JP2017150238A - フレキシブル太陽光発電モジュールの取付方法、及び取付装置 - Google Patents

フレキシブル太陽光発電モジュールの取付方法、及び取付装置 Download PDF

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憲義 下平
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Abstract

【課題】強度の小さな折板屋根等においても、十分な取付強度を有してフレキシブルな太陽光発電モジュールの取付けを可能にすることである。【解決手段】太陽光発電モジュールMの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールR11を、自身の長手方向にスライドさせて、1又は複数列の部分に同一直線上に配置された複数の第1スライドレール支持具S1に順次スライド挿入させることで、当該太陽光発電モジュールMの幅方向の中央部を支持すると共に、当該太陽光発電モジュールMの幅方向の両端部を各両端支持レールR21に支持させる。【選択図】 図3

Description

本発明は、フレキシブルな太陽光発電モジュールを、例えば、折板屋根に十分な強度でもってしっかりと取付けることが可能なフレキシブル太陽光発電モジュールの取付方法、及び取付装置に関するものである。
太陽光発電システムは、太陽光を電気に変換しても有害物質を排出しないグリーン(クリーン)エネルギーとして、その使用が増大し続けている。太陽光発電システムの実施には、太陽光の照射量の多い部分に多数枚の太陽光発電モジュールを縦横に並べている。太陽光発電モジュールの典型的な設置部として、既存建物の屋根面が挙げられ、強度の大きな屋根には、通常の太陽光発電モジュールの設置が可能であるが、工場、倉庫等の折板屋根に、通常の太陽光発電モジュールを設置しようとすると、折板屋根は、金属板を等脚台形状に折り曲げた折板金属板の隣接部を部分的に重ね合わせた構造であって、強度自体が小さいので、通常の太陽光発電モジュールを、風圧等に耐え得る十分な強度でもって取付けることは、難しい。
太陽光発電モジュールの一つとして、米国の「SoloPower,Inc」において、「ソロパワー(登録商標)」の商品名で製造販売されているフレキシブル構造のものがあり、単位面積当りの重量が小さいので、屋根強度の小さな上記した折板屋根に対しても取付可能であるが、その取付方法に工夫を必要とする。
従来のフレキシブルな太陽光発電モジュールを被取付け部に取付けるには、特許文献1の段落「0007」に記載のように、両面テープを用いている。両面テープによる取付けでは、取付強度が小さいために、風圧、特に、裏面側からの風圧に対して十分な強度を確保するのは難しいのみならず、取付位置を誤った場合の修正、或いは後日、別の太陽光発電モジュールに変更して取付ける作業が難しい。また、特許文献2には、積雪地帯等において、太陽光発電モジュールの表面の積雪を崩れ易くするために、モジュール自体をわん曲させて取付ける構造が開示されている。即ち、太陽光発電モジュールの裏面に幅方向にわん曲した取付け枠を配置して、当該取付け枠を設置部に設けられた短柱に固定しているが、大面積の場所に多数の太陽光発電モジュールを取付けるには、構造が複雑過ぎる。
特開2008−103652号公報の段落「0007」 US2013/060823A1号公報
本発明は、例えば、強度の小さな折板屋根、或いはわん曲屋根であっても、十分な取付強度を有してフレキシブルな太陽光発電モジュールの取付けを可能にすることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、フレキシブルな太陽光発電モジュールを被取付け部に取付ける方法であって、
前記被取付け部における前記太陽光発電モジュールの幅方向の中央部が配置される1又は複数列の部分に、太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールをスライド挿入させるためのスライドレール支持具を、前記中央支持スライドレールのスライド方向に沿って予め固定しておくと共に、前記太陽光発電モジュールの幅方向の両端部が配置される部分に、両端支持レールをそれぞれ予め固定しておき、
前記太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の前記中央支持スライドレールを、自身の長手方向にスライドさせて、1又は複数列の部分の複数の前記スライドレール支持具に順次スライド挿入させることで、当該太陽光発電モジュールの幅方向の中央部を支持すると共に、当該太陽光発電モジュールの幅方向の両端部を前記各両端支持レールに支持させることを特徴としている。
請求項1の発明においては、フレキシブル太陽光発電モジュールの幅方向の両端部を支持する一対の両端支持レールを被取付け部に固定設置すると共に、当該フレキシブル太陽光発電モジュールの幅方向の中央部を支持する1又は複数本の中央支持スライドレールを固定設置するための1又は複数列の部分に、スライドレール支持具を、前記両端支持レールの長手方向に沿って固定設置した状態におく。太陽光発電モジュールの裏面における幅方向の中央部には、1又は複数本の中央支持スライドレールが長手方向に沿って予め貼着されていて、被取付け部の1又は複数列の部分に固定設置されたスライドレール支持具に、太陽光発電モジュールの裏面の1又は複数本の中央支持スライドレールを順次スライドさせて、太陽光発電モジュールを被取付け部の所定位置に配置させる。その後に、太陽光発電モジュールの両端部を各両端支持レールに固定金具を用いて固定することで、被取付け部の定められた位置に太陽光発電モジュールが固定配置状態で取付けられる。ここで、スライドレール支持具としては、その複数個を前記中央支持スライドレールのスライド方向に沿って所定間隔をおいて配置する分離構造のものと、当該 中央支持スライドレールの長さに対応した長尺状の連続した構造のものとがある。
請求項1の発明によれば、太陽光発電モジュールは、フレキシブルでありながら、幅方向の両端部と、中央部の1又は複数箇所が、それぞれ両端支持レール、及び中央支持スライドレールに固定状態でしっかりと取付けられるため、フレキシブルな太陽光発電モジュールに作用する風圧、特に、裏面からの風圧が作用しても、十分に耐え得る取付強度を有する。また、太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールを複数本のスライドレール支持具に順次スライドさせることで、太陽光発電モジュールを被取付け部の設定位置に正確に配置して、取付けることができるので、太陽光発電モジュールの取付作業を正確に、しかも高能率で行える。更に、太陽光発電モジュールのタイプを変更して取付ける必要が生じた場合、或いは特定の太陽光発電モジュールのみが損傷されて、新規の同一タイプのものに交換して取付ける場合においても、両端支持レールに対する太陽光発電モジュールの固定を解除した後に、太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールを複数のスライドレール支持具に対して反挿入方向にスライドさせるのみで、交換対象の太陽光発電モジュールを簡単に取り外すことが出来て、太陽光発電モジュールの交換作業を迅速に行える。
また、請求項1の発明によれば、わん曲屋根において、両端支持レール、及び1又は複数本の中央支持スライドレールを等高線方向に沿って配置することで、両端支持レール及び中央支持スライドレールがわん曲屋根のわん曲面に沿って配置されるため、フレキシブルな太陽光発電モジュールをわん曲方向に沿わせて配置することも可能となる。
請求項2の発明は、フレキシブルな太陽光発電モジュールを被取付け部に取付ける方法であって、
前記被取付け部における前記太陽光発電モジュールの幅方向の中央部が配置される1又は複数列の部分に、太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールをスライド挿入させるためのスライドレール支持具を、前記中央支持スライドレールのスライド方向に沿って予め固定しておくと共に、前記太陽光発電モジュールの幅方向の両端部が配置される部分に、両端支持レールをそれぞれ予め固定しておき、
前記太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の前記中央支持スライドレールを、自身の長手方向と直交する方向にスライドさせて、1又は複数列の部分の複数の前記スライドレール支持具に同時にスライド挿入させることで、当該太陽光発電モジュールの幅方向の中央部を支持すると共に、当該太陽光発電モジュールの幅方向の両端部を前記各両端支持レールに支持させることを特徴としている。
請求項1の発明では、裏面の幅方向の中央部に1又は複数本の中央支持スライドレールが貼着された太陽光発電モジュールを、当該中央支持スライドレールの長手方向にスライドさせることで、1又は複数列のスライドレール支持具に対して中央支持スライドレールを順次スライド挿入させるのに対して、請求項2の発明では、太陽光発電モジュールを、中央支持スライドレールの長手方向と直交する方向に僅かにスライドさせることで、1又は複数本の中央支持スライドレールを、1又は複数列のスライドレール支持具に対して同時にスライド挿入させる点が異なるのみであり、以下の特有の作用効果が生ずる。
即ち、請求項2の発明によれば、被取付け部に多数枚の太陽光発電モジュールを取付けた後において、特定の太陽光発電モジュールが損傷して、取り替える場合においても、両端支持レールに対する太陽光発電モジュールの固定を解除した後に、当該特定の太陽光発電モジュールのみを、中央支持スライドレールの長手方向と直交する反スライド挿入方向に僅かにスライドさせることで、損傷に係る太陽光発電モジュールを取り外すことが可能となるので、取付け後における太陽光発電モジュールの交換作業が容易となる。また、太陽光発電モジュールのスライド長が短いので、その分だけ、取付け作業の能率が高まる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記被取付け部は、建物の折板屋根であって、前記スライドレール支持具、及び両端支持レールは、当該折板屋根の馳部又は突出ボルト部に固定することを特徴としている。
請求項3の発明によれば、工場、倉庫等の折板屋根の馳部又は突出ボルト部を利用することで、当該馳部又は突出ボルト部にスライドレール支持具及び両端支持レールを固定することが可能となって、多大な総面積を有する工場又は倉庫の折板屋根に多数枚の太陽光発電モジュールを等高線方向及び傾斜方向に連続して取付けることが可能となり、しかもフレキシブルな太陽光発電モジュールの単位面積当りの重量は、他の形式の太陽光発電モジュールに比較して小さいために、折板屋根にフレキシブルな太陽光発電モジュールを十分な強度を有して取付けることが可能となる。
請求項4の発明は、フレキシブルな太陽光発電モジュールを被取付け部に取付ける装置であって、
前記太陽光発電モジュールの裏面における幅方向の中央部に長手方向に沿って貼着される1又は複数本の中央支持スライドレールと、
前記中央支持スライドレールを自身の長手方向又は当該長手方向と直交する方向に沿ってスライド挿入させることで、当該中央支持スライドレールを上方に移動不能に支持すべく、前記被取付け部における前記太陽光発電モジュールの配置位置の1又は複数列の部分に前記長手方向に沿って固定される複数のスライドレール支持具と、
前記太陽光発電モジュールの幅方向の両端部を前記被取付け部に対して支持すべく、当該被取付け部における前記太陽光発電モジュールの配置位置の幅方向の両端部に前記長手方向に沿って固定される一対の両端支持レールと、
を備え、
前記太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールを自身の長手方向にスライドさせて、前記複数のスライドレール支持具に順次スライド挿入させるか、又は当該中央支持スライドレールを自身の長手方向と直交する方向にスライドさせて、前記複数のスライドレール支持具に対して同時にスライド挿入させることで、被取付け部に対して太陽光発電モジュールの幅方向の中央部を支持させる構成であることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1及び同2の「フレキシブル太陽光発電モジュールの取付方法」の発明を、「取付装置」の面から把握したものであり、フレキシブルな太陽光発電モジュールの裏面の中央部に貼着される1又は複数本の中央支持スライドレール、太陽光発電モジュールの両端部を支持するために被取付け部に予め固定される一対の両端支持レール、及び前記中央支持スライドレールをスライド挿入して支持するために、被取付け部の1又は複数列の部分に同一直線状に所定間隔をおいて予め固定されるスライドレール支持具との計3種類の取付部材によって、被取付け部に太陽光発電モジュールを取付けることができる。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記スライドレール支持具は、ブロック板状の複数個が前記中央支持スライドレールのスライド方向に沿って所定間隔をおいて配置される構成であって、板状の支持具本体に、前記中央支持スライドレールの全長に亘って一体に設けられたスライド挿入板部を、自身の長手方向、及び当該長手方向と直交する幅方向の双方から挿入可能な互いに直交し、かつ連続する2種類のスライド挿入口が設けられた構成であることを特徴としている。
請求項5の発明は、同一のスライドレール支持具に対して太陽光発電モジュールの裏面に貼着された中央支持スライドレールを、自身の長手方向、及びこれと直交する方向の異なる2方向からスライド挿入できるため、請求項1及び同2の異なる2種類の太陽光発電モジュールの取付方法に対応できる。
請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記2種類のスライド挿入口は、板状の支持具本体に、側面に開口したスライド溝を全長に亘って設けることで形成されて、当該スライド溝を形成する下方板部は、上方板部に対して、前記中央支持スライドレールの長手方向と直交する側方に突出していて、下方板部の当該突出部は、中央支持スライドレールを前記スライド溝に、当該中央支持スライドレールの長手方向と直交する方向からスライド挿入させる際の案内を行うスライド案内板部となっていることを特徴としている。
請求項6の発明によれば、スライド案内板部の存在により、特に、両端支持レールの長手方向と直交する方向から、複数のスライドレール支持具に対して太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールをスライド挿入する際に、当該中央支持スライドレールを一旦前記スライド案内板部に支持させた後に、スライドレール支持具のスライド溝にスライド挿入することで、中央支持スライドレールのスライド挿入操作を安定して行える。
請求項7の発明は、請求項4の発明において、前記スライドレール支持具は、板状の支持具本体における前記中央支持スライドレールの挿入方向と直交する方向の両端部に、偏平コの字形の横断面を有する左右一対のスライド溝が、横断面視において内側の開口が対向するように対称配置された構成であることを特徴としている。
請求項7の発明に係るスライドレール支持具は、請求項1の発明に係る太陽光発電モジュールの取付方法に実施されるものであって、太陽光発電モジュールの取付け後において、当該太陽光発電モジュールは、スライド挿入方向と直交する方向に移動しない利点がある。
本発明によれば、フレキシブルな太陽光発電モジュールの裏面の中央部に貼着される1又は複数本の中央支持スライドレール、太陽光発電モジュールの両端部を支持するために被取付け部に予め固定される一対の両端支持レール、及び前記中央支持スライドレールをスライド挿入して支持するために、被取付け部に1又は複数列の部分の同一直線状に所定間隔をおいて予め固定されるスライドレール支持具との計3種類の取付部材によって、太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールを、当該中央支持スライドレールの長手方向又はこれに直交する方向にスライドさせることで、1又は複数列の各複数のスライドレール支持具にスライド挿入させると共に、当該太陽光発電モジュールの両端部を各両端支持レールに固定することで、太陽光発電モジュールを被取付け部に十分な強度でもってしっかりと取付けることが可能となる。
本発明に係る取付装置により折板屋根80の等高線方向P及び傾斜方向Qに沿って多数枚の太陽光発電モジュールMが取付けられた部分斜視図である。 同様の折板屋根80を傾斜面に対して垂直な方向から見た部分平面図である。 図1の部分拡大図である。 折板屋根80の馳部82に対して屋根側金具70を固定する状態を示す斜視図である。 裏面の幅方向の中央部に中央支持スライドレールR11が貼着された太陽光発電モジュールMを、当該中央支持スライドレールR11の長手方向にスライドさせて、折板屋根80に取付ける状態の斜視図である。 (a)は、屋根側金具70に対する第1スライドレール支持具S1 の取付けを示す斜視図であり、(b)は、取付状態の断面図である。 太陽光発電モジュールMが取付けられた折板屋根80の頂部に沿った部分断面図である。 (a),(b)は、図6の中央支持スライドレールR11の部分の拡大図、及び部分拡大平面図である。 (a),(b)は、図6の両端支持レールR21の部分の詰込み片31の挿入前後の部分拡大図である。 (a)〜(c)は、太陽光発電モジュールMを、その裏面に貼着された中央支持スライドレールR11を折板屋根80の傾斜方向Qにスライドさせて、当該折板屋根80に取付ける方法の順序を示す断面図である。 (a)〜(c)は、別の取付方法の順序を示す断面図である。 (a)は、第1スライドレール支持具S1 に対する中央支持スライドレールR11の異なる方向からのスライド挿入を示す部分斜視図であり、(b)は、スライド挿入後の部分斜視図である。 (a)は、太陽光発電モジュールMが長手方向にわん曲した状態の斜視図、(b),(c)は、それぞれ裏面に中央支持スライドレールR11が貼着された太陽光発電モジュールMを裏面側及び表面側から見た斜視図である。 裏面に2本の中央支持スライドレールR11が貼着された太陽光発電モジュールMの裏面から見た斜視図である。 わん曲屋根83に沿って太陽光発電モジュールMが取付られた状態の断面図である。 裏面に中央支持スライドレールR12が貼着された太陽光発電モジュールMを裏面から見た斜視図である。 屋根側金具70に対する第2スライドレール支持具S2 の取付けを示す斜視図である。 裏面に中央支持スライドレールR12が貼着された太陽光発電モジュールMが折板屋根80に取付けられた状態の一部を破断した斜視図である。 (a),(b)は、図18の中央支持スライドレールR12の部分の拡大図、及び部分拡大平面図である。
以下、本発明に係るフレキシブルな太陽光発電モジュールMの取付装置を用いて、折板屋根80に太陽光発電モジュールMを取付ける例を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。フレキシブルな太陽光発電モジュールMの一つとして、米国の「SoloPower,Inc」の製造販売に係る「ソロパワー(登録商標)」があり、実施例では、これを用いた。フレキシブルな太陽光発電モジュールMは、図13に示されるように、内部に発電セル類が組み込まれたフレキシブルな構造であって、(縦×横×厚さ)=(2,197×1,144×3)mmの長方形状をなしていて、四辺の各周縁部は、補強されている。
折板屋根には、種々の構造があるが、断面が連続した複数の等脚台形状に金属薄板を折り曲げた折板単体を等高線方向に沿って連続して並べて、前記折板単体の両端部である頂板部を互いに重ね合わせて連結した構成は、共通構造である。隣接する折板単体の両端部の各頂板部を重ね合せた状態を維持する手段の相違により、大別して、「馳(ハゼ)式折板」と「重ね式折板」とがある。「馳(ハゼ)式折板」は、図3及び図6に示されるように、隣接する折板単体81の幅方向の両端部に「馳」と称される変則曲げ加工を施して、互いの曲げ加工部を内外に嵌合させること(互いに嵌合された部分を「馳部82」と称している)で、隣接する折板単体81をボルトレスで連結するものであり、屋根面に固定されたタイトフレーム(図示せず)と折板単体81とは、「馳部82」において金具で連結されることで、各折板単体は、それぞれ屋根面に固定されている。一方、「重ね式折板」とは、隣接する折板単体の各頂板部を、屋根面に固定されたタイトフレームの頂板部から上方に突出するボルトにより連結する構造であって、当該ボルトが露出状態で突出している。
本発明に係る太陽光発電モジュールの取付装置によれば、「馳(ハゼ)式折板」及び「重ね式折板」のいずれの折板屋根に対してもフレキシブルな太陽光発電モジュールMの取付けが可能であるが、以下の実施例では、「馳(ハゼ)式折板」による折板屋根について説明する。屋根強度の小さな折板屋根に対して太陽光発電モジュールを取付けることは、取付強度の面において困難とされていたので、以下の実施例では、太陽光発電モジュールの取付対象として折板屋根を挙げるが、本発明に係る太陽光発電モジュールの取付装置によれば、被取付け部に、後述の第1又は第2のスライドレール支持具S1 ,S2 及び両端支持レールR21, R22を固定する部分を設ければ、折板屋根以外の一般の被取付け部に対してもフレキシブルな太陽光発電モジュールMの取付けが可能である。
本発明に係る太陽光発電モジュールの取付装置は、フレキシブルな長方形状のの太陽光発電モジュールMの裏面の幅方向の中央部に全長に亘って貼着される中央支持スライドレールR11と、当該中央支持スライドレールR11を、折板屋根を構成する折板単体81の馳部82に屋根側金具70を介して固定される第1スライドレール支持具S1 と、前記折板単体81の馳部82に屋根側金具70を介して固定される両端支持レールR21(R22)との計3種類の取付部材を必要とする。上記した3種類の部材は、いずれも太陽光発電モジュールMの取付装置の軽量化を図るためにアルミニウムで形成されている。なお、以下の説明では、折板屋根の等高線方向及び傾斜方向をそれぞれP,Qで表示する。
屋根側金具70は、強度確保の観点から鉄で形成されて、図3及び図6に示されるように、折板屋根80の傾斜方向Qに沿って連続して設けられる馳部82に固定支持させることで、第1及び第2の各スライドレール支持具S1 ,S2 並びに両端支持レールR21, R22を前記馳部82に固定支持させるための部材であって、同一形状の一対の金具単体71を対称配置させた状態で一体化されて使用される。一対の金具単体71を対称配置させて高さ方向の中央部の連結板部72を密着させて金具単体連結ボルト73で連結することで、当該一対の金具単体71は一体化されて、一対の連結板部72の下方に、外方に折り曲げることで馳部挟持板部74が連続して設けられ、当該馳部挟持板部74の下端部には、折板単体81の頂板部81aの上面に密着する折板密着板部75が前記連結板部72と直交して外方に向けて一体に設けられている。一対の連結板部72の上方には、部材固定ボルト76のボルト頭部が挿通されるボルト頭部挿通空間77を形成するための断面L文形の空間形成板部78が外方に向けて一体に設けられ、空間形成板部78の上端部には、部材支持水平板部79が前記折板密着板部75と平行に設けられている。なお、当然のことながら、一対の部材支持水平板部79の間には、部材固定ボルト76が挿通可能な開口が連続して形成されている。なお、図6において、32,33は、それぞれ金具単体連結ボルト73及び部材固定ボルト76に螺合されるナットを示す。
図13に示されるように、太陽光発電モジュールMの裏面の幅方向の中央部には、当該太陽光発電モジュールMの長手方向の全長に亘って中央支持スライドレールR11が貼着され、当該中央支持スライドレールR11は、断面L字形の2つの部材の一方を180°反転させて、共通板部の部分で一体化させることで、スライド支持板部1と貼着板部2とが平面視で重なることなく所定間隔をおいて互いに平行に配置されて、スライド支持板部1と貼着板部2とが、互いに反対側の端部において前記スライド支持板部1及び貼着板部2の双方に対して直交する連結板部3により連結された形状である。太陽光発電モジュールMは、図13(a)に示されるように、フレキシブルであるが、裏面に中央支持スライドレールR11を長手方向に沿って貼着させることで、図13(b),(c)に示されるように、平面状態を維持する。
第1スライドレール支持具S1 は、図6〜図8に示されるように、前記屋根側金具70に前記中央支持スライドレールR11を取付けるための部材であって、アルミニウムの押出成形により形成され、長方形状をした板状の支持具本体11に、その短手方向である前記中央支持スライドレールR11の長手方向に沿った全長に亘ってスライド溝12が一側面に開口して形成され、当該スライド溝12を形成する上方板部13と下方板部であるスライド案内板部14とは、当該第1スライドレール支持具S1 が折板屋根80の馳部82に取付けられた状態において、前記スライド溝12の形成方向と直交する傾斜方向Qの長さが異なっている。即ち、上方板部13の自由端側が所定長だけ欠落されることで、スライド案内板部14が露出された構造になっている支持具本体11は、スライド溝12が等高線方向Pに沿うようにして、支持具本体11に形成されたボルト挿通孔15に挿通された部材固定ボルト76を介して屋根側金具70の部材支持水平板部79の上面に取付けられる。よって、第1スライドレール支持具S1 の支持具本体11に形成された前記スライド溝12には、太陽光発電モジュールMを等高線方向Pに沿ってスライドさせることで、その裏面に貼着された中央支持スライドレールR11を当該スライド溝12にスライド挿入させる第1スライド挿入口16と、太陽光発電モジュールMを傾斜方向Qに沿ってスライドさせることで、その裏面に貼着された中央支持スライドレールR11を当該スライド溝12にスライド挿入させる第2スライド挿入口17とを有する。
両端支持レールR21は、図4及び図9に示されるように、フレキシブルな太陽光発電モジュールMの幅方向の両端部を固定支持するための長尺状の部材であって、アルミニウムの押出成形により形成され、レール本体21は、コの字を90°右反転させて上面を開口させた形状であり、底板部22の幅方向の両端に起立板部23がそれぞれ起立されて、上面が開口した形状であって、当該レール本体21の各起立板部23の外側には、上下二枚の溝形成板部24,25が所定間隔をおいて各起立板部23に対して垂直に形成され、上下二枚の各溝形成板部24,25の間は、太陽光発電モジュールMの幅方向の両端部を挿入した後に、余剰隙間をゴム材等から成る詰込み片31で閉塞するための挿入固定溝26となっている。両端支持レールR21は、図1〜図3及び図9に示されるように、その底板部22の部分において、折板屋根80の馳部82の等高線位置に固定された複数の屋根側金具70に対して複数本の部材固定ボルト76及びナット33を介して固定される。
そして、本発明に係る太陽光発電モジュールの取付装置を構成する上記した中央支持スライドレールR11、第1スライドレール支持具S1 及び両端支持レールR21を用いて、折板屋根80に多数枚の太陽光発電モジュールMを取付けるには、以下のようにして行う。最初に、太陽光発電モジュールMを設置する折板屋根80の配置図面に基づいて、中央支持スライドレールR11及び両端支持レールR21の等高線方向P及び傾斜方向Qに沿った配置位置を定めて、当該配置位置の馳部82に屋根側金具70を固定する。屋根側金具70の傾斜方向に沿った配置ピッチK1 (図2参照)は、両端支持レールR21の幅(1,144mm)の半分に対応させると共に、等高線方向Pに沿った配置ピッチK2 (図2参照)は、馳部82のピッチの2倍(約1,000mm)にしてある。馳部82に対する屋根側金具70の固定は、上記したように、一対の金具単体71の各馳部挟持板部74で馳部82を挟持した状態で、各連結板部72を金具単体連結ボルト73で連結して、一対の金具単体71を一体にするのみでよい。
次に、太陽光発電モジュールMの裏面に貼着された中央支持スライドレールR11が配置される部分の各屋根側金具70の部材支持水平板部79に第1スライドレール支持具S1 を、スライド溝12が等高線方向Pを向くようにして部材固定ボルト76及びナット33を用いてそれぞれ取付ける。
次に、図5に示されるように、太陽光発電モジュールMの裏面に貼着された中央支持スライドレールR11のスライド支持板部1を第1スライドレール支持具S1 のスライド溝12に挿入させると共に、太陽光発電モジュールMの幅方向の両端部を、各両端支持レールR21の挿入固定溝26にそれぞれ挿入した状態で、当該太陽光発電モジュールMを、左右の各両端支持レールR21との平行を維持した状態でゆっくりと設定の配置位置までスライドさせる。第1スライドレール支持具S1 は、ピッチK2 をおいて設けられているため、太陽光発電モジュールMの挿入側の先端部が第1スライドレール支持具S1 に達する毎に、スライド案内板部14を利用する等して、中央支持スライドレールR11のスライド支持板部1を第1スライドレール支持具S1 のスライド溝12に挿入させる。
その後に、等高線方向Pに沿ったスライドにより、設定位置に配置された太陽光発電モジュールMは、このままでは、等高線方向Pに微動の恐れがあるので、図9に示されるように、両端支持レールR21の挿入固定溝26の残存隙間にゴム等から成る詰込み片31を詰め込むことで、前記微動を防止する。当該詰込み片31は、前記微動の防止のためには、両端支持レールR21の全長に亘って連続して詰め込む必要はなく、断続的でよい。
また、上記した第1スライドレール支持具S1 を使用すると、図10及び図12に示されるように、太陽光発電モジュールMを傾斜方向Qに僅かにスライドさせることで、幅方向の中央の中央支持スライドレールR11を複数の第1スライドレール支持具S1 に簡単に取付けることができる。即ち、図10(a),(b)に示されるように、太陽光発電モジュールMの幅方向の一端部を一方の両端支持レールR21の挿入固定溝26に挿入すると同時に、当該モジュールMの裏面に貼着してある中央支持スライドレールR11のスライド支持板部1を、第1スライドレール支持具S1 のスライド案内板部14を利用して、複数の第1スライドレール支持具S1 の各スライド溝12に同時に挿入した後に、図10(c)に示されるように、太陽光発電モジュールMの幅方向の他方の端部を僅かに上方にわん曲させて、当該端部を、他方の両端支持レールR21に挿入すればよい。
また、太陽光発電モジュールMを傾斜方向Qにスライドさせて折板屋根80に取付ける方法において、当該太陽光発電モジュールMの幅方向の両端部を固定する別の構造として、図11及び図12に示されるものがある。即ち、前記両端支持レールR21に替えて、下側及び上側の各両端支持レールR22,R23を使用することで、太陽光発電モジュールMの幅方向の一方側をわん曲させることなく、支持固定できる。即ち、下側両端支持レールR22は、上記した両端支持レールR21の上側の溝形成板部24を欠落させることで、上面が開口したコの字形の横断面を有する本体部41の左右上端に、それぞれ外方に向けてフランジ板状の支持板部42が形成された形状であり、上側両端支持レールR23は、下側両端支持レールR22の内側に嵌り込むことが可能なように、当該下側両端支持レールR22に対して僅かに相似小形であって、本体部43の左右上端に、それぞれ外方に向けてフランジ板状の押え板部44が形成された形状である。下側両端支持レールR22の本体部41は、屋根側金具70の部材固定ボルト76及びナット45を介して当該屋根側金具70に固定される。なお、図7において、84は、折板屋根80を構成する折板単体81を支持するための屋根板を示す。
よって、下側両端支持レールR22の支持板部42の上面に仮固定用の接着剤(図示せず)を塗布しておいて、図11(a)に示されるように、太陽光発電モジュールMの裏面の中央支持スライドレールR11のスライド支持板部1を、各第1スライドレール支持具S1 の第2スライド挿入口17からスライド溝12にスライド挿入させた後に、図11(b)に示されるように、当該太陽光発電モジュールMの幅方向の両端部を、各下側両端支持レールR22の支持板部42の上面に仮固定しておく。最後に、図11(c)に示されるように、上側両端支持レールR23の本体部43を下側両端支持レールR22の本体部41に嵌め込んで、部材固定ボルト76の突出部にナット46を螺合させることで、太陽光発電モジュールMの幅方向の両端部は、下側両端支持レールR22の支持板部42と、上側両端支持レールR23の押え板部44との間で挟持されることで、下側両端支持レールR22に固定される。
上記した取付方法であると、太陽光発電モジュールMのスライド量が僅かであって、迅速に取付けられると共に、取付け後において、特定の太陽光発電モジュールMが損傷されて、交換の必要が生じた場合には、隣接する別の太陽光発電モジュールMを取り外すことなく、損傷に係る特定の太陽光発電モジュールMのみを取り外すことができる利点がある。
上記の操作を繰り返して、等高線方向Pに沿って複数枚の太陽光発電モジュールMを直列に接続した状態で配置する。傾斜方向Qに沿った次の段においても、同様の操作を繰り返すことで、配置図面通りに、折板屋根80に多数枚の太陽光発電モジュールMが等高線方向P及び傾斜方向Qの双方に沿って配置される。なお、図1及び図2において、34は、等高線方向Pに沿って隣接する太陽光発電モジュールMの接続線を示す。
このように、折板屋根80の設定位置に配置された太陽光発電モジュールMは、幅方向の中央部、及び両端部が、それぞれ中央支持スライドレールR11及び一対の両端支持レールR21(R22)に全長に亘ってしっかりと固定支持されているので、風圧、特に、下方からの風圧にも十分に耐え得ることができ、長期間に亘って前記した計3本の各レールR11,R21(R22)に安定して支持される。また、特定の太陽光発電モジュールMが破損されて交換の必要が生じた場合には、両端支持レールR11の挿入固定溝26の残存溝部に詰め込んだ詰込み片31を取り外して、等高線方向Pにスライドさせることで、容易に交換作業を行える。
図14は、裏面に2本の中央支持スライドレールR11が貼着された太陽光発電モジュールMを裏面から見た斜視図であって、太陽光発電モジュールMの幅方向に沿った支持スパンが短くなる。よって、図15に示されるように、わん曲屋根83のわん曲形状に沿わせて、太陽光発電モジュールMをわん曲した状態で取付けることが可能となる。
次に、図16〜図19を参照して、別の実施例の中央支持スライドレールR12が裏面に貼着された太陽光発電モジュールMを折板屋根80に取付ける方法について説明する。太陽光発電モジュールMの裏面における幅方向の中央部には、1本の中央支持スライドレールR12が長手方向の全長に亘って貼着されている。中央支持スライドレールR12は、アルミニウムの押出成形により形成されて、上記した下側両端支持レールR22を上下反転させた形状であって、貼着板部51の幅方向の両端部にそれぞれ起立板部52が直角に折り曲げられ、各起立板部52の下端部に、それぞれフランジ板状のスライド支持板部53が前記貼着板部51と平行となるように外側に直角に折り曲げられた形状である。
折板屋根80の馳部82に取付けられた各屋根側金具70に、多数の第2スライドレール支持具S2 が、傾斜方向Q及び等高線方向Pに沿った各ピッチがそれぞれ(2K1 ),(K2 )でもって固定される。第2スライドレール支持具S2 は、太陽光発電モジュールMの裏面に貼着された中央支持スライドレールR12を上方に移動しない(浮き上がらない)ようにスライド挿入させる部材であって、アルミニウムの押出成形により形成され、長方形状の支持具本体54における前記中央支持スライドレールR12の挿入方向である等高線方向Pと直交する傾斜方向Qに沿った両端部に、偏平コの字形の横断面を有する左右一対のスライド溝55が、横断面視において内側の開口が対向するように対称配置された構成である。
第2スライドレール支持具S2 は、左右一対のスライド溝55が折板屋根80の傾斜方向Qに配置した状態で、支持具本体54の中央部に形成されたボルト挿通孔56に、屋根側金具70の部材固定ボルト76を挿通して、当該部材固定ボルト76とナット33とを螺合させることで、屋根側金具70に固定される。等高線方向Pに沿ってピッチ(K2 )で固定配置された複数の第2スライドレール支持具S2 の両側には、前記両端支持レールR21が、傾斜方向Qに沿ってピッチ(2K1 )をおいて等高線方向Pに沿って固定配置されている。
そして、図18に示されるように、太陽光発電モジュールMの両端部を両端支持レールR21の挿入固定溝26にそれぞれ挿入すると共に、当該太陽光発電モジュールMの裏面に貼着された第2スライドレール支持具S2 の各スライド支持板部53を、第2スライドレール支持具S2 の各スライド溝55に順次スライド挿入させて、設定された配置位置までスライドさせ、その後に、両端支持レールR21の挿入固定溝26の残存溝部に詰込み片31を詰め込むことで、設定位置までスライドされた太陽光発電モジュールMは、当該設定位置に固定される。
上記した第1及び第2の各スライドレール支持具S1 ,S2 は、いずれもブロック板状になっていて、その複数個が、太陽光発電モジュールMの裏面の中央支持スライドレールR11,R12の等高線方向Pに沿って所定間隔をおいて配置される構成であるが、本発明における第1及び第2の各スライドレール支持具は、全体を長尺状のもので構成することも可能である。
隣接する折板単体の各頂板部を、屋根面に固定されたタイトフレームの頂板部から上方に突出するボルトにより連結する構造の「重ね式折板」に係る折板屋根に対しても、前記ボルトに対して固定可能な屋根側金具を設計することで、本発明に係る太陽光発電モジュールの取付装置を使用すれば、「重ね式折板」に係る折板屋根に対しても太陽光発電モジュールを取付けることができる。
上記したように、本発明においては、太陽光発電モジュールMを折板屋根80に取付けるための取付装置として、フレキシブルな長方形状の太陽光発電モジュールMの裏面の幅方向の中央部に全長に亘って貼着される中央支持スライドレールR11(R12)と、当該中央支持スライドレールR11(R12)を、折板屋根80を構成する折板単体81の馳部82に屋根側金具70を介して固定される第1スライドレール支持具S1 又は第2スライドレール支持具S2 と、前記折板単体81の馳部82に屋根側金具70を介して固定される両端支持レールR21(R22,R23)との計3種類の取付部材を必要とするのみであって、しかも、これらの各部材をアルミニウムで形成することで、取付装置自体が軽量化されるのに加えて、フレキシブルな太陽光発電モジュールM自体も軽量であるため、従来困難視されていた屋根強度の小さい折板屋根80に、太陽光発電モジュールMを取付けることが可能となった。
しかし、本発明に係る太陽光発電モジュールの取付装置を使用すれば、太陽光発電モジュールの取付対象は、折板屋根に限られず、太陽光発電専用の場所に対してもフレキシブルな太陽光発電モジュールを取付けることができる。
M:太陽光発電モジュール
P:等高線方向
Q:傾斜方向
11,R12:中央支持スライドレール
21:両端支持レール
22:下側両端支持レール
23:上側両端支持レール
1 :第1スライドレール支持具
2 :第2スライドレール支持具
1,53:中央支持スライドレールのスライド支持板部
2,51:中央支持スライドレールの貼着板部
11,54:スライドレール支持具の支持具本体
12,55:スライドレール支持具のスライド溝
16:第1スライド挿入口
17:第2スライド挿入口
80:折板屋根(被取付け部)
82:馳部

Claims (7)

  1. フレキシブルな太陽光発電モジュールを被取付け部に取付ける方法であって、
    前記被取付け部における前記太陽光発電モジュールの幅方向の中央部が配置される1又は複数列の部分に、太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールをスライド挿入させるためのスライドレール支持具を、前記中央支持スライドレールのスライド方向に沿って予め固定しておくと共に、前記太陽光発電モジュールの幅方向の両端部が配置される部分に、両端支持レールをそれぞれ予め固定しておき、
    前記太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の前記中央支持スライドレールを、自身の長手方向にスライドさせて、1又は複数列の部分の複数の前記スライドレール支持具に順次スライド挿入させることで、当該太陽光発電モジュールの幅方向の中央部を支持すると共に、当該太陽光発電モジュールの幅方向の両端部を前記各両端支持レールに支持させることを特徴とするフレキシブル太陽光発電モジュールの取付方法。
  2. フレキシブルな太陽光発電モジュールを被取付け部に取付ける方法であって、
    前記被取付け部における前記太陽光発電モジュールの幅方向の中央部が配置される1又は複数列の部分に、太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールをスライド挿入させるためのスライドレール支持具を、前記中央支持スライドレールのスライド方向に沿って予め固定しておくと共に、前記太陽光発電モジュールの幅方向の両端部が配置される部分に、両端支持レールをそれぞれ予め固定しておき、
    前記太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の前記中央支持スライドレールを、自身の長手方向と直交する方向にスライドさせて、1又は複数列の部分の複数の前記スライドレール支持具に同時にスライド挿入させることで、当該太陽光発電モジュールの幅方向の中央部を支持すると共に、当該太陽光発電モジュールの幅方向の両端部を前記各両端支持レールに支持させることを特徴とするフレキシブル太陽光発電モジュールの取付方法。
  3. 前記被取付け部は、建物の折板屋根であって、前記スライドレール支持具、及び両端支持レールは、当該折板屋根の馳部又は突出ボルト部に固定することを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキシブル太陽光発電モジュールの取付方法。
  4. フレキシブルな太陽光発電モジュールを被取付け部に取付ける装置であって、
    前記太陽光発電モジュールの裏面における幅方向の中央部に長手方向に沿って貼着される1又は複数本の中央支持スライドレールと、
    前記中央支持スライドレールを自身の長手方向又は当該長手方向と直交する方向に沿ってスライド挿入させることで、当該中央支持スライドレールを上方に移動不能に支持すべく、前記被取付け部における前記太陽光発電モジュールの配置位置の1又は複数列の部分に前記長手方向に沿って固定される複数のスライドレール支持具と、
    前記太陽光発電モジュールの幅方向の両端部を前記被取付け部に対して支持すべく、当該被取付け部における前記太陽光発電モジュールの配置位置の幅方向の両端部に前記長手方向に沿って固定される一対の両端支持レールと、
    を備え、
    前記太陽光発電モジュールの裏面に貼着された1又は複数本の中央支持スライドレールを自身の長手方向にスライドさせて、前記複数のスライドレール支持具に順次スライド挿入させるか、又は当該中央支持スライドレールを自身の長手方向と直交する方向にスライドさせて、前記複数のスライドレール支持具に対して同時にスライド挿入させることで、被取付け部に対して太陽光発電モジュールの幅方向の中央部を支持させる構成であることを特徴とするフレキシブル太陽光発電モジュールの取付装置。
  5. 前記スライドレール支持具は、ブロック板状の複数個が前記中央支持スライドレールのスライド方向に沿って所定間隔をおいて配置される構成であって、板状の支持具本体に、前記中央支持スライドレールの全長に亘って一体に設けられたスライド挿入板部を、自身の長手方向、及び当該長手方向と直交する幅方向の双方から挿入可能なように互いに直交し、かつ連続する2種類のスライド挿入口が設けられた構成であることを特徴とする請求項4に記載のフレキシブル太陽光発電モジュールの取付装置。
  6. 前記2種類のスライド挿入口は、板状の支持具本体に、側面に開口したスライド溝を全長に亘って設けることで形成されて、当該スライド溝を形成する下方板部は、上方板部に対して、前記中央支持スライドレールの長手方向と直交する側方に突出していて、下方板部の当該突出部は、中央支持スライドレールを前記スライド溝に、当該中央支持スライドレールの長手方向と直交する方向からスライド挿入させる際の案内を行うスライド案内板部となっていることを特徴とする請求項5に記載のフレキシブル太陽光発電モジュールの取付装置。
  7. 前記スライドレール支持具は、板状の支持具本体における前記中央支持スライドレールの挿入方向と直交する方向の両端部に、偏平コの字形の横断面を有する左右一対のスライド溝が、横断面視において内側の開口が対向するように対称配置された構成であることを特徴とする請求項4に記載のフレキシブル太陽光発電モジュールの取付装置。
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