JP2017151506A - 表示制御方法、表示制御装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置の表示領域が縮小された際にもコントロールを選択し易く、利便性を向上させる。【解決手段】グラフィカルユーザーインターフェイスの部品であるコントロールを複数個、予め設定された配列順序で表示装置の表示領域に配列して表示する第1工程と、コントロール毎に表示領域に表示する優先度を設定する第2工程と、表示領域を縮小する縮小操作を受け付ける第3工程と、縮小操作に応じて複数のコントロールから優先度の低いコントロールを間引いて縮小操作後の表示領域に表示する第4工程と、を備えている。【選択図】図3
Description
この発明は、グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)の部品であるコントロールを表示装置に表示する技術に関するものである。
コンピューターのハードウェア・ソフトウェア技術の進歩により、パーソナルコンピュータなどの身近なコンピューターにおいては、グラフィカルユーザーインターフェイスの部品であるコントロールがユーザーインターフェイス(UI)として多用されている。コントロールには、キー(ボタン)、文字入力エリア、スクロールバー、リスト、メニュー、ツールバー、コンボボックス、リボンおよびアイコンなどが含まれる。そして、表示装置の表示領域に表示されたコントロールに対するUI操作、例えばユーザーがマウスやトラックボールなどのポインティングにより所望のコントロールをクリックする操作によって当該コントロールに割り当てられた処理が実行される。
通常、表示領域には複数のコントロールが表示されているが、当該表示領域を縮小させると、一部のコントロールが隠れて非表示状態となる。この非表示状態となったコントロールをUI操作するためには、当該コントロールを表示領域に表示させるための別のUI操作を行う必要があり、これがユーザー利便性を低下させる主要因のひとつとなっていた。
これを解決するために、例えば特許文献1に記載されているように、使用頻度の高い順序でコントロールを表示領域に配列してもよい。これによって当該表示領域が縮小される場合であっても、使用頻度の高いコントロールが表示領域に残り、ユーザー利便性の低下を抑制することができる。
しかしながら、本来、表示領域に表示されるコントロールの配列順序はコンピューターによる作業の流れを考慮して予め最適化されている。また、ユーザーによっては、自己の作業手順などに合致するようにコントロールの種類や配列順序などをカスタマイズしてコンピューター作業することも多い。したがって、コントロールの配列順序をコンピューターが勝手に組み替えてしまうと、逆に作業効率を低下させてしまうことがあった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、表示装置の表示領域が縮小された際にもコントロールを選択し易く、利便性を向上させることができる表示制御技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することが可能である。
この発明の第1態様は、表示制御方法であって、グラフィカルユーザーインターフェイスの部品であるコントロールを複数個、予め設定された配列順序で表示装置の表示領域に配列して表示する第1工程と、コントロール毎に表示領域に表示する優先度を設定する第2工程と、表示領域を縮小する縮小操作を受け付ける第3工程と、縮小操作に応じて複数のコントロールから優先度の低いコントロールを間引いて縮小操作後の表示領域に表示する第4工程と、を備えることを特徴としている。
このように構成された発明では、表示領域を縮小する縮小操作が行われると、それに応じて優先度の低いコントロールを間引いている。このため、縮小された表示領域ではコントロールの数が減少するものの、優先度の高い、つまりユーザーが必要とするコントロールが配列関係を崩すことなく表示されるため、ユーザーはコントロールを選択しやすく、優れたユーザー利便性が得られる。
ここで、第4工程が、複数のコントロールのうち一部が表示されていないことを示す代替表示を縮小操作後の表示領域に表示する工程を含むように構成してもよく、これにより非表示となったコントロールの存在をユーザーに確実に認識させることができる。また、当該代替表示の表示位置は、複数のコントロールのうち縮小操作後の表示領域に表示された表示コントロールの配列の一方端または他方端に隣接した位置であってもよい。また、間引かれたコントロールと入替えに代替表示を表示してもよい。
また、第2工程が、各コントロールのユーザーインターフェイス操作の回数に基づいて優先度を設定する工程を含むように構成してもよく、これによってユーザーが必要とするコントロールを優先的に残すことができ、ユーザー利便性を確実に高めることができる。このようなコントロールを確実に残すためには、例えばユーザーインターフェイス操作の回数が最も多いコントロールを間引きの対象から除外してもよい。
また、複数のコントロールのうち少なくとも1つ以上を間引きの対象から除外した優先表示コントロールに設定する第5工程を設け、第4工程において優先表示コントロールを縮小操作後の表示領域に優先表示するように構成してもよい。これにより、優先表示コントロールを確実に残すことができ、ユーザー利便性をさらに高めることができる。このように優先表示コントロールを設ける場合には、優先表示コントロールの数に応じて表示領域を縮小することができる範囲を制限するのが望ましく、これによって、表示領域が縮小されたとしても、縮小後の表面領域に対し、全ての優先表示コントロールを確実に表示することができる。
また、複数のコントロールの少なくとも一部が、ユーザーインターフェイス操作されることで印刷装置による印刷に関連する動作を実行させる機能を有する印刷関連コントロールであるとき、第2工程が、印刷装置の機種に応じて印刷関連コントロールの優先度を設定する工程を含むように構成してもよい。これによって、印刷装置の機種に応じたコントロール表示が可能となり、ユーザー利便性をさらに高めることができる。
この発明の第2の態様は、グラフィカルユーザーインターフェイスの部品であるコントロールを複数個、表示領域に表示する表示装置を制御する表示制御装置であって、表示領域に表示する優先度をコントロール毎に記憶する記憶部と、表示領域を縮小する縮小操作を受け付ける操作受付部と、縮小操作に応じて複数のコントロールから優先度の低いコントロールを間引いて縮小操作後の表示領域に表示する表示切替部とを備えることを特徴としている。
このような構成された発明においても、第1の態様の発明と同様に、縮小された表示領域に対し、ユーザーが必要とするコントロールを配列関係を崩すことなく表示することができ、コントロールを選択し易く、利便性を向上させることができる。
この発明の第3の態様は、表示装置を制御するコンピューターに用いられるプログラムであって、グラフィカルユーザーインターフェイスの部品であるコントロールを複数個、予め設定された配列順序で表示装置の表示領域に配列して表示する工程と、コントロール毎に表示領域に表示する優先度を設定する工程と、表示領域を縮小する縮小操作を受け付ける工程と、縮小操作に応じて複数のコントロールから優先度の低いコントロールを間引いて縮小操作後の表示領域に表示する工程と、をコンピューターに実行させることを特徴としている。
このように構成されたプログラムにしたがってコンピューターを動作させることで上記第1の態様の発明と同様に、縮小された表示領域に対し、ユーザーが必要とするコントロールを配列関係を崩すことなく表示することができ、コントロールを選択し易く、利便性を向上させることができる。
なお、上述した本発明の各態様の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
図1は、本発明にかかる表示制御装置の第1実施形態を装備したプリントシステムの一例を示すブロック図である。同図に示すプリントシステム100は、ホストコンピューター1と、ホストコンピューター1に対して通信可能に接続された印刷装置4とを備えている。
表示制御装置として機能するホストコンピューター1は、各種プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)11、CPU11により実行される基本制御プログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)12、CPU11が実行するプログラムや処理対象のデータ等を一時的に記憶するワークエリアを形成するRAM(Random Access Memory)13を有している。また、ホストコンピューター1は、印刷装置4に対して有線または無線で接続される外部インターフェイス14を有しており、当該外部インターフェイス14を介して印刷装置4との間で制御コマンド等を送受信することが可能となっている。また、本実施形態では、上記外部インターフェイス14以外に、入力インターフェイス15および画像出力インターフェイス16を有している。
入力インターフェイス15を介し、キーボードおよびマウスやデジタイザー等のポインティングデバイスなどの入力デバイス17と入力部18とが接続されている。そして、これらの入力デバイス17の操作を検出して入力部18は操作信号をCPU11に出力する。また、画像出力インターフェイス16を介し、表示部20と本発明の「表示装置」の一例に相当するディスプレイ19とが接続されている。そして、表示部20がCPU11の制御に従ってディスプレイ19の表示画面(後で説明する図3中の符号191)に各種画像、文字、コントロール等を表示する。これら入力部18および表示部20を設けたことによって、記憶部3に記憶されている種々のプログラムやデータなどに基づいてディスプレイ19の表示画面191にコントロールを含む操作用画面や設定用画面等を表示し、また表示画面に対するユーザーによるUI操作を検出して種々の処理を実行可能となっている。
記憶部3は、各種情報を不揮発的に記憶する磁気的または光学的記憶装置で構成され、バス21を介して上記構成要素(CPU11、ROM12等)と相互に接続されている。この記憶部3には、CPU11が実行するプログラムとして、各種プログラムが動作するプラットホームを構成するオペレーティングシステム31、オペレーティングシステム31上で動作するアプリケーションプログラム32、印刷装置4を制御するためのプリンタードライバー33、アプリケーションプログラム32やプリンタードライバー33でのUI操作を可能とするコントロールを表示するUI制御モジュール34、およびコントロールの表示要素やレイアウトを規定する情報を格納したUIリソース35などが記憶されている。
記録装置としての印刷装置4は、ホストコンピューター1の制御に従って、記録媒体としての所定の用紙に文字、画像、記号等を印刷する。印刷装置4としては、(1)写真などの画像を普通紙、光沢紙や葉書などに印刷する、いわゆる写真系の印刷装置、(2)屋外ビルボード看板や懸垂幕、駅構内にみられる柱巻きや電飾看板などの半屋外広告などを印刷するサイン&ディスプレイ業界向けに提供されている、いわゆるサイン系の印刷装置、(3)織物、編物および不織布等の布帛に対して、液滴状のインクを吐出して布帛に画像を印刷する、いわゆる捺染系の印刷装置などが含まれる。
このように構成されたプリントシステム100では、ホストコンピューター1は、CPU11によりオペレーティングシステム31を実行してホストコンピューター1の各部を初期化するとともに、アプリケーションプログラム32のプラットホームを構成する。プラットホームとしてのオペレーティングシステム31上ではプリンタードライバー33がCPU11により実行され、外部インターフェイス14を介して接続された印刷装置4を検出し、印刷装置4との間の通信を初期化するとともに、印刷装置4の動作の監視を行う。
ここで、UI操作によりアプリケーションプログラム32の実行が指示されると、CPU11によってアプリケーションプログラム32が読み出され、アプリケーションプログラム32による文書編集、画像編集等の各種機能が実現される。例えばフォトレタッチソフトウェアが起動されると、スキャナーやデジタルカメラなどから画像を取り込み、ディスプレイ19の表示画面191に当該画像を画像編集用の表示領域に表示するとともに当該画像を加工することが可能となる(図3等を参照)。
そして、アプリケーションプログラム32の機能により作成された文書や画像等の印刷がUI操作により指示されると、印刷対象の文書あるいは画像のデータがアプリケーションプログラム32からプリンタードライバー33に出力される。すると、プリンタードライバー33は、入力された印刷対象の文書あるいは画像のデータに基づいて、印刷用画像と印刷指示のコマンドとを含む印刷データを生成し、外部インターフェイス14を介して印刷装置4に送信する。さらに、印刷装置4は印刷データに基づいて画像を記録媒体に印刷する。
ホストコンピューター1では、アプリケーションプログラム32やプリンタードライバー33などを実行する際に、ディスプレイ19の表示画面191に種々のコントロールを表示する。例えばフォトレタッチソフトウェアでは、画像編集用の表示領域に対して編集対象の画像とともに複数のコントロールを表示してコントロールによるUI操作が可能となっている。また、必要に応じて表示領域を縮小表示することもある。例えば画像編集中にプレビューをディスプレイ19の表示画面191に追加すると、それに応じて画像編集用の表示領域を縮小することがある。このとき、縮小操作に応じて一部のコントロールを表示画面から隠して非表示状態とする必要があるが、本実施形態では、縮小操作に応じて複数のコントロールから優先度の低いコントロールを間引いている。このため、縮小操作された表示領域では、優先度の高いコントロールのみが縮小操作前の配列関係で表示され、ユーザー利便性の向上を図っている。以下、図2ないし図4を参照しつつ、CPU11がフォトレタッチのアプリケーションプログラム32を実行し、フォトレタッチソフトウェアによる画像編集を行うときの、第1実施形態におけるディスプレイ19の表示制御動作について説明する。
図2は、本発明にかかる表示制御装置の第1実施形態で実行される表示制御方法を示すフローチャートである。また、図3および図4は表示制御動作を模式的に示す図である。なお、図3および図4(ならびに後で説明する図5〜図9)における左欄はディスプレイ19の表示画面191の表示領域41に表示される画像42を模式的に示している。一方、右欄はUIリソース35に登録されているコントロールに関する各種情報をまとめた表であり、同表中の一部にドットを付すことで、当該ドットが付された情報が表示領域の縮小に伴い表示/非表示切替されたコントロールおよび当該コントロールの関連情報であることを示している。この点については、後で説明する実施形態においても同様である。
フォトレタッチソフトウェアでは、スキャナーなどにより取り込んだ画像を編集するために画像編集用の画面を開くと、例えば図3中の(a)左欄に示すように、画像編集用の表示領域41が最大サイズで表示される(ステップS1)。この表示領域41では、編集対象の画像42が表示されるとともに複数のコントロールC1〜C8が所定の配列方向(本実施形態では表示領域41の最上部において横方向)に配列される(ステップS2)。ここでは、表示領域41が最大サイズとなっているときに、8個のコントロールC1〜C8を表示可能となっている。また、コントロールC1〜C8の配列順序は、ユーザー利便性を考慮してアプリケーションプログラム32側で予め初期設定され、UIリソース35に登録されている。また、ユーザーが自身の利便性を考慮して並べ替えることがあるが、その場合には並べ替えられた後の配列情報がUIリソース35に更新登録されている。このように、本実施形態では、ユーザーにとって使いやすい順序、例えば編集手順にしたがってコントロールC1〜C8が表示領域41の左上側から右上側に一列で配列されるように、コントロールC1〜C8の配列順序がそれぞれ「1」〜「8」に設定されている。なお、この点に関しては、後で説明する実施形態においても同様である。
画像編集中においては、上記したように表示領域41が縮小表示されることがあるため、本実施形態では、画像編集と並行して表示領域41の縮小を監視している(ステップS3)。そして、例えば図3の(b)欄に示すようにプレビュー操作によりプレビュー用の表示領域43が追加され、当該表示領域43にプレビュー像44が表示される場合、それに伴って画像編集用の表示領域41の左右幅が縮小される。このように表示領域41が縮小される(ステップS3で「YES」)と、その縮小操作に応じて表示領域41においてコントロールの間引き表示を行っている(ステップS4〜S7)。すなわち、ステップS4で各コントロールC1〜C8の優先度を読み出す。この「優先度」とは、ユーザーが表示領域41に表示することを望む順位を示す値であり、優先度の値が大きくなるにしたがって優先度は低くなる。本実施形態では、各コントロールC1〜C8の使用頻度(UI操作された回数)に基づいて優先度を設定しており、例えば図3の左欄に示す例では優先順序はコントロールC1、C8、C2〜C7となっている。なお、優先度の設定については、使用頻度に限定されるものではなく、その他の指標値に基づいて設定したり、ユーザーにより独自に設定してもよい。
次のステップS5で上記コントロールC1〜C8のうち非表示に切り替えるべきコントロール(以下「非表示コントロール」という)を選択する。例えば図3に示すように、表示領域41を左右方向全体に表示している状態(図3中の(a)欄)から縮小表示状態(図3中の(b)欄)に移行すると、それに応じて表示領域41に表示可能なコントロールの数は「8」から「5」に減少する。そこで、本実施形態では、優先度が低いもの(優先度の値が大きいもの)から3つのコントロールC5〜C7を非表示コントロールとして選択し、これらをコントロールC1〜C8から間引いて表示する(ステップS6)。これによって、図3中の(b)欄に示すように、優先度の高い5つのコントロールC1〜C4、C8が、それらの間での配列関係を維持したまま、縮小表示された表示領域41に表示される。したがって、表示領域41が縮小されて表示領域41に表示可能なコントロールの数が減少するものの、優先度の高い、つまりユーザーが必要とするコントロールC1〜C4、C8が配列関係を崩すことなく表示されるため、ユーザーはコントロールを選択しやすく、優れたユーザー利便性が得られる。
また、コントロールの一部が非表示状態となっていることを明示するために、本実施形態では、表示されているコントロール列の右手側に代替表示(本実施形態では、逆三角形記号)CSを表示する(ステップS7)。この代替表示CSもコントロールの一つであり、代替表示CSのUI操作によって例えば図4に示すようにコントロールC5〜C7が表示画面191にポップアップ表示され、UI操作可能となる。また、図4に示すように、ポップアップ領域45において優先度の高い順序でコントロールが配列されるため、ユーザーが必要となるコントロールを容易に選択することができる。
なお、上記実施形態では、表示領域41の縮小に伴って3つのコントロールC5〜C7を非表示コントロールに切り替えて間引いているが、縮小度合に応じて非表示コントロールに切り替える個数を適宜変化させればよい。この点については後で説明する実施形態においても同様である。
図5は、本発明にかかる表示制御装置の第2実施形態で実行される表示制御動作を模式的に示す図である。この第2実施形態が第1実施形態と相違する点は、代替表示CSおよびポップアップ領域45の位置であり、その他の構成および動作は第1実施形態と同一である。すなわち、第1実施形態では、代替表示CSをコントロール列の右手側に表示しているが、左手側に表示するように構成してもよく、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。なお、非表示とするコントロールの配列順序に基づいて代替表示CSをコントロール列の右手側または左手側に選択的に配置するように構成してもよい。例えば非表示コントロールの配列順序が右手側に偏っている場合には代替表示CSをコントロール列の右手側に配置し、左手側に偏っている場合には代替表示CSをコントロール列の左手側に配置してもよい。また、代替表示CSおよびポップアップ領域45を、図6に示すように、非表示コントロールを間引いた位置に配置するように構成してもよい(第3実施形態)。
図7は、本発明にかかる表示制御装置の第4実施形態で実行される表示制御動作を模式的に示す図である。この第4実施形態が第1実施形態と相違する点は、常に表示状態を維持する優先表示を可能としている点であり、その他の構成は基本的に第1実施形態と同様である。この第4実施形態では、優先表示するコントロール(以下「優先表示コントロールという」)をユーザーが任意設定可能となっている。例えば図7および図8に示すようにコントロールC2、C8が優先表示コントロールに設定されている場合、これらを除く低いコントロールC1、C3〜C7から表示領域41の縮小に伴い優先度の低いコントロールを間引いている。このため、縮小表示された表示領域41では、例えば図7中の(b)欄に示すように優先表示コントロールC2、C8と優先度の高いコントロールC1、C3、C4とが縮小操作前の配列関係で表示され、また表示領域41を最大限に縮小させた場合、例えば図8に示すように優先表示コントロールC2、C8のみが縮小操作前の配列関係で表示される。このように、第4実施形態では、ユーザーが優先設定した優先表示コントロールC2、C8が必ず表示されるため、ユーザー利便性をさらに高めることができる。なお、優先表示を設定した場合には、図8に示すように優先表示コントロールの数に応じて表示領域41を縮小することができる範囲を制限することで、優先表示コントロールの全部を常に表示領域41に表示することができる。
なお、優先表示を設定した場合、例えば図9に示すように優先表示コントロールC2、C8に隣接して代替表示CS1、CS2をそれぞれ表示するように構成してもよい(第5実施形態)。
ところで、上記実施形態では、印刷装置4が接続されたホストコンピューター1でコントロールの表示/非表示を優先度に基づいて制御している。上記のように画像編集を行った後で画像を印刷する場合、図10に示すような機能、つまり画像の「拡縮」、画像の「回転(90度)」、画像の「回転(カスタム:1度単位)」、「ノズルチェック/クリーニング」、画像の「自動補正」を実行するために、コントロールとして種々のアイコンがディスプレイ19に表示され、UI操作可能となっている。これらの機能の重要度は一定ではなく、印刷装置4の機種によって異なることがある。というのも、本プリントシステム100では、印刷装置4として、(1)写真系の印刷装置、(2)サイン系の印刷装置、(3)捺染系の印刷装置を使用することができるが、それぞれ印刷媒体や印刷対象画像などが相違しており、自ずと各アイコン(コントロール)の優先度も相違してくる。例えば、サイン系の印刷装置4で印刷する場合、画像編集段階では画像を小さく作り、印刷時に拡大するというワークフローが主であり、拡縮を実行するためのアイコンについては非表示とならないように優先度を高くする、あるいは優先表示コントロールに設定するのが望ましい。これに対し、捺染系の印刷装置4では、等倍でデータを作って印刷するのが一般的な編集スタイルであり、当該アイコンの優先度は低くなる。
また、サイン系や捺染系の印刷装置4では、画像を90度回転させないと要求されるサイズを満たせないこともあり、画像の回転については画像を1度単位で回転させることよりも優先度が高くなる。これに対し、写真系の印刷装置4では、編集対象となる画像がデジタルカメラの傾きによる影響を受けている可能性があり、細かい回転機能が要求され、このアイコンの優先度を高く設定するのが望ましい。
サイン系や捺染系の印刷装置4を用いる業界では、ノズル抜けが発生した時の印刷ロスは納期遅れなどにつながる恐れもあるため、ノズルチェック/クリーニング機能は重要であり、それらの機能を実行するためのアイコンの優先度を高くするのが望ましい。また、写真印刷では自動補正が画質向上に有効であるため、写真系の印刷装置4では、自動補正機能を実行するためのアイコンの優先度を高くするのが望ましい。したがって、このような事情に鑑み、印刷装置4の機種(図10中のプリンター機種)に応じてコントロールの優先度を変更設定するのが望ましく、本発明の第6実施形態では、図11に示すように、印刷処理に関連するコントロール(以下「印刷関連コントロール」という)の優先度を設定する優先度の設定処理を実行する。
図11は、本発明にかかる表示制御装置の第6実施形態で実行される優先度の設定処理を示すフローチャートである。この優先度の設定処理はCPU11で行われるものであり、ステップS11でコントロールC1〜C8の種類を取得する。そして、それらの中に印刷関連コントロールが含まれているか否かを判定し(ステップS12)、含まれていない場合にはそのまま処理を終了する。
一方、含まれている場合には、印刷装置4の機種を特定する印刷装置情報を取得する(ステップS13)。具体的には、プリンタードライバー33の情報に基づいて印刷装置情報を取得する。また、プリンタードライバー33が未設定であるなどの理由により印刷装置情報の取得が困難な場合には、外部インターフェイス14を介する印刷装置4と通信によって印刷装置情報を取得してもよい。さらに、印刷装置情報をユーザーに登録設定してもらうように構成してもよい。
次のステップS14では、印刷装置情報から印刷装置4が、(1)写真系の印刷装置、(2)サイン系の印刷装置、(3)捺染系の印刷装置のうちのいずれであるかを判定する。そして、その判定結果に基づいて印刷装置4の機種に応じてコントロールC1〜C8の優先度を設定する(ステップS15〜S17)。
以上のように、第6実施形態によれば、表示領域41に表示するコントロールC1〜C8に印刷関連コントロールが含まれている場合には、印刷装置4の機種に応じてコントロールC1〜C8を適正化している。このため、表示領域41の縮小操作に応じて印刷関連コントロールの表示/非表示を適切に切り替えることができ、ユーザー利便性をさらに高めつつ編集した画像を印刷することができる。
また、印刷装置4では白インクを用いるものがあるが、このような印刷装置4では、白インクの品質を保つ上で白インクを撹拌する機能が重要である。したがって、白インクを使用する印刷装置4では、白インクを撹拌する機能を実行するためのコントロールの優先度を比較的高く設定するのが望ましい。
このように上記した第1実施形態ないし第6実施形態では、表示領域41に画像42とともにコントロールC1〜C8を配列して表示する工程(ステップS2)が本発明の「第1工程」の一例に相当している。また、図3〜図9の右欄に示すようにコントロールC1〜C8毎の優先度の設定が本発明の「第2工程」の一例に相当している。また、画像編集と並行して表示領域41の縮小を監視する工程(ステップS3)が本発明の「第3工程」の一例に相当している。また、優先度が低いものを非表示コントロールとし、これらをコントロールC1〜C8から間引いて表示する工程(ステップS6)が本発明の「第4工程」の一例に相当している。また、コントロール列の右手側および左手側がそれぞれ本発明の「表示コントロールの配列の一方端」および「表示コントロールの配列の他方端」に相当している。また、入力デバイス17が本発明の「操作受付部」の一例に相当しており、入力デバイス17により行われたプレビュー操作が本発明の「縮小操作」の一例に相当している。また、表示部20が本発明の「表示切替部」の一例に相当している。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態では、表示領域41が最大サイズとなっているときに、8個のコントロールC1〜C8を表示可能となっている場合を例示して説明したが、当該コントロール数は「8」に限定されるものではなく、2以上となっている場合に本発明を適用することができる。
また、第4実施形態では、優先表示コントロールを設定することでコントロールの一部を表示領域41に常時表示するように構成しているが、優先表示の設定(図7、8)の代わりに優先度の最も高いコントロール(図3および図4に示す実施形態では、コントロールC1)を非表示とない、つまり常に表示させるように構成してもよい。また、このように非表示としないコントロールの個数を2以上としてもよい。
また、上記実施形態では、代替表示CSを逆三角形記号で表示しているが、形状などは任意である。
また、上記実施形態では、本発明の「縮小操作」の一例としてプレビュー操作を例示しているが、表示領域41を直接的に縮小させる操作はもちろんのこと、特定の操作によって結果的に表示領域41が縮小されるときにも当該特定の操作が本発明の「縮小操作」に含まれる。
さらに、上記実施形態では、プリントシステム100に本発明を適用しているが、それ以外のシステムであっても、表示領域に表示させるコントロールの数を表示領域の縮小表示に応じて減少させる表示制御技術ならびに表示制御方法を実行するためのコンピュータープログラムに対して本発明を適用することができる。
1…ホストコンピューター(表示制御装置)、3…記憶部、4…印刷装置、17…入力デバイス(操作受付部)、19…ディスプレイ(表示装置)、20…表示部(表示切替部)、C1〜C8…コントロール、CS,CS1,CS2…代替表示
Claims (11)
- グラフィカルユーザーインターフェイスの部品であるコントロールを複数個、予め設定された配列順序で表示装置の表示領域に配列して表示する第1工程と、
前記コントロール毎に前記表示領域に表示する優先度を設定する第2工程と、
前記表示領域を縮小する縮小操作を受け付ける第3工程と、
前記縮小操作に応じて前記複数のコントロールから前記優先度の低いコントロールを間引いて前記縮小操作後の表示領域に表示する第4工程と、
を備えることを特徴とする表示制御方法。 - 請求項1に記載の表示制御方法であって、
前記第4工程は、前記複数のコントロールのうち一部が表示されていないことを示す代替表示を前記縮小操作後の表示領域に表示する工程を含む表示制御方法。 - 請求項2に記載の表示制御方法であって、
前記第4工程は、前記複数のコントロールのうち前記縮小操作後の表示領域に表示された表示コントロールの配列の一方端または他方端に隣接して前記代替表示を表示する表示制御方法。 - 請求項2に記載の表示制御方法であって、
前記第4工程では、前記間引かれたコントロールと入替えに前記代替表示を表示する表示制御方法。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
前記第2工程は、各コントロールのユーザーインターフェイス操作の回数に基づいて前記優先度を設定する工程を含む表示制御方法。 - 請求項5に記載の表示制御方法であって、
前記第4工程では、前記ユーザーインターフェイス操作の回数が最も多いコントロールを間引きの対象から除外する表示制御方法。 - 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
前記複数のコントロールのうち少なくとも1つ以上を間引きの対象から除外した優先表示コントロールに設定する第5工程を備え、
前記第4工程では、前記優先表示コントロールを前記縮小操作後の表示領域に優先表示する表示制御方法。 - 請求項7に記載の表示制御方法であって、
前記第3工程では、前記優先表示コントロールの数に応じて前記表示領域を縮小することができる範囲を制限する表示制御方法。 - 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の表示制御方法であって、
前記複数のコントロールの少なくとも一部が、ユーザーインターフェイス操作されることで印刷装置による印刷に関連する動作を実行させる機能を有する印刷関連コントロールであるとき、
前記第2工程は、前記印刷装置の機種に応じて前記印刷関連コントロールの前記優先度を設定する工程を含む表示制御方法。 - グラフィカルユーザーインターフェイスの部品であるコントロールを複数個、表示領域に表示する表示装置を制御する表示制御装置であって、
前記表示領域に表示する優先度を前記コントロール毎に記憶する記憶部と、
前記表示領域を縮小する縮小操作を受け付ける操作受付部と、
前記縮小操作に応じて前記複数のコントロールから前記優先度の低いコントロールを間引いて前記縮小操作後の表示領域に表示する表示切替部と
を備えることを特徴とする表示制御装置。 - 表示装置を制御するコンピューターに用いられるプログラムであって、
グラフィカルユーザーインターフェイスの部品であるコントロールを複数個、予め設定された配列順序で前記表示装置の表示領域に配列して表示する工程と、
前記コントロール毎に前記表示領域に表示する優先度を設定する工程と、
前記表示領域を縮小する縮小操作を受け付ける工程と、
前記縮小操作に応じて前記複数のコントロールから前記優先度の低いコントロールを間引いて前記縮小操作後の表示領域に表示する工程と、
をコンピューターに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030673A JP2017151506A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 表示制御方法、表示制御装置およびプログラム |
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JP (1) | JP2017151506A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111813315A (zh) * | 2019-04-12 | 2020-10-23 | 歌乐株式会社 | 显示控制装置和显示控制方法 |
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2016
- 2016-02-22 JP JP2016030673A patent/JP2017151506A/ja active Pending
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CN111813315A (zh) * | 2019-04-12 | 2020-10-23 | 歌乐株式会社 | 显示控制装置和显示控制方法 |
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