JP2017163102A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シングルポートのメモリセルを用いながらも、マルチポートのメモリセルとして動作させることができる。【解決手段】半導体記憶装置は、ワード線およびビット線に接続されたシングルポートのメモリセルマクロを、ワード線に沿って2個並べて配置するとともに、ビット線に沿って2個並べて配置した合計4個のメモリセルマクロを有する複合セル領域と、複合セル領域内の4個のメモリセルマクロを用いて作製される1個のマルチポートのメモリセルと、を備える。4個のメモリセルマクロのそれぞれは、複数のトランジスタを有する。マルチポートのメモリセルは、複数のトランジスタのうちの一部のトランジスタを有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
SRAM(Static Random Access Memory)には、入出力のポートを一つ有するシングルポートタイプと、入出力のポートを二つ有するデュアルポートタイプの2種類がある。
デュアルポートタイプのSRAMは、シングルポートタイプのSRAMよりも、トランジスタの数が多いため、回路面積が大きくなり、面積効率がよくない。
半導体集積回路の設計を行う際、予めメモリセル等のマクロを用意しておき、必要に応じて、マクロを選択して半導体基板上に配置する手法が行われる。マクロの開発にも費用やコストが発生するため、少ないマクロを用意して、効率的に設計を行うのが望ましい。
デュアルポートタイプのSRAMセル(以下、DPセル)のマクロを用意して、このマクロを用いてシングルポートタイプのSRAMセル(以下、SPセル)を作製することも可能だが、上述したようにDPセルは面積効率が悪いため、回路面積を無駄に消費してしまう。逆に、SPセルのマクロを用意して、このマクロを用いてDPセルを作製する場合、SPセルは入出力のポートを一つしか持たないため、そのままでは、デュアルポートを実現できない。このため、メモリクロックの1サイクルの間に、2回のメモリアクセスを行うようなタイミング制御を行って、擬似的なデュアルポート動作を行うしかない。この場合、メモリアクセスのタイミング制御が複雑になる。また、メモリクロックは1種類だけであり、デュアルポート動作を非同期に行うことはできない。
特開平1−211393号公報
本発明の実施形態は、シングルポートのメモリセルを用いながらも、マルチポートのメモリセルとして動作させることが可能な半導体記憶装置を提供するものである。
本実施形態によれば、ワード線およびビット線に接続されたシングルポートのメモリセルマクロを、前記ワード線に沿って2個並べて配置するとともに、前記ビット線に沿って2個並べて配置した合計4個の前記メモリセルマクロを有する複合セル領域と、
前記複合セル領域内の前記4個のメモリセルマクロを用いて作製される1個のマルチポートのメモリセルと、を備え、
前記4個のメモリセルマクロのそれぞれは、複数のトランジスタを有し、
前記マルチポートのメモリセルは、前記複数のトランジスタのうちの一部のトランジスタを有する半導体記憶装置が提供される。
複合セル領域内に1つのDP−SRAMセルを作製する場合の第1例のレイアウト図。 4つのSPセルマクロを用いて構成した4つのSP−SRAMセルのレイアウト図。 SP−SRAMセルの回路図。 SP−SRAMセルの作製順序を積層順に示すレイアウト図。 図4Aに続くレイアウト図。 図4Bに続くレイアウト図。 複合セル領域に含まれる4つのSPセルマクロの向きを説明する図。 複合セル領域に含まれる4つのSPセルマクロの向きを説明する図。 複合セル領域内に4つのSP−SRAMセルを作製する場合の回路図。 第1例の回路図。 複合セル領域内に1つのDP−SRAMセルを作製する場合の第2例のレイアウト図。 第2例の回路図。 複合セル領域内に1つのDP−SRAMセルを作製する場合の複合セル領域1の周辺を含めた半導体記憶装置のブロック図。 第1例の図9を一部変更した第3例の回路図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。図1はシングルポートタイプのSRAMセルマクロ(以下、SPセルマクロ)を4つ用いて構成した1つのデュアルポートタイプのSRAMセル(以下、DP−SRAMセル10)のレイアウト図を示している。また、図2は4つのSPセルマクロを用いて構成した4つのシングルポートタイプのSRAMセル(以下、SP−SRAMセル11)のレイアウト図を示している。
後述するように、本実施形態は、4つのSPセルマクロを用いて、上層の配線層のみを変えることで、DP−SRAMセル10またはSP−SRAMセル11を作製できることを特徴としている。
図1および図2の構成を説明する前に、まずは1個のSP−SRAMセル11の構成について説明する。図3はSP−SRAMセル11の回路図である。図3のSP−SRAMセル11は、データを保持する4つのトランジスタQ1〜Q4からなる保持部と、保持部に対してデータの転送制御を行う2つのトランジスタQ5,Q6からなる転送部とを有する。
保持部内のトランジスタQ1,Q2は、電源電圧ノードVDDと接地電圧ノードVSSとの間に縦続接続され、トランジスタQ3,Q4も、電源電圧ノードVDDと接地電圧ノードVSSとの間に縦続接続されている。トランジスタQ1,Q2の各ゲートは、トランジスタQ3,Q4の各ドレインに接続され、トランジスタQ3,Q4の各ゲートは、トランジスタQ1,Q2の各ドレインに接続されている。トランジスタQ1,Q3はPMOSトランジスタであり、トランジスタQ2,Q4はNMOSトランジスタである。
転送部内のトランジスタQ5,Q6の各ゲートはワード線に接続されている。トランジスタQ5のソース/ドレインの一方はトランジスタQ1,Q2の各ドレインに接続され、他方はビット線BLに接続されている。トランジスタQ6のソース/ドレインの一方はトランジスタQ3,Q4の各ドレインに接続され、他方はビット線/BLに接続されている。
図3のSP−SRAMセル11は、半導体基板上に配置される拡散層や、その上方に積層される複数の配線層などを用いて作製される。図4A〜図4Cは図3のSP−SRAMセル11を作製するのに用いられる配線層等を積層順に示したレイアウト図である。まずは、図4Aに示すように、アクティブエリアとなる拡散層12と、その上に不図示の絶縁層を介して配置されるゲート電極層13とを配置する。
次に、図4Bに示すように、ゲート電極層13の上にM1と呼ばれる配線層(以下、M1配線層14)を配置し、さらにその上に、M2と呼ばれる配線層(以下、M2配線層15)を配置するとともに、M1配線層14とM2配線層15とを接続するコンタクト17が形成される。図4Bでは、図4Aで配置した拡散層12とゲート電極層13は省略している。
次に、図4Cに示すように、M2の配線層の上に、M3と呼ばれる配線層(以下、M3配線層16)を配置する。図4Cでは、図4Bで配置したM1配線層14を省略している。
本実施形態では、図4BのM1配線層14までが作製されたSPセルマクロを4つ並べた複合セル領域内に、1個のデュアルポートタイプのSRAMセル(DP−SRAMセル10)を作製できるようにしている。SPセルマクロは、予めライブラリとして登録しておくことができる。設計者は、必要に応じてライブラリからSPセルマクロを取得して、半導体基板上の任意の場所に任意の数だけ配置することができる。SPセルマクロは、SP−SRAMセル11を作製する場合にも、DP−SRAMセル10を作製する場合にも使用される。SPセルマクロは、M1配線層14までの層構造を含んでおり、M1配線層14より上方の配線層と各配線層間のコンタクト17、18を変更するだけで、SP−SRAMセル11にもDP−SRAMセル10にもなりうる。
図5Aおよび図5Bは複合セル領域1に含まれる4つのSPセルマクロ2の向きを説明する図である。図5Aおよび図5Bでは、図4A〜図4Dと同じ向きを「F」と表記している。図5Aおよび図5Bのいずれも、ワード線が延びる行方向に2個、ビット線が延びる列方向に2個の計4個のSPセルマクロ2を有する。図5Aは、左下に配置されるSPセルマクロ2の向きを図4A〜図4Dの向きに合わせており、このSPセルマクロ2を行方向および列方向に折り返して計4個のSPセルマクロ2を配置している。図5Bは、左下に配置されるSPセルマクロ2を、図4A〜図4Dを裏返した形状にしており、このSPセルマクロ2を行方向および列方向に折り返して計4個のSPセルマクロ2を配置している。
本実施形態では、図3のSPセルマクロ2を行方向および列方向に2個ずつ並べた複合セル領域1のM1配線層14より上方の配線層を変更することにより、複合セル領域1内のすべてのトランジスタを用いて4個のSP−SRAMセル11を作製するか、複合セル領域1内の一部のトランジスタを用いて1個のDP−SRAMセル10を作製するかを選択できるようにしている。すなわち、本実施形態の複合セル領域1は、M1配線層14までは共通の層構造のSPセルマクロ2を配置し、M2配線層15およびM3配線層16と各配線層間のコンタクト18を変更することで、複合セル領域1にSP−SRAMセル11またはDP−SRAMセル10を作製可能である。
上述した図2は複合セル領域1内に4つのSP−SRAMセル11を作製する場合のレイアウト図、図6は複合セル領域1内に4つのSP−SRAMセル11を作製する場合の回路図である。図2のレイアウト図は、SP−SRAMセル11を、図5Aの配置に合わせて、行方向および列方向に2個ずつ並べたものである。図6に示すように、複合セル領域1内に4つのSP−SRAMセル11を作製する場合は、複合セル領域1内のすべてのトランジスタを使用することになる。これにより、行方向に2つのSP−SRAMセル11が接続され、列方向にも2つのSP−SRAMセル11が接続される。また、第1行目の2つのSP−SRAMセル11にはワード線WLAが接続され、第2行目の2つのSP−SRAMセル11にはワード線WLBが接続され、第1列目の2つのSP−SRAMセル11にはビット線対BLTA,BLCBが接続され、第2列目の2つのSP−SRAMセル11にはビット線対BLCA,BLTBが接続されている。
上述した図1は複合セル領域1内に1つのDP−SRAMセル10を作製する場合の第1例のレイアウト図、図7は第1例の回路図である。第1例では、図1に示すように、図5Aの配置に合わせて、行方向および列方向にSPセルマクロ2を2個ずつ並べて配置した状態で、SP−SRAMセル11とはM2配線層15およびM3配線層16を相違させて、1つのDP−SRAMセル10を作製している。上述したように、複合セル領域1内にDP−SRAMセル10を作製する場合も、M1配線層14までは、図2に示すSP−SRAMセル11と同じであり、共通のSPセルマクロ2を使用できる。M2配線層15、M3配線層16およびコンタクト17、18をSP−SRAMセル11とは相違させることで、複合セル領域1内に1つのDP−SRAMセル10を作製できる。
複合セル領域1内に1つのDP−SRAMセル10を作製する場合は、複合セル領域1内の一部のトランジスタのみが使用され、残りのトランジスタはフローティング状態またはオフに設定される。図7では、フローティング状態またはオフに設定されるトランジスタを破線で示し、実線で示したトランジスタのみがDP−SRAMセル10として使用されている。
図7の場合、4つのSPセルマクロ2内のそれぞれについて、3個ずつトランジスタを使用して、計12個のトランジスタを用いてDP−SRAMセル10を構成している。DP−SRAMセル10の保持部はトランジスタQ11〜Q14およびQ15〜Q18を有し、第1転送部はトランジスタQ19とQ20を有する。また、第2転送部はトランジスタQ21とQ22を有する。
保持部は、ワード線WLAと第1転送部およびワード線WLBと第2転送部に接続される。第1転送部はビット線対BLTAとBLCAに接続されている。第2転送部は、ビット線対BLTBとBLCBに接続されている。
このように、複合セル領域1内に1つのDP−SRAMセル10を作製する場合は、複合セル領域1内の全トランジスタを使用するわけではないが、SPセルマクロ2をそのまま使用して、SP−SRAMセル11とはM2配線層15、M3配線層16およびコンタクト17、18のみを相違させることで、DP−SRAMセル10を作製することができる。これにより、SPセルマクロ2を用いて、SP−SRAMセル11とDP−SRAMセル10のいずれでも作製可能となる。
図8は複合セル領域1内に1つのDP−SRAMセル10を作製する場合の第2例のレイアウト図、図9は第2例の回路図である。第2例では、図8に示すように、図5Bの配置に合わせて、行方向および列方向にSPセルマクロ2を2個ずつ並べて配置した状態で、SP−SRAMセル11とはM2配線層15、M3配線層16およびコンタクト17、18を相違させて、1つのDP−SRAMセル10を作製している。
図9を図7と比較すればわかるように、複合セル領域1内に作製されるDP−SRAMセル10の各トランジスタは、第1例と第2例では一部異なっている。第2例の保持部は、トランジスタQ12とQ14およびQ16とQ18の他に、トランジスタQ23とQ24およびQ25とQ26を有する。第1転送部と第2転送部は図9と同様である。
このように、複合セル領域1内に配置される4つのSPセルマクロ2の配置方向が変わると、DP−SRAMセル10として使用されるトランジスタの種類も一部変更になるが、M1配線層14までは共通で、M2配線層15、M3配線層16およびコンタクト17、18を変更することで、DP−SRAMセル10を作製できることは、図1および図7の第1例も図8および図9の第2例でも同じである。
図10は複合セル領域1内に1つのDP−SRAMセル10を作製する場合の複合セル領域1の周辺を含めた半導体記憶装置20のブロック図である。図7および図9に示したように、複合セル領域1内に1つのDP−SRAMセル10を作製する場合は、複合セル領域1に2本のワード線WLA、WLBと、2つのビット線対(BLTA、BLCA)、(BLTB、BLCB)が接続されることになる。よって、複合セル領域1周辺には、ワード線WLAを駆動するロウデコーダ3aと、ワード線WLBを駆動するロウデコーダ3bと、ビット線BLTAに書込みデータを供給するビット線ドライバ(W/A)4aと、DP−SRAMセル10からビット線BLTAに読み出されたデータをセンスするセンスアンプ(S/A)5aと、ビット線ドライバ4aおよびセンスアンプ5aを制御する制御部6aと、ビット線BLTBに書込みデータを供給するビット線ドライバ(W/A)4bと、DP−SRAMセル10からビット線BLTBに読み出されたデータをセンスするセンスアンプ(S/A)5bと、ビット線ドライバ4bおよびセンスアンプ5bを制御する制御部6bとが設けられている。
図10では、一つのDP−SRAMセル10のみを図示しているが、実際の半導体記憶装置20には、複数のDP−SRAMセル10を有するSRAMセルアレイが設けられている。SRAMセルアレイ内の各DP−SRAMセル10は、図10と同様に、ロウデコーダ3a,3b等の周辺回路に接続されている。
図7の第1例と図9の第2例では、複合セル領域1内の一部のトランジスタ以外のトランジスタは、フローティング状態またはオフに設定されており、DP−SRAMセル10の動作には関与していない。フローティング状態またはオフのトランジスタは電流を消費しないため、消費電力が増えることはないが、これらトランジスタのうち、少なくとも一部のトランジスタのゲートやソース等を予め設定した電圧にして、DP−SRAMセル10の電気的特性の向上に寄与させてもよい。
図11は第1例の図7を一部変更した第3例の回路図である。図11では、図7ではフローティングまたはオフであったトランジスタのうち、トランジスタQ31〜Q38をワード線WLA、WLBの電位によりオン/オフさせるか、あるいは保持データの論理に応じてオン/オフさせる。例えば、トランジスタQ31〜Q34の各ソースは接地電圧に設定されている。また、トランジスタQ35,Q36のゲートはワード線WLBに接続されている。トランジスタQ31〜Q34のソースを接地電圧に設定することで、保持部へのデータ書き込みを高速化させることができる。また、トランジスタQ35〜Q38のゲートをワード線WLAまたはWLBに接続することで、第1転送部および第2転送部の動作を高速化できる。例えば、ワード線WLAがハイのときには、トランジスタQ37、Q38がオンするとともに、保持データの変化時にトランジスタQ33、Q34がオンして接地電圧ノードに電流が流れ、ワード線WLBがハイのときには、トランジスタQ31、Q32がオンするとともに、保持データの変化時に接地電圧ノードに電流が流れて、保持部へのデータ書き込みを高速化できるとともに、第1転送部および第2転送部の動作を高速化できる。よって、DP−SRAMセル10に対する書込みおよび読み出し動作を迅速化することができる。
本実施形態による半導体記憶装置は、共通の半導体基板上に、SP−SRAMセル11とDP−SRAMセル10とを混在させて配置することができる。この場合、半導体基板上のSP−SRAMセル領域とDP−SRAMセル領域に、予め任意の数の複合セル領域1を配置しておく。そして、複合セル領域1内に、M1配線層14までが共通の層構造のSPセルマクロ2を配置し、その上方の配線層とコンタクト17、18を部分的に変更することで、SP−SRAMセル領域内に任意の数のSP−SRAMセル11を作製するとともに、DP−SRAMセル領域内に任意の数のDP−SRAMセル10を作製することができる。
このように、本実施形態では、複合セル領域内に4個のSPセルマクロ2を配置し、M1配線層14より上方の配線層とコンタクト17、18を変更することにより、複合セル領域内に4つのSP−SRAMセル11または1つのDP−SRAMセル10を作製することができる。これにより、面積効率のよいSPセルマクロを使用しつつ、必要に応じてDP−SRAMセル10を作製できる。これにより、面積効率の悪いDP−SRAMセル10用の専用のマクロを用意する必要がなくなる。すなわち、SP−SRAMセル11マクロを用いることで、SP−SRAMセル11とDP−SRAMセル10のいずれも作製できるため、面積効率のよいSPセルマクロの使用頻度を向上でき、SRAMの占有面積を削減できる。
特に本実施形態によれば、M1配線層14より上方の配線層を変更するだけで、SP−SRAMセル11とDP−SRAMセル10のいずれも作製できるため、異なるタイプのSRAMセルを混在させることが容易になる。
上述した実施形態では、複合セル領域内にDP−SRAMセル10を作製する例を示したが、ワード線の本数を増やすことで、3つ以上のポートを有するマルチポートのSRAMセルを作製することもできる。よって、本実施形態は、M1配線層14よりも上方の配線層とコンタクト17、18を変更することで、複合セル領域内にシングルポートのSRAMセル、またはマルチポートのSRAMセルを作製するかを選択的に作製できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 複合セル領域、2 SPセルマクロ、10 DP−SRAMセル、11 SP−SRAMセル、12 拡散層、13 ゲート電極層、14 M1配線層、15 M2配線層、16 M3配線層、17、18 コンタクト

Claims (8)

  1. ワード線およびビット線に接続されたシングルポートのメモリセルマクロを、前記ワード線に沿って2個並べて配置するとともに、前記ビット線に沿って2個並べて配置した合計4個の前記メモリセルマクロを有する複合セル領域と、を備え、
    前記複合セル領域内の前記4個のメモリセルマクロを用いて1個のマルチポートのメモリセルが作製され、
    前記4個のメモリセルマクロのそれぞれは、複数のトランジスタを有し、
    前記マルチポートのメモリセルは、前記4個のメモリセルマクロのそれぞれにおいて前記複数のトランジスタのうちの一部のトランジスタを使用する半導体記憶装置。
  2. ワード線およびビット線に接続されたシングルポートのメモリセルマクロを、前記ワード線に沿って2個並べて配置するとともに、前記ビット線に沿って2個並べて配置した合計4個の前記メモリセルマクロを有する複合セル領域と、
    前記複合セル領域内の配線を行う積層された複数の配線層および複数のコンタクトと、を備え、
    前記4個のメモリセルマクロのそれぞれは、複数のトランジスタを有し、
    前記複合セル領域は、前記複数の配線層および前記複数のコンタクトのうち、少なくとも最下位の配線層またはコンタクトを除いた一部の配線層または一部のコンタクトの変更により、前記4個のメモリセルマクロ内のすべてのトランジスタを用いて構成される4個のシングルポートのメモリセル、または前記4個のメモリセルマクロ内の一部のトランジスタを用いて構成される1個のマルチポートのメモリセルを選択的に有する半導体記憶装置。
  3. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に配置される複数の前記複合セル領域を有するメモリセルアレイと、を備え、
    前記複数の複合セル領域のそれぞれは、前記一部の配線層または前記一部のコンタクトの形状の変更により、前記4個のシングルポートのメモリセル、または前記1個のマルチポートのメモリセルを選択的に有する請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記複数の配線層および前記複数のコンタクトは、前記複数のトランジスタのゲート電極層よりも上方に配置される複数の金属配線層および複数のコンタクトを有し、
    前記複合セル領域は、前記複数の金属配線層および前記複数のコンタクトのうち、最下位から数えて2層目以上の金属配線層またはコンタクトの形状の変更により、前記4個のシングルポートのメモリセル、または前記1個のマルチポートのメモリセルを選択的に有する請求項2または3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記複合セル領域内の前記1個のマルチポートのメモリセルは、前記4個のメモリセルマクロ内の2本の前記ワード線と2本の前記ビット線とに接続された1個のデュアルポートのメモリセルである請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記複合セル領域内の前記1個のマルチポートのメモリセルに用いられる前記一部のトランジスタ以外のトランジスタは、オフまたはフローティング状態に設定される請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記複合セル内の前記1個のマルチポートのメモリセルに用いられる前記一部のトランジスタ以外のトランジスタの少なくとも一部は、ワード線の電位によりオンまたはオフに切り替えられるか、前記1個のマルチポートのメモリセルのデータが変化する際に接地電圧ノードに電流を流す請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記メモリセルは、SRAM(Static Random Access Memory)セルである請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
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