JP2017153056A - スタンド部材及びそれを用いたスピーカースタンド - Google Patents

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【課題】 スピーカーエンクロージャーから伝搬する振動に対して、スタンド自らが過大な共振をすることなく、又異質な音を付加させる事なく、良質な音響の再生に木材素材の利点を活かし自然な振動伝搬に貢献させることを課題とする。【解決手段】 本発明のスタンド部材は、多角形で構成され、中心に空洞部を有する外周用部材と、前記外周用部材の空洞部内に配置される軸用棒状部材で構成され剛性を高めたことを第一の特徴とし、前記外周用部材に前記軸用棒状部材と違う材質を用いたことを第二の特徴とする。本発明のスタンド部材を用いたスピーカースタンドは、前記スタンド部材を複数本組み合わせた支柱を用いることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカーシステムを支持するスタンドの構造に関するものであり、特に振動の伝搬による音色への影響を考慮に入れた、良好な音響の再生に貢献出来る新規な構造からなるスタンド部材及びそれを用いたスピーカースタンドを提供しようとする物である。
従来の木製スタンドは、単一素材の構成であるために、その素材の特徴から固有振動による低音部分での共振や、木材の特徴である内部損失に優れる点を活かしきれない構造が篭りの原因になり、それを解消する為に異種素材での制振又はスタンドその物の素材を変える事が主流になりつつある。
しかしながら、主にスピーカーシステムのエンクロージャーは木製である事が多く、音の要素の一部として木の響きを前提にスピーカーユニットが組まれている。設計者の本来意図する音を正確に再生するには、スピーカーシステムの土台となるスタンドは大きく固有振動が違わない素材で構成する事が理想であるが、上記の理由により木製スタンドの評価が低い要因である
素材には、其々の固有振動があり異種素材でも木製同様に共振は起こる。
金属系のスタンドは制振材を充填し共振を抑え、又木製系の物でも特開平6−125591号公報にあるように振動吸収材を用い振動を制振するスピーカースタンドが考案されているが、異種素材による制振は個体の固有振動の観点からも異質の音が付加される事に繋がり、自然な音の再生を妨げる要因となる。
この発明は、以上の問題点に鑑み、いかにスピーカーエンクロージャーから伝搬する振動に対して、過大な共振の発生を抑え、異質な音を付加させる事なく、良質な音響の再生に木材素材の利点を活かし自然な振動伝搬に貢献させることは出来ないものかとの判断から、研究に着手し長期的な試行錯誤を繰り返し、新規な構造からなるスタンド用部材及びそれを使用した新規な構造のスピーカースタンドを提供しようとする物である。
特開平6−125591号公報(段落0007、図1)
スピーカーエンクロージャーから伝搬する振動に対して、スタンド自らが過大な共振をすることなく、又異質な音を付加させる事なく、良質な音響の再生に木材素材の利点を活かし自然な振動伝搬に貢献させることを課題とする。
本発明のスタンド部材は、多角形で構成され、中心に空洞部を有する外周用部材と、前記外周用部材の空洞部内に配置される軸用棒状部材で構成され剛性を高めたことを第一の特徴とし、前記外周用部材に前記軸用棒状部材と違う材質を用いたことを第二の特徴とする。
本発明のスタンド部材を用いたスピーカースタンドは、前記スタンド部材を複数本組み合わせた支柱を用いることを特徴とする。
本発明の構造と形状により、設置されるスピーカーシステムを強固に支え、エンクロージャーから伝搬される振動を吸収、低減することによる附帯音の減少により、見通しの良好な音響再生をすることが可能となる。特に、低音部に於ける振動吸収に効果がある。
スタンド部材の一例の平面図 スタンド部材の一例の正面図 スタンド部材の一例の右側面図 スタンド部材の一例の斜視図 スタンド部材3個組合せの一例の平面図 スタンド部材5個組合せの一例の平面図 スタンド部材3個組合せの一例の斜視図 スタンド部材を用いた一例のスピーカースタンド正面図、側面図及び平面図 スタンド部材を用いた一例のインシュレーター断面図
本発明のスタンド部材及びスピーカースタンドについて、図面を引用して説明する。
図1はスタンド部材の一例の平面図である。本スタンド部材は、平面形状を多角形とし、中心部に同じ多角形の空洞を設けた外周用棒状部材1と、空洞部に配置する同じ多角形の軸用棒状部材2で構成される。外周用棒状部材1は、例えば6角形の場合、断面形状を台形状にした棒材を6本用意し、それぞれの斜面部を接合することで構成する、または6角形の棒状材の中心部をくり抜いて構成してもよい。多角形は六角形又は八角形であることが望ましいが、これらに限定するのもではない。
木材は硬い材質であることが望ましく、合板よりも単材が望ましいが、これらに限定するのもではない。軸用棒状部材2は外周用棒状部材1と違う木材又は木質材を用いてもよい。使用する木材の一例としては、比較的硬質なバーチ(樺)、メープル(楓)、アピトン(クルイン)などが用いられるが、これらに限定されるものではない。他、単板の代替として、合板などを使用する。組み合わせの一例としては、外周用棒状部材1には、一般的に外観装飾に有利とされるメープル材やバーチ材、又は突き板を表面に貼った合板を使用し、軸用棒状部材2には、一般的に外観装飾に不利とされるアピトン材を用いるなどがある。
軸用棒状部材2及び外周用棒状部材1各々が振動源からの振動を伝搬するが、各々が周波数の異なる固有振動と音速を持つことで共振を軽減し、木材又は木質材の繊維方向に振動を伝搬させ、その内部損失で不要な振動を吸収する。
図2、3はスタンド部材の正面図、右側面図であるが、切断位置の一例3で示すように長さ方向に対して、自在に切断可能であるため、スピーカースタンドとしての高さ設計に自由度がある。
図4は、スタンド部材一例の斜視図である。外周用棒状部材1と、空洞部に配置する軸用棒状部材2は、密着状態となるように一体化することが望ましい。軸用棒状部材2を外周用棒状部材1の内径より小さくし、軸用棒状部材2を入れ替え可能とする事で、材質の違いによる音質の変化など、人の感覚的好みを選択可能にできる。外周用棒状部材1と軸用棒状部材2の隙間を無くし密着させたい場合は、紙等をスペーサーとして巻いた軸用棒状部材4を外周用棒状部材1の空洞部に挿入する事で、隙間を埋め一体化が可能となる。この場合、紙も又振動の軽減の役割を担う。
図5はスタンド部材を3個組み合わせた平面図で、6はスタンド部材を5個組み合わせた平面図である。複数を組み合わせる事で、スタンド部材としての剛性を増す事が可能である。組合せる本数は、3個または5個に限定されるものではなく、使用する環境や効果等を考慮して、適宜選択すればよい。例えば、スピーカースタンドとして利用する場合は、スピーカーシステムのサイズに応じて、剛性等を考慮した組合せを選択することができる。
図7はスタンド部材を3個組み合わせた一例の斜視図であるが、スタンドの支柱として使用する場合、スタンド部材を複数組み合わせる事で、スピーカーシステムを安定して支持し、多角形の特徴である面の多さと一面当りの面積が小さいことが、スピーカーシステムの視聴環境において、壁面と並行となる面が少なくなる事で、定在波の抑制に有効である。
図8はスピーカーシステムのスタンドとして使用する場合の一例を示すものである。このスピーカースタンドの天板6及び底板8に、図示しないが、スタンド部材を複数組み合わせた集合板として利用する事も可能である。この場合、スタンド部材を必要な高さに切断したものを、必要な大きさになるよう並べて組合せ接合すればよい。高さは、スタンド部材の外径以下とすることが望ましい。
図9は本発明の一例のスタンド部材を用いたインシュレーター断面図である。スタンド部材を、その外径以下の高さに切断したものを、スピーカースタンド底板の4隅に配置する。外周用棒状部材1の高さより、軸用棒状部材2が突出するようにすることで、インシュレーターとしての効果を得る使用法である。スタンド部材の高さや軸用棒状部材2の突出量は、視聴効果により適宜選択すればよく、平面度の調整にも突出量の調整で可能となる。外周用棒状部材1の底面に薄板10を貼りつけてもよい。
四隅にスタンド部材を配置する事でエンクロージャーからの圧力及び振動が均等に分散され、効果的な振動の伝搬に貢献する。しかしながら、4点支持の欠点として接地面にガタが出やすいが、軸用棒状部材2を取り出せる事で外周用棒状部材1の空洞内部底面に調整用の紙等を敷き、軸用棒状部材2を元の位置に戻すことでガタの調整を可能にする。
本発明のスタンド部材及びそれを使用したスピーカースタンドは、工業生産が可能であり、その新規な構造によって目的を達成可能とするものであり、多角形を利用したシンプルなデザインは多様化した住宅の室内の一部として馴染みやすいものである。又木材資源を無駄なく活用出来るこのスタンド部材構造は、自然保護の一助となり、他木工家具等の脚部にも応用が可能で、用途が広範である。
1 外周用棒状部材 6 天板
2 軸用棒状部材 7 スタンド部材を3個組合せた支柱
3 切断位置の一例 8 底板
4 スペーサーとして巻いた軸用棒状部材 9 インシュレーター
5 スピーカーシステム 10 薄平板

Claims (6)

  1. 多角形で構成され、中心に空洞部を有する外周用部材と、前記外周用部材の空洞部内に配置される軸用棒状部材で構成されたことを特徴とするスタンド部材。
  2. 前記外周用部材に前記軸用棒状部材と違う材質を用いたことを特徴とする請求項1に記載のスタンド部材。
  3. 前記多角形が6角形または8角形であることを特徴とする請求項1または2に記載のスタンド部材。
  4. 高さをスタンド部材の外径以下としたことを特徴とする請求項1から3いずれか1項に記載のスタンド部材。
  5. 前記軸用棒状部材の長さを外周用部材よりも長くしたことを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載のスタンド部材。
  6. 前記スタンド部材を複数本組み合わせた支柱を用いることを特徴とするスピーカースタンド。
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