JP2017150302A - 目隠し板 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震時に天井と天井、天井と壁、又は天井と照明や空調機などの設備機器の揺れの違いによる天井の脱落や破損を防ぐ目隠し板を提供する。
【解決手段】天井面と天井面との間、天井面と壁との間、又は天井面と照明や空調機などの設備機器との間に設けた隙間を覆う目隠し板3であって、目隠し板3は、天井面と天井面のいずれか一方、天井面と壁のいずれか一方、又は天井面と設備機器のいずれか一方に固定される取付部4と、天井面と天井面のいずれか他方、天井面と壁のいずれか他方、又は天井面と設備機器のいずれか他方と所定間隔を有して配置される被覆部20と、取付部4の上部に備えた溝部30と、溝部30に装着された雄螺子部材35と、雄螺子部材35を天井面又は壁に備えた金具39に取り付ける雌螺子部材37とを備える。
【選択図】図13

Description

本発明は、天井に設けた隙間を目隠しし、天井と天井の干渉を防止する目隠し板に関する。
今までは地震時の天井と天井、天井と壁、又は天井と照明や空調機などの設備機器の揺れの違いによる天井の脱落や破損を防ぐ為の技術的なものは、壁と天井の間に隙間を少し空けるか、天井の揺れ止めを付けただけである。
又、天井と壁の縁切りの為に壁に取付けるL型のものがあった(特許文献1参照)。
特開2005−133440号公報
しかし、従来のL型のものは、天井と壁を縁切る部分が短い為、大きな振動には対処しきれず、天井の脱落や破損する事が多い。又、壁側にあるので柱などの出っ張りに合わせて施工するので手間がかかった。
そこで本発明は上述の課題を解決すべく創出されたもので、地震時に天井と天井、天井と壁、又は天井と照明や空調機などの設備機器の揺れの違いによる天井の脱落や破損を防ぐ目隠し板の提供を目的とするものである。
請求項1の発明は、天井面と天井面との間、前記天井面と壁との間、又は前記天井面と照明や空調機などの設備機器との間に設けた隙間を覆う目隠し板であって、前記目隠し板は、前記天井面と前記天井面のいずれか一方、前記天井面と前記壁のいずれか一方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか一方に固定される取付部と、前記天井面と前記天井面のいずれか他方、前記天井面と前記壁のいずれか他方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか他方と所定間隔を有して配置される被覆部と、前記取付部の上部に備えた溝部と、前記溝部に装着された雄螺子部材と、前記雄螺子部材を前記天井面又は前記壁に備えた金具に取り付ける雌螺子部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、前記取付部側と前記被覆部側にそれぞれ備えた連結部材取付用溝部と、前記連結部材取付用溝部に挿通された状態で前記目隠し板同士を連結する連結部材とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記取付部の上部における前記溝部の両側に備えた連結部材取付用溝部と、前記連結部材取付用溝部に挿通された状態で前記目隠し板同士を連結する連結部材とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記雄螺子部材に前記溝部内で回転不能な状態で係止可能な形状の頭部を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、前記雄螺子部材に前記溝部内で回転不能な状態で係止可能な形状の溝部用金具を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、隣接する前記目隠し板の前記取付部同士を連結する連結金具を備え、前記連結金具は、一方の前記目隠し板の前記取付部を上方から被覆可能に形成された一方の押さえ部と、他方の前記目隠し板の前記取付部を上方から被覆可能に形成された他方の押さえ部とを備え、前記一方の押さえ部及び前記他方の押さえ部には前記雄螺子部材が挿通可能な貫通部を備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、隣接する前記目隠し板の前記取付部同士を連結する連結金具を備え、前記連結金具は、一方の前記目隠し板の前記溝部に挿入可能に形成された一方の挿入部と、他方の前記目隠し板の前記溝部に挿入可能に形成された他方の挿入部とを備え、前記一方の挿入部及び前記他方の挿入部には前記雄螺子部材が螺着可能な螺子孔を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明は、隣接する前記目隠し板の前記被覆部同士に架設されて連結する連結板を備えたことを特徴とする。
請求項9の発明は、天井面と天井面との間、前記天井面と壁との間、又は前記天井面と照明や空調機などの設備機器との間に設けた隙間を覆う目隠し板であって、前記目隠し板は、前記天井面と前記天井面のいずれか一方、前記天井面と前記壁のいずれか一方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか一方に固定される取付部と、前記天井面と前記天井面のいずれか他方、前記天井面と前記壁のいずれか他方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか他方と所定間隔を有して配置される被覆部とを備え、前記取付部を前記天井面の下部に当接可能に形成するとともに、前記取付部と前記被覆部との境界部分から上向きに立ち上げて形成され、前記天井面を形成する天井下地材の側面に当接可能な立ち上げ部を備えたことを特徴とする。
請求項10の発明は、前記取付部又は前記立ち上げ部と、前記天井下地材とをビス等で固定することを特徴とする。
請求項11の発明は、前記取付部に、ビス等を打設するための溝部と、前記溝部を被覆可能な蓋体とを備えたこと特徴とする。
請求項12の発明は、前記被覆部の前記天井面と天井面のいずれか他方、前記天井面と前記壁のいずれか他方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか他方と対向する部分に断熱部及び/又は遮音部を備えたことを特徴とする。
請求項13の発明は、前記隙間は、壁に固定された天井面と、前記壁と非固定状態の天井面との間に形成されたものとすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、隙間を隠すとともに、地震による天井の脱落や破損を防ぎ、特に、天井面と天井面、天井面と壁、又は天井面と照明や空調機などの設備機器の揺れ方の違いによる天井の脱落や破損を防ぐことができる。また、室内側から雄螺子部材が露出することなく、目隠し板を天井面又は壁に取り付けることができる。
請求項2の発明によれば、各目隠し板同士は下面を面一に揃えた状態で水平に連結される。
請求項3の発明によれば、各目隠し板同士は下面を面一に揃えた状態で水平に連結される。
請求項4の発明によれば、頭部と溝部との係合状態が安定し、頭部を溝部内で回転不能な形状とすることで、雄螺子部材への雌螺子部材の装着作業が容易となる。
請求項5の発明によれば、溝部用金具と溝部との係合状態が安定し、溝部用金具を溝部内で回転不能な形状とすることで、雄螺子部材への雌螺子部材の装着作業が容易となる。
請求項6の発明によれば、目隠し板同士の合わせ目が整えられるとともに、各目隠し板同士は下面を面一に揃えた状態で水平に連結される。
請求項7の発明によれば、目隠し板同士の合わせ目が整えられるとともに、各目隠し板同士は下面を面一に揃えた状態で水平に連結される。
請求項8の発明によれば、目隠し板同士の合わせ目が整えられるとともに、各目隠し板同士は下面を面一に揃えた状態で水平に連結される。
請求項9の発明によれば、隙間による風の行き来を防ぐことができる。
請求項10の発明によれば、前記取付部又は前記立ち上げ部と、前記天井下地材との固定を強固なものとすることができる。
請求項11の発明によれば、目隠し板のビスが打設された面を隠すことができる。
請求項12の発明によれば、隙間及び間隔による熱や音の伝導や風の行き来を防ぐことができる。
請求項13の発明によれば、目隠し板を、壁ではなく、壁から離れた天井面に取り付けるので、室内の柱をよけるなどの曲がりが少なく施工に手間もかからず、部屋の中心部分に多くある照明や、空調機などの設備機器の周りにも容易に取り付けが可能となる。
本発明の第1実施例における目隠し板の斜視図である。 同上、目隠し板の使用状態を示す天井の底面図である。 同上、目隠し板の使用状態を示す断面図である。 同上、目隠し板の別の使用状態を示す断面図である。 本発明の第2実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 本発明の第3実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 本発明の第4実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 本発明の第5実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 本発明の第6実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 本発明の第7実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 本発明の第8実施例における目隠し板の斜視図である。 同上、目隠し板の使用状態を示す断面図である。 同上、目隠し板を壁側で使用した場合での使用状態を示す断面図である。 同上、目隠し板に通常のボルトを用いた使用状態を示す断面図である。 同上、図14とは異なる使用状態を示す断面図である。 同上、目隠し板に通常のボルトを用いて壁側で使用した場合での使用状態を示す断面図である。 同上、図16とは異なる使用状態を示す断面図である。 同上、図16において異なる天井下地材を用いた使用状態を示す断面図である。 同上、図16において異なる天井下地材を用いた図18とは異なる使用状態を示す断面図である。 同上、目隠し板と延設した仕上げ材との間に隙間を設けた使用状態を示す断面図である。 同上、目隠し板を傾斜した天井で用いた使用状態を示す断面図である。 本発明の第9実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 同上、図22とは別の使用状態を示す断面図である。 同上、雄螺子部材の斜視図である。 本発明の第10実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 同上、図25とは別の使用状態を示す断面図である。 同上、溝用金具の斜視図である。 本発明の第11実施例における目隠し板の使用状態を示す断面図である。 本発明の第12実施例における目隠し板の連結部分の平面図である。 同上、要部断面図である。 同上、連結金具の斜視図である。 本発明の第13実施例における目隠し板の連結部分の平面図である。 同上、要部断面図である。 同上、連結金具の斜視図である。 本発明の第14実施例における目隠し板の連結部分の平面図である。 同上、要部断面図である。 同上、連結金具の斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図4は本発明の第1実施例を示すものであり、本実施例では、図2に示すように、少なくとも四隅に柱100を配置し、この柱100間に設置された壁101によって四方を囲まれた建物室内の天井において、上階床スラブとしてのコンクリートから垂設された吊りボルトにハンガーを介して取り付けられた断面略C形状の形鋼からなる野縁受部材1と、野縁受部材1の下部に取り付けられた断面略C形状の形鋼からなる野縁部材2と、野縁部材2の下部に取り付けられた石膏ボード、コンパネ等の天井パネルからなる天井ボード9とを備えている。図中、9Aは壁101に固定された固定側の天井ボード、9Bは固定側の天井ボード9Aと隙間Sを有して設置された島側の天井ボード、13は照明や空調等の設備機器、9Cは設備機器13の周囲に島側の天井ボード9Bと隙間Sを有して設置された天井ボードである。また、J1,J2は、目隠し板3を直線状に連結した連結部分であり、J3,J4は目隠し板3を直角に連結したコーナー側の連結部分である。
本実施例の目隠し板3は、図1に示すように、金属、樹脂又はアルミなどの非鉄金属からなり、一方を壁側に固定された固定側の天井ボード9Aである壁側天井の下面Aに当接可能に形成された取付部4と、他方を隙間Sを下方から被覆可能に形成されるとともに島側の天井ボード9Bの下面Bの下部を所定の間隔を有して被覆可能に備えた被覆部20と、取付部4と被覆部20との境界部分を略垂直上向きに立ち上げて形成された立ち上げ部5とを備えている。
ここで、取付部4の下面と被覆部20の下面は面一に形成されているものの、取付部4の厚さ寸法H1は、被覆部20の厚さ寸法H2より大きく形成されている。そのため、取付部4の上面と被覆部20の上面による段差が形成されている。さらに、被覆部10の寸法L1は隙間Sの間隔L2より大きく形成されている。
尚、被覆部20の上面には、モルトプレーン等の断熱部材が貼り付けられたり、断熱塗装による断熱層が形成された断熱部6や、静電植毛等による植毛部(図示せず)を備えている。
以上のように本実施例では、図3に示すように、目隠し板3の上面Dに野縁押さえ用の突起部として立ち上げ部5を設け、立ち上げ部5を野縁2の側面及び天井ボード9Aの縁部分に当接して、壁側天井の下面Aと目隠し板3の上面Dとを合わせ、目隠し板3の下面Cからビス8などをボード押さえ用の突起部としての取付部4から野縁2までねじ込み目隠し板3と野縁2を固定して、目隠し板3の上面Dの島側の天井ボード9Bの下面Bの仕上げ材(図示せず)と目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。
また、図4に示すように、目隠し板3の野縁押さえ用の突起部5と野縁2をビス8で接続することにより、天井ボード9の下面Bと目隠し板3との間に間隔7を設け、天井ボード9Bと目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。
本実施例の目隠し板3は、地震による天井の落下や破損を防ぐため、天井面に設けた隙間Sの片方の天井ボード9にV溝又はレール状の溝10のある目隠し板3と野縁部材2をビス8などで固定し、隙間Sのもう片方の天井ボード9との間に間隔7を設けることにより、両方の天井ボード9の縁を切ることにより、地震時の揺れによる天井ボード9と天井ボード9同士が干渉して、天井が落下や破損することを防ぐことができるとともに、隙間Sを目隠しするとともに、隙間Sによる熱、音、風の行き来を少なくし、区画を形成することが可能となる。
天井に隙間Sを設けたことにより、地震時の天井の各天井パネル9、壁101、設備機器13の動きが異なってもお互いに干渉しないため、天井パネル9や壁101や設備機器13との干渉による天井の脱落や破損を防ぐことができる。ここで、隙間は100mm以上が好ましいものとする。
以上のように本実施例では、天井面9Aと天井面9Bとの間に設けた隙間Sを覆う目隠し板3であって、目隠し板3は、前記天井面9Aと前記天井面9Bのいずれか一方に固定される取付部4と、天井面9Aと天井面9Bのいずれか他方と所定間隔7を有して配置される被覆部20を備えたことを特徴とする。
この場合、隙間Sを隠すとともに、地震による天井の脱落や破損を防ぎ、特に、天井面9Aと天井面9B、天井面9と壁101、又は天井面9と照明や空調機などの設備機器13の揺れ方の違いによる天井の脱落や破損を防ぐことができる。
また、被覆部20の天井面9Aと天井面9Bのいずれか他方と対向する部分に断熱部6及び/又は遮音部を備えたことにより、隙間S及び間隔7による熱や音の伝導や風の行き来を防ぐことができる。
また、前記取付部4を前記天井面9Aの下部に当接可能に形成するとともに、前記取付部4から上向きに立ち上げて形成され、前記天井面9Aを形成する天井下地材である野縁2の側面に当接可能な立ち上げ部5を備えたことにより、隙間Sによる風の行き来を防ぐことができる。
さらに、前記隙間Sは、壁101に固定された天井面9Aと、前記壁101と非固定状態の天井面9Bとの間に形成されたものとすることにより、目隠し板3を、壁101ではなく、壁101から離れた天井面9Aに取り付けるので、室内の柱をよけるなどによる曲がりが少なく施工に手間もかからず、部屋の中心部分に多くある照明や、空調機などの設備機器13の周りにも容易に取り付けが可能となる。
次に図5は、本発明の第2実施例を示すものである。同図において、図1〜図4と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例では、図5に示すように目隠し板3の上面Dに野縁押さえ用の突起部として立ち上げ部5を設け、立ち上げ部5を野縁2の側面及び天井ボード9Aの縁部分に当接して、壁側天井の下面Aと目隠し板3の上面Dとを合わせ、取付部4の下部にビス8を隠すための蓋取り付け用溝10を設け、目隠し板3の下面Cの蓋取り付け用溝10からビス8などをボード押さえ用の突起部としての取付部4から野縁2までねじ込み、蓋取り付け用溝10に蓋11をすることによりビス面を隠し、目隠し板3と野縁2を固定して、目隠し板3の上面Dの島側の天井ボード9Bの下面Bの仕上げ材(図示せず)と目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。
以上のように本実施例は、取付部4に、ビス8等を打設するための溝部としての蓋取り付け用溝10と、蓋取り付け用溝10を被覆可能な蓋体として蓋11とを備えたことにより、目隠し板3のビス8が打設された面を隠すことができる。
続いて図6は、本発明の第3実施例を示すものである。同図において、図1〜図5と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例の天井構造は、天井下地材に野縁2を用いた天井ボード9Aと、天井下地材にシステム天井に用いられる断面T型の型鋼、いわゆるTバー12を用いた天井ボード9Bとの間に隙間Sを形成している。
図6に示すように目隠し板3の上面Dに野縁押さえ用の突起部として立ち上げ部5を設け、立ち上げ部5を野縁2の側面及び天井ボード9Aの縁部分に当接して、壁側天井の下面Aと目隠し板3の上面Dとを合わせ、取付部4の下部にビス8を隠すための蓋取り付け用溝10を設け、目隠し板3の下面Cの蓋取り付け用溝10からビス8などをボード押さえ用の突起部としての取付部4から野縁2までねじ込み、蓋取り付け用溝10に蓋11をすることによりビス面を隠し、目隠し板3と野縁2を固定して、目隠し板3の上面Dの島側の天井ボード9Bの下面Bの仕上げ材(図示せず)と目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。
続いて図7は、本発明の第4実施例を示すものである。同図において、図1〜図6と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例の天井構造では、天井ボード9Bと、天井ボード9Cとの間に隙間Sを形成している。
図7に示すように、天井ボード9Bに目隠し板3をビス8で固定し、天井ボード9Cと目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Cの下面Eの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成するとともに、天井ボード9C側にある設備機器13との地震時の揺れによる落下を防ぐことができる。
続いて図8は、本発明の第5実施例を示すものである。同図において、図1〜図7と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例の天井構造では、天井ボード9Bと、天井ボード9Cとの間に隙間Sを形成している。
図8に示すように、天井ボード9Cに目隠し板3をビス8で固定し、天井ボード9Bと目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成するとともに、天井ボード9C側にある設備機器13との地震時の揺れによる落下を防ぐことができる。
続いて図9は、本発明の第6実施例を示すものである。同図において、図1〜図8と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例の天井構造では、天井ボード9Bと、設備機器13との間に隙間Sを形成し、設備機器13のフランジ状の周縁部13Aの上面を天井ボード9Aより下方に設置している。
図9に示すように、天井ボード9Bに目隠し板3をビス8で固定し、設備機器13の周縁部13Aと目隠し板3の下面Cとの間に間隔7を設けることにより、設備機器13の周縁部13Aの下面Cの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成するとともに、設備機器13との地震時の揺れによる落下を防ぐことができる。
以上のように本実施例は、天井面9Bと照明や空調機などの設備機器13との間に設けた隙間Sを覆う目隠し板3であって、目隠し板3は、天井面9Aと設備機器13のいずれか一方に固定される取付部4と、天井面9Aと設備機器13のいずれか他方と所定間隔7を有して配置される被覆部20を備えている。
この場合、隙間Sを隠すとともに、地震による天井の脱落や破損を防ぎ、特に、天井面9Bと照明や空調機などの設備機器13の揺れ方の違いによる天井の脱落や破損を防ぐことができる。
続いて図10は、本発明の第7実施例を示すものである。同図において、図1〜図9と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例の天井構造では、天井ボード9Bと、設備機器13との間に隙間Sを形成し、設備機器13のフランジ状の周縁部13Aの下面を天井ボード9Bの下面Bと同じ、或いは上方に設置している。
図10に示すように、天井ボード9Bに目隠し板3をビス8で固定し、設備機器13の周縁部13Aと目隠し板3の下面Cとの間に間隔7を設けることにより、設備機器13の周縁部13Aの下面の目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成するとともに、設備機器13との地震時の揺れによる落下を防ぐことができる。
以上のように本実施例は、天井面9Aと照明や空調機などの設備機器13との間に設けた隙間Sを覆う目隠し板3であって、目隠し板3は、天井面9Bと設備機器13のいずれか一方に固定される取付部4と、天井面9Aと設備機器13のいずれか他方と所定間隔7を有して配置される被覆部20を備えている。
この場合、隙間Sを隠すとともに、地震による天井の脱落や破損を防ぎ、特に、天井面9Bと照明や空調機などの設備機器13の揺れ方の違いによる天井の脱落や破損を防ぐことができる。
続いて図11〜図21は、本発明の第8実施例を示すものである。同図において、図1〜図10と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例では、目隠し板3の取付部4の上部にボルト取付用の溝部30を備えるとともに、取付部4側と被覆部20側にそれぞれ、連結部材取付用の溝部31、32をそれぞれ備えている。また、溝部30の両側にも連結部材取付用の溝部33、34を備えている。41,41A,41Bは、天井ボード9,9A,9Bの下面A,Bに備えたボード状の仕上げ材である。
図12に示すように、野縁2及び天井パネル9Aを貫通した吊りボルト35を、ボルト取付用の溝部30に挿通させた状態で、吊りボルト35に野縁2側と溝部側の両側からナット36、37を装着し、取付部4を天井パネル9Aに固定し、天井ボード9B及び仕上げ材41Bと目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面B及び仕上げ材41Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。
また、図11に示すように目隠し板3の連結部分J1では、各目隠し板3、3の溝部31、32、33、34に金属製の棒状の部材からなる連結部材38を挿通して、連結部材38を介して各目隠し板3、3同士を連結することで、各目隠し板3、3同士は下面Dを面一に揃えた状態で水平に連結される。
図13に示すように、目隠し板3を壁101に固定するには、一方をビス8などによって壁に固定されたL型の金具39の他方を貫通した吊りボルト35を、ボルト取付用の溝部30に挿通させた状態で、吊りボルト35に金具39側と溝部30側の両側からナット36、37を装着し、取付部4を金具39に固定し、天井ボード9Bと目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。
図14に示すように、ボルト40を、ボルト取付用の溝部30に挿通させた状態で、ボルト40に溝部30側からナット37を装着し、取付部4を天井パネル9Aに固定し、天井ボード9B及び仕上げ材41Bと目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面B及び仕上げ材41Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。通常のボルト40を使用することで、任意の位置で隙間Sを形成することができる。
また、図14ではボルト40を野縁2側から装着しているが、図15に示すように、ボルト40を溝部30側から野縁2側に挿通して、ボルト40に野縁2側からナット36を装着してもよいものとする。
図16に示すように、目隠し板3を壁101に固定するには、一方をビス8などによって壁に固定されたL型の金具39の他方を貫通したボルト40を、ボルト取付用の溝部30に挿通させた状態で、ボルト40に溝部30側からナット37を装着し、取付部4を金具39に固定し、天井ボード9Bと目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。通常のボルト40を使用することで、任意の位置で隙間Sを形成することができる。
図16ではボルト40を金具39側から装着しているが、図17に示すように、ボルト40を溝部30側から金具39側に挿通して、ボルト40に金具39側からナット36を装着してもよいものとする。
図18及び図19では、天井下地材にTバー12を用いた天井ボード9Bと壁101との間に形成された隙間Sを目隠し板3で目隠しした状態を示している。ここで図18では、天井ボード9Bの下面及びTバー12の下部を、目隠し板3の被覆部20の上面より高く設置して、天井ボード9B及びTバー12と目隠し板3の上面Dとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面B及びTバー12の下部の目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。また、図19では、Tバー12上部を目隠し板3の被覆部20の下面より低く設置して、天井ボード9Bと目隠し板3の下面Cとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9B及びTバー12の目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。
また、図20に示すように、天井ボード9の下面9Bに設けた仕上げ材41Bを隙間S側へ延設して、仕上げ材41Bの上面を目隠し板3の被覆部20の下面より低く設置して、仕上げ材41Bの上面と目隠し板3の下面Cとの間に間隔7を設けることにより、仕上げ材41Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成することができる。
また、図21に示すように、本実施例の目隠し板3は水平に設置された天井パネル9と斜めに設置された天井パネル9からなる勾配を有する天井にも適用可能である。前記勾配を有する天井は、上下方向に段違いとなるように水平に設置された天井パネル9の間に、傾斜させた天井パネル9を設置した構成となり、図21では目隠し板3を傾斜させた天井パネル9に隣接した水平な天井パネル9側に設置しているが、目隠し板3の設置箇所についてはこれに限定されるものではない。
続いて図22〜図24は、本発明の第9実施例を示すものである。同図において、図1〜図21と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例では、通常のボルト40に代えて、溝部30の両側の開口縁部分30Aの内側面に係止可能な頭部50を備えた雄螺子部材51を、溝部30側から野縁2側或いは金具39側に挿通して、雄螺子部材51に野縁2側或いは金具39側からナット36を装着するものである。
雄螺子部材51の頭部50は、左右一対の側面部52と、側面部52の上部を連結して形成された上面部53とを備えた断面コ型の形鋼からなる。雄螺子部材51の上面部53の幅寸法M1は、溝部30の開口幅M2より大きく(M1>M2)、かつ溝部30内部の幅M3より僅かに小さく形成されているため(M1≦M3)、上面部53と溝部30の開口縁部分30Aの内側面との接触面積が大きくなるように形成されている。
また、前記頭部50の溝部30の開口縁部分30Aと平行する方向の寸法M4を、溝部30の幅M3より大きく形成されているため(M4>M3)、溝部30内の頭部50を回転不能としている。
以上のように、雄螺子部材51の頭部50の上面部53と溝部30の開口縁部分30Aの内側面との接触面積を大きく形成することで、頭部50を溝部30の開口縁部分30Aに対して引っかかりの良い形状とし、頭部50と溝部30の開口縁部分30Aとの係合状態が安定する。
また、頭部50を溝部30内で回転不能な形状とすることで、雄螺子部材51へのナット36の装着作業が容易となる。
続いて図25〜図27は、本発明の第10実施例を示すものである。同図において、図1〜図24と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例では、通常のボルト40に代えて、溝部30の両側の開口縁部分30Aの内側面に係止可能な溝部用金具60を溝部30内に設置して、全螺子部材61を野縁2側或いは金具39側から挿入して溝部用金具60に螺着して、全螺子部材61に野縁2側或いは金具39側からナット36を装着するものである。
溝部用金具60は、雄螺子部材51の頭部50と同様、左右一対の側面部52と、側面部52の上部を連結して形成された上面部53とを備えた断面コ型の形鋼からなる。溝部用金具60の上面部53の中央部分には、全螺子部材61が螺着可能な螺子孔62を有している。溝部用金具60の上面部53の幅寸法M1は、雄螺子部材51の頭部50と同様、溝部30の開口幅M2より大きく(M1>M2)、かつ溝部30内部の幅M3より僅かに小さく形成されているため(M1≦M3)、上面部53と溝部30の開口縁部分30Aの内側面との接触面積が大きくなるように形成されている。
また、溝部用金具60の開口縁部分30Aと平行する方向の寸法M4を、溝部30の幅M3より大きく形成されているため(M4>M3)、溝部30内の溝部用金具60を回転不能としている。
以上のように、溝部用金具60の上面部53と溝部30の開口縁部分30Aの内側面との接触面積を大きく形成することで、溝部用金具60を溝部30の開口縁部分30Aに対して引っかかりの良い形状とし、溝部用金具60と溝部30の開口縁部分30Aとの係合状態が安定する。
また、溝部用金具60を溝部30内で回転不能な形状とすることで、溝部用金具60への全螺子部材61の螺着や、全螺子部材61へのナット36の装着作業が容易となる。
続いて図28は、本発明の第11実施例を示すものである。同図において、図1〜図27と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例の天井構造では、天井ボード9Bと、設備機器13との間に隙間Sを形成し、設備機器13のフランジ状の周縁部13Aの下面に目隠し板3を取り付けている。尚、ここでの目隠し板3は実施例8記載のものでもよい。
図28に示すように、周縁部13Aに目隠し板3をビス8で固定し、天井ボード9Bの下面Bと目隠し板3の下面Cとの間に間隔7を設けることにより、天井ボード9Bの下面Bの目隠し板3との干渉を抑え、不燃な防火区画を構成するとともに、設備機器13との地震時の揺れによる落下を防ぐことができる。
以上のように本実施例は、天井面9Aと照明や空調機などの設備機器13との間に設けた隙間Sを覆う目隠し板3であって、目隠し板3は、天井面9Bと設備機器13のいずれか一方に固定される取付部4と、天井面9Aと設備機器13のいずれか他方と所定間隔7を有して配置される被覆部20を備えている。
この場合、隙間Sを隠すとともに、地震による天井の脱落や破損を防ぎ、特に、天井面9Bと照明や空調機などの設備機器13の揺れ方の違いによる天井の脱落や破損を防ぐことができる。
目隠し板3はV溝又はレール状の溝10及びボルト取付用の溝部30を備えたことで、温度変化による目隠し板3の変形に対しても、溝10及び溝部30のそれぞれの開口縁部分30Aの長手方向に伸縮して変形することで対応することができる。
続いて図29〜図31は、本発明の第12実施例を示すものである。同図において、図1〜図28と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例では、連結部分J3,J4の実施形態を示しており、一方の目隠し板3の取付部4と他方の目隠し板3の取付部4とを連結する連結金具70と、一方の目隠し板3の被覆部20の上面と他方の目隠し板3の被覆部20を連結する連結板71とを備えている。
連結金具70は、下方を開放した断面コ型に形成され、取付部4を上方から被覆可能に形成された一方の押さえ部72と、下方を開放した断面コ型に形成され取付部4を上方から被覆可能に形成され、前記一方の押さえ部72と水平方向に直交して設けた他方の押さえ部73とを有する平面視略L型の金具である。尚、一方の押さえ部72と他方の押さえ部73には、ボルト40、雄螺子部材51、又は全螺子部材61が挿通可能な貫通部74をそれぞれ備えている。
以上の構成では、連結部分J3,J4において、隣接する一方の目隠し板3の取付部4に一方の押さえ部72を外嵌させて被覆して、他方の目隠し板3の取付部4に他方の押さえ部73を外嵌させて被覆するとともに、溝部30の両側の開口縁部分30Aの内側面に係止可能な頭部50を備えた雄螺子部材51を、溝部30側から一方の押さえ部72側又は他方の押さえ部73側の貫通部74に挿通して、雄螺子部材51に一方の押さえ部72側又は他方の押さえ部73側からナット36を装着するものである。
また、連結部分J3,J4において、隣接する一方の目隠し板3と他方の目隠し板3の各被覆部20の上面に架設された連結板71は、各種接着剤、ビス留め、溶接等によって各被覆部20の上面に固定されている。
以上のように連結金具70と連結板71を用いて、コーナー側の連結部分J3,J4の目隠し板3,3を連結することで、目隠し板3,3同士の合わせ目が整えられるとともに、各目隠し板3,3同士は下面Dを面一に揃えた状態で水平に連結される。
続いて図32〜図34は、本発明の第13実施例を示すものである。同図において、図1〜図31と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例では、連結部分J3,J4の実施形態を示しており、一方の目隠し板3の取付部4と他方の目隠し板3の取付部4とを連結する連結金具80と、一方の目隠し板3の被覆部20の上面と他方の目隠し板3の被覆部20を連結する連結板71とを備えている。
連結金具80は、溝部30に挿入可能に形成された一方の挿入部81と、溝部30に挿入可能に形成され、前記一方の挿入部81と水平方向に直交して設けた他方の挿入部82とを有する平面視略L型の板状の金具である。尚、一方の挿入部81と他方の挿入部82には、全螺子部材61が螺着可能な螺子孔83をそれぞれ備えている。
以上の構成では、連結部分J3,J4において、隣接する一方の目隠し板3の取付部4の溝部30に一方の挿入部71を挿入して、他方の目隠し板3の取付部4の溝部30に他方の挿入部72を挿入するとともに、螺子孔83に螺着した全螺子部材61に開口縁部分30Aの上方からナット36を装着するものである。
この場合、連結金具80は取付部4の溝部30内部に収容されているので、連結金具80が取付部4の外部に露出しない構造となる。
以上のように連結金具80と連結板71を用いて、コーナー側の連結部分J3,J4の目隠し板3,3を連結することで、目隠し板3,3同士の合わせ目が整えられるとともに、各目隠し板3,3同士は下面Dを面一に揃えた状態で水平に連結される。
続いて図35〜図37は、本発明の第14実施例を示すものである。同図において、図1〜図34と同一部分には同一符号を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。本実施例では、連結部分J2の実施形態を示しており、一方の目隠し板3の取付部4と他方の目隠し板3の取付部4とを連結する連結金具90と、一方の目隠し板3の被覆部20の上面と他方の目隠し板3の被覆部20を連結する連結板71とを備えている。
連結金具90は、前述の雄螺子部材51を複数連結して螺子軸91,92を複数備えた形状を有しており、雄螺子部51の頭部50と同様の断面形状を有する連結金具90の頭部93は、溝部30の開口縁部分30Aと平行する方向の寸法M5を、頭部50の寸法M4及び溝部30の幅M3より大きく形成されているため(M5>M4>M3)、溝部30内の頭部83を回転不能としている。
以上の構成では、連結部分J2において、隣接する一方の目隠し板3の溝部30内に連結金具90の頭部93の一方を設置するとともに、他方の目隠し板3の溝部30内に連結金具90の頭部93の他方を設置する。さらに、一方の目隠し板3の溝部30内に設置された螺子軸91に野縁2側からナット36を装着するとともに、他方の目隠し板3の溝部30内に設置された螺子軸92に野縁2側からナット36を装着すると、連結部分J2における一方の目隠し板3と他方の目隠し板3との連結が完了する。
この場合、連結金具90は取付部4の溝部30内部に収容されているので、連結金具90が取付部4の外部に露出しない構造となる。
以上のように連結金具90と連結板71を用いて、連結部分J2の目隠し板3,3を連結することで、目隠し板3,3同士の合わせ目が整えられるとともに、各目隠し板3,3同士は下面Dを面一に揃えた状態で水平に連結される。
本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
2 野縁(天井下地材)
3 目隠し板
4 取付部
6 断熱部
7 間隔
8 ビス
9A 天井ボード(天井面)
9B 天井ボード(天井面)
9C 天井ボード(天井面)
13 設備機器
20 被覆部
30 溝部
31、32、33、34 連結部材取付用の溝部(連結部材取付用溝部)
35 吊りボルト(雄螺子部材)
36、37 ナット(雌螺子部材)
38 連結部材
40 ボルト(雄螺子部材)
50 頭部
60 溝部用金具
70、80 連結金具
71 連結板
72 一方の押さえ部
73 他方の押さえ部
74 貫通部
81 一方の挿入部
82 他方の挿入部
83 螺子孔
101 壁
S 隙間

Claims (13)

  1. 天井面と天井面との間、前記天井面と壁との間、又は前記天井面と照明や空調機などの設備機器との間に設けた隙間を覆う目隠し板であって、
    前記目隠し板は、前記天井面と前記天井面のいずれか一方、前記天井面と前記壁のいずれか一方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか一方に固定される取付部と、
    前記天井面と前記天井面のいずれか他方、前記天井面と前記壁のいずれか他方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか他方と所定間隔を有して配置される被覆部と、
    前記取付部の上部に備えた溝部と、
    前記溝部に装着された雄螺子部材と、
    前記雄螺子部材を前記天井面又は前記壁に備えた金具に取り付ける雌螺子部材とを備えたことを特徴とする目隠し板。
  2. 前記取付部側と前記被覆部側にそれぞれ備えた連結部材取付用溝部と、
    前記連結部材取付用溝部に挿通された状態で前記目隠し板同士を連結する連結部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載の目隠し板。
  3. 前記取付部の上部における前記溝部の両側に備えた連結部材取付用溝部と、
    前記連結部材取付用溝部に挿通された状態で前記目隠し板同士を連結する連結部材とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の目隠し板。
  4. 前記雄螺子部材に前記溝部内で回転不能な状態で係止可能な形状の頭部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の目隠し板。
  5. 前記雄螺子部材に前記溝部内で回転不能な状態で係止可能な形状の溝部用金具を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の目隠し板。
  6. 隣接する前記目隠し板の前記取付部同士を連結する連結金具を備え、
    前記連結金具は、一方の前記目隠し板の前記取付部を上方から被覆可能に形成された一方の押さえ部と、他方の前記目隠し板の前記取付部を上方から被覆可能に形成された他方の押さえ部とを備え、
    前記一方の押さえ部及び前記他方の押さえ部には前記雄螺子部材が挿通可能な貫通部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の目隠し板。
  7. 隣接する前記目隠し板の前記取付部同士を連結する連結金具を備え、
    前記連結金具は、一方の前記目隠し板の前記溝部に挿入可能に形成された一方の挿入部と、他方の前記目隠し板の前記溝部に挿入可能に形成された他方の挿入部とを備え、
    前記一方の挿入部及び前記他方の挿入部には前記雄螺子部材が螺着可能な螺子孔を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の目隠し板。
  8. 隣接する前記目隠し板の前記被覆部同士に架設されて連結する連結板を備えたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の目隠し板。
  9. 天井面と天井面との間、前記天井面と壁との間、又は前記天井面と照明や空調機などの設備機器との間に設けた隙間を覆う目隠し板であって、
    前記目隠し板は、前記天井面と前記天井面のいずれか一方、前記天井面と前記壁のいずれか一方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか一方に固定される取付部と、
    前記天井面と前記天井面のいずれか他方、前記天井面と前記壁のいずれか他方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか他方と所定間隔を有して配置される被覆部とを備え、
    前記取付部を前記天井面の下部に当接可能に形成するとともに、
    前記取付部と前記被覆部との境界部分から上向きに立ち上げて形成され、前記天井面を形成する天井下地材の側面に当接可能な立ち上げ部を備えたことを特徴とする目隠し板。
  10. 前記取付部又は前記立ち上げ部と、前記天井下地材とをビス等で固定することを特徴とする請求項9記載の目隠し板。
  11. 前記取付部に、ビス等を打設するための溝部と、前記溝部を被覆可能な蓋体とを備えたこと特徴とする請求項9又は10に記載の目隠し板。
  12. 前記被覆部の前記天井面と前記天井面のいずれか他方、前記天井面と前記壁のいずれか他方、又は前記天井面と前記設備機器のいずれか他方と対向する部分に断熱部及び/又は遮音部を備えたことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の目隠し板。
  13. 前記隙間は、壁に固定された天井面と、前記壁と非固定状態の天井面との間に形成されたものとすることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項の記載の目隠し板。
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