JP2017150961A - 磁気センサ - Google Patents

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明雄 平澤
Akio Hirasawa
明雄 平澤
上田 智
Satoshi Ueda
智 上田
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Abstract

【課題】本発明は、磁気センサに関し、キャップに装着したOリングによる気密封止のレベルを高めることを目的とする。【解決手段】この目的を達成するために、本発明は、磁石14と検知素子15からなる検知部12をセンサ本体11の先端側に配置するとともに検知部12を樹脂成形体からなるキャップ13で覆い、キャップ13の側面20にOリング25を装着した磁気センサ10において、キャップ13における天面21の厚みを側面20の厚みより薄くし、キャップ13の天面21と側面20の連結部分に樹脂成形するためのゲート部23を配置し、キャップ13の側面20におけるゲート部23の近傍に部分的に厚みを薄くした薄肉部24を設けた構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、磁気センサに関する。
一般に、この種の磁気センサは、図4に示されるように、磁界を発生させる磁石43と、磁気を検出するホール素子などの検知素子44とからなる検知部45を、センサ本体41の先端側に装着している。なお、センサ本体41の後端側には、外部コネクタに接続するためのカプラ42が形成されている。カプラ42の内部には検知素子44に電気的に接続されたターミナル46が導出している。センサ本体41の先端側に装着された検知部45は、一端開口の筒状からなるキャップ47でその周囲が覆われて検出領域に挿入される。キャップ47の外周にはOリング48が取り付けられており、磁気センサ40を検出対象に取り付けた際の、検出領域に対する気密封止を行っている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1や特許文献2が知られている。
特開平9−5343号公報 特開平7−198736号公報
そして、磁気センサ40の生産性や気密性を向上させるため、センサ本体41とキャップ47との接合にレーザ溶着工法を用いることが検討されている。そして、このレーザ溶着を行うためキャップ47はポリブチレンテレフタレート(PBT)などの樹脂材料をもちいた射出成形により成形される。
一方、磁気センサ40を構成するキャップ47は、検出感度を高めるために検出方向にあるキャップ47の天面49を薄く設定することが好ましい。また、磁気センサ40の取り付けを考慮すると、Oリング48を装着するキャップ47の側面50は一定以上の強度が必要であり、所定の厚みが必要となる。
しかしながら、このような側面49と天面50とで厚みが異なるキャップ47を射出成形すると、図5に示すように、矢印51で示すゲート部52から注入される樹脂は、キャップ47の天面49の厚みが薄く、矢印53で示すように樹脂の流動性が悪い。また、キャップ47の側面50の厚みが厚く、矢印54で示すように樹脂の流動性が良い。従って、ゲート部52から注入された樹脂は、矢印55で示すようにキャップ47の側面50に沿った周り込みが早くなってしまう。この結果、キャップ47の側面50において回り込んだ樹脂の結合部分にウエルドラインが形成されやすくなってしまう。このウエルドラインは微小な溝を形成するため、Oリング48とキャップの側面50との間に微小な隙間が形成されてしまい、磁気センサ40を取り付けた際のOリング48による気密封止のレベルが低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明はこのような問題を解決し、磁気センサを取り付けた際のOリングによる気密封止のレベルを高めることを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、磁石と検知素子からなる検知部をセンサ本体の先端側に配置するとともに検知部を樹脂成形体からなるキャップで覆い、キャップの側面にOリングを装着した磁気センサにおいて、キャップにおける天面の厚みを側面の厚みより薄くし、天面における側面との連結部分にゲート部を配置し、キャップの側面におけるゲート部の近傍に部分的に厚みを薄くした薄肉部を設けた構成としたのである。
この構成により、磁気センサのキャップに装着したOリングによる気密性を確保することができる。
本発明の一実施の形態における磁気センサの断面図 同センサを構成するキャップの斜視図 図2におけるA−A断面を用いたキャップ射出成形する際の樹脂の流れを示す模式図 従来の磁気センサの断面図 従来センサを構成するキャップを射出成形する際の樹脂の流れを示す模式図
以下、本発明の一実施の形態における磁気センサについて図を用いて説明する。
図1は歯車の回転数を磁気変化により検出する磁気センサ10の断面図である。この磁気センサ10は、樹脂で成形されたセンサ本体11と、このセンサ本体11の先端部分に配置された検知部12と、センサ本体11の先端部分において検知部12を覆う樹脂からなるキャップ13を有している。
検知部12は、磁界を発生させる磁石14と、この磁石14の上面に接着剤で固定された検知素子15により構成されている。検知素子15は、ホール効果により磁界の変化を検出するホールICを用いている。
センサ本体11は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂に着色フィラーを含有させた樹脂を射出成形した樹脂成形体で構成されている。センサ本体11の先端側は、検知部12を搭載する基部16を構成している。センサ本体11の後端側は、外部コネクタに接続するための一端開口のカプラ17が形成されている。基部16の側方には、磁気センサ10を外部に取り付けのための取付部18が形成されている。また、センサ本体11には、ターミナル19がインサート成形されている。ターミナル19の一端は、カプラ17の開口部に突出しており、他端は検知素子15に電気的に接続されている。
キャップ13は、PBT樹脂を一端開口の筒状に射出成形した樹脂成形体で構成されている。キャップ13の側面20の上端は天面21により封口され、側面20の下端には側面20の外方に拡開したフランジ部22が配置されている。なお、キャップ13は、フランジ部22の下面を基部16の上面に当接させ、この当接した部分をレーザ溶着により接続する。また、上述したように、キャップ13の側面20は磁気センサ10の取り付けに耐える強度を確保する厚みに設定される。キャップ13の天面21は、磁気センサ10の検出感度を高めるために、センサ素子5と対峙する天面21を側面20より薄くしている。
なお、キャップ13を射出成形する際のゲート部23は、キャップ13の天面21における外周端部に設けられている。これは次の二点の理由に基づく。一点目の理由は、ゲート部23をフランジ部22に設けるとフランジ部22にウエルドラインが生じやすくなり、レーザ溶着による気密封止のレベルが劣化してしまので、ゲート部23をフランジ部22から離れた天面21に配置している。二点目の理由は、ゲート部23は、射出成形における切断加工が施される部位であり、切断加工において微小突起が形成されやすい。一方、キャップ13の天面21は、検知部12の検出方向つまり磁界領域となる。したがって、形状が不安定なゲート部23を、磁界方向に配置することは磁気センサ10の検出精度のばらつきの原因となるため、ゲート部23をキャップ13の天面21の外周端部分に配置している。
そして、この磁気センサ10においては、キャップ13の側面20におけるゲート部23の近傍の領域に部分的に、厚みを薄くした薄肉部24を設けている。この薄肉部24を設けたことにより、磁気センサ10を取り付けた際のOリング25による気密封止のレベルを高めることができるのである。
すなわち、磁気センサ10を取り付けた際のOリング25による気密封止のレベルの低下は、上述したように、キャップ13を射出成形する際に生じるウエルドラインによるものである。そして、このウエルドラインは、キャップ13の天面21と側面20との厚みの差による樹脂流動性の差に基づいている。したがって、厚みが厚いキャップ13の側面20におけるゲート部23の近傍に厚みを薄くした薄肉部24を設けることで、ゲート部23の近傍における側面20の樹脂流動性を調節でき、キャップ13の天面21と側面20における樹脂の流動状態を制御できる。
すなわち、図2に示す薄肉部24は、その大きさを大きくすることでゲート部23から注入される樹脂に対しての流動抵抗が増すことになる。つまり、薄肉部24を設けた側面20に対する樹脂の流れが抑制され、その抑制された樹脂の流れが天面21に流れ込むようになるので、薄肉部24の形状や厚みを調節することで、ウエルドライの発生を制御することができる。この結果、ウエルドラインにできる微小な溝によるOリング25の機密性の劣化が防止できるのである。
図3は、図2におけるキャップ13のA−A断面図であり、キャップ13の射出成形における樹脂の流れを示す。矢印26で示すゲート部23に注入される樹脂に対して、薄肉部24を設けた側面20における樹脂の流れを矢印27で示し、天面21における樹脂の流れを矢印28で示す。なお、矢印の大きさで樹脂の流動性を示しており、図5における矢印54や矢印53と比較することで流動性の評価を行っている。この評価より、図3における矢印27で示す側面20における樹脂の流動性が、図5における矢印54で示す側面50における樹脂の流動性より抑制され、図3における矢印28で示す天面21における樹脂の流動性が、図5における矢印53で示す天面49における樹脂の流動性より増加する状態が理解される。
なお、薄肉部24は、ゲート部23の近傍における樹脂の注入方向に配置すれば、ゲート部23から注入される樹脂に対する抵抗成分を効率よく確保できるので、薄肉部24を小さくすることができ、薄肉部24によるキャップ13の強度低下を抑制することができる。
また、薄肉部24はキャップ13の側面20に凹部29を形成することで構成されるものであり、この凹部29の開口をキャップ13の側面20の外周面側とすることで、射出成形の金型構造が簡易なものとできる。さらに、薄肉部24をキャップ13の側面20の端部に配置する、つまり、フランジ部22との接続部分に配置することで、Oリング25の位置決め溝として活用することができる。
なお、上述した位置実施の形態においては検知素子15としてホールICを例に挙げて説明したが、GMR素子やSMR素子を用いても同様の効果を得ることができる。また、樹脂製のキャップ13を用いるのであれば、センサ本体11への接続方法は、レーザ溶着工法に限られるものでない。
本発明は、磁気センサに関して、キャップに装着したOリングによる気密性を確保することができ、特に使用環境が厳しい車載用途に有効となる。
10 磁気センサ
11 センサ本体
12 検知部
13 キャップ
14 磁石
15 検知素子
22 フランジ部
20 側面
21 天面
23 ゲート部
24 薄肉部
25 Oリング
29 凹部

Claims (4)

  1. 磁石と検知素子からなる検知部と、
    樹脂成形体からなり前記検知部を支持するセンサ本体と、
    樹脂成形体からなり、前記センサ本体に接続されて前記検知部を覆うキャップと、
    前記キャップに装着されたOリングを備え、
    前記キャップは、前記検知部の側方を囲むとともに前記Oリングが装着される側面と、前記検知部の検出方向に位置するとともに前記側面の一端を封孔する天面と、前記側面の他端に設けられ前記センサ本体と接続するフランジ部とからなり、
    前記天面の厚みは前記側面の厚みより薄く、
    前記天面と前記側面の連結部分に記キャップを樹脂成形するためのゲート部を配置し、
    前記側面における前記ゲート部の近傍に部分的に厚みを薄くした薄肉部を設けた磁気センサ。
  2. 薄肉部はゲート部における樹脂の射出方向に設けた請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 薄肉部を形成する凹部を側面に設けた請求項1に記載の磁気センサ。
  4. 薄肉部をフランジ部との接続部に設けた請求項3に記載の磁気センサ。
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