JP2017161663A - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】各レンズ群が光軸から外れて沈胴する鏡筒機構を有するレンズ鏡筒装置において、非撮影時から撮影時への移動時に光軸がずれた状態で初期動作を終了した場合、撮像素子への入射光が斜めに入るため、撮像素子の光電変換効率が悪化して輝度むらとして画に現れる。各レンズ群の動力をメカ要素で構成した場合、各レンズ群の現在位置を把握する術がなく光軸ずれが検知できないが、位置検出のためのセンサを別途配置すればコストが掛かる。
【解決手段】取得した画像に対して、光軸ずれに因る輝度むらが想定される特定箇所と光軸ずれが起きても画への影響が軽微な中央箇所の輝度値の偏差値を複数回取得して、取得結果の変化の有無により光軸ずれであると判断して、光軸ずれ判定の場合は復帰動作を行う。
【選択図】図1
【解決手段】取得した画像に対して、光軸ずれに因る輝度むらが想定される特定箇所と光軸ずれが起きても画への影響が軽微な中央箇所の輝度値の偏差値を複数回取得して、取得結果の変化の有無により光軸ずれであると判断して、光軸ずれ判定の場合は復帰動作を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、撮影時の光軸とは異なる位置にレンズが退避可能なレンズ鏡筒に関する。
デジタルカメラの鏡筒構成においてユーザーより求められる機能の実現から、複数のズームレンズ群と、絞りやシャッターを具備した手振れ補正用のレンズ群、フォーカスレンズ群などを備えた沈胴式レンズ鏡筒が一般的である。複数のレンズ群で構成する鏡筒では、レンズ群が増えるほど、鏡筒の沈胴時の長さが長くなる傾向にある。
一方で、携帯の利便性などから、デジタルカメラの薄型への要望は年を追うごとに強くなっている。
そこで、上記相反する要望より、幾つかのメカ構成が提案されている。一例として、鏡筒沈胴時に、一部のレンズ群を光軸に沿って沈胴させるのでは無く、光軸から垂直にスライドする機構をもたせることで、沈胴長を短くさせる機構が提案されている。このような構成では、当然、非撮影時である沈胴時から撮影時である繰出位置に移動させる際に、光軸から外したレンズ群を光軸に合わせる工程が発生する。
しかし、上記機構において沈胴時から繰出位置に移動させる際に、何らかの想定外の原因により、スライド機構を持たせたレンズ群が本来の規定位置に移動し切れずに光軸がずれた状態で初期動作が終了することが懸念される。
こうした問題に対して、例えば位置検出のためのセンサを設けることや、また動力源にモータなど電気的なものを用いた場合、現在位置を把握または推定することが可能であり、問題に対しても対応が可能である。
また、ズームレンズ群を収納位置から繰出位置に移動させる際に、何らかの原因により、フォーカスレンズ群が初期位置より前方に位置することへの対応について下記特許文献1が提案されている。
しかし、各レンズ群それぞれにモータなどの電気的要素を動力に使用することや位置検出のためのセンサを別途配置することは、昨今の厳しいコストダウン要求や鏡筒小型化の流れから困難である。
だが、光軸から外すレンズ群の動力をメカ要素で構成した場合、現在位置を把握する術がなく、光軸がずれた状態で初期動作を終了した場合、製品の性能を著しく低下させる。
そこで、本発明の目的は、光軸から外すレンズ群の動力をメカ要素で構成した場合でも、追加部材なく、非撮影時である沈胴時から撮影時である繰出位置に移動させた直後に初期位置が適切に光軸上に有るか検出することが可能なレンズ鏡筒制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るレンズ鏡筒制御装置は、
撮影時に光軸方向に平行に配置された複数のレンズ群において、前記複数のレンズ群のうち、非撮影時に光軸から外して格納することが可能な第一のレンズ群を持つ。前記第一のレンズ群において非撮影時に光軸から外して格納させる駆動手段と、前記複数のレンズ群を通して入射した光より撮像を行う撮像素子を持つ。前記第一のレンズ群が非撮影時から撮影時に移行した際に、前記撮像素子から得た画像より、光軸から外れているか判定する判定手段と、前記判定手段より、前記第一のレンズ群が光軸から外れていると判断された場合、前記第一のレンズ群を光軸復帰させる復帰手段を有することを特徴とする。
撮影時に光軸方向に平行に配置された複数のレンズ群において、前記複数のレンズ群のうち、非撮影時に光軸から外して格納することが可能な第一のレンズ群を持つ。前記第一のレンズ群において非撮影時に光軸から外して格納させる駆動手段と、前記複数のレンズ群を通して入射した光より撮像を行う撮像素子を持つ。前記第一のレンズ群が非撮影時から撮影時に移行した際に、前記撮像素子から得た画像より、光軸から外れているか判定する判定手段と、前記判定手段より、前記第一のレンズ群が光軸から外れていると判断された場合、前記第一のレンズ群を光軸復帰させる復帰手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、レンズ群が光軸から外れて沈胴する鏡筒機構を有するレンズ鏡筒装置において、レンズ群の現在値を取得する手段が無く、非撮影時から撮影時への移動時に光軸がずれた状態で初期動作を終了した場合でも、追加部材なく光軸上にレンズ群が有るか判断することができ、復帰動作を行える。
本実施例のレンズ鏡筒構成およびシステムの概要について説明する。なお以下に示す実施形態は本発明の一例であり、構成などを限定するものではない。本発明を適用可能な構成であれば、下記構成である必要は無い。
図2は本実施形態にかかるレンズ鏡筒装置200の構成を示す断面図である。
本実施形態に示すレンズ鏡筒装置の光学系は6群構成となっている。本実施形態のレンズ鏡筒はプリズムやミラー等の屈曲系光学部材を有するレンズ鏡筒であり、図2(a)はレンズ鏡筒がイニシャライズ後の撮影可能状態(以後wide位置とする)を示している。また、図2(b)はレンズ鏡筒が非撮影状態(以後sink位置とする)を示している。また、図示していないwide位置からtele側位置までのレンズ鏡筒位置に関しては、ユーザーの所望する倍率および合焦動作に応じて適宜各レンズ群のレンズ位置を調節することで実現する。
図2において、201はレンズ筒、202はカム筒、203は固定筒、204は直進筒、210は1群レンズ、220は2群レンズ、230はプリズム、240は4群レンズ、250は5群レンズ、260は6群レンズ、280は撮像素子である。また、211は1群ホルダ、221は2群ホルダ、222は2群ベース、231はプリズムホルダ、232はプリズムベースである。図2を用いて、レンズ鏡筒装置200がwide位置からsink位置へ移行する際の動作および各部の構成役割について簡単に説明する。
1群レンズ210は、第1の光軸である光軸Aに沿って移動する第1の光学部材(例えば、光学素子)である。2群レンズ220は、レンズ鏡筒装置200がwide位置の場合は図2(a)で示す通り、1群レンズ210と同様に光軸Aを中心とした位置に配される。2群レンズ220は2群ホルダ221で保持され、回転支持する2群ベース222で、カム筒202に吊られている。また、レンズ鏡筒装置200がsink位置の場合は図2(b)で示す通り、沈胴動作と共に2群ベース222が2群レンズ220をスライドさせて、プリズム230と隣り合う形で収納させる。
プリズム230はレンズ鏡筒装置200がwide位置の場合は図2(a)で示す通り、1群レンズ210及び2群レンズ220から入射した光束を光軸Aに対して略90°の角度で交差する光軸Bの方向に屈曲されて、撮像素子280に導く。また、レンズ鏡筒装置200がsink位置の場合は図2(b)で示す通り、プリズム230は反射面が光軸Bと並行となるように、プリズム230を保持するプリズムホルダ231を回転支持するプリズムベース232により撮像素子280方向へスライドさせながら倒す。2群レンズ220およびプリズム230のwide位置からsink位置への動作については後で詳細に述べる。
プリズム230と撮像素子280との間には、4群レンズ240および5群レンズ250、6群レンズ260が光軸Bに沿って配置されている。4群レンズ240および5群レンズ250、6群レンズ260が光軸Bに沿って進退移動することで変倍動作及び合焦動作が行われる。また、図示していないシャッターおよび絞りに関しては4群レンズ240と一体と成って動作する。
各レンズ群の動力について簡単に説明する。1群レンズ210は図示していないDCモータを駆動源とする。2群レンズ220およびプリズム230については後ほど詳細に記載する。4群レンズ240および6群レンズ260は図示していないステッピングモータを駆動源とする。5群レンズ250は鏡筒動作に関わらず固定とする。DCモータの駆動力は図示していない遊星ギア列を備える伝達機構を介してカム筒202に伝達される。1群レンズ210は上記駆動力を伝達されたカム筒202の回転に伴って光軸Aに沿って移動する。
また同様にステッピングモータの駆動力は、図示していない遊星ギア列および各群メカ機構を備える伝達機構を介して4群レンズ240および6群レンズ260に伝えられ光軸Bに沿って移動する。
次に、図4および図5、図6を用いて、2群レンズ220のwide位置からsink位置へ移行する際の動作ついて詳細に説明する。
図4は2群レンズ220の全体構成図となる。図5は図4の可動部となる部位構成を示す図である。図6は2群レンズ220がwide位置からsink位置に移行する際の動作を示す図である。
2群ホルダ221は、2群ホルダ221に形成された位置決め部221aにガイドバー224が圧入されており、ガイドバー224と一体で回転する。また、ガイドバー224は2群ベース222の位置決め部222c、222dに嵌合しており、2群ベース222に回転可能に支持されている。また、2群ホルダ221には不図示のフック係止部があり、ここに捩り力を作用させるバネ223の一端が掛けられる。バネ223は2群ホルダ221の位置決め部221aの外周に配置されており、バネ223の他端は2群ベース222の係止部222fに掛けられている。
そして、2群ホルダ221は、ガイドバー224を中心に光軸A方向の被写体側から見て時計方向に付勢され、2群ベース222に対し2群ホルダ221に形成された回転止め部221bが2群ベース222に形成された回転止め部222eに当接された状態になっている。このとき、2群レンズ220の中心は光軸Aと一致するwide位置となる。また、2群ホルダ221はバネ223の圧縮力の作用も受け、2群ベース222に対し2群ホルダ221の位置決め部221aが2群ベース222の位置決め部222cに当接された状態になっている。すなわち、2群ホルダ221はガイドバー224の延在方向(光軸A方向)にも位置決めされる。
2群ホルダ221の突出部221dに形成されたカム部221eが固定ベース203aの突出部203eに形成されたカム部203fに当接する。カム部221eがカム部203fに当接されると、各カム部の形状に従い光軸A方向に垂直な分力が生じる。バネ223の捩り力に抵抗して2群ホルダ221はガイドバー224を中心に反時計方向に回転駆動により2群レンズは光軸A方向に対して垂直にスライドすることにより沈胴時に退避動作を行う。
続いて、図7および図8、図9を用いて、プリズム230の wide位置からsink位置へ移行する際の動作ついて詳細に説明する。
図7はプリズム230の全体構成図となる。図8は図7の可動部となる部位構成を示す図である。図9はプリズム230がwide位置からsink位置に移行する際の動作を示す図である。
プリズムホルダ231は、プリズムホルダ231に形成された位置決め部231aにガイドバー234が圧入されており、ガイドバー234と一体で回転する。また、ガイドバー234はプリズムベース232の位置決め部232c、232dに嵌合しており、プリズムベース232に回転可能に支持されている。
また、プリズムホルダ231にはフック係止部231cがあり、ここに捩り力を作用させるバネ233の一端が掛けられる。バネ233はガイドバー234の外周に配置されており、バネ233の他端はプリズムベース232の不図示の係止部に掛けられている。そして、プリズムホルダ231は、ガイドバー234を中心に反時計方向に付勢され、プリズムベース232に対しプリズムホルダ231に形成された回転止め部231bがプリズムベース232に形成された回転止め部232eに当接された状態になっている。このとき、プリズム230の反射面は光軸A及び光軸Bと略45度を成す位置(wide位置)となる。
図9(a)及び(b)において、カム筒202、直進筒204が沈胴してくると、先ずプリズムホルダ231に形成された突起部231eが直進筒204に形成されたカム部202eに当接して、プリズムホルダ231はガイドバー234を中心に回転駆動される。このとき、プリズムホルダ231を支持するプリズムベース232は固定ベース203aから掛けられている不図示のバネにより光軸B方向(被写体側)に付勢されている。そのため、プリズムホルダ231の突起部231eは、直進筒204のカム部204eに隣接する当接部204fにも当接する。
突起部231eが当接部204fに当接しながら回転駆動されると、プリズムホルダ231の位置決め部231aから突起部231eまでの距離と、プリズムホルダ231の回転角度との関係により、3群ユニットはバネ236の引っ張り力に抵抗して光軸B方向(結像面側)にも並進移動する。図9(c)において、2群ホルダ221が回転しきると、次にプリズムベース232に形成されたテーパー部232jが直進筒204に形成されたテーパー部204gに当接する。
テーパー部232jがテーパー部204gに当接されると、光軸A方向に垂直な分力が生じ、プリズムベース232はバネ236の引っ張り力に抵抗して光軸B方向(結像面側)に並進移動される。この後は、図9(d)より、プリズムホルダ231の突起部231eは直進筒204の当接部202fから離れてカム部202eにのみ当接する。そのため、プリズムホルダ231はカム部202eにより回転駆動のみされる。
続いて、図3を用いてレンズ鏡筒装置200のシステムについて説明する。
図3は本案件におけるシステムブロック図である。
図3において、301はシステム制御部、302は駆動制御部、303は駆動部、304は鏡筒部、305は表示制御部、306は撮像部、307は表示部、308は電源部、309は操作部、310は録音部、311は記憶部である。
図3を用いて、レンズ鏡筒装置200のシステム構成について簡単に説明する。
システム制御部301はCPU(中央演算処理装置)等を用いて、実装されているプログラムに基づいてシステム全体を制御する。駆動制御部302は主にドライバーICなどで構成されており、システム制御部301からの制御信号および図示していない光学検出や磁気検出、傾斜検知などの各センサから得られた情報により、各レンズ群の駆動を制御する。駆動部303は各種モータで構成されており、本案件では前述した通り、ズームレンズ駆動はDCモータ、フォーカスレンズ駆動はステッピングモータで構成している。
鏡筒部304に関しては図2で説明したため省略する。撮像部306は図示していない撮像素子208で構成されており、撮像素子208はレンズ群により集光した光束を受光して、これを電気信号に変換する。変換された信号は撮像信号処理部305にて、信号処理系回路で映像信号に変換して、所定の加工処理を施し、映像表示が可能な信号を出力する。表示部307は液晶モニタなどの表示部材により構成されており、撮像信号処理部305から送られた映像信号に基づいて画像を表示する。電源部308はシステムの各構成部に対して、必要に応じて電力を供給する。
操作部309はシステムを操作するための操作手段であり、装置本体の各種操作スイッチや表示部材に組み込まれているタッチパネルなど、必要に応じた構成により成り立っている。これら操作手段により、ユーザーは任意のカメラ動作を行う。録音部301は周辺の音を集めるためのマイクおよび集めた音をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器で構成されている。デジタル信号に変換された音は特定の周波数成分を除去され、適切な信号処理を行われた後、システム制御部301を経由して記憶部311に記録される。
記憶部311は、映像情報、時間情報、設定情報等の様々なデータの記憶手段や一時記憶手段として使用される。記憶部311にはさらにシステム制御部301により実行される各種プログラムを記憶するためのメモリ装置も含まれる。
[実施例1]
本実施例1について、図1および図10、図11を用いて詳細に説明する。
本実施例1について、図1および図10、図11を用いて詳細に説明する。
図1は本実施例1における光軸ずれ判定方法のフローチャートである。図10は本実施例におけるレンズ鏡筒装置200によるwide位置からsink位置に移行する際の動作を示す図である。図11は本実施例における光軸ずれによる輝度むらの検知方法を説明する図である。なお、以下の説明およびフローは、前記図2および図3で示した鏡筒構成およびシステム構成により実行される。
まず、本案件における光軸ずれおよび光軸ずれによる影響について図10を用いて説明する。
図10は本案件の構成による、sink位置からwide位置へ移動する際の光軸A方向における各レンズ群および構成要素の動作を示す。
図10(a)はレンズ鏡筒装置200がsink位置(非撮影時)の時の1群レンズ210及び2群レンズ220、プリズム230の位置を示している。また図10(e)はレンズ鏡筒装置200がwide位置(撮影時)の時の1群レンズ210及び2群レンズ220、プリズム230の位置を示している。図10(b)から図10(d)はレンズ鏡筒装置200がsink位置からwide位置へ移行する過程を追った図である。
本案件のレンズ鏡筒装置200は前述の構成説明の通り、屈曲鏡筒の構成を取っており、また2群レンズ220およびプリズム230はsink位置の時、光軸Aから外れる形で沈胴している。そのため、レンズ鏡筒装置200がsink位置からwide位置へ移行する過程において、図10(b)から図10(d)で示す通り、レンズ群を光軸Aに合わせる工程が発生する。
本案件のように、sink位置からwide位置へ移行する過程で光軸から外れるレンズ群の動力をメカ要素で構成した場合、別途位置検出のためのセンサなどを設けるなどして現在位置を把握するなど検出構成を追加しないと、各レンズ群の位置を把握する術が無い。しかし、本案件の構成のように、2群レンズ220やプリズム230の位置検出のために光学検出センサなどを設けるのは構成上、センサ設置場所が厳しいことやコストなどの制約で困難である。
こうした鏡筒構成の条件下において、本案件の光軸ずれは、sink位置にて光軸Aから外れて収納しているレンズ群が、wide位置に繰り出しながら光軸Aに合わせる際に、何らかの原因により光軸Aに合わせられなかった際に起きることを想定している。
レンズ群が光軸Aに合わせられないとは、例えば、2群レンズ220がスライドしながら光軸Aに合わせようとwide位置へ繰り出しながら移動を開始した際に、異物などのためスライドが途中で止まった場合である。通常ならば、レンズ鏡筒装置200がsink位置からwide位置へ移行する際に、2群レンズ220は図10(a)〜図10(e)で示すようにwide位置に繰り出す過程で2群レンズ220がスライドしながら光軸Aに合わせる。
しかし、2群レンズ220が図10(c)の位置にてスライドが止まった場合、レンズ鏡筒装置200がwide位置に達した時点で2群レンズ220だけが光軸A上に載らない状態となる。上記状態でカメラの初期動作が終了した場合、位置検出センサが無いメカ駆動では正常に初期動作が終了したとみなし、撮像素子280を通して、光軸がずれ状態の画が表示部307に現れる。
こうした問題に対して、本案件では、撮影時に光束を撮像素子280に入れた時点で、撮像素子280に入った画から輝度値を撮像信号処理部305により検出して、撮像面の特定の位置に輝度むらが起きていないか確認することで光軸ずれの有無を検出する。
図11を用いて光軸ずれによる輝度むらの検知方法を説明する。
図11は撮像素子280に入った画1100に対して、面を任意のブロック数に分割している(図11ではMxNブロックにて分割)図である。
光軸がずれた状態により撮像素子280に現れる輝度むらの画への表れ方は、レンズ群が光軸からどのようにずれているかに因る。輝度むらは、本来、正常に各レンズ群が撮影時に所定位置に配され、正しく光軸に対して平行に並んだ状態で直線的に撮像素子280に入る入射光に対して、光軸がずれた状態では入射光が斜めに撮像素子280へ入るために起こる。入射光が斜めに撮像素子280へ入射した場合、直線的に入ってくる入射光に対して撮像素子への光電変換効率が低下することで輝度むらとして画に現れる。そのためレンズ群が光軸に対してどのようにずれているかにより、撮像素子280により取得した画1100のどこに輝度むらが現れるかが変わってくる。
レンズ群の位置が検出できない場合、輝度むらができたとしても、光軸ずれに因る影響か判断するのは困難である。
しかし、一般に本案件のようなスライド式などにより光軸を外して沈胴させるレンズ群の移動領域はメカ機構等で規定される。
そのため、事前に光軸を外れるレンズ群を動作させて、撮像素子への入射光の入り方をシミュレーションすることで、撮像素子280により取得した画1100のどこに輝度むらが現れるかを予測できる。
こうした特徴により、本実施例では図11より、撮像素子280に入った画1100に対して、光軸ずれに因る輝度むらが想定される特定箇所のブロック1101と光軸ずれが起きても画への影響が軽微な中央ブロック1102の輝度値を参照することで光軸ずれ判定を行う。
特定ブロック1101と中央ブロック1102は、撮像素子280に入った画1100に面を任意に分割したブロックを複数参照することで構成する。特定ブロック1101と中央ブロック1102の参照領域は撮像素子サイズや参照するブロック領域の大きさ、メカ機構を考慮して適宜定める。
輝度値から光軸ずれ判定を行う方法として、特定ブロック1101と中央ブロック1102の平均輝度値を取得後、取得した各ブロックの平均輝度値の偏差を取り、偏差が一定以上の場合は光軸ずれを考慮する。
上記方法では、輝度値を取得する際の画として、なるべく画全体が均一な輝度値となる(例えば青空など)被写体が望ましい。また、例えば、中央ブロック1102の輝度値が太陽などの点光源に当たった場合、取得した各ブロックの平均輝度値の偏差を取ると光軸ずれ誤検知を起こすことも予想される。
そのため、本案件では撮像素子280から取得した画1100の平均輝度値および中央ブロック1102の平均輝度値を取得した段階で、取得した平均輝度値より画1100が光軸ずれ判定をするのに適しているか判断する。実際には画1100の平均輝度値が夜景撮影など画全体で偏差が取れない状況や前述した中央ブロック1102に点光源が入った場合は、偏差が取れる画が来るまで値を撮り続ける。また、各ブロックの平均輝度値を取得するための画に対して、画全体の輝度値の変化を確認しながら、異なる画に対して複数回前述の光軸ずれ判定を行い、判定結果に変化が無いか確認を取る。方法については後ほどフローチャートを用いて説明する。
本案件では、輝度むらが予想される特定ブロック1101と中央ブロック1102の2つのブロックにて光軸ずれ判定を行うが、更に光軸ずれ判定を正確に行うために、輝度値を参照するためのブロックを増やしても良い。例えば中央ブロック1102以外にもう一つ別ブロックの輝度値を参照して、中央ブロック1102と別ブロックの輝度値の偏差により、中央ブロック1102が点光源などの影響を受けずに適切な輝度値を示しているか確認することを行なっても良い。
光軸ずれによる輝度むらは画角が変わるなどして取得した輝度値が変化しても、光軸ずれが修正されない限り中央ブロック1102の輝度値と輝度むらが起きている特定ブロック1101の輝度値に偏差が残る。以上より、中央ブロック1102と特定ブロック1101の偏差が複数回に渡って偏差がある判定が出た場合、光軸ずれであると判断して、所定の光軸に戻るよう復帰動作を行う。
図1より、光軸ズレ検知および復帰動作のフローについて説明する。輝度むらの検知方法は前述の方法を用いる。なお、下記一連の検知はユーザーが通常のカメラ動作を行なっている最中にバックグラウンドで行うことに些かも問題無く、自動露光調整機能やシーン判別機能などの処理と一緒に行なってもよい。
始めに、レンズ鏡筒装置200はユーザー操作により電源投入を行い、イニシャライズ動作を行う(S101)。
イニシャライズ処理によりレンズ鏡筒装置200がwide位置へ移行後、撮像素子280は画像の画像全体の輝度値を検知する(S102)。
輝度値検知後、システム制御部301は検知した画像全体の輝度値より、輝度むらを検知できる被写体であるか判断する(S103)。上記内容はシーン判別などで代用してもよい。夜景などの極端に画像全体で輝度値が低い場合では、光軸ずれが起きた場合の輝度むらの影響を検知することが難しく、輝度むらを判断するには不適切なシーンであるため、輝度むら検知が可能なシーンの検知を行う。S103において、輝度むら検知ができないとシステム制御部301が判断した場合、S102に戻り検知を続ける。S103において、輝度むら検知が可能なシーンであるとシステム制御部301が判断した場合、レンズ鏡筒装置200は撮像素子280から取り込んだ画像の輝度むらをシステム制御部301にて検知する(S104)。
輝度むら検知後、システム制御部301は検知結果から輝度むら判定を行う(S105)。S105において、輝度むらがあるとシステム制御部301が判断した場合、レンズ鏡筒装置200は、通常撮影モードに移行する(S111)。S105において、輝度むらがあるとシステム制御部301が判断した場合、レンズ鏡筒装置200は、撮像素子280から取り込んでいる画像全体の輝度値を検知する(S106)。画像全体の輝度値を検知することにより、S102にて検知した被写体から変化したことを確認する。もし、検知した輝度むらの原因が光軸ずれの場合、取得した画に対して輝度むらが起きる箇所が近似する。光軸ずれ以外の原因により起きた輝度むらでは、S102にて検知した結果と異なる結果を得られることになる。
システム制御部301はS106にて検出した画像全体の輝度値がS104にて取り込んだ画像全体の輝度値より変動があるか検出する(S107)。シーン検出機能がある場合はシーンの変更があったか判断すればよい。S107において、検出した画像全体の輝度値がS104にて取り込んだ画像全体の輝度値から任意の値の変動がない場合、S106に戻り、画像全体の輝度値を検出し続ける。S107において、検出した画像全体の輝度値がS104にて取り込んだ画像全体の輝度値から任意の値の変動があった場合、レンズ鏡筒装置200は再度、撮像素子280から取り込んだ画像の輝度むらをシステム制御部301にて検知する(S108)。ここで、再度輝度むらの検知を行う理由は前述の通りである。必要であれば、上記輝度むら検知を更に回数を増やして、輝度むらの検知精度を上げてもよい。
S108にて輝度むらを検知後、システム制御部301は再度検知した輝度値の検知結果から輝度むら判定を行う(S109)。S109において、輝度むらがあるとシステム制御部301が判断した場合、レンズ鏡筒装置200は、通常撮影モードに移行する(S111)。S109において、輝度むらがあるとシステム制御部301が判断した場合、レンズ鏡筒装置200は復帰動作に移行する(S110)。
復帰動作について説明する。
レンズ群が光軸から外れる原因は移動時のメカ起因による動作不良がほとんどである。例えば、鏡筒内に埃や砂などの異物混入により鏡筒動作を阻害された場合や過度の衝撃による食付きなどが挙げられる。このような原因でレンズ群の駆動が途中で止まっている場合、メカ機構が破壊に至ってないのであれば、鏡筒駆動(例えばsink位置からwide位置を繰り返す)を行い、異物や引っ掛かりを除外することで正常な動作に復帰する。本案件では、復帰動作はwide位置→sink位置→wide位置を一連の復帰動作として、任意の回数繰り返し行うこととする。
以上説明したように、本発明によれば、レンズ群が光軸から外れて沈胴する鏡筒機構を有するレンズ鏡筒装置において、レンズ群の現在値を取得する手段が無く、非撮影時から撮影時への移動時に光軸がずれた状態で初期動作を終了した場合でも、追加部材なく光軸上にレンズ群が有るか判断することができ、復帰動作を行える。
220 2群レンズ、230 プリズム
Claims (5)
- 撮影時に光軸方向に平行に配置された複数のレンズ群において、前記複数のレンズ群のうち、非撮影時に光軸から外して格納することが可能な第一のレンズ群と、前記第一のレンズ群において非撮影時に光軸から外して格納させる駆動手段と、前記複数のレンズ群を通して入射した光より撮像を行う撮像素子と、前記第一のレンズ群が非撮影時から撮影時に移行した際に、前記撮像素子から得た画像より、光軸から外れているか判定する判定手段と、前記判定手段より、前記第一のレンズ群が光軸から外れていると判断された場合、前記第一のレンズ群を光軸復帰させる復帰手段を有することを特徴とするレンズ鏡筒制御装置。
- 前記判定手段は前記撮像素子から得た画像より、基準となる輝度値を算出する第一の検出ポイントと、比較対象とする任意に指定した第二の検出ポイントから判定値を算出する算出方法を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒制御装置。
- 前記判定手段は前記撮像素子から得た画像より、画全体の平均輝度値および前記第一の検出ポイントの平均輝度値より判定可能か検出する検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒制御装置。
- 前記復帰手段は前記複数のレンズ群において、少なくとも前記第一のレンズ群が非撮影時位置から撮影時位置へ移行する動作を含む一連の動作を任意の回数繰り返し行う復帰動作を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒制御装置。
- 前記駆動手段はメカ機構により駆動力を得ることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016045063A JP2017161663A (ja) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | レンズ鏡筒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016045063A JP2017161663A (ja) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | レンズ鏡筒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017161663A true JP2017161663A (ja) | 2017-09-14 |
Family
ID=59857602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016045063A Pending JP2017161663A (ja) | 2016-03-09 | 2016-03-09 | レンズ鏡筒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017161663A (ja) |
-
2016
- 2016-03-09 JP JP2016045063A patent/JP2017161663A/ja active Pending
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