JP2017153291A - 鳥類飛来防止具及び鳥類飛来防止具の取り付け方法 - Google Patents

鳥類飛来防止具及び鳥類飛来防止具の取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄塔の支持碍子プレートへの固定を容易にすることができる鳥類飛来防止具及び鳥類飛来防止具の取り付け方法を提供する。【解決手段】鳥類飛来防止具1は、ボルト20及び第1ナット21で支持碍子と連結される鉄塔の支持碍子プレート71に取り付けるための鳥類飛来防止具であって、ナットの外周よりも大きな内周を有するナット孔を備えるベースプレートと、ベースプレート10から突出する鳥類忌避部材11、12、13、14と、を備える。【選択図】図14

Description

本発明は、鳥類飛来防止具及び鳥類飛来防止具の取り付け方法に関する。
電線又は鉄塔等を止り木として鳥類がこれらの上で留まることが知られている。鳥類が留まりやすい場所がある場合、鳥類はその場所で営巣することもある。鳥類が留まると、糞又は営巣材料等の落下によって短絡等の事故が生じる可能性がある。このような鳥類による事故(鳥害)を防止するために、鳥類の飛来を防止するための装置が従来から用いられている。鳥類の飛来を防止するための装置としては、例えば特許文献1に記載される技術が知られている。
特開2013−258837号公報
ところで、鉄塔の腕木の端部には、電線を支持する支持碍子を固定するための支持碍子プレートが設けられている。支持碍子プレートの下方には支持碍子及び電線があるので、支持碍子プレートに鳥類が留まることは望ましくない。しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2に記載される装置を支持碍子プレートに固定することは容易ではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、鉄塔の支持碍子プレートへの固定を容易にすることができる鳥類飛来防止具及び鳥類飛来防止具の取り付け方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る鳥類飛来防止具は、ボルト及びナットで支持碍子と連結される鉄塔の支持碍子プレートに取り付けるための鳥類飛来防止具であって、前記ナットの外周よりも大きな内周を有するナット孔を備えるベースプレートと、前記ベースプレートから突出する鳥類忌避部材と、を備える。
鳥類忌避部材により、鳥類がベースプレートの上面に留まりにくくなる。さらに、ナット孔の内周がナットの外周よりも大きいので、ナットはナット孔を通り抜けることができる。このため、鳥類飛来防止具の取り付け作業を行う作業者は、ナットがボルトに取り付けられたままの状態で、鳥類飛来防止具を支持碍子プレートに被せることができる。すなわち、作業者は、支持碍子を取り外すことなく鳥類飛来防止具を支持碍子プレートに取り付けることができる。したがって、鳥類飛来防止具は、鉄塔の支持碍子プレートへの固定を容易にすることができる。
本発明の望ましい態様として、前記ベースプレートの厚さ方向における前記ナット孔の長さは、前記ベースプレートの厚さ方向における前記ナットの厚さより大きいことが好ましい。
これにより、鳥類飛来防止具が支持碍子プレートに被せられたとき、ナットがベースプレートの上面よりも上側に突出しない。このため、ベースプレートを押さえつけるための部材であるフィラーの下面とベースプレートの上面との間に隙間が生じにくいので、鳥類飛来防止具のガタツキが抑制される。
また、本発明に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法は、ボルト、第1ナット及び第2ナットで支持碍子と連結される鉄塔の支持碍子プレートに対し、前記第1ナットの外周よりも大きな内周を有するナット孔を備えるベースプレートと、前記ベースプレートから突出する鳥類忌避部材と、を備える鳥類飛来防止具を取り付ける方法であって、前記ボルトから前記第2ナットを取り外す第1ステップと、前記第1ステップの後、前記ナット孔の内部に前記第1ナットが位置するように前記ベースプレートを前記支持碍子プレートに被せる第2ステップと、前記第2ステップの後、前記ボルトにフィラーを取り付ける第3ステップと、前記第3ステップの後、前記ボルトに第3ナットを取り付ける第4ステップと、を含む。
これにより、鳥類飛来防止具の取り付け作業を行う作業者は、第1ナットがボルトに取り付けられたままの状態で、鳥類飛来防止具を支持碍子プレートに被せることができる。すなわち、作業者は、支持碍子を取り外すことなく鳥類飛来防止具を支持碍子プレートに取り付けることができる。そして、フィラー、第3ナットによって、鳥類飛来防止具が支持碍子プレートに固定される。したがって、鳥類飛来防止具の取り付け方法は、鉄塔の支持碍子プレートへの固定を容易にすることができる。
本発明の望ましい態様として、前記第4ステップの後、前記ボルトに前記第2ナットを取り付ける第5ステップを含むことが好ましい。
これにより、第3ナットの緩みが抑制される。また、元からボルトに取り付けられていた第2ナットが再利用されるので、作業者が用意する必要のある部材点数が削減される。したがって、鳥類飛来防止具の取り付け作業が容易になる。
本発明によれば、鉄塔の支持碍子プレートへの固定を容易にすることができる鳥類飛来防止具及び鳥類飛来防止具の取り付け方法を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具が用いられる鉄塔を示す模式図である。 図2は、図1におけるA矢視図である。 図3は、図2におけるB矢視図である。 図4は、図2におけるC−C断面図である。 図5は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の正面図である。 図6は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の平面図である。 図7は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の底面図である。 図8は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の右側面図である。 図9は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の斜視図である。 図10は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具が取り付けられる前の支持碍子プレートを示す模式図である。 図12は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法の一工程を示す模式図である。 図13は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法の一工程を示す模式図である。 図14は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法の一工程を示す模式図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具が用いられる鉄塔を示す模式図である。図1に示すように、鉄塔100に設けられた複数の腕金7が、それぞれ電線9を支持している。電線9は、腕金7の先端に固定される支持碍子8によって支持されている。支持碍子8は、例えば磁器等で形成されており、腕金7と電線9との間を絶縁しながら電線9を支持することができる。
図2は、図1におけるA矢視図である。図3は、図2におけるB矢視図である。図4は、図2におけるC−C断面図である。図2及び図3に示すように、腕金7は、先端に支持碍子プレート71を備える。支持碍子プレート71は、例えば平面視で矩形であり且つ水平面に平行な板状部材であって、支持碍子8に連結される。例えば、支持碍子8は、支持碍子プレート71に平行な板状部材である取付プレート81を上端部に備える。取付プレート81は、支持碍子プレート71の下面に接しており、固定ユニット2によって支持碍子プレート71に固定されている。より具体的には、図4に示すように、固定ユニット2のボルト20の頭部201と第1ナット21とによって、支持碍子プレート71及び取付プレート81が連結されている。支持碍子プレート71の上面には、鳥類飛来防止具1が取り付けられている。鳥類飛来防止具1は、支持碍子プレート71に鳥類が留まることを防止するための装置である。
図5は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の正面図である。図6は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の平面図である。図7は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の底面図である。図8は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の右側面図である。図9は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の斜視図である。なお、鳥類飛来防止具1の背面図は、正面図と同じである。鳥類飛来防止具1の左側面図は、右側面図と同じである。図5から図9に示すように、鳥類飛来防止具1は、例えば鋼鉄等で形成されており、ベースプレート10と、鳥類忌避部材11と、鳥類忌避部材12と、鳥類忌避部材13と、鳥類忌避部材14と、鳥類忌避部材15と、を備える。
ベースプレート10は、鳥類忌避部材11、鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材14及び鳥類忌避部材15を連結する板状部材である。例えば、ベースプレート10は平面視で矩形である。図2に示すように、ベースプレート10は、支持碍子プレート71に重ねられたときに支持碍子プレート71の少なくとも3辺を覆うことができる面積を有する。また、ベースプレート10は、ナット孔16と、ナット孔17と、ナット孔18と、ナット孔19と、を備える。以下の説明においては、ナット孔16、ナット孔17、ナット孔18及びナット孔19を代表して説明するときは単にナット孔10hという。複数のナット孔10は同じ形状を有する。
図4に示すように、ナット孔10の直径W1は、六角ナットである第1ナット21の対角距離W2より大きい。言い換えると、ナット孔10hの内周は、第1ナット21の外周より大きい。また、ベースプレート10の厚さ方向において、ナット孔10hの長さT1は、第1ナット21の厚さT2より大きい。また、ナット孔10は、ベースプレート10が支持碍子プレート71に重ねられたときにボルト20と重なる位置に配置されている。
鳥類忌避部材11、鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材14及び鳥類忌避部材15は、例えば、ベースプレート10の上面から突出する突起である。例えば、鳥類忌避部材11は、図6に示すように平面視でベースプレート10の中央に配置されている。鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材14及び鳥類忌避部材15は、鳥類忌避部材11の周りに配置されている。鳥類忌避部材12は、鳥類忌避部材11に対して鳥類忌避部材14とは反対側に配置されている。鳥類忌避部材13は、鳥類忌避部材11に対して鳥類忌避部材15とは反対側に配置されている。より具体的には、図6に示すように、平面視で鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材11及び鳥類忌避部材14が同一直線上に並んでおり、且つ鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材11及び鳥類忌避部材15が同一直線上に並んでいる。鳥類忌避部材12及び鳥類忌避部材14を結ぶ直線は、鳥類忌避部材13及び鳥類忌避部材15を結ぶ直線に対して直交している。また、図5及び図8に示すように、鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材14及び鳥類忌避部材15の長さは同じである。鳥類忌避部材11は、鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材14及び鳥類忌避部材15より長い。これにより、ベースプレート10の上面に鳥類が留まりにくくなる。
図3に示すように、鳥類飛来防止具1は、固定ユニット2によって支持碍子プレート71に固定されている。図3及び図4に示すように、固定ユニット2は、ボルト20と、第1ナット21と、フィラー28と、第3ナット29と、第2ナット22と、を備える。ボルト20は、取付プレート81、支持碍子プレート71及びベースプレート10を貫通している。第1ナット21は、ナット孔10hの内部に位置しており、支持碍子プレート71の上面に接している。フィラー28は、孔281を備える円盤状の部材であって、ベースプレート10の上面に接し且つナット孔10hの一部を覆っている。孔281の内周は、ボルト20の外周よりも大きい。第3ナット29は、フィラー28の上面に接している。第2ナット22は、第3ナット29の上面に接している。第2ナット22は、第3ナット29の緩みを抑制するためのナットである。すなわち、第2ナット22及び第3ナット29が、いわゆるダブルナットを構成している。
ベースプレート10が支持碍子プレート71及び取付プレート81と共にボルト20の頭部201とフィラー28とに挟まれることで、鳥類飛来防止具1は支持碍子プレート71に固定されている。また上述したように、図4に示すナット孔10hの長さT1が第1ナット21の厚さT2より大きいので、第1ナット21がベースプレート10の上面よりも上側に突出しない。このため、フィラー28とベースプレート10との間に隙間が生じにくいので、鳥類飛来防止具1のガタツキが抑制される。
なお、鳥類忌避部材11、鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材14及び鳥類忌避部材15の形状及び配置は、必ずしも上述した通りでなくてもよい。例えば、鳥類忌避部材11、鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材14及び鳥類忌避部材15の長さが同じであってもよいし、鳥類忌避部材11が最も短くてもよい。また、鳥類忌避部材の数は4つ以下であってもよいし、6つ以上であってもよい。
なお、平面視でのナット孔10hの形状は、必ずしも円形でなくてもよく、楕円形又は多角形等であってもよい。ナット孔10hは、少なくとも第1ナット21の外周よりも大きい内周を有する孔であればよい。また、ナット孔10hは、必ずしも4つでなくてもよく、少なくともボルト20の数と同じ数あればよい。
図10は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法を示すフローチャートである。図11は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具が取り付けられる前の支持碍子プレートを示す模式図である。図12は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法の一工程を示す模式図である。図13は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法の一工程を示す模式図である。図14は、本実施形態に係る鳥類飛来防止具の取り付け方法の一工程を示す模式図である。
図11に示すように、鳥類飛来防止具1が取り付けられる前においては、ボルト20、第1ナット21及び第2ナット22によって取付プレート81が支持碍子プレート71に連結されている。第2ナット22は、第1ナット21の上面に接しており、第1ナット21の緩みを抑制している。すなわち、第1ナット21及び第2ナット22が、いわゆるダブルナットを構成している。このため、仮に第2ナット22が取り外されたとしても、取付プレート81は、支持碍子プレート71に連結されたままであるので、落下しない。
図10に示すように、鳥類飛来防止具1の取り付け方法は、ステップS1と、ステップS2と、ステップS3と、ステップS4と、ステップS5と、を含む。鳥類飛来防止具1は、図11に示す状態の支持碍子プレート71に取り付けられる。
鳥類飛来防止具1が支持碍子プレート71に取り付けられる際、図12に示すように、まずボルト20から第2ナット22が取り外される(ステップS1)。取り外された第2ナット22は、一時的に別の場所に保管される。
次に、図13に示すように、ベースプレート10が支持碍子プレート71に被せられる(ステップS2)。具体的には、平面視でナット孔10hが第1ナット21に重なる状態で、ベースプレート10が支持碍子プレート71の上面に重ねられる。図4に示すようにナット孔10hの直径W1が第1ナット21の対角距離W2よりも大きいので、第1ナット21はナット孔10hを通り抜けることができる。これにより、ナット孔10hの内部に第1ナット21が位置する。
次に、図14に示すように、フィラー28がボルト20に取り付けられる(ステップS3)。これにより、ナット孔10hの一部がフィラー28に覆われる。
次に、図14に示すように、第3ナット29がボルト20に取り付けられる(ステップS4)。第3ナット29は、作業者によって新たに用意されたナットである。これにより、フィラー28がベースプレート10の上面に締め付けられる。
次に、図14に示すように、第2ナット22がボルト20に取り付けられる(ステップS5)。すなわち、ステップS1で取り外された第2ナット22が再びボルト20に取り付けられる。これにより、第3ナット29の緩みが抑制される。また、元からボルト20に取り付けられていた第2ナット22が再利用されるので、作業者が用意する必要のある部材点数が削減される。これにより、鳥類飛来防止具1の取り付け作業が容易になる。上述した取り付け方法によって、鳥類飛来防止具1が支持碍子プレート71に取り付けられる。
なお、ステップS5では、必ずしもステップS1で取り外された第2ナット22がボルト20に取り付けられなくてもよい。例えば、ステップS5において、作業者によって新たに用意されたナットがボルト20に取り付けられてもよい。すなわち、新たな2つのナットによってダブルナットが構成されていてもよい。
以上で説明したように、鳥類飛来防止具1は、ボルト20及び第1ナット21で支持碍子8と連結される鉄塔100の支持碍子プレート71に取り付けるための装置である。鳥類飛来防止具1は、第1ナット21の外周よりも大きな内周を有するナット孔10hを備えるベースプレート10と、ベースプレート10から支持碍子プレート71とは反対側に突出する鳥類忌避部材(鳥類忌避部材11、鳥類忌避部材12、鳥類忌避部材13、鳥類忌避部材14及び鳥類忌避部材15)と、を備える。
鳥類忌避部材により、鳥類がベースプレート10の上面に留まりにくくなる。さらに、ナット孔10hの内周が第1ナット21の外周よりも大きいので、第1ナット21はナット孔10hを通り抜けることができる。このため、鳥類飛来防止具1の取り付け作業を行う作業者は、第1ナット21がボルト20に取り付けられたままの状態で、鳥類飛来防止具1を支持碍子プレート71に被せることができる。すなわち、作業者は、支持碍子8を取り外すことなく鳥類飛来防止具1を支持碍子プレート71に取り付けることができる。したがって、鳥類飛来防止具1は、鉄塔100の支持碍子プレート71への固定を容易にすることができる。
また、鳥類飛来防止具1においては、ベースプレート10の厚さ方向におけるナット孔10hの長さT1は、ベースプレート10の厚さ方向における第1ナット21の厚さT2より大きい。
これにより、鳥類飛来防止具1が支持碍子プレート71に被せられたとき、第1ナット21がベースプレート10の上面よりも上側に突出しない。このため、ベースプレート10を押さえつけるための部材であるフィラー28の下面とベースプレート10の上面との間に隙間が生じにくいので、鳥類飛来防止具1のガタツキが抑制される。
また、鳥類飛来防止具1の取り付け方法は、第1ステップ(ステップS1)と、第2ステップ(ステップS2)と、第3ステップ(ステップS3)と、第4ステップ(ステップS4)と、を含める。第1ステップは、ボルト20から第2ナット22を取り外す工程である。第2ステップは、第1ステップの後、ナット孔10hの内部に第1ナット21が位置するようにベースプレート10を支持碍子プレート71に被せる工程である。第3ステップは、第2ステップの後、ボルト20にフィラー28を取り付ける工程である。第4ステップは、第3ステップの後、ボルト20に第3ナット29を取り付ける工程である。
これにより、鳥類飛来防止具1の取り付け作業を行う作業者は、第1ナット21がボルト20に取り付けられたままの状態で、鳥類飛来防止具1を支持碍子プレート71に被せることができる。すなわち、作業者は、支持碍子8を取り外すことなく鳥類飛来防止具1を支持碍子プレート71に取り付けることができる。そして、フィラー28、第3ナット29によって、鳥類飛来防止具1が支持碍子プレート1に固定される。したがって、鳥類飛来防止具1の取り付け方法は、鉄塔100の支持碍子プレート71への固定を容易にすることができる。
また、鳥類飛来防止具1の取り付け方法は、第5ステップ(ステップS5)を含む。第5ステップは、第4ステップの後、ボルト20に第2ナット22を取り付ける工程である。
これにより、第3ナット29の緩みが抑制される。また、元からボルト20に取り付けられていた第2ナット22が再利用されるので、作業者が用意する必要のある部材点数が削減される。したがって、鳥類飛来防止具1の取り付け作業が容易になる。
1 鳥類飛来防止具
10 ベースプレート
10h(16、17、18、19) ナット孔
11、12、13、14、15 鳥類忌避部材
100 鉄塔
2 固定ユニット
20 ボルト
201 頭部
21 第1ナット
22 第2ナット
28 フィラー
281 孔
29 第3ナット
7 腕金
71 支持碍子プレート
8 支持碍子
81 取付プレート
9 電線

Claims (4)

  1. ボルト及びナットで支持碍子と連結される鉄塔の支持碍子プレートに取り付けるための鳥類飛来防止具であって、
    前記ナットの外周よりも大きな内周を有するナット孔を備えるベースプレートと、
    前記ベースプレートから突出する鳥類忌避部材と、
    を備える鳥類飛来防止具。
  2. 前記ベースプレートの厚さ方向における前記ナット孔の長さは、前記ベースプレートの厚さ方向における前記ナットの厚さより大きい請求項1に記載の鳥類飛来防止具。
  3. ボルト、第1ナット及び第2ナットで支持碍子と連結される鉄塔の支持碍子プレートに対し、前記第1ナットの外周よりも大きな内周を有するナット孔を備えるベースプレートと、前記ベースプレートから突出する鳥類忌避部材と、を備える鳥類飛来防止具を取り付ける方法であって、
    前記ボルトから前記第2ナットを取り外す第1ステップと、
    前記第1ステップの後、前記ナット孔の内部に前記第1ナットが位置するように前記ベースプレートを前記支持碍子プレートに被せる第2ステップと、
    前記第2ステップの後、前記ボルトにフィラーを取り付ける第3ステップと、
    前記第3ステップの後、前記ボルトに第3ナットを取り付ける第4ステップと、
    を含む鳥類飛来防止具の取り付け方法。
  4. 前記第4ステップの後、前記ボルトに前記第2ナットを取り付ける第5ステップを含む請求項3に記載の鳥類飛来防止具の取り付け方法。
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