため、これらについての説明及び図面は実施の形態1の説明及び図2から図5をもって代え、ここでは繰り返さない。ベッド1010が備えるベッド本体部は、組立状態の外観は基本的に実施の形態1のベッド本体部100と同じであり、ベッド基台部の詳細な構成がベッド基台部150と異なる。以下では、ベッド1010のベッド基台部1150の構成について説明する。
[2.ベッド基台部の構成]
図7A及び図7Bは、実施の形態2におけるベッド基台部1150の平面図である。
図7A及び図7Bに示されるベッド基台部1150の構成要素は、実施の形態1の構成要素と基本的に同じである。ここでは図1〜図5を用いて説明していない構成要素について説明する。なお、図7A及び図7Bに示されるベッド基台部1150では、中心から見てx軸の正の方向に足を、負の方向に頭を置くのが被介護者の身体の適切なポジションと想定されている。
図7A及び図7Bに示される、一点鎖線の矩形領域A11は、ベッド基台部1150における中央支持部材120bの位置、つまり中央支持部材120bの取付位置(以下、中央支持部材120bの取付位置A11という)を示す。なお、本実施の形態では、実施の形態1と異なり中央支持部材120bを支えるブラケット状の部材がなく、中央支持部材120bは実施の形態1と異なる態様でベッド基台部1150に支持される。例えば中央支持部材120bはフック(図示なし)を備え、このフックを、ベッド基台部1150を構成するビームにひっかけるように取り付けられることでベッド基台部1150に支持される。
また、一点鎖線の矩形領域A21は、矢印T2が示す進行方向で入ってベッド本体部100と合体状態にある車椅子部200の車椅子基台部250が固定される位置(以下、略して車椅子部200の固定位置A21という)である。
ベッド基台梁170は、ベッド基台部1150の長手方向(図示のx軸に沿う方向)に伸びるビーム状の部材であって、ベッド1010及び被介護者を合わせた大きな負荷を支えるための剛性を有する、ベッド基台部150の頭側と脚側を繋ぐためのものである。そのため、車椅子部200と干渉しないよう、本実施の形態では、ベッド基台梁170は平面視において取付位置A11内にある。
車椅子ストッパー175はベッド基台梁170に固定され、平面視において、中央支持部材120bの取付位置A11から車椅子部200の固定位置A21にかけて延伸する部材である。ベッド本体部100からの分離の開始時点では、車椅子部200は、アームレスト290が下がった状態(図6参照)にある。この状態で被介護者を乗せた車椅子部200を動かすと、被介護者が落下する危険性がある。この危険性を低下させるため、アームレスト290が下がった状態で車椅子部200をベッド本体部100から分離させる方向(矢印T1の方向)へ動かすと、アームレスト290(この例ではアームレスト290L)の下端部分が車椅子ストッパー175のU字部分(固定位置A21内にある部分)の凹部に当たって車椅子部200の動きは規制されて分離できないようにしている。下端部分が車椅子ストッパー175に当たらない程度にアームレスト290が上げられると、この規制は解除される。そして車椅子部200は、アームレスト290が被介護者の落下を防止する安全な状態で移動して分離できる。
なお、図2から図5では、車椅子固定部180は1つしか見えていないが、図7A及び図7Bに示されるように、車椅子部200の固定位置A21のx軸方向の両端に備えられる。
図7Aに示されるベッド基台部1150と図7Bに示されるベッド基台部1150とでは、車椅子固定部180及びベッド基台梁170が、ベッド基台部1150短手方向(図示のz軸に沿う方向)の中央を通るxy平面に平行な面(図7A及び図7Bの破線、以下では縦中心面ともいう)に対して対称な位置にある。これにより、ベッド基台部1150において、中央支持部材120bの取付位置A11と車椅子部200の固定位置A21との入れ替えが可能になる。なお、車椅子固定部180及びベッド基台梁170はベッド基台部1150に例えばネジ等によって固定されており、着け外しが可能な構成となっている。
つまりこの構成により、車椅子部200の固定位置はベッド基台部1150の縦中心面に対して対称移動する。また、中央支持部材120b(第2支持部材)は、ベッド基台部1150の縦中心面に対して対称移動した位置に取り付けてベッド基台部1150に支持させることができる。これにより、ベッド本体部100と車椅子部200とは、上記のような第1合体状態と第2合体状態とで選択的に合体が可能である。なお、第1合体状態と第2合体状態とでの車椅子部200の移動について、実施の形態1との比較で言えは、実施の形態1ではベッド基台部150の横中心面に対しての対称移動であるが、本実施の形態では、ベッド基台部1150の縦中心面に対しての対称移動である。
また、車椅子固定部180は、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態で合体しているときと、第2合体状態で合体しているときとでは、ベッド基台部1150の縦中心面に対して対称移動している。これにより、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態及び第2合体状態のいずれの状態にあっても、車椅子部200の不意の分離の発生が抑制される。
また、車椅子ストッパー175の位置及び延伸方向も、上記のベッド基台梁170の移動に伴って変更される。これにより、ベッド本体部100と車椅子部200とがいずれの合体状態から分離する場合も、車椅子ストッパー175は上記のように機能することができる。
なお、上記のような車椅子固定部180及びベッド基台梁170の位置の変更は、例えば次のような構成で実現される。上記のベッド基台梁170及び車椅子固定部180は、ネジでベッド基台部1150に固定されるとする。この場合、ベッド基台部1150には、これらの構成要素を固定するためのネジ穴が、ベッド基台部1150の縦中心面に対して対称な位置に設けられる。これにより、ベッド基台梁170及び車椅子固定部180の、ベッド基台部1150の縦中心面に対して対称な配置のいずれでも固定が可能である。
なお、車椅子固定部180やベッド基台梁170をベッド基台部1150へ固定する構成はネジを用いたものに限定されない。例えば車椅子固定部180やベッド基台梁170がブラケットを備え、これらのブラケットをベッド基台部1150のビームにひっかけて、抜け止めのピンを挿入する構成でもよい。
また、中央支持部材120b以外の支持部材120については、中央支持部材120bの位置に応じて移動させる。例えば図7Aの場合には、上体支持部材120a、膝支持部材120c、及び脚支持部材120dは図4と同じように組まれる。図7Bの場合には上体支持部材120a、膝支持部材120c、及び脚支持部材120dは図5と同じように組まれる。ここで膝支持部材120cがベッド基台部1150の縦中心面に対して対称となっている理由として以下が挙げられる(図2〜図5参照)。これは、被介護者や介護者がベッドの周辺からベッド本体ボトム部材110の下へ入れた手指をヒンジで挟みにくいよう、ヒンジをベッドの縁から遠ざけるための設計である。
このように、本実施の形態におけるベッド1010では、実施の形態1のベッド10と同様、納品前のベッド本体部100と車椅子部200の左右位置の入れ替えが可能な構造である。また、本実施の形態におけるベッド1010では、使用開始後に、例えばベッド1010を旋回させる広さがない場所でも、被介護者のポジション(頭と足の位置)を変えないで移乗のための移動の方向を変えたり、ベッド本体部100との合体のための車椅子部200のルートを変えたりすることができる。
なお、上記でベッド基台部1150の縦中心面に対して対称移動する構成要素として説明された、ベッド基台梁170、車椅子ストッパー175、及び車椅子固定部180は例として挙げられるものであり、ベッド基台部1150がこれらの構成要素の全ては備えていなくてもよい。また、設計によっては、例えばベッド基台梁170や車椅子ストッパー175が、初めからベッド基台部1150の縦中心面に対して対称である場合が考えられる。このような構成要素は移動の対象には含まれない。また、ベッド基台部1150が、上記以外の構成要素で対称移動させられるものをさらに備えてもよい。
[3.効果]
本実施の形態におけるベッド1010においては、ベッド本体部100は、ベッド基台部1150に支持され、ベッド本体ボトム部材110を支持する、ベッド本体ボトム部材110の長手方向に沿って順に並ぶ第1支持部材120a、第2支持部材120b、並びに第3支持部材120c及び120dを含み、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態で合体しているときと、第2合体状態で合体しているときとでは、第2支持部材120b及び車椅子部200は、ベッド基台部1150の縦中心面に対して対称移動している。
これによっても、実施の形態1におけるベッド10同様、同一の構成要素のベッド1010で、ベッド本体部100と車椅子部200との左右位置を選択的に入れ替えることができる。
また、ベッド本体部100はさらに、ベッド基台部1150に支持され、第1合体状態にあるとき及び前2合体状態にあるときに車椅子部200を固定する車椅子固定部180を含み、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態で合体しているときと、第2合体状態で合体しているときとでは、車椅子固定部180は、ベッド基台部1150の縦中心面に対して対称移動してもよい。
これにより、ベッド1010では、ベッド本体部と車椅子部の左右位置を入れ替えても、車椅子部200のベッド本体部100からの不意の分離を防止する安全機構を機能させることができる。
(その他)
[1.アームレスト]
上述のとおり、車椅子部200においては、アームレスト290にアームレストトップ290aとアームレストカバー290bとが含まれる。車椅子部200がベッド本体部100から分離状態にあるとき、アームレスト290は所定の高さに上げて使用される。図8Aはアームレスト290が所定の高さに上げられた状態の車椅子部200の斜視図であり、図8Bはアームレスト290が所定の高さに上げられた状態の車椅子部200の正面図である。車椅子部200がベッド本体部100と合体状態にあるときは、アームレスト290は図8A及び図8Bに示される位置から矢印M24Dに示される下方向へ動かされ、所定の高さ、例えばベッド面をなすために長手方向に並行するベッド本体ボトム部材110及び椅子ボトム部材210に干渉しない高さまで下げられる。なお、矢印M21〜M23は、図2及び図3と同じく椅子ボトム部材210の屈曲の方向の例を示す。
アームレストトップ290aは、車椅子部200からの起立又は車椅子部200への着座する被介護者によって身体の支えのために把持されたり、車椅子部200に座る被介護者の車椅子部200の側方(図中z軸方向)への落下を防止したりする。
アームレストカバー290bは、椅子ボトム部材210の長手方向に沿って延伸する外側面及び内側面を有する。図8A及び図8Bに示されるようにアームレスト290が使用時の位置にあるとき、アームレストトップ290aの下で座面(腰ボトム部材210b及び膝ボトム部材210c)をz軸方向で挟む壁をなす。これにより、車椅子部200の座面から被介護者のタオル等の持ち物や被介護者の身体の一部、例えば膝や大腿がアームレストトップ290aの下を抜けてはみ出すことが防止される。例えばアームレスト290の外側面よりも外側へはみ出す脚は、車椅子部200の進路にある障害物と衝突した場合に被介護者又は周囲の人の負傷につながることもある。しかし被介護者によっては下肢を自由に動かせず、不意に左右にずれることがある。アームレストカバー290bは、このような脚の動きを規制する安全機構として機能する。
[2.側面のライン]
さらに、ベッド本体部100のサイドレールホルダ190の外側面とアームレストカバー290bの外側面とは、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態又は第2合体状態にあるときに、ベッド本体部100の長手方向に伸びる一体的なラインを形成するよう構成されていてもよい。このラインは、図1に示されるベッド本体部100と車椅子部200との合体状態でも示されるが、図9に示す例を用いて一体的という点についてさらに説明する。
図9は、ベッド本体部100と車椅子部200とが合体してなるベッド10の正面図である。サイドレールホルダ190は、ベッド本体部100の長手方向に沿って延伸する外側面を有する。本図においてサイドレールホルダ190aが外側面に有するラインL1、アームレストカバー290bが外側面に有するラインL2、及びサイドレールホルダ190bが外側面に有するラインL3が、その下に示されるx軸方向の両矢印に沿う1本の仮想直線上にある状態が上記の「一体的なラインを形成」の例である。より具体的には、本図で示されるラインL1〜L3は、サイドレールホルダ190及びアームレストカバー290bの外側面に設けられる、同一直線に沿って伸びる凹部(溝)である。
このようなラインによって、例えばベッド10の付近を通りがかった介護者が、アームレスト290が適切な位置(高さ)に格納されているか、また、ベッド本体部100と車椅子部200との合体が適切に行われているかを視覚的に容易に確認することができる。
なお、図9ではラインL1〜L3は溝として示されているが、ラインL1〜L3はこれに限定されない。ラインL1〜L3は、例えば同一直線に沿って伸びる凸部であってもよいし、容易に視認可能な色のラインであってもよいし、凹部又は凸部と色との組み合わせであってもよい。また、図9に示されるようなベッド10の長手方向全体に亘るラインでなくてもよい。例えば、図9で言えば、L1の右半分とL2の左端付近、L3の左半分とL2の右端付近にのみ凹部があって、ベッド本体部100と車椅子部200とが適切に合体している場合にこれらの凹部が同一の直線に沿ってもよい。また、ベッド10の左右でラインの外観が異なってもよい。これにより、車椅子と合体させることができるベッド本体部が自宅及び介護施設、又は病室及び検査室や処置室のように複数の場所にある場合に、当該車椅子とベッド本体部との左右の位置関係を容易に把握することができる。また、このような一体的なラインはアームレストトップ290a及びサイドレールホルダ190の各天面に設けられてもよい。これにより、被介護者及び介護者は、ベッド本体部100と車椅子部200との合体が適切に行われているかを上方から見て容易に確認することができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせたり、これらの一部を備えないことで実現される形態も本発明に含まれる。
例えば、ベッド10は膝上げの機能を有さなくてもよい。つまり、ベッド本体ボトム部材110及び椅子ボトム部材210の屈伸によって提供される機能は背上げのみでもよい。
この場合、支持部材120は膝上げのためのリンク機構やアクチュエータ140b(第2屈伸機構)を備えなくてもよい。そして支持部材120のうち、上体支持部材120a(第1支持部材)と膝支持部材120c及び脚支持部材120d(第3支持部材)とは、ベッド本体部100の組立状態において、ベッド本体部100の横中心面に対して対称な構成であってもよい。例えば第1支持部材と第3支持部材とをいずれも上記の第3支持部材において膝支持部材120cのヒンジをビームに置き換えたような、可動性のない構成とする。そして中央支持部材120b(第2支持部材)は、第1合体状態と第2合体状態とでは、ベッド基台部150の横中心面に対して対称移動した向きでベッド基台部150に支持される点は、実施の形態1と同じである。一方で、中央支持部材120bの第1屈伸機構は、第1合体状態では第1支持部材を介してベッド本体ボトム部材110を背上げのために屈伸させ、また、第2合体状態では第3支持部材を介してベッド本体ボトム部材110を背上げのために屈伸させる。つまり、実施の形態1と異なり、この場合は第1支持部材と第3支持部材のベッド基台部150との位置関係が入れ替えられない。
また、この場合、ベッド本体ボトム部材110は、例えば背上げのために持ち上げられる、背ボトム部材110aに相当する部材とそれ以外の2つの部材で構成されてもよい。この場合のベッド本体ボトム部材110は、実施の形態1と同じく、ベッド基台部150の横中心面に対して対称移動した向きで支持部材120に支持される。または、ベッド本体ボトム部材110は、長手方向の両端が背ボトム部材110aに相当する部材、及びその間でこれらの2つの部材を接続する部材の3つの部材で構成されてもよい。この場合のベッド本体ボトム部材110は、ベッド基台部150との位置関係において、第1合体状態と第2合体状態とではベッド基台部150の横中心面に対して対称移動した向きで支持部材120に支持されてもよいが、回転させる必要はない。なお、実施の形態1と同じく5つの部材を含むベッド本体ボトム部材110が用いられてもよい。
また、ベッド本体部100又は車椅子部200が上記以外の構成要素を備える場合、この構成要素が必要に応じてベッド本体部100と車椅子部200との第1合体状態と第2合体状態とでベッド基台部150又は車椅子基台部250上での位置が変更されてもよい。例えばベッド10全体を上下させるためのアクチュエータを含む機構、前出の各アクチュエータを制御するためのコントローラ及びその配線、アクチュエータへの給電及びバッテリーへの充電のためのケーブル類等は、可動の構成要素の動きを各合体状態で妨げない位置、あるいは被介護者又は介護者が使用しやすい位置に適宜配置される。
[3.効果]
上述の通り、上記の各実施の形態におけるベッド10及びベッド1010においては、車椅子部200は、椅子ボトム部材210の長手方向に沿って延伸する外側面を有するアームレストカバー290bを備えてもよい。
これにより、車椅子部200の座面から被介護者の持ち物や身体の一部のはみ出しやずれ落ちを防止することができる。これにより、車椅子部200の進路上での障害物との干渉を避けることができる。
また、ベッド本体部100はさらにベッド本体部の長手方向に沿って延伸する外側面を有するサイドレールホルダ190を有し、ベッド本体部100と車椅子部200とが第1合体状態又は第2合体状態にあるとき、サイドレールホルダ190の外側面とアームレストカバー290bの外側面とは、ベッド本体部100の長手方向に沿って伸びる一体的なラインを形成してもよい。
これにより、アームレスト290が適切な位置(高さ)に格納されているか、また、ベッド本体部100と車椅子部200との合体が適切に行われているかを視覚によって容易に確認することができる。
10、1010 ベッド
100 ベッド本体部
110 ベッド本体ボトム部材
110a、210a 背ボトム部材
110b、210b 腰ボトム部材
110c、210c 膝ボトム部材
110d、210d 脚ボトム部材
110e、210e 足ボトム部材
120 支持部材
120a 上体支持部材(第1支持部材)
120b 中央支持部材(第2支持部材)
120c 膝支持部材(第3支持部材)
120d 脚支持部材(第3支持部材)
140a アクチュエータ(第1屈伸機構)
140b アクチュエータ(第2屈伸機構)
150、1150 ベッド基台部
170 ベッド基台梁
175 車椅子ストッパー
180 車椅子固定部
190、190a、190b、190c、190d サイドレールホルダ
200 車椅子部
210 椅子ボトム部材
230、230a、230b、230c、230d 車輪
250 車椅子基台部
290、290L、290R アームレスト
290a アームレストトップ
290b アームレストカバー

Claims (7)

  1. 略長矩形の板状の形状を有し、長手方向に屈伸が可能なベッド本体ボトム部材及び前記ベッド本体ボトム部材を支持するベッド基台部を含むベッド本体部と、
    略長矩形の板状の形状を有し、長手方向に屈伸が可能な椅子ボトム部材を含む車椅子部とを備え、
    前記ベッド本体部と前記車椅子部とは、前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿う一辺と前記椅子ボトム部材の長手方向に沿う一辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす第1合体状態と、前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿う他辺と前記椅子ボトム部材の長手方向に沿う他辺とが略平行に対向して面一のベッド面をなす第2合体状態とで選択的に合体が可能な構造を有する
    ベッド。
  2. 前記ベッド本体部はさらに、前記ベッド基台部に支持され、前記ベッド本体ボトム部材を支持する、前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿って順に並ぶ第1支持部材、第2支持部材、及び第3支持部材を含み、
    前記第2支持部材は、前記第1合体状態では前記第1支持部材を介して、前記第2合体状態で前記第3支持部材を介して、前記ベッド本体ボトム部材を前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿って屈伸させる第1屈伸機構を備え、
    前記ベッド本体部と前記車椅子部とが前記第1合体状態で合体しているときと、前記第2合体状態で合体しているときとでは、
    前記第2支持部材、前記ベッド本体ボトム部材、及び前記車椅子部は、前記ベッド基台部の横中心面に対して対称移動している
    請求項1に記載のベッド。
  3. 前記ベッド本体部はさらに、前記ベッド基台部に支持され、前記ベッド本体ボトム部材を支持する、前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿って順に並ぶ第1支持部材、第2支持部材、及び第3支持部材を含み、
    前記第2支持部材は、前記第1支持部材を介して、前記ベッド本体ボトム部材を前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿って屈伸させる第1屈伸機構と、前記第3支持部材を介して、前記ベッド本体ボトム部材を前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿って屈伸させる第2屈伸機構とを備え、
    前記ベッド本体部と前記車椅子部とが前記第1合体状態で合体しているときと、前記第2合体状態で合体しているときとでは、
    前記第2支持部材、前記第1支持部材、前記第3支持部材、及び前記車椅子部は、前記ベッド基台部の横中心面に対して対称移動している
    請求項1に記載のベッド。
  4. 前記ベッド本体部はさらに、前記ベッド基台部に支持され、前記ベッド本体ボトム部材を支持する、前記ベッド本体ボトム部材の長手方向に沿って順に並ぶ第1支持部材、第2支持部材、及び第3支持部材を含み、
    前記ベッド本体部と前記車椅子部とが前記第1合体状態で合体しているときと、前記第2合体状態で合体しているときとでは、
    前記第2支持部材及び前記車椅子部は、前記ベッド基台部の縦中心面に対して対称移動している
    請求項1に記載のベッド。
  5. 前記ベッド本体部はさらに、前記ベッド基台部に支持され、前記第1合体状態にあるとき及び前記第2合体状態にあるときに前記車椅子部を固定する車椅子固定部を含み、
    前記ベッド本体部と前記車椅子部とが前記第1合体状態で合体しているときと、前記第2合体状態で合体しているときとでは、
    前記車椅子固定部は、前記ベッド基台部の縦中心面に対して対称移動している
    請求項4に記載のベッド。
  6. 前記車椅子部は、前記椅子ボトム部材の長手方向に沿って延伸する外側面を有するアームレストカバーを備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載のベッド。
  7. 前記ベッド本体部はさらに前記ベッド本体部の長手方向に沿って延伸する外側面を有するサイドレールホルダを有し、
    前記ベッド本体部と前記車椅子部とが前記第1合体状態又は前記第2合体状態にあるとき、前記サイドレールホルダの外側面と前記アームレストカバーの外側面とは、前記ベッド本体部の長手方向に沿って伸びる一体的なラインを形成する請求項6に記載のベッド。
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