JP2017159676A - シフトレバー - Google Patents

シフトレバー Download PDF

Info

Publication number
JP2017159676A
JP2017159676A JP2016042990A JP2016042990A JP2017159676A JP 2017159676 A JP2017159676 A JP 2017159676A JP 2016042990 A JP2016042990 A JP 2016042990A JP 2016042990 A JP2016042990 A JP 2016042990A JP 2017159676 A JP2017159676 A JP 2017159676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever shaft
knob
locking
fixing ring
leg pieces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016042990A
Other languages
English (en)
Inventor
裕典 小林
Hironori Kobayashi
裕典 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2016042990A priority Critical patent/JP2017159676A/ja
Publication of JP2017159676A publication Critical patent/JP2017159676A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

【課題】ノブのレバーシャフトへの着脱作業の効率化を図る。【解決手段】ノブ14をレバーシャフト12に押し込み、挿入孔2202にレバーシャフト12の上端1202を挿入する。ノブ14を押し込むことで、第1の係止凸部2402の先部がレバーシャフト12の第1の係止溝18上に位置し、第2の脚片26および第2の係止凸部2602がレバーシャフト12の外周面1204に位置する。固定リング28を引き上げると、係止保持用内周部2804により、複数の第1の脚片24がレバーシャフト12の径方向内側に向けて変位され、複数の第1の係止凸部2402が第1の係止溝18に係止し、この状態が保持される。また、第2の係止凸部2602が第2の係止溝2806に係止する。これにより、ノブ14がレバーシャフト12の上端1202に組み付けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、シフトレバーに関する。
レバーシャフトの上端にノブを着脱可能に取着する着脱機構を備えるシフトレバーが提供されている。
特許文献1には、ノブにレバーシャフトの上端を挿入すると共に、ノブおよびレバーシャフトの互いに対応する位置に形成された係合溝に、Ω形状を呈したばねからなる拡開可能なピンを係合することで、ノブをレバーシャフトに取着する着脱機構が開示されている。
特開2006−44513号公報
しかしながら、上記従来技術では、ノブのレバーシャフトへの取り付け時には、ピンを係合溝に位置決めした状態でピンを押し広げながらノブおよびレバーシャフトの側方から係合溝に挿入するため、作業中にピンを跳ね飛ばしてしまわないように、慎重な作業が必要となり、手間暇のかかる作業となっている。
また、ノブのレバーシャフトからの取り外し時には、係合溝に係合しているピンをノブおよびレバーシャフトの側方から引き抜くため、作業中にピンを跳ね飛ばしてしまわないように、慎重な作業が必要となり、手間暇のかかる作業となっている。
したがって、レバーシャフトに対するノブの組み付け作業、取り外し作業は何れも多くの作業時間を要し、作業効率の改善を図る上で改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、ノブのレバーシャフトへの着脱作業の効率化を図る上で有利なシフトレバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、レバーシャフトの上端にノブを着脱可能に取着する着脱機構を備えるシフトレバーであって、前記着脱機構は、前記ノブの下部から下方に突出して前記レバーシャフトの外周面に位置し前記レバーシャフトの径方向に弾性変形可能な複数の第1の脚片および複数の第2の脚片と、前記レバーシャフトの長手方向に移動可能に設けられた固定リングとを備え、前記複数の第1の脚片には、前記レバーシャフトの第1の係止溝に係止することで前記ノブの前記レバーシャフトから離れる上方への移動を阻止する第1の係止凸部が設けられ、前記複数の第2の脚片には、前記複数の第2の脚片が前記レバーシャフトの外周面に位置した状態で、前記レバーシャフトの径方向外側に突出する第2の係止凸部が設けられ、前記固定リングには、前記複数の第1の脚片を前記レバーシャフトの径方向内側に向けて変位させ前記複数の第1の係止凸部が前記第1の係止溝に係止した状態を保持する係止保持用内周部が設けられると共に、前記係止保持用内周部で前記複数の第1の係止凸部を前記第1の係止溝に係止させた状態で前記第2の係止凸部が係止することにより前記固定リングを前記レバーシャフトの軸方向において位置決め保持する第2の係止溝が設けられていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記ノブに、前記レバーシャフトの上端が挿入される挿入孔が設けられ、前記ノブの下部に前記挿入孔の開口が位置しており、前記複数の第1の脚片と複数の第2の脚片とは前記ノブと一体に形成され、前記開口の周囲の前記ノブの下部の周方向に間隔をおいた箇所から突設されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記固定リングの前記ノブ寄りの箇所には、前記固定リングの内径が前記ノブに近づくにつれて次第に大きくなり複数の第1の脚片および複数の第2の脚片を前記固定リングの内側に挿入する傾斜案内部が設けられ、前記係止保持用内周部は、前記ノブと離れた前記傾斜案内部の端部に連接されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記第2の係止凸部と第2の係止溝とは、互いに係止し前記レバーシャフトの長手方向で前記ノブから離れる方向の前記固定リングの移動を阻止する係止面を有し、前記第2の係止凸部の前記係止面と前記第2の係止溝の前記係止面の少なくとも一方は、前記レバーシャフトの軸方向で前記ノブから離れるにつれて前記レバーシャフトの径方向外側に変位する傾斜面で形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記固定リングに、前記レバーシャフトを覆うシフトブーツの上端が取り付けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、レバーシャフトに挿通された固定リングを動かすという極めて簡単な操作で、ノブのレバーシャフトへの取り付け、取り外しができ、作業時間を短縮し、ノブのレバーシャフトへの着脱作業の効率化を図る上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、複数の第1の脚片と複数の第2の脚片とは、ノブに一体に設けられているので、着脱機構の簡素化を図る上で有利となり、シフトレバーのコスト低減を図る上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、第1の脚片および複数の第2の脚片の固定リングの内側への挿入が円滑に行われ、また、第1の係止凸部と第1の係止溝との係止と、第2の係止凸部と第2の係止溝との係止が円滑に行なわれ、ノブのレバーシャフトへの着脱作業の効率化を図る上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、固定リングをノブから離れる方向に所定の力で移動させるだけで、第2の係止凸部と第2の係止溝との係止が解除される。そのため、ノブをレバーシャフトの上端から容易に取り外すことができ、取り外し作業の効率化を図る上で有利となる。
請求項5記載の発明によれば、固定リングはノブの着脱機構を構成する部材として機能し、また、シフトブーツの取り付け部材としても機能し、シフトレバーの部品点数の削減化を図る上で有利となる。
(A)は実施の形態に係るシフトレバーの正面図、(B)は実施の形態に係るシフトレバーの側面図である。 (A)はレバーシャフトの上端がノブに挿入された状態を示す説明図、(B)はレバーシャフトの上端がノブに挿入された状態を示す断面図である。 (A)は第1の脚片の第1の係止凸部がレバーシャフトの外周面上に位置した状態を示す断面図、(B)は第1の係止凸部が第1の係止溝上に位置した状態を示す断面図、(C)は第1の係止凸部が第1の係止溝に係止した状態を示す断面図である。 (A)は第2の脚片の第2の係止凸部がレバーシャフトの外周面に位置した状態を示す断面図、(B)は第2の係止凸部が第2の係止溝に係止した状態を示す断面図である。 (A)はシフトレバーにブーツが装着された状態を示す説明図、(B)はブーツの上端が固定リングに取着された状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1、図2に示すように、シフトレバー10は、レバーシャフト12と、ノブ14と、着脱機構16とを含んで構成されている。
レバーシャフト12は、その基端が運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソールの内部で自動変速機に連結され、車両前後方向および車幅方向に揺動可能に支持されている。
レバーシャフト12は、センターコンソールの上壁の開口を挿通し、センターコンソールの上壁から上方に突出している。
図2(A)に示すように、レバーシャフト12の上部には、後述する第1の係止凸部2402が係止可能な第1の係止溝18が周方向に間隔をおいた2箇所に設けられている。
なお、図5(A)、(B)において符号30は、開口とレバーシャフト12上端とにわたって設けられたシフトブーツを示している。
ノブ14は、着脱機構16を介してレバーシャフト12の上端に着脱可能に取着されている。
ノブ14は、自動変速機のシフト位置を変更する際に運転者が把持して操作する部分であり、ノブ14には、シフトレバー10のシフト位置がロックされている際にロックを解除するために操作する操作ボタン1402が設けられている。操作ボタン1402は、ノブ14内でレバーシャフト12内を貫通するロッド40(図2(B)参照)に当接されており、操作ボタン1402を押すことでロッド40が下方に押され、ロックが解除される仕組みとなっている。操作ボタン1402およびロック解除の機構は、従来周知の構造を採用しているので、ここでの詳細な説明は省略する。
図2(B)に示すように、ノブ14は、外側部材20と、外側部材20と一体に設けられた芯材22とを備えている。
外側部材20は、運転者が把持する部分であり、軟質の合成樹脂製である。
芯材22は、外側部材20の内部に設けられ硬質の合成樹脂製である。
芯材22には、操作ボタン1402をスライド可能に収容する収容部2204が設けられると共に、収容部2204と連通され、レバーシャフト12の上端1202が挿入される挿入孔2202が上下方向に延設されている。図中、符号42は操作ボタン1402を操作方向と反対方向に付勢するスプリングを示す。ノブ14の下部である下端面1402に挿入孔2202の開口2204が位置している。
なお、挿入孔2202の内周面に不図示のキーが形成され、レバーシャフト12の上端1202にキーに係脱可能に結合する不図示のキー溝が設けられ、挿入孔2202にレバーシャフト12の上端1202が挿入され、キーとキー溝が結合することで、ノブ14とレバーシャフト12とは周方向に移動不能に結合される。
図2(A)、(B)に示すように、着脱機構16は、複数の第1の脚片24、複数の第2の脚片26、固定リング28を備えている。
複数の第1の脚片24と複数の第2の脚片26とは、開口2204の周囲のノブ14の下端面1402の周方向に間隔をおいた箇所から突設され、第1の脚片24と複数の第2の脚片26とはノブ14と一体に設けられ、詳細には芯材22と一体に設けられている。
第1の脚片24は、開口2204の周囲のノブ14の下端面1402の周方向に180度位相を異ならせた2箇所にそれぞれ設けられている。
第2の脚片26は、第1の脚片24と90度位相を異ならせ、かつ、開口2204の周囲のノブ14の下端面1402の周方向に180度位相を異ならせた2箇所にそれぞれ設けられている。
複数の第1の脚片24と複数の第2の脚片26とは、挿入孔2202にレバーシャフト12の上端1202が挿入された状態で、レバーシャフト12の上部の外周面1204に位置し、レバーシャフト12の径方向に弾性変形可能である。
複数の第1の脚片24には、レバーシャフト12の上部の第1の係止溝18に係止することでノブ14をレバーシャフト12の軸方向でレバーシャフト12から離れる方向への移動を阻止する第1の係止凸部2402が設けられている。
より詳細に説明すると、第1の脚片24は、ノブ14から突出しレバーシャフト12の軸方向に沿って延在する第1の脚部2404と、第1の脚部2404の先部からレバーシャフト12の外周面1204に向けて突出する第1の係止凸部2402とを備えている。
図3(A)に示すように、ノブ14を押し込んで挿入孔2202にレバーシャフト12を挿入し、第1の脚片24および第1の係止凸部2402がレバーシャフト12の外周面1204に位置した状態で、第1の脚部2404はレバーシャフト12の外周面1204から離間した箇所に位置するように設けられている。
また、図3(B)に示すように、図3(A)の状態からさらにノブ14を押し込むと、第1の係止凸部2402がレバーシャフト12の第1の係止溝18上に位置する。この状態で、第1の脚部2404はレバーシャフト12の外周面1204から離間した箇所に位置している。
また、第1の係止凸部2402がレバーシャフト12の第1の係止溝18上に位置した状態で、レバーシャフト12の径方向において第1の係止凸部2402がレバーシャフト12の第1の係止溝18から離れた箇所に位置するように設けられ、あるいは、レバーシャフト12の径方向において第1の係止凸部2402の先端がレバーシャフト12の第1の係止溝18に僅かに係止するように設けられている。
ここで、第1の係止凸部2402の先端がレバーシャフト12の第1の係止溝18に僅かに係止するとは、ノブ14を上方に持ち上げた際に、第1の脚部2404が弾性変形し、第1の係止凸部2402の先端がレバーシャフト12の第1の係止溝18から外れる程度に係止する状態である。
このように第1の係止凸部2402がレバーシャフト12の第1の係止溝18上に位置した状態で、第1の係止凸部2402の先端がレバーシャフト12の第1の係止溝18に僅かに係止するように形成しておくと、ノブ14を押し込んだ際、第1の脚片24が変位することで、第1の係止凸部2402がレバーシャフト12の第1の係止溝18上に位置したことが分かり、ノブ14のレバーシャフト12への組み付け作業を簡易化する上で有利となる。
また、複数の第1の脚片24の先部でレバーシャフト12の半径方向外側に位置する箇所には、複数の第1の脚片24が固定リング28の内側に円滑に挿入されるための傾斜面2406が形成されている。
図4(A)に示すように、複数の第2の脚片26には、挿入孔2202にレバーシャフト12を挿入し、第2の脚片26がレバーシャフト12の上部の外周面1204に位置した状態で、レバーシャフト12の径方向外側に突出する第2の係止凸部2602が設けられている。
より詳細に説明すると、第2の脚片26は、ノブ14から突出しレバーシャフト12の軸方向に沿って延在する第2の脚部2604と、第2の脚部2604の先部からレバーシャフト12の径方向でレバーシャフト12から離れ方向に突出する第2の係止凸部2602とを備えている。
第2の係止凸部2602は、後述する第2の係止溝2806に係止可能な係止面2606を含んで構成されている。
係止面2606は、レバーシャフト12の軸方向でノブ14から離れるにつれてレバーシャフト12の径方向外側に変位する傾斜面で形成されている。
図4(A)に示すように、ノブ14を押し込んで挿入孔2202にレバーシャフト12を挿入し、第2の脚片26および第2の係止凸部2602がレバーシャフト12の上部の外周面1204に位置した状態で、第2の脚部2604はレバーシャフト12の外周面1204から離間した箇所に位置するように設けられている。
また、図3(B)に示す第1の係止凸部2402がレバーシャフト12の第1の係止溝18上に位置した状態から、図4(B)に示すように、固定リング28をノブ14側に移動させると、第2の係止凸部2602が固定リング28の第2の係止溝2806に係止する。この状態で、第2の脚部2604はレバーシャフト12の外周面1204から離間した箇所に位置するように設けられている。
また、複数の第2の脚片26の先部でレバーシャフト12の半径方向外側に位置する箇所には、複数の第2の脚片26が固定リング28の内側に円滑に挿入されるための傾斜面2608が形成されている。
図3(A)、図4(A)に示すように、固定リング28には、傾斜案内部2802と係止保持用内周部2804と第2の係止溝2806とが設けられている。
傾斜案内部2802は、複数の第1の脚片24および複数の第2の脚片26を固定リング28の内側に円滑に案内するものであり、固定リング28の内径がノブ14に近づくにつれて次第に大きくなるように形成されている。
係止保持用内周部2804は、図3(C)に示すように、複数の第1の脚片24をレバーシャフト12の径方向内側に向けて変位させ、複数の第1の係止凸部2402が第1の係止溝18に係止した状態を保持するものである。
係止保持用内周部2804は、固定リング28の下端に至るにつれて内径が小さくなる傾斜面で形成され、係止保持用内周部2804は傾斜案内部2802の下端に連接されている。
第2の係止溝2806は、図3(C)に示すように、係止保持用内周部2804で複数の第1の係止凸部2402が第1の係止溝18に係止した状態で、図4(B)に示すように、第2の係止凸部2602が係止することにより、固定リング28をレバーシャフト12の軸方向において位置決め保持するものである。
第2の係止溝2806は、第2の係止凸部2602の係止面2606に係止可能な係止面2808を有している。
この係止面2808は、本実施の形態では、固定リング28の軸心に直交する平面上に位置している。
また、本実施の形態では、図5(A)、(B)に示すように、シフトブーツ30の上端3002が固定リング28に取り付けられている。
シフトブーツ30の取り付けは、例えば、図5(B)に示すように、固定リング28の外周面2810に凹部2812を設けておき、シフトブーツ30の上端3002を固定リング28の周囲で内側に折り返し、この折り返した部分を凹部2812内で結束バンド32で締め付けることで行われる。
したがって、固定リング28はノブ14の着脱機構16を構成する部材として機能し、また、シフトブーツ30の取り付け部材としても機能し、部品点数の削減化が図られている。
次に、ノブ14のレバーシャフト12への組み付け作業について説明する。
予め固定リング28の内側にレバーシャフト12を挿通させておく。
次に、図3(A)に示すように、レバーシャフト12の上端1202のキー溝と挿入孔2202のキーとを位置合わせした状態で、ノブ14をレバーシャフト12に押し込み、挿入孔2202にレバーシャフト12の上端1202(図2(B))を挿入する。
図3(B)に示すように、さらにノブ14を押し込むことで、第1の係止凸部2402がレバーシャフト12の第1の係止溝18上に位置し、図4(A)に示すように、第2の脚片26および第2の係止凸部2602がレバーシャフト12の外周面1204に位置する。
次に、図3(B)に示すように、固定リング28を引き上げて複数の第1の脚片24および複数の第2の脚片26を固定リング28の内側に挿入させると、傾斜案内部2802によりそれらの脚部2404,2604が弾性変形し、複数の第1の脚片24および複数の第2の脚片26が固定リング28の内側に円滑に案内される。
そして、固定リング28をさらに引き上げると、図3(C)に示すように、係止保持用内周部2804により、複数の第1の脚部2404がレバーシャフト12の径方向内側に向けて弾性変形し、複数の第1の係止凸部2402が第1の係止溝18に係止し、この状態が保持される。
また、係止保持用内周部2804で複数の第1の係止凸部2402を第1の係止溝18に係止させた状態で、図4(B)に示すように、第2の脚部2604が元の状態に戻ろうとしてその弾性によりレバーシャフト12の径方向外側に向けて弾性変形し、第2の係止凸部2602が第2の係止溝2806に係止する。
これにより、固定リング28がレバーシャフト12の軸方向において位置決め保持され、ノブ14がレバーシャフト12の上端1202に組み付けられる。
次に、ノブ14のレバーシャフト12からの取り外し作業について説明する。
まず、固定リング28を把持してノブ14から離れる方向に所定の力で引き下げる。
第2の係止凸部2602の傾斜面からなる係止面2606と固定リング28の第2の係止溝2806の係止面2808が係合しているものの、固定リング28の係止面2808により傾斜面からなる第2の係止凸部2602の係止面2606が案内され、第2の脚部2604がレバーシャフト12の径方向内側に弾性変形し、第2の係止凸部2602と固定リング28の第2の係止溝2806との係止が解除される。
さらに固定リング28を引き下げ、固定リング28が第1の脚片24および第2の脚片26の下方に離れると、図3(A)に示すように、複数の第1の脚片24は弾性により元の状態に復帰し、レバーシャフト12の外周面1204に位置する。また、図4(A)に示すように、複数の第2の脚片26は弾性により元の状態に復帰し、レバーシャフト12の外周面1204に位置する。
そして、ノブ14がレバーシャフト12から取り外される。
本実施の形態によれば、レバーシャフト12に挿通された固定リング28を動かすという極めて簡単な操作で、ノブ14のレバーシャフト12への取り付け、取り外しができるため、ノブ14のレバーシャフト12への着脱作業の効率化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、複数の第1の脚片24と複数の第2の脚片26とは、ノブ14に一体に設けられているので、着脱機構16の簡素化を図る上で有利となり、シフトレバー10のコスト低減を図る上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、固定リング28の内径がノブ14に近づくにつれて次第に大きくなり複数の第1の脚片24および複数の第2の脚片26を固定リング28の内側に挿入する傾斜案内部2802が設けられ、係止保持用内周部2804は、ノブ14と離れた傾斜案内部2802の端部に連接されている。
したがって、第1の脚片24および複数の第2の脚片26の固定リング28の内側への挿入が円滑に行われ、また、第1の係止凸部2402と第1の係止溝18との係止と、第2の係止凸部2602と第2の係止溝2806との係止を円滑に行なわれ、ノブ14の取り付け作業の効率化を図る上で有利となる。
また、第2の係止溝2806の係止面2808に係止可能な第2の係止凸部2602の係止面2606は、レバーシャフト12の軸方向でノブ14から離れるにつれてレバーシャフト12の径方向外側に変位する傾斜面で形成されているので、固定リング28をノブ14から離れる方向に所定の力で移動させるだけで、第2の脚片26がレバーシャフト12の径方向内側に変位し、第2の係止凸部2602と第2の係止溝2806との係止が解除される。そのため、ノブ14をレバーシャフト12の上端1202から容易に取り外すことができ、取り外し作業の効率化を図る上で有利となる。
なお、本実施の形態では、第2の係止凸部2602の係止面2606を傾斜面で形成した場合について説明したが、第2の係止凸部2602の係止面2606と第2の係止溝2806の係止面2808の少なくとも一方が、レバーシャフト12の軸方向でノブ14から離れるにつれてレバーシャフト12の径方向外側に変位する傾斜面で形成されていれば実施の形態と同様の効果が奏される。
また、第2の係止凸部2602の係止面2606と第2の係止溝2806の係止面2808の双方に傾斜面を設けなくともよく、この場合には、ノブ14を取り外すときに固定リング28を押し下げる際、第2の係止凸部2602を固定リング28の内側に押しこめば良い。
なお、本実施の形態では、自動変速機のシフトレバーを例に挙げて説明したが、本発明は手動変速機のシフトレバーに採用してもよい。
10 シフトレバー
12 レバーシャフト
1202 上端
1204 外周面
14 ノブ
16 着脱機構
18 第1の係止溝
2202 挿入孔
2204 開口
24 第1の脚片
2402 第1の係止凸部
2404 第1の脚部
2406 傾斜面
26 第2の脚片
2602 第2の係止凸部
2604 第2の脚部
2606 係止面
28 固定リング
2802 傾斜案内部
2804 係止保持用案内部
2806 第2の係止溝
2808 係止面
30 シフトブーツ
3002 上端

Claims (5)

  1. レバーシャフトの上端にノブを着脱可能に取着する着脱機構を備えるシフトレバーであって、
    前記着脱機構は、前記ノブの下部から下方に突出して前記レバーシャフトの外周面に位置し前記レバーシャフトの径方向に弾性変形可能な複数の第1の脚片および複数の第2の脚片と、前記レバーシャフトの長手方向に移動可能に設けられた固定リングとを備え、
    前記複数の第1の脚片には、前記レバーシャフトの第1の係止溝に係止することで前記ノブの前記レバーシャフトから離れる上方への移動を阻止する第1の係止凸部が設けられ、
    前記複数の第2の脚片には、前記複数の第2の脚片が前記レバーシャフトの外周面に位置した状態で、前記レバーシャフトの径方向外側に突出する第2の係止凸部が設けられ、
    前記固定リングには、前記複数の第1の脚片を前記レバーシャフトの径方向内側に向けて変位させ前記複数の第1の係止凸部が前記第1の係止溝に係止した状態を保持する係止保持用内周部が設けられると共に、前記係止保持用内周部で前記複数の第1の係止凸部を前記第1の係止溝に係止させた状態で前記第2の係止凸部が係止することにより前記固定リングを前記レバーシャフトの軸方向において位置決め保持する第2の係止溝が設けられている、
    ことを特徴とする車両のシフトレバー。
  2. 前記ノブに、前記レバーシャフトの上端が挿入される挿入孔が設けられ、
    前記ノブの下部に前記挿入孔の開口が位置しており、
    前記複数の第1の脚片と複数の第2の脚片とは前記ノブと一体に形成され、前記開口の周囲の前記ノブの下部の周方向に間隔をおいた箇所から突設されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両のシフトレバー。
  3. 前記固定リングの前記ノブ寄りの箇所には、前記固定リングの内径が前記ノブに近づくにつれて次第に大きくなり複数の第1の脚片および複数の第2の脚片を前記固定リングの内側に挿入する傾斜案内部が設けられ、
    前記係止保持用内周部は、前記ノブと離れた前記傾斜案内部の端部に連接されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両のシフトレバー。
  4. 前記第2の係止凸部と第2の係止溝とは、互いに係止し前記レバーシャフトの長手方向で前記ノブから離れる方向の前記固定リングの移動を阻止する係止面を有し、
    前記第2の係止凸部の前記係止面と前記第2の係止溝の前記係止面の少なくとも一方は、前記レバーシャフトの軸方向で前記ノブから離れるにつれて前記レバーシャフトの径方向外側に変位する傾斜面で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の車両のシフトレバー。
  5. 前記固定リングに、前記レバーシャフトを覆うシフトブーツの上端が取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の車両のシフトレバー。
JP2016042990A 2016-03-07 2016-03-07 シフトレバー Pending JP2017159676A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016042990A JP2017159676A (ja) 2016-03-07 2016-03-07 シフトレバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016042990A JP2017159676A (ja) 2016-03-07 2016-03-07 シフトレバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017159676A true JP2017159676A (ja) 2017-09-14

Family

ID=59853481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016042990A Pending JP2017159676A (ja) 2016-03-07 2016-03-07 シフトレバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017159676A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06280974A (ja) * 1993-03-24 1994-10-07 Michiyuki Nedachi 操作ノブの取付構造
JPH096452A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Tokai Rika Co Ltd シフトレバーノブの取り付け構造
JP2000016109A (ja) * 1998-07-01 2000-01-18 Mitsubishi Motors Corp 車両の変速機用操作レバー装置
KR200373193Y1 (ko) * 2004-10-25 2005-01-15 삼립산업 주식회사 자동차용 변속레버의 원터치 노브 조립 구조
JP2009280052A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Nissan Motor Co Ltd シフトレバー
EP2559918A1 (en) * 2012-03-05 2013-02-20 Kongsberg Automotive AB Shifter assembly for a vehicle
US20130322961A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-05 Dongwon Industrial Co., Ltd. Coupling structure between shift lever and knob for vehicle
JP2014100946A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Delta Kogyo Co Ltd シフトレバー用ノブのボタン構造
JP2016000566A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 トヨタ自動車株式会社 シフトノブ構造

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06280974A (ja) * 1993-03-24 1994-10-07 Michiyuki Nedachi 操作ノブの取付構造
JPH096452A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Tokai Rika Co Ltd シフトレバーノブの取り付け構造
JP2000016109A (ja) * 1998-07-01 2000-01-18 Mitsubishi Motors Corp 車両の変速機用操作レバー装置
KR200373193Y1 (ko) * 2004-10-25 2005-01-15 삼립산업 주식회사 자동차용 변속레버의 원터치 노브 조립 구조
JP2009280052A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Nissan Motor Co Ltd シフトレバー
EP2559918A1 (en) * 2012-03-05 2013-02-20 Kongsberg Automotive AB Shifter assembly for a vehicle
US20130322961A1 (en) * 2012-06-05 2013-12-05 Dongwon Industrial Co., Ltd. Coupling structure between shift lever and knob for vehicle
JP2014100946A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Delta Kogyo Co Ltd シフトレバー用ノブのボタン構造
JP2016000566A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 トヨタ自動車株式会社 シフトノブ構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4699160B2 (ja) サイドロック装置
US9032829B2 (en) Button structure of shift knob
JP5128546B2 (ja) 締結具
JP4717706B2 (ja) 自動変速機のシフトレバー装置及びその組付け方法
JP6306415B2 (ja) 車両のハンドル装置
US20110116890A1 (en) Fastener
EP3048314B1 (en) Clip
US9285823B2 (en) Shifting structure
JP2006298074A (ja) シフトレバー装置
JP6046137B2 (ja) クリップ
JP2017159676A (ja) シフトレバー
JP2006057764A (ja) ケーブル用アジャスト装置およびアジャスト装置付きコントロールケーブル
JP2006219003A (ja) ノブの組付構造
JP6231518B2 (ja) 車両用シフト装置
JP6565617B2 (ja) シフトノブ構造
JP2013059988A (ja) 動力工具用コアビット組
JP5650494B2 (ja) パンチ金型
JP5622135B1 (ja) 換気ユニット
JP2022138065A (ja) 着脱装置
JP2013057331A (ja) コントロールケーブル長さ調整装置
JP5852860B2 (ja) 部品の固定装置
JP2013128588A (ja) 固定装置
CN111902787B (zh) 操作机构以及操作机构的制造方法
JP2010083449A (ja) セレクトレバー装置
JP6407583B2 (ja) 車両用操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200804