JP2017156416A - カラオケシステム、カラオケ装置及び操作端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の異なるサブネットに属するカラオケ装置を選択的に遠隔操作する操作端末に対して、カラオケ装置が属するサブネットに応じたアドレスを動的に付与する。【解決手段】管理サーバ30は、各カラオケ装置20がリモコン端末40に対して割当てるべきIPアドレスの範囲をデータベースによって一元に管理する。カラオケ装置20は、管理サーバ30から自カラオケ装置20に括り付けされるリモコン端末40に対して割当てるべきIPアドレスの範囲を取得する。カラオケ装置20は、リモコン端末40から赤外線通信を介して括付け要求を受付けると、管理サーバ30から取得したIPアドレスの範囲の中から、要求元のリモコン端末40に対して割当てるIPアドレスを決定する。カラオケ装置20は、決定されたIPアドレスを要求元のリモコン端末40に通知し、リモコン端末40との括付けを行う。【選択図】図1
Description
本開示は、カラオケ楽曲を演奏するカラオケ装置と、カラオケ装置を遠隔操作するための操作端末との対応付けを行う技術に関する。
特許文献1には、カラオケ装置と電子早見本装置等の操作端末とを特定の通信相手として対応付ける(括り付けともいう)ことで、括り付けされた操作端末によりカラオケ装置を操作可能にする技術が記載されている。このような技術により、複数のカラオケ装置が接続されたLAN(Local Area Network)において、操作端末と操作対象のカラオケ装置とを適宜対応付けることができるようになっている。
ところで、多数のカラオケ装置を設置するカラオケ店舗においては、異なる複数の機種からなるカラオケ装置が、カラオケ店舗内のLANに混在する場合がある。そのような環境では、1つのLAN内においてカラオケ装置の機種ごとに複数のアドレス空間によるサブネットを構築することで、機種の異なるカラオケ装置間の通信を規制するといった運用が行われることがある。
例えば、インターネットプロトコルを用いるネットワーク(すなわち、IPネットワーク)環境においては、ネットワークアドレスの設定によりカラオケ装置の機種ごとに異なるサブネットを割当てることが行われている。これに対し、従来、これらカラオケ装置とネットワークを介して通信する操作端末側に、通信接続先となるネットワークのアドレス体系に応じた固有のIPアドレスを対応させることで、ネットワークに接続された各カラオケ装置と操作端末とが通信することを可能にしていた。
ところが、操作端末の通信接続先となるネットワークにおいて、カラオケ装置の機種ごとに異なる複数のサブネットが構築されている場合、各機種のカラオケ装置が属するサブネットごとに複数種類の操作端末を用意しなければならなくなる。このため、1種類の操作端末で各サブネットに属する各機種のカラオケ装置に対して選択的に通信可能にするために、複数のサブネットにそれぞれ対応する固有のIPアドレスを操作端末に予め持たせていた。しかしながら、このようなIPアドレスの運用方法は、ネットワークに接続されるカラオケ装置の機種が多くなるにつれて、1つの操作端末が多くのIPアドレスを占用してしまうため、非効率的であった。
本開示は、上記問題を解決するためになされたものである。本開示の目的は、ネットワーク内で複数の異なるサブネットに属するカラオケ装置を選択的に遠隔操作する操作端末に対して動的にアドレスを付与することで、アドレスを効率的に利用可能にする技術を提供することである。
本開示の一態様に係るカラオケシステムは、複数のアドレス空間によるサブネットワークが構築されたネットワークに接続されたカラオケ装置と、複数のネットワークに属するカラオケ装置と通信する機能を備える管理サーバとを有する。このカラオケシステムは、カラオケ装置を遠隔操作するように構成された操作端末と、その操作対象となるカラオケ装置とを、特定の通信相手として対応付けるように構成されている。
管理サーバは、受信手段と、管理手段と、通知手段とを備える。受信手段は、カラオケ装置から、当該カラオケ装置が属するネットワークを識別する情報であるネットワーク識別情報と、当該カラオケ装置を識別する情報であるカラオケ装置識別情報とを含む取得要求を受信するように構成されている。
管理手段は、受信手段により受信された取得要求に基づいて、当該取得要求に係るカラオケ装置のアドレスに対して通信可能な既知のアドレスの範囲のうち当該カラオケ装置が操作端末に対して割当てるべきアドレスの範囲を決定する。そして、管理手段は、当該取得要求に含まれるネットワーク識別情報及びカラオケ装置識別情報と、決定されたアドレスの範囲とを対応付けてデータベースに登録する。通知手段は、取得要求に係るカラオケ装置について管理手段により決定されたアドレスの範囲を、当該カラオケ装置に通知するように構成されている。
カラオケ装置は、取得要求手段と、アドレス取得手段と、端末識別情報取得手段と、割当手段と、アドレス通知手段と、通信制御手段とを備える。取得要求手段は、自己のカラオケ装置である自カラオケ装置が属するネットワークに対応するネットワーク識別情報と、自カラオケ装置に対応するカラオケ装置識別情報とを含む取得要求を、管理サーバに送信するように構成されている。
アドレス取得手段は、取得要求手段により送信された取得要求に応じて管理サーバから通知されたアドレスの範囲を保存するように構成されている。端末識別情報取得手段は、特定の通信相手として自カラオケ装置に対応付けされる操作端末を識別する情報である端末識別情報を取得するように構成されている。
割当手段は、アドレス取得手段により保存されたアドレスの範囲の中から、端末識別情報により取得された端末識別情報に対応する操作端末に対して割当てるアドレスを決定するように構成されている。アドレス通知手段は、割当手段により決定されたアドレスを、当該操作端末に通知するように構成されている。通信制御手段は、割当手段により割当てられたアドレスに基づいて、当該アドレスに対応する操作端末との間で通信を行うように構成されている。
従来、ネットワークに接続された機器に動的にアドレスを付与する機能を有するものとして、例えば、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ等の通信機器が知られている。本開示に係るカラオケネットワークによれば、DHCPサーバ等の専用の通信機器を常設できないネットワークの環境であっても、特定の通信相手として対応付されるカラオケ装置と操作端末とが確実に通信可能となるように操作端末側のアドレスを動的に付与できる。また、各カラオケ装置が操作端末に対して割当てるべきアドレスの範囲を管理サーバにおいて一元に管理する構成により、同じネットワークに属する複数のカラオケ装置間で、操作端末に割当てるIPアドレスが重複するのを回避できるようになっている。
したがって、複数のサブネットにそれぞれ対応する複数の固有のアドレスを操作端末に持たせる必要がなく、アドレスを効率的に利用できる。また、操作端末に対して動的にアドレスを付与できることから、操作端末を増やしてもアドレスを枯渇させることなく運用することができる。
さらに上記構成において、次のようにしてもよい。すなわち、カラオケ装置は、探索情報受信手段と、探索情報判定手段とを更に備える。探索情報受信手段は、操作端末が自操作端末に対応付けされるカラオケ装置をネットワーク内で探索するために送信する情報であって、当該操作端末の端末識別情報を含む探索情報を受信するように構成されている。
探索情報判定手段は、探索情報受信手段により受信された探索情報に含まれる端末識別情報と、端末識別情報取得手段により取得された端末識別情報とが一致するか否かを判定するように構成されている。そして、探索情報判定手段により両者の端末識別情報が一致すると判定されたことを条件に、割当手段が、当該端末識別情報に対応する操作端末に対して割当てるアドレスを決定し、アドレス通知手段が、決定されたアドレスを当該操作端末に通知するように構成されている。
上記構成によれば、カラオケ装置は、自カラオケ装置に対応付けされる操作端末だけに応答して確実にアドレスを付与することができる。これにより、他のカラオケ装置と対応付けされようとする操作端末に対して誤ってアドレスを付与することを回避できる。
さらに上記構成において、更に次のようにしてもよい。すなわち、カラオケ装置は、応答受信手段と、応答情報判定手段とを更に備える。応答受信手段は、アドレス通知手段によりアドレスを通知された操作端末から、当該操作端末の端末識別情報を含む応答情報を受信するように構成されている。
応答情報判定手段は、応答受信手段により受信された応答情報に含まれる端末識別情報と、端末識別情報取得手段により取得された端末識別情報とが一致するか否かを判定するように構成されている。そして、応答情報判定手段により両者の端末識別情報が一致すると判定されたことを条件に、通信制御手段が、割当手段により割当てられたアドレスに基づいて、当該アドレスに対応する操作端末との間で通信を行うように構成されている。
上記構成によれば、カラオケ装置は、自カラオケ装置が付与したアドレスが確実に操作端末に受領されたことを確認した上で、当該操作端末との間で通信を行うようにすることができる。これにより、他のカラオケ装置と対応付けされようとする操作端末との間で誤って通信をすることを回避できる。
さらに上記構成において、次のようにしてもよい。すなわち、操作端末は、アドレス取得手段と、アドレス判定手段と、応答送信手段とを備える。アドレス取得手段は、カラオケ装置のアドレス通知手段から通知される操作端末のアドレスと、当該カラオケ装置のアドレスとを取得するように構成されている。
アドレス判定手段は、アドレス取得手段により取得されたカラオケ装置のアドレスと、自操作端末に対応付けされるカラオケ装置のアドレスとして既知のアドレスとが適合するか否かを判定するように構成されている。応答送信手段は、アドレス判定手段により両者のアドレスが適合すると判定されたことを条件に、カラオケ装置のアドレス通知手段から通知されたアドレスに対する応答情報を、当該カラオケ装置に送信するように構成されている。この応答情報には、自操作端末の端末識別情報が含まれる。
このような構成によれば、操作端末において、自操作端末と対応付けされるカラオケ装置からアドレスを受け取ったことを確定した上で、当該カラオケ装置に対して応答情報を送信することができる。これにより、他の操作端末と対応付けされようとするカラオケ装置との間で誤って通信をすることを回避できる。
本開示の一形態に係るカラオケ装置は、アドレス取得手段と、端末識別情報取得手段と、割当手段と、アドレス通知手段と、通信制御手段とを備える。アドレス取得手段は、自カラオケ装置が操作端末に対して割当てるべきアドレスの範囲を管理サーバから取得し、その取得したアドレスの範囲を保存するように構成されている。端末識別情報取得手段は、特定の通信相手として自カラオケ装置に対応付けされる操作端末を識別する情報である端末識別情報を取得するように構成されている。
割当手段は、アドレス取得手段により保存されたアドレスの範囲の中から、端末識別情報により取得された端末識別情報に対応する操作端末に対して割当てるアドレスを決定するように構成されている。アドレス通知手段は、割当手段により決定されたアドレスを、当該アドレスに対応する操作端末に通知するように構成されている。通信制御手段は、割当手段により割当てられたアドレスに基づいて、当該アドレスに対応する操作端末との間で通信を行うように構成されている。このように構成されたカラオケ装置によれば、本開示に係るカラオケシステムについて上述した効果と同様の効果が得られる。
本開示の一形態に係る操作端末は、アドレス取得手段と、アドレス判定手段と、応答送信手段とを備える。アドレス取得手段は、カラオケ装置のアドレス通知手段から通知される操作端末のアドレスと、当該カラオケ装置のアドレスとを取得するように構成されている。アドレス判定手段は、アドレス取得手段により取得されたカラオケ装置のアドレスと、自操作端末に対応付けされるカラオケ装置のアドレスとして既知のアドレスとが適合するか否かを判定するように構成されている。応答送信手段は、アドレス判定手段により両者のアドレスが適合すると判定されたことを条件に、カラオケ装置のアドレス通知手段から通知されたアドレスに対する応答情報を、当該カラオケ装置に送信するように構成されている。この応答情報には、自操作端末の端末識別情報が含まれる。このように構成された操作端末によれば、本開示に係るカラオケシステムに用いられる操作端末について上述した効果と同様の効果が得られる。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本開示は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケシステムの構成の説明]
図1に例示されるとおり、実施形態のカラオケシステムは、カラオケ店舗内のLAN70に接続された複数のカラオケ装置20a,20b、リモコン端末40と、インターネット100に接続された管理サーバ30とを有する。本実施形態では、カラオケ店舗内のLAN70において、インターネットプロトコル(IP)を用いるネットワーク環境が構築されていること前提とする。
[カラオケシステムの構成の説明]
図1に例示されるとおり、実施形態のカラオケシステムは、カラオケ店舗内のLAN70に接続された複数のカラオケ装置20a,20b、リモコン端末40と、インターネット100に接続された管理サーバ30とを有する。本実施形態では、カラオケ店舗内のLAN70において、インターネットプロトコル(IP)を用いるネットワーク環境が構築されていること前提とする。
なお、図1では、2台のカラオケ装置20a,20bを記載しているが、それより多くのカラオケ装置がLAN70に接続されていてもよい。また、図1においては、説明を簡潔にするためにインターネット100に接続されたLAN70を1つだけ記載した。ただし実際には、多数のカラオケ店舗にそれぞれ敷設された複数のLAN70がインターネット100に接続され、それぞれのLAN70にカラオケ装置20が接続された態様で実施されるものとする。
以下の説明において、カラオケ装置20a,20bを特に区別しない場合、単にカラオケ装置20と表記する。カラオケ装置20は、例えば、カラオケ店舗に設置される業務用のカラオケ装置で具現化される。カラオケ装置20は、図2Aに例示されるとおり、制御部21、通信インタフェース部22、記憶部23、操作部24、音声入出力部25、赤外線通信部29を備える。また、カラオケ装置20には、ディスプレイ26、マイク27、スピーカ28等の周辺機器が接続されている。
このカラオケ装置20は、ユーザからリクエストされたカラオケ楽曲を演奏する機能を有する。また、カラオケ装置20は、本開示の特徴的な機能として、リモコン端末40とカラオケ装置20とが特定の通信相手として括り付けされる際に、自カラオケ装置20と通信可能なIPアドレスをリモコン端末40に動的に付与するDHCPサーバ機能を備える。この括り付けに関する一連の処理の手順については後述する。
制御部21は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、入出力インタフェース等を中心に構成された情報処理装置である。制御部21の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。通信インタフェース部22は、カラオケ装置20をLAN70に接続し、LAN70及びインターネット100を介した通信を制御する通信装置である。カラオケ装置20は、LAN70を介して、リモコン端末40とTCP/IPの通信規格に従った通信を行う。
記憶部23は、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等の記憶装置である。記憶部23には、カラオケ楽曲を演奏するための楽曲データを多数収録したカラオケデータベースや、カラオケ装置20の動作を制御するためのプログラム等が記憶される。操作部24は、ユーザからの操作を入力するための入力装置であり、カラオケ装置20本体に備えられたタッチパネルやキー・スイッチ等からなる。音声入出力部25は、マイク27からの音声の入力と、スピーカ28からの音声の出力を制御する。赤外線通信部29は、リモコン端末40との間で赤外線を媒体とする所定の赤外線通信規格に沿った赤外線通信を行う通信インタフェースである。なお、カラオケ装置20のその他の機能や構成については公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
図1のブロック図の説明に戻る。本実施形態では、2台のカラオケ装置20a(A機種),20b(B機種)は、互いに機種が異なるものとする。そして、ネットワークアドレスの設定により、2台のカラオケ装置20a,20bがそれぞれの機種ごとに設定されている異なるサブネットに分けられることにより、異機種間の通信が制限されている。本実施形態では、ネットワークアドレス10.0.0.0は、A機種に対応するサブネットとして設定されており、ネットワークアドレス10.1.0.0は、B機種に対応するサブネットとして設定されていることを前提とする。
図1の事例では、カラオケ装置20aのIPアドレスは、10.0.0.1/16となっている。また、カラオケ装置20bのIPアドレスは、10.1.0.1/16となっている。この場合、カラオケ装置20a,20bのネットワークアドレスは、それぞれ10.0.0.0、10.1.0.0となり、カラオケ装置20a,20bが互いに異なるサブネットに属していることになる。なお、IPアドレスは、本開示におけるアドレスの一例に相当する。
管理サーバ30は、サーバ機能を有する情報処理装置であり、インターネット100に接続されている。図2Bに例示されるとおり、管理サーバ30は、制御部31、通信インタフェース部32、及び記憶部33を備える。
制御部31は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、入出力インタフェース等を中心に構成された情報処理装置である。制御部31の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。通信インタフェース部32は、管理サーバ30をインターネット100に接続し、インターネット100を介した通信を行う。これにより管理サーバ30は、カラオケ装置20と通信を行う。記憶部33は、各種情報を記憶する記憶装置である。
この記憶部33には、各カラオケ店舗のLAN70に接続された各カラオケ装置20がリモコン端末に割当てるべきIPアドレスの範囲を一元に管理するデータベースが記憶されている。このデータベースは、各カラオケ店舗のLAN70に属するカラオケ装置20と、そのカラオケ装置20に対して払い出したIPアドレスの範囲とが対応付けて記された情報である。
このデータベースの具体的な構成について、図3を参照しながら説明する。図3に例示されるとおり、データベースには、各カラオケ店舗に設けられたLAN70に属するカラオケ装置20について、LAN識別情報と、カラオケ装置20の機種と、カラオケ装置20のシリアル番号と、払出しIPアドレス範囲とが対応付けて記録されたレコードが含まれる。このデータベースは、制御部31により管理されており、管理サーバ30がカラオケ装置20から開設要求又は閉設要求を受信することで、制御部31によって随時更新されるようになっている。
図3に例示されるデータベースにおいて、LAN識別情報は、カラオケ装置20が属するLAN70を識別する情報である。払出しIPアドレス範囲は、カラオケ装置20がリモコン端末40に割当てるべきIPアドレスの範囲として、管理サーバが当該カラオケ装置20に対して払出したIPアドレスの範囲を表す情報である。各カラオケ装置20に割当てられる払出しIPアドレス範囲は、同一のLAN70内に構築されているサブネットの範囲で、他のカラオケ装置20と重複しないように、制御部31により設定される。
図3の事例では、LAN識別情報1111-5678に属するシリアル番号100001のカラオケ装置20(機種A)には、機種Aに対応するサブネット10.0.0.0/16の範囲から、10.0.1.0/24の払出しIPアドレス範囲が設定されている。この場合、シリアル番号100001のカラオケ装置20は、自カラオケ装置20に括付けされるリモコン端末40に対して10.0.1.0〜10.0.1.255のIPアドレスの範囲から任意のIPアドレスを付与することができる。
これに対し、同一のLAN識別情報1111-5678に属するシリアル番号100002のカラオケ装置20(機種A)には、機種Aに対応するサブネット10.0.0.0/16の範囲から、シリアル番号100001とは重複しない10.0.2.0/24の払出しIPアドレス範囲が設定されている。この場合、シリアル番号100002のカラオケ装置20は、自カラオケ装置20に括付けされるリモコン端末40に対して10.0.2.0〜10.0.2.255のIPアドレスの範囲から任意のIPアドレスを付与することができる。
また、同じくLAN識別情報1111-5678に属するシリアル番号200001のカラオケ装置20(機種B)には、機種Bに対応するサブネット10.1.0.0/16の範囲から、10.1.1.0/24の払出しIPアドレス範囲が設定されている。この場合、シリアル番号200001のカラオケ装置20は、自カラオケ装置20に括付けされるリモコン端末40に対して10.1.1.0〜10.1.1.255のIPアドレスの範囲から任意のIPアドレスを付与することができる。
また、別のLAN識別情報2222-5678に属するシリアル番号101002のカラオケ装置20(機種A)には、機種Aに対応するサブネット10.0.0.0/16の範囲から、10.0.1.0/24の払出しIPアドレス範囲が設定されている。この場合、シリアル番号101002のカラオケ装置20は、自カラオケ装置20に括付けされるリモコン端末40に対して10.0.1.0〜10.0.1.255のIPアドレスの範囲から任意のIPアドレスを付与することができる。
これに対し、同一のLAN識別情報2222-5678に属するシリアル番号101014のカラオケ装置20(機種A)には、機種Aに対応するサブネット10.0.0.0/16の範囲から、シリアル番号101002とは重複しない10.0.2.0/24の払出しIPアドレス範囲が設定されている。この場合、シリアル番号101014のカラオケ装置20は、自カラオケ装置20に括付けされるリモコン端末40に対して10.0.2.0〜10.0.2.255のIPアドレスの範囲から任意のIPアドレスを付与することができる。
図1のブロック図の説明に戻る。リモコン端末40は、カラオケ装置20専用の遠隔操作機器であり、本開示における操作端末の一例に相当する。このリモコン端末40は、リモコン端末40の動作を制御する情報処理装置である制御部や、情報を表示するディスプレイ、ユーザの入力操作を受付けるタッチパネルやキー・スイッチ等の操作部、無線LAN通信部、赤外線通信部等(何れも不図示)を備える。このリモコン端末40を用いることで、ユーザはカラオケサービスに関する情報の閲覧や、カラオケ装置20に演奏させるカラオケ楽曲の選曲操作を行うことができるようになっている。このリモコン端末40は、周知の無線LAN通信規格(例えば、IEEE802.11規格等)に則った無線通信機能を有し、無線LANアクセスポイント60を経由してLAN70に通信接続し、インフラストラクチャ・モード等の通信モードでカラオケ装置20との間で通信を行う。
なお、カラオケ装置20をリモコン端末40で操作する前提として、リモコン端末40と操作対象のカラオケ装置20とを特定の通信相手として対応付ける「括り付け」が行われる。この括り付けは、カラオケ装置20とリモコン端末40とが、互いのIPアドレスをそれぞれ記憶することで成立する。このとき、カラオケ装置20により、自カラオケ装置20が属するサブネットに対応するIPアドレスが、無線LANアクセスポイント60を介した無線LAN通信でリモコン端末40に対して割当てられる。
ルータ50は、カラオケ店内のLAN70と、外部のインターネット100との間でIPによる通信を相互に中継するルータ機能を有する通信機器である。無線LANアクセスポイント60は、所定の無線LAN規格に従った無線通信で端末間を接続するための電波中継機である。なお、複数の無線LANアクセスポイント60が、カラオケ店舗内の各所に分散して配置されていてもよい。なお、ルータ50及び無線LANアクセスポイント60の構成については周知のものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
[開設処理の説明]
本実施形態のカラオケシステムでは、カラオケ装置20がLAN70に接続されて初めて稼働するときに、カラオケ装置20がリモコン端末40に対して割当てるべきIPアドレスの範囲を管理サーバ30から取得する「開設処理」を行うようになっている。以下、カラオケ装置20及び管理サーバ30によって行われる開設処理の手順について、図4のシーケンス図を参照しながら説明する。
本実施形態のカラオケシステムでは、カラオケ装置20がLAN70に接続されて初めて稼働するときに、カラオケ装置20がリモコン端末40に対して割当てるべきIPアドレスの範囲を管理サーバ30から取得する「開設処理」を行うようになっている。以下、カラオケ装置20及び管理サーバ30によって行われる開設処理の手順について、図4のシーケンス図を参照しながら説明する。
S100において、カラオケ装置20の制御部21は、開設要求を管理サーバ30に送信する。この開設要求には、自カラオケ装置20が接続しているLAN70に対応するLAN識別情報と、自カラオケ装置20のシリアル番号とが含まれる。
S102において、管理サーバ30の制御部31は、カラオケ装置20から受信した開設要求に応じてデータベース(図3参照)を更新する。具体的には、管理サーバ30の制御部31は、開設要求に含まれるLAN識別情報及びシリアル番号に基づいて、開設要求の送信元のカラオケ装置20がリモコン端末40に対して割当てるべきIPアドレスの範囲である払出しIPアドレス範囲を決定する。
このとき、制御部31は、開設要求の送信元のカラオケ装置20が属するLAN70内のサブネットの範囲から、同一のサブネットに属する他のカラオケ装置20に関して既にデータベースに登録済みの払出しIPアドレス範囲と重複しない別の払出しIPアドレス範囲を決定する。なお、本実施形態では、カラオケ装置20の機種ごとに対応するサブネットがLAN70に構築されていることを前提としている。したがって、管理サーバ30は、カラオケ装置20のシリアル番号に基づいて機種を特定し、そのカラオケ装置20が属するサブネットを把握することができるようになっている。
そして、制御部31は、開設要求に該当するLAN識別情報と、当該カラオケ装置20の機種及びシリアル番号と、当該カラオケ装置20に対して決定した払い出しIPアドレス範囲とを対応付けて記述したレコードを、データベースのテーブルに追加する。
S104において、管理サーバ30の制御部31は、開設要求の送信元のカラオケ装置20に対して開設応答を送信する。この開設応答には、S102において決定された当該カラオケ装置20に対応する払出しIPアドレス範囲を表す情報が含まれる。S106において、カラオケ装置20の制御部21は、管理サーバ30から受信した開設応答に含まれる払出しIPアドレス範囲を、DHCPサーバ機能に関する設定情報として記憶部23に記録する。
[括り付け処理の説明]
カラオケシステムの各装置において行われる括り付け処理の手順について、図5のシーケンス図を参照しながら説明する。なお、図5において、後述のS206,S212,S216,S222,S226では、カラオケ装置20とリモコン端末40との間で通信を行うための伝送路として、無線LANアクセスポイント60及びLAN70を用いているものとする。
カラオケシステムの各装置において行われる括り付け処理の手順について、図5のシーケンス図を参照しながら説明する。なお、図5において、後述のS206,S212,S216,S222,S226では、カラオケ装置20とリモコン端末40との間で通信を行うための伝送路として、無線LANアクセスポイント60及びLAN70を用いているものとする。
S200において、リモコン端末40と無線LANアクセスポイント60との間で無線接続を確立する。S202において、リモコン端末40は、赤外線通信を用いて自己のMACアドレスをカラオケ装置20に送信する。ここでは赤外線通信を用いることで、リモコン端末40と括り付けされる相手を赤外線通信の通信可能範囲(例えば、同じカラオケルーム内)にある特定のカラオケ装置20に限定することができる。
なお、リモコン端末40が括り付けを行うために赤外線通信を発信する際、自リモコン端末40の括り付け相手となるカラオケ装置20の機種を設定画面上から手動で選択する手順を含むものとする。リモコン端末40においてカラオケ装置20の機種が選択されることにより、そのカラオケ装置20が属するサブネットのネットワークアドレスの範囲を、リモコン端末40が特定できるようになっている。
S204において、カラオケ装置20の制御部21は、リモコン端末40から受信したMACアドレスを、自カラオケ装置20に括り付けされるリモコン端末40のMACアドレスとして記憶する。S206において、リモコン端末40は、括り付け相手のカラオケ装置20をLAN70上で探すためのメッセージであるDHCP DISCOVERを、無線LAN通信を介してLAN70にブロードキャストする。このDHCP DISCOVERには、自リモコン端末40のMACアドレスが含まれる。
S208において、カラオケ装置20の制御部21は、リモコン端末40からDHCP DISCOVERを受信すると、S204で記憶されたMACアドレスと、DHCP DISCOVERに含まれるMACアドレスとが一致するか否かを判定する。S204で記憶されたMACアドレスと、DHCP DISCOVERに含まれるMACアドレスとが一致したことを条件に、S210において、カラオケ装置20の制御部21は、DHCP DISCOVERの送信元のリモコン端末40に対して割当てるIPアドレスを決定する。
具体的には、カラオケ装置20の制御部21は、上述の開設処理(図4参照)において管理サーバ30から取得した払出しIPアドレス範囲の中から、送信元のリモコン端末40に割当て可能なIPアドレスを決定する。S212において、カラオケ装置20の制御部21は、S210において決定されたIPアドレスを含むメッセージであるDHCP OFFERを、DHCP DISCOVERの送信元のリモコン端末40に送信する。
S214において、リモコン端末40は、カラオケ装置20から送信されたDHCP OFFERを受信すると、DHCP OFFERの送信元のカラオケ装置20と、括り付け相手のカラオケ装置20とが一致するか否かを判定する。具体的には、リモコン端末40は、DHCP OFFERの送信元を表すIPアドレスに含まれるネットワークアドレスと、S202において予め選択された既知のネットワークアドレスとが適合するか否かを判定する。
DHCP OFFERの送信元を表すネットワークアドレスと、S202で選択された既知のネットワークアドレスとが適合したことを条件に、S216において、リモコン端末40は、カラオケ装置20から提供されたIPアドレスの割当てを要求するメッセージであるDHCP REQUESTを、無線LAN通信を介してLAN70にブロードキャストする。このDHCP REQUESTは、送信元のリモコン端末40のMACアドレスを含む情報である。
S218において、カラオケ装置20の制御部21は、リモコン端末40から送信されたDHCP REQUESTを受信すると、S204で記憶されたMACアドレスと、DHCP REQUESTに含まれるMACアドレスとが一致するか否かを判定する。S204で記憶されたMACアドレスと、DHCP DISCOVERに含まれるMACアドレスとが一致したことを条件に、S220において、カラオケ装置20の制御部21は、S212において送信したIPアドレスをDHCP REQUESTの送信元のリモコン端末40のIPアドレスとして記憶する。
S222では、S220で記憶されたIPアドレスを含むメッセージであるDHCP ACKを、DHCP REQUESTの送信元のリモコン端末40に送信する。S224において、リモコン端末40は、カラオケ装置20からDHCP ACKを受信すると、受信したDHCP ACKに含まれるIPアドレスを、自己のIPアドレスとして記憶する。
S226において、カラオケ装置20の制御部21は、括り付けが成立したことを表す括付け情報通知を、S220で記憶されたIPアドレスに対応する括り付け相手のカラオケ装置20に送信する。この括付け情報通知には、自カラオケ装置20のIPアドレスが含まれる。上述の一連の処理により、カラオケ装置20とリモコン端末40との括り付けが成立する。これにより、括り付けされたリモコン端末40によってカラオケ装置20に操作を行うことが可能になる。
[閉設処理の説明]
本実施形態のカラオケシステムでは、カラオケ装置20が何らかの理由によりLAN70から外されるときに、管理サーバ30から取得したIPアドレスの範囲を解除する「閉設処理」を行うようになっている。以下、カラオケ装置20及び管理サーバ30によって行われる閉設処理の手順について、図6のシーケンス図を参照しながら説明する。
本実施形態のカラオケシステムでは、カラオケ装置20が何らかの理由によりLAN70から外されるときに、管理サーバ30から取得したIPアドレスの範囲を解除する「閉設処理」を行うようになっている。以下、カラオケ装置20及び管理サーバ30によって行われる閉設処理の手順について、図6のシーケンス図を参照しながら説明する。
S300において、カラオケ装置20の制御部21は、閉設要求を管理サーバ30に送信する。この閉設要求には、自カラオケ装置20が接続しているLAN70に対応するLAN識別情報と、自カラオケ装置20のシリアル番号とが含まれる。
S302において、管理サーバ30の制御部31は、カラオケ装置20から受信した閉設要求に応じてデータベース(図3参照)を更新する。具体的には、管理サーバ30の制御部31は、データベースのテーブルから開設要求に含まれるLAN識別情報及びシリアル番号に該当するレコードを削除する。
S304において、管理サーバ30の制御部31は、閉設要求の送信元のカラオケ装置20に対して閉設応答を送信する。この閉設応答には、払出しIPアドレス範囲を解除した旨の情報が含まれる。S306において、カラオケ装置20の制御部21は、管理サーバ30から受信した閉設応答に基づいて、DHCPサーバ機能に関する設定情報として記憶部23に記憶されている払出しIPアドレス範囲を消去する。管理サーバ30は、上記閉設処理によりデータベースから払出しIPアドレス範囲を解除した以降、カラオケ装置20からの開設要求に対して、上記解除した払出しIPアドレス範囲を、新たな払出しIPアドレス範囲として再利用する。
[効果]
実施形態のカラオケシステムによれば、以下の効果を奏する。
個々のカラオケ装置20がDHCPサーバ機能を有することで、専用のDHCPサーバを常設できないネットワークの環境であっても、括り付けされるカラオケ装置20とリモコン端末40とが確実に通信可能となるように、リモコン端末40のIPアドレスを動的に付与できる。また、各カラオケ装置20がリモコン端末40に対して割当てるべきIPアドレスの範囲を、管理サーバ30が一括で管理する構成により、同じLAN70に属する複数のカラオケ装置20間で、リモコン端末40に割当てるIPアドレスが重複するのを回避できるようになっている。
実施形態のカラオケシステムによれば、以下の効果を奏する。
個々のカラオケ装置20がDHCPサーバ機能を有することで、専用のDHCPサーバを常設できないネットワークの環境であっても、括り付けされるカラオケ装置20とリモコン端末40とが確実に通信可能となるように、リモコン端末40のIPアドレスを動的に付与できる。また、各カラオケ装置20がリモコン端末40に対して割当てるべきIPアドレスの範囲を、管理サーバ30が一括で管理する構成により、同じLAN70に属する複数のカラオケ装置20間で、リモコン端末40に割当てるIPアドレスが重複するのを回避できるようになっている。
したがって、カラオケ装置20の機種ごとに構築されるサブネットにそれぞれ対応する固有のIPアドレスをリモコン端末40に持たせる必要がなく、IPアドレスを効率的に利用できる。また、リモコン端末40に対して動的にIPアドレスを付与できることから、1つのカラオケ店舗において運用されるリモコン端末40の数を増やしてもIPアドレスを枯渇させることなく運用することができる。
カラオケ装置20は、赤外線通信により取得した括り付け相手のリモコン端末40のMACアドレスと、DHCP DISCOVERやDHCP REQUESTの送信元のMACアドレスとが一致するかを判定することができる、このようにすることで、カラオケ装置20は、DHCP DISCOVERやDHCP REQUESTの送信元が括り付け相手のリモコン端末40であることを確認した上で、当該リモコン端末40との間で通信を行うようにすることができる。これにより、他のカラオケ装置20と対応付けされようとするリモコン端末40との間で誤って通信をすることを回避できる。
リモコン端末40は、括り付けされるカラオケ装置20と赤外線通信をする際に特定した機種と、DHCP OFFERの送信元のカラオケ装置20の機種とが一致するかを判定することができる。このようにすることで、リモコン端末40は、DHCP OFFERの送信元が括り付け相手のカラオケ装置20であることを確認した上で、当該カラオケ装置20にDHCP REQUESTを送信することができる。これにより、他のリモコン端末40と対応付けされようとするカラオケ装置20との間で誤って通信をすることを回避できる。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態の各構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
管理サーバ30の制御部31がS100において開設要求を受信する処理が、受信手段としての処理の一例に相当する。管理サーバ30の制御部31が実行するS102の処理が、管理手段としての処理の一例に相当する。管理サーバ30の制御部31が実行するS104の処理が、通知手段としての処理の一例に相当する。
実施形態の各構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
管理サーバ30の制御部31がS100において開設要求を受信する処理が、受信手段としての処理の一例に相当する。管理サーバ30の制御部31が実行するS102の処理が、管理手段としての処理の一例に相当する。管理サーバ30の制御部31が実行するS104の処理が、通知手段としての処理の一例に相当する。
カラオケ装置20の制御部21が実行するS100の処理が、取得要求手段としての処理の一例に相当する。カラオケ装置20の制御部21が実行するS106の処理が、アドレス取得手段としての処理の一例に相当する。カラオケ装置20の制御部21がS202において赤外線通信を受信する処理が、端末識別情報取得手段としての処理の一例に相当する。カラオケ装置20の制御部21が実行するS210の処理が、割当手段としての処理の一例に相当する。カラオケ装置20の制御部21が実行するS212の処理が、アドレス通知手段としての処理の一例に相当する。カラオケ装置20の制御部21が、通信制御手段に相当する。カラオケ装置20の制御部21がS206においてDHCP DISCOVERを受信する処理が、探索情報受信手段としての処理の一例に相当する。カラオケ装置20の制御部21が実行するS208の処理が、探索情報判定手段としての処理の一例に相当する。カラオケ装置20の制御部21がS216においてDHCP REQUESTを受信する処理が、応答情報受信手段としての処理の一例に相当する。カラオケ装置20の制御部21が実行するS218の処理が、応答情報判定手段としての処理の一例に相当する。
リモコン端末40の制御部がS212においてDHCP OFFERを受信する処理が、アドレス取得手段としての処理の一例に相当する。リモコン端末40の制御部が実行するS214の処理が、アドレス判定手段としての処理の一例に相当する。リモコン端末40の制御部が実行するS216の処理が、応答送信手段としての処理の一例に相当する。
[変形例]
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が、本開示の実施形態である。
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が、本開示の実施形態である。
上述したカラオケ装置20や、管理サーバ30、リモコン端末40としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体等、種々の形態で本開示を実施することもできる。
20a,20b…カラオケ装置、21…制御部、22…通信インタフェース部、23…記憶部、24…操作部、25…音声入力部、26…ディスプレイ、27…マイク、29…赤外線通信部、30…管理サーバ、31…制御部、32…通信インタフェース部、33…記憶部、40…リモコン端末、50…ルータ、60…無線LANアクセスポイント、70…ローカルエリアネットワーク(LAN)、100…インターネット。
Claims (6)
- 複数のアドレス空間によるサブネットワークが構築されたネットワークに接続されたカラオケ装置と、複数の前記ネットワークに属するカラオケ装置と通信する機能を備える管理サーバとを有し、前記ネットワークを介して前記カラオケ装置を遠隔操作するように構成された操作端末と、その操作対象となるカラオケ装置とを、特定の通信相手として対応付けるカラオケシステムであって、
前記管理サーバは、
前記カラオケ装置から、当該カラオケ装置が属するネットワークを識別する情報であるネットワーク識別情報と、当該カラオケ装置を識別する情報であるカラオケ装置識別情報とを含む取得要求を受信するように構成された受信手段と、
前記受信手段により受信された取得要求に基づいて、当該取得要求に係るカラオケ装置のアドレスに対して通信可能な既知のアドレスの範囲のうち当該カラオケ装置が前記操作端末に対して割当てるべきアドレスの範囲を決定し、当該取得要求に含まれる前記ネットワーク識別情報及び前記カラオケ装置識別情報と、決定されたアドレスの範囲とを対応付けてデータベースに登録するように構成された管理手段と、
前記取得要求に係るカラオケ装置について前記管理手段により決定されたアドレスの範囲を、当該カラオケ装置に通知するように構成された通知手段とを備え、
前記カラオケ装置は、
自カラオケ装置が属するネットワークに対応する前記ネットワーク識別情報と、自カラオケ装置に対応する前記カラオケ装置識別情報とを含む前記取得要求を前記管理サーバに送信するように構成された取得要求手段と、
前記取得要求手段により送信された取得要求に応じて前記管理サーバから通知されたアドレスの範囲を保存するように構成されたアドレス取得手段と、
前記特定の通信相手として自カラオケ装置に対応付けされる操作端末を識別する情報である端末識別情報を取得するように構成された端末識別情報取得手段と、
前記アドレス取得手段により保存されたアドレスの範囲の中から、前記端末識別情報により取得された端末識別情報に対応する操作端末に対して割当てるアドレスを決定するように構成された割当手段と、
前記割当手段により決定されたアドレスを、当該操作端末に通知するように構成されたアドレス通知手段と、
前記割当手段により割当てられたアドレスに基づいて、当該アドレスに対応する操作端末との間で通信を行うように構成された通信制御手段とを備える、カラオケシステム。 - 請求項1に記載のカラオケシステムにおいて、
前記カラオケ装置は、
前記操作端末が自操作端末に対応付けされるカラオケ装置を前記ネットワーク内で探索するために送信する情報であって、当該操作端末の端末識別情報を含む探索情報を受信するように構成された探索情報受信手段と、
前記探索情報受信手段により受信された探索情報に含まれる端末識別情報と、前記端末識別情報取得手段により取得された端末識別情報とが一致するか否かを判定するように構成された探索情報判定手段とを更に備え、
前記探索情報判定手段により両者の端末識別情報が一致すると判定されたことを条件に、前記割当手段が、当該端末識別情報に対応する操作端末に対して割当てるアドレスを決定し、前記アドレス通知手段が、前記決定されたアドレスを当該操作端末に通知するように構成されている、カラオケシステム。 - 請求項1又は請求項2に記載のカラオケシステムにおいて、
前記カラオケ装置は、
前記アドレス通知手段により前記アドレスを通知された操作端末から、当該操作端末の端末識別情報を含む応答情報を受信するように構成された応答受信手段と、
前記応答受信手段により受信された応答情報に含まれる端末識別情報と、前記端末識別情報取得手段により取得された端末識別情報とが一致するか否かを判定するように構成された応答情報判定手段とを更に備え、
前記応答情報判定手段により両者の端末識別情報が一致すると判定されたことを条件に、前記通信制御手段が、前記割当手段により割当てられたアドレスに基づいて、当該アドレスに対応する操作端末との間で通信を行うように構成されている、カラオケシステム。 - 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカラオケシステムにおいて、
前記操作端末は、
前記カラオケ装置の前記アドレス通知手段から通知される操作端末のアドレスと、当該カラオケ装置のアドレスとを取得するように構成されたアドレス取得手段と、
前記アドレス取得手段により取得された前記カラオケ装置のアドレスと、自操作端末に対応付けされるカラオケ装置のアドレスとして既知のアドレスとが適合するか否かを判定するように構成されたアドレス判定手段と、
前記アドレス判定手段により両者のアドレスが適合すると判定されたことを条件に、前記カラオケ装置の前記アドレス通知手段から通知されたアドレスに対する応答として、自操作端末の端末識別情報を含む応答情報を、当該カラオケ装置に送信するように構成された応答送信手段とを備える、カラオケシステム。 - 複数のアドレス空間によるサブネットワークが構築されたネットワークに接続されたカラオケ装置と、複数の前記ネットワークに属するカラオケ装置と通信する機能を備える管理サーバとを有し、前記ネットワークを介して前記カラオケ装置を遠隔操作するように構成された操作端末と、その操作対象となるカラオケ装置とを、特定の通信相手として対応付けるカラオケシステムを構成する前記カラオケ装置であって、
前記管理サーバは、前記カラオケ装置が前記操作端末に対して割当てるべきアドレスの範囲を管理する管理手段を有するものであり、
前記カラオケ装置は、
自カラオケ装置が前記操作端末に対して割当てるべきアドレスの範囲を管理サーバから取得し、その取得したアドレスの範囲を保存するように構成されたアドレス取得手段と、
前記特定の通信相手として自カラオケ装置に対応付けされる操作端末を識別する情報である端末識別情報を取得するように構成された端末識別情報取得手段と、
前記アドレス取得手段により保存されたアドレスの範囲の中から、前記端末識別情報により取得された端末識別情報に対応する操作端末に対して割当てるアドレスを決定するように構成された割当手段と、
前記割当手段により決定されたアドレスを、当該アドレスに対応する操作端末に通知するように構成されたアドレス通知手段と、
前記割当手段により割当てられたアドレスに基づいて、当該アドレスに対応する操作端末との間で通信を行うように構成された通信制御手段とを備える、カラオケ装置。 - 複数のアドレス空間によるサブネットワークが構築されたネットワークに接続されたカラオケ装置と、前記ネットワークを介して前記カラオケ装置を遠隔操作するように構成された操作端末とを有し、前記操作端末と、その操作対象となるカラオケ装置とを特定の通信相手として対応付けるカラオケシステムを構成する前記操作端末であって、
前記カラオケ装置は、自カラオケ装置のアドレスに対して通信可能なアドレスとして前記操作端末に対して割当てるべき既知のアドレスの範囲の中から、前記特定の通信相手として自カラオケ装置に対応付けされる前記操作端末に対して割当てるアドレスを決定する割当手段と、その決定されたアドレスを当該操作端末に対して通知するアドレス通知手段とを有するものであり、
前記操作端末は、
前記カラオケ装置の前記アドレス通知手段から通知される操作端末のアドレスと、当該カラオケ装置のアドレスとを取得するように構成されたアドレス取得手段と、
前記アドレス取得手段により取得された前記カラオケ装置のアドレスと、自操作端末に対応付けされるカラオケ装置のアドレスとして既知のアドレスとが適合するか否かを判定するように構成されたアドレス判定手段と、
前記アドレス判定手段により両者のアドレスが適合すると判定されたことを条件に、前記カラオケ装置の前記アドレス通知手段から通知されたアドレスに対する応答として、自操作端末の端末識別情報を含む応答情報を、当該カラオケ装置に送信するように構成された応答送信手段とを備える、操作端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016037243A JP2017156416A (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | カラオケシステム、カラオケ装置及び操作端末 |
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JP2019191471A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社第一興商 | サーバ装置、ペアリングシステム |
-
2016
- 2016-02-29 JP JP2016037243A patent/JP2017156416A/ja active Pending
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