JP2017157072A - 異常検出装置、系統安定度監視装置、及びそのシステム - Google Patents

異常検出装置、系統安定度監視装置、及びそのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】時系列情報の異常検出の精度を保ちつつ高速化することによりインフラシステム運用を支援する。【解決手段】時系列情報の異常値を検出する異常検出装置であって、時系列情報を入力する入力部と、時系列情報の変化値を算出する変化値算出部と、変化値と正常判定基準値を入力とし、解析時間枠を決定する解析時間枠調整部と、解析時間枠の枠内における時系列情報についての統計処理により、最新の時系列情報の異常を判定し異常検出結果を与える統計型異常検出部を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、社会インフラシステム運用における時系列情報を使用する異常検出装置、系統安定度監視装置、及びそのシステムに関する。
社会インフラシステムの発展に伴い、デジタルシステム、通信システムが広く、多数導入されてきている。これらのシステムでは、各種の検出値などを定期的に入手して時系列情報を得、目的に応じて送信する形態が採用されている。この場合に、時系列情報には異常値を含むことが想定されることから、各種の異常検出技術が多種多様な分野で使われるようになってきた。
本技術分野の背景技術として、特許文献1には、時系列データに生じた微小な変動傾向を検出し、その検出を迅速に行う方法及び装置を提供することを目的として、「センサ1から読み込まれる時系列データをA/D変換して入力バッファ3に蓄え、メディアンフィルタ4により高周波ノイズを除去した後、変動傾向検知装置において、データの相対変化量から追加確信度を決定し、確信度結合関数を用いて最新の確信度を求め、確信度に対する閾値を用いることにより時系列データの微小変動傾向を検出する。」ことが記載されている。
また本技術分野の背景技術として、非特許文献1がある。非特許文献1では、統計学における分類化を用いることで異常検出を行う。
特開平5−72005号公報
Manikopoulos、 C.; Papavassiliou、 S.、 "Network intrusion and fault detection: a statistical anomaly approach、" in Communications Magazine、 IEEE 、 vol.40、 no.10、 pp.76-82、 Oct 2002
特許文献1では、信号処理における異常検出を趣旨とする。このため入力情報にメディアンフィルタ処理をした上で相対変化量から異常検出することで異常検出精度の向上をしている。しかし、異常検出精度の向上のため、メディアンフィルタにおける入力バッファを必要とし、結果として異常検出に遅延が生じる。
非特許文献1では、統計学における分類化を用いることで、高精度な異常検出をしている。しかし、分類化における演算処理は複雑なため、異常検出に遅延が生じる。
特許文献1と非特許文献1の手法は異常検出精度の向上はしているが異常検出速度が不足するため、インフラシステム運用のように異常検出速度が要求されるユースケースには向かない。
そこで本発明では、時系列情報の異常検出の精度を保ちつつ高速化することによりインフラシステム運用を支援する。具体的には、時系列情報の異常検出の精度を保ちつつ高速化することが可能な異常検出装置を提供する。さらには異常検出装置の具体的な利用場面として、系統安定度監視装置に適用することを提案する。また系統安定度監視装置を用いるに好適な系統安定度監視システムを提供する。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の一つは、時系列情報の異常値を検出する異常検出装置であって、時系列情報を入力する入力部と、時系列情報の変化値を算出する変化値算出部と、変化値と正常判定基準値を入力とし、解析時間枠を決定する解析時間枠調整部と、解析時間枠の枠内における時系列情報についての統計処理により、最新の時系列情報の異常を判定し異常検出結果を与える統計型異常検出部を備えることを特徴とする。
また上記課題を解決するために、代表的な本発明の一つは、異常検出装置において求めた異常検出結果を利用する系統安定度監視装置であって、過去事例を保持する過去事例データベースと、過去の時系列情報を保有する過去時系列情報データベースと、異常検出装置において求めた異常検出結果を用いて、当該異常検出結果に類似する過去事例と、過去事例直後の時系列情報を抽出する類似性判定部とを備えることを特徴とする。
また系統安定度監視装置を、系統運用をするコントロールルームに備えることを特徴とする系統安定度監視システムとする。
本発明によれば、高精度で高速な異常検出によりリアルタイムの運用支援ができる。上記した以外の課題、構成及び効果は実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の異常検出装置を系統安定度監視装置に適用したときの全体システム構成を示す図。 系統安定度監視装置1のハード構成と電力系統12の全体構成例を示す図。 系統安定度監視装置1の計算処理内容の全体を示すフローチャートの例。 時系列情報D1の一例を示す図。 図3における変化値算出のフローチャートの例。 図5における変化値算出の出力例を示す図。 図3における解析時間枠調整のフローチャートの例。 図1における正常判定基準値データベースDB2の一例を示す図。 解析時間枠調整処理により求められた解析時間枠の一例を示す図。 図3における線形手法による異常検出のフローチャートの例。 図1における統計基準値データベースDB3の一例を示す図。 線形手法による異常検出の処理の流れを概念的に説明するための図。 線形手法による異常検出の出力の一例を示す図。 図3における検出結果補正処理のフローチャートの例。 図1における補正パラメータデータベースDB4の一例を示す図。 異常検出結果補正の効果を説明するための図。 異常検出結果補正の必要性を説明するための図。 図3における類似性判定のフローチャートの例。 時系列情報の座標化の一例を説明するための図。 類似判定の効果の一例を説明するための図。 類似度判定動作の例を説明するための図。 図3における運用支援算出のフローチャートの例。 運用支援算出の実施方法の一例を説明するための図。 実施例1における表示部の一例を説明するための図。 系統安定度監視システムの例を示す図。 各パラメータを人工知能で算出した場合の構成図。 パラメータ算出人工知能のフローチャートの例を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
実施例1は、本発明の異常検出装置を系統安定度監視装置に適用したときの全体システム構成を示す図である。
図1に示す系統安定度監視装置1は、少なくとも複数のデータベースDB11、DB12、類似性判断部7及び運転支援算出部7、異常検出装置9を含んで構成されている。異常検出装置9は、系統安定度監視装置1で使用する各種の時系列的な入力の異常を検知し、異常情報の有無、及び修正した入力を与えるものである。
異常検出装置9は、複数のデータベースDB2、DB3、DB4および複数の処理部により構成されている。異常検出装置9には、例えば電力系統各所で計測された電流、電圧などの値が時系列情報D1として入力されている。時系列情報D1の一例が図4に例示されており、これについて後述する。入力された時系列情報D1は、変化値算出部2において前回入力と今回入力の間での差分として変化値を算出される。変化値算出部2の処理内容と処理結果の一例が図5、図6に例示されており、これについて後述する。
正常判定基準値データベースDB2には、正常判定基準値が予め記憶されており、解析時間枠調整部3において、前記変化値と正常判定基準値から解析時間枠を調整する。解析時間枠調整部3の処理内容と正常判定基準値と処理結果の一例が図7、図8、図9に例示されており、これについて後述する。
統計基準値データベースDB3には、統計基準値が予め記憶されており、統計型異常検出部4において、統計基準値と解析時間枠から入力の異常検知を行う。統計型異常検出部4の処理内容と統計基準値と処理結果の一例が図10a、図10b、図11a、図11bに例示されており、これについて後述する。
補正パラメータデータベースDB4には、補正パラメータが予め記憶されており、異常検出結果補正部5において、異常検知結果と補正パラメータから異常検出結果の補正を行う。異常検出結果補正部5の処理内容と補正パラメータと処理結果の一例が図12、図13、図14a、図14bに例示されており、これについて後述する。補正結果は表示部8に表示される。
図1の異常検出装置9は上記のように構成されており、最終的に求められた補正結果は系統安定度監視装置1に送られて利用される。なお、系統安定度監視装置1の過去事例データベースDB12には過去事例が記憶されており、過去時系列情報データベースDB11には過去において検知した時系列情報(過去時系列情報)が記憶されている。
類似性判定部6は、異常検出装置9で求めた異常検出結果の補正結果と、過去事例データベースDB12の記憶内容と過去時系列情報データベースDB11の記憶内容を入力とし、異常検出装置9で求めた直近の異常発生事例と抽出した過去事例の類似性を判定する。類似性判定の処理内容と処理結果の一例が図15、図16a、図16b、図17に例示されており、これについて後述する。
類似性判定結果を入力とする運用支援算出部7では、運用支援策を算出し、表示部8に各結果の1つ以上を表示する。運用支援算出部7での処理内容と処理結果の一例が図18、図19に例示され、表示部8における表示事例が図20、図21に例示されており、これらについて後述する。
図2は系統安定度監視装置1のハード構成と電力系統12の全体構成例を示す図である。電力系統12には計測器10aや計測器10bが含まれ(以下、単に計測器10という)、計測器10は、電力系統における計測値を計測し、計測結果を時系列情報D1として、通信ネットワーク11を介して、系統安定度監視装置1の通信部92に送信する。系統安定度監視装置1が受信した計測値D1はメモリ93に保持される。
ここで、計測器10とは、PMU(Phasor Measurement Units)やVT(Voltage Transfomer)や、PT(Potential Transfomer)やCT(Current Transfomer)やテレメータ(TM:Telemeter)などの電力系統に設置される計測機器や計測装置である。なお、計測器10は、SCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)などの、電力系統に設置される計測値の集約装置であってもよい。
ここで、計測値である時系列情報D1は、計測器10にて計測された電力系統に関するデータであり、GPSなどを利用した同期時刻付きの電力情報である電圧や電流のいずれか一つまたは複数である。なお、時系列情報D1は、データを識別するための固有番号と、タイムスタンプとを含んでもよい。
系統安定度監視装置1の構成について説明する。系統安定度監視装置1は、計算機システムとして構成されており、複数のデータベースDB、CPU91、メモリ93、通信部92、入力部94、表示部8、バス13などにより構成されている。
複数のデータベースDBとしては、異常検出処理のために、正常判定基準値データベースDB2、統計基準値データベースDB3、補正パラメータデータベースDB4、検出結果データベースDB6、異常検出プログラムデータベースDB13が備えられている。また系統安定処理のために、類似性判定プログラムデータベースDB7、運用支援プログラムデータベースDB8、過去時系列情報データベースDB11、過去事例データベースDB12が備えられている。これらのデータベースDB及び各種の構成機器は、バス13を介して相互に接続されている。
なお表示部8は、ディスプレイ装置に代えて、またはディスプレイ装置と共に、プリンタ装置または音声出力装置等を用いる構成でもよい。
入力部94は、例えば、キーボードスイッチ、マウス等のポインティング装置、タッチパネル、音声指示装置等の少なくともいずれか一つを備えて構成できる。入力部94は、上記以外のユーザーインターフェースであってもよい。
通信部92は、通信ネットワーク11に接続するための回路及び通信プロトコルを備える。
CPU91は、各プログラムデータベースから所定のコンピュータプログラムを読み込んで実行する。ここで、各プログラムデータベースとは、異常検出プログラムデータベースDB13と、類似性判定プログラムデータベースDB7と、運用支援プログラムデータベースDB8と、を指す。CPU91は、一つまたは複数の半導体チップとして構成してもよいし、または、計算サーバのようなコンピュータ装置として構成してもよい。
メモリ93は、例えば、RAM(Random Access Memory)として構成され、各プログラムデータベースから読み出されたコンピュータプログラムを記憶したり、各処理に必要な計算結果データ及び画像データ等を記憶したりする。メモリ93に格納された画面データは、表示部8に送られて表示される。
ここで、各プログラムデータベースの記憶内容を説明する。まず異常検出プログラムデータベースDB13には、異常検出に必要な各プログラムが記憶されている。異常検出に必要な各プログラムとは、変化値算出プログラムPr2、解析時間枠調整プログラムPr3、統計型異常検出プログラムPr4、異常検出結果補正プログラムPr5の、1つ以上のことである。類似性判定プログラムデータベースDB7には、入力データから類似過去事例と過去時系列情報を抽出するプログラムが記憶されている。運用支援算出プログラムデータベースDB8には、類似過去事例に基づいて運用支援をするプログラムが記憶されている。
CPU91では、各プログラムデータベースからメモリ93に読み出された各計算プログラムを実行して、変化値算出、解析時間枠調整、統計型異常検出、異常検出結果補正、類似性判定、運用支援算出、表示すべき画像データの指示、各種データベース内のデータの検索等などを演算処理する。
メモリ93は、時系列情報D1、表示用の画像データ、計算結果データ等の計算一時データ及び計算結果データなどを一旦格納するメモリであり、CPU91によって必要な画像データを生成して表示部8(例えば表示ディスプレイ画面)に表示する。演算処理においては、メモリ93の物理メモリを使用するが、仮想メモリを使ってもよい。
系統安定度監視装置1には、上記したように大きく分けて8つのデータベースが格納されている。このうちプログラムデータベースDB7、DB8、DB13を除く、他のデータベースの記憶内容は概略以下のようである。
正常判定基準値データベースDB2は解析時間枠調整用の基準値を蓄積し、統計基準値データベースDB3は統計基準値を蓄積し、補正パラメータデータベースDB4は検出結果補正用のパラメータを蓄積し、過去時系列情報データベースDB11は過去の時系列情報を蓄積し、過去事例データベースDB12は過去の異常検出結果を蓄積している。各データの例については後述する。
次に系統安定度監視装置1の計算処理内容について図3を用いて説明する。図3は、系統安定度監視装置1の処理全体を示すフローチャートの例である。処理ステップS1から処理ステップS8について、内容を説明する。
まず、処理ステップS1では、時系列情報D1をメモリ93から読み込む。ここで、図4を用いて入力される時系列情報D1について説明する。図4の例では、2016年1月23日の17時00分12秒以後の33.3ミリ秒単位で入力した時系列情報D1として、電力系統の電圧と周波数の変化事例を示している。
本実施例では時系列情報D1は電力系統における計測値、つまりPMUの計測値などを用いるものとする。時系列に沿って情報が蓄積されているのなら、PMUの計測値などではなくSCADAの計測値でもよく、図4のように各時間断面について複数情報が蓄積されていてもよく、欠損データがあってもよく、また電力系統の情報以外の情報でもよい。また、この時系列情報D1は一列ずつストリーミング形式で読み込まれてもよい。図4の実施例の場合、PMUデータにおけるVoltage(電圧)とFrequency(周波数)に重点を置き、リアルタイム運用のためそれらがストリーミング形式で入力されることを前提とする。つまり、系統運用において計測値がストリーミングに入力される前提である。
図3に戻り、処理ステップS2では時系列情報D1の変化値を算出する。ここで図5を用いて処理ステップS2の詳細説明をする。まず、処理ステップS201では、時系列情報D1を読み込む。次に、処理ステップS202では読み込まれた時系列情報D1の変化値を算出する。変化値の算出方法は微分や積分を用いて行い、変化値としては微分値や積分値の差分や簡単に直近のデータとの差分などの1つ以上を用いる。最後に、処理ステップS203ではこの変化値を出力する。以下の本実施例の説明では、直近のデータとの差分を変化値とした。
ここで図6を用いて処理ステップS2の出力の例を説明する。図4の時系列情報D1において、PMUのVoltageとFrequencyの変化値が各時間断面において蓄積されている。本実施例では時系列情報D1がストリーミング形式で入力されるため、こちらの変化値の出力もストリーミング形式で一行ごと出力される。つまり、変化値算出部に、図4の時間断面「2016/01/23 17:00:12.033」の情報が読み込まれた場合、この時間断面において変化値を算出する。なお、図6では、情報が読み込まれる前の時間断面「2016/01/23 17:00:12.000」の変化値は、直近のデータがないため0としている。
図3に戻り、処理ステップS3では処理ステップS4の入力値となる解析時間枠を調整する。ここで図7を用いて処理ステップS3の詳細説明をする。処理ステップS301ではメモリ93や各データベースより各種情報を読み込む。各種情報とは、処理ステップS2の出力結果である変化値と、正常判定基準値データベースDB2に格納されている正常判定基準値である。
ここで一旦図8を用いて正常判定基準値データベースDB2の記憶内容を説明する。正常判定基準値は、データタイプと、最大変化値と、標準値と、調整値からなる。図8記載の一例では、データタイプはPMU_AにおけるVoltageやFrequencyである。各データタイプにおいて最大変化値と、標準値と、調整値が存在する。図8の例では、Voltageについての最大変化値、標準値、調整値は、それぞれ0.010、300.150であり、Frequencyについての最大変化値、標準値、調整値は、それぞれ0.015、600、150である。データタイプの区別化に制約はなく、時系列情報D1の周期、あるいは計測器のタイプ(PMUやSCADA)などで区別してもよい。
正常判定基準値データベースDB2における標準値および調整値はデータ数、つまり時系列情報D1における時間断面の数にあたる。例えば解析枠がPMU_A(Voltage)の標準値である300の場合、最新の300行を解析対象とする。
図7に戻り、処理ステップS302では入力された時系列情報D1の変化値と、正常判定基準値データベースDB2の各データタイプにおける最大変化値を比較する。変化値の絶対値が最大変化値を超過した場合は処理ステップS304に進み、超過しなかった場合は処理ステップS303に進む。
処理ステップS304では解析時間枠を調整値に設定する。こちらは各データタイプの調整値となる。例えば、PMU_A(Voltage)の変化値が最大変化値を超えた場合、PMU_A(Voltage)の調整値である150と設定し、その後、処理ステップS305に進む。
処理ステップS303では解析時間枠を標準値である300に設定し、処理ステップS305に進む。処理ステップS305では各時間断面において解析時間枠を出力する。この処理によれば、PMU_A(Voltage)の変化値が最大変化値を超えた場合には、解析時間枠を短く設定し、最大変化値を超えない場合には、解析時間枠を長く設定したことになる。
ここで図9を用いて処理ステップS3の出力を説明する。出力された解析時間枠は時系列情報D1の一種であるため、図9のように各時間断面における解析時間枠がデータタイプごとに出力される。
なお処理ステップS3による一連の解析時間枠算出は全時間断面で算出しても、定期的に算出してもよい。また、一度調整された解析時間枠を一定条件で固定してもよい。例えば一度調整値に設定された解析時間枠をある一定期間固定するなどしてもよい。これにより、解析時間枠が短期間で調整値と基準値の間を交互することを防止でき、検出精度を維持できる効果がある。
図3に戻り、処理ステップS4では統計型手法で異常検出する。統計型検出手法は例えば非特許文献1などに記載の方法に即して行う。ここで図10aを用いて処理ステップS4の詳細を説明する。処理ステップS401では各種情報をメモリ93に読み込む。ここで各種情報とは、統計基準値データベースDB3に記憶された統計基準値と、時系列情報D1と、処理ステップS3で算出された解析時間枠である。
ここで図10bを用いて統計基準値データベースDB3に記憶された統計基準値について説明する。統計基準値データベースDB3には、データタイプごとに閾値αと閾値βを有している。αは情報分布上の閾値であり、βは連続性における閾値である。図10bの例では、データタイプがPMU_A(Voltage)の場合、例えば閾値αは1、閾値βは2とされ、データタイプがPMU_A(Frequency)の場合、例えば閾値αは1.2、閾値βは1とされている。閾値αと閾値βの使用方法は、処理ステップS403や処理ステップS406で後述する。
図10aに戻り、処理ステップS402では、時系列情報D1について、解析時間枠内の平均値と標準偏差を計算する。例えば解析時間枠が300である場合に、この期間内に得られた複数の時系列情報D1の平均値と標準偏差を計算する。解析時間枠として150が指定された場合にも、この期間内に得られた複数の時系列情報D1の平均値と標準偏差を計算する。
次に処理ステップS403では、最新時系列情報の異常度が判定される。最新時系列情報とは、この一連の計算中に受信した最新の時系列情報D1のことである。解析時間枠が300であり、連続する300個の時系列情報D1が得られている場合に、最後に入力された時系列情報D1が、最新時系列情報とされる。処理ステップS403の処理では、最新時系列情報が平均値から標準偏差のα倍離れている場合は、処理ステップS404に進み、離れていない場合は処理ステップS405に進む。
ここでは、最新時系列情報が平均値から標準偏差のα倍以内である状態を正常とし、最新時系列情報が平均値から標準偏差のα倍以上離れている状態を異常と考えている。処理ステップS404では、処理ステップS403で処理された最新時系列情報を異常候補キューに蓄積し、処理ステップS406に進む。逆に処理ステップS405では異常候補キューを消去し、処理ステップS48へ進む。
処理ステップS406では異常候補が連続してあったかを確認する。異常候補キューにβ回以上時系列情報が蓄積されている場合、処理ステップS407に進む。処理ステップS407では時系列情報D1と共に異常検出信号を出力する。処理ステップS408では時系列情報D1と共に正常信号を出力する。
ここで図11aを用いて処理ステップ4の処理の流れを概念的に説明する。図11aにおいて、その上部には横軸に時間、縦軸に時系列情報D1としてPMU_A(Voltage)の一例を示している。PMU_A(Voltage)を計測した時系列の情報を時系列情報E1として示しており、点線で示す時間範囲内を解析時間枠Fとしている。いずれの解析時間枠Fにおいても、例えば解析時間枠が300であり、連続する300個の時系列情報D1が得られている。従って、解析時間枠F1の時の最新時系列情報T1は時刻t1における値であり、解析時間枠F2の時の最新時系列情報T2は時刻t2における値であり、解析時間枠F3の時の最新時系列情報T3は時刻t3における値である。但し、解析時間枠F3は解析時間枠F2の直後(次回)の状態を表しているものとする。またこの事例では、時系列情報E1は変動を繰り返しているが、最新時系列情報T2、T3が、連続する時刻t2、t3にかけて今までにないほどの大きな連続する増加を計測したものとする。
図11aの下部には、解析時間枠F内に得られた連続する300個の時系列情報D1による分布状況Wが示されている。分布状況Wは例えば平均値μと標準偏差σで表されている。分布状況W1は、異常発生前として例えば解析時間枠F1の確率密度関数を表しており、この場合の最新時系列情報T1は、標準偏差σの位置にあるものとする。分布状況W2、W3は、異常発生後として例えば解析時間枠F2、F3のときの確率密度関数を表しており、この場合の最新時系列情報T2、T3は、標準偏差σよりも大きな位置に存在している。かつ最新時系列情報T2、T3は、連続して標準偏差2σよりも大きな位置に存在している。
このように、図11aには時間断面t1〜t3が記されている。時間断面t1は動揺発生前、時間断面t2は動揺発生時、時間断面t3は動揺検出時を表す。各々の時間断面において、解析時間枠内の確率密度関数W1、W2、W3を図11a下部に示す。これらの重要情報のみを抽出したものが処理ステップS402である。
確率密度関数W1によれば、動揺発生前の時間断面t1において確率密度関数は正規分布に類似したものを設定する。ここでは、電力系統運用は電圧や周波数を一定範囲に維持することが主目的であるため、安定した系統状態では正規分布に類似する可能性が高い仮定をおいている。なおこのように正規分布を仮定してもよいが、それ以外の分布を仮定してもよい。
動揺発生時である時間断面t2では、確率密度関数が正規分布から変化する。これは系統事故時には安定した系統状態から外れるため、正規分布の外に系統状態が変化するためである。ここで、確率密度関数の中心値である平均値から標準偏差σのα倍離れた点が検出された場合、異常検出候補とする。ここでは標準偏差σ×αを閾値となる。これは処理ステップS403と処理ステップS404の処理である。時間断面t2で検出された異常検出候補が、時間断面t3のように連続で閾値α×σをβ回超過した場合、異常検出をする。これは処理ステップS406に相当する。その後、処理ステップS47にて時系列情報と共に異常検出信号を出力する。一方で、β回超過する前に時間断面t1のような状態へ戻った場合異常検出はされず、時系列情報と共に正常信号を出力する。これは処理ステップS48に相当する。
このように処理ステップS4で用いられるパラメータαやパラメータβや解析時間枠は異常検出において重大な役割を果たす。解析時間枠を拡大すれば正規分布に近い確率密度が得られるが、演算時間や演算負荷が増加してしまう。そこで、処理ステップS2やS3で時系列情報に異常が見られる可能性が高いところを効果的に抽出することで、演算時間や演算負荷を軽減可能である。また、αとβを調整することで、検出精度を調整可能である。例えば、αとβを高く設定することでシステムノイズを軽減することができる。
次に図11bを用いて処理ステップ4の出力を説明する。図11bの異常検出結果とは、処理ステップS407と処理ステップS408で出力された異常検出信号と正常信号のことである。図11bでは異常検出信号407は「1」で表し、正常信号408は「0」で表しているが、「T」や「F」、「Yes」や「No」など異常検出信号と正常信号の区別ができればよい。
図3に戻り、処理ステップS5について説明する。処理ステップS5では異常検出結果補正をする。ここで異常検出結果補正について図12を用いて説明する。処理ステップS501では時系列情報D1と、異常検出結果と、補正パラメータデータベースDB4に個記憶されている補正パラメータをメモリ93に読み込む。
ここで図13を用いて補正パラメータの例を説明する。補正パラメータデータベースDB4は、正常判定基準値データベースDB2や統計基準値データベースDB3と同じように、各データタイプに対して補正区間G1の数値が設定されている。図13の場合、補正区間G1は、データタイプPMU_A(Voltage)の場合には3、データタイプPMU_A(Frequency)の場合には4と設定されている。これは、連続して得られる時系列情報D1について、連続する3データ、あるいは連続する4データを補正区間G1とすることを設定したものである。
図12に戻り、処理ステップS502では補正区間G1内の連続する3データ、あるいは連続する4データについて、正常信号の位置について調べる。補正区間G1内の正常信号が異常検出信号に挟まれている形であれば処理ステップS503へ、挟まれていない場合は処理ステップS504へ移行する。処理ステップS503では補正区間G1内の異常検出信号に挟まれた正常信号を異常検出信号へと補正し、処理ステップS505へと進む。処理ステップS504では検出結果をバイパスし、処理ステップS505へと進む。バイパス処理は検出結果を補正せずにデータを通すことである。処理ステップS505では時系列情報と補正済異常検出結果を出力する。
図14aは、異常検出結果補正の効果を説明するための図である。図14aを用いて処理ステップS502〜処理ステップS504の具体的な処理内容を説明する。図14aには、本実施例におけるPMU_A(Voltage)とPMU_A(Frequency)の異常検出結果の一例が時系列的に記載されている。PMU_A(Voltage)の時系列的な異常検出結果の推移例は「0−0−0−1−1」であり、PMU_A(Frequency)の時系列的な異常検出結果の推移例は「0−1−0−1−0」である。また図14aには、PMU_A(Voltage)についての補正区間G1として連続する3データ区間502aが記載され、PMU_A(Frequency)についての補正区間G1として連続する4データ区間502bが記載されている。
これらの補正区間G1における連続する3データ、または連続する4データの1、0の関係について、正常信号0の位置が調べられる。この結果、補正区間G1内の正常信号が異常検出信号に挟まれている形であれば、補正区間G1内の異常検出信号0に挟まれた正常信号1を異常検出信号0へと補正する処理を行う。この処理後の状態が図14aの下部に示されており、PMU_A(Frequency)の時系列的な異常検出結果の推移例は、当初「0−1−0−1−0」であったものが、「0−1−1−1−0」に修正されたことを表している。
このように、各時間断面において、補正区間G1内の異常検出結果を基準に異常検出補正をする。502aでは補正区間が3つの時間断面分であるのに対し、502bでは補正区間が4つの時間断面分である。また、両区間では異常検出信号と正常信号が混在しているが、502aでは異常検出信号が連続性を保つことで間に正常信号が挟まれてないのに対し、502bでは異常検出信号「1」の間に正常信号「0」が挟まっている。502aの補正結果は504であり、502bの補正結果は503である。
これらの補正プロセスは処理ステップS504と処理ステップS503に相当する。この結果、処理ステップS504では正常信号は補正されず、処理ステップS503では正常信号が異常検出信号に補正されている。このような処理ステップS5の検出結果補正の処理により、PMU_A(Frequency)の異常検出結果の時間断面「2016/01/23 17:00:12.100」のような検出漏れを補正することができる効果がある。
次に処理ステップS5にて補正処理が必要となる例について図14bを用いて説明する。電力系統の特有の現象として、スイング現象というものがある。時系列情報E2はスイング現象中のPMU_A(Voltage)の計測値である。スイング現象、つまり発電機の出力の増減による計測値の揺れに処理ステップS4の処理を実施した場合、統計上の閾値を交互に交差するため、異常検出結果H1のように正常信号と異常検出信号を交互に発することになる。つまり処理ステップS5の補正処理なしの場合は、前記スイング現象が生じたときの時系列情報E2を一つの異常としてではなく、複数の異常として検出してしまう。処理ステップS5を用いることにより、補正部分H2のように検出漏れ部分を補正し、一つの異常として検出することができ、運用者にとって異常検出がより理解しやすくなるという効果がある。
次に図3に戻り、処理ステップS6では類似度判定をする。図15の処理フローを用いて処理ステップS6の詳細を説明する。
処理ステップS601では時系列情報D1、検出結果、過去事例データベースDB12に記憶された過去事例などをメモリ93に読み込む。処理ステップS602では検出部分の時系列情報D1を座標値へと変換する。ここで、座標値への変換について、図16aを用いて説明する。図16aにおいて、PMU_A(Frequency)の異常検出された部分が602aである。部分602aのように、異常検出された時系列情報D1を602bのように座標値として変換する。時系列情報D1を変換する際、情報を座標化する。つまり、時系列情報D1を座標値に変換することにより、N次元空間での座標として表す。この座標への変換処理は、重要度を示す時系列情報D1の減衰率や周波数を求めることができるプローニー解析などや、パターンを表す重回帰分析などや、前記重要度と前記パターンの両方を座標化してもよい。
図15に戻り、処理ステップS603では変換された情報に類似している過去事例を、過去事例データベースDB12から抽出し、処理ステップS604では抽出された過去事例の類似度を判定する。図16bは、類似判定の効果の一例を説明するための図である。図16bを用いて処理ステップS603と処理ステップS604の処理の例を説明する。過去事例データベースDB12には、処理ステップS602の処理と同じように座標化された時系列情報D1とその期間における制御対策が蓄積されている。処理ステップS603では、処理ステップS602で座標化されたデータにもっとも近い座標を過去事例データベースDB12から識別することにより類似過去事例を抽出する。処理ステップS604は座標間の距離などに基づいて類似度を判定する。
図15に戻り、処理ステップS605では検出部分を過去事例データベースDB12に蓄積し、処理ステップS606では類似過去事例と類似度判定結果を出力する。図17は、類似度判定動作の例を説明するための図である。ここで図17を用いて処理ステップS605と処理ステップS606の具体的な実施方法の例を説明する。
図17において、602cと602dは同じ異常に対して異なる時間断面における解析時間枠である。602c内では座標値として表された重回帰分析結果602eがあり、602d内では同様に重回帰分析結果602fがある。重回帰分析結果602eと重回帰分析結果602fから同じ異常でも時間断面が異なると座標値が異なる。よって、座標値への変換は検出された異常に対して常に行う必要がある。それに伴い、類似性判定部において、座標化された時系列情報を過去事例から抽出する作業を時系列情報が読み込まれる頻度に合わせて繰り返す必要がある。よって、過去事例データベースDB12は高速データベースであったほうがよい。読み込み頻度に合わせて類似性判定ができない場合は、類似性判定の頻度を低くしてもよい。
次に図3に戻り、処理ステップS7では運用支援策を算出する。ここで図18を用いて処理ステップS7の処理の例を説明する。処理ステップS701では類似過去事例と、類似判定結果と、過去時系列情報データベースDB11に記憶された過去時系列情報をメモリ93に読み込む。処理ステップS702では類似過去事例直後の情報を過去時系列情報データベースDB11から抽出する。処理ステップS703では抽出された情報より安定度を評価する。本実施例の電力系統運用においては、電圧や周波数がある安定区域に滞在している期間などを用いて安定度を評価する例をあげている。処理ステップS704では安定度の大きさに基づいて、類似情報と、類似判定結果と、制御対策と、制御対策後安定度を出力する。処理ステップS7の処理は類似性判定部のように時系列情報D1の読み込み頻度に合わせて行ってもよく、また異常検出後からある一定時間が経過してから行ってもよい。
ここで図19を用いて前記運用支援策の算出の例を説明する。類似過去事例701aには異常検出時の制御対策701bが記録されており、制御対策701bとひもづいた制御対策701b直後の情報を過去時系列情報データベースDB11から抽出し、安定度評価703を実行し、安定度評価704と制御対策701bを出力する。これにより運用者が制御対策701bの有効性を安定度評価704で容易に確認することができる。安定度評価704と制御対策701bを合わせたものを運用支援策とする。また前記運用支援策の制御対策701bは過去事例にひもづいてものではなく、系統データで算出したものでもよい。
図3に戻り、処理ステップS8では本装置の情報を表示する。表示部では時系列情報D1と、補正済異常検出結果と、類似過去事例と、類似判定結果と、制御対策安定度をメモリ93に読み込む。ここで図20を用いて表示部8の例を説明する。表示画面805において、時系列情報および類似過去事例8051をグラフに表示し、グラフインデックス8052を設ける。また、類似事例リスト8053に類似過去事例と、制御対策事例と、制御対策後安定度と、表示する。解析時間枠8054では、補正済異常検出結果の範囲を表示する。類似事例リスト8053に類似度と、制御対策と、制御対策後安定度を表示することにより、運用者が現異常に最も近い過去事例およびその当時の制御とその有効性を確認することができる効果がある。また、運用者が前記表示部を監視することで、過去事例の知見を利用した運用を可能とする効果がある。
なお類似事例リスト8053に関し、ここに表示する類似事例リストは制御対策を同時に表示するのがよい。類似事例は、図17などに記載されているデータ項目の記号と同じ表示とするのがよい。制御対策事例は、制御対策を記憶する事例インデックスの記号を表示するのがよい。制御対策後安定度は、予想値を表示するものとし、予め安定解析を実施し、制御対策と紐づけして記憶しておくのがよい。
ここで図21を使って実際に電圧安定度監視装置1のユースケースの一例を説明する。系統安定度監視システムは、例えば、系統運用をするコントロールルームにて制御装置OS1と広域監視装置OS2、電圧安定度監視装置1で構成される。広域監視装置OS2で異常が発見された場合、系統運用者は制御装置OS1を用いて系統の安定化を図る。
しかし、広域監視装置OS2では制御装置OS1を適切に操作するのは困難である。例として、電力系統での動揺が発生した場合、動揺の収束方法などは広域情報だけでは判断できない。そこで本実施例における電圧安定度監視装置1は制御装OS1の近隣に設置することにより、広域監視装置OS2などでは表示されない具体的な運用支援を表示することを利点とする。また既存の制御装置OS1や広域監視装置OS2が設置されたコントロールルームに、後付けで電圧安定度監視装置1を追加することも可能である。この場合には、既存のシステムへの改造を最小にすることが出来るため、電圧安定度監視装置1の追加を容易にすることが出来るという効果を得られる。
実施例2は、実施例1の各パラメータを人工知能で算出した場合の構成例である。図22では実施例2のブロック図を示す。図22の構成例では、パラメータ算出人工知能AI1に各種のデータベースを結合し、例えば過去時系列情報DB11と過去事例DB12からデータを読込み、正常判定基準値データベースDB2と、統計基準値データベースDB3と、補正パラメータデータベースDB4に出力することを特徴とする。その他部位については図1の系統安定度監視装置1と差異がないため、その説明については省略する。
実施例2では各パラメータの算出に過去時系列情報データベースDB11内の過去時系列情報D11や過去事例データベースDB12内の過去事例DB12を用いる。実施例2の具体的な処理については図23を用いて説明する。
図23において、処理ステップAIS1では時系列情報D11と過去事例D12を入力する。処理ステップAIS2aと処理ステップAIS2bとAIS2cは並行処理する。
処理ステップAIS2aでは過去事例D12の各データタイプにおいての平均的な異常継続時間を計算する。処理ステップAIS2bでは過去時系列情報D11の変化値から確率密度関数を計算する。処理ステップAIS2bでは過去時系列情報D11の確率密度関数を計算する。
処理ステップAIS2a〜AIS2cを用いて処理ステップAIS3で正常判定基準値D2と、統計基準値D3と、補正パラメータD4を算出する。正常判定基準値D2の最大変化値は処理ステップAIS2bの結果を用いて算出、標準値と調整値は処理ステップAIS2aの結果を用いて算出する。統計基準値D3は処理ステップAIS2cの結果を用いて算出する。補正パラメータD4はAIS2aの結果を用いて算出する。
処理ステップAIS4では正常判定基準値D2と、統計基準値D3と、補正パラメータD4を出力する。
パラメータ算出人工知能AI1の利点としては実施例1で使われる前記各パラメータや基準値の設定を容易にすることである。本来、各種パラメータは専門家の知見を利用しなければ設定が難しい。パラメータ算出人工知能AI1を用いることにより、過去時系列情報D11や過去事例D12から専門家の知見を数学や統計学に基づいて模擬することができ、それを用いることによってパラメータや基準値を容易に算出することができる。
1:系統安定度監視装置
2:変化値算出部
3:解析時間枠調整部
4:統計型異常検出部
5:異常検出結果補正部
6:表示部
7:類似性判定部
8:運用支援算出部
9:系統安定度監視装置
10:計測器
11:通信ネットワーク
12:電力系統
91:CPU
92:通信部
93:メモリ
94:入力部
D1:時系列情報
DB2:正常判定基準値データベース
DB3:統計基準値データベース
DB4:補正バラメータデータベース
DB11:過去時系列情報
DB12:過去事例
DB13:異常検出プログラムデータベース

Claims (18)

  1. 時系列情報の異常値を検出する異常検出装置であって、
    前記時系列情報を入力する入力部と、
    前記時系列情報の変化値を算出する変化値算出部と、
    前記変化値と正常判定基準値を入力とし、解析時間枠を決定する解析時間枠調整部と、
    前記解析時間枠の枠内における前記時系列情報についての統計処理により、最新の前記時系列情報の異常を判定し異常検出結果を与える統計型異常検出部を備えることを特徴とする異常検出装置。
  2. 請求項1に記載の異常検出装置であって、
    前記変化値算出部は、微分値または積分値の差分や、直近のデータとの差分、などの1つ以上を用いて変化値を算出すること特徴とする異常検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の異常検出装置であって、
    前記解析時間枠調整部は、前記変化値を前記正常判定基準値として設定された最大変化値と比較し、前記変化値が最大変化値よりも大きいときには前記解析時間枠を短く設定し、入力とし、前記変化値が最大変化値よりも小さいときには前記解析時間枠を長く設定すること特徴とする異常検出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の異常検出装置であって、
    前記統計型異常検出部は、統計基準値を入力とする統計処理により、最新の前記時系列情報の異常を判定することを特徴とする異常検出装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の異常検出装置であって、
    前記統計型異常検出部における異常検出結果を、最新の前記時系列情報について順次求め、連続して求めた補正区間内の複数の異常検出結果の発生パターンに応じて、前記異常検出結果を補正する異常検出結果補正部を備えること特徴とする異常検出装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の異常検出装置であって、
    前記統計型異常検出部における異常検出結果の各結果の1つ以上を表示する表示部を備えることを特徴とする異常検出装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の異常検出装置であって、
    前記正常判定基準値は、前記時系列情報の周期や計測器のタイプなどのデータタイプで区別化されていることを特徴とする異常検出装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の異常検出装置であって、
    前記解析時間枠調整部は、解析時間枠を全時間断面または定期的に算出する解析時間枠調整部、であることを特徴とする異常検出装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の異常検出装置であって、
    前記解析時間枠調整部は、解析時間枠を一定条件で固定する解析時間枠調整部、であることを特徴とする異常検出装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の異常検出装置であって、
    前記統計型異常検出部は、異常検出信号と正常信号の区別ができる検出結果を出力することを特徴とする異常検出装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の異常検出装置において求めた異常検出結果を利用する系統安定度監視装置であって、
    過去事例を保持する過去事例データベースと、過去の時系列情報を保有する過去時系列情報データベースと、前記異常検出装置において求めた異常検出結果を用いて、当該異常検出結果に類似する前記過去事例と、前記過去事例直後の時系列情報を抽出する類似性判定部と、を備えることを特徴とする系統安定度監視装置。
  12. 請求項11に記載の系統安定度監視装置であって、
    前記類似性判定部の抽出結果を入力とし、運用支援策を算出する運用支援算出部、を備えることを特徴とする系統安定度監視装置。
  13. 請求項11または請求項12に記載の系統安定度監視装置であって、
    前記類似性判定部は、時系列情報を重要度やパターンの1つ以上を用いて座標化することを特徴とする系統安定度監視装置。
  14. 請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の系統安定度監視装置であって、
    前記類似性判定部は、時系列情報の読み込み頻度以下の頻度で類似性判定をすることを特徴とする系統安定度監視装置。
  15. 請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の系統安定度監視装置であって、
    前記運用支援算出部は、時系列情報の読み込みに同期または非同期して運用支援算出をすることを特徴とする系統安定度監視装置。
  16. 請求項11から請求項15のいずれか1項に記載の系統安定度監視装置であって、
    系統安定度監視装置は表示部を備え、当該表示部における表示情報は、前記時系列情報、類似過去事例データ、グラフインデックス、類似事例リスト、制御対策事例、制御対策後安定度のうち1つ以上を表示することを特徴とする系統安定度監視装置。
  17. 請求項11から請求項16のいずれか1項に記載の系統安定度監視装置であって、
    過去時系列情報データベースと過去事例データベースに基づき、パラメータ算出人工知能で、正常判定基準値と統計基準値と補正パラメータを設定すること、を特徴とする系統安定度監視装置。
  18. 請求項11から請求項17のいずれか1項に記載の系統安定度監視装置を、系統運用をするコントロールルームに備えることを特徴とする系統安定度監視システム。
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