JP2017155775A - 作業車両のクラッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧多板クラッチを前後に配置する構成において、潤滑油路製作の合理化・容易化を図る。【解決手段】クラッチ軸21に前進油圧多板クラッチC1と後進油圧多板クラッチC2を配置しクラッチ入り作動によって適宜に伝達される動力をクラッチ軸21に伝達する構成とし、該クラッチ軸21に、潤滑油導入部Sに連通する潤滑油路711を穿設し、この潤滑油路711に半径方向に形成する潤滑油供給油路714f,714rを接続し、前記クラッチ軸21の後端側において潤滑油路711の端部を開放する構成とし、前記クラッチ軸21の後端側には径小部前端側をクラッチ軸21に嵌入する後続軸16c,74を設け、該後続軸16c,74とクラッチ軸21の間に、オリフィス構成又はシール構成を設ける。【選択図】 図11

Description

本発明は、農業用トラクタ等の作業車両に装備されるクラッチ装置に関し、特に油圧多板型クラッチの潤滑構造に関する。
従来、農業用トラクタの油圧多板型クラッチの潤滑構造として、パワステアリング機構の戻り油を利用してミッションケース内のクラッチ機構に対して、潤滑油の供給を行うことにより、常に圧油が循環して供給されるパワステアリング機構からの戻り油によって多板クラッチの内部を効率的に循環冷却できる(特許文献1)。
また、エンジン出力がメインクラッチを介して変速装置内のメインシャフトに伝達すべく構成し、このメインシャフトにシンクロメッシュ式のリバーサクラッチを設け、パワステアリング機構のドレン油によりメインクラッチ及びリバーサクラッチを強制潤滑する構成がある(特許文献2)。
実開平2−84777号公報 特開2001−227563号公報
しかしながら、特許文献1においては油圧多板クラッチとしてPTOクラッチを対象とするものであり、潤滑対象が単一のクラッチである。また、特許文献2においては、リバーサクラッチの強制潤滑に関するものであるが、前進側及び後進側油圧多板クラッチを同一軸に前後配置する構成にあって、潤滑油路の構成が複雑でなお改善の余地がある。
本発明は上記に鑑み、油圧多板クラッチを前後に配置する構成において、潤滑油路製作の合理化・容易化を図る。
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
請求項1に記載の発明は、クラッチ軸21に前進油圧多板クラッチC1と後進油圧多板クラッチC2を配置しクラッチ入り作動によって適宜に伝達される動力をクラッチ軸21に伝達する構成とし、該クラッチ軸21に、潤滑油導入部Sに連通する潤滑油路711を穿設し、この潤滑油路711に半径方向に形成する潤滑油供給油路714f,714rを接続し、前記クラッチ軸21の後端側において潤滑油路711の端部を開放する構成とし、前記クラッチ軸21の後端側には径小部前端側をクラッチ軸21に嵌入する後続軸16c,74を設け、該後続軸16c,74とクラッチ軸21の間に、オリフィス構成又はシール構成を設けてなる作業車両のクラッチ装置とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記後続軸16cに変速用油圧多板クラッチC3,C4及び複数の変速ギヤ段16a,16bを設けるともに前端側を開放した潤滑油路715を設け、クラッチ軸21の後部に後続軸16cの前端部を嵌入するとともに上記後続軸16cの潤滑油路715の前端部にオリフィスを形成したプラグ73を装着してなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記後続軸74を動力伝達用の中間軸とし、クラッチ軸21の後部に後続軸74の前端部を嵌入しこの前端部にクラッチ軸21と後続軸74との重合部をシール部材75で密閉する構成とした。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記潤滑油供給油路714f,714rの径φf,φrは、前進側の油圧多板クラッチC1側への潤滑油供給油路714fの径φfを、後進側の油圧多板クラッチC2側への潤滑油供給油路714rの径φrよりも径大に構成する。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記潤滑油導入部Sは、ミッションケース12に穿設される導入口55とクラッチ軸21の潤滑油路711に潤滑油を供給する導入油路56とミッションケース12に着脱自在に設ける低圧リリーフバルブ57を備えている。
請求項1〜請求項3に記載の発明によると、後続軸の前端部にはオリフィス構成を有し、または後続軸にシール構成を備えることにより潤滑油路711から後続軸への潤滑油の移行に抵抗を付与して、クラッチ軸21に所定の潤滑用作動油を確保でき、油圧多板クラッチC1,C2に対し円滑良好に潤滑油の供給を行える。
また、このように構成すると、潤滑油路711の後端がカウンタ軸21を貫通する製作方法を採用することができ、後続軸には、油圧多板クラッチを付属する変速機構を採用する仕様と、この変速機構を採用せずに動力伝達用に中間軸74を採用する仕様のいずれにも、カウンタ軸21の構成を同じにできるものとなる。
請求項4に記載の発明によると、使用頻度が断然多く磨耗度が高いと予測される前進側油圧多板クラッチC1の方への潤滑油供給を多くすることによって前進側油圧多板クラッチC1の磨耗を遅らせることができる。
請求項5に記載の発明によると、低圧リリーフバルブ57を設けることによって、所定に高められた潤滑油が油圧多板クラッチC1,C2に供給できる。
実施形態に係るトラクタの概略図である。 図1のA矢視図(機体前部を視た図)である。 図1のB矢視図(機体後部を視た図)である。 実施形態に係るトラクタの変速装置の伝動機構を示す線図である。 (A)は実施形態に係るトラクタの変速装置の特に走行系伝動機構を示す断面図、(B)は実施形態に係るトラクタの変速装置の特にPTO系伝動機構を示す断面図である。 実施形態に係るトラクタのミッションケースを車幅方向左側から視た部分側面図である。 油圧回路図である。 (A)は時間−電流関係グラフ、(B)は時間−圧力関係グラフである。 (A)は前後進切替機構の制御ブロック図、(B)は比例ソレノイドの電流制御ブロック図である。 (A)フロントミッションケースの平面図、(B)はその側面図、(C)は潤滑油導入部の断面図である。 前後進多板クラッチ部及び後続軸部の側断面図である。 (A)は油路形成メタルの正面図、(B)は同メタルの側面図、(C)(D)(E)は導入油路を示す断面図である。 前後進多板クラッチ部の後続軸の変更例を側断面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に示す本実施形態の作業車両は、動力によって自走しながら圃場等で作業を行う農用トラクタである。農用トラクタ1は、前輪2、後輪3、動力源としてのエンジン4と、変速装置(トランスミッション)5を備える。後輪3には機体前部のボンネット6内に搭載されるエンジン4で発生した回転動力を、変速装置(トランスミッション)5で適宜減速して伝達可能になっており、また、この変速装置5はエンジン4で発生した回転動力を必要に応じて前輪2にも伝達可能になっている。すなわち、変速装置5は、二輪駆動と四輪駆動との切り替えが可能になっている。このうち、前輪2は操舵輪として設けられる。
また、トラクタ1は、機体後部に、ロータリ等の作業機(図示省略)を装着可能な連結装置7が配設されている。連結装置7は、中央上部のトップリンク7aと下部左右のロアリンク7b,7bからなる3点リンクとされ、左右のリフトアームを油圧で回動することで、リフトロッドを介してロアリンク7b等を介して作業機を昇降させる構成である。
トラクタ1は、機体上の操縦席8の周りはキャビン9で覆われている。キャビン9の内部において、操縦席8前側のダッシュボード10からステアリングハンドル11が立設されると共に、操縦席8の周りにクラッチペダル、ブレーキペダル、アクセルペダル等の各種操作ペダルや前後進レバー、変速レバー等の各種操作レバーが配置されている。
図4は、ミッションケース12内の伝動機構13を示す線図である。前記変速装置(トランスミッション)5は、ミッションケース12とこのミッションケース12内に配置されエンジン4から後輪3等へ回転動力を伝達する上記伝動機構13を含んで構成される。伝動機構13は、エンジン4からの回転動力を前輪2、後輪3、及び、機体に装着した作業機に伝達し駆動するものである。
具体的には、伝動機構13は、エンジン4が発生させた回転動力を入力軸14、前後進切替機構15、Hi−Lo変速機構16、主変速機構17、副変速機構18を順に介して後輪3に伝達する構成である。また、伝動機構13は、エンジン4が発生させた回転動力を副変速機構18から2WD/4WD切替機構19を介して前輪2に伝達することができる。さらに、伝動機構13は、エンジン4が発生させた回転動力を入力軸14、PTO駆動機構20を順に介して作業機に伝達することができる。
前後進切替機構15は、エンジン4から伝達された回転動力を、前進方向回転又は後進方向回転に切り替え可能なものである。前後進切替機構15は、前進側ギヤ段15a、後進側ギヤ段15b、逆転カウンタギヤ15c、油圧多板クラッチ形態の前進油圧多板クラッチC1、後進油圧多板クラッチC2を含んで構成される。前・後進油圧多板クラッチC1、C2は、係合/解放状態を切り替えることで前後進切替機構15における動力の伝達経路を切り替え可能である。前後進切替機構15は、前・後進油圧多板クラッチC1、C2の係合/解放状態に応じて入力軸14に伝達された回転動力を、伝達経路を変えてカウンタ軸21に伝達する。
前後進切替機構15は、前進油圧多板クラッチC1が係合状態、後進油圧多板クラッチC2が解放状態である場合に、入力軸14に伝達された回転動力を、前進側ギヤ段15a、前進油圧多板クラッチC1を介して前進方向回転でカウンタ軸21に伝達する構成であり、また、前進油圧多板クラッチC1が解放状態、後進油圧多板クラッチC2が係合状態である場合に、入力軸14に伝達された回転動力を後進側ギヤ段15b、逆転ギヤ15c、後進油圧多板クラッチC2を介して後進方向回転で、カウンタ軸21に伝達する構成である。これにより、前後進切替機構15は、トラクタ1の前後進を切り替えることができる。前後進切替機構15は、例えば、作業員によって前後進切替レバーが操作されることで油圧制御によって前進、後進、ニュートラルを切り替えることができる。なお、クラッチペダルを踏み込み操作することで前・後進油圧多板クラッチC1、C2を共に解放状態にできる。前後進切替機構15の前・後進多板クラッチC1,C2への圧油の給排制御を司る前後進クラッチ制御バルブの構成については後述する。
Hi−Lo変速機構16は、エンジン4から伝達された回転動力を、高速段又は低速段で変速可能なもので、Hi(高速)側ギヤ段16a、Lo(低速)側ギヤ段16b、油圧多板クラッチ(Hi(高速)側クラッチ)C3、油圧多板クラッチ(Lo(低速)側クラッチ)C4を含んで構成される。油圧多板クラッチC3、C4の係合/解放状態に応じて、カウンタ軸21に伝達された回転動力を、伝達経路を変えて変速軸22に伝達する構成であり、油圧多板クラッチC3が係合状態、油圧多板クラッチC4が解放状態である場合に、カウンタ軸21に伝達された回転動力を、油圧多板クラッチC3、Hi側ギヤ段16aを介して変速して変速軸22に伝達する。また、油圧多板クラッチC3が解放状態、油圧多板クラッチC4が係合状態である場合に、カウンタ軸21に伝達された回転動力を、油圧多板クラッチC4、Lo側ギヤ段16bを介して変速して変速軸22に伝達する。
主変速機構17は、シンクロメッシュ式の変速機構であり、ここでは、エンジン4から前後進切替機構15、及び、Hi−Lo変速機構16を介して伝達される回転動力を変速可能である。主変速機構17は、複数の変速段として第1速ギヤ段17a、第2速ギヤ段17b、第3速ギヤ段17c、第4速ギヤ段17d、第5速ギヤ段17e、第6速ギヤ段17fを含んで構成される。主変速機構17は、第1速ギヤ段17a〜第6速ギヤ段17fの変速軸22との結合状態に応じて、変速軸22に伝達された回転動力を、第1速ギヤ段17a〜第6速ギヤ段17fのいずれかを介して変速して変速軸23に伝達する。これにより、主変速機構17は、エンジン4からの回転動力を第1速ギヤ段17a〜第6速ギヤ段17fのいずれかの変速比で変速して後段に伝達することができる。主変速機構17は、例えば、作業員によって主変速操作レバーが操作されることで複数の変速段のうちの1つを選択し切り替えることができる。
副変速機構18は、第1副変速機24、第2副変速機25等を含んで構成され、変速軸23に伝達された回転動力を、第1副変速機24、第2副変速機25等を介して変速して変速軸26に伝達する。第1副変速機24は、エンジン4から伝達され主変速機構17等で変速された回転動力を高速段又は低速段で変速して駆動輪である後輪3側に伝達可能である。第1ギヤ24a、第2ギヤ24b、第3ギヤ24c、第4ギヤ24d、シフタ24e、クラッチ爪24ac,24dcを含んで構成され、シフタ24eがクラッチ爪26aとクラッチ爪24acが同時係合すると第1ギヤ2aから変速軸26に動力が伝わり、クラッチ爪26aとクラッチ爪24dcが同時係合すると第4ギヤ24dから変速軸26に動力が伝わる構成である。第2副変速機25は、エンジン4から伝達され主変速機構17等で変速された回転動力を第1副変速機24よりもさらに低速の超低速段で変速して駆動輪である後輪3側に伝達可能である。なお、第2副変速機25は、第1ギヤ25a、第2ギヤ25b、第3ギヤ25c、第4ギヤ25d、シフタ25eを含んで構成され、シフタ24eがクラッチ爪26aとクラッチ爪24acが同時係合すると第1ギヤ2aから変速軸26に動力が伝わり、クラッチ爪26aとクラッチ爪24dcが同時係合すると第4ギヤ24dから変速軸26に動力が伝わる構成である。したがって、副変速機構18は、変速軸23に伝達された回転動力を、第1副変速機24と第2副変速機25とを組み合わせることで、高速と低速と超低速の3段のうちのいずれかで変速して変速軸26に伝達することができる。
そして、変速装置5の伝動機構13は、変速軸26に伝達された回転動力を、後輪デフ27、後車軸28、減速用の遊星歯車減速機構29等を介して後輪3に伝達する。この結果、トラクタ1は、後輪3がエンジン4からの回転動力により駆動輪として回転駆動する。
2WD/4WD切替機構19は、伝達軸19a、Hi(高速)側ギヤ段19b、Lo(低速)側ギヤ段19c、油圧多板クラッチ(Lo(低速)側クラッチ)C6、油圧多板クラッチ(Hi(高速)側クラッチ)C7、伝達軸19dを含んで構成される。油圧多板クラッチC6が係合状態、油圧多板クラッチC7が解放状態である場合に、伝達軸19aに伝達された回転動力を、Lo側ギヤ段19c、油圧多板クラッチC6を介して変速して伝達軸19dに伝達する構成であり、前輪と後輪がほぼ等速の状態に駆動される。油圧多板クラッチC7が係合状態、油圧多板クラッチC6が解放状態である場合に、Hi側ギヤ段19bを介して伝達軸19dに伝達する構成であり、前輪が後輪よりも速い前輪増速で駆動できる。なお、伝達軸19dに伝達された回転動力を、前輪デフ34、前車軸35、縦軸36、遊星歯車減速機構37等を介して前輪2に伝達する4輪駆動構成である。
また、2WD/4WD切替機構19は、2WD/4WD切替機構19は、油圧多板クラッチC6、C7が共に解放状態となることで、伝達軸19aに伝達された回転動力の伝達軸19d側への動力伝達が遮断される。この結果、トラクタ1は、二輪駆動で走行することができる。なお、伝達軸19aは、変速軸26からの回転動力が、ギヤ30、ギヤ31、伝達軸32、カップリング33等を介して伝達(入力)される。第1ギヤ19bは、伝達軸19aが挿入され、当該伝達軸19aに対して相対回転可能に組み付けられる。
PTO駆動機構20は、エンジン4から伝達される回転動力を変速して機体後部のPTO軸40から作業機(図示省略)に出力することで、エンジン4からの動力によって作業機を駆動するものである。PTO駆動機構20は、PTOクラッチ機構38、PTO変速機構39、PTO軸40等を含んで構成される。
PTOクラッチ機構38は、PTO軸40側への動力の伝達と遮断とを切り替えるものである。PTOクラッチ機構38は、ギヤ38a、油圧多板クラッチC5、伝達軸38bを含んで構成される。ギヤ38aは、入力軸14と一体回転可能に結合されたギヤ41と噛み合っている。油圧多板クラッチC5は、係合/解放状態が切り替わることで、ギヤ38aと伝達軸38bとの間の動力の伝達状態を切り替え、油圧多板クラッチC5が係合状態となることでPTO軸40側へ動力を伝達するPTO駆動状態となり、入力軸14からギヤ41を介してギヤ38aに伝達された回転動力を、伝達軸38bに伝達する。油圧多板クラッチC5が解放状態となることでPTO非駆動状態(ニュートラル状態)となる。
なお、このトラクタ1は、ギヤ38aと噛み合うギヤ46a、当該ギヤ46aと噛み合うギヤ46b等を介してギヤポンプ46が設けられている。ギヤポンプ46は、伝動機構13等の油圧系統に油圧を付与するものである。
PTO変速機構39は、PTO軸40側に動力を伝達する際に変速を行うものである。PTO変速機構39は、Hi(高速)側ギヤ段39a、Lo(低速)側ギヤ段39b、伝達軸39c、シフタ39dを含んで構成される。PTO変速機構39は、シフタ39dの位置に応じて、伝達軸38bに伝達された回転動力を、Hi側ギヤ段39a、あるいは、Lo側ギヤ段39bを介して変速して、伝達軸39cに伝達する。
PTO軸40は、自在継ぎ手軸(図示せず)を介して作業機側入力軸(図示せず)に結合され、エンジン4からの回転動力を作業機に伝達するものである。PTO軸40は、伝達軸39cが機体中心から偏った位置にあるため、第1ギヤ43、第2ギヤ44等を介して伝動可能に機体左右中心に配置される。
なお、本実施形態のミッションケース12は、前後方向前側のフロントミッションケース12Fと、前後方向後側のリヤミッションケース12Rとに分かれ、更にスペーサ状のスペーサケース12Sをこれらのケース12F,12Rとの間に挟んで構成している。即ち、ミッションケース12のフロントミッションケース12Fとリヤミッションケース12Rの間にスペーサケース12Sを設け、主変速機構17の前記変速軸22及び変速軸23、2WD/4WD切替機構19への前記伝達軸32を支持するメタル部12Saを形成している。
前記油圧ポンプ46はメインポンプ46mとサブポンプ46sを備え、メインポンプ46mによる圧油は、一旦外部油圧制御バルブ47に入り、この外部油圧制御バルブ47にアンロード状態に迂回する油路47aを形成し、この油路を介して作業機昇降制御バルブ69に圧油が供給され、作業機昇降シリンダ機構LCに圧油を給排する構成としている。
一方前記サブポンプ46sbの圧油は、パワステアリング制御バルブ48、PTOクラッチ制御バルブ49及び前後進クラッチ制御バルブ50に供給されるよう構成されている。
前後進切替機構15の前後進多板クラッチC1,C2への圧油の給排制御を司る前後進クラッチ制御バルブ50について詳述する。サブポンプ46sから供給される圧油を受けて、前進多板クラッチC1又は後進多板クラッチC2への供給回路に切り替える3位置切替の前後進切替バルブ50aを有する。この前後進切替バルブ50aには前進ソレノイド50af及び後進ソレノイド50arを備え、前進ソレノイド50afの励磁によって前進多板クラッチC1側へ圧油供給し、後進ソレノイド50arの励磁によって後進多板クラッチC2側へ圧油供給できる。該前後進切替バルブ50aの上手側には、2位置切替して圧油を前後進切替バルブ50aに供給可能な状態と供給遮断の状態に切り替える安全バルブ50bと、可変リリーフバルブ50cと、この可変リリーフバルブ50cのリリーフ圧調整用の比例減圧バルブ50dとを備えている。
油圧ポンプ46と前後進切替バルブ50aを結ぶ油路に分岐油路を設けて前記可変リリーフバルブ50cが介装される。該可変リリーフバルブ50cのスプールは、バネとパイロットポートの油圧にて付勢され、このバネ圧とパイロット圧との合算圧によって入口側の油圧を制御する。いま、パイロットポートのパイロット圧が低いときは、該可変リリーフバルブ50cのスプールが開き易くなり、油が多量にタンクへ戻るので、該可変リリーフバルブ50cの入口側の油圧、即ち前記前後進切替バルブ50aへ流れる油圧の圧力が低圧となる。一方、パイロットポートのパイロット圧が高くなるのに伴い、該可変リリーフバルブ50cのスプールが開き難くなり、該可変リリーフバルブ50cの入口側の油圧即ち前記前後進切替バルブ50aへ流れる油圧の圧力が高圧となる。このように、該可変リリーフバルブ50cのパイロット圧を増減することにより、前後進切替バルブ50aへの供給圧を制御できる。なお、前記可変リリーフバルブ50cのパイロット圧を制御するために、ソレノイド式比例減圧バルブ50dが設けられている。該比例減圧バルブ50dは、コントローラからの信号によって比例ソレノイド50dsへの制御電流Isを増減することにより、該比例減圧バルブ50dから出力される圧力が変化し、前記パイロット圧pを制御する構成である。そして、この制御電流Isが時間経過とともに除々に上昇する関係グラフを予め設定しておくものである。
詳述すると、前記前後進切替バルブ50aの切替作動信号を受け、前進指令又は後進指令の信号を受けると、比例ソレノイド50dsには、制御電流Isとしてクラッチミート状態まで最大電流Imaxが流れ、一旦低下したのち、除々に当該制御電流Isの値が上昇し、再び最大電流Imaxに達するべく設定する(図8(A))。このような制御電流Isの変化は、前記パイロット圧を高低変化させるとともに、前後進切替バルブ50aひいては前進油圧多板クラッチC1又は後進油圧多板クラッチC2への油圧の圧力が制御される(同図(B))。
ところで、前記前後進切替バルブ50aの前進側又は後進側への切替作動は、図9のブロック図に示すように、ステアリングハンドル11の近傍に配設した前後進切替レバー51による。該前後進切替レバー51を、前進F−中立N−後進Rの各操作位置に切り替えることによって、前後進切替バルブ50aを図示の中立Nから前進F側又は後進R側に切替える。すなわち前後進切替レバー51における上記操作位置に対応する前進スイッチ51f、後進スイッチ51r、及び中立スイッチ51nを配設し、各スイッチ51f,51r,51nのオン作動に基づいて前後進切替バルブ50aの前進ソレノイド50af又は後進ソレノイド50arを励磁する構成である。
また、前後進クラッチ制御バルブ50の前後進切替バルブ50aの前進側及び後進側を共に切りに作動するクラッチペダル53を有し、この切替前記クラッチペダル53に、2つのクラッチセンサを備えてクラッチペダル53踏込み操作を検出することによって前後進切替バルブ50aを中立としてクラッチC1、C2のいずれにも作動油を供給しないクラッチ切状態とする。
前記パワステアリング制御バルブ48は、ステアリングハンドル11操作によって複動型操舵シリンダ48aへ作動油を供給又は排出することによって操舵輪としての前輪2を操舵連動する。このパワステアリング制御バルブ48の過剰油は、リリーフバルブ48bによって排出側の油路54へ導かれる。この排出側の油路54は、潤滑油供給油路として利用されるもので、当該油路54を形成するパイプ58は、フロントミッションケース12Fの右側上部側面に形成する導入口55に接続される。導入口55に接続する導入油路56との間には低圧リリーフバルブ57を配設して常時低圧の潤滑油が導入油路56側に供給される構成としている。低圧リリーフバルブ57はミッションケース12Fの上面に穿設する螺子孔を利用して着脱自在に設けられ、この低圧リリーフバルブ57の装着状態に対応して適宜に油路が形成される。
次いで、前記前後進切替機構15の前後進多板クラッチC1,C2の構成について詳述する。前後進多板クラッチC1,C2は、クラッチ軸としての前記カウンタ軸21に設けられ、進行方向前側が後進多板クラッチC2、同後側が前進多板クラッチC1に構成される。
このうち、前記前進多板クラッチC1は、前記カウンタ軸21に対して一体回転可能に設けられ前後に多板摩擦板等の収容部60f,60rを備えるクラッチボディ60を備え、該収容部60fには、前記前進側ギヤ段15aに噛み合い前記カウンタ軸21に遊嵌する前進カウンタギヤ61fと一体回転する前進駆動側シリンダ62fと、この前進駆動側シリンダ62fに一体回転可能で軸線方向に摺動自在に支持された前進駆動側摩擦板63f,63f…と、これら前進駆動側摩擦板63f,63f…と交互に対向するよう該クラッチボディ60に相対回転不能で軸線方向に摺動自在に支持された前進従動側摩擦板64f,64f…と、作動油の供給を受けて上記前進駆動側摩擦板63f,63f…及び前進従動側摩擦板64f,64f…の係合、離脱を切り替える前進用ピストン65fと、該前進用ピストン65fを前記前進駆動側摩擦板63f,63f…及び前進従動側摩擦板64f,64f…の離脱をする方向に付勢する前進側スプリング66fを備えている。
また、前記クラッチボディ60の他方の収容部60rには、クラッチの構成形態を前記前進多板クラッチC1と同一とした後進多板クラッチC2の構成部材を配置しており、すなわち、詳細は省略するが、後進カウンタギヤ61r、後進駆動側シリンダ62r、後進駆動側摩擦板63r,63r…、後進従動側摩擦板64r,64r…、後進用ピストン65r、後進側スプリング66rを備える。もって、前進多板クラッチC1及び後進多板クラッチC2は作動油を前進用ピストン65f及び後進用ピストン65rへ供給することによってクラッチ入りに制御する構成である。
前記前進用ピストン64f及び後進用ピストン64rに対して作動油を供給する作動油供給油路70と、前記駆動側摩擦板63f,63r及び従動側摩擦板64f,64rに潤滑油を供給する潤滑油供給油路71を備えている。
作動油供給油路70は、カウンタ軸21に軸方向に穿設した2本の油路701はいずれも軸芯から外れた箇所に設けられ、うち一方の油路701fは、半径方向に穿設した油路702fを介して前進用ピストン64fを収容するシリンダ部60fsに通じ、他方の油路701rは、半径方向に穿設した油路702rを介して後進用ピストン64rを収容するシリンダ部60rsに通じている。
なお、カウンタ軸21の前側軸受メタル72との軸受部よりも前方に軸長を延長し、該軸延長部21aにまで、前記油路701f,701rを延長している。これら油路701fと701rに半径方向に供給油路703f,703rを形成する。そして、前側ミッションケース12Fの外側に配置した前記前後進クラッチ制御バルブ50の前進側ポート50pfと、後進側ポート50prを上記軸受メタル72の油路形成用ブロック部72aに形成した第1、第2の中間油路704f,704rを介して上記供給油路703f,703rに作動油を供給すべく構成している。
したがって、前後進クラッチ制御バルブ50の切替により、前進側ポート50pfからの作動油は、中間油路704f、供給油路703f、油路701f、油路702fを経てシリンダ部60fsに入り、前進用ピストン64fに作用する構成である。一方、後進側ポート50prからの作動油は、中間油路704r、供給油路703r、油路701r、油路702rを経てシリンダ部60rsに入り、後進用ピストン64rに作用する。
前記前進用ピストン64f又は後進用ピストン64rが押圧されると、前記前進側スプリング66f又は後進側スプリング66rに夫々抗して、前進駆動側摩擦板63f,63f…を前進従動側摩擦板64f,64f…に押し付け、又は後進駆動側摩擦板63r,63r…を後進従動側摩擦板64r,64r…に押し付けることにより、前進側クラッチC1を入り又は後進側クラッチC2を入りに連動する。
次いで、潤滑油供給油路71について説明する。前記カウンタ軸21に穿設する作動油供給用の油路701f,701rと平行に潤滑油路711を穿設する。この油路711は、カウンタ軸21の中心を通るように形成され、その始端側は前記軸延長部21aまで延長し、半径方向に穿設する軸側導入油路712に接続している。この軸側導入油路712に対応するカウンタ軸21の外周に連続する溝部を形成するものであり、前記導入口55,導入油路56,低圧リリーフバルブ57等よりなる潤滑油導入部Sから前記油路形成用ブロック部72aに形成した第3の中間油路713を経て供給される前記余剰のパワステアリング機構用作動油は、潤滑油として、軸側導入油路712に入ることができる。
なお、上記油路711の終端側はカウンタ軸21端部まで形成し開放状態となっている。
カウンタ軸21に穿設する潤滑油路711には、クラッチボディ60を一体化する仕切り部60aを挟むようにカウンタ軸21を径大部21f,21rに形成し、これらの径大部のうち前進多板クラッチC1に対応する前進側径大部21f及び後進多板クラッチC2に対応する後進側径大部21rには、前記潤滑油路711に接続し、半径方向に形成される潤滑油供給油路714f,714rを形成し、外周部に位置する前進駆動側シリンダ62fや後進駆動側シリンダ62r等に向けて潤滑油を供給できる構成としている。
上記のように構成すると、パワステアリング制御バルブ48からの余剰油が潤滑油導入部Sの導入口55から入るが、低圧リリーフバルブ56の存在によって低い設定圧力でリリーフされる作動油を導入できる。この作動油は、供給側油路712を経てカウンタ軸21に穿設した潤滑油路711に入り、潤滑油供給油路714f,714rの2箇所から噴出され、夫々前進多板クラッチC1の前進駆動側シリンダ62f近傍と、後進多板クラッチC2の後進駆動側シリンダ62r近傍を潤滑できる。
カウンタ軸21の後端部には、後続の前記Hi−Lo変速機構16におけるHi側ギヤ段16a、Lo側ギヤ段16b及び油圧多板クラッチC3,C4を支持すべく設ける後続軸(以下、変速軸16c)の前端側の径小部を嵌入させている。これとともに該径小部において両者をスプライン嵌合して、一体回転可能に構成している。したがって、前進油圧多板クラッチC1又は後進油圧多板クラッチC2を入りに作動すると、クラッチ軸としてのカウンタ軸21の正回転又は逆回転は、そのまま後続軸としての変速軸16cに伝達されるものとなっている。
そして上記変速軸16cにはその中心線に沿って変速軸16c用の潤滑油路715を穿設して、前記カウンタ軸21の潤滑油路711と同様に、油圧多板クラッチC3及びC4部を潤滑できる構成としている。なお、変速軸16c用の潤滑油路715の前端部にはオリフィス(小孔)を通路状に形成したプラグ73を装着し、カウンタ軸21側の潤滑油路711から変速軸16c側の潤滑油路715への移行に抵抗を付与して、カウンタ軸21に所定の潤滑用作動油を確保でき、かつ長くなる潤滑油路711,715であっても潤滑油の不足を来たさぬよう構成している。
なお、上記の実施例では、Hi−Lo変速機構16を有する形態について説明したが(図11)、このHi−Lo変速機構16を有しない形態では、次のように構成する(図13)。すなわち、変速軸16cに代替して後続軸(以下、中間軸74)を構成し、前記カウンタ軸21の後端側に嵌入させてスプライン嵌合する構成である。そして、当該中間軸74に油圧多板クラッチを構成しないため、潤滑油路715のような油路は不要であるため、穿設形成せず、中間軸74の前端にはシール部材76を構成して中間軸74側への作動油供給を遮断している。このように構成すると、潤滑油路711の後端がカウンタ軸21を貫通する製作法を採用することができ、後続するHi−Lo変速機構16等の油圧多板クラッチを付属する変速機構を採用する仕様(図11)と、この変速機構を採用せずに動力伝達用に中間軸74を採用する仕様(図13)のいずれにも、カウンタ軸21の構成を同じにできるものとなる。
前記潤滑油路711に接続し、半径方向に形成される前記潤滑油供給油路714f,714rの夫々の径φf,φrは、前進側の油圧多板クラッチC1側への潤滑油供給油路714fの径φf(例えば5mm)の方が、後進側の油圧多板クラッチC2側への潤滑油供給油路714rの径φr(例えば3mm)よりも径大に構成している。このように構成すると、使用頻度が断然多く磨耗度が高いと予測される前進側油圧多板クラッチC1の方への潤滑油供給を多くすることによって前進側油圧多板クラッチC1の磨耗を遅らせることができる。
12ミッションケース
21カウンタ軸(クラッチ軸)
C1前進油圧多板クラッチ
C2後進油圧多板クラッチ
71潤滑油供給油路
711潤滑油路
714f,714r潤滑油供給油路
16aHi(高速)側ギヤ段(変速ギヤ段)
16bLo(低速)側ギヤ段(変速ギヤ段)
16c変速軸(後続軸)
74中間軸(後続軸)
C3油圧多板クラッチ(変速用油圧多板クラッチ)
C4油圧多板クラッチ(変速用油圧多板クラッチ)
715潤滑油路
73プラグ
75シール部材
55導入口
56導入油路
57低圧リリーフバルブ
S潤滑油導入部
φf,φr潤滑油供給油路の径

Claims (5)

  1. クラッチ軸(21)に前進油圧多板クラッチ(C1)と後進油圧多板クラッチ(C2)を配置しクラッチ入り作動によって適宜に伝達される動力をクラッチ軸(21)に伝達する構成とし、該クラッチ軸(21)に、潤滑油導入部(S)に連通する潤滑油路(711)を穿設し、この潤滑油路(711)に半径方向に形成する潤滑油供給油路(714f,714r)を接続し、前記クラッチ軸(21)の後端側において潤滑油路(711)の端部を開放する構成とし、前記クラッチ軸(21)の後端側には径小部前端側をクラッチ軸(21)に嵌入する後続軸(16c,74)を設け、該後続軸(16c,74)とクラッチ軸(21)の間に、オリフィス構成又はシール構成を設けてなる作業車両のクラッチ装置。
  2. 前記後続軸(16c)に変速用油圧多板クラッチ(C3,C4)及び複数の変速ギヤ段(16a,16b)を設けるともに前端側を開放した潤滑油路(715)を設け、クラッチ軸(21)の後部に後続軸(16c)の前端部を嵌入するとともに上記後続軸(16c)の潤滑油路(715)の前端部にオリフィスを形成したプラグ(73)を装着してなる請求項1記載の作業車両のクラッチ装置。
  3. 前記後続軸(74)を動力伝達用の中間軸とし、クラッチ軸(21)の後部に後続軸(74)の前端部を嵌入しこの前端部にクラッチ軸(21)と後続軸(74)との重合部をシール部材(75)で密閉する構成とした請求項1に記載の作業車両のクラッチ装置。
  4. 前記潤滑油供給油路(714f,714r)の径(φf,φr)は、前進側の油圧多板クラッチ(C1)側への潤滑油供給油路(714f)の径(φf)を、後進側の油圧多板クラッチ(C2)側への潤滑油供給油路(714r)の径(φr)よりも径大に構成する請求項1に記載の作業車両のクラッチ装置。
  5. 前記潤滑油導入部(S)は、ミッションケース(12)に穿設される導入口(55)とクラッチ軸(21)の潤滑油路(711)に潤滑油を供給する導入油路(56)とミッションケース(12)に着脱自在に設ける低圧リリーフバルブ(57)を備えた請求項1に記載の作業車両のクラッチ装置。
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