JP2017152088A - 断線検知機能付きケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの端末部分に設けられる検知線引出部を小型化する。【解決手段】本発明の断線検知機能付きケーブル1は、断線検知のための検知線を有するケーブル2と、ケーブル2の端末部分を囲むように配置される金属製のケース3と、ケース3の一部に設けられた検知線引出部4と、を備える。検知線引出部4は、検知線11と電気的に接続される端子を有するコネクタ28が装着された検知線取付金具25と、検知線取付金具25を嵌合状態で取り付けるためにケース3に形成された開口部26と、それらの嵌合部分を気密状態に保持するシール部材45と、検知線取付金具25とケース3とを電気的に接続する接続部材と、を備える。シール部材45は、検知線取付金具25の外周面に環状に巻かれ、上記嵌合部分で検知線取付金具25の外周面と開口部26の内周面との隙間に挟まれている。【選択図】図1

Description

本発明は、断線検知機能付きケーブルに関する。
配電工事の無停電工法や故障停電時の仮送電などにバイパスケーブルが用いられている。バイパスケーブルは、可撓性や耐屈曲性に優れたケーブルである。ただし、繰り返しの使用によって機械的なストレスを受ける。このため、定期点検などでケーブルの劣化状態を確認し、その結果を基にケーブルの寿命(使用限界)を判定している。
ケーブルの寿命を判定する技術としては、ケーブルにあらかじめ所定本数の検知線を組み込んでおき、この検知線が断線したかどうかをテスター等を用いて確認する技術が知られている(たとえば、特許文献1を参照)。この技術では、たとえば、所定本数の検知線のうち、何本の検知線が断線しているかによってケーブルの寿命や入れ替え時期等を判定している。
特開平10−125141号公報
従来においては、ケーブルに組み込まれた検知線とテスターとを電気的に接続するために、ケーブルの端末部分に検知線引出部を設けている。この検知線引出部のサイズはケーブル端末部分のサイズに影響を与える。このため、検知線引出部をできるだけ小型化したいという要求があった。
本発明の主な目的は、ケーブルの端末部分に設けられる検知線引出部を小型化することができる技術を提供することにある。
本発明の一態様は、
断線検知のための検知線を有するケーブルと、
前記ケーブルの端末部分を囲むように配置される金属製のケースと、
前記ケースの一部に設けられた検知線引出部と、
を備え、
前記検知線引出部は、
前記検知線と電気的に接続される端子を有するコネクタが装着された検知線取付金具と、
前記検知線取付金具を嵌合状態で取り付けるために前記ケースに形成された開口部と、
前記検知線取付金具と前記開口部との嵌合部分を気密状態に保持するシール部材と、
前記検知線取付金具と前記ケースとを電気的に接続する接続部材と、
を備え、
前記シール部材は、前記検知線取付金具の外周面に環状に巻かれ、前記嵌合部分で前記検知線取付金具の外周面と前記開口部の内周面との隙間に挟まれている
断線検知機能付きケーブルである。
本発明によれば、ケーブルの端末部分に設けられる検知線引出部を小型化することができる。
本発明の実施形態に係る断線検知機能付きケーブルの構成を示す部分断面図である。 本発明の実施形態に係る検知線取付金具の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る検知線取付金具の金具本体の構成を示すもので、図中(A)は平面図、(B)は(A)におけるX軸上の断面図である。 図3(B)の右方向から金具本体を見たときの部分断面図である。 本発明の実施形態に係るシール部材の構成を示すもので、(A)は平面図、(B)は側断面図である。 本発明の実施形態に係る接続部材の構成を示す断面図である。 ケースの開口部の断面図である。 本発明の実施形態に係るケースの構成を示す半断面図である。 留め金具の構成を示す半断面図である。 比較例に係る断線検知機能付きケーブルの構成を示す部分断面図である。 比較例に係るケースの構成を示す半断面図である。 図11におけるケースの一部を示す上面図である。 比較例に係る検知線取付金具の構成を示す断面図である。 (A)は比較例において検知線取付金具からコネクタを取り外した状態を示す断面図であり、(B)はその下面図である。
まず、本発明者が見出した知見を比較例に基づいて説明し、そのあとで、本発明の具体的な実施形態について説明する。
<比較例>
図10は比較例に係る断線検知機能付きケーブルの構成を示す部分断面図である。この図はケーブルの中心軸方向(長さ方向)と直交する方向から断線検知機能付きケーブルを見た状態を示している。
図示した断線検知機能付きケーブル101は、ケーブル102と、このケーブル102の端末部分を囲むように配置された金属製のケース103と、このケース103の一部に設けられた検知線引出部104と、を備えている。
ケーブル102は、ケーブル導体105と、内部半導電層(不図示)と、ケーブル絶縁体106と、外部半導電層107と、遮蔽層108と、シース109と、を備えている。ケーブル102の端末部分では、段剥き処理によってケーブル導体105、ケーブル絶縁体106、外部半導電層107、遮蔽層108がそれぞれ部分的に露出している。このうち、遮蔽層108には所定本数の検知線111が組み込まれている。この検知線111は、ケーブル102の他方の端末部分(不図示)まで延在している。
一方、ケース103には、図11にも示すように、開口部112が形成され、この開口部112に検知線取付金具114が取り付けられている。開口部112は、図12の上面図に示すように、長円形に形成されている。検知線取付金具114は、ケース103に形成された開口部112とともに、上述した検知線引出部104を構成するものである。検知線引出部104にはキャップ110が被せられている。
図13は比較例に係る検知線取付金具の構成を示す断面図である。
図示のように、検知線取付金具114には、2つのコネクタ115が装着されている。各々のコネクタ115は、検知線取付金具114に設けられた収容部116に、ナット117を用いて固定されている。ナット117の取付部位には樹脂118が充填されていてもよい。各々のコネクタ115は、図示しない複数の端子(ピン)と、各々の端子につながる複数のリード線119と、を有している。
図14の(A)は比較例において検知線取付金具からコネクタを取り外した状態を示す断面図であり、(B)はその下面図である。検知線取付金具114には、フランジ部120が一体に形成されている。フランジ部120には、ネジ止め用の段付き孔121が設けられている。段付き孔121は、開口部112の長軸方向に所定の間隔をあけて2つ設けられている。フランジ部120の下面には、溝122が形成されている。
これに対して、上記図11に示すケース103には、上述した開口部112の周囲に、開口部112よりも一回り大きい長円形の凹部113が形成されている。凹部113の底面には、2つのネジ孔123が形成されている。これらのネジ孔123は、検知線取付金具114の段付き孔121と同じ間隔で設けられている。
上記構成からなる断線検知機能付きケーブル101では、ケース103に対して検知線取付金具114が以下のような状態で取り付けられている。まず、検知線取付金具114に装着されたコネクタ115のリード線119には、突き合わせ接続子(又は重ね合わせ接続子)124を用いて検知線111が接続されている。検知線取付金具114は、ケース103の凹部113にフランジ部120を嵌合させた状態で、2つのネジ125によりケース103に固定して取り付けられている。また、フランジ部120の溝122には図示しないO(オー)リングが取り付けられ、このOリングが各々のネジ125の締め付け力によりフランジ部120と凹部113の間に挟まれて弾性変形している。
これにより、ケース103と検知線取付金具114との嵌合部分は、Oリングによって気密状態に保持されている。また、ケーブル102に組み込まれた検知線111は、コネクタ115の端子と電気的に接続されている。このため、コネクタ115の端子を図示しないテスターにつないで検知線111の導通チェックを行い、その結果に基づいて検知線111の断線の有無を確認(判断)することが可能となる。
しかしながら、比較例の断線検知機能付きケーブル101には、以下のような改善すべき点があることを本発明者は見出した。
すなわち、比較例の断線検知機能付きケーブル101では、検知線取付金具114にネジ止めのためのフランジ部120を形成するとともに、フランジ部120の下面に溝122を形成している。そして、溝122に装着したOリングをケース103の凹部113底面に押し付けることで、所望の気密性を確保している。このため、検知線引出部104の大きさは、検知線取付金具114にフランジ部120を形成した分だけ大きくなり、このことが検知線引出部104の小型化を図るうえで一つのネックになっていた。
本発明は、本発明者が見出した上記知見に基づくものである。
<実施形態>
[断線検知機能付きケーブルの構成]
図1は本発明の実施形態に係る断線検知機能付きケーブルの構成を示す部分断面図である。この図はケーブルの中心軸方向(長さ方向)と直交する方向から断線検知機能付きケーブルを見た状態を示している。
図示した断線検知機能付きケーブル1は、ケーブル2と、このケーブル2の端末部分を囲むように配置された金属製のケース3と、このケース3の一部に設けられた検知線引出部4と、を備えている。
(ケーブル)
ケーブル2は、ケーブル導体5と、内部半導電層(不図示)と、ケーブル絶縁体6と、外部半導電層7と、遮蔽層8と、シース9と、を備えている。ケーブル導体5は、ケーブル2の芯線を構成するものである。ケーブル導体5は、ケーブル2の径方向の中心に配置されている。ケーブル2の径方向では、ケーブル導体5の周囲に、内部半導電層(不図示)、ケーブル絶縁体6、外部半導電層7、遮蔽層8およびシース9が、この順に同心円状に配置されている。
ケーブル2は、たとえば、CV(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシース)ケーブルからなる電力ケーブルを構成するものである。一例として、ケーブル2の各部の構成材料を述べると、ケーブル導体5は、たとえば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金からなる金属素線を撚り線した構造になっている。ケーブル絶縁体6は、架橋ポリエチレンによって構成され、シース9は、ビニルによって構成されている。内部半導電層および外部半導電層7は、それぞれ半導電性架橋ポリエチレンによって構成されている。遮蔽層8は、たとえば、金属細線を編み込んだ編組構造になっている。金属細線としては、たとえば、銅の細線を用いることができる。遮蔽層8には、多数の金属細線と一緒に所定本数(複数本)の検知線11が編み込まれている。検知線11は、たとえばエナメル線によって構成されている。検知線11は、遮蔽層8を構成する金属細線に隣接する状態で、金属細線と一緒にケーブル絶縁体6の外周部に巻かれている。検知線11は、ケーブル2の他方の端末部分(不図示)まで延在している。
検知線11をエナメル線で構成する理由は、エナメル線がエナメル塗料による被覆で絶縁され、エナメル線が断線しても、これに接する金属細線やエナメル線との間で導電路を形成しない、つまり導通チェックによって検知線11の断線の有無を確実に検知できるからである。また、検知線11を遮蔽層8に組み込む理由は、ケーブル2が繰り返しの使用によって劣化するときに、遮蔽層8の編組構造を形作る金属細線が構造的に脆弱で断線しやすいからである。このため、遮蔽層8に検知線11を組み込み、検知線11の導通チェックを行うことにより、金属細線の断線や遮蔽層8の破断をいち早く検知または予知することができる。
(ケーブル端末部)
ケーブル2の端末部分は、段剥き処理されている。この段剥き処理により、シース9の端部よりもケーブル端側(図1の左側)では、ケーブル端に近い方から順に、ケーブル導体5の一部と、ケーブル絶縁体6の一部と、外部半導電層7の一部と、遮蔽層8の一部が、それぞれ露出している。
なお、本明細書では、ケーブル端末部分の各部の構成を説明するにあたり、ケーブル2の中心軸方向において、段剥き処理により露出したケーブル導体5の端部に近い側を先端側、ケーブル導体5の端部から遠い側を後端側と規定する。また、ケーブル2の円周方向において、検知線引出部4が設けられる側を上側、その反対側を下側と規定する。
ケーブル導体5の先端部には導体接続端子14が取り付けられている。導体接続端子14は、ケーブル導体5に圧縮又は圧着されている。また、ケーブル2の端末部分には、絶縁筒15が取り付けられている。絶縁筒15の外周面の一部は、ケーブル2の中心軸に対して傾斜した傾斜面15aになっている。絶縁筒15の内周側には、半導電性ゴム部16が設けられている。また、ケーブル2の径方向において、ケーブル絶縁体6と絶縁筒15との間には、絶縁性ゴムからなるスペーサ17が組み込まれている。
(ケース)
ケース3は、断面円形の筒状に形成されている。ケース3の断面形状は、ケーブル2と同心円になっている。ケース3は、絶縁筒15の外側(外周側)に取り付けられている。ケーブル2の径方向において、絶縁筒15の傾斜面15aとこれに対向するケース3の内周面との間は空間になっている。上述した検知線引出部4は、このケース3の一部に設けられている。検知線引出部4の構成については後段で説明する。
ケース3の先端側には、留め金具18によって保護金具19が連結されている。保護金具19は、ケース3とともに、ケーブル2の端末部分を囲むように配置されることにより、その端末部分を保護するものである。ケーブル2の先端部には、プーリングアイ20が着脱可能に取り付けられている。プーリングアイ20は、ケーブル2を延線する際に用いられるものであるが、それ以外にも、保管中にゴミ等がケーブル端末部分に侵入しないように防護する役目を果たす。ケース3の後端側には、保護カバー21が取り付けられている。保護カバー21は、ケース3の後端側とケース3のシース9の両方に嵌合した状態で取り付けられている。また、保護カバー21が嵌合しているケース3の内周側には樹脂部22が設けられている。樹脂部22は、たとえば、エポキシ樹脂によって構成されている。また、ケース3と樹脂部22の後端位置にはブッシュ23が設けられている。
(検知線引出部)
検知線引出部4は、検知線取付金具25と、ケース3の開口部26と、シール部材45と、接続部材(後述)と、を備えている。検知線引出部4にはキャップ30が被せられている。
(検知線取付金具)
図2は本発明の実施形態に係る検知線取付金具の構成を示す断面図である。
検知線取付金具25は、金具本体27と、この金具本体27に装着された2つのコネクタ28と、を備えている。
(金具本体)
図3は本発明の実施形態に係る検知線取付金具の金具本体の構成を示すもので、図中(A)は平面図、(B)は(A)におけるX軸上の断面図である。また、図4は図3(B)の右方向から金具本体を見たときの部分断面図である。
図示のように、金具本体27は、平面視円形(真円形)に形成されている。金具本体27の上面27aは、ケース3の外周面と同一面をなすように曲面(円筒面)に形成されている。金具本体27の上面27aには、2つの収容部29が形成されている。各々の収容部29は、上述したコネクタ28を収容するもので、平面視円形に形成されている。また、金具本体27を平面視したときに、金具本体27の中心で直交する2つの軸のうち、一方をX軸、他方をY軸とすると、2つの収容部29はX軸上に配置されている。また、2つの収容部29は、X軸とY軸の交点を中心にして、X軸方向の一方と他方にそれぞれ等距離を隔てた位置に配置されている。各々の収容部29は、金具本体27の上面27aから凹状にへこんだ状態で形成されている。収容部29の深さ寸法は、収容部29にコネクタ28を収容したときに、コネクタ28が金具本体27の上面27aから突出しないように設定されている。また、各々の収容部29の底部には、連通孔31が形成されている。連通孔31は、収容部29の内径よりも小さな径で円形に形成されている。連通孔31は、収容部29と同心円状に形成されている。
さらに、金具本体27の上面27aには、2つの非貫通孔32が形成されている。2つの非貫通孔32は、図示しない治具を用いて金具本体27を取り扱うときに利用されるものである。具体的には、たとえば、治具に設けられた2つのピンをそれぞれに対応する非貫通孔32に挿入することにより、金具本体27を治具によって把持したり、金具本体27を治具と一緒に回転させたりするためのものである。各々の非貫通孔32は、収容部29の内径よりも小さな径で平面視円形に形成されている。2つの非貫通孔32は、Y軸上に配置されている。また、2つの非貫通孔32は、X軸とY軸の交点を中心にして、Y軸方向の一方と他方にそれぞれ等距離を隔てた位置に配置されている。
金具本体27の下面27bには、2つのコネクタ固定用孔33が形成されている。2つのコネクタ固定用孔33は、上述した2つのコネクタ28を金具本体27に取り付けるために形成されたもので、収容部29の内径よりも大きな径で平面視円形に形成されている。各々のコネクタ固定用孔33は、上述した収容部29および連通孔31と同心円状に形成されている。
金具本体27の外周面27cには溝36が形成されている。溝36は、金具本体27の外周面27cの全周にわたって連続して形成されている。溝36は、一様な溝幅および溝深さで形成されている。この溝36には、後述するシール部材が取り付けられる。
また、金具本体27の外周面27cには、1つの横孔37が形成されている。横孔37は、金具本体27の高さ方向において、溝36とは異なる位置に形成されている。具体的には、横孔37は、溝36よりも金具本体27の上面27a側(高い位置)に形成されている。また、横孔37は、正面視(Y軸方向から見て)円形に形成されるとともに、Y軸方向に沿って所定の深さで形成されている。この横孔37には、後述する接続部材が取り付けられる。
金具本体27の外周面27cの下側には、切り欠き部38と段差部39とが形成されている。切り欠き部38は、Y軸方向の一方と他方で、それぞれ金具本体27の外周面27cの下側を内側に斜めに切り欠いた状態で形成されている。段差部39は、金具本体27の外周面27cの一部を内側に少し凹ませた状態で形成されている。
(コネクタ)
コネクタ28は、たとえば、レセプタクルによって構成されている。コネクタ28の頭部(本体)28aは、平面視円形に形成されている。コネクタ28の頭部28aには、図示しない複数の端子(ピン)が設けられている。これらの端子は、外部に露出する状態でコネクタ28の頭部28aに所定の配列で設けられている。また、コネクタ28は、各々の端子につながる複数のリード線40を有している。リード線40は、1個の端子につき1本ずつ接続されている。各々のリード線40は、突き合わせ接続子(又は重ね併せ接続子)35を用いて検知線11に接続されている。
コネクタ28は、ナット41を用いて検知線取付金具25に取り付けられている。具体的には、コネクタ28の頭部28aは金具本体27の収容部29に収容されている。この状態でコネクタ28の頭部28aは、収容部29の底部で連通孔31の開口縁に載置されている。また、コネクタ28の頭部28aの下方には、ナット41が螺合されている。コネクタ28の頭部28aは、このナット41の締め付け力によって収容部29内に固定されている。ナット41は、金具本体27のコネクタ固定用孔33に収容されている。また、リード線40は、金具本体27のコネクタ固定用孔33を通して下方に引き出されている。
コネクタ固定用孔33には、樹脂42が充填されていてもよい。樹脂42は、たとえば、エポキシ樹脂を用いて形成することができる。樹脂42の下面は、金具本体27の下面27bと同一面を形成している。コネクタ固定用孔33に樹脂42を充填することにより、収容部29とコネクタ固定用孔33との間で、連通孔31を通した水分、塵埃等の行き来が抑制される。また、コネクタ固定用孔33では、ナット41の取付部位とリード線40の根本部分が樹脂42で固められている。このため、ナット41の緩みやリード線40の断線などが抑制される。
(シール部材)
図5は本発明の実施形態に係るシール部材の構成を示すもので、(A)は平面図、(B)は側断面図である。
図示のように、シール部材45は、Oリングによって構成されている。シール部材45は、金具本体27の溝36の部分に環状に巻かれた、いわゆる軸シールの状態で装着されるものである。シール部材45の内径は、金具本体27の外径よりも僅かに小さく設定されている。シール部材45の内径と金具本体27の外径の寸法差は、たとえば、0.2mmに設定することができる。シール部材45の外径は、シール部材45の太さ(Oリングの線径)によって決まる。シール部材45の太さは、たとえば2mm程度に設定することができる。また、シール部材45の内径は、溝36の形成部位の外径よりも僅かに(たとえば、0.1〜0.2mm程度)大きく設定されている。
(接続部材)
図6は本発明の実施形態に係る接続部材の構成を示す断面図である。
図示のように、接続部材46は、プレスフィットプランジャによって構成されている。接続部材46は、それぞれ導電性を有する材料(たとえば、ステンレス鋼などの金属材料)からなる部材本体(プランジャ本体)47と、バネ48と、突子49と、を備えている。部材本体47は、円筒状に形成されている。バネ48は、圧縮コイルバネによって構成されている。バネ48は、圧縮された状態で部材本体47内に収容され、その圧縮による反力を受けて突子49が部材本体47の先端側に付勢されている。突子49は、球状に形成されている。突子49の一部は部材本体47内に収容され、突子49の他部は部材本体47の先端から突出した状態で配置されている。突子49は、部材本体47の開口縁にバネ48の押し付け力によって押し当てられている。また、突子49は、バネ48の押し付け力に抗して部材本体47の奥側に移動(押し込み)可能に設けられている。
上記構成からなる接続部材46は、部材本体47を金具本体27の横孔37に嵌合した状態で検知線取付金具25に取り付けられる。その際、部材本体47は、金具本体27の横孔37に軽く圧入するように押し込まれ、これによって接続部材46の位置が保持される。また、接続部材46の突子49の一部は、金具本体27の外周面27cから少し突出した状態に配置される。この接続部材46に対応して、ケース3の開口部26の内周面には、図7に示すように凹部44が形成されている。凹部44は、接続部材46の突子49が嵌合する部分である。凹部44は、溝36よりも上側に形成されている。
(ケース)
図8は本発明の実施形態に係るケースの構成を示す半断面図である。この図はケーブルの中心軸方向と直交する方向からケースを見た状態示している。
ケース3は、先端側が後端側よりも大きく開口した円筒形に形成されている。ケース3を中心軸方向で区分すると、ケース3は、相対的に径が大きい大径部50aと、相対的に径が小さい小径部50cと、これら大径部50aと小径部50cとの間に位置する中間部50bと、を有している。ケース3の大径部50aの外周面には開口部26が形成されている。開口部26は、上述した検知線取付金具25を嵌合状態で取り付けるためのものである。開口部26は、上述した金具本体27の外形に対応して平面視円形に形成されている。開口部26は、ケース3の内部空間に通じている。
開口部26の内径は、金具本体27の外径よりも僅かに大きく形成されている。開口部26の内径と金具本体27の外径の寸法差は、たとえば、0.2mmに設定することができる。開口部26の内周面には、溝51が形成されている。溝51は、開口部26の内周面の全周にわたって連続的(環状)に形成されている。溝51は、開口部26に検知線取付金具25を取り付けるときに、上述したシール部材45が嵌り込む部分となる。開口部26の内周面を基準とした溝51の深さは、シール部材45の外形や太さを考慮して、たとえば、2mmに設定することができる。
また、ケース3の大径部50aの外周面には、雄ネジ部52が形成されている。雄ネジ部52は、開口部26よりもケース3の先端側に形成されている。雄ネジ部52は、ケース3に留め金具18を用いて保護金具19を連結するために形成されたものである。留め金具18は、図9に示すように、リング状に形成されている。留め金具18の内周側には、雌ネジ部53が形成されている。雌ネジ部53は、ケース3の雄ネジ部52に螺合されるものである。留め金具18は、雄ネジ部52と雌ネジ部53の螺合によって得られる締め付け力により、ケース3の先端部に保護金具19を連結している。
ケース3の中間部50bは、ケース3の中心軸に対して傾斜している。このため、ケース3の中間部50bの径(内径および外径)は、ケース3の中心軸方向で連続的に変化している。これに対して、ケース3の小径部50cは、ケース3の中心軸方向にわたって一様な径で形成されている。
(キャップ)
キャップ30は、ケース3の大径部50aに取り付けられている。キャップ30は、樹脂等を用いて、円筒状に形成されている。キャップ30は、検知線取付金具25を覆う(遮蔽)する状態でケース3に取り付けられている。
[断線検知機能付きケーブルの製造方法]
続いて、本発明の実施形態に係る断線検知機能付きケーブルの製造方法について説明する。ここでは、特に、検知線引出部4の組み立て方法について説明する。検知線引出部4を組み立てる工程は、ケーブル2の段剥き処理の後で、各部材(ケース3、導体接続端子14、絶縁筒15、留め金具18、保護金具19、プーリングアイ20、保護カバー21など)の取り付けをする前に行われる。
まず、ケーブル2の検知線11をこれに対応する検知線取付金具25のリード線40に接続する。その際、検知線11の先端のエナメルを除去するとともに、検知線11の先端をリード線40の端部と突き合わせて、その突き合わせ部分を突き合わせ接続子35により接続する。これにより、検知線11とリード線40が、突き合わせ接続子35によって電気的かつ機械的に接続される。この接続作業は、検知線11とリード線40の本数分だけ繰り返される。また、この接続作業は、ケース3の開口部26を通して検知線11をケース3の外側に引き出した状態で行われる。検知線11には、その引き出しを許容するだけの余長部(不図示)が確保されている。なお、検知線11とリード線40を接続するにあたっては、あらかじめ検知線11にナット41を通しておく。そして、コネクタ28を検知線取付金具25に取り付ける場合は、あらかじめ検知線11に通したナット41を締め付けることにより、コネクタ28を検知線取付金具25に固定する。
次に、ケース3の開口部26に検知線取付金具25を取り付ける。このとき、あらかじめ金具本体27にシール部材45と接続部材46とを取り付けておく。そして、開口部26と金具本体27の円周方向で、接続部材46と開口部26の凹部44の位置を合わせ、その状態で金具本体27を開口部26に押し込む。そうすると、開口部26の内周面との接触によってシール部材45が押し潰されるとともに、接続部材46の突子49が部材本体47の奥側に押し込まれる。また、開口部26に対する金具本体27の押し込み量が所定量に達すると、シール部材45が開口部26の溝51に嵌り込むとともに、接続部材46の突子49が開口部26の凹部44に嵌り込む。このとき、必要に応じて金具本体27の非貫通孔32に図示しない治具のピンを挿入し、その状態で治具と一緒に金具本体27を適宜回転させることにより、接続部材46の突子49を凹部44に嵌め込むようにしてもよい。
これにより、検知線取付金具25(金具本体27)の外周面と開口部26の内周面との隙間にシール部材45が挟み込まれる。具体的には、検知線取付金具25の金具本体27に形成した溝36とケース3の開口部26に形成した溝51との間にシール部材45が挟まれて弾性変形することにより、検知線取付金具25と開口部26との隙間がシール部材45によって埋められる。このため、検知線取付金具25と開口部26との嵌合部分がシール部材45によって気密状態に保持される。また、接続部材46の突子49が開口部26の凹部44に嵌り込むことで、金具本体27の円周方向の位置(向き)が規制されるとともに、開口部26からの金具本体27の抜けが抑制される。これにより、2つのコネクタ28はケース3の円周方向に並んで配置され、2つの非貫通孔32はケース3の中心軸方向に並んで配置される。また、接続部材46の突子49はバネ48の押し付け力によって凹部44に押し付けられる。このため、金具本体27とケース3とは、接続部材46によって電気的に接続された状態に保持される。
以上で検知線引出部4の組み立てが完了となる。その後は、検知線引出部4にキャップ30を被せるようにして、ケース3の大径部50aにキャップ30を取り付ける。
[断線検知機能付きケーブルを用いた導通チェック]
次に、本発明の実施形態に係る断線検知機能付きケーブルを用いて検知線の断線の有無を確認する場合の手順について説明する。
検知線11は、図示していない他端側では、遮蔽層8に電気的に接続されている。遮蔽層8は、図示していないが金属製のケース3に電気的に接続されている。
したがって、検知線11が断線していない場合、検知線11は、検知線11の一端から他端、さらには他端から遮蔽層8を通してケース3に電気的に接続されることになる。
しかし、検知線11が断線した場合、検知線11の表面にはエナメルなどの絶縁被覆があるため、検知線11の断線部分では遮蔽層8との電気的な接続がなく、その結果、検知線11とケース3とは電気的に接続されないことになる。
そこで具体的な検知線断線の検出方法としては、コネクター28の端子に図示しないテスターにつながるコネクターを接続し、テスターを用いて検知線11とケース3間の電気的な導通の有無を調べればよい。
(実施形態の効果)
本発明の実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果が得られる。
(a)本実施形態では、ケース3の開口部26に検知線取付金具25を嵌合状態で取り付けるとともに、それらの嵌合部分を気密状態に封止するシール部材45と、検知線取付金具25とケース3とを電気的に接続する接続部材46とによって検知線引出部4を構成している。これにより、比較例と比べてフランジ部120が不要になる。このため、検知線取付金具25を平面視円形(フランジレス構造)とすることができる。したがって、少なくともフランジ部120の大きさに相当する分だけ検知線引出部4を小型化することができる。さらに、検知線引出部4の小型化によってケース3の中心軸方向の長さを短縮することが可能となる。また、比較例ではネジ125を用いて検知線取付金具114をケース103に取り付けているが、本実施形態では、そのようなネジ止めが不要になる。このため、ケース3に対する検知線取付金具25の取り付け作業を簡略化することができる。
(b)本実施形態では、接続部材46をプレスフィットプランジャによって構成している。このため、ケース3の開口部26に検知線取付金具25を嵌合させるだけで、ケース3と検知線取付金具25とを電気的に接続させることができる。また、開口部26に検知線取付金具25を嵌合させた状態では、接続部材46の突子49がバネ48の押し付け力によって開口部26の内周面に押し付けられる。このため、検知線引出部4において、ケース3と検知線取付金具25との電気的な接続状態を安定的に保持することができる。したがって、検知線引出部4が浮遊電極になることを避けることができる。
(c)本実施形態では、ケース3の開口部26の内周面に凹部44を形成し、プレスフィットプランジャからなる接続部材46の突子49を開口部26の凹部44に嵌合させている。これにより、検知線取付金具25を円周方向で位置決めすることができる。また、開口部26からの検知線取付金具25の抜けを抑制することができる。
(d)本実施形態では、検知線取付金具25の金具本体27の上面27aに2つの非貫通孔32が形成されている。これにより、図示しない治具に設けた2つのピンをそれぞれに対応する非貫通孔32に挿入することにより、治具と一緒に金具本体27を回転させることができる。このため、ケース3の開口部26に検知線取付金具25を取り付ける際は、検知線取付金具25の円周方向の位置(向き)を容易に調整することができる。また、治具に設けた2つのピンをそれぞれに対応する非貫通孔32に挿入した状態で、2つのピンを互いに接近する方向に加圧することにより、金具本体27を治具で把持し、その状態で金具本体27を回転させたり開口部26から金具本体27を引き抜いたりすることもできる。
(変形例等)
本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
たとえば、上記実施形態では、検知線取付金具25の金具本体27に2つのコネクタ28を装着しているが、これに限らず、コネクタ28の個数は1つでも3つ以上でもよい。
上記実施形態では、金具本体27の外周面27cに溝36と横孔37を形成するとともに、検知線取付金具25の高さ方向において、溝36を下側、横孔37を上側に形成しているが、溝36と横孔37の上下の位置関係は逆であってもよい。ただし、検知線取付金具25の上面27aをケース3の外周面と同一面をなすように曲面に形成する場合は、その曲面(上面27a)の膨らみによる肉厚部分を利用して、横孔37の形成領域を確保することができる。このため、上記実施形態のように溝36を下側、横孔37を上側に形成した場合は、検知線取付金具25の高さ寸法を小さく抑えることができる。また、検知線引出部4を上方から見たときに、接続部材46の突子49を外部から目視で確認することができる。また、ケース3の開口部26と検知線取付金具25との隙間部分に薄板を差し込むことにより、突子49を部材本体47側に押し込む(隙間から引っ込ませる)ことができる。一方、これとは逆に、溝36を上側、横孔37を下側に形成した場合は、検知線引出部4を上方から見たときに、シール部材45よりも下方(奥側)に接続部材46が配置される。このため、接続部材46の取付部位への水分等の侵入をシール部材45によって抑制することができる。
上記実施形態では、ケース3の開口部26に検知線取付金具25を嵌合状態で取り付ける際に、あらかじめ金具本体27の溝36にシール部材45を取り付けるようにしたが、これに限らず、開口部26の凹部44にシール部材45を取り付けた状態で検知線取付金具25を嵌合させてもよい。
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
(付記1)
断線検知のための検知線を有するケーブルと、
前記ケーブルの端末部分を囲むように配置される金属製のケースと、
前記ケースの一部に設けられた検知線引出部と、
を備え、
前記検知線引出部は、
前記検知線と電気的に接続される端子を有するコネクタが装着された検知線取付金具と、
前記検知線取付金具を嵌合状態で取り付けるために前記ケースに形成された開口部と、
前記検知線取付金具と前記開口部との嵌合部分を気密状態に保持するシール部材と、
前記検知線取付金具と前記ケースとを電気的に接続する接続部材と、
を備え、
前記シール部材は、前記検知線取付金具の外周面に環状に巻かれ、前記嵌合部分で前記検知線取付金具の外周面と前記開口部の内周面との隙間に挟まれている
断線検知機能付きケーブル。
(付記2)
前記検知線取付金具は、平面視円形に形成されている
付記1に記載の断線検知機能付きケーブル。
(付記3)
前記シール部材は、Oリングによって構成されている
付記1または2に記載の断線検知機能付きケーブル。
(付記4)
前記接続部材は、プレスフィットプランジャによって構成されている
付記1〜3のいずれか1つに記載の断線検知機能付きケーブル。
(付記5)
前記プレスフィットプランジャは、プランジャ本体の先端から突出する突子を有し、
前記ケースの前記開口部の内周面には、前記突子と対向する位置に凹部が形成され、
前記凹部に前記突子が嵌り込んでいる
付記4に記載の断線検知機能付きケーブル。
(付記6)
前記コネクタは、レセプタクルによって構成され、
前記検知線取付金具には、前記レセプタクルを収容する収容部が形成されている
付記1〜5のいずれか1つに記載の断線検知機能付きケーブル。
(付記7)
前記ケースは、円筒形に形成され、
前記検知線取付金具には、前記コネクタが2つ並んで装着され、
前記ケースの前記開口部に前記検知線取付金具を取り付けた状態では、前記2つのコネクタが前記ケースの円周方向に並んで配置されている
付記1〜6のいずれか1つに記載の断線検知機能付きケーブル。
(付記8)
前記検知線取付金具の上面には、2つの非貫通孔が形成されている
付記1〜7のいずれか1つに記載の断線検知機能付きケーブル。
(付記9)
前記検知線取付金具の上面は、前記ケースの外周面と同一面をなすように曲面に形成されている
付記1〜8のいずれか1つに記載の断線検知機能付きケーブル。
(付記10)
前記ケーブルは、外部半導電層と、前記外部半導電層を覆う遮蔽層と、前記遮蔽層を覆うシースと、を有し、
前記検知線は、前記遮蔽層を構成する金属素線に隣接する状態で前記ケーブルに組み込まれている
付記1〜9のいずれか1つに記載の断線検知機能付きケーブル。
1…断線検知機能付きケーブル
2…ケーブル
3…ケース
4…検知線引出部
7…外部半導電層
8…遮蔽層
9…シース
11…検知線
25…検知線取付金具
26…開口部
28…コネクタ
32…非貫通孔
44…凹部
45…シール部材
46…接続部材
49…突子

Claims (4)

  1. 断線検知のための検知線を有するケーブルと、
    前記ケーブルの端末部分を囲むように配置される金属製のケースと、
    前記ケースの一部に設けられた検知線引出部と、
    を備え、
    前記検知線引出部は、
    前記検知線と電気的に接続される端子を有するコネクタが装着された検知線取付金具と、
    前記検知線取付金具を嵌合状態で取り付けるために前記ケースに形成された開口部と、
    前記検知線取付金具と前記開口部との嵌合部分を気密状態に保持するシール部材と、
    前記検知線取付金具と前記ケースとを電気的に接続する接続部材と、
    を備え、
    前記シール部材は、前記検知線取付金具の外周面に環状に巻かれ、前記嵌合部分で前記検知線取付金具の外周面と前記開口部の内周面との隙間に挟まれている
    断線検知機能付きケーブル。
  2. 前記接続部材は、プレスフィットプランジャによって構成されている
    請求項1に記載の断線検知機能付きケーブル。
  3. 前記プレスフィットプランジャは、プランジャ本体の先端から突出する突子を有し、
    前記ケースの前記開口部の内周面には、前記突子と対向する位置に凹部が形成され、
    前記凹部に前記突子が嵌り込んでいる
    請求項2に記載の断線検知機能付きケーブル。
  4. 前記検知線取付金具の上面には、2つの非貫通孔が形成されている
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の断線検知機能付きケーブル。
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