JP2017162642A - レバースイッチ及びこれを備える入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力装置の操作ノブの操作量の少量化を図ると共に、スイッチのON/OFFが確実で、かつ、入力装置の小型化を図ることができるレバースイッチを提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係るレバースイッチは、開口部31を有し、内面に複数の接点が配設されている箱状のケース3と、ケース3の開口部31から外方に突出する第1突出部11を有し、第1回転軸12Aを中心に第1方向の内の一方向へ揺動自在にケース3に収納されている第1レバー1と、ケース3の開口部31から外方に突出する第2突出部21を有し、第1回転軸12Aと平行な第2回転軸22Aを中心に第1方向の内の他方向へ揺動自在にケース3に収納されている第2レバー2と、第1レバー1又は第2レバー2の各揺動に伴い、ケース3の各所定の前記接点と接離する可動接点体5と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に使用されるレバースイッチ及びこれを備える入力装置の構造に関するものである。
各種電子機器の入力装置において、操作つまみの内側に操作レバーが係合するようにしてレバースイッチを配置して、操作つまみを左右方向にスライド等させることにより、スイッチのON/OFFを切り替えるレバースイッチが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図15及び図16は、特許文献1に開示されているレバースイッチの概略構成を模式的に示す断面図である。なお、図15は、スイッチがOFFの状態を示し、図16は、スイッチがONの状態を示している。また、図15及び図16では、レバースイッチにおける上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向として表している。
図15に示すように、特許文献1に開示されているレバースイッチは、操作レバー102と、カム体103と、可動接点体104と、個別接点105、106と、共通接点107と、を備えていて、可動接点体104の弾性接点104A、104Bが共通接点107と接触し、スイッチがOFFの状態となっている。また、レバースイッチの操作レバー102に係合するように操作つまみ101が配置されて、入力装置が構成されている。
そして、図16に示すように、操作つまみ101を右方向にスライドさせることにより、操作レバー102が操作つまみ101の係合部101Aに押圧されて、操作レバー102の回転軸102Aを中心に回転し、操作レバー102の上端部が右方向に傾倒する。これに伴い、操作レバー102の右側下端部がカム体103の右側上面部を下方に押し下げ、カム体103が、左側端部を中心にして回転する。これにより、可動接点体104が、弾性変形して、一方の弾性接点104Aが共通接点107と接触した状態で、他方の弾性接点104Bが個別接点106と接触することにより、スイッチがONの状態となる。
このように、特許文献1に開示されているレバースイッチでは、左右方向からスムーズな操作を行うことができる。
特許第3843583号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているレバースイッチであっても、入力装置の操作つまみ101の操作量の少量化、所謂、小ストロクーク化や入力装置自体の小型化の観点から、未だ改善の余地があった。
具体的には、入力装置の小ストローク化及び小型化を実現するためには、操作レバー102を操作する操作つまみ101の操作量(図15及び図16に示す両矢印Z)を小さくする必要があるが、特許文献1に開示されているレバースイッチにおいて、操作つまみ101を操作レバー102に近接して配置すると、操作つまみ101を操作したときに、操作つまみ101と操作レバー102の間に意図しない干渉が生じて、操作レバー102を円滑に操作できないおそれがあった。
一方、操作つまみ101と操作レバー102との不要な干渉を避けるために、操作つまみ101と操作レバー102との間の空隙を大きくすると、操作つまみ101の操作量が小さいと、スイッチをON状態にまで動作できず、スイッチのON/OFFが不確実になるおそれがあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、入力装置の操作ノブ(操作つまみ)の操作量の少量化を図ると共に、スイッチのON/OFFが確実で、かつ、入力装置の小型化を図ることができる、レバースイッチ及びこれを備える入力装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係るレバースイッチは、第1方向に進退可能な操作ノブにより、スイッチのON/OFFが切り替えられるレバースイッチにおいて、前記レバースイッチは、開口部を有し、内面に複数の接点が配設されている箱状のケースと、前記ケースの開口部から外方に突出する第1突出部を有し、第1回転軸を中心に前記第1方向の内の一方向へ揺動自在に前記ケースに収納されている第1レバーと、前記ケースの開口部から外方に突出する第2突出部を有し、前記第1回転軸と平行な第2回転軸を中心に前記第1方向の内の他方向へ揺動自在に前記ケースに収納されている第2レバーと、前記第1レバー又は前記第2レバーの各揺動に伴い前記ケースの各所定の前記接点と接離する可動接点体と、を備える。
これにより、入力装置の操作ノブの操作量の少量化を図ると共に、スイッチのON/OFFが確実で、かつ、入力装置の小型化を図ることができる。
また、本発明に係る入力装置は、前記レバースイッチと、前記第1レバー及び前記第2レバーと当接する前記操作ノブと、を備える。
これにより、入力装置の操作ノブの操作量の少量化を図ると共に、スイッチのON/OFFが確実で、かつ、入力装置の小型化を図ることができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施形態の詳細な説明から明らかにされる。
本発明に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置によれば、入力装置の操作ノブの操作量の少量化を図ると共に、スイッチのON/OFFが確実で、かつ、入力装置の小型化を図ることができる。
図1は、本実施の形態1に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の概略構成を模式的に示す、正面方向から見た断面図である。 図2は、本実施の形態1に係るレバースイッチの概略構成を模式的に示す、正面方向から見た断面図である。 図3は、図1に示すレバースイッチの分解斜視図である。 図4は、本実施の形態2に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の概略構成を模式的に示す、正面方向から見た斜視図である。 図5は、本実施の形態2に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の概略構成を模式的に示す、正面方向から見た斜視図である。 図6は、図4に示す入力装置の断面図である。 図7は、図5に示す入力装置の断面図である。 図8は、図4に示すレバースイッチの第1レバーと第2レバーの概略構成を模式的に示す斜視図である。 図9は、図5に示すレバースイッチの第1レバーと第2レバーの概略構成を模式的に示す斜視図である。 図10は、図4に示すレバースイッチの右側面図である。 図11は、本実施の形態3に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の概略構成を模式的に示す、背面方向から見た断面図である。 図12は、本実施の形態3に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の概略構成を模式的に示す、背面方向から見た断面図である。 図13は、図11に示す入力装置の斜視図である。 図14は、図11に示す入力装置の斜視図である。 図15は、特許文献1に開示されているレバースイッチの概略構成を模式的に示す断面図である。 図16は、特許文献1に開示されているレバースイッチの概略構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全ての図面において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。また、全ての図面において、本発明を説明するための構成要素を抜粋して図示しており、その他の構成要素については図示を省略する場合がある。さらに、以下の実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係るレバースイッチは、第1方向に進退可能な操作ノブにより、スイッチのON/OFFが切り替えられるレバースイッチにおいて、レバースイッチは、開口部を有し、内面に複数の接点が配設されている箱状のケースと、ケースの開口部から外方に突出する第1突出部を有し、第1回転軸を中心に第1方向の内の一方向へ揺動自在に前記ケースに収納されている第1レバーと、ケースの開口部から外方に突出する第2突出部を有し、第1回転軸と平行な第2回転軸を中心に第1方向の内の他方向へ揺動自在にケースに収納されている第2レバーと、第1レバー又は第2レバーの各揺動に伴いケースの各所定の接点と接離する可動接点体と、を備える。
また、本実施の形態1に係るレバースイッチでは、第1レバー及び第2レバーは、第1回転軸の軸心方向から見て、第1突出部及び第2突出部が、第1方向において、所定の間隙を有して互いに対向するように配設されていてもよい。
また、本実施の形態1に係るレバースイッチでは、ケースに、開口部と対向する底面に第1個別接点、共通接点、及び第2個別接点が配設され、可動接点体は、第1レバー又は第2レバーが当接する弾性変形部と、第1レバーが揺動すると弾性変形部の変形により、第1個別接点と接触する第1脚部と、第2レバーが揺動すると弾性変形部の変形により、第2個別接点と接触する第2脚部と、を備えていてもよい。
また、本実施の形態1に係るレバースイッチでは、第1回転軸と第2回転軸が同軸上に位置するように、第1レバー及び第2レバーが配設されていてもよい。
また、本実施の形態1に係るレバースイッチでは、可動接点体が、略逆三角形状に形成されていて、弾性変形部が上辺に設けられ、第1脚部及び第2脚部が、互いにクロスし、下方に延びるように設けられていてもよい。
また、本実施の形態1に係るレバースイッチでは、可動接点体は、第1レバーが直立状態にある場合には、第1脚部が共通接点と接触し、第2レバーが直立状態にある場合には、第2脚部が共通接点と接触するように構成されていてもよい。
また、本実施の形態1に係るレバースイッチでは、第1レバーが、第1レバーにおける可動接点体の弾性変形部との接触する部分と第1回転軸との長さが、第1突出部における操作ノブが接触する部分と第1回転軸との長さよりも大きくなるように構成されていてもよい。
さらに、本実施の形態1に係るレバースイッチでは、第2レバーが、第2レバーにおける可動接点体の弾性変形部との接触する部分と第2回転軸との長さが、第2突出部における操作ノブが接触する部分と第2回転軸との長さよりも大きくなるように構成されていてもよい。
また、本実施の形態1に係る入力装置は、上記いずれかのレバースイッチと、第1レバー及び第2レバーと当接する操作ノブと、を備える。
以下、本実施の形態1に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の一例について、図1〜図3を参照しながら説明する
[レバースイッチ及びこれを備える入力装置の構成]
図1及び図2は、本実施の形態1に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の概略構成を模式的に示す、正面方向から見た断面図であり、図1は、スイッチがOFFの状態を示し、図2は、スイッチがONの状態を示している。図3は、図1に示すレバースイッチの分解斜視図である。なお、図1〜図3においては、レバースイッチにおける上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向として表している。また、図3においては、操作ノブの記載を省略している。
図1〜図3に示すように、本実施の形態1に係る入力装置100は、本実施の形態1に係るレバースイッチ10と、操作ノブ4と、を備えていて、電子機器のケースを構成する壁面90から操作ノブ4が外方に位置するように、電子機器のケース内に埋設されている。また、レバースイッチ10は、第1レバー1、第2レバー2、ケース3、可動接点体5、及びカバー6を備えていて、操作ノブ4を第1方向(図1においては、左右方向)に操作することにより、各コネクタ端子7〜9からON・OFF信号が出力されるように構成されている。
ケース3は、略直方体状に形成されていて、上部に開口部31が形成されている。ケース3の内部空間には、下端部から順にコネクタ端子7〜9、可動接点体5、及び第1レバー1、第2レバー2が配置されている。また、ケース3の左右の外側面には、係止部32A、32Bが設けられている。係止部32A、32Bは、それぞれ、後述するカバー6の係合部62A、62Bと係合することにより、カバー6をケース3に固定する。
さらに、ケース3における正面側の内側面と背面側の内側面の開口端部中央には、略U字状の溝33A、33Bが設けられている。溝33Aには、後述する第1レバー1の第1軸部12が第1回転軸12Aを中心に揺動自在に保持されている。また、溝33Bには、後述する第2レバー2の第2軸部22が第2回転軸22Aを中心に揺動自在に保持されている。
第1レバー1は、第1突出部11と、第1軸部12と、第1当接部13と、軸部14と、を有していて、第1突出部11が操作ノブ4により右方向に押圧されると、第1回転軸12Aを中心に回転して、第1当接部13が可動接点体5の弾性変形部53と当接するように構成されている。
第1突出部11は、ケース3の開口部31から外方(上方)に突出するように形成されていて、ケース3の正面から見て、略台形状に形成されている。第1当接部13は、第1突出部11の下方に設けられていて、略直方体状に形成されている。また、第1当接部13は、その下端面が、可動接点体5の弾性変形部53と当接するように構成されている。
また、第1突出部11と第1当接部13は、第1当接部13における可動接点体5の弾性変形部53と当接する部分と、第1回転軸12Aと、の長さBが、第1突出部11における操作ノブ4と当接する部分と、第1回転軸12Aと、の長さAよりも大きくなるように形成されている。これにより、操作ノブ4の操作量Cが小さくても、第1レバー1の可動接点体5の当接部分の下方への回転移動量を大きくすることができる。
なお、第1突出部11における操作ノブ4と当接する部分とは、第1突出部11における操作ノブ4と当接する部分のうち、最も第1回転軸12Aに近い部分を指す。また、第1当接部13における可動接点体5の弾性変形部53と当接する部分とは、第1レバー1が直立した状態(中立状態)に位置するときに、第1当接部13における弾性変形部53と当接する部分を指す。
第1当接部13の上端面の右側端部には、上方に突出する第1突起部13Aが設けられている。第1突起部13Aは、第1レバー1が傾倒した状態から直立した状態に戻るときに、後述するカバー6の凹部63Aと当接するように構成されている。これにより、第1レバー1の中立状態の位置決めをすることができる。
また、第1当接部13の正面には、軸部14が設けられていて、第1当接部13の背面には、第1軸部12が設けられている。軸部14と第1軸部12は、それぞれの回転軸が、同軸上に位置するように配置されている。
なお、本実施の形態1においては、軸部14及び第1軸部12は、軸部14の回転軸と、第1軸部12の第1回転軸12Aと、が同軸上に位置する形態を採用したが、これに限定されない。軸部14の回転軸と、第1軸部12の第1回転軸12Aと、が同軸上に位置しない形態を採用してもよい。この場合、操作ノブ4の操作量に対する第1レバー1の回転角度を任意に変更することができ、レバースイッチ10の設計の自由度を高くすることができる。
第2レバー2は、第2突出部21と、第2軸部22と、第2当接部23と、溝24と、を有していて、第2突出部21が操作ノブ4により左方向に押圧されると、第2回転軸22Aを中心に回転して、第2当接部23が可動接点体5の弾性変形部53と当接するように構成されている。
第2突出部21は、ケース3の開口部31から外方(上方)に突出するように形成されていて、ケース3の正面から見て、略台形状に形成されている。第2当接部23は、第2突出部21の下方に設けられていて、略直方体状に形成されている。また、第2当接部23は、その下端面が、可動接点体5の弾性変形部53と当接するように構成されている。
また、第2突出部21と第2当接部23は、第2当接部23における可動接点体5の弾性変形部53と当接する部分と、第2回転軸22Aと、の長さが、第2突出部21における操作ノブ4と当接する部分と、第2回転軸22Aと、の長さよりも大きくなるように形成されている。これにより、操作ノブ4の操作量Cが小さくても、第2レバー2の可動接点体5の当接部分の下方への回転移動量を大きくすることができる。
なお、第2突出部21における操作ノブ4と当接する部分とは、第2突出部21における操作ノブ4と当接する部分のうち、最も第2回転軸22Aに近い部分を指す。また、第2当接部23における可動接点体5の弾性変形部53と当接する部分とは、第2レバー2が直立した状態(中立状態)に位置するときに、第2当接部23における弾性変形部53と当接する部分を指す。
第2当接部23の上端面の左側端部には、上方に突出する第2突起部23Aが設けられている。第2突起部23Aは、第2レバー2が傾倒した状態から直立した状態に戻るとこに、後述するカバー6の凹部63Bと当接するように構成されている。これにより、第2レバー2の中立状態の位置決めをすることができる。
また、第2当接部23の正面には、第2軸部22が設けられていて、第2当接部23の背面には、溝24が設けられている。第2軸部22は、第2回転軸22Aが第1回転軸12Aと同軸上に位置するように配置されている。
溝24は、第2当接部23の下端面から上方に延びて、その上端面が円弧状に形成されている。すなわち、溝24は、円弧状の部分が上方に位置するように、逆U字状に形成されている。また、溝24は、溝24の円弧状の部分の中心点と、軸部14の回転中心と、が同軸上に位置するように形成されている。そして、溝24の円弧状の部分には、第1レバー1の軸部14が揺動自在に係合している。これにより、第1レバー1の第1回転軸12Aと第2レバー2の第2回転軸22Aが同軸上に位置することができる。また、第1レバー1と第2レバー2は、それぞれ、独立して揺動することができる。
なお、本実施の形態1においては、軸部14と係合する溝24が第2レバー2に設けられている形態を採用したが、これに限定されず、溝24に代えて、軸部14と係合する孔を設ける形態を採用してもよい。
また、本実施の形態1においては、第1レバー1の第1回転軸12Aと、第2レバー2の第2回転軸22Aが同軸上に位置する形態を採用したが、これに限定されない。第1回転軸12Aと第2回転軸22Aが平行な位置にある形態を採用してもよく、第1回転軸12Aと第2回転軸22Aが同軸上に位置しない形態を採用してもよい。この場合、操作ノブ4の操作量に対する第1レバー1又は第2レバー2の回転角度を任意に変更することができ、レバースイッチ10の設計の自由度を高くすることができる。
そして、第1レバー1と第2レバー2は、第1回転軸12Aの軸心方向から見て、第1突出部11と第2突出部21が操作ノブ4を挟んで対向するように配置されていて、それぞれ、ケース3の溝33Aと溝33Bに摺動自在に保持されている。すなわち、第1突出部11と第2突出部21が操作ノブ4を挟むようにした所定の間隙を有して対向して配置されている。
操作ノブ4は、第1レバー1の第1突出部11又は第2レバー2の第2突出部21と当接する本体部41と、壁面90から外方に位置する頭部42と、を有している。本体部41は、短冊状に形成されていて、右側側面が第1突出部11の左側側面と当接し、左側側面が第2突出部21の右側側面と当接する。そして、操作ノブ4は、第1方向から見て、第1突出部11、本体部41、及び第2突出部21が互いに重なるように配置されている。
これにより、操作ノブ4が第1方向に進行する(右側に移動する)ときに、本体部41が第1突出部11に当接して、第1レバー1が回転するが、第2レバー2の第2突出部21は、操作ノブ4と当接することがなく、操作ノブ4の動作を妨害することがない。また、第1レバー1と第2レバー2は、互いに独立して揺動するため、第1レバー1が揺動しても、第2レバー2は揺動することがなく、第1レバー1の動作を第2レバー2が妨害することもない。このため、操作ノブ4の操作量Cを小さくしても、第1レバー1の第1当接部13又は第2レバー2の第2当接部23が、可動接点体5と接触することができる。
可動接点体5は、第1脚部51、第2脚部52、及び弾性変形部53を有していて、弾性を有する金属薄板を打ち抜き、曲げ加工して形成されたものである。可動接点体5は、略逆三角形状に形成されていて、弾性変形部53が上辺に設けられ、第1脚部51及び第2脚部52が互いにクロスして、下方に延びるように形成されている。
弾性変形部53は、凹状に形成されていて、両側面が上方に進むにつれて広がるようにテーパー状に形成されている。また、弾性変形部53の両端部には、U字状の湾曲部53A、53Bが形成されている。
第1脚部51は、その基端部が湾曲部53Aに接続されている。第1脚部51の先端部は、略V字状に形成されていて、共通接点91又は第1個別接点71と弾接するように構成されている。具体的には、第1脚部51は、第1レバー1が直立状態にある場合には、共通接点91と弾接し、第1レバー1が傾倒すると、弾性変形部53が弾性変形して、第1個別接点71と弾接するように構成されている。
同様に、第2脚部52は、その基端部が湾曲部53Bに接続されている。第2脚部52の先端部は、略V字状に形成されていて、共通接点91又は第2個別接点81と弾接するように構成されている。具体的には、第2脚部52は、第2レバー2直立状態にある場合には、共通接点91と弾接し、第2レバー2が傾倒すると、弾性変形部53が弾性変形して、第2個別接点81と弾接するように構成されている。
コネクタ端子7〜9は、ケース3の下端部に所定の間隔をあけて配置されている。具体的には、コネクタ端子7が、レバースイッチ10の左側に配置されていて、コネクタ端子8が、レバースイッチ10の右側に配置されていて、コネクタ端子9がレバースイッチ10の中央部に配置されている。
コネクタ端子7は、可動接点体5の第1脚部51が接触する第1個別接点71と、電子機器側の端子と配線を介して接続される端子部72と、を有している。同様に、コネクタ端子8は、可動接点体5の第2脚部52が接触する第2個別接点81と、電子機器側の端子と配線を介して接続される端子部82と、を有している。また、コネクタ端子9は、第1脚部51又は第2脚部52が接触する共通接点91と、電子機器側の端子と配線を介して接続される端子部92と、を有している。そして、コネクタ端子7〜9は、それぞれ、各端子がケース3の内底面に位置し、かつ、端子部がケース3の側面から外方に突出して、下方に位置するように配置されている。
カバー6は、略U字状に形成されていて、ケース3の開口部31を覆うように配置されている。カバー6の一方の端部には、略T字状の係合部62Aが形成されていて、他方の端部には、略T字状の係合部62Bが形成されている。カバー6の上面には、略矩形状の長孔61が設けられている。長孔61には、第1レバー1の第1突出部11及び第2レバー2の第2突出部21が挿通されている。
また、カバー6の両角部の内面側には、それぞれ、凹部63A、63Bが形成されている。凹部63Aは、カバー6をケース3に固定したときに、直立状態にある第1レバー1の第1突起部13Aと当接して、可動接点体5の湾曲部53Aを下方に付勢するように構成されている。同様に、凹部63Bは、カバー6をケース3に固定したときに、直立状態にある第2レバー2の第2突起部23Aと当接して、可動接点体5の湾曲部53Bを下方に付勢するように構成されている。これにより、可動接点体5の第1脚部51及び第2脚部52が、共通接点91と弾接することができる。
[レバースイッチ及びこれを備える入力装置の動作及び作用効果]
次に、本実施の形態1に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の動作及び作用効果について、図1〜図3を参照しながら説明する。
まず、図1に示すように、第1レバー1及び第2レバー2が直立状態にあって、スイッチがOFFの状態にあるとする。そして、このような状態にあるレバースイッチ10を、図2に示すように、操作者が直接、又は図示されないアクチュエータ等が、入力装置100の操作ノブ4を右方向に操作(押圧)したとする。
すると、操作ノブ4の本体部41が第1レバー1の第1突出部11と当接して、第1レバー1を右方向に押圧する。このとき、操作ノブ4は、第2レバー2に対して、離間する方向に移動するため、操作ノブ4は、第2レバー2の第2突出部21と当接することがなく、第2レバー2が動作することがない。また、第2レバー2が動作しないため、第2レバー2は、第1レバー1の動作を妨害することがない。
一方、第1レバー1は、操作ノブ4の当接により、第1突起部13Aが下方に移動するように、第1回転軸12Aを中心に時計回りに回転し、第1当接部13が可動接点体5の弾性変形部53における湾曲部53A側を下方に押圧する。これに伴い、弾性変形部53における湾曲部53B側は、湾曲部53A側の反作用により上方に付勢される。
しかしながら、上述したように、可動接点体5は湾曲部53Bが下方に付勢されているので、当該湾曲部53Bが回転中心となって、時計回りに回転するように、弾性変形部53が弾性変形する。そして、弾性変形部53の弾性変形に伴い、第1脚部51の先端部がケース3の内底面を摺動して、第1個別接点71と接触(弾接)する。
このとき、第2脚部52の先端部は、共通接点91と接触した状態が維持されるので、共通接点91と第1個別接点71、すなわち、コネクタ端子9とコネクタ端子7とが導通して、スイッチがONの状態となる。
次に、操作ノブ4への押圧を解除すると、可動接点体5の弾性復元力により、第1レバー1が上方へ押し戻されると共に、可動接点体5の第1脚部51が共通接点91と接触(弾接)して、スイッチがOFFの状態に戻る。なお、操作ノブ4を左方向に操作したときの動作は、右方向に操作したときと同様の動作が実行されるので、その詳細な説明は省略する。
このように構成された、本実施の形態1に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100では、第1レバー1は、操作ノブ4が第1方向に進行するときに、第1突出部11に操作ノブ4が当接するように構成され、第2レバー2は、操作ノブ4が第1方向に進行するときに、操作ノブ4及び第1レバー1の動作を妨害しないように構成されている。
これにより、操作ノブ4を第1レバー1及び第2レバー2に近接させるように配置しても、操作ノブ4を第1方向に進行させるときに、操作ノブ4が第2レバー2と接触しないため、操作ノブ4と第2レバー2の不要な干渉を抑制することができ、操作ノブ4の操作量Cを小さくすることができる。このため、入力装置100の小型化を図ることができる。
また、操作ノブ4の操作量Cを小さくしても、操作ノブ4は第1レバー1と当接するので、第1レバー1が回転して、第1脚部51と第1個別接点71を接触させることができるので、スイッチをONの状態にすることができ、スイッチのON/OFFを確実にすることができる。
また、本実施の形態1に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100では、第1レバー1が、第1当接部13の弾性変形部53と当接する部分と第1回転軸12Aとの長さBが、第1突出部11における操作ノブ4と当接する部分と第1回転軸12Aとの長さAよりも大きくなるように形成されている。
これにより、第1レバー1の可動接点体5との当接部分の下方への回転移動量を大きくすることができ、操作ノブ4の操作量Cを小さくすることができる。このため、入力装置100の小型化を図ることができる。また、第1レバー1の回転移動量を大きくできることにより、共通接点91と第1個別接点71との間の距離(絶縁部分)を大きくすることができ、第1脚部51が共通接点91と第1個別接点71の両方と接触することが抑制され、スイッチのON/OFFをより確実にすることができる。
また、本実施の形態1に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100では、第2レバー2が、第2当接部23の弾性変形部53と当接する部分と第2回転軸22Aとの長さが、第2突出部21における操作ノブ4と当接する部分と第2回転軸22Aとの長さよりも大きくなるように形成されている。
これにより、第2レバー2の可動接点体5との当接部分の下方への回転移動量を大きくすることができ、操作ノブ4の操作量Cを小さくすることができる。このため、入力装置100の小型化を図ることができる。また、第2レバー2の回転移動量を大きくできることにより、共通接点91と第2個別接点81との間の距離(絶縁部分)を大きくすることができ、第2脚部52が共通接点91と第2個別接点81の両方と接触することが抑制され、スイッチのON/OFFをより確実にすることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態2に係るレバースイッチは、第1レバー及び第2レバーは、第1方向から見て、第1突出部及び第2突出部が互いに重ならないように配設されている。
また、本実施の形態2に係るレバースイッチでは、第1レバー及び第2レバーが、第1回転軸の軸心方向から見て、第1突出部及び第2突出部が互いに重なるように配設されていてもよい。
以下、本実施の形態2に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の一例について、図4〜図10を参照しながら説明する
[レバースイッチ及びこれを備える入力装置の構成]
図4及び図5は、本実施の形態2に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の概略構成を模式的に示す、正面方向から見た斜視図であり、図4は、スイッチがOFFの状態を示し、図5は、スイッチがONの状態を示している。図6は、図4に示す入力装置の断面図であり、図7は、図5に示す入力装置の断面図である。図8は、図4に示すレバースイッチの第1レバーと第2レバーの概略構成を模式的に示す斜視図であり、図9は、図5に示すレバースイッチの第1レバーと第2レバーの概略構成を模式的に示す斜視図である。また、図10は、図4に示す入力装置の右側面図である。
なお、図4〜図7においては、レバースイッチにおける上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向として表している。また、図10においては、レバースイッチにおける上下方向を図における上下方向として表している。
図4〜図10に示すように、本実施の形態2に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100は、実施の形態1に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100と基本的構成は同じであるが、第1レバー1、第2レバー2、及び操作ノブ4の構成が異なっている。具体的には、第1レバー1の第1突出部11と第2レバー2の第2突出部21が、第1回転軸12Aの軸心方向から見て、略矩形状に形成されていて、互いに重なるように配置されている。また、第1突出部11と第2突出部21は、第1方向から見て、互いに重ならないように配置されている。
なお、本実施の形態2においては、第1レバー1の第1突出部11と第2レバー2の第2突出部21が、第1回転軸12Aの軸心方向から見て、互いに重なるように配置されている形態を採用したが、これに限定されない。第1レバー1の第1突出部11と第2レバー2の第2突出部21が、第1回転軸12Aの軸心方向から見て、互いに重ならないように配置されている形態を採用してもよい。
また、操作ノブ4は、第1本体部41A、第2本体部41B、及び架橋部43を有している。第1本体部41A及び第2本体部41Bは、第1回転軸12Aの軸心方向から見て、略矩形状に形成されていて、第1突出部11及び第2突出部21を挟んで、互いに対向するように配置されている。また、架橋部43は、第1突出部11及び第2突出部21の上方で、第1本体部41Aの上端部と第2本体部41Bの上端部とを架橋するように形成されている。
第1本体部41Aは、第1方向から見て、第1突出部11と重なり、かつ、第2突出部21とは重ならないように配置されている。より詳細には、第1本体部41Aは、操作ノブ4の進行方向における前側に位置する側面(右側側面)が、第1突出部11の一方の側面(左側側面)と互いに対向するように配置されている。
これにより、操作ノブ4を第1方向に進行させる(右側に移動させる)ときに、第1本体部41Aの右側側面が第1突出部11の左側側面と当接して、第1レバー1を傾倒させることができる。また、このとき、第1突出部11は、第2突出部21と当接することがないため、操作ノブ4の操作によって、第2レバー2が動作することがないため、第2レバー2は、操作ノブ4及び第1レバー1の動作を妨害することがない。
同様に、第2本体部41Bは、第1方向から見て、第2突出部21と重なり、かつ、第1突出部11とは重ならないように配置されている。より詳細には、第2本体部41Bは、操作ノブ4の進行方向における前側に位置する側面(左側側面)が、第2突出部21の一方の側面(右側側面)と互いに対向するように配置されている。
これにより、操作ノブ4を第1方向に進行させる(左側に移動させる)ときに、第2本体部41Bの左側側面が第2突出部21の右側側面と当接して、第2レバー2を傾倒させることができる。また、このとき、第2突出部21は、第1突出部11と当接することがないため、操作ノブ4の操作によって、第1レバー1が動作することがないため、第1レバー1は、操作ノブ4及び第2レバー2の動作を妨害することがない。
[レバースイッチ及びこれを備える入力装置の動作及び作用効果]
次に、本実施の形態2に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の動作及び作用効果について、図4〜図10を参照しながら説明する。
まず、図4、図6、及び図8に示すように、第1レバー1及び第2レバー2が直立状態にあって、スイッチがOFFの状態にあるとする。そして、このような状態にあるレバースイッチ10を、図5、図7、及び図9に示すように、操作者が直接、又は図示されないアクチュエータ等が、入力装置100の操作ノブ4を左方向に操作(押圧)したとする。
すると、操作ノブ4の第2本体部41Bが第2レバー2の第2突出部21と当接して、第2レバー2を左方向に押圧する。このとき、操作ノブ4の第1本体部41Aは、第1レバー1に対して、離間する方向に移動するため、操作ノブ4は、第1レバー1の第1突出部11と当接することがなく、第1レバー1が動作することがない。また、第1レバー1が動作しないため、第1レバー1は、第2レバー2の動作を妨害することがない。
一方、第2レバー2は、操作ノブ4の当接により、第2突起部23Aが下方に移動するように、第2回転軸22Aを中心に反時計回りに回転し、第2当接部23が可動接点体5の弾性変形部53における湾曲部53B側を下方に押圧する。これに伴い、弾性変形部53における湾曲部53A側は、湾曲部53B側の反作用により上方に付勢され、湾曲部53Aが回転中心となって、反時計回りに回転するように、弾性変形部53が弾性変形する。そして、弾性変形部53の弾性変形に伴い、第2脚部52の先端部がケース3の内底面を摺動して、第2個別接点81と接触(弾接)する。
このとき、第1脚部51の先端部は、共通接点91と接触した状態が維持されるので、共通接点91と第2個別接点81、すなわち、コネクタ端子9とコネクタ端子8とが導通して、スイッチがONの状態となる。
次に、操作ノブ4への押圧を解除すると、可動接点体5の弾性復元力により、第2レバー2が上方へ押し戻されると共に、可動接点体5の第2脚部52が共通接点91と接触(弾接)して、スイッチがOFFの状態に戻る。なお、操作ノブ4を右方向に操作したときの動作は、左方向に操作したときと同様の動作が実行されるので、その詳細な説明は省略する。
このように構成された、本実施の形態2に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100であっても、実施の形態1に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態3)
本実施の形態3に係るレバースイッチは、可動接点体が、弾性変形部の変形により、操作ノブの進行方向とは反対側に傾斜するように構成されている。
また、本実施の形態3に係るレバースイッチでは、弾性変形部が、略凹状に形成されていて、第1脚部の基端部と接続されている第1変形部と、共通接点と接触する底部と、第2脚部の基端部と接続されている第2変形部と、を有し、第1脚部及び第2脚部が、互いにクロスし、下方に延びるように設けられていてもよい。
以下、本実施の形態3に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の一例について、図11〜図14を参照しながら説明する。
[レバースイッチの構成]
図11及び図12は、本実施の形態3に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置の概略構成を模式的に示す、背面方向から見た断面図である。また、図13及び図14は、図11に示す入力装置の斜視図である。図11及び図13は、スイッチがOFFの状態を示し、図12及び図14は、スイッチがONの状態を示している。
なお、図11〜図14においては、レバースイッチにおける上下方向及び左右方向を図における上下方向及び左右方向を表している。また、図13及び図14においては、操作ノブの一部の記載を省略し、ケースの内部構造を示している。
図11〜図14に示すように、本実施の形態3に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100は、実施の形態1に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100と基本的構成は同じであるが、第1レバー1、第2レバー2、及び可動接点体5の構成が異なっている。
具体的には、第1レバー1の第1当接部13が、実施の形態1に係るレバースイッチ10の第1当接部13に比して、下方に延びるように形成されている。より詳細には、本実施の形態3においては、第1当接部13は、第1当接部13の右側面と第1軸部12の右側端部との間の部分が下方に延びるように形成されている。また、第1当接部13の下端面と左側面との角部が丸みを帯びるように形成されている。そして、当該角部が、可動接点体5の弾性変形部53と接触している。
同様に、第2レバー2の第2当接部23は、実施の形態1に係るレバースイッチ10の第2当接部23に比して、下方に延びるように形成されている。より詳細には、本実施の形態3においては、第2当接部23は、第2当接部23の左側面と第2軸部22の左側端部との間の部分が下方に延びるように形成されている。また、第2当接部23の下端面と右側面との角部が丸みを帯びるように形成されている。そして、当該角部が、可動接点体5の弾性変形部53と接触している。
可動接点体5は、弾性変形部53が弾性変形により、操作ノブ4の進行方向とは反対側に傾斜するように構成されている。より詳細には、弾性変形部53は、第1変形部53C、底部53E、及び第2変形部53Dを有していて、略凹状に形成されている。底部53Eは、その下端部が共通接点91と接触するように配置されている。
底部53Eの右端部には、湾曲部53Aが形成されていて、湾曲部53Aには、第1変形部53Cの基端部が接続されている。第1変形部53Cは、上方に延び、かつ、左側に向かって延びるように形成されている。すなわち、第1変形部53Cは、底部53Eと第1変形部53Cとのなす角度が90°より小さくなるように形成されていて、左下方向に弾性変形しやすいように構成されている。
また、底部53Eの左端部には、湾曲部53Bが形成されていて、湾曲部53Bには、第2変形部53Dの基端部が接続されている。第2変形部53Dは、上方に延び、かつ、右側に向かって延びるように形成されている。すなわち、第2変形部53Dは、底部53Eと第2変形部53Dとのなす角度が90°より小さくなるように形成されていて、右下方向に弾性変形しやすいように構成されている。
第1変形部53Cの先端部には、第1脚部51の基端部が接続されている。第1脚部51は、下方に延び、かつ、左側に向かって延びるように設けられている。同様に、第2変形部53Dの先端部には、第2脚部52の基端部が接続されている。第2脚部52は、下方に延び、かつ、右側に向かって延びるように設けられている。すなわち、第1脚部51及び第2脚部52は、互いにクロスし、下方に延びるように設けられている。
そして、図11及び図13に示すように、第1脚部51及び第2脚部52は、第1レバー1及び第2レバー2が直立状態にある場合には、それぞれの先端部が、第1個別接点71、第2個別接点81、及び共通接点91のいずれの接点にも接触しないように構成されている。これにより、第1レバー1及び第2レバー2が直立状態にある場合には、スイッチがOFFの状態となっている。
[レバースイッチの動作及び作用効果]
次に、本実施の形態3に係るレバースイッチ10の動作及び作用効果について、図11〜図14を参照しながら説明する。
まず、図11及び図13に示すように、第1レバー1及び第2レバー2が直立状態にあって、スイッチがOFFの状態にあるとする。そして、このような状態にあるレバースイッチ10を、図12及び図14に示すように、操作者が直接、又は図示されないアクチュエータ等が、入力装置100の操作ノブ4を右方向に操作(押圧)したとする。
すると、操作ノブ4の本体部41が第1レバー1の第1突出部11と当接して、第1レバー1を右方向に押圧する。このとき、操作ノブ4は、第2レバー2に対して、離間する方向に移動するため、操作ノブ4は、第2レバー2の第2突出部21と当接することがなく、第2レバー2が動作することがない。また、第2レバー2が動作しないため、第2レバー2は、第1レバー1の動作を妨害することがない。
一方、第1レバー1は、操作ノブ4の当接により、第1突起部13Aが下方に移動するように、第1回転軸12Aを中心に反時計回りに回転する。これに伴い、第1当接部13が可動接点体5の弾性変形部53における第1変形部53Cを左下方向に押圧する。これにより、第1変形部53Cは、湾曲部53Aを中心に、時計回りに回転するように弾性変形する。そして、弾性変形部53の弾性変形に伴い、第1脚部51の先端部が第1個別接点71と接触(弾接)する。
このとき、弾性変形部53の底部53Eは、共通接点91と接触した状態が維持されるので、共通接点91と第1個別接点71、すなわち、コネクタ端子9とコネクタ端子7とが導通して、スイッチがONの状態となる。
次に、操作ノブ4への押圧を解除すると、可動接点体5の弾性復元力により、第1レバー1が上方へ押し戻されると共に、可動接点体5の第1脚部51は、第1個別接点71との接触が解放される。これにより、スイッチがOFFの状態に戻る。なお、操作ノブ4を左方向に操作したときの動作は、右方向に操作したときと同様の動作が実行されるので、その詳細な説明は省略する。
このように構成された、本実施の形態3に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100であっても、実施の形態1に係るレバースイッチ10及びこれを備える入力装置100と同様の作用効果を奏する。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。したがって、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の要旨を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。
本発明に係るレバースイッチ及びこれを備える入力装置は、入力装置の操作ノブの操作量の少量化を図ると共に、スイッチのON/OFFが確実で、かつ、入力装置の小型化を図ることができるため、有用である。
1 第1レバー
2 第2レバー
3 ケース
4 操作ノブ
5 可動接点体
6 カバー
7 コネクタ端子
8 コネクタ端子
9 コネクタ端子
10 レバースイッチ
11 第1突出部
12 第1軸部
12A 第1回転軸
13 第1当接部
13A 第1突起部
14 軸部
21 第2突出部
22 第2軸部
22A 第2回転軸
23 第2当接部
23A 第2突起部
24 溝
31 開口部
32A 係止部
33A 溝
33B 溝
41 本体部
41A 第1本体部
41B 第2本体部
42 頭部
43 架橋部
51 第1脚部
52 第2脚部
53 弾性変形部
53A 湾曲部
53B 湾曲部
53C 第1変形部
53D 第2変形部
53E 底部
61 長孔
62A 係合部
62B 係合部
63A 凹部
63B 凹部
71 第1個別接点
72 端子部
81 第2個別接点
82 端子部
91 共通接点
92 端子部
100 入力装置

Claims (13)

  1. 第1方向に進退可能な操作ノブにより、スイッチのON/OFFが切り替えられるレバースイッチにおいて、
    前記レバースイッチは、
    開口部を有し、内面に複数の接点が配設されている箱状のケースと、
    前記ケースの開口部から外方に突出する第1突出部を有し、第1回転軸を中心に前記第1方向の内の一方向へ揺動自在に前記ケースに収納されている第1レバーと、
    前記ケースの開口部から外方に突出する第2突出部を有し、前記第1回転軸と平行な第2回転軸を中心に前記第1方向の内の他方向へ揺動自在に前記ケースに収納されている第2レバーと、
    前記第1レバー又は前記第2レバーの各揺動に伴い前記ケースの各所定の前記接点と接離する可動接点体と、を備える、レバースイッチ。
  2. 前記第1レバー及び前記第2レバーは、前記第1回転軸の軸心方向から見て、前記第1突出部及び前記第2突出部が、前記第1方向において、所定の間隙を有して互いに対向するように配設されている、請求項1に記載のレバースイッチ。
  3. 前記第1レバー及び前記第2レバーは、前記第1方向から見て、前記第1突出部及び前記第2突出部が互いに重ならないように配設されている、請求項1に記載のレバースイッチ。
  4. 前記第1レバー及び前記第2レバーは、前記第1回転軸の軸心方向から見て、前記第1突出部及び前記第2突出部が互いに重なるように配設されている、請求項1に記載のレバースイッチ。
  5. 前記ケースには、前記開口部と対向する底面に第1個別接点、共通接点、及び第2個別接点が配設され、
    前記可動接点体は、前記第1レバー又は前記第2レバーが当接する弾性変形部と、前記第1レバーが揺動すると前記弾性変形部の変形により、前記第1個別接点と接触する第1脚部と、前記第2レバーが揺動すると前記弾性変形部の変形により、前記第2個別接点と接触する第2脚部と、を備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のレバースイッチ。
  6. 前記第1回転軸と前記第2回転軸が同軸上に位置するように、前記第1レバー及び前記第2レバーが配設されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のレバースイッチ。
  7. 前記可動接点体は、略逆三角形状に形成されていて、
    前記弾性変形部が上辺に設けられ、前記第1脚部及び前記第2脚部が、互いにクロスし、下方に延びるように設けられている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のレバースイッチ。
  8. 前記可動接点体は、前記第1レバーが直立状態にある場合には、前記第1脚部が前記共通接点と接触し、前記第2レバーが直立状態にある場合には、前記第2脚部が前記共通接点と接触するように構成されている、請求項7に記載のレバースイッチ。
  9. 前記可動接点体は、前記弾性変形部の変形により、前記操作ノブの進行方向とは反対側に傾斜するように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載のレバースイッチ。
  10. 前記弾性変形部は、略凹状に形成されていて、前記第1脚部の基端部と接続されている第1変形部と、前記共通接点と接触する底部と、前記第2脚部の基端部と接続されている第2変形部と、を有し、
    前記第1脚部及び前記第2脚部が、互いにクロスし、下方に延びるように設けられている、請求項9に記載のレバースイッチ。
  11. 前記第1レバーは、前記第1レバーにおける前記可動接点体の前記弾性変形部との接触する部分と前記第1回転軸との長さが、前記第1突出部における前記操作ノブが接触する部分と前記第1回転軸との長さよりも大きくなるように構成されている、請求項5〜10のいずれか1項に記載レバースイッチ。
  12. 前記第2レバーは、前記第2レバーにおける前記可動接点体の前記弾性変形部との接触する部分と前記第2回転軸との長さが、前記第2突出部における前記操作ノブが接触する部分と前記第2回転軸との長さよりも大きくなるように構成されている、請求項11に記載のレバースイッチ。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のレバースイッチと、
    前記第1レバー及び前記第2レバーと当接する前記操作ノブと、を備える、入力装置。

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