JP2017150817A - 電流検出装置および電流検出方法 - Google Patents

電流検出装置および電流検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エイリアシングの発生を検出することができる電流検出装置を提供する。
【解決手段】電流検出装置10は、第1検出部11と、第2検出部12と、エイリアシング検出部13とを備える。第1検出部11は、所定の周波数の励磁電流を用いて、被測定電流を検出する。第2検出部12は、被測定電流の交流成分を交流検出信号として出力する。サンプリング検出部13は、所定の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックで交流検出信号をサンプリングする。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に電流検出装置および電流検出方法、より詳細には導線を流れる被測定電流を検出する電流検出装置および電流検出方法に関する発明である。
近年、電子機器には、漏電電流を検出するフラックスゲート型の電流検出装置(以下、電流検出装置)が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
従来の電流検出装置では、所定の周波数で表される周期の電圧を用いて、この周波数の2倍の周波数成分の電流を検出することで、導線に流れる被測定電流を検出している。
特開2013−61322号公報
従来の電流検出装置で被測定電流を検出する際において、被測定電流の周波数が所定の周波数の偶数倍近傍である時、エイリアシングが発生する場合がある。この場合、従来の電流検出装置は、エイリアシングで発生した交流成分の電流を被測定電流として誤検出する可能性がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされており、その目的は、エイリアシングの発生を検出することができる電流検出装置および電流検出方法を提供することにある。
本発明の電流検出装置は、導線に流れる被測定電流を検出する電流検出装置であって、所定の周波数の励磁電流を用いて、前記被測定電流を検出する第1検出部と、前記被測定電流の交流成分を交流検出信号として出力する第2検出部と、前記所定の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックで前記交流検出信号をサンプリングするエイリアシング検出部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の電流検出方法は、導線に流れる被測定電流を検出する電流検出方法であって、所定の周波数の励磁電流を用いて、前記被測定電流を検出する第1検出処理と、前記被測定電流の交流成分を交流検出信号として出力する第2検出処理と、前記所定の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックで前記交流検出信号をサンプリングするエイリアシング検出処理とを含むことを特徴とする。
以上説明したように、電流検出装置および電流検出方法では、エイリアシングを検出することができる。
実施形態1における電流検出装置の構成を説明する図である。 実施形態1における電流検出装置の利用形態の一例を示す図である。 実施形態1における電流検出装置の動作を説明する流れ図である。 実施形態2における電流検出装置の構成を説明する図である。 実施形態2における電流検出装置の動作を説明する流れ図である。 実施形態3における電流検出装置の構成を説明する図である。 実施形態4における電流検出装置の構成を説明する図である。 実施形態4における電流検出装置の動作を説明する流れ図である。 実施形態5における電流検出装置の構成を説明する図である。 実施形態6における電流検出装置の構成を説明する図である。 実施形態6における別の電流検出装置の構成を説明する図である。
1.実施形態1
以下、本実施形態の電流検出装置10について説明する。
1.1 構成
本実施形態に係る電流検出装置10は、図1に示すように、第1検出部11、第2検出部12、エイリアシング検出部13および判定部14を備えている。
電流検出装置10は、導線40に流れる被測定電流(不平衡な直流電流)を検出することで、導線40の漏電を検出する装置であり、図2に示すように、電動車両30の充電器を充電する充電システムで用いられる。電動車両30として、例えば電気自動車やプラグインハイブリッド車などがある。具体的には、充電システムでは、商用電源を供給する商用系統20と、電動車両30とが、変換装置50を介して接続される。そして、電流検出装置10は、商用系統20と変換装置50との間に介在し、商用系統20と変換装置50を接続する導線40に対する漏電を検出する。なお、変換装置50は、交流電源を直流電源に変換、および直流電源を交流電源に変換する機能を備える。ここで、導線40は、商用系統20から電動車両30の方向へと電流が流れる第1の導線(図示せず)と、電動車両30から商用系統20の方向へと電流が流れる第2の導線(図示せず)とを有している。導線40で漏電が発生していない場合には第1の導線に流れる電流の量と第2の導線に流れる電流の量とは同一であるため被測定電流は発生しない。しかしながら、漏電が発生している場合には、第1の導線に流れる電流の量と第2の導線に流れる電流の量とは異なるため被測定電流が発生する。電流検出装置10が、この被測定電流を検出することで導線40の漏電を検出することができる。
これにより、電流検出装置10は、商用系統20と変換装置50との間で流れる交流電流、変換装置50に流れる高周波電流、および変換装置50と電動車両30との間で流れる直流電流についての漏電を検出することができる。
以下、各構成要素について説明する。
(1)第1検出部11
第1検出部11は、励磁電流を生成し、生成した励磁電流を用いて被測定電流の検出を行う。
第1検出部11は、図1に示すように、クロック生成部100、変換回路101、および検出回路102を備えている。
クロック生成部100は、複数の周波数に対して、当該周波数で発振される基準クロックCL1と、基準クロックCL1の周波数の2倍の周波数であるサンプリングクロックCL2とを生成する。また、クロック生成部100は、後述するエイリアシング判定部131の制御により、基準クロックCL1およびサンプリングクロックCL2を生成するための周波数の切り替えを行う。
変換回路101は、クロック生成部100で発振された基準クロックCL1を基に、励磁電流を発生し、発生した励磁電流を検出電圧へと変換する。
具体的には、変換回路101は、図1に示すように、導線40が挿通される開口部を有する環状の磁性体コア110と、アンプ111と、磁性体コア110に巻回された励磁コイル112と、検出抵抗Rsとを備えている。
アンプ111は、基準クロックCL1を増幅し、所定の電圧振幅を有する方形波信号(励磁電圧)を生成し、方形波信号を励磁コイル112へ出力する。これにより、励磁電圧が励磁コイル112に印加されることとなる。
検出抵抗Rsは、励磁コイル112から出力される励磁電流を、検出電圧に変換する。
検出回路102は、変換回路101から出力される検出電圧を検出する。検出回路102は、検出した検出電圧を基に、導線40に流れる電流を検出する。例えば、検出回路102は、検出電圧をPWM信号に変換し、変換したPWM信号の平均値に基づいて導線40に流れる被測定電流を検出する。なお、PWM信号を用いた検出方法は、既知の技術であるため、ここでの説明は省略する。
検出回路102は、PWM信号の平均値に基づく電圧信号(直流検出信号)を出力する。
(2)第2検出部12
第2検出部12は、例えば0相CT(Current Transformer)であり、導線40に流れる被測定電流の交流成分を検出する。
第2検出部12は、検出された交流成分を電圧信号(交流検出信号)として出力する。
(3)エイリアシング検出部13
エイリアシング検出部13は、第2検出部12から出力される交流検出信号に対してサンプリングを行う。
エイリアシング検出部13は、図1に示すように、サンプリング部130とエイリアシング判定部131とを備えている。
サンプリング部130は、第2検出部12で出力された交流検出信号をサンプリングする。具体的には、サンプリング部130は、第2検出部12から出力される交流検出信号に対して、クロック生成部100から出力されるサンプリングクロックCL2でサンプリングを行う。
エイリアシング判定部131は、サンプリング部130のサンプリング結果を基に、エイリアシングが発生しているか否かを判定する。具体的には、エイリアシング判定部131は、サンプリング結果からサンプリングクロックCL2の周波数の波形が得られると、エイリアシングが発生していると判定する。
エイリアシング判定部131は、エイリアシングが発生していると判定すると、クロック生成部100に対して、出力する基準クロックCL1の周波数およびサンプリングクロックCL2の周波数を変更するよう制御する。具体的には、エイリアシング判定部131は、他現在の周波数を他の周波数へ切り替える指示をクロック生成部100に出力する。
クロック生成部100では、この制御(指示)により出力する基準クロックCL1の周波数を一の周波数から他の周波数へと切り替えが行われる。さらに、クロック生成部100では、出力するサンプリングクロックCL2の周波数を一の周波数の2倍の周波数から他の周波数の2倍の周波数へと切り替えが行われる。
(4)判定部14
判定部14は、検出回路102から出力される直流検出信号に基づいて、導線40に流れる被測定電流が検出された否かの判定(漏電判定)を行う。
判定部14は、エイリアシングが検出されていない場合には、エイリアシングの影響がない直流検出信号に基づいて上記判定を行う。また、エイリアシングが検出された場合には、エイリアシングの影響を受ける一の周波数から他の周波数へと切り替えが行われている。そのため、周波数が切り替えられた後に検出回路102から出力される直流検出信号はエイリアシングの影響が減少された信号となっている。したがって、判定部14は、エイリアシングが検出された場合には、周波数の切り替えにより、エイリアシングの影響が減少された直流検出信号に基づいて上記判定を行うことができる。
1.2 動作
ここでは、本実施形態の電流検出装置10の動作について、図3に示す流れ図を用いて説明する。なお、ここでは、2つの周波数fa、fbを用いて説明する。
クロック生成部100は、基準クロックCL1の周期の基準となる周波数を周波数faに設定する(ステップS5)。
変換回路101は、設定された周波数で表される基準クロックCL1を基に、励磁電流を発生し、発生した励磁電流を検出電圧に変換する。検出回路102は、検出電圧に基づいて、導線40に流れる電流を検出する(ステップS10)。
第2検出部12は、被測定電流の交流成分を検出する(ステップS15)。
サンプリング部130は、設定された周波数の2倍の周波数であるサンプリングクロックCL2で、第2検出部12から出力される交流検出信号に対してサンプリングを行う(ステップS20)。
エイリアシング判定部131は、サンプリング結果に基づいて、エイリアシングが検出されたか否かを判定する(ステップS25)。
エイリアシングが検出されたと判定する場合(ステップS25における「Yes」)、エイリアシング判定部131は、周波数faを周波数fbに切り替えるよう、クロック生成部100を制御する。クロック生成部100は、エイリアシング判定部131の制御により、基準クロックCL1の周期の基準となる周波数を周波数fbに設定する(ステップS30)。そして、処理はステップS20へ戻る。
エイリアシング判定部131がエイリアシングを検出していないと判定する場合(ステップS25における「No」)、判定部14は、検出回路102が出力する直流検出信号に基づいて被測定電流が検出されたか否かを判定する(ステップS35)。そして、処理はステップS10へ戻る。
なお、ステップS10では、変換回路101は、設定された周波数が周波数faである場合には、周波数faで表される基準クロックCL1を基に、励磁電流を発生し、発生した励磁電流を検出電圧に変換する。また、変換回路101は、設定された周波数が周波数fbである場合には、周波数fbで表される基準クロックCL1を基に、励磁電流を発生し、発生した励磁電流を検出電圧に変換する。
また、ステップS15では、設定された周波数が周波数faである場合には、周波数faの2倍の周波数であるサンプリングクロックCL2で交流検出信号に対してサンプリングを行う。設定された周波数が周波数fbである場合には、周波数fbの2倍の周波数であるサンプリングクロックCL2で交流検出信号に対してサンプリングを行う。
また、本実施形態の電流検出装置10は、2つの周波数を切り替えて被測定電流を検出するとしたが、3つ以上の周波数を切り替えて被測定電流を検出してもよい。この場合、電流検出装置10のクロック生成部100は、エイリアシングが検出される度に、検出された時点で使用している一の周波数から他の周波数へと切り替える。
1.3 まとめ
以上説明したように、本実施形態の電流検出装置10は、第1検出部11と、第2検出部12と、エイリアシング検出部13とを備える。第1検出部11は、所定の周波数の励磁電流を用いて、被測定電流を検出する。第2検出部12は、被測定電流の交流成分を交流検出信号として出力する。サンプリング検出部13は、所定の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックで交流検出信号をサンプリングする。
この構成によると、本実施形態の電流検出装置10は、エイリアシングの発生を検出することができる。そのため、本実施形態の電流検出装置10は、エイリアシングで発生した交流成分を被測定電流として誤検出する可能性を低くすることができる。以下にその理由を述べる。
通常、エイリアシングで発生する電流の交流成分は、基準クロックの偶数倍の近傍で、第1検出部11および第2検出部12の双方で検出される。また、電流の直流成分からなる被測定電流は、交流成分を検出する第2検出部12からは検出されない。そのため、エイリアシング検出部13で第2検出部12から出力される交流検出信号からエイリアシングが検出されると、第1検出部11から出力される直流検出信号においてもエイリアシングが発生していることになる。したがって、電流検出装置10は、エイリアシング検出部13で、交流成分の電流についてサンプリングを行うことで、第1検出部11でのエイリアシングを検出することができる。
ここで、第1検出部11は、エイリアシング検出部13でエイリアシングが検出されると、所定の周波数とは別の周波数の励磁電流を用いて、被測定電流を検出することが好ましい。第2検出部12は、別の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックでサンプリングを行うことが好ましい。
この構成によると、本実施形態の電流検出装置10は、所定の周波数を別の周波数へと切り替えることで、エイリアシングで発生した交流成分を被測定電流として誤検出する可能性を低くすることができる。つまり、電流検出装置10は、複雑な演算を行うことなく、エイリアシングで発生した交流成分を被測定電流として誤検出する可能性を低くすることができる。
通常、エイリアシングが一の周波数で発生する場合には、別の周波数ではエイリアシングは発生しない。そこで、一の周波数でエイリアシングが発生している場合、別の周波数に切り替えることで、エイリアシングが発生していない状況下で被測定電流の検出を行うことができる。そのため、電流検出装置10は、エイリアシングで発生した交流成分を被測定電流として誤検出する可能性を低くすることができる。
ここで、本実施形態の電流検出装置10は、第1検出部11で出力される直流検出信号を用いて、導線40で漏電が発生しているか否かを判定する判定部14を備えることが好ましい。
この構成によると、本実施形態の電流検出装置10は、導線40で漏電が発生しているか否かを判定することができる。
また、本実施形態の電流検出方法は、第1検出処理と、第2検出処理と、エイリアシング検出処理とを行う。第1検出処理は、所定の周波数の励磁電流を用いて、被測定電流を検出する。第2検出処理は、被測定電流の交流成分を交流検出信号として出力する。サンプリング検出処理は、所定の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックで交流検出信号をサンプリングする。
この電流検出方法は、エイリアシングの発生を検出することができる。
2.実施形態2
本実施形態における電流検出装置10について、実施形態1とは異なる点を中心に説明する。本実施形態の電流検出装置10の基本構成は、実施形態1と同じであり、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の電流検出装置10では、エイリアシング検出部13が行う第1検出部11の制御方法が、実施形態1とは異なっている。
本実施形態のエイリアシング検出部13は、図4に示すように、サンプリング部130aを備える。
サンプリング部130aは、第2検出部12から出力される交流検出信号に対して、クロック生成部100から出力されるサンプリングクロックCL2でサンプリングを行う。サンプリング部130aは、サンプリング結果を第1検出部11へ出力する。
第1検出部11は、図4に示すように、クロック生成部100、変換回路101、検出回路102および除去部103を備えている。
クロック生成部100は、所定の周波数で発振される基準クロックCL1と、所定の周波数の2倍の周波数であるサンプリングクロックCL2とを生成する。
変換回路101および検出回路102については、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
除去部103は、検出回路102で検出された被測定電流から、サンプリング部130aから出力されたサンプリング成分を除去する。具体的には、直流検出信号からサンプリング成分の電圧信号を除去する。
エイリアシングが発生していると、エイリアシング検出部13ではサンプリング部130aにより基準クロックCL1の周波数の2倍の周波数成分をもつ電圧信号が得られる。つまり、除去部103で、直流検出信号から基準クロックCL1の周波数の2倍の周波数成分をもつ電圧信号を除去することで、エイリアシングの影響が減少された直流検出信号が得られる。
判定部14では、エイリアシングの影響が減少された直流検出信号に基づいて、導線40に流れる被測定電流が検出された否かの判定(漏電判定)を行う。
次に本実施形態の電流検出装置10の動作について、図5に示す流れ図を用いて説明する。
クロック生成部100は、基準クロックCL1の周期の基準となる周波数を周波数faに設定する(ステップS100)。
変換回路101は、設定された周波数faで表される基準クロックCL1を基に、励磁電流を発生し、発生した励磁電流を検出電圧に変換する。検出回路102は、検出電圧に基づいて、導線40に流れる電流を検出する(ステップS105)。
第2検出部12は、被測定電流の交流成分を検出する(ステップS110)。
サンプリング部130aは、設定された周波数faの2倍の周波数であるサンプリングクロックCL2で、第2検出部12から出力される交流検出信号に対してサンプリングを行う(ステップS115)。
除去部103は、サンプリング結果を用いて除去処理を行う(ステップS120)。具体的には、除去部103は、検出回路102から出力された直流検出信号から、サンプリング部130aから出力された高周波成分(周波数faの2倍の周波数成分)の電圧信号を除去する。
判定部14は、除去処理が施された直流検出信号に基づいて被測定電流が検出されたか否かを判定する(ステップS125)。そして、処理はステップS105へ戻る。
本実施形態では、エイリアシング検出部13のサンプリング部130aは、サンプリング結果を第1検出部11へ出力している。そして、第1検出部11では、直流検出信号からサンプリング結果である高周波成分の電圧信号を除去している。つまり、第1検出部11は、直流検出信号からサンプリング結果である高周波成分の電圧信号を除去することで、エイリアシングの影響を減少させている。言い換えると、エイリアシング検出部13は、サンプリング結果である高周波成分の電圧信号を出力することで、エイリアシングの影響を減少させるように、第1検出部11を制御していることが分かる。
以上説明したように、本実施形態の第1検出部11は、エイリアシング検出部13でエイリアシングが検出されると、被測定電流からエイリアシング成分を除去することが好ましい。
この構成によると、本実施形態の電流検出装置10は、交流検出信号から検出されたエイリアシングの周波数成分を、直流検出信号から除去することで、エイリアシングで発生した交流成分を被測定電流として誤検出する可能性を低くすることができる。
以下にその理由を述べる。上述したように、交流検出信号から交流成分は検出されるが、直流成分は検出されないが、直流検出信号からは双方の電流が検出される。そこで、エイリアシング検出部13でエイリアシングが検出されると、そのエイリアシング成分を直流検出信号から除去することで、エイリアシングの影響が減少された直流検出信号を得ることができる。そのため、本実施形態の電流検出装置10は、エイリアシングで発生した交流成分を被測定電流として誤検出する可能性を低くすることができる。
また、本実施形態の電流検出装置10は、エイリアシングが検出された場合に、基準クロックの周波数の切り替えを要しないので、検出時間を短縮することができる。
3.実施形態3
本実施形態における電流検出装置10について、実施形態2とは異なる点を中心に説明する。本実施形態の電流検出装置10の基本構成は、実施形態2と同じであり、実施形態2と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の電流検出装置10では、エイリアシング検出部13でのサンプリングで得られた結果(高周波成分の電圧信号)に対してゲイン調整を行う点が、実施形態2とは異なる。
以下、その異なる点を中心説明する。
本実施形態のエイリアシング検出部13は、図6に示すように、サンプリング部130aおよび調整部132を備える。
サンプリング部130aは、実施形態2と同様であるので、ここでの説明は省略する。
調整部132は、サンプリング部130aから出力される電圧信号のゲインと、検出回路102から出力される直流検出信号のゲインとが同一となるように、サンプリング部130aから出力される電圧信号に対してゲイン調整を行う。具体的には、調整部132は、サンプリング部130aで得られたサンプリング結果に対して所定の値を乗算する。
除去部103は、検出回路102から出力された直流検出信号から、ゲイン調整された高周波成分(周波数faの2倍の周波数成分)の電圧信号を除去する。
本実施形態の電流検出装置10の動作と、実施形態2とでは、図5のステップS120において除去に用いられる電圧信号がゲイン調整されている点が異なり、処理の流れ自体は、図5に示す流れ図と同一である。そのため、本実施形態の電流検出装置10の動作についての説明は省略する。
本実施形態では、エイリアシング検出部13のサンプリング部130aは、ゲイン調整されたサンプリング結果を第1検出部11へ出力している。そして、第1検出部11では、直流検出信号からサンプリング結果である高周波成分の電圧信号を除去している。つまり、実施形態2と同様に、本実施形態のエイリアシング検出部13は、サンプリング結果である高周波成分の電圧信号を出力することで、エイリアシングの影響を減少させるように、第1検出部11を制御していることが分かる。
以上説明したように、本実施形態の第1検出部11は、被測定電流からエイリアシングの周波数と同一の周波数の周波数成分を除去するに先立って、サンプリングによって得られるエイリアシングの波形を補正することが好ましい。第1検出部11は、エイリアシングの補正に、第2検出部12と第1検出部11とのゲインの差を補正する補正値を用いる。
この構成によると、本実施形態の電流検出装置10は、第1検出部11と第2検出部12との出力のゲインが異なる場合であっても、交流検出信号から検出されたエイリアシング成分を、直流検出信号から除去することができる。
4.実施形態4
本実施形態における電流検出装置10について、実施形態3とは異なる点を中心に説明する。本実施形態の電流検出装置10の基本構成は、実施形態3と同じであり、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の電流検出装置10は、新たにフィルタ部15(交流用フィルタ部)を備えており、エイリアシング検出部13でのゲイン調整の方法が、実施形態3とは異なる。
以下、その異なる点を中心説明する。
本実施形態の電流検出装置10は、図7に示すように、さらにフィルタ部15を備えている。
フィルタ部15は、エイリアシング検出部13へ入力すべき交流検出信号の周波数帯域を制限するフィルタであり、例えばローパスフィルタである。
また、本実施形態のエイリアシング検出部13は、第1サンプリング部130b、第2サンプリング部130c、調整部132、第1記憶部133、算出部134および第2記憶部を備える。
第1サンプリング部130bは、フィルタ部15に入力される交流検出信号に対して、サンプリングクロックCL2でサンプリングを行う。第1サンプリング部130bは、サンプリング結果を算出部134へ出力する。
第2サンプリング部130cは、フィルタ部15から出力された交流検出信号に対して、サンプリングクロックCL2でサンプリングを行う。第2サンプリング部130cは、サンプリング結果を算出部134へ出力する。
第1記憶部133は、複数の周波数のそれぞれに対して、当該周波数と、フィルタ部15で処理される前の交流検出信号の電圧と処理された後の交流検出信号の電圧との比とを対応付けた第1テーブルを有している。
算出部134は、フィルタ部15で処理される前の交流検出信号の電圧(例えば、値Va)と処理された後の交流検出信号の電圧(例えば、値Vb)との比(Vb/Va)を算出する。算出部134は、その結果と対応付けられた周波数を第1記憶部133の第1テーブルから取得する。
第2記憶部135は、複数の周波数のそれぞれに対して、当該周波数と、ゲイン調整に用いられる補正値とを対応付けた第2テーブルを有している。
調整部132は、第1サンプリング部130bから出力される電圧信号のゲインと、検出回路102から出力される直流検出信号のゲインとが同一となるように、第1サンプリング部130bから出力される電圧信号に対してゲイン調整を行う。具体的には、調整部132は、算出部134で取得された周波数に対応する補正値を第2記憶部135の第2テーブルから取得する。調整部132は、第1サンプリング部130bで得られたサンプリング結果に対して第2テーブルから取得した補正値を乗算する。
次に本実施形態の電流検出装置10の動作について、図8に示す流れ図を用いて説明する。
クロック生成部100は、基準クロックCL1の周期の基準となる周波数を周波数faに設定する(ステップS200)。
変換回路101は、設定された周波数faで表される基準クロックCL1を基に、励磁電流を発生し、発生した励磁電流を検出電圧に変換する。検出回路102は、検出電圧に基づいて、導線40に流れる電流を検出する(ステップS205)。
第2検出部12は、被測定電流の交流成分を検出する(ステップS210)。
第1サンプリング部130bは、設定された周波数faの2倍の周波数であるサンプリングクロックCL2で、第2検出部12から出力され、フィルタ部15に入力される前の交流検出信号に対してサンプリングを行う(ステップS215)。
第2サンプリング部130cは、サンプリングクロックCL2で、フィルタ部15から出力された交流検出信号に対してサンプリングを行う(ステップS220)。
算出部134は、ステップS215で得られたサンプリング結果と、ステップS220で得られたサンプリング結果とを用いて算出処理を行う(ステップS225)。具体的には、算出部134は、フィルタ部15での処理前後のサンプリング結果(交流検出信号の電圧)から、交流検出信号の電圧比を算出する。
調整部132は、算出された電圧比に応じた補正値を第2記憶部135の第2テーブルから取得する(ステップS230)。
調整部132は、取得した補正値を用いて、第1サンプリング部130bから出力される電圧信号に対してゲイン調整を行う(ステップS235)。具体的には、調整部132は、第1サンプリング部130bで得られたサンプリング結果に対して第2テーブルから取得した補正値を乗算する。
除去部103は、補正後のサンプリング結果を用いて除去処理を行う(ステップS240)。具体的には、除去部103は、検出回路102から出力された直流検出信号から、エイリアシング検出部13から出力された補正後の高周波成分(周波数faの2倍の周波数成分)の電圧信号を除去する。
判定部14は、除去処理が施された直流検出信号に基づいて被測定電流が検出されたか否かを判定する(ステップS245)。そして、処理はステップS205へ戻る。
本実施形態では、エイリアシング検出部13は、ゲイン調整されたサンプリング結果を第1検出部11へ出力している。そして、第1検出部11では、直流検出信号からサンプリング結果である高周波成分の電圧信号を除去している。つまり、実施形態2と同様に、本実施形態のエイリアシング検出部13は、サンプリング結果である高周波成分の電圧信号を出力することで、エイリアシングの影響を減少させるように、第1検出部11を制御していることが分かる。
以上説明したように、本実施形態の電流検出装置10は、エイリアシング検出部13へ入力すべき交流検出信号の周波数帯域を制限するフィルタ部15(交流用フィルタ部)を備えることが好ましい。エイリアシング検出部13は、フィルタ部15に入力される交流検出信号についてサンプリングした際の電圧と、フィルタ部15で出力された交流検出信号についてサンプリングした際の電圧との比に基づいて、補正値を取得することが好ましい。
この構成によると、本実施形態の電流検出装置10は、第2検出部12から出力される交流検出信号が周波数特性を有する場合であっても、交流検出信号から検出されたエイリアシング成分を、直流検出信号から除去することができる。
5.実施形態5
本実施形態における電流検出装置10について、実施形態2とは異なる点を中心に説明する。本実施形態の電流検出装置10の基本構成は、実施形態2と同じであり、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の電流検出装置10では、第1検出部11の構成が、実施形態2とは異なる。
以下、その異なる点を中心説明する。
本実施形態の第1検出部11は、図9に示すように、クロック生成部100、変換回路101、検出回路102、除去部103およびタイミング制御部104を備える。
クロック生成部100、変換回路101、検出回路102および除去部103については、実施形態2と同様であるので、ここでの説明は省略する。
タイミング制御部104は、クロック生成部100がサンプリングクロックを出力するタイミングを制御する。具体的には、タイミング制御部104は、クロック生成部100がサンプリングクロックを出力するタイミングを、第1検出部11とエイリアシング検出部13とのそれぞれで検出される電流波形の位相差だけずらすように、クロック生成部100を制御する。
本実施形態の電流検出装置10の動作と、実施形態2とでは、サンプリングクロックの出力タイミングが制御される点が異なり、処理の流れそのものは、図5に示す流れ図と同一である。そのため、本実施形態の電流検出装置10の動作についての説明は省略する。
通常、エイリアシング検出部13に入力される交流検出信号の波形は、“sin{2π・2kfe・t+φ}”で表される。ここで、kは定数(整数)、feはサンプリングクロックの周波数、φは位相差、tは時間である。そして、位相差φだけ出力タイミングが制御されたサンプリングクロックの波形は、“sin(2π・2fe・t+φ)”で表され、位相差を考慮しないサンプリングクロックの波形は、“sin(2π・2fe・t)”で表される
位相差を考慮しない場合のサンプリング結果の電圧信号の波形は、sin{2π・2kfe・t+φ} × sin(2π・2fe・t) = [cos(φ)−cos{2π・(2k+1)fe・t+φ}]×1/2で表される。これによると、cos(φ)で示されるように、サンプリング結果の電圧レベルが位相差に依存していることが分かる。
一方、位相差を考慮した場合のサンプリング結果電圧信号の波形は、sin{2π・2kfe・t+φ} × sin(2π・2fe・t+φ) = [1−cos{2π・(2k+1)fe・t+2φ}]×1/2で表される。上述したサンプリング結果の波形と比較すると、上述したcos(φ)が定数“1”に置き換わっている。そのため、サンプリング結果の電圧レベルが位相差に依存しないことが分かる。
なお、本実施形態では、実施形態2の電流検出装置10の構成に、タイミング制御部104を追加する構成としているが、実施形態3の電流検出装置10の構成に、タイミング制御部104を追加してもよい。または、実施形態4の電流検出装置10の構成に、タイミング制御部104を追加してもよい。
本実施形態では、エイリアシング検出部13のサンプリング部130aは、直流検出信号との位相差が調整されたサンプリング結果を第1検出部11へ出力している。そして、第1検出部11では、直流検出信号からサンプリング結果である高周波成分の電圧信号を除去している。つまり、実施形態2と同様に、本実施形態のエイリアシング検出部13は、サンプリング結果である高周波成分の電圧信号を出力することで、エイリアシングの影響を減少させるように、第1検出部11を制御していることが分かる。
以上説明したように、本実施形態の第1検出部11は、サンプリングクロックを生成し、生成したサンプリングクロックを出力するタイミングを、交流検出信号と第1検出部11で出力される直流検出信号との位相差に応じて調整することが好ましい。
この構成によると、本実施形態の電流検出装置10は、交流検出信号と、直流検出信号との遅延時間を調整することができる。
6.実施形態6
本実施形態における電流検出装置10について、実施形態1とは異なる点を中心に説明する。本実施形態の電流検出装置10の基本構成は、実施形態1と同じであり、実施形態3と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の電流検出装置10では、第1検出部11の構成が、実施形態1とは異なる。
以下、その異なる点を中心説明する。
本実施形態の第1検出部11は、図10に示すように、クロック生成部100、変換回路101、検出回路102およびフィルタ部105(直流用フィルタ部)を備える。
クロック生成部100、変換回路101および検出回路102については、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
第2検出部12は、所定の周波数帯域に属する交流成分を検出する。
フィルタ部105は、検出回路102へ入力すべき励磁電流の周波数帯域を制限するフィルタであり、例えばローパスフィルタである。具体的には、フィルタ部105は、所定の周波数帯域の上限値より大きい高周波成分を、入力された励磁電流から除去する。
本実施形態の電流検出装置10の動作と、実施形態1とでは、検出回路102へ入力すべき励磁電流の周波数帯域を制限する点が異なり、処理の流れそのものは、図3に示す流れ図と同一である。そのため、本実施形態の電流検出装置10の動作についての説明は省略する。
なお、本実施形態では、フィルタ部105を実施形態1の第1検出部11に追加する構成としているが、実施形態2の第1検出部11してもよい。この場合、図11に示すように、フィルタ部105は、変換回路101と検出回路102との間に配置される。また、フィルタ部105は、実施形態1および実施形態2に限らず、実施形態3から実施形態5のいずれかの第1検出部11に、変換回路101と検出回路102との間に配置してもよい。
以上説明したように、本実施形態の第1検出部11は、以下のように機能することが好ましい。第2検出部12は、所定の周波数帯域に属する前記交流検出信号を出力する。第1検出部11は、励磁電流から、所定の周波数帯域の上限値より大きい高周波成分を除去し、高周波成分が除去された励磁電流を用いて被測定電流を検出する。
通常、第2検出部12は、所定の周波数帯域に属さない高周波成分のエイリアシングを検出することができない。そこで、この構成によると、本実施形態の電流検出装置10は、所定の周波数帯域の上限値より大きい高周波成分を励磁電流から除去する。そのため、本実施形態の電流検出装置10は、所定の周波数帯域の上限値より大きい高周波成分のエイリアシングを被測定電流として誤検出する可能性を低くすることができる。
7.変形例
以上、実施形態1から実施形態6に基づいて本発明について説明したが、本発明は上述した実施形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態において、判定部14は、被測定電流を検出したと判定する場合には、導線40で漏電が発生していることを通知することが好ましい。
これにより、ユーザは、導線40で漏電が発生していることを知ることができ、その後の対処、例えば導線40の交換等を早急に行うことができる。
(2)上記実施形態および変形例を組み合わせてもよい。
10 電流検出装置
11 第1検出部
12 第2検出部
13 エイリアシング検出部
14 判定部
15 フィルタ部(交流用フィルタ部)
40 導線

Claims (9)

  1. 導線に流れる被測定電流を検出する電流検出装置であって、
    所定の周波数の励磁電流を用いて、前記被測定電流を検出する第1検出部と、
    前記被測定電流の交流成分を交流検出信号として出力する第2検出部と、
    前記所定の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックで前記交流検出信号をサンプリングするエイリアシング検出部とを備える
    ことを特徴とする電流検出装置。
  2. 前記第1検出部は、前記エイリアシング検出部でエイリアシングが検出されると、前記所定の周波数とは別の周波数の前記励磁電流を用いて、前記被測定電流を検出し、
    前記第2検出部は、前記別の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックで前記サンプリングを行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置。
  3. 前記第1検出部は、
    前記エイリアシング検出部でエイリアシングが検出されると、前記被測定電流からエイリアシング成分を除去する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置。
  4. 前記第1検出部は、
    前記被測定電流から前記エイリアシングの周波数と同一の周波数の周波数成分を除去するに先立って、前記第2検出部と前記第1検出部とのゲインの差を補正する補正値を用いて前記サンプリングによって得られる前記エイリアシングの波形を補正する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電流検出装置。
  5. 前記エイリアシング検出部へ入力すべき交流検出信号の周波数帯域を制限する交流用フィルタ部を備え、
    前記エイリアシング検出部は、
    交流用フィルタ部に入力される前記交流検出信号についてサンプリングした際の電圧と、交流用フィルタ部で出力された前記交流検出信号についてサンプリングした際の電圧との比に基づいて、前記補正値を取得する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電流検出装置。
  6. 前記第1検出部は、
    前記サンプリングクロックを生成し、生成した前記サンプリングクロックを出力するタイミングを、前記交流検出信号と前記第1検出部で出力される直流検出信号との位相差に応じて調整する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電流検出装置。
  7. 前記第2検出部は、所定の周波数帯域に属する前記交流検出信号を出力し、
    前記第1検出部は、
    前記励磁電流から、前記所定の周波数帯域の上限値より大きい高周波成分を除去し、前記高周波成分が除去された前記励磁電流を用いて前記被測定電流を検出する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の電流検出装置。
  8. 前記第1検出部で出力される直流検出信号を用いて、前記導線で漏電が発生しているか否かを判定する判定部を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の電流検出装置。
  9. 導線に流れる被測定電流を検出する電流検出方法であって、
    所定の周波数の励磁電流を用いて、前記被測定電流を検出する第1検出処理と、
    前記被測定電流の交流成分を交流検出信号として出力する第2検出処理と、
    前記所定の周波数の2倍の周波数のサンプリングクロックで前記交流検出信号をサンプリングするエイリアシング検出処理とを含む
    ことを特徴とする電流検出方法。
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