JP2017155591A - エンジン冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自着火現象を効果的に抑制することができるエンジン冷却システムを提供する。【解決手段】エンジン冷却システム1は、シリンダヘッド3と、シリンダヘッド3に面する燃焼室20の少なくとも中間部分を取り巻く第1冷却室41と、燃焼室20のシリンダヘッド3側の端部を取り巻く第2冷却室42を含む。第1冷却室41と放熱器61との間では、循環装置5により第1冷却液が循環させられる。第2冷却室42へは、第1冷却液よりも低温の第2冷却液が供給ライン71を通じて供給され、第2冷却室42からは、排出ライン72を通じて第2冷却液が排出される。【選択図】図1

Description

本発明は、自着火現象を効果的に抑制することができるエンジン冷却システムに関する。
火炎伝播方式のエンジンでは、燃焼室壁面の温度を低下させることが、ノッキングやプレイグニッションなどの自着火現象の抑制に有効であることが知られている。ノッキングは、燃焼室壁面近くの混合気が燃焼火炎伝播前に自着火する現象であり、プレイグニッションは、燃焼室内で局所的に高温となる箇所により混合気または潤滑油が自着火する現象である。ノッキングおよびプレイグニッションのいずれも、ピストンの溶損、ピストンリングの損傷およびピストンの焼き付けなどを引き起こす。
例えば、特許文献1には、図6に示すような、ノッキングを抑制するためのエンジン冷却システム100が開示されている。このシステム100では、シリンダブロック130とシリンダヘッド120の間に流路部材140が挟まれている。流路部材140は、燃焼室110に面する壁面(燃焼室壁面)の一部を構成しており、その燃焼室壁面の近傍に流路141を有している。
流路141は、シリンダブロック130に設けられた流路131およびシリンダヘッド120に設けられて流路121と連通しており、これらの流路121,131,141には冷却水が流される。これにより、ノッキングが抑制される。
特開平5−222931号公報
ところで、エンジン冷却システムとしては、図4に示すエンジン冷却システム100よりも自着火現象をよりいっそう抑制することが望まれる。
そこで、本発明は、自着火現象を効果的に抑制することができるエンジン冷却システムを提供することを目的とする。
本発明の発明者らは、図6に示すエンジン冷却システム100では、流路部材140の流路141とシリンダブロック130の流路131とシリンダヘッド120の流路121とに同一の冷却水、すなわちほぼ同じ温度の冷却水が流れることに改良の余地があることを見出した。本発明は、このような観点からなされたものである。
すなわち、本発明のエンジン冷却システムは、シリンダヘッドと、前記シリンダヘッドに面する燃焼室の少なくとも中間部分を取り巻く第1冷却室と、前記燃焼室の前記シリンダヘッド側の端部を取り巻く第2冷却室と、前記第1冷却室と放熱器との間で第1冷却液を循環させる循環装置と、前記第2冷却室へ、前記第1冷却液よりも低温の第2冷却液を供給する供給ラインと、前記第2冷却室から前記第2冷却液を排出する排出ラインと、を備える、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、燃焼室のシリンダヘッド側の端部が燃焼室の中間部分よりも積極的に冷却されるため、自着火現象を効果的に抑制することができる。その結果、自着火現象に起因するピストンの溶損、ピストンリングの損傷およびピストンの焼き付けなどが抑制され、エンジンの耐久性および信頼性が向上する。
上記のエンジン冷却システムは、前記供給ラインの上流端および前記排出ラインの下流端が接続された第2の放熱器をさらに備えてもよい。第2冷却液は例えば工業用水でもよいが、本構成のように第2の放熱器があれば、第2冷却液を第2冷却室と第2の放熱器との間で循環させることができる。さらに、第2冷却液を放熱させる第2の放熱器は、第1冷却液を放熱させる放熱器とは別に設置されるので、第1冷却液と第2冷却液とを互いに独立して最適な温度に調整することができる。
上記のエンジン冷却システムは、前記供給ラインに設けられた流量制御弁と、前記燃焼室内の圧力を検出する圧力計と、前記圧力計の検出結果に基づいてノッキングの発生度合を判定する制御装置と、をさらに備え、前記制御装置は、ノッキングの発生度合が高いと判定したときに、前記流量制御弁の開度を大きくしてもよい。この構成によれば、ノッキングの発生度合が高いときには燃焼室のシリンダヘッド側の端部がさらに積極的に冷却されるため、ノッキングの発生度合を小さく維持することができる。
上記のエンジン冷却システムは、シリンダライナが組み込まれたシリンダブロックをさらに備え、前記第2冷却室は、前記シリンダブロックに設けられた環状の溝が前記シリンダライナに閉塞されることによって形成されていてもよい。この構成によれば、特別な部材を用いることなく第2冷却室を形成することができる。
本発明によれば、自着火現象を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジン冷却システムの概略構成図である。 エンジンの燃焼室回りの拡大縦断面図である。 図2のIII−III線に沿った横断面図である。 変形例のエンジンの横断面図である。 別の変形例のエンジンの燃焼室回りの拡大縦断面図である。 従来のエンジン冷却システムの概略構成図である。
図1に、本発明の一実施形態に係るエンジン冷却システム1を示す。このシステム1は、第1冷却液と第2冷却液を用いてエンジン2を冷却するものである。本実施形態では、エンジン2が4ストロークエンジンであるが、本発明は2ストロークエンジンにも適用可能である。
エンジン2は、クランクシャフト25と、クランクシャフト25の軸方向に一列または複数列で配列された複数のシリンダ29(図3参照)を含む。本実施形態では、シリンダ29が、シリンダブロック4に組み込まれたシリンダライナ26によって形成されている。また、シリンダ29は、シリンダヘッド3によって閉塞されている。
各シリンダ29内には、ピストン23が配置されており、このピストン23とシリンダヘッド3の間に燃焼室20が形成されている。換言すれば、シリンダヘッド3およびピストン23は、燃焼室20に面している。ピストン23は、コンロッド24によりクランクシャフト25と連結されている。
シリンダヘッド3には、各燃焼室20に空気もしくは燃料と空気の混合気を供給するための給気ポート3aと、各燃焼室20から燃焼ガスを排出するための排気ポート3bが設けられている。燃焼室20への燃料の供給方法は、燃焼室20内への直接噴射(直噴方式)であってもよいし、給気ポート3a内への噴射(予混合方式)であってもよい。燃料は、天然ガスであってもよいし、石油であってもよい。給気ポート3aの燃焼室20への開口は給気バルブ21により開閉され、排気ポート3bの燃焼室20への開口は排気バルブ22により開閉される。また、シリンダヘッド3には、給気ポート3aおよび排気ポート3bの周囲にヘッド側冷却室31が形成されている。
シリンダブロック4には、各燃焼室20の少なくとも中間部分を取り巻く第1冷却室41と、各燃焼室20のシリンダヘッド3側の端部を取り巻く第2冷却室42が形成されている。本実施形態では、図3に示すように、シリンダライナ26が互いに接触するように一列で配列されている。そして、全ての第2冷却室42が連続(互いに連通)していて、これらの第2冷却室42によって枠状の局所冷却流路が構成されている。同様に、全ての第1冷却室41も連続(互いに連通)していて、これらの第1冷却室41によって枠状の主冷却流路が構成されている。また、クランクシャフト25の軸方向に並ぶシリンダ29のうち両端以外のシリンダ29では、各第2冷却室42がシリンダ29の並び方向と直交する方向(図3の左右方向)でシリンダ29を挟み込む一対のセル42aに分割されている(第1冷却室41も同様)。
図2に示すように、各第2冷却室42は、シリンダブロック4に設けられた、径方向内側に開口する環状の溝45がシリンダライナ26によって閉塞されることによって構成されている。同様に、第1冷却室41は、シリンダブロック4に設けられた、溝45よりも格段に大きな後退部46がシリンダライナ26によって閉塞されることによって構成されている。
シリンダブロック4およびシリンダヘッド3には、シリンダブロック4の各第1冷却室41とシリンダヘッド3のヘッド側冷却室31とを連通する複数の連通穴27が形成されている。連通穴27は、シリンダ29の軸方向に延びており、第2冷却室42の外側に配置されている。
また、シリンダブロック4には、第1冷却室41で構成される主冷却流路へ第1冷却液を流入させる第1入口47(図1参照)が設けられており、シリンダヘッド3には、ヘッド側冷却室31から第1冷却液を流出させる第1出口32が設けられている。さらに、シリンダブロック4には、第2冷却室42で構成される局所冷却流路へ第2冷却液を流入させる第2入口43と、局所冷却流路から第2冷却液を流出させる第2出口44が設けられている。例えば、図3に示すように、最も外側に配置された2つの第2冷却室42のうちの一方に第2入口43が開口し、他方に第2出口43が開口するように、第2入口43および第2出口44が配置される。
図1に戻って、第1冷却液は、循環装置5により、第1冷却室41と第1放熱器61(本発明の放熱器に相当)との間で循環させられる。循環装置5は、第1入口47と第1放熱器61とに接続された送りライン51と、第1出口32と第1放熱器61とに接続された戻しライン52を含む。送りライン51には、上流側から順にポンプ53および流量制御弁54が設けられている。戻しライン52には、温度センサ81が設けられている。なお、ポンプ53は、戻しライン52に設けられていてもよい。
ポンプ53が稼働すると、第1冷却液が第1入口47を通じてエンジン2内へ流入し、第1冷却室41で構成される主冷却流路、連通穴27およびヘッド側冷却室31をこの順に流れた後に、第1出口32を通じてエンジン2から流出する。エンジン2から流出した第1冷却液の温度は、温度センサ81により計測される。エンジン2から流出した第1冷却液は、第1放熱器61で放熱した後に、再びエンジン2内に流入する。例えば、循環中の第1冷却液の温度は、70〜100℃程度である。
流量制御弁54は、制御装置8により、温度センサ81で計測される温度が一定の範囲内に維持されるように制御される。
第2冷却液は、供給ライン71および第2入口43を通じて第2冷却室42で構成される局所冷却流路へ供給され、第2出口44および排出ライン72を通じて第2冷却室42から排出される。局所冷却流路(より正確には、最も上流側の第2冷却室42)へ供給される第2冷却液は、第1冷却液よりも低温である。例えば、局所冷却流路へ供給される第2冷却液と第1冷却液の温度差は10℃以上である。局所冷却流路へ供給される第2冷却液の温度は、自着火現象を抑制するという観点からは低い方が望ましい。ただし、燃焼室壁面(シリンダ29の上部)の温度が下がり過ぎると、燃焼火炎が広がり難くなって冷却損失が大きくなる。そこで、冷却損失を小さく抑えるという観点からは、局所冷却流路へ供給される第2冷却液の温度は低すぎないことが望ましい。
第2冷却液は、第1冷却液と同じ液体であってもよいし、異なる液体であってもよい。第1冷却液および第2冷却液としては、例えば、不凍液を用いることができる。
本実施形態では、供給ライン71の上流端および排出ライン72の下流端が第2放熱器62(本発明の第2の放熱器に相当)に接続されている。すなわち、第2冷却液も、第2冷却室42と第2放熱器62との間で循環させられる。供給ライン71には、上流側から順にポンプ73および流量制御弁74が設けられている。排出ライン72には、温度センサ82が設けられている。なお、ポンプ73は、排出ライン72に設けられていてもよい。
ポンプ73が稼働すると、第2冷却液が第2入口43を通じて局所冷却流路(より正確には、最も上流側の第2冷却室42)内へ流入し、第2出口44を通じて局所冷却流路(より正確には、最も下流側の第2冷却室42)から流出する。局所冷却流路から流出した第2冷却液の温度は、温度センサ82により計測される。局所冷却流路から流出した第2冷却液は、第2放熱器62で放熱した後に、再び局所冷却流路内に流入する。
上述した制御装置8は、流量制御弁74も制御する。制御装置8は、燃焼室20内の圧力を検出する圧力計83と接続されており、圧力計83の検出結果に基づいてノッキングの発生度合を判定する。例えば、ノッキングの発生度合は、圧力波形を解析することによって判定することができる。そして、制御装置8は、圧力計83の検出結果および温度センサ82で計測される温度に基づいて、エンジン2の効率が最大となるように、換言すれば、自着火現象が抑制され、かつ、冷却損失が過大とならないように、流量制御弁74を制御する。例えば、制御装置7は、ノッキングの発生度合が高いと判定したときに、流量制御弁74の開度を大きくする。
以上説明したように、本実施形態のエンジン冷却システム1では、燃焼室20のシリンダヘッド3側の端部が燃焼室20の中間部分よりも積極的に冷却されるため、自着火現象を効果的に抑制することができる。その結果、自着火現象に起因するピストン23の溶損、ピストンリングの損傷およびピストン23の焼き付けなどが抑制され、エンジン2の耐久性および信頼性が向上する。これにより、エンジン2の効率を従来よりもさらに向上させるようなエンジン仕様(例えば、高圧縮比)および運転条件(例えば、点火タイミングの進角)を採用することが可能となる。そして、エンジン2の効率が向上すれば、燃焼ガスに含まれる一酸化炭素の排出量も減少する。また、自着火現象の抑制により、ノック音(自着火現象により発生する圧力波が燃焼室壁面に衝突する際に発生する音)を抑制でき、エンジン2の静粛性を向上させることができる。
また、ノッキングの発生度合が高いと判定したときに流量制御弁74の開度が大きくされれば、ノッキングの発生度合が高いときには燃焼室20のシリンダヘッド3側の端部がさらに積極的に冷却されるため、ノッキングの発生度合を小さく維持することができる。
さらに、本実施形態では、各第2冷却室42がシリンダブロック4とシリンダライナ26を利用して構成されるので、特別な部材を用いることなく第2冷却室42を形成することができる。
(変形例)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、全ての第2冷却室42は、必ずしも連続している必要はない。例えば、図4に示すように、全ての第2冷却室42が独立していてもよい。この場合、第2入口43および第2出口44を個々の第2冷却室42に開口するように第2冷却室42と同数設け、供給ライン71の下流側部分および排出ライン72の上流側部分を複数の支流に分岐させればよい。同様に、全ての第1冷却室41は、必ずしも連続している必要はない。
また、図5に示すように、各第2冷却室42を形成する中空のリング状の部材9がシリンダライナ26とシリンダヘッド3の間に配置されていてもよい。部材9は、図5に示すようにシリンダブロック4に形成された拡径部に嵌合していてもよいが、図6に示す従来のエンジン冷却システム100と同様にシリンダブロック4とシリンダヘッド3の間に挟まれる板状であってもよい。また、部材9は、図4に示すようなレイアウトの場合は個々のシリンダ29に対応するように独立した円形リング状であってもよいし、図3に示すようなレイアウトの場合は、全ての部材9が連続した枠状部材を構成していてもよい。
また、シリンダブロック4には必ずしもシリンダライナ26が組み込まれている必要はなく、シリンダ29がシリンダブロック4によって形成されていてもよい。
さらに、シリンダブロック4の代わりに、個々のシリンダライナ26の周囲にジャケットが設けられていてもよい。
また、第2放熱器62は必ずしも必要ではなく、第2冷却液は例えば工業用水でもよい。ただし、前記実施形態のように第2放熱器62があれば、第2冷却液を第2冷却室42と第2放熱器62との間で循環させることができる。さらに、第2冷却液を放熱させる第2放熱器62は、第1冷却液を放熱させる第1放熱器61とは別に設置されるので、第1冷却液と第2冷却液とを互いに独立して最適な温度に調整することができる。
本発明は、種々の用途のエンジンに対して有用である。
1 エンジン冷却システム
20 燃焼室
26 シリンダライナ
3 シリンダヘッド
4 シリンダブロック
41 第1冷却室
42 第2冷却室
45 溝
5 循環装置
61 第1放熱器
62 第2放熱器
71 供給ライン
72 排出ライン
74 流量制御弁
8 制御装置
83 圧力計

Claims (4)

  1. シリンダヘッドと、
    前記シリンダヘッドに面する燃焼室の少なくとも中間部分を取り巻く第1冷却室と、
    前記燃焼室の前記シリンダヘッド側の端部を取り巻く第2冷却室と、
    前記第1冷却室と放熱器との間で第1冷却液を循環させる循環装置と、
    前記第2冷却室へ、前記第1冷却液よりも低温の第2冷却液を供給する供給ラインと、
    前記第2冷却室から前記第2冷却液を排出する排出ラインと、
    を備える、エンジン冷却システム。
  2. 前記供給ラインの上流端および前記排出ラインの下流端が接続された第2の放熱器をさらに備える、請求項1に記載のエンジン冷却システム。
  3. 前記供給ラインに設けられた流量制御弁と、
    前記燃焼室内の圧力を検出する圧力計と、
    前記圧力計の検出結果に基づいてノッキングの発生度合を判定する制御装置と、をさらに備え、
    前記制御装置は、ノッキングの発生度合が高いと判定したときに、前記流量制御弁の開度を大きくする、請求項1または2に記載のエンジン冷却システム。
  4. シリンダライナが組み込まれたシリンダブロックをさらに備え、
    前記第2冷却室は、前記シリンダブロックに設けられた環状の溝が前記シリンダライナに閉塞されることによって形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエンジン冷却システム。
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