JP2017153678A - 化粧料容器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の手を汚さずに化粧料を容易に塗布体へ付着させることができる化粧料容器を、製造時にあって化粧料の剥がれを防止しつつ簡易に製造する。【解決手段】化粧料容器の構成部品として、上面に化粧料保持部1を装着するための結合部2dを有する底部2と、筒状の筒部6とを準備し、保持部1から延出する軸体4を把持し、邪魔になる筒部6がない状態で、軸体4を底部2の結合部2dへ近付け、軸体4の端部を結合部2dに装着する。従って、保持部1に触れずに軸体4を容易に底部2に装着できる。この後、筒部6を、保持部1に触れずに保持部1を囲繞するように、底部2に容易に装着する。即ち、保持部1に触れずに化粧料の剥がれを防止しつつ、化粧料容器を簡易に製造できる。この製造方法により得られた化粧料容器では、使用者が保持部1を持つことなく手を汚さずに、容器内で動かない保持部1の化粧料を容易に塗布体へ付着させることができる。【選択図】図10

Description

本発明は、化粧料容器の製造方法に関する。
従来、シート状の基材を立体成形し、この立体成形物の表面に化粧料を保持させるようにした化粧料保持体が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような化粧料保持体を用いて化粧を施す場合には、化粧料保持体に保持した化粧料を例えばパフ等へ付着させ肌等に塗布するのが一般的である。
WO2012/157643
ここで、特許文献1に記載の化粧料保持体にあっては、携行の際や使用時以外の際に、被塗布部以外のものと接触して化粧料が付着し汚してしまうことから、専用容器に収容することが望まれている。しかしながら、化粧料保持体を単に容器に収容しただけでは、使用者が容器内の化粧料保持体から化粧料をパフ等へ付着させる際に、化粧料保持体が動いてしまい化粧料を取り難いという問題がある。一方、化粧料保持体が容器内で動かないように当該化粧料保持体を使用者が手で持つと、化粧料が手に付着し汚れてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、使用者の手を汚さずに化粧料を容易に塗布体へ付着させることができる化粧料容器を簡易に製造できる化粧料容器の製造方法を提供することを目的としている。
本発明による化粧料容器の製造方法は、立体形状に形成され表面に化粧料が付着した化粧料保持部を収容して成る化粧料容器の製造方法であって、化粧料容器を構成する部品として、上面に化粧料保持部を装着するための結合部を有する底部と、筒状の筒部と、を準備する準備工程と、化粧料保持部から延出する軸体を把持し、軸体の端部を、底部の結合部に装着する軸体装着工程と、化粧料保持部を囲繞するように筒部を底部に装着する筒部装着工程と、を含むことを特徴としている。
このような化粧料容器の製造方法によれば、化粧料容器を構成する部品として、上面に化粧料保持部を装着するための結合部を有する底部と、筒状の筒部と、が準備され、化粧料保持部から延出する軸体が把持され、邪魔になる筒部がない状態で、軸体を底部の結合部へ近付け、軸体の端部を結合部に装着できる。従って、化粧料保持部に触れずに軸体を容易に底部に装着できる。また、この後、筒部を、化粧料保持部に触れずに当該化粧料保持部を囲繞するように、底部に対して容易に装着できる。すなわち、本発明による製造方法によれば、化粧料保持部に触れずに化粧料の剥がれを防止しつつ、化粧料容器を簡易に製造できる。そして、このような製造方法により得られた化粧料容器によれば、使用者が化粧料保持部を持つことなく手を汚さずに、容器内で動かない化粧料保持部の化粧料を容易に塗布体へ付着させることができる。
ここで、上記作用・効果を好適に奏する軸体装着工程としては、具体的には、軸体の端部を、結合部を構成する凹部に進入させて装着する方法が挙げられる。
また、上記作用・効果を好適に奏する軸体装着工程としては、具体的には、軸体の端面に凹設された凹部を、結合部を構成する凸部に外挿して装着する方法も挙げられる。
このように本発明によれば、使用者の手を汚さずに化粧料を容易に塗布体へ付着させることができる化粧料容器を製造できると共に、製造時にあって化粧料保持部に触れずに化粧料の剥がれを防止しつつ、簡易に製造できる化粧料容器の製造方法を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る製造方法により製造された化粧料容器を示す縦断面図である。 図1中の容器及びキャップを示す破断斜視図である。 図2の分解斜視図である。 図3中の底部を示す縦断面図である。 図1中の化粧料保持部及び軸体を示す正面図である。 図5の分解斜視図である。 図6中の軸体を拡大して示す斜視図である。 図1に示す化粧料容器の製造方法を説明するための図である。 図8に続く製造方法を説明するための図である。 図9に続く製造方法を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る製造方法を説明するための図であり、図8に対応する図である。 図11に続く製造方法を説明するための図であり、図9に対応する図である。
以下、本発明による化粧料容器の製造方法の好適な実施形態について図1〜図12を参照しながら説明する。図1〜図10は、本発明の第1実施形態を、図11及び図12は、本発明の第2実施形態を各々示すものであり、各図において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
先ず、図1〜図10に示す第1実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る製造方法により製造された化粧料容器を示す縦断面図、図2は、容器及びキャップを示す破断斜視図、図3は、図2の分解斜視図、図4は、底部を示す縦断面図、図5は、化粧料保持部及び軸体を示す正面図、図6は、図5の分解斜視図、図7は、軸体を拡大して示す斜視図、図8〜図10は、化粧料容器の製造方法を説明するための図である。
本実施形態の化粧料容器は、容器内に装飾性に富む立体形状物を収容し、使用者が、立体形状物の表面に付着する化粧料を適宜化粧に使用することができるものである。
図1に示すように、化粧料容器100は、立体形状物であり表面に化粧料が付着した化粧料保持部1と、化粧料保持部1から延出する軸体4と、軸体4が化粧料保持部1から延出するように化粧料保持部1を軸体4に装着させる装着部5と、軸体4を装着した底部2と、底部2に装着され化粧料保持部1を囲繞する筒部6と、筒部6に装着され当該筒部6を覆うキャップ3と、を備える。
底部2は、例えばPP等の樹脂より形成され、容器の底を構成する。図1〜図4に示すように、底部2は、円板状の基部2aと、基部2a上の外周側に設けられた取付部2bと、基部2a上の中央に設けられた軸体ホルダ部(結合部)2dと、を備える。
取付部2bは、基部2aの外周位置より多少内側の位置に立設され、短尺な円筒状に構成される。取付部2bの外周面には、筒部6を装着するための嵌合凸部2cが円環状に形成される。
軸体ホルダ部2dは、基部2aの中央に立設され、短尺な軸状に構成される。軸体ホルダ部2dの中央には、下方へ向けてへこむ凹部2kが形成される。
凹部2kは、軸体4を進入させるためのものであり、6角形状に構成される。凹部2kの上部は、軸体4の端部が進入しやすいように拡径され、この拡径部より多少下方位置に、軸体4を装着するための嵌合凹部2mが、6角形状の各面に周方向に連続するように環状に形成される。
筒部6は、例えばPP等の樹脂より形成され、図1〜図3に示すように、容器の胴部を構成する。筒部6の下部の内周面には、底部2の取付部2bの嵌合凸部2cに嵌合するための嵌合凹部6cが円環状に形成される。筒部6の上部は、階段状に内側に折れ曲がってから上方へ突出する突出部6aとされ、この突出部6aの外周面に、キャップ3を着脱可能に装着するための雄螺子6bが形成される。
そして、筒部6は、図1に示すように、底部2の取付部2bに外挿され、その下端面が、底部2の取付部2bより外側の上面に当接した状態で、その嵌合凹部6cが、底部2の取付部2bの嵌合凸部2cに嵌合することにより、底部2に着脱不能に装着される。
キャップ3は、例えばPP等の樹脂より形成され、容器蓋を構成する。図1〜図3に示すように、キャップ3は、有底円筒状に構成され、開放端側の内周面に、筒部6の突出部6aの雄螺子6bに螺合する雌螺子3aを備える。
そして、キャップ3は、図1に示すように、筒部6の突出部6aに外挿され、その雌螺子3aが、筒部6の雄螺子6bに螺合することにより、筒部6に着脱可能に装着される。
なお、ここでは、底部2を円板状、筒部6を円筒状、キャップ3を有底円筒状としているが、底部2を多角形板状、筒部6を角筒状、キャップ3を有底角筒状としても良い。また、ここでは、底部2、筒部6及びキャップ3を樹脂製としているが、ガラス、ゴム等より成形するようにしても良く、また、金型不要で種々の大きさに簡易に対応すべく、紙製とすることもできる。
図1に示すように、化粧料保持部1は、立体形状に形成され表面に化粧料が付着したものである。化粧料保持部1は、ここでは、図6に示すように、複数枚の花びら(花弁)1aを有する例えば薔薇等の花(花冠)形状の造花であり、複数(ここでは4枚)が軸線方向に重ねられ、その表面に化粧料を付着して成る。なお、ここでは、特に好ましいとして、複数の造花1の形状が異なっているが、全部同じ形状であっても良く、また、造花1は1個であっても良い。そして、造花1の中央には、軸体4を通すための貫通孔1bが設けられる。
軸体4は、例えばPP等の樹脂より形成され、図1及び図7に示すように、底部2の軸体ホルダ部2dの凹部2kと同様に6角形状に構成される。軸体4の上部には、大径の頭部が連設され、この頭部が、装着部5の一方を構成する上部挟持部5aとされる。この上部挟持部5aは、軸体4と一体成形され樹脂より成る。
軸体4は、上部挟持部5aより下方へ延出し造花1を取り付けるための取付軸部4aと、取付軸部4aから下方へ延出し軸体ホルダ部2dに装着するための装着軸部4bと、備える。
6角形状を成す取付軸部4aの外周面の一部の面(ここでは対向する2面)の上部には、凸状の上部ストッパ4cが設けられると共に、取付軸部4aの外周面の一部の面の下部には、凸状の下部ストッパ4dが設けられる。
装着軸部4bは、取付軸部4aより相似形で多少小さくされ、6角形状を成す外周面の各面には、軸体ホルダ部2dの嵌合凹部2mに嵌合するための嵌合凸部4eがそれぞれ設けられる。
また、本実施形態では、図1に示すように、装着部5の他方を構成し、上部挟持部5aと協働して造花1を軸体4に装着するための下部挟持部5bを備える。下部挟持部5bは、例えばPP等の樹脂より形成されて皿状に構成され、中央に、軸体4が通される断面6角形状の貫通孔5cが設けられる(図6参照)。
そして、軸体4が、軸線方向に重ねられた複数の造花1の貫通孔1b及び下部挟持部5bの貫通孔5cに通された状態で(図6参照)、複数の造花1が、上部挟持部5aと下部挟持部5bとの間に挟持されている。具体的には、下部挟持部5bは、軸体4の下部ストッパ4d(図7参照)を上方へ乗り越えた位置で、軸体4に緩い嵌合で取り付けられると共に、下部ストッパ4dにより下方へ離脱しない状態にされ、この状態で、複数の造花1が軸体4に装着された状態となっている。なお、上部ストッパ4cは、複数の造花1及び下部挟持部5bが上方へ行き過ぎ造花1の形状が崩れてしまうのを防止するためのものである。
そして、このように造花1を装着した軸体4は、底部2の軸体ホルダ部2dの凹部2kに内挿され、その装着軸部4bの嵌合凸部4eが、軸体ホルダ部2dの凹部2kの嵌合凹部2mに嵌合することにより、底部2の軸体ホルダ部2dに装着される。ここで、凹部2k及び軸体4(装着軸部4b)は6角形状のため、軸体4は確実に回動しないように装着される。
なお、ここでは、軸体4が嵌合により軸体ホルダ部2dに装着されているが、軸体4の凹部2k内に位置する部分が、例えば接着等により、軸体ホルダ部2dに装着されていても良い。
このように構成された図1に示す化粧料容器100を用いて化粧を施す場合には、キャップ3を外し、例えばパフやブラシ等の塗布体を用い、造花1の化粧料を塗布体に付着させ、肌等に塗布すれば良い。
次に、造花1の製造方法について、図6を参照しながら説明する。ここでは、造花1は、例えばポリエステル等の樹脂繊維で成形された織物や布等のシートを、プレスすることにより形成され、ここでは、複数枚の花びら1aを有しているように形成される。具体的には、上記シートを加熱し金型によるプレス加工を行うことにより造花1が形成される。この状態で、造花1には、未だ化粧料は付着していない。
そして、軸体4が、上記複数の造花1の貫通孔1b及び下部挟持部5bの貫通孔5cを通るように、造花1、下部挟持部5bが重ねられていき、下部挟持部5bが下部ストッパ4dを乗り越えることにより、これら複数の造花1及び下部挟持部5bが軸体4に装着される(図5参照)。その後、花びら1aの細かい形状等は、手仕上げにより形成される。
そして、このように重ねられた造花1に化粧料が付着される。化粧料は、例えば、粉体や、ジェル状や、クリーム状や、オイル状等の化粧料であり、フェイスパウダー、ボディパウダー、チークカラー、アイカラー、リップカラー等として使用できるものである。
化粧料を造花1に付着させる方法としては、具体的には、図5に示す軸体4(装着軸部4b)を把持し逆さにした状態で造花1をスラリー状の化粧料へ浸漬させて付着させる方法や、造花1の周囲からスプレーで化粧料を噴霧し付着させる方法等、種々の方法を採用できる。
そして、このようにして化粧料が付着した複数の造花1が得られる。
次に、図8〜図10を参照しながら、図1に示す化粧料容器100の製造方法を説明する。
先ず、化粧料容器100を構成する部品である底部2、筒部6及びキャップ3を用意する(準備工程)。
次いで、図8に示すように、複数の造花1を装着した軸体4の装着軸部4bを把持し、底部2の軸体ホルダ部2dの上方位置へ横方向から近付けていき、装着軸部4bの下端部が、軸体ホルダ部2dの凹部2kに合うようにして、当該下端部を凹部2k内に上方から進入させる。このとき、装着軸部4bと凹部2kの6角形状同士が合うようにする。そして、図9に示すように、軸体4の装着軸部4bを、底部2の軸体ホルダ部2dの凹部2kに押し込む。すると、軸体4の装着軸部4bの嵌合凸部4eが、軸体ホルダ部2dの凹部2kの嵌合凹部2mに嵌合し、軸体4が底部2の軸体ホルダ部2dに装着される(軸体装着工程)。
なお、軸体装着工程では、凹部2k及び軸体4(装着軸部4b)の断面が6角形状であるため、軸体4が底部2に対して確実に回動しないように装着することができる。なお、凹部2k及び軸体4は6角形状に限定されるものではなく、非円形とすれば、同様な作用・効果を奏する。
そして、軸体4の装着が完了したら、軸体4の装着軸部4bの把持を解除する。
なお、軸体4を軸体ホルダ部2d(底部2)に接着する場合には、予め、凹部2kを形成する内周面や、軸体4の凹部2k内に位置することになる部分に接着剤を塗布し、軸体4を凹部に進入させれば良い。
次いで、図10に示すように、キャップ3及び当該キャップ3に螺合した筒部6を、造花1を囲繞するように、底部2に対して被せていき、筒部6の嵌合凹部6cが、底部2の取付部2bの嵌合凸部2cに嵌合することにより、筒部6が底部2に着脱不能に装着され一体化される(筒部装着工程)。
なお、ここでは、キャップ3と筒部6を組み立ててから底部2に装着するようにしているが、筒部6を底部2に着脱不能に装着し、その後、キャップ3を筒部6に螺合により装着するようにしても良い。
このように、本実施形態の化粧料容器100の製造方法によれば、化粧料付着済みの造花1から延出する軸体4を把持し、邪魔になる筒部6がない状態で、軸体4を底部2の結合部である軸体ホルダ部2dへ近付け、軸体4の端部を軸体ホルダ部2dに装着できる。より具体的には、軸体4の端部を、軸体ホルダ部2dを構成する凹部2kに進入させて装着できる。従って、造花1に触れずに軸体4を容易に底部2に装着できる。また、この後、筒部6を、造花1に触れずに当該造花1を囲繞するように、底部2に対して容易に装着できる。すなわち、このような製造方法によれば、造花1に触れずに化粧料の剥がれを防止しつつ、化粧料容器100を簡易に製造できる。そして、このような製造方法により得られた化粧料容器100によれば、使用者が造花1を持つことなく手を汚さずに、容器内で動かない造花1の化粧料を容易に塗布体へ付着させることができる。
図11は、本発明の第2実施形態に係る製造方法を説明するための図であり、図8に対応する図、図12は、図11に続く製造方法を説明するための図であり、図9に対応する図である。
この第2実施形態が第1実施形態と違う点は、凹部2kを有する軸体ホルダ部2dを、図11に示すように、凸部12kを有する軸体ホルダ部(結合部)12dに代えた点である。また、この変更に伴い、軸体4の下端面には、凸部12kが進入する凹部14hが凹設されている。
また、底部2の凸部12kの外周面には、軸体4の下端部を装着するための嵌合凸部12mが環状に形成され、軸体4の凹部14hには、嵌合凸部12mに嵌合するための嵌合凹部14eが環状に形成される。
この第2実施形態によれば、図11に示すように、化粧料付着済みの造花1から延出する軸体4を把持し、邪魔になる筒部6がない状態で、軸体4を底部2の結合部である軸体ホルダ部12dへ近付け、図12に示すように、軸体4の端部を軸体ホルダ部12dに装着できる。より具体的には、軸体4の端面に凹設された凹部14hを、軸体ホルダ部12dを構成する凸部12kに外挿し、軸体4の嵌合凹部14eが、軸体ホルダ部12dの凸部12kの嵌合凸部12mに嵌合することにより、軸体4を底部2の軸体ホルダ部12dに装着できる。従って、第1実施形態と同様に、造花1に触れずに軸体4を容易に底部2に装着できる。また、この後、第1実施形態と同様に、筒部6を、造花1に触れずに当該造花1を囲繞するように、底部2に対して容易に装着できる(図10参照)。すなわち、このような製造方法によれば、第1実施形態と同様に、造花1に触れずに化粧料の剥がれを防止しつつ、化粧料容器を簡易に製造できる。そして、このような製造方法により得られた化粧料容器によれば、第1実施形態と同様に、使用者が造花1を持つことなく手を汚さずに、容器内で動かない造花1の化粧料を容易に塗布体へ付着させることができる。
なお、ここでは、軸体4が嵌合により軸体ホルダ部12dに装着されているが、例えば接着等による装着としても勿論良い。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、造花1を上部挟持部5aと下部挟持部5bとの間に挟持し軸体4に装着するようにしているが、接着等の他の方法により軸体に装着するようにして良く、要は、軸体は、造花1から延出する構成であれば良い。
また、上記実施形態においては、特に好ましいとして、造花1を化粧料保持部としているが、造花以外でも良く、例えば、動植物とすることもできる。また、化粧料保持部を簡単な形状とした場合には、化粧料保持部と軸体とを一体成形することもできる。
1…造花(化粧料保持部)、2…底部、2d,12d…軸体ホルダ部(結合部)、2k…凹部、4…軸体、4b…装着軸部、6…筒部、12k…凸部、14h…軸体の凹部、100…化粧料容器。

Claims (3)

  1. 立体形状に形成され表面に化粧料が付着した化粧料保持部を収容して成る化粧料容器の製造方法であって、
    前記化粧料容器を構成する部品として、上面に前記化粧料保持部を装着するための結合部を有する底部と、筒状の筒部と、を準備する準備工程と、
    前記化粧料保持部から延出する軸体を把持し、前記軸体の端部を、前記底部の前記結合部に装着する軸体装着工程と、
    前記化粧料保持部を囲繞するように前記筒部を前記底部に装着する筒部装着工程と、を含むことを特徴とする化粧料容器の製造方法。
  2. 前記軸体装着工程において、前記軸体の端部を、前記結合部を構成する凹部に進入させて装着することを特徴とする請求項1記載の化粧料容器の製造方法。
  3. 前記軸体装着工程において、前記軸体の端面に凹設された凹部を、前記結合部を構成する凸部に外挿して装着することを特徴とする請求項1記載の化粧料容器の製造方法。
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