JP2017162356A - 情報認識システム、情報認識装置、車両、情報認識方法およびプログラム - Google Patents

情報認識システム、情報認識装置、車両、情報認識方法およびプログラム Download PDF

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JP2017162356A JP2016048238A JP2016048238A JP2017162356A JP 2017162356 A JP2017162356 A JP 2017162356A JP 2016048238 A JP2016048238 A JP 2016048238A JP 2016048238 A JP2016048238 A JP 2016048238A JP 2017162356 A JP2017162356 A JP 2017162356A
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Abstract

【課題】通信ネットワークに無駄な負荷をかけることなく、正確な地図情報を得る。
【解決手段】比較部240が、撮像部210が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較し、認識の度合いを示す値が第1の閾値以上である場合、送信部250が、その道路標識を示す標識情報と位置情報取得部230が取得した位置情報とをサーバ100へ送信し、認識の度合いを示す値が第1の閾値よりも小さな値である場合、比較部240が、認識の度合いを示す値と第2の閾値とを比較し、認識の度合いを示す値が第2の閾値以上である場合、計測部220が計測した動きに応じた計測情報と標識情報とを比較し、計測情報と標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、送信部250が、標識情報と位置情報とをサーバ100へ送信し、サーバ100は、送信されてきた標識情報と位置情報とに基づいて、地図情報を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報認識システム、情報認識装置、車両、情報認識方法およびプログラムに関する。
近年、地図情報を提供するサーバが、その地図情報を最新のものとするために、様々な技術が考えられている。例えば、車両に搭載されたカメラ等の撮像装置を用いて撮像した道路周辺の風景を示す画像データとあらかじめ管理されているデータとの類似度が所定の閾値以上である場合に、その画像データと車両の位置情報とを地図配信サーバへ送信する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。また、車両に搭載されたカメラ等の撮像装置を用いて撮像した道路標識の視認性の良し悪しを判定する技術が考えられている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2009−037062号公報 特開2010−239448号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術において、その閾値近辺の類似度を持つ画像データは誤った情報であるおそれがある。そのため、誤った情報を地図配信サーバへ送信してしまうと、地図配信サーバに蓄積される地図情報が正確なものではなくなってしまうという問題点がある。また、誤った情報を地図配信サーバへ送信することで、通信ネットワークに無駄な負荷がかかってしまうという問題点がある。これらの問題は、特許文献2に記載された技術を用いて視認性の良し悪しを判定しても、起こり得る問題である。
本発明の目的は、上述した課題を解決する情報認識システム、情報認識装置、車両、情報認識方法およびプログラムを提供することである。
本発明の情報認識システムは、
地図情報を格納するサーバと、
撮像部と、
車両の動きを計測する計測部と、
前記車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する送信部とを有し、
前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、該標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信し、
前記サーバは、前記送信部から送信されてきた前記標識情報と前記位置情報とに基づいて、前記地図情報を更新する。
また、本発明の情報認識装置は、
撮像部と、
車両の動きを計測する計測部と、
前記車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する送信部とを有し、
前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する。
また、本発明の車両は、
撮像部と、
当該車両の動きを計測する計測部と、
当該車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する送信部とを有し、
前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する。
また、本発明の情報認識方法は、
撮像する処理と、
車両の動きを計測する処理と、
前記車両の位置を示す位置情報を取得する処理と、
前記撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する処理と、
前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する処理と、
前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較する処理と、
前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較する処理と、
前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する処理と行う。
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
撮像する手順と、
車両の動きを計測する手順と、
前記車両の位置を示す位置情報を取得する手順と、
前記撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する手順と、
前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する手順と、
前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較する手順と、
前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較する手順と、
前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する手順とを実行させる。
以上説明したように、本発明においては、通信ネットワークに無駄な負荷をかけることなく、正確な地図情報を得ることができる。
本発明の情報認識システムの第1の実施の形態を示す図である。 図1に示した情報認識システムにおける情報認識方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の情報認識システムの第2の実施の形態を示す図である。 図3に示した情報認識装置の内部構成の一例を示す図である。 図4に示した撮像部が撮像した画像の一例を示す図である。 図4に示した比較部が比較に用いる閾値の一例を示す図である。 図4に示した比較部が比較に用いる閾値の他の例を示す図である。 図4に示した比較部が行う計測情報と標識情報との比較に用いる条件の一例を示す図である。 図3に示した情報認識システムにおける情報認識方法の一例を説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態の変形例における情報認識方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の情報認識システムの第3の実施の形態を示す図である。 図11に示した情報認識装置の内部構成の一例を示す図である。 図11に示した情報認識システムにおける情報認識方法の一例を説明するためのフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の情報認識システムの第1の実施の形態を示す図である。
本形態における情報認識システムは図1に示すように、サーバ100と、撮像部210と、計測部220と、位置情報取得部230と、比較部240と、送信部250とを有している。
サーバ100は、地図情報を格納する。また、サーバ100は、送信部250から送信されてきた標識情報と位置情報とに基づいて、地図情報を更新する。
撮像部210は、撮像して画像を取得する。
計測部220は、車両の動きを計測する。
位置情報取得部230は、車両の位置を示す位置情報を取得する。
比較部240は、撮像部210が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値とあらかじめ設定された第1の閾値とを比較する。また、比較部240は、比較部240における比較の結果、認識の度合いを示す値が第1の閾値よりも小さな値である場合、認識の度合いを示す値とあらかじめ設定された第2の閾値とを比較する。この第2の閾値は第1の閾値よりも小さな値である。また、比較部240は、認識の度合いを示す値が第2の閾値以上である場合、計測部220が計測した動きに応じた計測情報と、撮像部210が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報とを比較する。
送信部250は、比較部240における比較の結果、認識の度合いを示す値が第1の閾値以上である場合、撮像部210が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と位置情報取得部230が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する。また、送信部250は、比較部240における比較の結果、計測情報と標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、その標識情報と位置情報取得部230が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する。
以下に、図1に示した情報認識システムにおける情報認識方法について説明する。
図2は、図1に示した情報認識システムにおける情報認識方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、撮像部210が撮像を開始する(ステップS1)。また、計測部220が、車両の動きの計測を開始する(ステップS2)。また、位置情報取得部230が、車両の位置を示す位置情報の取得を開始する(ステップS3)。
続いて、比較部240が、撮像部210が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値とあらかじめ設定された第1の閾値とを比較して、認識の度合いを示す値が第1の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS4)。比較部240が、認識の度合いを示す値が第1の閾値以上であると判定した場合、送信部250は、撮像部210が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と位置情報取得部230が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する(ステップS5)。すると、サーバ100は、送信部250から送信されてきた標識情報と位置情報とに基づいて、地図情報を更新する(ステップS6)。
一方、ステップS4にて、比較部240が、認識の度合いを示す値が第1の閾値以上ではない、つまり、認識の度合いを示す値が第1の閾値よりも小さいと判定した場合、比較部240は、認識の度合いを示す値とあらかじめ設定された第2の閾値とを比較する。比較部240は、認識の度合いを示す値と第2の閾値とを比較して、認識の度合いを示す値が第2の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS7)。比較部240が、認識の度合いを示す値が第2の閾値以上であると判定した場合、比較部240は、計測部220が計測した動きに応じた計測情報と標識情報とを比較する(ステップS8)。
比較部240における比較の結果、計測情報と標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、ステップS5にて、送信部250は、その標識情報と位置情報取得部230が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する。続いて、サーバ100が、上述したステップS6の処理を行う。
このように、撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値が第1の閾値以上である場合、送信部250がその道路標識を示す標識情報を位置情報とともにサーバ100へ送信する。また、認識の度合いを示す値が第1の閾値よりも小さな値であっても、第2の閾値以上であれば、計測された車両の動きとの対応関係が所定の条件を満たすものである場合、送信部250はその道路標識を示す標識情報を位置情報とともにサーバ100へ送信する。そのため、通信ネットワークに無駄な負荷をかけることなく、正確な地図情報を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の情報認識システムの第2の実施の形態を示す図である。
本形態における情報認識システムは図2に示すように、サーバ100と、車両301とを有している。また、車両301は、情報認識装置201を搭載している。
サーバ100は、図1に示したものと同じものである。
車両301は、自動車や自転車等、車輪を回転させて走行するものである。また、車両301は、車輪を具備していなくても、キャタピラー(登録商標)等の無限軌道のような車輪相当のものを具備して走行するものであっても良い。
情報認識装置201は、以下に説明する構成要素を有する。
図4は、図3に示した情報認識装置201の内部構成の一例を示す図である。図3に示した情報認識装置201は図4に示すように、撮像部211と、計測部221と、位置情報取得部231と、比較部241と、送信部251と、データベース261と、認識度算出部271と、センサ281とを有している。なお、図4には、図3に示した情報認識装置201が具備する構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
撮像部211は、撮像して画像を取得する。撮像部211は、例えば、一般的なカメラであっても良い。撮像部211は、車両301の進行方向の周辺を撮像するものが好ましい。
計測部221は、車両301の動きを計測する。例えば、計測部221は、車両301の速度を計測する。このとき、計測部221は、車両301に具備された速度計(スピードメータ)が示す速度を計測するものであっても良い。また、例えば、計測部221は、車両301の減速を計測する。このとき、計測部221は、車両301に具備されたブレーキが作動したかどうかを計測するものであっても良い。また、例えば、計測部221は、車両301の進行方向の変化を計測する。このとき、計測部221は、車両301に具備されたステアリング(ハンドル)の回転角度を計測するものであっても良いし、車両301に具備されたセンサ281が検知した結果に基づいて進行方向の変化を計測するものであっても良い。また、例えば、計測部221は、警笛の発鳴を計測する。このとき、計測部221は、音センサを用いて、音センサの検知結果に基づいて、警笛の発鳴を計測するものであっても良い。このように、計測部221は、車両301の運転手の操作に基づいて車両301がどのように動いたかを計測する。計測部221は、上述した内容のうち1つを計測するものであっても良いし、複数計測するものであっても良い。計測部221が計測する内容が多いほど、正確な情報を得ることができることは言うまでもない。
位置情報取得部231は、車両301の位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度を示す情報)を取得する。例えば、位置情報取得部231は、GPS(Global Positioning System)機能を用いて車両301の位置を示す位置情報を取得するものであっても良い。
データベース261は、道路標識を示す標識情報を記憶する。標識情報は、道路標識を識別するための情報であって、道路標識の色、形状、表示(文字)、意味(説明)等である。
認識度算出部271は、撮像部211が撮像した画像に含まれる道路標識に対応する標識情報をデータベース261から検索する。このとき、認識度算出部271が、撮像部211が撮像した画像から道路標識を抽出するには、一般的な標識認識アルゴリズム等の画像抽出(認識)機能を用いても良い。また、認識度算出部271は、撮像部211が撮像した画像に含まれる道路標識について、その色、形状、表示等に基づいて、最も近い道路標識を示す標識情報をデータベース261から検索する。そして、認識度算出部271は、撮像部211が撮像した画像に含まれる道路標識と検索した標識情報が示す道路標識との一致度を認識の度合いを示す値として算出する。
図5は、図4に示した撮像部211が撮像した画像の一例を示す図である。
図5に示すように、図4に示した撮像部211が撮像した画像において、道路標識400の一部が、木の枝等の障害物500に隠れているケースが考えられる。このような場合、認識度算出部271は、道路標識400のすべてを識別できなくても、その色や形状、表示等に基づいて、最も近い道路標識を示す標識情報をデータベース261から検索し、その一致度を算出する。図5に示した例に限らず、認識度算出部271は、撮像部211が撮像した画像において、道路標識400に日光が反射して本来の表示色とは異なる色で撮像されてしまったり、霧等でかすんでしまったりした場合も、同様の検索および一致度の算出を行う。この一致度は、撮像部211が撮像した画像に含まれる道路標識と、認識度算出部271が標識情報をデータベース261から検索した標識情報が示す道路標識とが、どの程度しているかの度合いを示す情報である。本形態においては、一致度は「0」を最低値(一致しない)とし、「100」を最高値(完全一致)とする例を挙げて説明する。
比較部241は、認識度算出部271が算出した一致度とあらかじめ設定された第1の閾値とを比較する。また、比較部241は、比較部241における比較の結果、認識度算出部271が算出した一致度が第1の閾値よりも小さな値である場合、認識度算出部271が算出した一致度とあらかじめ設定された第2の閾値とを比較する。この第2の閾値は、第1の閾値よりも小さな値である。また、比較部241は、認識度算出部271が算出した一致度が第1の閾値よりも小さく、第2の閾値以上である場合、計測部221が計測した動きに応じた計測情報と、認識度算出部271が抽出した道路標識を示す標識情報とを比較する。
図6は、図4に示した比較部241が比較に用いる閾値の一例を示す図である。
図6に示した例は、一致度「55」を第1の閾値とし、一致度「50」を第2の閾値した例である。一般的には、一致度「50」が唯一の閾値として用いられており、一致度がこの閾値「50」以上であると、当該装置からサーバへ画像情報が送信され、一致度がこの閾値「50」未満であると、当該装置からサーバへ画像情報が送信されない。
本形態においては、第1の閾値「55」および第2の閾値「50」の2つの閾値をあらかじめ設定する。これにより、一致度が第1の閾値以上である一致度Aと、一致度が第1の閾値よりも小さく、第2の閾値以上である一致度Bと、一致度が第2の閾値よりも小さな一致度Cおよび一致度Dとが存在することとなる。一致度Bについては、一般的なシステムにおいては、当該装置からサーバへ画像情報が送信されるが、本閾値の設定においては、正確な画像情報を送信するために、計測情報と標識情報との比較の処理が行われる。
図7は、図4に示した比較部241が比較に用いる閾値の他の例を示す図である。
図7に示した例は、一致度「55」を第1の閾値とし、一致度「45」を第2の閾値した例である。一般的には、一致度「50」が唯一の閾値として用いられており、一致度がこの閾値「50」以上であると、当該装置からサーバへ画像情報が送信され、一致度がこの閾値「50」未満であると、当該装置からサーバへ画像情報が送信されない。
本形態においては、第1の閾値「55」および第2の閾値「45」の2つの閾値をあらかじめ設定する。これにより、一致度が第1の閾値以上である一致度Aと、一致度が第1の閾値よりも小さく、第2の閾値以上である一致度Bおよび一致度Cと、一致度が第2の閾値よりも小さな一致度Dとが存在することとなる。一致度Cについては、図6に示した閾値の設定では次に処理は行われないが、本閾値の設定においては、正確な画像情報を送信するために、計測情報と標識情報との比較の処理が行われる。
図8は、図4に示した比較部241が行う計測情報と標識情報との比較に用いる条件の一例を示す図である。
図4に示した比較部241が行う計測情報と標識情報との比較に用いる条件は図8に示すように、標識情報それぞれに対応した条件となっている。この条件は、比較部241にあらかじめ設定されているものである。比較部241は記憶領域を具備しており、その記憶領域に図8に示した対応表を記憶しておくものであっても良い。
例えば、標識情報「制限速度60km/h」と条件「速度計60km/h以下」とが対応付けられている。比較部241は、この条件を用いることで、認識度算出部271が一致度を算出した対象となった標識情報が「制限速度60km/h」である場合、計測部221が計測した車両301の速度計が時速60km以下を示していれば、条件を満たすと判断する。また、標識情報「制限速度40km/h」と条件「速度計40km/h以下」とが対応付けられている。比較部241は、この条件を用いることで、認識度算出部271が一致度を算出した対象となった標識情報が「制限速度40km/h」である場合、計測部221が計測した車両301の速度計が時速40km以下を示していれば、条件を満たすと判断する。また、標識情報「一時停止」と条件「ブレーキ作動」とが対応付けられている。比較部241は、この条件を用いることで、認識度算出部271が一致度を算出した対象となった標識情報が「一時停止」である場合、計測部221が車両301に具備されたブレーキが作動したことを計測すれば、条件を満たすと判断する。また、標識情報「徐行」と条件「ブレーキ作動」とが対応付けられている。比較部241は、この条件を用いることで、認識度算出部271が一致度を算出した対象となった標識情報が「徐行」である場合、計測部221が車両301に具備されたブレーキが作動したことを計測すれば、条件を満たすと判断する。また、標識情報「警笛鳴らせ」と条件「警笛の発鳴」とが対応付けられている。比較部241は、この条件を用いることで、認識度算出部271が一致度を算出した対象となった標識情報が「警笛鳴らせ」である場合、計測部221が車両301に具備された警笛が発鳴したことを計測すれば、条件を満たすと判断する。また、標識情報「右方向屈折あり」と条件「ステアリングの右回転」とが対応付けられている。比較部241は、この条件を用いることで、認識度算出部271が一致度を算出した対象となった標識情報が「右方向屈折あり」である場合、計測部221が車両301に具備されたステアリングが所定の角度、右回転したことを計測すれば、条件を満たすと判断する。このとき、計測部221が、センサ281が車両301の進行方向が右方向に変化したことを検知したことを計測すれば、条件を満たすと判断するものであっても良い。また、標識情報「幅員減少」と条件「ブレーキ作動」とが対応付けられている。比較部241は、この条件を用いることで、認識度算出部271が一致度を算出した対象となった標識情報が「幅員減少」である場合、計測部221が車両301に具備されたブレーキが作動したことを計測すれば、条件を満たすと判断する。
なお、この条件には所定の範囲を持たせても良い。例えば、条件「速度計60km/h以下」には「速度計65km/h以下」というマージンを持たせた条件を用いても良い。
送信部251は、比較部241における比較の結果、認識度算出部271が算出した一致度が第1の閾値以上である場合、認識度算出部271が抽出した道路標識を示す標識情報と位置情報取得部230が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する。また、送信部251は、比較部241における比較の結果、計測部221が計測した計測情報と認識度算出部271が抽出した道路標識を示す標識情報との対応関係が、図8に示すような条件を満たす場合、その標識情報と位置情報取得部231が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する。
センサ281は、車両301の移動する方向を検知する。例えば、センサ281は、地磁気センサやジャイロセンサであっても良い。
以下に、図3に示した情報認識システムにおける情報認識方法について説明する。
図9は、図3に示した情報認識システムにおける情報認識方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、撮像部211が撮像を開始する(ステップS11)。また、計測部221が、車両301の動きの計測を開始する(ステップS12)。また、位置情報取得部231が、車両301の位置を示す位置情報の取得を開始する(ステップS13)。
認識度算出部271は、撮像部211が撮像した画像から道路標識を抽出する。続いて、認識度算出部271は、抽出した道路標識に対応する標識情報をデータベース261から検索する。このとき、認識度算出部271は、抽出した道路標識について、その色、形状、表示等に基づいて、最も近い道路標識を示す標識情報をデータベース261から検索する。そして、認識度算出部271は、抽出した道路標識と検索した標識情報が示す道路標識との一致度を認識の度合いを示す値として算出する(ステップS14)。
すると、比較部241は、認識度算出部271が算出した一致度とあらかじめ設定された第1の閾値とを比較して、一致度が第1の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS15)。比較部241が、一致度が第1の閾値以上であると判定した場合、送信部251は、認識度算出部271が抽出した道路標識を示す標識情報と位置情報取得部231が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する(ステップS16)。すると、サーバ100は、送信部251から送信されてきた標識情報と位置情報とに基づいて、地図情報を更新する(ステップS17)。具体的には、サーバ100は、自身が格納している地図情報において、送信部251から送信されてきた位置情報が示す緯度や経度で示される位置に、送信部251から送信されてきた標識情報が示す道路標識を追加・更新する。このとき、すでにその道路標識がその位置に示されている場合、サーバ100は地図情報を更新しないものであっても良いし、上書きするものであっても良い。
一方、ステップS15にて、比較部241が、認識度算出部271が算出した一致度が第1の閾値以上ではない、つまり、認識度算出部271が算出した一致度が第1の閾値よりも小さいと判定した場合、比較部241は、その一致度とあらかじめ設定された第2の閾値とを比較する。比較部241は、その一致度と第2の閾値とを比較して、一致度が第2の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS18)。比較部241が、その一致度が第2の閾値以上であると判定した場合、比較部241は、計測部221が計測した動きに応じた計測情報と標識情報とを比較する(ステップS19)。
比較部241における比較の結果、計測情報と標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、ステップS16にて、送信部251は、その標識情報と位置情報取得部231が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する。続いて、サーバ100が、上述したステップS17の処理を行う。ここで、比較部241が計測情報と標識情報とを比較する処理の詳細は上述した通りである。
このように、認識度算出部271が、撮像した画像に含まれる道路標識を抽出し、抽出した道路標識と、その道路標識に基づいてデータベース261から検索された道路標識との一致度を算出する。算出された一致度が第1の閾値以上である場合、送信部251がその道路標識を示す標識情報を位置情報とともにサーバ100へ送信する。また、一致度が第1の閾値よりも小さな値であっても、第2の閾値以上であれば、計測された車両の動きとの対応関係が所定の条件を満たすものである場合、送信部251はその道路標識を示す標識情報を位置情報とともにサーバ100へ送信する。そのため、通信ネットワークに無駄な負荷をかけることなく、正確な地図情報を得ることができる。
(第2の実施の形態の変形例)
第1および第2の実施の形態においては、計測部221が計測した車両301の動きに基づいて、より正確な道路標識の情報をサーバ100へ送信したが、撮像部211が撮像した物体を用いて、より正確な道路標識の情報をサーバ100へ送信するものであっても良い。
例えば、比較部241は、撮像部211が撮像した画像に含まれる所定の物体と認識度算出部271が抽出した道路標識とを比較する。送信部251は、比較部241における比較の結果が、所定の物体と道路標識との対応関係が所定の条件を満たす場合、道路標識を示す標識情報と位置情報とをサーバ100へ送信するものであっても良い。
図10は、第2の実施の形態の変形例における情報認識方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、撮像部211が撮像を開始する(ステップS21)。また、位置情報取得部231が、車両301の位置を示す位置情報の取得を開始する(ステップS22)。
認識度算出部271は、撮像部211が撮像した画像から道路標識を抽出する。また、認識度算出部271は、撮像部211が撮像した画像から所定の物体を抽出する。この所定の物体とは、例えば、踏切の遮断機、電車、信号機、横断歩道、トラック等の貨物車、大型バス等である。認識度算出部271が、撮像部211が撮像した画像から所定の物体を抽出するには、一般的な標識認識アルゴリズム等の画像抽出(認識)機能を用いても良い。
続いて、認識度算出部271は、抽出した道路標識に対応する標識情報をデータベース261から検索する。このとき、認識度算出部271は、抽出した道路標識について、その色、形状、表示等に基づいて、最も近い道路標識を示す標識情報をデータベース261から検索する。そして、認識度算出部271は、抽出した道路標識と検索した標識情報が示す道路標識との一致度を認識の度合いを示す値として算出する(ステップS23)。
すると、比較部241は、認識度算出部271が算出した一致度とあらかじめ設定された第1の閾値とを比較して、一致度が第1の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS24)。比較部241が、一致度が第1の閾値以上であると判定した場合、送信部251は、認識度算出部271が抽出した道路標識を示す標識情報と位置情報取得部231が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する(ステップS25)。すると、サーバ100は、送信部251から送信されてきた標識情報と位置情報とに基づいて、地図情報を更新する(ステップS26)。具体的には、サーバ100は、自身が格納している地図情報において、送信部251から送信されてきた位置情報が示す緯度や経度で示される位置に、送信部251から送信されてきた標識情報が示す道路標識を追加・更新する。このとき、すでにその道路標識がその位置に示されている場合、サーバ100は地図情報を更新しないものであっても良いし、上書きするものであっても良い。
一方、ステップS24にて、比較部241が、認識度算出部271が算出した一致度が第1の閾値以上ではない、つまり、認識度算出部271が算出した一致度が第1の閾値よりも小さいと判定した場合、比較部241は、その一致度とあらかじめ設定された第2の閾値とを比較する。比較部241は、その一致度と第2の閾値とを比較して、一致度が第2の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS27)。比較部241が、その一致度が第2の閾値以上であると判定した場合、比較部241は、認識度算出部271が抽出した所定の物体とその標識情報が示す道路標識とを比較する(ステップS28)。
比較部241における比較の結果、所定の物体とその標識情報が示す道路標識との対応関係が所定の条件を満たす場合、ステップS25にて、送信部251は、その標識情報と位置情報取得部231が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する。続いて、サーバ100が、上述したステップS26の処理を行う。
ここで、比較部241が所定の物体とその標識情報が示す道路標識とを比較する処理の詳細について説明する。
例えば、標識情報が示す道路標識が「踏切あり」であり、認識度算出部271が抽出した物体が踏切の遮断機や電車である場合、比較部241は条件を満たすと判断する。また、標識情報が示す道路標識が「信号機あり」であり、認識度算出部271が抽出した物体が信号機である場合、比較部241は条件を満たすと判断する。また、標識情報が示す道路標識が「横断歩道あり」であり、認識度算出部271が抽出した物体が横断歩道である場合、比較部241は条件を満たすと判断する。これらは一例であって、その他、対応が考えられるものであれば適用が可能である。
なお、計測部221における計測結果も用いることで、さらに正確な標識情報をサーバ100に格納されている地図情報に反映することが可能である。
このように、認識度算出部271が、撮像した画像に含まれる道路標識を抽出し、抽出した道路標識と、その道路標識に基づいてデータベース261から検索された道路標識との一致度を算出する。算出された一致度が第1の閾値以上である場合、送信部251がその道路標識を示す標識情報を位置情報とともにサーバ100へ送信する。また、一致度が第1の閾値よりも小さな値であっても、第2の閾値以上であれば、撮像された物体との対応関係が所定の条件を満たすものである場合、送信部251はその道路標識を示す標識情報を位置情報とともにサーバ100へ送信する。そのため、通信ネットワークに無駄な負荷をかけることなく、正確な地図情報を得ることができる。
(第3の実施の形態)
図11は、本発明の情報認識システムの第3の実施の形態を示す図である。
本形態における情報認識システムは図11に示すように、サーバ100と、車両302とを有している。また、車両302は、情報認識装置202を搭載している。
サーバ100は、図1に示したものと同じものである。
車両302は、自動車や自転車等、車輪を回転させて走行するものである。また、車両302は、車輪を具備していなくても、キャタピラー(登録商標)等の無限軌道のような車輪相当のものを具備して走行するものであっても良い。
情報認識装置202は、以下に説明する構成要素を有する。
図12は、図11に示した情報認識装置202の内部構成の一例を示す図である。図11に示した情報認識装置202は図12に示すように、撮像部212と、計測部222と、位置情報取得部232と、比較部242と、送信部252と、標識判定部272と、通信部292とを有している。なお、図12には、図11に示した情報認識装置202が具備する構成要素のうち、本実施の形態に関わる主要な構成要素の一例を示す。
撮像部212は、撮像して画像を取得する。撮像部212は、例えば、一般的なカメラであっても良い。撮像部212は、車両302の進行方向の周辺を撮像するものが好ましい。
計測部222は、車両302の動きを計測する。例えば、計測部222は、車両302の速度を計測する。このとき、計測部222は、車両302に具備された速度計(スピードメータ)が示す速度を計測するものであっても良い。また、例えば、計測部222は、車両302の減速を計測する。このとき、計測部222は、車両302に具備されたブレーキが作動したかどうかを計測するものであっても良い。また、例えば、計測部222は、車両302の進行方向の変化を計測する。このとき、計測部222は、車両302に具備されたステアリング(ハンドル)の回転角度を計測するものであっても良い。また、例えば、計測部222は、警笛の発鳴を計測する。このとき、計測部222は、音センサを用いて、音センサの検知結果に基づいて、警笛の発鳴を計測するものであっても良い。このように、計測部222は、車両302の運転手の操作に基づいて車両がどのように動いたかを計測する。
位置情報取得部232は、車両302の位置を示す位置情報(例えば、緯度および経度を示す情報)を取得する。例えば、位置情報取得部232は、GPS機能を用いて車両302の位置を示す位置情報を取得するものであっても良い。
通信部292は、無線通信を行う機能を有する。例えば、通信部292は、無線LAN(Local Area Network)(例えば、Wi−Fi(登録商標)等)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信機能を用いて、車両302の周辺に存在する、撮像機能を具備した車両から、その車両が撮像した画像を取得する。
標識判定部272は、撮像部211が撮像した画像から道路標識を抽出する。また、通信部292が取得した撮像した画像から道路標識を抽出する。これらの画像の抽出方法は、一般的な標識認識アルゴリズム等の画像抽出(認識)機能を用いて行うものであっても良い。また、標識判定部272は、それぞれ抽出した道路標識の色、形状、表示等を互いに比較し、その道路標識を判定する。
比較部242は、計測部222が計測した動きに応じた計測情報と、標識判定部272が判定した道路標識を示す標識情報とを比較する。
送信部252は、比較部241における比較の結果、計測部222が計測した計測情報と標識判定部272が判定した道路標識を示す標識情報との対応関係が、図8に示すような条件を満たす場合、その標識情報と位置情報取得部232が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する。
以下に、図11に示した情報認識システムにおける情報認識方法について説明する。
図13は、図11に示した情報認識システムにおける情報認識方法の一例を説明するためのフローチャートである。
まず、撮像部212が撮像を開始する(ステップS31)。また、計測部222が、車両302の動きの計測を開始する(ステップS32)。また、位置情報取得部232が、車両302の位置を示す位置情報の取得を開始する(ステップS33)。また、通信部292が、車両302の近辺に存在する車両から画像を取得する(ステップS34)。
標識判定部272は、撮像部212が撮像した画像から道路標識を抽出する。また、標識判定部272は、通信部292が取得した画像から道路標識を抽出する。標識判定部272は、それぞれ抽出した道路標識の色、形状、表示等を互いに比較し、その道路標識を判定する(ステップS35)。
比較部242は、計測部221が計測した動きに応じた計測情報と標識判定部272が判定した道路標識を示す標識情報とを比較する(ステップS36)。
比較部242における比較の結果、計測情報と標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、送信部252は、標識判定部272が判定した道路標識を示す標識情報と位置情報取得部232が取得した位置情報とをサーバ100へ送信する(ステップS37)。すると、サーバ100は、送信部252から送信されてきた標識情報と位置情報とに基づいて、地図情報を更新する(ステップS38)。具体的には、サーバ100は、自身が格納している地図情報において、送信部252から送信されてきた位置情報が示す緯度や経度で示される位置に、送信部252から送信されてきた標識情報が示す道路標識を追加・更新する。このとき、すでにその道路標識がその位置に示されている場合、サーバ100は地図情報を更新しないものであっても良いし、上書きするものであっても良い。ここで、比較部242が計測情報と標識情報とを比較する処理の詳細は上述した通りである。
このように、標識判定部272が、撮像部212が撮像した画像に含まれる道路標識および通信部292が周囲の車両から取得した画像に含まれる道路標識を抽出する。標識判定部272が、それぞれ抽出した道路標識を互いに比較することで、道路標識を判定する。比較部242が、標識判定部272が判定した道路標識と、計測された車両の動きとを比較し、その対応関係が所定の条件を満たすものである場合、送信部252はその道路標識を示す標識情報を位置情報とともにサーバ100へ送信する。そのため、通信ネットワークに無駄な負荷をかけることなく、正確な地図情報を得ることができる。
上述した第1〜3の実施の形態は、それぞれ独立で構成されるものであっても良いし、いくつかの形態を組み合わせ、またはすべての形態を組み合わせて構成されるものであっても良い。
上述した情報認識装置201,202それぞれに設けられた各構成要素が行う処理は、目的に応じてそれぞれ作製された論理回路で行うようにしても良い。また、処理内容を手順として記述したコンピュータプログラム(以下、プログラムと称する)を情報認識装置201,202それぞれにて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを情報認識装置201,202それぞれに読み込ませ、実行するものであっても良い。情報認識装置201,202それぞれにて読取可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、Blu−ray(登録商標) Discなどの移設可能な記録媒体の他、情報認識装置201,202それぞれに内蔵されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリやHDD(Hard Disc Drive)等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、情報認識装置201,202それぞれに設けられたCPU(Central Processing Unit)にて読み込まれ、CPUの制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。ここで、CPUは、プログラムが記録された記録媒体から読み込まれたプログラムを実行するコンピュータとして動作するものである。これは、図1に示した撮像部210、計測部220、位置情報取得部230、比較部240および送信部250における処理についても同様である。
上記の実施の形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)地図情報を格納するサーバと、
撮像部と、
車両の動きを計測する計測部と、
前記車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する送信部とを有し、
前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、該標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信し、
前記サーバは、前記送信部から送信されてきた前記標識情報と前記位置情報とに基づいて、前記地図情報を更新する情報認識システム。
(付記2)前記標識情報を記憶するデータベースと、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識に対応する標識情報を前記データベースから検索し、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識と前記検索した標識情報が示す道路標識との一致度を前記認識の度合いを示す値として算出する認識度算出部とを有する、付記1に記載の情報認識システム。
(付記3)前記計測部は、前記車両の速度、減速、進行方向の変化および警笛の発鳴の少なくとも1つを計測する、付記1または付記2に記載の情報認識システム。
(付記4)前記計測部は、前記車両の速度を計測する場合、前記車両に具備された速度計が示す速度を計測する、付記3に記載の情報認識システム。
(付記5)前記計測部は、前記減速を計測する場合、前記車両に具備されたブレーキが作動したかどうかを計測する、付記3に記載の情報認識システム。
(付記6)前記計測部は、前記進行方向の変化を計測する場合、前記車両に具備されたステアリングの回転角度を計測する、付記3に記載の情報認識システム。
(付記7)前記車両の移動する方向を検知するセンサを有し、
前記計測部は、前記センサが検知した結果に基づいて前記進行方向の変化を計測する、付記3に記載の情報認識システム。
(付記8)前記比較部は、前記計測情報に代えて、前記撮像部が撮像した画像に含まれる所定の物体と前記撮像部が撮像した画像に含まれる前記道路標識とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果が、前記所定の物体と前記道路標識との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する、付記1から7のいずれか1項に記載の情報認識システム。
(付記9)撮像部と、
車両の動きを計測する計測部と、
前記車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する送信部とを有し、
前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する情報認識装置。
(付記10)前記標識情報を記憶するデータベースと、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識に対応する標識情報を前記データベースから検索し、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識と前記検索した標識情報が示す道路標識との一致度を前記認識の度合いを示す値として算出する認識度算出部とを有する、付記9に記載の情報認識装置。
(付記11)前記計測部は、前記車両の速度、減速、進行方向の変化および警笛の発鳴の少なくとも1つを計測する、付記9または付記10に記載の情報認識装置。
(付記12)前記計測部は、前記車両の速度を計測する場合、前記車両に具備された速度計が示す速度を計測する、付記11に記載の情報認識装置。
(付記13)前記計測部は、前記減速を計測する場合、前記車両に具備されたブレーキが作動したかどうかを計測する、付記11に記載の情報認識装置。
(付記14)前記計測部は、前記進行方向の変化を計測する場合、前記車両に具備されたステアリングの回転角度を計測する、付記11に記載の情報認識装置。
(付記15)前記車両の移動する方向を検知するセンサを有し、
前記計測部は、前記センサが検知した結果に基づいて前記進行方向の変化を計測する、付記11に記載の情報認識装置。
(付記16)前記比較部は、前記計測情報に代えて、前記撮像部が撮像した画像に含まれる所定の物体と前記撮像部が撮像した画像に含まれる前記道路標識とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果が、前記所定の物体と前記道路標識との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する、付記9から15のいずれか1項に記載の情報認識装置。
(付記17)車両であって、
撮像部と、
当該車両の動きを計測する計測部と、
当該車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する送信部とを有し、
前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する車両。
(付記18)前記標識情報を記憶するデータベースと、
前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識に対応する標識情報を前記データベースから検索し、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識と前記検索した標識情報が示す道路標識との一致度を前記認識の度合いを示す値として算出する認識度算出部とを有する、付記17に記載の車両。
(付記19)前記計測部は、前記車両の速度、減速、進行方向の変化および警笛の発鳴の少なくとも1つを計測する、付記17または付記18に記載の車両。
(付記20)前記計測部は、前記車両の速度を計測する場合、前記車両に具備された速度計が示す速度を計測する、付記19に記載の車両。
(付記21)前記計測部は、前記減速を計測する場合、前記車両に具備されたブレーキが作動したかどうかを計測する、付記19に記載の車両。
(付記22)前記計測部は、前記進行方向の変化を計測する場合、前記車両に具備されたステアリングの回転角度を計測する、付記19に記載の車両。
(付記23)前記車両の移動する方向を検知するセンサを有し、
前記計測部は、前記センサが検知した結果に基づいて前記進行方向の変化を計測する、付記19に記載の車両。
(付記24)前記比較部は、前記計測情報に代えて、前記撮像部が撮像した画像に含まれる所定の物体と前記撮像部が撮像した画像に含まれる前記道路標識とを比較し、
前記送信部は、前記比較部における比較の結果が、前記所定の物体と前記道路標識との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する、付記17から23のいずれか1項に記載の車両。
(付記25)撮像する処理と、
車両の動きを計測する処理と、
前記車両の位置を示す位置情報を取得する処理と、
前記撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する処理と、
前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する処理と、
前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較する処理と、
前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較する処理と、
前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する処理と行う情報認識方法。
(付記26)前記撮像した画像に含まれる道路標識に対応する標識情報を、前記標識情報を記憶するデータベースから検索する処理と、
前記撮像した画像に含まれる道路標識と前記検索した標識情報が示す道路標識との一致度を前記認識の度合いを示す値として算出する処理とを行う、付記25に記載の情報認識方法。
(付記27)前記車両の速度、減速、進行方向の変化および警笛の発鳴の少なくとも1つを計測する処理を行う、付記25または付記26に記載の情報認識方法。
(付記28)前記車両の速度を計測する場合、前記車両に具備された速度計が示す速度を計測する処理を行う、付記27に記載の情報認識方法。
(付記29)前記減速を計測する場合、前記車両に具備されたブレーキが作動したかどうかを計測する処理を行う、付記27に記載の情報認識方法。
(付記30)前記進行方向の変化を計測する場合、前記車両に具備されたステアリングの回転角度を計測する処理を行う、付記27に記載の情報認識方法。
(付記31)前記車両の移動する方向を検知する処理と、
前記検知した結果に基づいて前記進行方向の変化を計測する処理とを行う、付記27に記載の情報認識方法。
(付記32)前記計測情報に代えて、前記撮像した画像に含まれる所定の物体と前記撮像部が撮像した画像に含まれる前記道路標識とを比較する処理と、
前記比較の結果が、前記所定の物体と前記道路標識との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する処理とを行う、付記25から31のいずれか1項に記載の情報認識方法。
(付記33)コンピュータに、
撮像する手順と、
車両の動きを計測する手順と、
前記車両の位置を示す位置情報を取得する手順と、
前記撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する手順と、
前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する手順と、
前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較する手順と、
前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較する手順と、
前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する手順とを実行させるためのプログラム。
(付記34)前記撮像した画像に含まれる道路標識に対応する標識情報を、前記標識情報を記憶するデータベースから検索する手順と、
前記撮像した画像に含まれる道路標識と前記検索した標識情報が示す道路標識との一致度を前記認識の度合いを示す値として算出する手順とをコンピュータに実行させるための、付記33に記載のプログラム。
(付記35)前記車両の速度、減速、進行方向の変化および警笛の発鳴の少なくとも1つを計測する手順をコンピュータに実行させるための、付記33または付記34に記載のプログラム。
(付記36)前記車両の速度を計測する場合、前記車両に具備された速度計が示す速度を計測する手順をコンピュータに実行させるための、付記35に記載のプログラム。
(付記37)前記減速を計測する場合、前記車両に具備されたブレーキが作動したかどうかを計測する手順をコンピュータに実行させるための、付記35に記載のプログラム。
(付記38)前記進行方向の変化を計測する場合、前記車両に具備されたステアリングの回転角度を計測する手順をコンピュータに実行させるための、付記35に記載の情報認識方法。
(付記39)前記車両の移動する方向を検知する手順と、
前記検知した結果に基づいて前記進行方向の変化を計測する手順とをコンピュータに実行させるための、付記35に記載のプログラム。
(付記40)前記計測情報に代えて、前記撮像した画像に含まれる所定の物体と前記撮像部が撮像した画像に含まれる前記道路標識とを比較する手順と、
前記比較の結果が、前記所定の物体と前記道路標識との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する手順とをコンピュータに実行させるための、付記33から39のいずれか1項に記載のプログラム。
100 サーバ
201,202 情報認識装置
210,211,212 撮像部
220,221,222 計測部
230,231,232 位置情報取得部
240,241,242 比較部
250,251,252 送信部
261 データベース
271 認識度算出部
272 標識判定部
281 センサ
292 通信部
301,302 車両
400 道路標識
500 障害物

Claims (13)

  1. 地図情報を格納するサーバと、
    撮像部と、
    車両の動きを計測する計測部と、
    前記車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
    前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する送信部とを有し、
    前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
    前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、該標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、前記送信部から送信されてきた前記標識情報と前記位置情報とに基づいて、前記地図情報を更新する情報認識システム。
  2. 請求項1に記載の情報認識システムにおいて、
    前記標識情報を記憶するデータベースと、
    前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識に対応する標識情報を前記データベースから検索し、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識と前記検索した標識情報が示す道路標識との一致度を前記認識の度合いを示す値として算出する認識度算出部とを有する情報認識システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の情報認識システムにおいて、
    前記計測部は、前記車両の速度、減速、進行方向の変化および警笛の発鳴の少なくとも1つを計測する情報認識システム。
  4. 請求項3に記載の情報認識システムにおいて、
    前記計測部は、前記車両の速度を計測する場合、前記車両に具備された速度計が示す速度を計測する情報認識システム。
  5. 請求項3に記載の情報認識システムにおいて、
    前記計測部は、前記減速を計測する場合、前記車両に具備されたブレーキが作動したかどうかを計測する情報認識システム。
  6. 請求項3に記載の情報認識システムにおいて、
    前記計測部は、前記進行方向の変化を計測する場合、前記車両に具備されたステアリングの回転角度を計測する情報認識システム。
  7. 請求項3に記載の情報認識システムにおいて、
    前記車両の移動する方向を検知するセンサを有し、
    前記計測部は、前記センサが検知した結果に基づいて前記進行方向の変化を計測する情報認識システム。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の情報認識システムにおいて、
    前記比較部は、前記計測情報に代えて、前記撮像部が撮像した画像に含まれる所定の物体と前記撮像部が撮像した画像に含まれる前記道路標識とを比較し、
    前記送信部は、前記比較部における比較の結果が、前記所定の物体と前記道路標識との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する情報認識システム。
  9. 撮像部と、
    車両の動きを計測する計測部と、
    前記車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
    前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する送信部とを有し、
    前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
    前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する情報認識装置。
  10. 請求項9に記載の情報認識装置において、
    前記標識情報を記憶するデータベースと、
    前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識に対応する標識情報を前記データベースから検索し、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識と前記検索した標識情報が示す道路標識との一致度を前記認識の度合いを示す値として算出する認識度算出部とを有する情報認識装置。
  11. 車両であって、
    撮像部と、
    当該車両の動きを計測する計測部と、
    当該車両の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する比較部と、
    前記比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像部が撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する送信部とを有し、
    前記比較部は、当該比較部における比較の結果、前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較し、前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測部が計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較し、
    前記送信部は、前記比較部における比較の結果、前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する車両。
  12. 撮像する処理と、
    車両の動きを計測する処理と、
    前記車両の位置を示す位置情報を取得する処理と、
    前記撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する処理と、
    前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する処理と、
    前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較する処理と、
    前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較する処理と、
    前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する処理と行う情報認識方法。
  13. コンピュータに、
    撮像する手順と、
    車両の動きを計測する手順と、
    前記車両の位置を示す位置情報を取得する手順と、
    前記撮像した画像に含まれる道路標識の認識の度合いを示す値と第1の閾値とを比較する手順と、
    前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値以上である場合、前記撮像した画像に含まれる道路標識を示す標識情報と前記位置情報とを、地図情報を格納するサーバへ送信する手順と、
    前記認識の度合いを示す値が前記第1の閾値よりも小さな値である場合、前記認識の度合いを示す値と前記第1の閾値よりも小さな値である第2の閾値とを比較する手順と、
    前記認識の度合いを示す値が前記第2の閾値以上である場合、前記計測した動きに応じた計測情報と前記標識情報とを比較する手順と、
    前記計測情報と前記標識情報との対応関係が所定の条件を満たす場合、前記標識情報と前記位置情報とを前記サーバへ送信する手順とを実行させるためのプログラム。
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