JP2017150454A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

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朋広 脇田
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Abstract

【課題】冷媒の流れの妨げを抑えつつも、冷媒からのオイルの分離能力を向上させること。
【解決手段】衝突壁41が、回転軸17の軸方向において軸内通路32の少なくとも一部に重なっている。軸内通路32を通過して回転体40の内部に流れ込んだ冷媒において、回転軸17の軸線L寄りを通過する冷媒は、衝突壁41に衝突するため、回転体40の内部において、回転軸17の軸線L寄りを通過する冷媒に含まれるオイルが分離される。衝突壁41が、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32に最も近い第2連結部41bの頂部411bから回転軸17の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の下流側に向けて傾斜するように回転体40内に形成されている。このため、衝突壁41に衝突した冷媒の流れが妨げられ難く、衝突壁41に沿ってスムーズに開口42へ導かれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、斜板室に収容された斜板が回転軸からの駆動力を得て回転する斜板式圧縮機に関する。
斜板式圧縮機は、斜板室、吸入室、吐出室、及び複数のシリンダボアが形成されたシリンダブロックを有するハウジングと、ハウジングに回転可能に支持される回転軸とを備えている。斜板室には、回転軸からの駆動力を得て回転する斜板が収容されている。各シリンダボアにはピストンが往復動可能に収納されている。各ピストンは、一対のシューを介して斜板の外周部に係留されている。回転軸の回転に伴う斜板の回転運動は、シューを介してピストンの往復直線運動に変換される。そして、ピストンの上死点から下死点への移動により、吸入室からシリンダボアに冷媒が吸入されるとともに、ピストンの下死点から上死点への移動によりシリンダボア内の冷媒が所定の圧力にまで圧縮されて吐出室に吐出される。
斜板式圧縮機は、吐出室から斜板室に至る給気通路と、斜板室から吸入室に至る抽気通路とを有する。冷媒には、斜板室内の斜板やシュー等の各摺動部品の潤滑のために用いられるオイル(潤滑油)が含まれている。ここで、吐出室に吐出された冷媒が、外部冷媒回路に吐出される際に、オイルが冷媒と共に外部冷媒回路に吐出されると、オイルが凝縮器や蒸発器の内壁等に付着して、凝縮器や蒸発器における熱交換効率が低下してしまう。そこで、斜板式圧縮機は、オイルが冷媒と共に外部冷媒回路に吐出されてしまうことを抑制するために、冷媒に含まれるオイルを冷媒から分離するオイルセパレータを備えている。
従来から、例えば、オイルセパレータを吐出室と外部冷媒回路との間に配設し、オイルセパレータと斜板室とを給気通路を用いて連通させたものが知られている。オイルセパレータによって冷媒から分離されたオイルは、給気通路を介して斜板室に供給される。そして、斜板室に供給されたオイルは、斜板室内の各摺動部品の潤滑に寄与し、斜板室から抽気通路を介して吸入室に排出される。この場合、斜板室から抽気通路を介して吸入室に排出されたオイルは、冷媒と共に圧縮室、吐出室を経由してオイルセパレータに至り、オイルセパレータによって再び冷媒から分離されて、給気通路を介して斜板室に戻されることになる。よって、斜板室から一旦排出されたオイルが斜板室に戻されるまでに時間がかかり、斜板室内のオイルが少なくなりがちである。
そこで、斜板室から排出されたオイルを速やかに回収して斜板室へ戻すようにしたものが、例えば特許文献1に開示されている。図7に示すように、回転軸101には、抽気通路102の一部を構成する軸内通路101aが形成されている。回転軸101の端部には、筒状のオイルセパレータ103(回転体)が連結されている。オイルセパレータ103は、抽気通路102上に配置されるとともに回転軸101と一体的に回転する。軸内通路101aとオイルセパレータ103の内部とは連通している。シリンダブロック104には、オイルセパレータ103を収容するオイル室104aが形成されている。オイル室104aは、オイル戻し通路105を介して斜板室106に連通している。
そして、斜板室106から抽気通路102を介して吸入室107に排出される冷媒に含まれるオイルは、オイルセパレータ103を通過する際に、回転軸101の回転に伴って回転するオイルセパレータ103によって、冷媒から遠心分離される。詳細には、軸内通路101aを通過してオイルセパレータ103の内部に流れ込んだ冷媒に含まれるオイルが、オイルセパレータ103の内壁面に接触して内壁面に付着することにより、オイルが冷媒から分離される。このように、冷媒から遠心分離されたオイルは、オイル室104a及びオイル戻し通路105を介して斜板室106に戻される。よって、抽気通路102を流れる冷媒からオイルを分離するため、斜板室106から一旦排出されたオイルが斜板室106に戻されるまでにかかる時間が短くなり、斜板室106内のオイルが少なくなることが抑制される。
特開2002−213350号公報
ところで、特許文献1では、軸内通路101aを通過してオイルセパレータ103の内部に流れ込んだ冷媒において、回転軸101の軸線寄りを通過する冷媒に含まれるオイルは、オイルセパレータ103の内壁面に接触し難く、冷媒から遠心分離され難くなっている。また、冷媒の流れの妨げは、斜板式圧縮機の運転効率を悪化させる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、冷媒の流れの妨げを抑えつつも、冷媒からのオイルの分離能力を向上させることができる斜板式圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決する斜板式圧縮機は、斜板室、吸入室、吐出室、及び複数のシリンダボアが形成されるシリンダブロックを有するハウジングと、前記ハウジングに回転可能に支持される回転軸と、前記斜板室に収容されるとともに前記回転軸からの駆動力を得て回転する斜板と、前記吐出室から前記斜板室に至る給気通路と、前記斜板室から前記吸入室に至る抽気通路と、前記抽気通路の一部を構成するとともに前記回転軸に形成される軸内通路と、前記抽気通路上に配置されるとともに前記回転軸の端部に連結され、内部が前記軸内通路に連通する筒状の回転体と、前記回転軸の回転に伴って前記回転体が回転することで冷媒から遠心分離されたオイルが導入されるオイル室と、前記オイル室と前記斜板室とを連通するオイル戻し通路と、を備えた斜板式圧縮機であって、前記回転体の内壁面には衝突壁が設けられており、前記衝突壁は、前記回転軸の軸方向において前記軸内通路の少なくとも一部に重なっており、前記衝突壁によって、前記回転体の内部における前記衝突壁よりも前記冷媒の流れ方向の上流側の領域と前記回転体の内部における前記衝突壁よりも前記冷媒の流れ方向の下流側の領域とを繋ぐ開口が形成されており、前記衝突壁は、前記衝突壁における前記内壁面との連結部位において、前記軸内通路に最も近い部位から前記回転軸の径方向内側に向けて延出するとともに、前記冷媒の流れ方向の下流側に向けて傾斜するように前記回転体内に形成されている。
これによれば、軸内通路を通過して回転体の内部に流れ込んだ冷媒において、回転軸の軸線寄りを通過する冷媒が衝突壁に衝突して、冷媒に含まれるオイルが衝突壁に付着する。これにより、回転体の内部において、回転軸の軸線寄りを通過する冷媒に含まれるオイルを分離することができる。また、衝突壁が、衝突壁における内壁面との連結部位において、軸内通路に最も近い部位から回転軸の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の下流側に向けて傾斜するように回転体内に形成されている。これによれば、例えば、衝突壁が、衝突壁における内壁面との連結部位において、軸内通路に最も遠い部位から回転軸の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の上流側に向けて傾斜するように回転体内に形成されている場合に比べて、衝突壁に衝突した冷媒の流れが妨げられ難く、衝突壁に沿ってスムーズに開口へ導かれる。よって、冷媒の流れの妨げを抑えつつも、冷媒からのオイルの分離能力を向上させることができる。
上記斜板式圧縮機において、前記衝突壁は、前記回転軸の軸方向において前記回転軸の軸線に重なっていることが好ましい。
これによれば、軸内通路を通過して回転体の内部に流れ込んだ冷媒において、回転軸の軸線寄りを通過する冷媒が衝突壁に衝突し易くなり、回転軸の軸線寄りを通過する冷媒に含まれるオイルを分離し易くすることができる。
上記斜板式圧縮機において、前記内壁面には、前記衝突壁が二つ設けられており、二つの衝突壁は、前記内壁面において、前記回転軸の軸線を挟んだ前記回転軸の径方向両側にそれぞれ設けられていることが好ましい。
これによれば、衝突壁が一つの場合に比べて、回転体の内部を通過する冷媒からオイルを分離し易くすることができる。
上記斜板式圧縮機において、前記二つの衝突壁は、前記回転軸の軸方向において互いにずれた位置に配置されていることが好ましい。
これによれば、冷媒の流れ方向において一つ目の衝突壁によって分離し切れなかった冷媒に含まれるオイルを、冷媒の流れ方向において二つ目の衝突壁によって冷媒から分離することができる。
上記斜板式圧縮機において、前記回転体における前記衝突壁よりも前記冷媒の流れ方向の上流側には、前記回転体の内部と前記オイル室とを連通する連通孔が形成されていることが好ましい。
これによれば、冷媒が衝突壁に衝突したことによって冷媒から分離されたオイルを、回転体の内部から連通孔を介してオイル室に導入し易くすることができ、オイル室からオイル戻し通路を介して斜板室にオイルを速やかに戻すことができる。
上記斜板式圧縮機において、前記内壁面は、前記冷媒の流れ方向の下流側に向かうにつれて拡径していくことが好ましい。
これによれば、内壁面が回転軸の軸線に沿って延びている場合に比べると、回転体の内部に流れ込んだ冷媒が内壁面に沿って旋回し易くなり、冷媒に含まれるオイルが、回転体の内部で冷媒から遠心分離し易くなる。よって、冷媒からのオイルの分離能力をさらに向上させることができる。
この発明によれば、冷媒の流れの妨げを抑えつつも、冷媒からのオイルの分離能力を向上させることができる。
実施形態における可変容量型斜板式圧縮機を示す側断面図。 可変容量型斜板式圧縮機の一部拡大側断面図。 図2における3−3線断面図。 別の実施形態における可変容量型斜板式圧縮機の一部拡大側断面図。 別の実施形態における可変容量型斜板式圧縮機の一部拡大側断面図。 別の実施形態における可変容量型斜板式圧縮機の一部拡大側断面図。 従来例における可変容量型斜板式圧縮機の一部拡大側断面図。
以下、斜板式圧縮機を可変容量型斜板式圧縮機に具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。なお、本実施形態の斜板式圧縮機は、車両に搭載されるとともに車両空調装置に用いられる。
図1に示すように、可変容量型斜板式圧縮機10のハウジング11は、シリンダブロック12と、シリンダブロック12の一端(前端)に連結されたフロントハウジング13と、シリンダブロック12の他端(後端)に弁・ポート形成体14を介して連結されたリヤハウジング15とを備えている。ハウジング11内において、シリンダブロック12とフロントハウジング13とで囲まれた空間には斜板室16が区画されている。また、ハウジング11内には、回転軸17が収容されている。
フロントハウジング13には、回転軸17が貫通する貫通孔13aが形成されている。貫通孔13a内におけるフロントハウジング13と回転軸17の一端側との間には、ラジアルベアリング17aが設けられている。回転軸17の一端側は、ラジアルベアリング17aを介してフロントハウジング13に回転可能に支持されている。シリンダブロック12には、回転軸17の他端部が挿通される挿通孔12hが形成されている。挿通孔12h内におけるシリンダブロック12と回転軸17の他端部との間には、ラジアルベアリング17bが配設されている。回転軸17の他端部は、ラジアルベアリング17bを介してシリンダブロック12に回転可能に支持されている。
貫通孔13a内におけるフロントハウジング13と回転軸17との間には、軸封装置13sが設けられている。軸封装置13sは、回転軸17の軸方向において、ラジアルベアリング17aよりも斜板室16とは反対側に配置されている。回転軸17の一端は、貫通孔13aを介してフロントハウジング13から外部へ突出しており、動力伝達機構PTを介して外部駆動源としての車両のエンジンEに連結されている。本実施形態では、動力伝達機構PTは、常時伝達型のクラッチレス機構(例えばベルト及びプーリの組合せ)である。
斜板室16内において、回転軸17にはラグプレート18が一体的に回転可能に設けられている。ラグプレート18は、スラストベアリング18aを介してフロントハウジング13の端壁13eに当接している。斜板室16には、回転軸17から駆動力を得て回転するとともに、回転軸17の軸線Lに直交する方向に対して傾動可能な斜板19が収容されている。斜板19は、斜板室16内において、スライド移動可能に回転軸17に支持されている。
ラグプレート18と斜板19との間には、回転軸17の軸線Lに直交する方向に対する斜板19の傾斜角度(斜板19の傾角)を減少させる方向へ斜板19を付勢する付勢ばね20が配設されている。さらに、ラグプレート18と斜板19との間には、ヒンジ機構21が介在されている。そして、斜板19は、付勢ばね20の付勢力、ヒンジ機構21を介したラグプレート18との間でのヒンジ連結、及び回転軸17の支持により、ラグプレート18及び回転軸17と同期して回転可能であるとともに、回転軸17の軸方向へのスライド移動を伴いながら回転軸17に対し傾動可能となっている。
シリンダブロック12には、シリンダブロック12の軸方向に貫通形成されるシリンダボア12aが回転軸17の周囲に複数(図1では1つのシリンダボア12aのみ図示)配列されている。各シリンダボア12aにはピストン22が往復動可能にそれぞれ収納されている。各シリンダボア12aの両開口は、弁・ポート形成体14及びピストン22によって閉塞されている。そして、各シリンダボア12a内にはピストン22の往復動に応じて体積変化する圧縮室23が区画されている。各ピストン22は、一対のシュー24を介して斜板19の外周部に係留されている。そして、回転軸17の回転にともなう斜板19の回転運動が、シュー24を介してピストン22の往復直線運動に変換される。
リヤハウジング15と弁・ポート形成体14との間には、環状の吐出室25が区画されるとともに、この吐出室25の内側に、吸入室26が区画されている。また、弁・ポート形成体14には、吐出室25に連通する吐出ポート25h、及び吐出ポート25hを開閉する吐出弁25vが形成されるとともに、吸入室26に連通する吸入ポート26h、及び吸入ポート26hを開閉する吸入弁26vが形成されている。
そして、吸入室26の冷媒は、ピストン22の上死点から下死点への移動により、吸入ポート26h及び吸入弁26vを介してシリンダボア12aに吸入される。シリンダボア12aに吸入された冷媒は、ピストン22の下死点から上死点への移動により所定の圧力にまで圧縮されるとともに、吐出ポート25hから吐出弁25vを押し退けて吐出室25に吐出される。冷媒には、斜板室16内の斜板19やシュー24等の各摺動部品の潤滑のために用いられるオイル(潤滑油)が含まれている。
可変容量型斜板式圧縮機10は、吐出室25から斜板室16に至る給気通路27を備えている。給気通路27は、リヤハウジング15、弁・ポート形成体14及びシリンダブロック12を貫通している。給気通路27は、吐出室25の冷媒を斜板室16に供給する。リヤハウジング15には、電磁式の容量制御弁27vが取り付けられている。容量制御弁27vは、給気通路27に設けられている。本実施形態の容量制御弁27vは、吸入室26から容量制御弁27vに供給される冷媒の圧力(吸入圧力)を感知することで弁体が移動して弁開度が調整されている。
挿通孔12h内において、回転軸17の軸方向におけるラジアルベアリング17bよりも弁・ポート形成体14側は、オイル室30になっている。オイル室30は、ラジアルベアリング17bとシリンダブロック12との隙間31を介して斜板室16に連通している。また、オイル室30と吸入室26とは、弁・ポート形成体14に形成された絞り通路14sを介して連通している。
回転軸17の他端部である小径部17sは、オイル室30内に突出している。小径部17sには、筒状の回転体40が連結されている。回転体40は、オイル室30内に収容されている。また、回転軸17には軸内通路32が形成されている。軸内通路32は、回転軸17の径方向に沿って延びる第1通路32aと、第1通路32aに連通するとともに回転軸17の軸方向に沿って延びる第2通路32bとから構成されている。第1通路32aは、斜板室16に開口している。第2通路32bは、回転体40の内部に開口している。よって、回転体40の内部は軸内通路32に連通している。
斜板室16と吸入室26とは、軸内通路32、回転体40の内部、オイル室30及び絞り通路14sを介して連通している。よって、軸内通路32、回転体40の内部、オイル室30及び絞り通路14sは、斜板室16から吸入室26に至る抽気通路28を構成している。したがって、軸内通路32は、抽気通路28の一部を構成している。また、回転体40は、抽気通路28上に配置されている。抽気通路28は、斜板室16の冷媒を吸入室26に排出する。
可変容量型斜板式圧縮機10において、エアコンスイッチがOFFされて、容量制御弁27vへの通電が停止されている状態では、容量制御弁27vは、給気通路27を開放する開弁状態となる。そして、給気通路27を介した吐出室25から斜板室16への冷媒の供給が行われて、斜板室16の圧力が吐出室25の圧力に近づく。これにより、斜板19の傾角が小さくなって、ピストン22のストロークが小さくなり、吐出容量が減少する。
一方、エアコンスイッチがONされて、容量制御弁27vへの通電が行われると、容量制御弁27vは、給気通路27を閉鎖する閉弁状態となる。これにより、給気通路27を介した吐出室25から斜板室16への冷媒の供給が行われなくなり、斜板室16内の冷媒が、抽気通路28を介して吸入室26に排出され、斜板室16の圧力が吸入室26の圧力に近づく。その結果、斜板19の傾角が大きくなって、ピストン22のストロークが大きくなり、吐出容量が増大する。
このように、斜板室16は、斜板19の傾角を変更させる制御圧室として機能している。そして、本実施形態の可変容量型斜板式圧縮機10では、給気通路27に容量制御弁27vを配設し、容量制御弁27vの弁開度を調節して、吐出室25から給気通路27を介して斜板室16に供給される冷媒の供給量を制御することで、斜板室16の圧力を制御する、所謂「入れ側制御」が行われている。
図2に示すように、回転体40は、回転体40の内壁面40aが、冷媒の流れ方向の下流側に向かうにつれて拡径していく略円錐状である。なお、回転体40の内部に流れ込んだ冷媒は、回転体40の内部において軸内通路32とは反対側(弁・ポート形成体14側)に向けて流れていく。回転体40における弁・ポート形成体14側の端部には、環状のフランジ40fが形成されている。フランジ40fにおける弁・ポート形成体14側の端面には、凹部40gが複数形成されている。複数の凹部40gは、回転軸17の周方向において所定の間隔を置いて配置されている。回転体40の内部とオイル室30とは各凹部40gを介して連通している。回転体40は、回転軸17を軸方向において位置決めしている。
斜板室16から抽気通路28を介して吸入室26に排出される冷媒に含まれるオイルは、斜板室16から軸内通路32を介して回転体40の内部を通過する際に、回転軸17の回転に伴って回転する回転体40の内部で旋回して、冷媒から遠心分離される。詳細には、軸内通路32を通過して回転体40の内部に流れ込んだ冷媒に含まれるオイルが、回転体40の内壁面40aに接触して内壁面40aに付着することにより、オイルが冷媒から分離される。このように、冷媒から遠心分離されたオイルは、回転体40の内部から各凹部40g、オイル室30及び隙間31を介して斜板室16に戻される。よって、オイル室30には、回転軸17の回転に伴って回転体40が回転することで冷媒から遠心分離されたオイルが導入される。そして、隙間31は、オイル室30と斜板室16とを連通するオイル戻し通路として機能している。
図3に示すように、回転体40の内壁面40aは断面視円筒状である。回転体40の内壁面40aには、平板状の衝突壁41が設けられている。衝突壁41は、略半円状(半月状)であり、回転軸17の軸方向において軸内通路32の少なくとも一部に重なっている。本実施形態では、衝突壁41は、回転軸17の軸方向において軸内通路32の全ての領域に重なっている。よって、衝突壁41は、回転軸17の軸方向において回転軸17の軸線Lに重なっている。
衝突壁41は、回転軸17の周方向において所定の間隔を置いて回転体40の内壁面40aに連結される第1連結部41a、第2連結部41b及び第3連結部41cを外周部に有している。第1連結部41aと第2連結部41bとは、回転軸17の周方向において90度離れた位置に配置されるとともに、第2連結部41bと第3連結部41cとは、回転軸17の周方向において90度離れた位置に配置されている。
第1連結部41a、第2連結部41b及び第3連結部41cにおける内壁面40aとの連結部位は、内壁面40aに沿って延びている。衝突壁41は、内壁面40aに対して、第2連結部41bが、第1連結部41a及び第3連結部41cよりも、回転軸17の軸方向において軸内通路32に近い位置に配置されるように設けられている。詳細には、第2連結部41bにおける内壁面40aとの連結部位の頂部411bは、第2連結部41bにおける衝突壁41の内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32に最も近い位置に配置されている。第1連結部41a及び第3連結部41cにおける内壁面40aとの連結部位の第2連結部41bから回転軸17の周方向で最も離れた縁部411a,411cは、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32から最も離れた位置に配置されている。
衝突壁41は、第1連結部41aの縁部411aと第3連結部41cの縁部411cとを直線状に繋ぐ連繋縁部41dを有する。そして、連繋縁部41dと回転体40の内壁面40aとによって、回転体40の内部における衝突壁41よりも冷媒の流れ方向の上流側の領域Z1と回転体40の内部における衝突壁41よりも冷媒の流れ方向の下流側の領域Z2とを繋ぐ開口42が形成されている。
図2に示すように、衝突壁41は、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32に最も近い第2連結部41bの頂部411bから回転軸17の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の下流側に向けて傾斜するように回転体40内に形成されている。そして、開口42は、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32に最も近い第2連結部41bの頂部411bよりも軸内通路32から離れた位置にある。
図3に示すように、回転軸17の周方向において隣り合う第1連結部41aと第2連結部41bとの間には、衝突壁41と内壁面40aとによって第1補助開口42aが形成されている。また、回転軸17の周方向において隣り合う第2連結部41bと第3連結部41cとの間には、衝突壁41と内壁面40aとによって第2補助開口42bが形成されている。第1補助開口42a及び第2補助開口42bは、両領域Z1,Z2同士を繋ぐ。第1補助開口42a及び第2補助開口42bは、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32に最も近い第2連結部41bの頂部411bよりも軸内通路32から離れた位置にある。
図2に示すように、回転体40における衝突壁41よりも冷媒の流れ方向の上流側には、回転体40の内部とオイル室30とを連通する連通孔40hが形成されている。連通孔40hは、第2連結部41bの頂部411bに隣接する位置に配置されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
衝突壁41が、回転軸17の軸方向において軸内通路32の少なくとも一部に重なっている。このため、軸内通路32を通過して回転体40の内部に流れ込んだ冷媒において、回転軸17の軸線L寄りを通過する冷媒は、衝突壁41に衝突して、冷媒に含まれるオイルが衝突壁41に付着する。これにより、回転体40の内部において、回転軸17の軸線L寄りを通過する冷媒に含まれるオイルが分離される。衝突壁41に付着したオイルは、回転体40の回転に伴う遠心力によって、内壁面40aに向けて流れる。そして、オイルは、連通孔40hを介してオイル室30に導入されたり、内壁面40aを伝って各凹部40gを介してオイル室30に導入されたりする。
また、衝突壁41が、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32に最も近い第2連結部41bの頂部411bから回転軸17の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の下流側に向けて傾斜するように回転体40内に形成されている。例えば、衝突壁41が、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位において、軸内通路32に最も遠い部位から回転軸17の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の上流側に向けて傾斜するように回転体40内に形成されている場合を考える。この場合に比べて、衝突壁41に衝突した冷媒の流れが妨げられ難く、衝突壁41に沿ってスムーズに開口42へ導かれる。よって、衝突壁41に衝突した冷媒が開口42を介して回転体40の内部における衝突壁41よりも冷媒の流れ方向の下流側の領域Z2に流れ易い。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)衝突壁41が、回転軸17の軸方向において軸内通路32の少なくとも一部に重なっている。これによれば、軸内通路32を通過して回転体40の内部に流れ込んだ冷媒において、回転軸17の軸線L寄りを通過する冷媒は、衝突壁41に衝突して、冷媒に含まれるオイルが衝突壁41に付着する。これにより、回転体40の内部において、回転軸17の軸線L寄りを通過する冷媒に含まれるオイルを分離することができる。また、衝突壁41が、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32に最も近い第2連結部41bの頂部411bから回転軸17の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の下流側に向けて傾斜するように回転体40内に形成されている。例えば、衝突壁41が、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位において、軸内通路32に最も遠い部位から回転軸17の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の上流側に向けて傾斜するように回転体40内に形成されている場合を考える。この場合に比べて、衝突壁41に衝突した冷媒の流れが妨げられ難く、衝突壁41に沿ってスムーズに開口42へ導かれる。よって、冷媒の流れの妨げを抑えつつも、冷媒からのオイルの分離能力を向上させることができる。
(2)衝突壁41は、回転軸17の軸方向において回転軸17の軸線Lに重なっている。これによれば、軸内通路32を通過して回転体40の内部に流れ込んだ冷媒において、回転軸17の軸線L寄りを通過する冷媒が衝突壁41に衝突し易くなり、回転軸17の軸線L寄りを通過する冷媒に含まれるオイルを分離し易くすることができる。
(3)回転体40における衝突壁41よりも冷媒の流れ方向の上流側には、回転体40の内部とオイル室30とを連通する連通孔40hが形成されている。これによれば、冷媒が衝突壁41に衝突したことによって冷媒から分離されたオイルを、回転体40の内部から連通孔40hを介してオイル室30に導入し易くすることができ、オイル室30から隙間31を介して斜板室16にオイルを速やかに戻すことができる。
(4)内壁面40aは、冷媒の流れ方向の下流側に向かうにつれて拡径していく。これによれば、内壁面40aが回転軸17の軸線Lに沿って延びている場合に比べると、回転体40の内部に流れ込んだ冷媒が内壁面40aに沿って旋回し易くなり、冷媒に含まれるオイルが、回転体40の内部で冷媒から遠心分離し易くなる。よって、冷媒からのオイルの分離能力をさらに向上させることができる。
(5)回転軸17の周方向において隣り合う第1連結部41aと第2連結部41bとの間には、衝突壁41と内壁面40aとによって第1補助開口42aが形成されている。また、回転軸17の周方向において隣り合う第2連結部41bと第3連結部41cとの間には、衝突壁41と内壁面40aとによって第2補助開口42bが形成されている。これによれば、衝突壁41に衝突した冷媒が第1補助開口42a及び第2補助開口42bを介して回転体40の内部における衝突壁41よりも冷媒の流れ方向の下流側の領域Z2に流れるため、冷媒の流れの妨げを抑え易くすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図4に示すように、内壁面40aに、衝突壁41が二つ設けられており、二つの衝突壁41は、内壁面40aにおいて、回転軸17の軸線Lを挟んだ回転軸17の径方向両側にそれぞれ設けられていてもよい。これによれば、衝突壁41が一つの場合に比べて、回転体40の内部を通過する冷媒からオイルを分離し易くすることができる。さらに、二つの衝突壁41が、回転軸17の軸方向において互いにずれた位置に配置されていてもよい。これによれば、冷媒の流れ方向において一つ目の衝突壁41によって分離し切れなかった冷媒に含まれるオイルを、冷媒の流れ方向において二つ目の衝突壁41によって冷媒から分離することができる。
○ 図4に示す実施形態において、二つの衝突壁41が、回転軸17の軸方向において互いにずれておらず、回転軸17の軸方向において同じ位置に配置されていてもよい。この場合、二つの衝突壁41は、回転軸17の軸方向において回転軸17の軸線Lに重なっておらず、二つの衝突壁41における連繋縁部41d同士の間に、両領域Z1,Z2同士を繋ぐ開口が形成される。
○ 図5に示すように、回転体40の内壁面40aに、傘状の衝突壁51が設けられていてもよい。衝突壁51は、軸内通路32から離間する方向に凸となっている。衝突壁51の外周縁全周は、内壁面40aに連結されている。回転軸17の軸方向において、衝突壁51における回転軸17の軸線Lに重なる部位は、軸内通路32から最も離れている。よって、衝突壁51は、外周縁全周から回転軸17の径方向内側に向けて延出するとともに、冷媒の流れ方向の下流側に向けて傾斜するように回転体40内に形成されている。衝突壁51における回転軸17の軸線L周りには、複数の開口52が形成されている。よって、各開口52は、衝突壁51における内壁面40aとの連結部位である外周縁全周よりも軸内通路32から離れた位置にある。各開口52は、両領域Z1,Z2を繋ぐ。そして、衝突壁51における複数の開口52よりも回転軸17の軸線L寄りの部位は、回転軸17の軸方向において軸内通路32の一部に重なっている。図5に示す実施形態では、各開口52の一部も、回転軸17の軸方向において軸内通路32の一部に重なっているが、各開口52は、回転軸17の軸方向において軸内通路32と重ならない位置に配置されていてもよい。
○ 図6に示すように、回転体50が、内壁面50aが回転軸17の軸線Lに沿って延びている円筒状であってもよい。内壁面50aには、例えば、図1〜図3に示す実施形態のような衝突壁41が設けられている。
○ 実施形態において、衝突壁41が、回転軸17の軸方向において回転軸17の軸線Lに重なっておらず、回転軸17の軸方向において軸内通路32の一部に重なっていてもよい。
○ 実施形態において、衝突壁41が、第2連結部41bから連繋縁部41dまでの間で湾曲しながら延びるものであってもよい。例えば、第2連結部41bから軸内通路32に向けて膨らみながら軸内通路32から離れる方向へ湾曲して延びていてもよいし、第2連結部41bから軸内通路32とは反対側に向けて膨らみながら軸内通路32から離れる方向へ湾曲して延びていてもよい。これらの場合であっても、連繋縁部41dと回転体40の内壁面40aとによって形成される開口42は、衝突壁41における内壁面40aとの連結部位のうち、回転軸17の軸方向において軸内通路32に最も近い第2連結部41bの頂部411bよりも軸内通路32から離れた位置にある。
○ 実施形態において、回転体40に連通孔40hを設けなくてもよい。
○ 実施形態において、第1補助開口42a及び第2補助開口42bが無くてもよい。
○ 実施形態において、オイル室30と斜板室16とを連通するオイル戻し通路を、隙間31とは別に設けてもよい。例えば、オイル室30と給気通路27とを連通させて、給気通路27の一部をオイル戻し通路として機能させてもよい。
○ 実施形態において、抽気通路28に容量制御弁を配設し、可変容量型斜板式圧縮機10を、容量制御弁の弁開度を調節して、斜板室16から抽気通路28を介して吸入室26に排出される冷媒の排出量を制御することで、斜板室16の圧力を制御する、所謂「抜き側制御」を行う構成としてもよい。
○ 実施形態において、斜板室16とは別に制御圧室を形成し、この制御圧室の圧力の制御を行うことで斜板19の傾角の変更が行われる構成にしてもよい。
○ 実施形態において、動力伝達機構PTは、外部からの電気制御によって動力の伝達及び遮断を選択可能なクラッチ機構であってもよい。
○ 実施形態において、ピストン型斜板式圧縮機は、固定容量型であってもよい。
○ 実施形態において、可変容量型斜板式圧縮機10は、車両空調装置に用いられなくてもよく、その他の空調装置に用いられてもよい。
Z1,Z2…領域、10…斜板式圧縮機である可変容量型斜板式圧縮機、11…ハウジング、12…シリンダブロック、12a…シリンダボア、16…斜板室、17…回転軸、19…斜板、25…吐出室、26…吸入室、27…給気通路、28…抽気通路、30…オイル室、31…オイル戻し通路として機能する隙間、32…軸内通路、40,50…回転体、40a,50a…内壁面、40h…連通孔、41,51…衝突壁、42,52…開口。

Claims (6)

  1. 斜板室、吸入室、吐出室、及び複数のシリンダボアが形成されるシリンダブロックを有するハウジングと、
    前記ハウジングに回転可能に支持される回転軸と、
    前記斜板室に収容されるとともに前記回転軸からの駆動力を得て回転する斜板と、
    前記吐出室から前記斜板室に至る給気通路と、
    前記斜板室から前記吸入室に至る抽気通路と、
    前記抽気通路の一部を構成するとともに前記回転軸に形成される軸内通路と、
    前記抽気通路上に配置されるとともに前記回転軸の端部に連結され、内部が前記軸内通路に連通する筒状の回転体と、
    前記回転軸の回転に伴って前記回転体が回転することで冷媒から遠心分離されたオイルが導入されるオイル室と、
    前記オイル室と前記斜板室とを連通するオイル戻し通路と、を備えた斜板式圧縮機であって、
    前記回転体の内壁面には衝突壁が設けられており、
    前記衝突壁は、前記回転軸の軸方向において前記軸内通路の少なくとも一部に重なっており、
    前記衝突壁によって、前記回転体の内部における前記衝突壁よりも前記冷媒の流れ方向の上流側の領域と前記回転体の内部における前記衝突壁よりも前記冷媒の流れ方向の下流側の領域とを繋ぐ開口が形成されており、
    前記衝突壁は、前記衝突壁における前記内壁面との連結部位において、前記軸内通路に最も近い部位から前記回転軸の径方向内側に向けて延出するとともに、前記冷媒の流れ方向の下流側に向けて傾斜するように前記回転体内に形成されていることを特徴とする斜板式圧縮機。
  2. 前記衝突壁は、前記回転軸の軸方向において前記回転軸の軸線に重なっていることを特徴とする請求項1に記載の斜板式圧縮機。
  3. 前記内壁面には、前記衝突壁が二つ設けられており、
    二つの衝突壁は、前記内壁面において、前記回転軸の軸線を挟んだ前記回転軸の径方向両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の斜板式圧縮機。
  4. 前記二つの衝突壁は、前記回転軸の軸方向において互いにずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の斜板式圧縮機。
  5. 前記回転体における前記衝突壁よりも前記冷媒の流れ方向の上流側には、前記回転体の内部と前記オイル室とを連通する連通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の斜板式圧縮機。
  6. 前記内壁面は、前記冷媒の流れ方向の下流側に向かうにつれて拡径していくことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の斜板式圧縮機。
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