JP2017157942A - 制御プログラム、通知プログラム、制御装置、および、通知方法 - Google Patents

制御プログラム、通知プログラム、制御装置、および、通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アクセスポイントの開放状況を端末のユーザに認識させやすくする。【解決手段】1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置は、災害情報を取得すると、災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定する。制御装置は、アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定へのアクセスポイントの移行を指示する移行指示を送信する。制御装置は、1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末の情報を保持する通知サーバに、端末へ提供する情報の登録に用いる認証要求を送信する。制御装置は、認証要求によって発行される認証情報を用いて災害設定に移行するアクセスポイントの情報を通知サーバに登録し、通知サーバに、災害設定に移行するアクセスポイントの情報に基づいて生成されるメッセージを端末へ通知させる。【選択図】図1

Description

本発明は、制御プログラム、通知プログラム、制御装置、および、通知方法に関する。
災害が発生した場合、被災者の救助、避難誘導、避難所の運営、復旧支援などの様々な局面において、通信手段の確保が重要になる。近年、無線LAN(Local Area Network)機能を搭載したスマートフォンやタブレットなどの移動端末が普及したことにより、災害が発生した場合の通信手段として無線LANを活用することが期待されている。例えば、大規模災害が発生した際に、公衆無線LANサービスを提供している事業者が無線LANを無料開放するためのガイドラインの策定も行われている。事業者だけでなく、地方公共団体や企業などでも、災害時に無線LANを開放することが検討されている。また、災害時に不特定の通信装置との無線接続を確立し、接続可能な範囲に位置する通信端末に関する通信端末情報を生成すると共に、災害時に限って通信端末情報を管理サーバに送信する無線接続装置も提案されている(特許文献1等)。
また、ソフトウェアを用いた仮想的なネットワークや、仮想的なネットワークの形成に用いられる技術であるSoftware Defined Networking(SDN)も注目されてきている。SDNでは、ネットワークのトポロジとQoS(Quality of Service)がソフトウェアで設定される。ここで、ネットワーク中のコントローラと呼ばれる制御装置がネットワーク中に含まれている装置の通信状況を監視し、各装置の状況に応じた制御を行う。
特開2015−211251号
災害時に無線LANを開放したとしても、開放された無線LANのアクセスポイントと通信可能な範囲に位置していない端末には、アクセスポイントからのビーコンが届かない。このため、端末のユーザが開放中のアクセスポイントのビーコンが届く範囲にいない場合には、端末のユーザは、アクセスポイントのビーコンが届く位置まで移動しないと、開放されたアクセスポイントがあることに気づかないことになる。
本発明は、1つの側面として、アクセスポイントの開放状況を端末のユーザに認識させやすくすることを目的とする。
ある態様にかかる制御プログラムは、1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置で実行される。制御装置は、災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定する。制御装置は、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への当該アクセスポイントの移行を指示する移行指示を送信する。制御装置は、前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末の情報を保持する通知サーバに、当該端末へ提供する情報の登録に用いる認証要求を送信する。制御装置は、前記認証要求によって発行される認証情報を用いて、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を前記通知サーバに登録する。制御装置は、前記通知サーバに、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報に基づいて生成されるメッセージを前記端末へ通知させる。
アクセスポイントの開放状況が端末のユーザに認識されやすくなる。
実施形態にかかる通知方法の例を説明する図である。 制御装置の構成の例を示す図である。 通知サーバの構成の例を示す図である。 制御装置と通知サーバのハードウェア構成の例を説明する図である。 端末の登録方法の例を説明するシーケンス図である。 アクセスポイントの設定の変更方法の例を示す図である。 アクセスポイント情報テーブルの例を示す図である。 アクセスポイントの設定の変更方法の例を示すフローチャートである。 登録情報に含まれる情報要素の例を説明する図である。 開放されたアクセスポイントの通知方法の例を説明するシーケンス図である。 端末での表示例を説明する図である。 登録情報に含まれる情報要素の例を説明する図である。 開放されたアクセスポイントの通知の際に制御装置が行う処理の例を説明するフローチャートである。 開放されたアクセスポイントの通知の際に通知サーバが行う処理の例を説明するフローチャートである。 開放されたアクセスポイントに近づいたことを通知する方法の例を説明するシーケンス図である。 端末での表示例を説明する図である。 開放されたアクセスポイントに近づいたことを通知する際に通知サーバが行う処理の例を説明するフローチャートである。 削除情報に含まれる情報要素の例を説明する図である。 アクセスポイントの開放の終了を通知する方法の例を説明するシーケンス図である。 端末での表示例を説明する図である。 アクセスポイントの開放の終了を通知する際に制御装置が行う処理の例を説明するフローチャートである。 アクセスポイントの開放の終了を通知する際に通知サーバが行う処理の例を説明するフローチャートである。 端末の登録方法の例を説明するシーケンス図である。 開放されたアクセスポイントの通知方法の例を説明するシーケンス図である。 アクセスポイントへの接近とアクセスポイントの開放終了を通知する方法の例を説明するシーケンス図である。
図1は、実施形態にかかる通知方法の例を説明する図である。図1に示す例では、システム中に複数のアクセスポイント20(20a、20b)が含まれている。各アクセスポイント20は、無線LANコントローラ75と接続されている。制御装置30は、災害情報発報装置10、無線LANコントローラ75、通知サーバ80の各々と通信が可能であるとする。通知サーバ80は、Push通知が可能なサーバである。通知サーバ80には、予め、アクセスポイントの開放状況を確認することを希望するユーザの端末15にPush通知を行うための設定処理が行われているとする。さらに、通知サーバ80には、制御装置30から通知された情報をPush通知するための設定処理も行われているとする。さらに、以下では、アクセスポイント20の開放のための設定を適用することを、「災害設定を適用する」と記載することがある。
なお、図1の例では、アクセスポイント20aとアクセスポイント20bは、初期状態では、第1の識別子を用いて通信を行っており、第1の識別子を使用して通信を要求していない端末にはアクセスを許可しないように設定されているものとする。
災害が発生した場合や災害に対する警戒が呼び掛けられる場合、災害情報発報装置10は、制御装置30に災害に関する情報を通知する(矢印A1)。
制御装置30は、アクセスポイントの災害設定を行うための制御プログラムを用いて、災害に関する情報を特定すると共に、災害設定の対象となるアクセスポイント20を決定する。ここで、災害設定が適用されたアクセスポイント20では、不特定のユーザとの間で、第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いて通信が行われるものとする。すなわち、災害設定が適用されたアクセスポイント20は、災害の発生に際して不特定のユーザに開放されるアクセスポイント20である。図1の例では、アクセスポイント20aとアクセスポイント20bが、災害設定を適用する対象として選択されたとする。制御装置30は、災害設定を適用する対象のアクセスポイント20を決定すると、決定したアクセスポイント20の情報を無線LANコントローラ75に通知する(矢印A2)。
無線LANコントローラ75は、制御装置30から通知されたアクセスポイント20aとアクセスポイント20bの各々に対して、第2の識別子を用いた通信を、不特定のユーザに許可することを要求する(矢印A3、A4)。
矢印A5において、制御装置30は、通知サーバ80に対しても、災害設定の対象となったアクセスポイント20の情報を通知する。図1の例では、災害設定が行われる個々のアクセスポイント20の情報に対応付けて、通知種別、アクセスポイント名(AP名)、第2の識別子、状態、緯度、経度が通知される。通知種別は、そのアクセスポイント20が開放される原因の種類である。AP名は、災害設定が行われるアクセスポイント20を一意に識別可能な識別子である。図1の例では、アクセスポイント20aにAP1、アクセスポイント20bにAP2というAP名が割り当てられている。第2の識別子は対応付けられているアクセスポイント20が不特定のユーザとの通信に使用する識別子である。図1の例では、第2の識別子は、「00000JAPAN」というSSID(Service Set Identifier)である。状態は、通知されるアクセスポイント20の設定状態を表わす値である。状態=開放に設定されている場合、通知対象のアクセスポイント20が災害設定の対象であることを示す。緯度と経度は、通知対象のアクセスポイント20が設置されている緯度と経度である。
通知サーバ80は、災害設定が適用されるアクセスポイント20の情報を制御装置30から取得すると、災害設定に関する情報のPush通知先に向けて送信する情報を生成する。例えば、通知サーバ80は、地図画面上に、通知されたアクセスポイント20の位置を示すアイコン1を加えた画像を、端末15に送信するデータとして生成しても良い。また、通知サーバ80は、近隣に開放されたアクセスポイント20があることを意味する文字列を端末15に表示させるための情報を生成しても良い。通知サーバ80は、Push通知先の端末15の位置情報と、開放されたアクセスポイント20の位置情報を用いて、端末15から所定の距離内のアクセスポイント20が開放されたかを判定した上で、Push通知を行っても良い。例えば、通知サーバ80は、端末15の位置から所定の距離内に設置されているアクセスポイント20に対して災害設定が行われた場合に、「防災WiFiが有効」などの文字列を表示させるための情報を生成しても良い。
矢印A6において、通知サーバ80は、生成した情報を、端末15にPush通知する。端末15は、Push通知された情報を、適宜、端末15が備えるディスプレイに表示する。図1の例では、端末15のディスプレイに、災害設定により開放されたアクセスポイント20の位置をアイコン1で示す地図と、防災WiFiが有効になったことを表わすメッセージが表示されている。なお、地図表示等の表示用の画像や表示メッセージは、端末15が、通知サーバ80から受信した情報を用いて、生成してもよい。
このように、実施形態にかかるシステムでは、災害情報発報装置10からの災害の発生の通知や災害に備えた警戒の通知に起因して、自律的にアクセスポイント20が災害設定に設定される。さらに、災害設定に設定されたアクセスポイント20の情報は、通知サーバ80を介して、ユーザの端末15にPush通知される。このため、端末15のユーザは、画面の表示を確認することにより、災害設定が行われているアクセスポイント20と通信を開始する前から、災害設定が行われているアクセスポイント20の存在を知ることができる。従って、災害設定が行われたアクセスポイント20を介した通信がユーザによって行われる機会が増え、端末15のユーザに対して災害時の情報の提供が容易になる。
<装置構成>
図2は、制御装置30の構成の例を示す。制御装置30は、通信部31、制御部50、記憶部60を備え、オプションとして、ユーザインタフェース40を備える。通信部31は送信部32と受信部33を有する。受信部33は、他の装置からパケットを受信する。送信部32は、他の装置にパケットを送信する。
制御部50は、移行指示生成部51、通知処理部52、タイマ55を有する。移行指示生成部51は、受信部33を介して災害情報の通知を取得すると、開放の対象となるアクセスポイントを選択し、選択したアクセスポイントを開放するための処理を行う。なお、移行指示生成部51は、アクセスポイントの選択の際に、発生した災害の災害種別、災害の規模、災害の発生場所などの情報を、災害情報から抽出する。通知処理部52は、移行指示生成部51が災害設定への移行を要求したアクセスポイント20の情報を通知するための通知パケットを、通知サーバ80宛に生成する。タイマ55は、移行指示が出されてからの経過時間を計測する。災害設定への移行指示の出力後の経過時間が所定の閾値を経過すると、移行指示生成部51は、災害設定を終了することを決定し、災害設定を終了させるための処理を行う。このとき、通知処理部52は、移行指示生成部51が災害設定の終了を要求したアクセスポイント20の情報を通知するための通知パケットを、通知サーバ80宛に生成する。
記憶部60は、アクセスポイント情報テーブル61を記憶し、さらに、適宜、制御部50の処理に用いられる情報を記憶する。アクセスポイント情報テーブル61は、制御装置30が無線LANコントローラ75を介して制御するアクセスポイントの情報が含まれている。なお、図1に示すように無線LANコントローラ75が含まれていないシステムでは、制御装置30が直接、アクセスポイント20を制御しても良い。
図2の例では、制御装置30は、ユーザインタフェース40として、表示デバイス41と入力装置42を備えている場合を示しているが、制御装置30は、任意の種類の出力装置と入力装置を任意の数だけ備えることができる。
図3は、通知サーバ80の構成の例を示す図である。通知サーバ80は、通信部81、記憶部85、制御部90を備える。通信部81は、端末15や制御装置30などの他の装置との間でパケットを送受信する。
記憶部85は、認証情報86、登録情報87、端末情報88を格納する。認証情報86は、他の装置の認証処理に使用される情報である。認証情報86は、例えば、制御装置30からの認証要求に際して使用される情報を含む。登録情報87は、通知サーバ80が端末15にPushサーバを介して通知する対象の情報である。登録情報87は、例えば、制御装置30などから通知されたアクセスポイント20の情報である。端末情報88は、登録情報87の通知を受け取る端末15の情報である。
制御部90は、特定部91、認証部92、取得部93、メッセージ生成部94、判定部95、接続処理部96を備える。特定部91は、通信部81を介して端末15から取得した情報を特定し、特定した情報を端末情報88として記録する。認証部92は、認証が要求されたときに、認証情報86を用いた認証処理を行う。取得部93は、制御装置30からの受信パケットから、端末15へpush通知する対象として通知された情報を取得する。取得部93は、取得した情報を登録情報87として登録する。なお、制御装置30から、端末15へpush通知する対象の削除が要求された場合、取得部93は、受信パケット中の情報に対応付けられている情報を、登録情報87から削除する。メッセージ生成部94は、端末15にPush通知するメッセージを生成する。判定部95は、登録情報87中に登録されている通知対象と端末15との間の距離が所定の値以下になったかを判定する。登録情報87中に登録されている通知対象と端末15との間の距離が所定の値以下であると判定部95が判定した場合、メッセージ生成部94は、端末15に対して、登録情報87中に登録されている対象に接近したことを通知するためのメッセージを生成する。接続処理部96は、適宜、他の装置との間の接続処理を行う。例えば、通知サーバ80とプッシュサーバや制御装置30との間での接続の確立などを行う。
図4は、制御装置30および通知サーバ80のハードウェア構成の例を示す。制御装置30と通知サーバ80のいずれも、プロセッサ101、メモリ102、バス105、ネットワークインタフェース109を備える。さらに、制御装置30と通知サーバ80のいずれも、入力装置42、出力装置104、記憶装置106、可搬記憶媒体駆動装置107の1つ以上を有していても良い。
プロセッサ101は、Central Processing Unit(CPU)を含む任意の処理回路であり、メモリ102や記憶装置106に記憶されたプログラムを実行することができる。バス105は、プロセッサ101、メモリ102、入力装置42、出力装置104、記憶装置106、可搬記憶媒体駆動装置107、ネットワークインタフェース109を、相互にデータの送受信が可能になるように接続する。入力装置42は、キーボードやマウスなど、情報の入力に使用される任意の装置であり、出力装置104は、ディスプレイを含む表示デバイス41など、データの出力に使用される任意の装置である。可搬記憶媒体駆動装置107は、メモリ102や記憶装置106のデータを可搬記憶媒体108に出力することができ、また、可搬記憶媒体108からプログラムやデータ等を読み出すことができる。ここで、可搬記憶媒体108は、Compact Disc Recordable(CD−R)やDigital Versatile Disk Recordable(DVD−R)を含む、持ち運びが可能な任意の記憶媒体とすることができる。
制御装置30において、プロセッサ101は制御部50を実現する。制御装置30において、メモリ102と記憶装置106は、記憶部60として動作し、ネットワークインタフェース109は、通信部31として動作する。一方、通知サーバ80において、プロセッサ101は、制御部90として動作する。通知サーバ80において、メモリ102と記憶装置106は、記憶部85として動作し、ネットワークインタフェース109は通信部81として動作する。
<実施形態>
以下では、災害情報の通知前に各アクセスポイントで使用される第1の識別子が、災害の発生前に各アクセスポイントに設定されているSSIDである場合を例として説明する。災害情報の通知後の設定で使用される第2の識別子は、災害による無料開放に起因する通信で使用されるSSIDであるものとする。第2の識別子は、アクセスポイントの無料開放に使用されるSSIDとしてガイドラインで推奨されている災害用統一SSID(00000JAPAN)であってもよく、また、その他のSSIDであってもよい。また、以下の説明では、災害情報の通知による設定変更が行われた後の設定のことを「災害設定」と記載することがある。つまり、災害設定は、第2の識別子を用いた通信が可能な設定である。
以下、実施形態を、端末15の登録処理、アクセスポイント20の設定変更、開放されたアクセスポイント20の通知、開放されたアクセスポイント20への接近の通知、アクセスポイント20の開放終了時の処理に分けて説明する。以下の説明では、一例として、通知サーバ80からの端末15へのpush通知がGCM(Google Cloud Messaging)120を介して行われる場合を記載するが、pushサーバはGCM120以外であっても良い。
(1)端末15の登録処理
図5は、災害設定に移行したアクセスポイント20の情報を受信する端末15の登録方法の例を説明するシーケンス図である。なお、端末15は、予め、push通知を受信する際に使用するアプリケーションをインストールしているとする。
通知サーバ80の通信部81は、GCM120から、災害設定に移行したアクセスポイント20の情報を通知する際に、通知先において送信元の情報を識別するために使用される情報を受信する(ステップS1)。図5の例では、送信元の情報を識別するための情報として、ServerAPIKeyとProjectIDが使用される。ServerAPIKeyは、GCM120を介したPush通知に使用されるアプリケーションに対して発行され、GCM120でのアプリケーションの識別に使用される。一方、ProjectIDは、push通知を受信する端末15がpush通知で送信されてきたデータを処理するアプリケーションを特定する際に使用する識別子である。通知サーバ80中のメッセージ生成部94は、ServerAPIKeyとProjectIDを取得すると、両者を記憶する。
特定部91は、ProjectIDを端末15に送信することにより、端末15で動作するアプリケーションにProjectIDを設定する(ステップS2)。すると、端末15は、GCM120に対して、端末15を識別する識別子として使用されるRegistrationIDを要求する(ステップS3)。GCM120は、端末15に割り当てるRegistrationIDを生成し、生成したRegistrationIDを端末15に通知する(ステップS4、S5)。その後、端末15は、RegistrationIDを、ServerAPIKeyに対応付けて通知サーバ80に通知する(ステップS6)。特定部91は、通信部81を介してRegistrationIDを取得すると、端末情報88として記憶部85に格納する。このため、以後の処理において、通知サーバ80およびGCM120は、RegistrationIDを用いて、通知先の端末15を識別できる。
(2)アクセスポイントの設定変更
次に、災害等の発生に応じて、1つ以上のアクセスポイントの設定を、制御装置30から変更する場合の処理の例を説明する。以下、説明を簡単にするために、制御装置30が直接、アクセスポイントの制御を行う場合を例として説明するが、制御装置30は、図1に示すように、無線LANコントローラ75を介して、間接的にアクセスポイント20を制御しても良い。
図6は、アクセスポイントの設定の変更方法の例を示す図である。図6の例では、ネットワークN1とネットワークN2がWAN(Wide Area Network)5を介して接続されており、ネットワークN1はインターネット6に接続されている。ネットワークN1には、制御装置30とルータ3(3a、3b)が含まれている。ネットワークN1には、オプションとして、制御装置30以外の通信装置4(4a、4b)が含まれていても良い。ネットワークN1、N2の形成にSDNが使用される場合、制御装置30は、SDNコントローラとして動作できるものとする。
ネットワークN2は、ルータ3cとアクセスポイント20を含む。アクセスポイント20は、初期状態では、第1の識別子を用いて通信を行っており、第1の識別子を使用して通信を要求していない端末にはアクセスを許可しないように設定されているものとする。また、端末15は、アクセスポイント20で使用されている第1の識別子を保持していないものとする。このため、初期状態では、アクセスポイント20は端末15から通信の確立を要求されても、端末15に対して通信を許可しない。
手順P1に示すように、制御装置30は、災害情報発報装置10と通信する。災害が発生した場合や災害に対する警戒が呼び掛けられる場合、災害情報発報装置10は、制御装置30に災害に関する情報を通知する。
手順P2において、制御装置30中の移行指示生成部51は、災害情報発報装置10から受信したパケットを用いて災害に関する情報を特定すると共に、災害設定の対象となるアクセスポイント20を特定する。ここで、災害設定が適用されたアクセスポイント20では、不特定のユーザとの間で、第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いて通信が行われるものとする。第2の識別子は、端末15が予め保持している情報であるか、災害の発生に伴って、端末15が取得可能な情報であるものとする。例えば、第2の識別子は、災害用統一SSIDであっても良い。なお、災害設定を適用する対象のアクセスポイント20の特定方法の例は、図7を参照しながら説明する。
その後、移行指示生成部51は、災害設定の対象となるアクセスポイント20を設定するための指示を送出する(手順P3)。アクセスポイント20では、手順P3で受信した指示に基づいて、第2の識別子を用いた通信を行うことができるように設定が行われたとする。
この時点では、すでにアクセスポイント20は第2の識別子を用いた通信を行うように設定されているので、端末15が第2の識別子を用いて接続を要求すれば、端末15は、アクセスポイント20を介した通信を行うことができる。従って、端末15のユーザは、アクセスポイント20が開放されたことに気付ければ、アクセスポイント20を介して、ネットワークN1中の装置やインターネット6中の装置などと通信できる。
このように、実施形態にかかる設定変更方法では、制御装置30は、災害情報に基づいて開放する対象のアクセスポイント20を決定し、決定したアクセスポイント20を開放するための処理を行う。従って、システムによって自律的に、災害情報発報装置10からの通知内容に合わせた設定の変更が行われる。
図7は、アクセスポイント情報テーブル61の例を示す。アクセスポイント情報テーブル61は、アクセスポイント20ごとに、アクセスポイント20に割り当てられた装置IPアドレス、開放条件、設置場所による判定条件を含む。開放条件は、災害種別と災害レベルの組み合わせである。設置場所による判定条件は、装置設置場所と、装置の設置場所の隣接エリアの設定情報を含む。アクセスポイント20は、開放条件に合致する災害に関する災害情報が、装置設置場所か隣接エリアに指定された範囲内に対して通知されると、災害設定の対象となる。装置設置場所や隣接エリアは、緯度と経度を用いて設定されても良く、また、地名や地図情報を用いて設定されてもよい。例えば、192.168.0.1のIPアドレスが割り当てられているアクセスポイント20は、震度5強以上の地震が東経139度45分57.9秒、北緯35度40分53.0秒から緯度または経度が10分以内のエリアで発生すると、災害設定の適用対象となる。一方、192.168.0.2のIPアドレスが割り当てられているアクセスポイント20は多摩地方に設置されており、多摩地方と多摩地方の周辺地域に設定されているエリアのいずれかに対する津波警報が出ると、災害設定の適用対象になる。なお、設置場所や隣接エリアが地名や地図情報を用いて設定される場合、制御装置30は、記憶部60に地図情報も保持している。また、制御装置30は、周辺地域の設定情報も地図情報とともに保持しているものとする。例えば、多摩地方の周辺として、東京23区東部、東京23区西部、神奈川県東部が設定されているとする。この場合、東京23区東部、東京23区西部、神奈川県東部のいずれかに対する津波警報が出ると、IPアドレス=192.168.0.2のアクセスポイント20は、災害設定の適用対象となる。
図8は、アクセスポイントの設定の変更方法の例を示すフローチャートである。移行指示生成部51は、入力されたパケットから災害情報を含むパケットを選択する(ステップS11)。ここで、災害情報発報装置10は、気象庁防災サーバ、全国瞬時警報システム(J−Alert)の送信元の装置、災害情報を通知する民間システムのサーバなどである。また、移行指示生成部51は、災害情報発報装置10として動作する装置に割り当てられたIP(Internet Protocol)アドレス、災害情報が掲載されたWebページの情報、メールの送信元などの情報を記憶している。そこで、移行指示生成部51は、記憶しているアドレスなどの情報を用いて、災害情報を含むパケットを選択し、選択したパケットから災害情報を取得する。移行指示生成部51は、災害情報から、災害種別、災害の規模、災害の発生場所を抽出する(ステップS12)。
その後、移行指示生成部51は、災害情報に含まれている災害種別、規模、発生場所の組み合わせを用いて、災害設定を適用するアクセスポイント20を選択する。さらに、移行指示生成部51は、災害設定で使用されるSSIDを特定する(ステップS13)。なお、災害設定で使用されるSSIDは、災害設定において、不特定の端末15とアクセスポイント20の間の通信に使用される第2の識別子である。
ステップS14において、移行指示生成部51は、選択したアクセスポイント20の設定を変更するための制御を行う。その後、通知処理部52は、災害設定が適用されるアクセスポイント20として特定したアクセスポイント20の情報を通知サーバ80に通知する(ステップS15)。
なお、図8は、処理の一例であり、実装に応じて処理は変更されうる。例えば、ステップS15の処理がステップS14の処理の前に行われても良く、ステップS14とステップS15の処理が並行して行われても良い。
(3)開放されたアクセスポイントの通知
図6〜図8を参照しながら説明した処理により、アクセスポイント20の設定変更が行われると、通知処理部52は、設定変更により開放されたアクセスポイント20の情報を通知サーバ80に通知する。通知サーバ80は、通知サーバ80から端末15に通知する対象(スポット)の情報を、スポットの登録を要求した制御装置30との通信に使用するセッションのIDやスポットの識別番号とともに記憶している。このため、制御装置30中の通知処理部52は、設定変更により開放されたアクセスポイント20の情報を、通知サーバ80から端末15に通知する対象の登録情報として送信することにより、通知サーバ80への通知を行う。
図9は、通知サーバ80に送信される登録情報に含まれる情報要素の例を説明する図である。図9に示す例では、開放されるアクセスポイント20の緯度、経度、ジャンル、スポット概要、有効期限、位置連動区分半径、セッションIDが登録情報として通知サーバ80に通知される。ジャンルは、通知サーバ80に登録されるスポットの用途である。さらに、スポット概要として、そのスポットに関する説明やそのスポットの使用に際して用いられる情報が登録される。図9の例では、スポット概要は、開放するアクセスポイント20との通信に使用可能なSSIDである。有効期限は、通知サーバ80がスポットの情報を端末15に通知する処理を終了する時刻を特定する情報である。位置連動区分半径は、通知サーバ80が端末15にスポットへの接近を通知する時点での、端末15とスポットの間の距離である。例えば、開放されるアクセスポイント20が形成する通信エリアの半径が位置連動区分半径として使用されてもよい。この場合、開放されたアクセスポイント20の通信エリア内に端末15が入ると、通知サーバ80から端末15に対して、アクセスポイント20の近傍に位置していることを示す通知が送信される。セッションIDは、通知サーバ80と制御装置30との通信の際に使用されるセッションを識別する識別情報である。セッションIDの取得については、図10を参照しながら説明する。
例えば、北緯35度40分53.0秒、東経139度45分57.9秒に設置されているアクセスポイント20が開放される場合、図9のデータの列に示す情報が登録情報として、制御装置30から通知サーバ80に通知される。なお、図9の例では、ジャンルとして「災害用アクセスポイント」という値が設定され、開放されるアクセスポイント20で使用される第2の識別子がスポット概要として通知される。図9の例では、第2の識別子として、「00000JAPAN」というSSIDが登録されている。有効期限は、通知対象のアクセスポイント20が開放される期間の終わる時刻であり、図9の例では、2016年2月10日である。また、位置連動区分半径は40m、セッションIDはSE01である。
なお、図9は、アクセスポイント20の開放に際して制御装置30から通知サーバ80に通知される情報の一例である。アクセスポイント20の開放に際して制御装置30から通知サーバ80に通知される情報要素は、実装に応じて変更され得る。例えば、図9に含まれている情報以外の情報が、制御装置30から通知サーバ80に通知されてもよい。
図10は、開放されたアクセスポイントの通知方法の例を説明するシーケンス図である。以下、図10を参照しながら、開放されたアクセスポイント20が端末15に通知されるまでに行われる通信処理の例を説明する。なお、図10は処理の一例であり、処理の手順は実装に応じて変更され得る。例えば、ステップS28とS29の順序は互いに変更され得る。
制御装置30中の移行指示生成部51は、図6〜図8を参照しながら説明した処理により、アクセスポイント(AP)20の開放処理を行う(ステップS21)。すると、通知処理部52は、通知サーバ80との間の通信を開始するために、認証処理を通知サーバ80に要求する(ステップS22)。ここで、ステップS22は、通知処理部52が通知サーバ80に登録情報を登録させるために行われる。
通知サーバ80中の認証部92は、認証情報86を用いて認証処理を行う。認証部92は、制御装置30の認証に成功すると、制御装置30と通知サーバ80が通信する際に使用するセッションのセッションIDを生成し、認証応答の中にセッションIDを含めて制御装置30に送信する(ステップS23)。
制御装置30中の通知処理部52は、受信部33を介して、認証応答を取得することにより、セッションIDを取得する。通知処理部52は、移行指示生成部51が開放したアクセスポイント20の情報と取得したセッションIDを用いて、通知サーバ80に通知する登録情報を含むスポット登録要求を生成する。例えば、セッションID=SE01の場合、図9に示す登録情報が生成される。スポット登録要求は、登録情報で特定されるスポット(アクセスポイント20)を、端末15への通知対象として登録することを通知サーバ80に要求するための制御メッセージである。従って、認証応答で通知されたセッションIDは、登録情報の登録を制御装置30が通知サーバ80に要求する際の認証情報として使用されている。通知処理部52は、生成したスポット登録要求を、送信部32を介して通知サーバ80に送信する(ステップS24)。
通知サーバ80中の取得部93は、通信部81を介してスポット登録要求を取得すると、スポット登録要求によって通知されたアクセスポイント20の情報を特定するスポット番号を生成する。スポット番号は、登録情報87として通知サーバ80が記憶しているスポットの情報を一意に特定する識別番号であり、図10の場合は、通知されたアクセスポイント20を識別する識別情報である。例えば、取得部93は、ステップS24で通知された1台のアクセスポイント20に対して、AP1というスポット番号を生成したとする。すると、取得部93は、スポット登録要求によって通知された情報を、生成したスポット番号に対応付けて記憶する。さらに、取得部93は、制御装置30に対して、スポット登録要求によって通知されたアクセスポイント20に対応付けたスポット番号を含むスポット登録応答を生成し、通信部81を介して、制御装置30に送信する(ステップS25)。制御装置30では、スポット登録応答を受信すると、通知したアクセスポイント20の情報をスポット番号に対応付けて記録する。
一方、通知サーバ80中のメッセージ生成部94は、開放されたアクセスポイント20の情報を端末15にPush通知するための通知メッセージを生成する。ここでは、メッセージ生成部94は、ジャンルごとに1つ以上の通知用のメッセージの生成に使用するテンプレートを記憶しているものとする。図10の例では、ジャンル=災害用アクセスポイントの条件が登録された場合の通知に使用するテンプレートとして、「緯度○○経度○○の地点のWiFiステーションが災害用無料公開に切り替わりました。」という文字列を記憶しているとする。メッセージ生成部94は、通知対象のアクセスポイントの緯度と経度をテンプレートに含めることによって得られた文字列を、通知メッセージとして生成する。例えば、図9に示す情報が通知された場合、メッセージ生成部94は、「北緯35度40分53.0秒、東経139度45分57.9秒の地点のWiFiステーションが災害用無料公開に切り替わりました。」というメッセージを生成する(ステップS26)。
メッセージ生成部94は、制御装置30から取得した情報の通知に使用するアプリケーションのServerAPIKeyに対応づけられているRegistrationIDを特定する。メッセージ生成部94は、特定したRegistrationIDおよびServerAPIKeyとともに、生成したメッセージを、通信部81を介してGCM120に送信する(ステップS27)。
GCM120は、通知サーバ80に対してプッシュ通知の許可応答を送信する(ステップS28)。さらに、GCM120は、通知サーバ80から通知されたRegistrationIDを用いて、認証処理と配信先の端末15の特定を行う(ステップS29)。認証に成功した場合、GCM120は、RegistrationIDで識別される端末15に、通知サーバ80から通知された通知メッセージを、ProjectIDに対応付けて送信する(ステップS30)。なお、ステップS30でGCM120が端末15に送信するProjectIDは、制御装置30から取得した情報の通知に使用するアプリケーションのProjectIDである。
図11は、端末15での表示例を説明する図である。図11の例では、端末15は、GCM120から受信したメッセージを端末15が備えるディスプレイの画面にポップアップ表示している。なお、図11は端末15での表示の一例であり、表示形式は実装に応じて任意に変更され得る。例えば、端末15において、ProjectIDで識別されるアプリケーションの処理により、受信した通知メッセージ中の緯度と経度が抽出され、地図上に通知メッセージで通知された地点に目印がつけられた地図が生成され、表示されてもよい。さらに、通知メッセージで通知された地点に目印がつけられた地図を画面に表示した上で、目印の表示位置に重ならないように、通知メッセージがポップアップ表示されてもよい。
このように、図10で説明した処理により、開放されたアクセスポイント20の情報が端末15に通知される。なお、図10のステップS24とS25の処理により、開放されたアクセスポイント20には、通知サーバ80で生成されたスポット番号が対応付けられている。
図12は、登録情報に含まれる情報要素の例を説明する図であり、開放されたアクセスポイント20の情報とスポット番号を対応付けた例である。図10のステップS24での処理により、通知サーバ80は、通知されたアクセスポイント20に対するスポット番号を生成しているので、ステップS24以降は、図12に示すように、図9で通知された情報にスポット番号を対応付けた情報を記憶している。一方、制御装置30においても、ステップS25の処理により、スポット番号が通知サーバ80から通知されるので、スポット登録要求で通知した情報に対応付けて、スポット登録応答で通知されたスポット番号を登録する。このため、制御装置30も、図12に示す登録情報を保持する。従って、以後の処理では、図12に示す登録情報が制御装置30と通知サーバ80のいずれにおいても使用される。
図13は、開放されたアクセスポイント20の通知の際に制御装置30が行う処理の例を説明するフローチャートである。まず、移行指示生成部51は、アクセスポイント20を開放するための処理を行う(ステップS31)。通知処理部52は、通知サーバ80に登録情報を送信するための認証要求を行う(ステップS32)。通知サーバ80での認証が成功した場合には、通知サーバ80から制御装置30に認証応答が送信される。このため、通知処理部52は、通知サーバ80から認証応答が得られたかを判定する(ステップS33)。通知サーバ80から認証応答が得られた場合、通知処理部52は、通知サーバ80に対してスポット登録要求を行う(ステップS33でYes、ステップS34)。一方、通知サーバ80から認証情報が得られない場合、通知サーバ80での認証は失敗しているので、制御装置30は、認証不可通知を通知サーバ80から受信する(ステップS33でNo、ステップS35)。認証不可通知を受信すると、通知処理部52は処理を終了する。
図14は、開放されたアクセスポイントの通知の際に通知サーバ80が行う処理の例を説明するフローチャートである。なお、図14は処理の一例であり、処理の手順は実装に応じて変更され得る。例えば、ステップS49は、ステップS50やS51の後に行われても良い。
制御装置30からの認証要求を受信すると、認証部92は、認証に使用する情報(認証情報)が正しいかを判定する(ステップS41、S42)。認証情報が正しくない場合、認証部92は、通信部81を介して、制御装置30に認証エラーを通知する(ステップS42でNo、ステップS43)。一方、認証情報が正しい場合、認証部92は、制御装置30との通信に使用するセッションを識別するセッションIDを生成し、制御装置30に認証応答を送信する(ステップS42でYes、ステップS44)。その後、通信部81は、制御装置30からスポット登録要求を受信する(ステップS45)。取得部93は、スポット登録要求に含まれている登録情報を取得する(ステップS46)。取得部93は、取得した登録情報の形式が正しいかを判定する(ステップS47)。ここで、予め、登録情報87の形式として決められた形式の情報が取得された場合、取得部93は、取得した情報の形式が正しいと判定する。取得した登録情報の形式が正しくない場合、取得部93は、制御装置30に情報の形式エラーを通知して、処理を終了する(ステップS47でNo、ステップS52)。
取得部93は、登録情報の形式が正しい場合、スポット番号を生成し、登録情報をスポット番号に対応付けて登録する(ステップS47でYes、ステップS48)。取得部93は、通信部81を介して、スポット番号を含むスポット登録応答を制御装置30に送信する(ステップS49)。一方、メッセージ生成部94は、端末15宛ての通知メッセージを生成する(ステップS50)。なお、通知メッセージには、スポット登録要求によって災害設定への移行が行われたことが通知されたアクセスポイント20の情報が含まれている。通信部81は、端末15に向けて、通知メッセージをプッシュ配信する(ステップS51)。
(4)開放されたアクセスポイントへの接近の通知
図15は、開放されたアクセスポイント20に近づいたことを通知する方法の例を説明するシーケンス図である。図15を参照しながら、端末15がアクセスポイント20に接近している場合に行われる処理の例を説明する。ここで、「アクセスポイント20に接近する」とは、端末15からアクセスポイント20までの距離が所定の閾値以下であることを指すものとする。所定の閾値は、実装に応じて決定され、アクセスポイント20が生成する通信エリアの半径と同じ値であってもよく、また、アクセスポイント20が生成する通信エリアの半径を所定の割合分だけ増減させて得られる値であってもよい。以下の説明では、所定の閾値が、開放されているアクセスポイント20の通信エリアの半径である場合を例として説明する。
ステップS61において、端末15は、定期的に、通知サーバ80に対して、端末15が位置している場所の緯度と経度を、端末15の位置情報として送信する。判定部95は、端末15から通知された位置と、スポット登録の対象となっているアクセスポイント20の緯度と経度を用いて、端末15とアクセスポイント20との間の距離を求める。なお、端末15とアクセスポイント20との間の距離を求める際の計算方法は任意である。
判定部95は、端末15とアクセスポイント20との間の距離が、開放中のアクセスポイント20の通信エリアの半径以下であるかを判定する。ここで、開放中のアクセスポイント20の通信エリアの半径は、登録情報(図12)には、位置連動区分半径として格納されている。端末15とアクセスポイント20との間の距離が位置連動区分半径以下の場合、メッセージ生成部94は、端末15に対して、開放中のアクセスポイント20の情報を通知するための通知メッセージを生成する(ステップS62)。
メッセージ生成部94は、開放されたアクセスポイント20に端末15が接近していることを端末15にPush通知するための通知メッセージを生成する。図15の例では、ジャンル=災害用アクセスポイントのスポットに端末15が接近した場合の通知に使用するテンプレートとして、「緯度○○経度○○の地点のWiFiステーションの通信エリアに入りました。」という文字列を記憶しているとする。メッセージ生成部94は、通知対象のアクセスポイントの緯度と経度をテンプレートに含めることによって得られた文字列を、通知メッセージとして生成する。従って、図12に示すアクセスポイント20に端末15が接近した場合、メッセージ生成部94は、「北緯35度40分53.0秒、東経139度45分57.9秒の地点のWiFiステーションの通信エリアに入りました。」という通知メッセージを生成する。
メッセージ生成部94は、制御装置30から取得した情報の通知に使用するアプリケーションのServerAPIKeyに対応づけられているRegistrationIDを特定する。メッセージ生成部94は、得られたServerAPIKey、RegistrationID、及び、生成したメッセージを通信部81に出力する。このとき、メッセージ生成部94は、登録情報87中において、通知対象のアクセスポイント20のスポット概要として登録されている第2の識別子の情報も、通信部81に出力する。図12の例では、通知対象のアクセスポイント20との通信に使用される第2の識別子として、00000JAPANというSSIDが記録されている。通信部81は、入力されたメッセージを、特定したRegistrationID、ServerAPIKey、通知対象のアクセスポイント20との通信に使用される第2の識別子とともに、GCM120に送信する(ステップS63)。
GCM120は、通知サーバ80から通知されたRegistrationIDを用いて、認証処理と配信先の端末15の特定を行う(ステップS64)。認証に成功した場合、GCM120は、RegistrationIDで識別される端末15に、通知サーバ80から通知された通知メッセージと通知対象のアクセスポイント20との通信に使用される第2の識別子を、ProjectIDに対応付けて送信する(ステップS65)。なお、ステップS65では、通知サーバ80からGCM120に通知されたServerAPIKeyに、図5のステップS1の処理で対応付けられているProjectIDが端末15に送信される。
図16は、端末15での表示例を説明する図である。図16の例では、端末15は、GCM120から受信したメッセージをディスプレイの画面にポップアップ表示している。なお、図16は端末15での表示の一例であり、表示形式は実装に応じて任意に変更され得る。例えば、アクセスポイント20が登録された場合と同様に、地図表示が行われても良く、また、地図表示とポップアップ表示が併用された表示が行われても良い。
図17は、開放されたアクセスポイントに近づいたことを通知する際に通知サーバ80が行う処理の例を説明するフローチャートである。図17では、一例として、アクセスポイント20に対して設定された有効期限が経過していない場合に限って、端末15に接近の通知を行う場合を説明する。なお、有効期限は、図10や図12などを参照しながら説明したように、アクセスポイント20の災害設定(開放)が終了する時刻として通知サーバ80に通知されている。
判定部95は、端末15の位置情報を端末15から取得する(ステップS71)。判定部95は、登録情報87として登録しているアクセスポイント20と端末15との間の距離が位置連動区分半径よりも小さいかを判定する(ステップS72)。登録しているアクセスポイント20と端末15との間の距離が位置連動区分半径以上の場合、ステップS71に戻る(ステップS72でNo)。
一方、開放されているアクセスポイント20と端末15との間の距離が位置連動区分半径よりも小さいと判定された場合、メッセージ生成部94は、アクセスポイント20について設定された有効期限を過ぎているかを判定する(ステップS72でYes、ステップS73)。端末15との距離が位置連動区分未満となっているアクセスポイント20の有効期限を過ぎている場合、そのアクセスポイント20の開放が終了しているため、メッセージ生成部94は、処理を終了する(ステップS73でYes)。端末15との距離が位置連動区分未満となっているアクセスポイント20の有効期限を過ぎていない場合、メッセージ生成部94は、接近メッセージを生成する(ステップS73でNo、ステップS74)。ここで、接近メッセージは、端末15が開放中のアクセスポイント20に接近していることを通知するメッセージである。メッセージ生成部94は、通信部81を介して、生成した接近メッセージを、端末15宛にプッシュ配信する(ステップS75)。
このように、図15〜図17で説明した処理により、開放されたアクセスポイント20の通信エリアに入った端末15には、アクセスポイント20に接近していることが通知される。さらに、第2の識別子も併せて通知されるので、端末15のユーザがアクセスポイント20を用いた通信を希望する場合に、ユーザが端末15をアクセスポイント20に接続させる処理が便利になる。
(5)アクセスポイントの開放終了時の処理
図17を参照しながら説明したように、通知サーバ80は、有効期限になると、スポット登録されているアクセスポイント20の通信エリア内に端末15が入っても、端末15に対して、アクセスポイント20に接近している旨の通知を行わなくなる。しかし、開放終了の際に、制御装置30から通知サーバ80に対してスポット登録の削除を要求してもよい。以下、制御装置30から通知サーバ80に対してスポット登録の削除を要求する場合に行われる処理の例を説明する。
制御装置30において、移行指示生成部51は、タイマ55を用いて、開放しているアクセスポイント20の各々について、開放の指示をした時刻から経過した時間が、アクセスポイント20を開放する期間を超えているかをモニタする。開放の指示をした時刻から経過した時間が、アクセスポイント20を開放する期間を超えると、移行指示生成部51は、開放しているアクセスポイント20の各々に対して、第2の識別子を用いた通信を許可させないための指示を生成する。移行指示生成部51は、生成した指示を、災害設定を終了させるアクセスポイント20に送信する。すると、災害設定の終了が要求されたアクセスポイント20の各々では、制御装置30からの通知に従って、第2の識別子を用いた通信の許可を終了する。なお、制御装置30が無線LANコントローラ75を介してアクセスポイント20を制御している場合、制御装置30は、災害設定を終了させるアクセスポイント20の識別情報と共に、災害設定の終了の要求を、無線LANコントローラ75に送信する。すると、無線LANコントローラ75は、制御装置30から指定されたアクセスポイント20について、災害設定を終了させる。
第2の識別子を用いた通信を許可させないための指示が送信されると、通知処理部52は、災害設定を終了させたアクセスポイント20の情報を通知サーバ80に通知する。このとき、通知処理部52は、災害設定が終了したアクセスポイント20の情報を、通知サーバ80で記憶しているスポット情報の削除の要求として、通知サーバ80に送信する。
図18は、削除情報に含まれる情報要素の例を説明する図である。図18に示す例では、災害設定が終了されるアクセスポイント20に割り当てられたスポット番号とセッションIDが削除情報として通知サーバ80に通知される。スポット番号は、登録削除の対象のアクセスポイント20が通知サーバ80に登録されたときに、アクセスポイント20の識別のために生成された情報である。セッションIDは、通知サーバ80と制御装置30の間の通信の際に使用されるセッションを識別する識別情報であり、削除情報の送受信に先立って行われる認証の際に通知サーバ80から制御装置30に通知される。以下の処理では、セッションIDは、登録情報の削除を制御装置30が通知サーバ80に要求する際の認証情報として使用される。
例えば、北緯35度40分53.0秒、東経139度45分57.9秒に設置されているアクセスポイント20の災害設定が終了される場合、図18のデータの列に示す情報が登録情報として使用される。図18の例では、セッションID=SE02、スポット番号=AP1である。なお、通知処理部52は、制御装置30が記憶している情報(図12)を用いて、スポット番号を特定することにより、削除情報を生成する。なお、図18は削除情報の例であり、実装に応じて、削除情報に含まれる情報要素は、変更されてもよい。
図19は、アクセスポイントの開放の終了を通知する方法の例を説明するシーケンス図である。以下、図19を参照しながら、開放が終了したアクセスポイント20の情報が端末15に通知されるまでに行われる通信処理の例を説明する。なお、図19は処理の一例であり、処理の手順は実装に応じて変更され得る。例えば、ステップS88とS89の順序は互いに変更され得る。
制御装置30中の移行指示生成部51は、無線アクセスポイントの開放を終了させるための処理を行う(ステップS81)。すると、通知処理部52は、通知サーバ80に削除情報を通知するために、認証処理を通知サーバ80に要求する(ステップS82)。通知サーバ80中の認証部92は、制御装置30の認証に成功すると、制御装置30と通知サーバ80が通信する際に使用するセッションのセッションIDを生成し、認証応答の中にセッションIDを含めて制御装置30に送信する(ステップS83)。制御装置30中の通知処理部52は、受信部33を介して、認証応答を取得することにより、セッションIDを取得する。
通知処理部52は、移行指示生成部51が災害設定を終了したアクセスポイント20の情報と、ステップS83で取得したセッションIDを用いて、制御装置30に通知する登録情報を含むスポット削除要求を生成する。スポット削除要求に含まれる削除情報の例は、図18に示すとおりである。スポット削除要求は、削除情報で特定されるスポット(アクセスポイント20)を、端末15への通知対象から削除することを通知サーバ80に要求するための制御メッセージである。通知処理部52は、生成したスポット削除要求を、送信部32を介して通知サーバ80に送信する(ステップS84)。
通知サーバ80中の取得部93は、スポット削除要求を取得すると、スポット削除要求によって通知されたスポット番号に対応付けられた情報を、登録情報87から削除する。このため、図18に示す削除情報を含むスポット削除要求を受信した通知サーバ80では、図12に示す情報が登録情報87から削除される。さらに、取得部93は、スポット削除要求に対する応答(スポット削除応答)を生成し、通信部81を介してスポット削除応答を制御装置30に送信する(ステップS85)。制御装置30では、スポット削除応答を受信すると、通知したアクセスポイント20の情報が端末15への通知対象から削除されたと判定する。
一方、通知サーバ80のメッセージ生成部94は、開放が終了されたアクセスポイント20の情報を端末15にPush通知するための通知メッセージを生成する。このとき、メッセージ生成部94は、ジャンル=災害用アクセスポイントの条件が削除された場合の通知に使用するテンプレートを使用する。例えば、メッセージ生成部94は、「緯度○○経度○○の地点のWiFiステーションの災害用無料公開が終了しました。」という文字列をテンプレートとして記憶しているとする。メッセージ生成部94は、通知対象のアクセスポイントの緯度と経度をテンプレートに含めることによって得られた文字列を、通知メッセージとして生成する。従って、図18に示す情報が通知された場合、メッセージ生成部94は、「北緯35度40分53.0秒、東経139度45分57.9秒の地点のWiFiステーションの災害用無料公開が終了しました。」という通知メッセージを生成する(ステップS86)。
メッセージ生成部94は、制御装置30から取得した情報の通知に使用するアプリケーションのServerAPIKeyに対応づけられているRegistrationIDを特定する。通知サーバ80は、生成したメッセージを、特定したRegistrationIDおよびServerAPIKeyとともに、通信部81に出力する。すると、通信部81はメッセージ生成部94から入力された情報をGCM120に送信する(ステップS87)。ステップS88〜S90の処理は、図10を参照しながら説明したステップS28〜S30の処理と同様である。
図20は、端末15での表示例を説明する図である。なお、図20は端末15での表示の一例であり、表示形式は実装に応じて任意に変更され得る。例えば、アクセスポイント20が登録された場合と同様に、地図表示が行われても良く、また、地図表示とポップアップ表示が併用された表示が行われても良い。地図表示が使用される場合、開放が終了されたアクセスポイント20の表示の色が開放時の表示色と異なるなど、ユーザがアクセスポイント20の開放が終了したことを認識できるように表示されるものとする。
図21は、アクセスポイント20の開放の終了を通知する際に制御装置が行う処理の例を説明するフローチャートである。まず、移行指示生成部51は、無線アクセスポイント20の開放を終了するための処理を行う(ステップS101)。通知処理部52は、通知サーバ80に削除情報を送信するための認証要求を行う(ステップS102)。通知処理部52は、通知サーバ80から認証応答が得られたかを判定する(ステップS103)。通知サーバ80から認証応答が得られた場合、通知処理部52は、通知サーバ80に対してスポット削除要求を行う(ステップS103でYes、ステップS104)。一方、通知サーバ80から認証不可通知を受信した場合、通知処理部52は、処理を終了する(ステップS105でYes)。
図22は、アクセスポイントの開放の終了を通知する際に通知サーバが行う処理の例を説明するフローチャートである。ステップS111〜S114の処理は、図14を参照しながら説明したステップS41〜S44と同様である。制御装置30からスポット削除要求を受信すると、取得部93は、スポット削除要求に含まれている削除情報を取得する(ステップS115、S116)。取得部93は、取得した削除情報の形式が正しいかを判定する(ステップS117)。取得した削除情報の形式が正しくない場合、取得部93は、制御装置30に情報の形式エラーを通知して、処理を終了する(ステップS117でNo、ステップS122)。取得部93は、削除情報の形式が正しい場合、削除情報で指定されたスポットの情報を削除する(ステップS117でYes、ステップS118)。取得部93は、通信部81を介して、スポット削除応答を制御装置30に送信する(ステップS119)。さらに、メッセージ生成部94は、端末15宛ての通知メッセージ(スポット削除メッセージ)を生成する(ステップS120)。なお、スポット削除メッセージには、スポット削除要求によって災害設定による開放が終了したことが通知されたアクセスポイント20の情報が含まれている。通信部81は、端末15に向けて、スポット削除メッセージをプッシュ配信する(ステップS121)。
このように、実施形態にかかるシステムでは、災害の発生の通知や災害に備えた警戒の通知に起因して、自律的にアクセスポイント20が災害設定に設定され、災害設定に設定されたアクセスポイント20の情報が、ユーザの端末15にPush通知される。このため、端末15のユーザは、画面の表示を確認することにより、災害設定が行われているアクセスポイント20へ到達する前から、災害設定が行われているアクセスポイント20の存在を知ることができる。このようにユーザは、災害時に「自分の近くには通信できる場所がある」ということを知ることができ、情報を得た後に、たとえ公衆の無線通信回線が輻輳して通信できなくなったとしても、安心感を得ることができる。そしてこの安心感により、ユーザの判断や行動に余裕が発生する。その上で、災害設定が行われているアクセスポイント20まで行って、接続を行うかをユーザに選択させることで、限られた通信環境における通信混雑を改善する効果がある。
さらに、ユーザが開放中のアクセスポイント20に接近すると、通知サーバ80から開放中のアクセスポイント20に接近中であることがユーザの端末15に通知される。このため、端末15の画面には、アクセスポイント20への接近の情報も表示され、ユーザは、接続可能なアクセスポイント20に気付きやすくなる。さらに、接続処理の際の支援として、開放中のアクセスポイント20に接続する際に使用可能な第2の識別子の情報も、端末15の画面に表示される。このため、端末15のユーザは開放されているアクセスポイント20を利用しやすくなる。
また、実施形態にかかる方法では、アクセスポイント20の開放が終了すると、開放の終了したアクセスポイント20の情報は、通知サーバ80から送られてこなくなる。このため、端末15のユーザが有効期限の過ぎた古い情報を受信したことにより誤った認識を持つことを防止できる。また、実施形態にかかる方法では、有効期限の過ぎた情報が送受信されることによる無駄な通信も省かれるので、効率的である。
<変形例>
以上の説明では、pushサーバがGCM120の場合を例として説明したが、実装に応じて、GCM120以外の任意のpushサーバをシステムに適用可能である。以下の説明では、一例として、通知サーバ80からの端末15へのpush通知がAPNS(Apple Push Notification Service)130を介して行われる場合に行われる場合の処理を説明する。
図23は、端末15の登録方法の例を説明するシーケンス図である。ステップS131〜S136は、APNS130と端末15の間の接続処理である。端末15は、APNS130に対して、TLS(Transport Layer Security)通信の開始を要求する(ステップS131)。APNS130は、TLS通信開始応答と共に、サーバ証明書を端末15に送信する(ステップS132)。端末15は、APNS130から受信したサーバ証明書を検証する(ステップS133)。その後、端末15は、デバイス証明書をAPNS130に送信する(ステップS134)。APNS130は、デバイス証明書を受信すると、受信したデバイス証明書を検証する(ステップS135)。APNS130は、端末認証を端末15に送信する(ステップS136)。
次に、APNS130と通知サーバ80の間でも接続処理が行われる(ステップS137〜S142)。通知サーバ80の接続処理部96は、TLS通信の開始を要求する(ステップS137)。APNS130は、TLS通信開始応答と共に、サーバ証明書を通知サーバ80に送信する(ステップS138)。接続処理部96は、APNS130から受信したサーバ証明書を検証する(ステップS139)。その後、接続処理部96は、プロバイダ証明書をAPNS130に送信する(ステップS140)。APNS130は、プロバイダ証明書を受信すると、受信したプロバイダ証明書を検証する(ステップS141)。APNS130は、プロバイダ認証を通知サーバ80に送信する(ステップS140)。
その後、端末15は、APNS130に通知登録要求を送信する(ステップS143)。通知登録要求には、通知タイプ、通知アクション、通知カテゴリが含まれる。通知タイプは、通知メッセージの表示方法や警告音などを指定する情報である。通知アクションは、push通知の受信に際して端末15が行う処理の種類である。通知タイプに指定されたタイプの通知が発生すると、端末15は、通知タイプに対応する通知アクションを行う。通知カテゴリは、通知アクションをグループ化した場合のグループを表わす値である。APNS130は、通知登録要求を受信すると、端末15の識別子に使用されるトークンを生成し、生成したトークンを端末15に通知する(ステップS144、S145)。端末15は、APNS130から通知されたトークンを通知サーバ80に通知する(ステップS146)。
図24は、開放されたアクセスポイントの通知方法の例を説明するシーケンス図である。なお、図24の処理は実装に応じて変更され得る。例えば、ステップS158の処理は、ステップS159、S160の後で行われても良い。ステップS151〜S156の処理は、図10を参照しながら説明したステップS21〜S26の処理と同様である。
通知サーバ80中のメッセージ生成部94は、APNS130にプッシュ通知の許可を要求する(ステップS157)。なお、プッシュ通知の許可要求と共に、端末15宛の通知メッセージや送信先の端末15のトークンがAPNS130に送信されている。APNS130は、プッシュ通知の許可応答を通知サーバ80に送信する(ステップS158)。さらに、APNS130は、トークンにより配信先の端末15を決定し、配信先の端末15に対して、トークンとメッセージをプッシュ配信する(ステップS159、ステップS160)。
図25は、アクセスポイントへの接近とアクセスポイントの開放終了を通知する方法の例を説明するシーケンス図である。まず、ステップS170〜S175を参照しながら、アクセスポイントへの接近の際の処理について説明する。ステップS170〜S171で行われる処理は、図15を参照しながら説明したステップS61〜S62の処理と同様である。通知サーバ80中のメッセージ生成部94は、プッシュ通知の許可要求とともに、生成したメッセージ、配信先の端末15のトークンを、APNS130に送信する(ステップS172)。APNS130は、プッシュ通知の許可応答を通知サーバ80に送信する(ステップS173)。さらに、APNS130は、トークンにより配信先の端末15を決定し、配信先の端末15に対して、トークンとメッセージをプッシュ配信する(ステップS174、ステップS175)。
次に、ステップS176〜S185を参照しながら、アクセスポイントの開放が終了した際の処理について説明する。ステップS176〜S181で行われる処理は、図19を参照しながら説明したステップS81〜S86の処理と同様である。ステップS182〜S185の処理は、ステップS172〜S175の処理と同様である。
このように、GCM120の代わりにAPNS130がプッシュサーバとして用いられた場合でも、アクセスポイント20の開放や開放の終了、さらに、開放中のアクセスポイント20への接近が、端末15に通知される。端末15は、通知された情報を端末15の画面に表示することにより、端末15のユーザに対して、使用可能なアクセスポイント20の情報を提供できる。
<その他>
なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。以下にその例をいくつか述べる。
以上の説明で使用したテーブルなどに含まれる情報要素は一例であり、実装に応じて変更され得る。さらに、端末15への表示も実装に応じて変更され得る。
いずれの実施形態においても、制御装置30中の移行指示生成部51は、アクセスポイント20の設定切り替え時にオペレータに、設定の切り替えを行うかを確認してもよい。その場合、移行指示生成部51は、災害情報に含まれている情報を用いて災害設定を適用するアクセスポイント20を選択すると、選択したアクセスポイント20のリストをオペレータに提示するために、表示デバイス41に出力する。このとき、移行指示生成部51は、災害設定の適用対象となるアクセスポイント20の情報と共に、災害設定の接続に使用される第2の識別子を、表示デバイス41に出力しても良い。その後、移行指示生成部51は、オペレータからの変更要求を取得するまで待機する。変更要求は、入力装置42などから入力される。移行指示生成部51は、オペレータからの変更要求を取得すると、選択したアクセスポイント20の設定を変更するための制御を行う。
アクセスポイント20の開放の終了を決定する方法も実装に応じて変更され得る。例えば、制御装置30は、災害情報発報装置10からの通知を受けてから所定の期間が経過すると、災害設定による開放を終了してもよい。
上述の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置に、
災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への当該アクセスポイントの移行を指示する移行指示を送信し、
前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末の情報を保持する通知サーバに、当該端末へ提供する情報の登録に用いる認証要求を送信し、
前記認証要求によって発行される認証情報を用いて、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を前記通知サーバに登録し、前記通知サーバに、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報に基づいて生成されるメッセージを前記端末へ通知させる
処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。
(付記2)
前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報は、位置情報と領域情報を含み、
前記通知サーバに、
前記端末から通知される端末の位置情報と、登録された前記領域情報とに基づいて、当該領域情報が示す領域に当該端末が入ったかを判定させ、
当該領域に入った端末に向けて、当該領域に対応するアクセスポイントの情報を前記第2の識別子と共に送信させる
処理を、前記制御装置に実行させることを特徴とする付記1に記載の制御プログラム。
(付記3)
前記災害情報を取得してから経過した時間が所定の期間を超えると、前記災害情報を用いて前記災害設定の対象としたアクセスポイントに対して、前記災害設定を終了することを指示する他の移行指示を送信し、
前記通知サーバに、
前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末へ提供する情報の削除に用いる他の認証要求を送信し、
前記他の認証要求によって発行される他の認証情報を用いて、前記通知サーバが配信する情報から、前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を削除し、前記通知サーバに、前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を前記端末へ通知させる
処理を、前記制御装置に実行させることを特徴とする付記1または2に記載の制御プログラム。
(付記4)
前記災害情報として通知された災害種別、規模、および、発生地点の組み合わせを抽出し、
前記組み合わせが前記災害設定を行う条件に合致し、前記災害設定の対象となるアクセスポイントを選択する
処理を前記制御装置に行わせることを特徴とする付記1〜3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
(付記5)
1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置であって、
災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への当該アクセスポイントの移行を指示する移行指示を生成する生成部と、
前記移行指示を送信すると共に、前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末の情報を保持する通知サーバに、当該端末へ提供する情報の登録に用いる認証要求を送信する送信部と、
前記認証要求によって発行される認証情報を用いて、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を前記通知サーバに登録し、前記通知サーバに、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報に基づいて生成されるメッセージを前記端末へ通知させる処理を行う通知処理部
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記6)
前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報は、位置情報と領域情報を含み、
前記通知処理部は、前記通知サーバに、前記端末から通知される端末の位置情報と、登録された前記領域情報とに基づいて、当該領域情報が示す領域に当該端末が入ったかを判定させ、当該領域に対応するアクセスポイントの情報と前記第2の識別子とを、当該領域に入った端末に通知させる
ことを特徴とする付記5に記載の制御装置。
(付記7)
前記生成部は、前記災害情報を取得してから経過した時間が所定の期間を超えると、前記災害情報を用いて前記災害設定の対象としたアクセスポイントに対して、前記災害設定を終了することを指示する他の移行指示を生成し、
前記送信部は、前記他の移行指示を送信すると共に、前記通知サーバに、前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末へ提供する情報の削除に用いる他の認証要求を送信し、
前記通知処理部は、前記他の認証要求によって発行される他の認証情報を用いて、前記通知サーバが配信する情報として登録された情報から、前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を削除し、前記通知サーバに、前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を前記端末へ通知させる処理を行う
ことを特徴とする付記5または6に記載の制御装置。
(付記8)
情報の配信先となる端末から受信した前記端末の情報を記憶し、
災害情報に基づいて選択したアクセスポイントを、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定へ移行させる制御を行う制御装置からの要求に応じて認証処理を行い、
前記認証処理で生成した認証情報とともに、前記制御装置が前記災害設定に移行させるアクセスポイントの情報を取得し、
前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を通知する通知メッセージを、前記配信先となる端末に配信する
処理を通知サーバに行なわせることを特徴とする通知プログラム。
(付記9)
前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報として、当該アクセスポイントの位置情報と当該アクセスポイントに対応付けられた領域情報を取得し、
前記配信先となる端末の位置情報を受信すると、前記領域情報が示す領域に当該端末が入ったかを判定し、
当該領域に入った端末に、当該領域に対応するアクセスポイントの情報を前記第2の識別子と共に通知する
処理を前記通知サーバに行なわせることを特徴とする付記8に記載の通知プログラム。
(付記10)
前記制御装置からの要求に応じて他の認証処理を行い、
前記他の認証処理で生成した他の認証情報とともに、前記制御装置が前記災害設定を終了させるアクセスポイントの情報を取得し、
前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を通知する他の通知メッセージを、前記配信先となる端末に配信する
処理を通知サーバに行なわせることを特徴とする付記8または9に記載の通知プログラム。
(付記11)
情報の配信先となる端末から受信した前記端末の情報を記憶する記憶部と、
災害情報に基づいて選択したアクセスポイントを、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定へ移行させる制御を行う制御装置からの要求に応じて認証処理を行う認証部と、
前記認証処理で生成した認証情報とともに、前記制御装置が前記災害設定に移行させたアクセスポイントの情報を取得する取得部と、
前記災害設定に移行したアクセスポイントの情報を前記配信先となる端末に通知する通知メッセージを生成する生成部と、
前記通知メッセージを、前記配信先となる端末に送信する通信部
を備えることを特徴とする通知サーバ。
(付記12)
前記配信先となる端末の位置情報を前記通信部が受信すると、前記災害設定に移行したアクセスポイントの位置情報と当該アクセスポイントに対応付けられた領域情報を用いて、前記領域情報が示す領域に当該端末が入ったかを判定する判定部をさらに備え、
前記通信部は、当該領域に入った端末に、当該領域に対応するアクセスポイントの情報を前記第2の識別子と共に通知する
ことを特徴とする付記11に記載の通知サーバ。
(付記13)
1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置は、
災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への当該アクセスポイントの移行を指示する移行指示を送信し、
前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末の情報を保持する通知サーバに、当該端末へ提供する情報の登録に用いる認証要求を送信し、
前記認証要求によって発行される認証情報を用いて、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を前記通知サーバに通知し、
前記通知サーバは、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を登録すると共に、当該アクセスポイントの情報を通知する通知メッセージを、前記配信先となる端末に送信する
ことを特徴とする通知方法。
(付記14)
前記制御装置は、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報として、当該アクセスポイントの位置情報と当該アクセスポイントに対応付けられた領域情報を前記通知サーバに送信し、
前記通知サーバは、
前記配信先となる端末の位置情報を受信すると、前記領域情報が示す領域に当該端末が入ったかを判定し、
当該領域に対応するアクセスポイントの情報と前記第2の識別子とを、当該領域に入った端末に通知する
ことを特徴とする付記13に記載の通知方法。
(付記15)
前記制御装置は、
前記災害情報を取得してから経過した時間が所定の期間を超えると、前記災害情報を用いて前記災害設定の対象としたアクセスポイントに対して、前記災害設定を終了することを指示する他の移行指示を送信し、
前記通知サーバに、前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末へ提供する情報の削除に用いる他の認証要求を送信し、
前記他の認証要求によって発行される他の認証情報を用いて、前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を、前記通知サーバに通知し、
前記通知サーバは、
配信対象として登録した情報から前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を削除すると共に、当該アクセスポイントでの災害設定の適用が終了することを通知する他の通知メッセージを、前記配信先となる端末に送信する
ことを特徴とする付記13または14に記載の通知方法。
1 アイコン
3 ルータ
4 通信装置
5 WAN
6 インターネット
10 災害情報発報装置
15 端末
20 アクセスポイント
30 制御装置
31、81 通信部
32 送信部
33 受信部
40 ユーザインタフェース
41 表示デバイス
42 入力装置
50、90 制御部
51 移行指示生成部
52 通知処理部
55 タイマ
60、85 記憶部
61 アクセスポイント情報テーブル
75 無線LANコントローラ
80 通知サーバ
86 認証情報
87 登録情報
88 端末情報
91 特定部
92 認証部
93 取得部
94 メッセージ生成部
95 判定部
96 接続処理部
101 プロセッサ
102 メモリ
104 出力装置
105 バス
106 記憶装置
107 可搬記憶媒体駆動装置
108 可搬記憶媒体
109 ネットワークインタフェース
120 GCM
130 APNS

Claims (10)

  1. 1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置に、
    災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への当該アクセスポイントの移行を指示する移行指示を送信し、
    前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末の情報を保持する通知サーバに、当該端末へ提供する情報の登録に用いる認証要求を送信し、
    前記認証要求によって発行される認証情報を用いて、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を前記通知サーバに登録し、前記通知サーバに、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報に基づいて生成されるメッセージを前記端末へ通知させる
    処理を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  2. 前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報は、位置情報と領域情報を含み、
    前記通知サーバに、
    前記端末から通知される端末の位置情報と、登録された前記領域情報とに基づいて、当該領域情報が示す領域に当該端末が入ったかを判定させ、
    当該領域に入った端末に向けて、当該領域に対応するアクセスポイントの情報を前記第2の識別子と共に送信させる
    処理を、前記制御装置に実行させることを特徴とする請求項1に記載の制御プログラム。
  3. 前記災害情報を取得してから経過した時間が所定の期間を超えると、前記災害情報を用いて前記災害設定の対象としたアクセスポイントに対して、前記災害設定を終了することを指示する他の移行指示を送信し、
    前記通知サーバに、
    前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末へ提供する情報の削除に用いる他の認証要求を送信し、
    前記他の認証要求によって発行される他の認証情報を用いて、前記通知サーバが配信する情報から、前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を削除し、前記通知サーバに、前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を前記端末へ通知させる
    処理を、前記制御装置に実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の制御プログラム。
  4. 前記災害情報として通知された災害種別、規模、および、発生地点の組み合わせを抽出し、
    前記組み合わせが前記災害設定を行う条件に合致し、前記災害設定の対象となるアクセスポイントを選択する
    処理を前記制御装置に行わせることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御プログラム。
  5. 1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置であって、
    災害情報を取得すると、前記災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への当該アクセスポイントの移行を指示する移行指示を生成する生成部と、
    前記移行指示を送信すると共に、前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末の情報を保持する通知サーバに、当該端末へ提供する情報の登録に用いる認証要求を送信する送信部と、
    前記認証要求によって発行される認証情報を用いて、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を前記通知サーバに登録し、前記通知サーバに、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報に基づいて生成されるメッセージを前記端末へ通知させる処理を行う通知処理部
    を備えることを特徴とする制御装置。
  6. 情報の配信先となる端末から受信した前記端末の情報を記憶し、
    災害情報に基づいて選択したアクセスポイントを、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定へ移行させる制御を行う制御装置からの要求に応じて認証処理を行い、
    前記認証処理で生成した認証情報とともに、前記制御装置が前記災害設定に移行させるアクセスポイントの情報を取得し、
    前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を通知する通知メッセージを、前記配信先となる端末に配信する
    処理を通知サーバに行なわせることを特徴とする通知プログラム。
  7. 前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報として、当該アクセスポイントの位置情報と当該アクセスポイントに対応付けられた領域情報を取得し、
    前記配信先となる端末の位置情報を受信すると、前記領域情報が示す領域に当該端末が入ったかを判定し、
    当該領域に入った端末に、当該領域に対応するアクセスポイントの情報を前記第2の識別子と共に通知する
    処理を前記通知サーバに行なわせることを特徴とする請求項6に記載の通知プログラム。
  8. 前記制御装置からの要求に応じて他の認証処理を行い、
    前記他の認証処理で生成した他の認証情報とともに、前記制御装置が前記災害設定を終了させるアクセスポイントの情報を取得し、
    前記災害設定を終了するアクセスポイントの情報を通知する他の通知メッセージを、前記配信先となる端末に配信する
    処理を通知サーバに行なわせることを特徴とする請求項6または7に記載の通知プログラム。
  9. 情報の配信先となる端末から受信した前記端末の情報を記憶する記憶部と、
    災害情報に基づいて選択したアクセスポイントを、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定へ移行させる制御を行う制御装置からの要求に応じて認証処理を行う認証部と、
    前記認証処理で生成した認証情報とともに、前記制御装置が前記災害設定に移行させたアクセスポイントの情報を取得する取得部と、
    前記災害設定に移行したアクセスポイントの情報を前記配信先となる端末に通知する通知メッセージを生成する生成部と、
    前記通知メッセージを、前記配信先となる端末に送信する通信部
    を備えることを特徴とする通知サーバ。
  10. 1つ以上のアクセスポイントを制御する制御装置は、
    災害情報に基づいて、設定を変更するアクセスポイントを特定するとともに、当該アクセスポイントが通信を許可している第1の識別子とは異なる第2の識別子を用いた通信を許可する災害設定への当該アクセスポイントの移行を指示する移行指示を送信し、
    前記1つ以上のアクセスポイントに接続可能な端末の情報を保持する通知サーバに、当該端末へ提供する情報の登録に用いる認証要求を送信し、
    前記認証要求によって発行される認証情報を用いて、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を前記通知サーバに通知し、
    前記通知サーバは、前記災害設定に移行するアクセスポイントの情報を登録すると共に、当該アクセスポイントの情報を通知する通知メッセージを、前記配信先となる端末に送信する
    ことを特徴とする通知方法。
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