JP2017149699A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】泡量、泡質に優れ、洗浄、タオルドライ後は石鹸の様な乾燥感もなく、なめらかは仕上がりを有するものの、すすぎ時のぬるつきがないために、さっぱりとした爽快感を得られる洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。(A)N−アシルサルコシントリエタノールアミン(B)アミドプロピルベタイン、イミダゾリウムベタインおよびスルホベタインから選らばれる両性界面活性剤(C)ノニオン性ポリマーさらに下記成分(D)を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。(D)IOBが2.0以上の多価アルコール【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関し、詳しくは、泡量、泡質に優れ、洗浄、タオルドライ後は石鹸の様な乾燥感もなく、なめらかは仕上がりを有するものの、すすぎ時のぬるつきがないために、さっぱりとした爽快感を得られる皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来より、ボディソープや洗顔料といった液状もしくはペースト状の皮膚洗浄剤には、使用時の泡の量や、泡質のクリーミィさに優れるという観点から石鹸が多く用いられてきた。しかし昨今、皮膚洗浄剤において消費者のニーズの多様化によって、使用時の泡の量や、泡質のクリーミィさだけでなく、泡立ちやすすぎ性、洗浄後の質感なども重要視されてきた。さらに、敏感肌の消費者も増加してきており、肌に対してマイルドな界面活性剤を配合する等、ベースとなる界面活性剤も様々に求められてきている。
例えば、アルキル硫酸塩やポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩は、石鹸とは異なった洗浄後の質感は有するものの、すすぎ時にいつまでもぬるつきを感じ、爽快感やさっぱり感を得られなかった。
また、N−アシルアミノ酸塩は肌に対しての刺激が低いマイルドな活性剤として知られ、昨今好まれて使われてきており、N−アシルアミノ酸塩、両性界面活性剤、ポリオキシエチレン脂肪酸ペンタエリスリトールエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミドを組合わせた皮膚洗浄料(例えば、特許文献1)や、N−アシル酸性アミノ酸塩と特定のグリセリルエ−テルと多価アルコ−ルを組合わせた液体洗浄剤組成物(例えば特許文献2)などが考案されてきた。しかしながらこれらの洗浄料では、すすぎ時のぬるつきを軽減することはできず、爽快感は満足できるものではなく、泡質のクリーミィさも満足できるものではなかった。
特開2004−203776号公報 特開2008−189869号公報
本発明は、泡量、泡質に優れ、洗浄、タオルドライ後は石鹸の様な乾燥感もなく、なめらかは仕上がりを有するものの、すすぎ時のぬるつきがないために、さっぱりとした爽快感を得られる皮膚洗浄剤組成物を提供することを課題とする。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、N−アシルサルコシントリエタノールアミン、IOBが2.0以上の多価アルコール、アミドプロピルベタイン、イミダゾリウムベタインおよびスルホベタインから選らばれる両性界面活性剤、ノニオン性ポリマーを組み合わせることにより、上記の課題を解決した皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
第一の発明は、下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。(A)N−アシルサルコシントリエタノールアミン
(B)アミドプロピルベタイン、イミダゾリウムベタインおよびスルホベタインから選ら
ばれる両性界面活性剤
(C)ノニオン性ポリマー
第二の発明は、さらに下記成分(D)を含有することを特徴とする請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
(D)IOBが2.0以上の多価アルコール
第三の発明は、(B)がイミダゾリウムベタインであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
第四の発明は、(D)が、IOBが2.0〜4.0の多価アルコール、およびIOBが4.5以上の多価アルコールから選ばれる二種以上であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の皮膚洗浄剤組成物。
第五の発明は、組成物のpHが5.0〜6.5であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
本発明によれば、泡量、泡質に優れ、洗浄、タオルドライ後は石鹸の様な乾燥感もなく、なめらかは仕上がりを有するものの、すすぎ時のぬるつきがないために、さっぱりとした爽快感を得られる皮膚洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明の皮膚洗浄剤組成物について詳細に説明する。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(A)N−アシルサルコシントリエタノールアミンとしては、例えばN−ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、N−ミリストイルサルコシントリエタノールアミン、N−ココイルサルコシントリエタノールアミン等である。N−アシルサルコシントリエタノールアミンの配合量は、組成物全体に対して、好ましくは3〜50%である。より好ましくは5〜20%である。3%未満では、良好な泡量、泡質が得られない。一方20%を超えると、すすぎ時のぬるつきを感じ、爽快感が得られない。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(B)アミドプロピルベタイン、イミダゾリウムベタインおよびスルホベタインから選らばれる両性界面活性剤としては、具体的には、ラウラミドプロピルベタイン、ココカミドプロピルベタイン、ラウロアンホ酢酸Na、ココアンホ酢酸Na、ラウリルヒドロキシスルタイン、ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン、等が挙げられるが、特にラウロアンホアンホ酢酸Na、ココアンホ酢酸Na等のイミダゾリウムを用いることが好ましい。これら両性界面活性剤は市販品を使用することができ、具体的に例示すれば、オバゾリンLB(東邦化学社製)、アンホレックス50(ミヨシ油脂社製)、アンヒトール20HD(花王社製)等が挙げられる。本発明の洗浄剤組成物には、これら両性界面活性剤を1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(C)ノニオン性ポリマーとしては、具体的には、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリグルタミン酸、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸アルキル共重合体等が挙げられるが、特にヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースを用いることが好ましい。これらノニオン性ポリマーは市販品
を使用することができ、具体的に例示すれば、HECダイセルSE400等のシリーズ(ダイセル社製)、メトローズ60SH10000等のメトローズシリーズ(信越化学工業社製)等が挙げられる。本発明の洗浄剤組成物には、これらノニオン性ポリマーを1種単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物で用いられる成分(D)IOBが2.0以上の多価アルコールとしては、例えば、直鎖または分岐鎖型のグリコール、ポリエチレングリコール、が挙げられる。より具体的には、1,3−ブチレングリコール(IOB=2.50)、イソプレングリコール(IOB=2.0)、プロピレングリコール(IOB=3.33)、1,3−プロパンジオール(IOB=3.33)等の炭素数が2〜10のグリコール;分子量が100〜1000のポリエチレングリコール挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物において、成分(D)IOBが2.0以上の多価アルコールの配合量は、組成物全体に対して、好ましくは1%〜30%である。より好ましくは1%〜20%である。1%未満では、洗浄、タオルドライ後のなめらか感が得られない。一方30%を超えると、洗浄、タオルドライ後にべたつきが生じてしまう。
また、本発明の洗浄剤組成物において、成分(D)IOBが2.0〜4.0の多価アルコール、およびIOBが4.5以上の多価アルコールから選ばれる二種以上であることが好ましく、IOBが4.5以上の多価アルコールとしては、具体的にはグリセリンおよび、ソルビトール、スクロース、マルチトール、マンニトール、キシリトール等の糖アルコール等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物はpHが5.0〜6.5であることが好ましく、5.0未満では濁りが生じやすく、剤の粘度も低下するため視認性および使用性が低下し、6.5を超えるとすすぎ時のぬるつきを感じやすくなる。
本発明の洗浄剤組成物は、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤、水溶性高分子化合物(ノニオン性、アニオン性等を含む)、粉体(顔料、色素、樹脂等)、生理活性成分、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、紫外線吸収剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、パール化剤、中和剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
上記アニオン界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、例えばラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸カリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記両性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、β−アミノプロピオン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N'−カルボキシメチル−N'−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
上記ノニオン界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばポリオキシエチレンセチルエーテル、モノステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンモノイソステアレート、ポリオキシエチレンジオレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤ
シ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
また、上記粉体としては、例えば赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)に特に制限はない。
上記生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。上記生理活性成分は、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分や、化合物等が挙げられるが、これらの中でも、特に天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が安全性の点で好ましい。
上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、例えばアシタバエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエキス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラエキス、クワエキス、紅茶エキス、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、ブクリョウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マドンナリリー花エキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分以外の成分としては、例えばデオキシリボ核酸、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミン類(A、B2、B6、C、D、E)、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコ
チン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l−メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物は、洗顔、クレンジング、ボディシャンプー、ハンドソープ、シェービング料、マッサージ料等の皮膚用洗浄剤として好適に使用できる。またそれぞれ、粘性液体、クリーム状等の形態として用いることができ、特に洗顔フォーム、液状ボディシャンプーとして好適に用いられる。
次に本発明の洗浄剤組成物について、実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。まず、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
実施例1〜15及び比較例1〜8
表1及び表2に示す組成の洗浄剤組成物を常法により調製した。泡量、泡質(クリーミィさ)、すすぎ時のぬるつき、洗浄、タオルドライ後のなめらか感、タオルドライ後のべたつき及び、低温での透明安定性評価の結果は表1及び表2に併せて示した。なお、以下の全ての実施例及び比較例における配合量は質量%である。
(1)使用感評価法
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の洗浄剤組成物を使用し、泡量、泡質(クリーミィさ)、すすぎ時のぬるつき、タオルドライ後のなめらか感、洗浄、タオルドライ後のべたつきについて官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。
[泡量]
◎:極めて良好 泡量が良好と答えた被験者の数が8人以上
○:良好 泡量が良好と答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 泡量が良好と答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い 泡量が良好と答えた被験者の数が4人未満
[泡質(クリーミィさ)]
◎:極めて良好 泡質(クリーミィさ)が良好と答えた被験者の数が8人以上
○:良好 泡質(クリーミィさ)が良好と答えた被験者の数が6人以上、8人未満△:やや悪い 泡質(クリーミィさ)が良好と答えた被験者の数が4人以上、6人未満×:悪い 泡質(クリーミィさ)が良好と答えた被験者の数が4人未満
[すすぎ時のぬるつき]
◎:極めて良好 ぬるつきがないと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 ぬるつきがないと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い ぬるつきがないと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い ぬるつきがないと答えた被験者の数が4人未満
[洗浄、タオルドライ後のなめらか感]
◎:極めて良好 なめらか感が良いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 なめらか感が良いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い なめらか感が良いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い なめらか感が良いと答えた被験者の数が4人未満
[洗浄、タオルドライ後のべたつき]
◎:極めて良好 べたつきがないと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 べたつきがないと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い べたつきがないと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い べたつきがないと答えた被験者の数が4人未満
(2)低温での透明安定性試験(外観評価)
実施例及び比較例の洗浄剤組成物をガラス瓶に充填し、0℃で静置したときの経時安定性について、下記判断基準により評価を行った。
◎:2ヶ月間析出物および濁りなし
○:1ヶ月間析出物および濁りなし(2ヶ月後析出物有り)
△:2週間析出物および濁りなし(1ヶ月後析出物有り)
×:1週間析出物および濁りなし(2週間後析出物有り)
Figure 2017149699
Figure 2017149699
表1及び表2より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜15の洗浄剤組成物は比較例1〜8の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明の洗浄剤組成物のその他の処方例を実施例16、17として挙げる。なお、これらの実施例の洗浄剤組成物についても、上記の泡量、泡質(クリーミィさ)、すすぎ時のぬるつき、洗浄、タオルドライ後のなめらか感、タオルドライ後のべたつき及び、低温での透明安定性評価を評価した。
実施例16 洗顔フォーム
(1)N−ラウロイルサルコシンTEA 10.0
(2)プロパンジオール 6.0
(3)1.3−BG 6.0
(4)イソプレングリコール 6.0
(5)グリセリン 2.0
(6)ソルビトール 8.0
(7)マルチトール 8.0
(8)シア脂 0.5
(9)バラエキス 0.5
(10)サピンヅストリホリアツス果実エキス 0.5
(11)モモ葉エキス 0.5
(12)アロエベラ葉エキス 0.5
(13)N−アセチルグルコサミン 0.5
(14)カニナバラ果実エキス 0.5
(15)エデト酸二ナトリウム 0.5
(16)フェノキシエタノール 0.5
(17)ポリクオタニウム10 0.5
(18)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 1.0
(19)コカミドプロピルベタイン 5.0
(20)ラウリルグルコシド 3.0
(21)香料 0.2
(22)精製水 残余
常法により上記組成の洗浄剤組成物を調製し、泡量、泡質(クリーミィさ)、すすぎ時のぬるつき、洗浄、タオルドライ後のなめらか感、タオルドライ後のべたつき及び、低温での透明安定性を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。
実施例17 洗顔フォーム
(1)N−ラウロイルサルコシンTEA 15.0
(2)プロパンジオール 6.0
(3)1.3−BG 6.0
(4)イソプレングリコール 6.0
(5)グリセリン 2.0
(6)ソルビトール 2.0
(7)マルチトール 2.0
(8)シア脂 0.5
(9)バラエキス 0.5
(10)サピンヅストリホリアツス果実エキス 0.5
(11)モモ葉エキス 0.5
(12)アロエベラ葉エキス 0.5
(13)N−アセチルグルコサミン 0.5
(14)カニナバラ果実エキス 0.5
(15)エデト酸二ナトリウム 0.5
(16)フェノキシエタノール 0.5
(17)ポリクオタニウム10 0.5
(18)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.0
(19)コカミドプロピルベタイン 5.0
(20)ラウリルグルコシド 3.0
(21)香料 0.2
(22)精製水 残余
常法により上記組成の洗浄剤組成物を調製し、泡量、泡質(クリーミィさ)、すすぎ時のぬるつき、洗浄、タオルドライ後のなめらか感、タオルドライ後のべたつき及び、低温での透明安定性を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。

Claims (5)

  1. 下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
    (A)N−アシルサルコシントリエタノールアミン
    (B)アミドプロピルベタイン、イミダゾリウムベタインおよびスルホベタインから選らばれる両性界面活性剤
    (C)ノニオン性ポリマー
  2. さらに下記成分(D)を含有することを特徴とする請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。(D)IOBが2.0以上の多価アルコール
  3. (B)がイミダゾリウムベタインであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
  4. (D)が、IOBが2.0〜4.0の多価アルコール、およびIOBが4.5以上の多価アルコールから選ばれる二種以上であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の皮膚洗浄剤組成物。
  5. 組成物のpHが5.0〜6.5であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の皮膚洗浄剤組成物。
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