JP2017149506A - 負荷率表示装置及び建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設機械の負荷率の範囲の分割数に関係なく小型化が実現される負荷率表示装置を提供すること。
【解決手段】建設機械の負荷率表示装置は、鉛直方向又は水平方向に並んで配列される複数の照射部材を備え、前記照射部材のそれぞれは、複数の光色で光を照射可能であるとともに、前記建設機械の負荷率に対応して照射する前記光の光色を変化させる。前記照射部材のそれぞれは、他の照射部材と同時に、かつ、前記他の照射部材と同一の光色で、前記光を照射する。前記照射部材のぞれぞれは、少なくとも前記複数の光色の中の1つである特定色で前記光を照射する状態において、点滅する。
【選択図】図3

Description

本発明は、建設機械においてキャブの外表面に取付けられる負荷率表示装置、及び、その負荷率表示装置を備える建設機械に関する。
特許文献1には、建設機械であるクレーンにおいて、キャブの外表面に取付けられる外部負荷率表示装置(負荷率表示装置)が開示されている。この外部負荷率表示装置では、複数の照射部材が、水平方向(キャブの幅方向)に並んで配列される。外部負荷率表示装置では、クレーンの負荷率に対応して、光を照射する(すなわち点灯する)照射部材の数が変化したり、光を照射する照射部材が変化したりする。クレーンの周囲の作業者は、外部負荷率表示装置において光を照射する照射部材の数、又は、いずれの照射部材が光を照射するかに基づいて、クレーンの負荷率を把握する。また、クレーンの負荷率に対応して光を照射する(すなわち点灯する)照射部材が変化する場合、複数の照射部材は互いに対して異なる光色で光を照射する。
実開昭58−117485号公報
前記特許文献1の負荷率表示装置では、負荷率の範囲の分割数と同一の数の照射部材を設ける必要がある。このため、負荷率が小さい範囲ごとに分割され、負荷率の範囲の分割数が多くなると、負荷率表示装置における照射部材の数も多くなる。照射部材の数が多くなることにより、負荷率表示装置が大型化する。負荷率表示装置が大型化することにより、負荷率表示装置が建設機械の周囲の建物等と干渉し易くなったり、走行車体の安定性が低下したりする可能性があり、建設機械での作業への影響が大きくなる。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、建設機械の負荷率の範囲の分割数に関係なく小型化が実現される負荷率表示装置、及び、その負荷率表示装置を備える建設機械を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明のある態様は、建設機械においてキャブの外表面に取付けられる負荷率表示装置であって、鉛直方向又は水平方向に並んで配列される複数の照射部材を備え、前記照射部材のそれぞれは、複数の光色で光を照射可能であるとともに、前記建設機械の負荷率に対応して照射する前記光の光色を変化させ、前記照射部材のそれぞれは、他の照射部材と同時に、かつ、前記他の照射部材と同一の光色で、前記光を照射し、前記照射部材のぞれぞれは、少なくとも前記複数の光色の中の1つである特定色で前記光を照射する状態において、点滅する。
本発明によれば、建設機械の負荷率の範囲の分割数に関係なく小型化が実現される負荷率表示装置、及び、その負荷率表示装置を備える建設機械を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係るクレーンを示す概略図である。 図2は、第1の実施形態に係るキャブを概略的に示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係る外部負荷率表示装置を作動する構成を概略的に示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係る外部負荷率表示装置をキャブの前方側から視た状態で示す概略図である。 図5は、第1の実施形態に係る外部負荷率表示装置の内部構成を示す概略図である。 図6は、第1の実施形態に係る外部負荷表示装置の作動制御における制御装置での処理を示すフローチャートである。 図7は、第2の実施形態に係る外部負荷率表示装置の内部構成を示す概略図である。 図8は、第2の実施形態の第1の変形例に係る外部負荷率表示装置の内部構成を示す概略図である。 図9は、第2の実施形態の第2の変形例に係る外部負荷率表示装置の内部構成を示す概略図である。 図10は、第1の実施形態及び第2の実施形態のある変形例に係るキャブを概略的に示す斜視図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1乃至図6を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る建設機械の一例としてクレーン1を示す図である。図1に示すように、クレーン1は、走行車体2と、走行車体2上に走行車体2に対して旋回可能に設けられる旋回体3と、を備える。また、旋回体3には、ブーム5の一端が取付けられている。ブーム5は、旋回体3と一緒に走行車体2に対して旋回可能であるとともに、旋回体3に対して起伏可能である。また、走行車体2上には、キャブ(運転室)7が設置され、キャブ7は、旋回体3と一緒に走行車体2に対して旋回可能である。
図2は、キャブ7の構成を示す図である。図2において、矢印V1側が鉛直上側であり、矢印V2側が鉛直下側である。また、図2おいて、矢印X1側がキャブ7(旋回体3)の前方側であり、矢印X2側がキャブ7(旋回体3)の後方側である。さらに、図2において、矢印W1及び矢印W2の方向が、キャブ7(旋回体3)の幅方向となる。
図2に示すように、キャブ7の外表面は、前方側を向く前方外表面10を備える。前方外表面10は、キャブ7の前方端を形成し、キャブ7において前方側の部位に設けられている。キャブ7は、フロントウィンドウ11を備える。フロントウィンドウ11の外表面は、前方側を向き、前方外表面10の一部を形成する。キャブ7では、フロントウィンドウ11は、枠部12で囲まれている。枠部12の外表面は、前方外表面10の一部を形成する。
枠部12は、一対の縦桟13A,13B及び一対の横桟15A,15Bを備える。縦桟13A,13Bは、鉛直方向に沿って延設され、横桟15A,15Bは、キャブ7の幅方向(水平方向)に沿って延設される。縦桟(第1の縦桟)13Aは、キャブ7の幅方向について一方側(矢印W1側)からフロントウィンドウ11に取付けられ、縦桟(第2の縦桟)13Bは、キャブ7の幅方向について他方側(矢印W2側)からフロントウィンドウ11に取付けられる。また、横桟(第1の横桟)15Aは、鉛直上側からフロントウィンドウ11に取付けられ、横桟(第2の横桟)15Bは、鉛直下側からフロントウィンドウ11に取付けられる。
また、キャブ7の前方外表面10には、クレーン1の負荷率σを表示する外部負荷率表示装置(負荷率表示装置)20が取付けられる。外部負荷率表示装置20は、クレーン1の負荷率σをクレーン1の周囲の作業者に示す指標となる。本実施形態では、外部負荷率表示装置20は、横桟15Aの外表面において、キャブ7の幅方向(水平方向)に沿って延設される。このため、キャブ7の前端部に設けられる前方外表面10において上端部に、外部負荷率表示装置20が配置される。また、前方外表面10上では、外部負荷率表示装置20は、フロントウィンドウ11から外れた位置に配置され、フロントウィンドウ11と重ならない。
図3は、外部負荷率表示装置20を作動する構成を示す図である。図3に示すように、クレーン1には制御装置(演算装置)21が設けられる。制御装置21は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application specific integrated circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を含むプロセッサ又は集積回路等、及び、記憶媒体を備え、演算処理、制御等を行う。また、クレーン1には、クレーン1の状態に関するパラメータを検出する検出器22が設けられる。検出器22での検出結果は、電気信号等によって制御装置21に伝達される。制御装置21は、検出器22での検出結果に基づいて、クレーン1の負荷率σを算出する。
クレーン1のキャブ7の内部には、モニタ等の内部負荷率表示装置23が設けられている。制御装置21は、算出された負荷率σを内部負荷率表示装置23に表示する。クレーン1の操作者は、内部負荷率表示装置23での表示に基づいて、クレーン1の負荷率σを把握する。また、制御装置21は、算出された負荷率σに基づいて、外部負荷率表示装置20の作動を制御する。クレーン1の周囲の作業者は、外部負荷率表示装置20の作動状態に基づいて、クレーン1の負荷率σを把握する。
また、クレーン1には、PTO(パワーテイクオフ)装置25及びPTO切替えスイッチ26が設けられている。PTO切替えスイッチ26がONであるか否かは、キャブ7内での操作によって切替えられる。制御装置21は、PTO切替えスイッチ26がONであるか否かに基づいて、PTO装置25の駆動を制御する。PTO切替えスイッチ26がOFFの状態では、PTO装置25は駆動されず、エンジン(図示しない)からの動力は、クレーン1の走行のみに用いられる。このため、エンジンからの動力がPTO装置25によって取出されず、旋回体3及びブーム5等のクレーン1の作業機は作動されない。一方、PTO切替えスイッチ26がONの状態では、PTO装置25が駆動される。これにより、エンジンからの動力がPTO装置25によって取出され、取出された動力が、旋回体3の旋回及びブーム5の起伏等のクレーン1の作業機の作動に用いられる。また、制御装置21は、PTO切替えスイッチ26がOFFの状態(すなわち、PTO装置25でエンジンからの動力が取出されない状態)では、外部負荷率表示装置20の作動を停止する。
図4及び図5は、外部負荷率表示装置20の構成を示す図である。図4は、キャブ7の前方側から視た状態を示し、図5は、内部構成を示す。図4及び図5に示すように、外部負荷率表示装置20は、複数(本実施形態では6つ)の照射部材31A〜31Fを備える。照射部材31A〜31Fは、キャブ7(旋回体3)の幅方向(水平方向)に並んで配列されている。照射部材31A〜31Fは、キャブ7の幅方向について互いに対して離れて配置され、本実施形態では略等間隔で配置されている。照射部材31A〜31Fのそれぞれは、隣設される照射部材(31A〜31Fの対応する1つ又は2つ)に対して間隔Lを有する。
照射部材31A〜31Fのそれぞれは、フルカラーLED等の多色発光要素(32A〜32Fの対応する1つ)を備える。多色発光要素32A〜32Fは、外部負荷率表示装置20の内部に配置され、多色発光要素32A〜32Fのそれぞれは、複数の光色(本実施形態では緑、黄及び赤の三色)で光を発光可能である。PTO切替えスイッチ26がONの状態では、制御装置21は、算出された負荷率σに基づいて、多色発光要素32A〜32Fのそれぞれの発光を制御し、多色発光要素32A〜32Fのそれぞれにおいて発光される光の光色を調整する。また、制御装置21での制御によって、多色発光要素32A〜32Fのそれぞれは、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)の多色発光要素(32A〜32Fの対応する5つ)と同時に、かつ、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)の多色発光要素(32A〜32Fの対応する5つ)と同一の光色で発光する。例えば、多色発光要素32Aが緑で発光している状態では、他の多色発光要素32B〜32Fも緑で同時に発光する。
照射部材31A〜31Fのそれぞれは、多色発光要素(32A〜32Fの対応する1つ)で発光された光色で光を照射する。また、外部負荷率表示装置20は、キャブ7の前方側を向くフロントパネル30を備える。フロントパネル30は、照射部材31A〜31Fから照射される光の出射面を形成する。照射部材31A〜31Fのそれぞれは、フロントパネル30において対応する出射領域(ZA〜ZFの対応する1つ)から照射される光を出射する。出射領域ZA〜ZFは、キャブ7の幅方向について互いに対して離れて配置され、本実施形態では略等間隔で配置されている。出射領域ZA〜ZFのそれぞれは、隣設される出射領域(ZA〜ZFの対応する1つ又は2つ)に対して間隔Mを有する。ここで、間隔Mは、前述の間隔Lと略同一の大きさとなる。
多色発光要素32A〜32Fのそれぞれが複数の光色で光を発光可能であるため、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、複数の光色(本実施形態では緑、黄及び赤の三色)で光を照射可能である。また、制御装置21によって多色発光要素32A〜32Fのそれぞれの発光が前述のように制御されるため、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、クレーン1の負荷率σに対応して、照射する光の光色を変化させる。さらに、制御装置21によって多色発光要素32A〜32Fのそれぞれの発光が前述のように制御されるため、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)と同時に、かつ、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)と同一の光色で、光を照射する。例えば、照射部材31Aが緑で光を照射している状態では、他の照射部材31B〜31Fも緑で光を照射する。
本実施形態では、制御装置21での制御によって、多色発光要素32A〜32Fのそれぞれは、複数の光色の1つである特定色(例えば赤)の光を発光する状態において、周期的に点滅する。これにより、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、特定色(例えば赤)で光を照射する状態(すなわち、特定色で点灯する状態)において、周期的に点滅する。
なお、前述した多色発光要素32A〜32Fのそれぞれの発光の制御、及び、照射部材31A〜31Fのそれぞれでの光の照射の制御は、PTO切替えスイッチ26がONの状態(すなわち、PTO装置25でエンジンからの動力が取出されている状態)でのみ、行われる。PTO切替えスイッチ26がOFFの状態(すなわち、PTO装置25でエンジンからの動力が取出されない状態)では、外部負荷率表示装置20が作動されないため、いずれの多色発光要素32A〜32Fも発光しない。したがって、PTO切替えスイッチ26がOFFの状態では、いずれの照射部材31A〜31Fも、光を照射しない(点灯しない)。
次に、本実施形態の外部負荷率表示装置20及びクレーン(建設機械)1の作用及び効果について、説明する。図6は、外部負荷表示装置20の作動制御における制御装置21での処理を示す図である。外部負荷表示装置20を作動させる際には、制御装置21は、PTO切替えスイッチ26がONであるか否かを検出する(ステップS101)。これにより、PTO装置25でエンジンからの動力が取出されているか否か、及び、旋回体3及びブーム5等のクレーン1の作動機がエンジンの動力によって作動されているか否かが、判断される。PTO切替えスイッチ26がOFFの場合は(ステップS101−No)、処理は、ステップS101に戻る。すなわち、制御装置21は、PTO切替えスイッチ26がONになるまで、待機する。
PTO切替えスイッチ26がONの場合は(ステップS101−Yes)、制御装置21は、検出器22で検出結果としてクレーン1の状態に関するパラメータ等を取得する(ステップS102)。そして、制御装置21は、取得した検出結果に基づいて、クレーン1の負荷率σを算出する(ステップS103)。そして、制御装置21は、算出された負荷率σが第1の閾値σth1より小さいか否かを判断する(ステップS104)。負荷率σが第1の閾値σth1より小さい場合は(ステップS104−Yes)、制御装置21は、多色発光要素32A〜32Fを制御することにより、全ての多色発光要素32A〜32Fにおいて緑の光を同時に発光させる(ステップS105)。これにより、全ての照射部材31A〜31Fは、緑の光を同時に照射する。
負荷率σが第1の閾値σth1以上の場合は(ステップS104−No)、制御装置21は、負荷率σが第2の閾値σth2より小さいか否かを判断する(ステップS106)。ここで、第2の閾値σth2は、第1の閾値σth1より大きい。負荷率σが第2の閾値σth2より小さい場合は(ステップS106−Yes)、制御装置21は、多色発光要素32A〜32Fを制御することにより、全ての多色発光要素32A〜32Fにおいて黄の光を同時に発光させる(ステップS107)。これにより、全ての照射部材31A〜31Fは、黄の光を同時に照射する。負荷率σが第2の閾値σth2以上の場合は(ステップS106−No)、制御装置21は、多色発光要素32A〜32Fを制御することにより、全ての多色発光要素32A〜32Fにおいて赤の光を同時に発光させる(ステップS108)。そして、制御装置21は、全ての多色発光要素32A〜32Fを周期的に点滅させる(ステップS109)。これにより、全ての照射部材31A〜31Fは、赤の光を同時に照射するとともに、周期的に点滅する。
ステップS105、S107又はS109の処理が行われると、制御装置21は、外部負荷率表示装置20の作動制御を終了するか否かを判断する(ステップS110)。作動制御を継続する場合は(ステップS110−No)、処理はステップS102に戻り、ステップS102以降の処理を再び行う。なお、ステップS103で算出された負荷率σは、内部負荷率表示装置23に表示される。
前述のように外部負荷率表示装置20の作動制御が行われることにより、本実施形態では、クレーン1の周囲の作業者は、照射部材31A〜31Fが緑の光を同時に照射することに基づいて、クレーン1の負荷率σが第1の閾値σth1より小さい範囲であることを把握する。また、クレーン1の周囲の作業者は、照射部材31A〜31Fが黄の光を同時に照射することに基づいて、クレーン1の負荷率σが第1の閾値σth1以上で第2の閾値σth2より小さい範囲であることを把握し、照射部材31A〜31Fが赤の光を同時に照射することに基づいて、クレーン1の負荷率σが第2の閾値σth2以上の範囲であることを把握する。
また、本実施形態では、負荷率σの範囲の分割数と同一の数の光色で多色発光要素32A〜32Fのそれぞれが光を発光可能であればよく、負荷率σの範囲の分割数と同一の数の光色で照射部材31A〜31Fのそれぞれが光を照射可能であればよい。このため、負荷率σの範囲の分割数と同一の数の照射部材(31A〜31F)を設ける必要がない。したがって、負荷率σの範囲の分割数が多くなっても、照射部材(31A〜31F)の数を多くする必要はない。照射部材(31A〜31F)の数が多くならないことにより、外部負荷率表示装置20の小型化が容易に実現される。すなわち、負荷率σの範囲の分割数に関係なく、外部負荷率表示装置20の小型化が容易に実現される。
外部負荷率表示装置20が小型化することにより、外部負荷率表示装置20がクレーン(建設機械)1の周囲の建物等と干渉し難くなるとともに、作業機を作動せる作業時において走行車体2の安定性が向上する。これにより、旋回体3及びブーム5等の作業機を作動させる作業において、外部負荷率表示装置20の影響が低減され、安定して作業が行われる。
また、本実施形態では、複数の照射部材31A〜31Fが設けられ、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、負荷率σに基づいて、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)と同時に、かつ、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)と同一の光色で、光を照射する。このため、ある照射部材(例えば31A)において照射される光の光色が識別し難い場合でも、他の照射部材(例えば31F)において照射される光の光色に基づいて、クレーン1の周囲の作業者は、クレーン1の負荷率σを把握可能となる。
また、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、赤(特定色)の光を照射する状態において、周期的に点滅する。このため、全ての照射部材31A〜31Fにおいて照射される光の光色が識別し難い場合でも、照射部材31A〜31Fが点滅することに基づいて、クレーン1の周囲の作業者は、負荷率σが第2の閾値σth2以上の範囲であることを把握可能となる。すなわち、全ての照射部材31A〜31Fにおいて照射される光の光色が識別し難い場合でも、クレーン1の負荷率σが大きい状態を、クレーン1の周囲の作業者は把握可能となる。
また、本実施形態では、PTO切替えスイッチ26がOFFの状態(すなわち、PTO装置25でエンジンからの動力が取出されない状態)では、外部負荷率表示装置20が作動されない。このため、走行時において照射部材31A〜31Fから光が照射される等の誤作動が、有効に防止される。
また、本実施形態では、多色発光要素32A〜32FとしてフルカラーLEDを用いることにより、多色発光要素32A〜32Fのそれぞれにおいて発光での消費電力が低減される。これにより、外部負荷率表示装置20で消費される電力が低減される。外部負荷率表示装置20の消費電力が低減されることにより、クレーン1において外部負荷率表示装置20以外の電気系統で用いられる電力を増大させることが可能となる。
また、本実施形態では、外部負荷率表示装置20は、横桟15Aの外表面に配置され、キャブ7の前端部に設けられる前方外表面10において上端部に設けられる。このため、クレーン1の周囲の作業者は、外部負荷率表示装置20を視認し易い。また、外部負荷率表示装置20は、横桟15Aの外表面においてキャブ7の幅方向(水平方向)に沿って延設され、フロントウィンドウ11から外れた位置に配置される。このため、キャブ7内の操作者の視界が外部負荷率表示装置20によって妨げられず、操作者の視界が確保される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の構成を次の通り変形したものである。なお、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7は、本実施形態の外部負荷率表示装置20の内部構成を示す図である。本実施形態でも、複数の照射部材31A〜31Fが設けられ、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、複数(本実施形態では緑、黄及び赤の三色)の光色で光を照射することが可能である。ただし、本実施形態では、照射部材31A〜31Fのそれぞれに多色発光要素(32A〜32Fの対応する1つ)が設けられず、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、複数(本実施形態では3つ)の単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)を備える。単色発光要素33A〜33F,34A〜34F,35A〜35Fのそれぞれは、例えばLEDであり、単一の光色でのみ光を発光可能である。照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)は互いに対して異なる光色で光を発光する。例えば、照射部材31Aでは、単色発光要素33A,34A,35Aが互いに対して異なる光色で光を発光する。
単色発光要素33A〜33F,34A〜34F,35A〜35Fのそれぞれには、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)のそれぞれに1つずつ、同一の光色で光を発光する同順位の単色発光要素(33A〜33Fの対応する5つ、34A〜34Fの対応する5つ又は35A〜35Fの対応する5つ)が存在する。例えば、単色発光要素33Aは、単色発光要素33B〜33Fと同順位であり、第1の順位の単色発光要素となる。第1の順位の単色発光要素33A〜33Fのそれぞれは、緑で光を発光する。また、単色発光要素34Aは、単色発光要素34B〜34Fと同順位であり、第2の順位の単色発光要素となる。第2の順位の単色発光要素34A〜34Fのそれぞれは、黄で光を発光する。さらに、単色発光要素35Aは、単色発光要素35B〜35Fと同順位であり、第3の順位の単色発光要素となる。第3の順位の単色発光要素35A〜35Fのそれぞれは、赤で光を発光する。
PTO切替えスイッチ26がONの状態では、制御装置21は、算出された負荷率σに基づいて、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)の中のいずれを発光させるか調整する。すなわち、照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、クレーン1の負荷率σに対応して、発光する単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ又は35A〜35Fの対応する1つ)が変化する。例えば、照射部材31Aでは、負荷率σに対応して、単色発光要素33A,34A,35Aのいずれが発光するかが変化する。また、制御装置21での制御によって、照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)のそれぞれは、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)の同順位の単色発光要素(33A〜33Fの対応する5つ、34A〜34Fの対応する5つ又は35A〜35Fの対応する5つ)と同時に発光する。例えば、照射部材31Aにおいて単色発光要素33Aが発光する状態では、単色発光要素33Aと同順位の単色発光要素33B〜33Fが同時に発光する。この際、第1の順位の単色発光要素33A〜33Fの全てが、緑で光を同時に発光する。
本実施形態では、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)は、キャブ7(旋回体3)の幅方向(水平方向)に並んで配列されている。また、本実施形態では、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)が略等間隔で配置されている。照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、隣設される単色発光要素(33A〜35Aの対応する2つ、33B〜35Bの対応する2つ、33C〜35Cの対応する2つ、33D〜35Dの対応する2つ、33E〜35Eの対応する2つ又は33F〜35Fの対応する2つ)は互いに対して間隔Pを有する。間隔Pは、互いに対して隣設される照明部材(31A〜31Fの対応する2つ)の間隔Lに比べて極度に小さく、微小である。したがって、間隔Pは、互いに対して隣設される出射領域(ZA〜ZFの対応する2つ)の間隔Mと比較しても、極度に小さい。
照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、発光している単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ又は35A〜35Fの対応する1つ)の光色で光を照射する。したがって、照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、いずれの単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)が発光しているかに対応して、照射される光の光色が変化する。また、本実施形態では、間隔Pが微小であるため、照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、いずれの単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)が発光しても、フロントパネル30における光の出射領域(ZA〜ZFの対応する1つ)は略同一となる。すなわち、照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、いずれの単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)が発光しても、対応する出射領域(ZA〜ZFの対応する1つ)から光が出射される(照射される)。例えば、照射部材31Aは、いずれの単色発光要素33A,34A,35Aが発光しているかに関係なく、出射領域ZAから光を出射する。
本実施形態では、制御装置21によって、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、クレーン1の負荷率σに対応して、発光する単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ又は35A〜35Fの対応する1つ)が変化する。このため、本実施形態でも、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、クレーン1の負荷率σに対応して、照射する光の光色を変化させる。さらに、本実施形態では、制御装置21によって、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)のそれぞれは、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)の同順位の単色発光要素(33A〜33Fの対応する5つ、34A〜34Fの対応する5つ又は35A〜35Fの対応する5つ)と同時に発光する。このため、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)と同時に、かつ、他の照射部材(31A〜31Fの対応する5つ)と同一の光色で、光を照射する。例えば、照射部材31Aが緑で光を照射している状態では、他の照射部材31B〜31Fも緑で光を照射する。
また、本実施形態では、制御装置21での制御によって、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、特定色(例えば赤)の光を発光可能な単色発光要素(例えば35A〜35Fの対応する1つ)が、光を発光している際に、周期的に点滅する。これにより、本実施形態でも、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、特定色(例えば赤)で光を照射する状態(すなわち、特定色で点灯する状態)において、周期的に点滅する。
本実施形態でも、外部負荷表示装置20の作動制御において、クレーン1の負荷率σが算出され(ステップS103)、負荷率σが第1の閾値σth1より小さいか否か(ステップS104)、及び、負荷率σが第2の閾値σth2より小さいか否か(ステップS106)が、判断される。本実施形態では、負荷率σが第1の閾値σth1より小さい場合は(ステップS104−Yes)、ステップS105において、制御装置21は、第1の順位の単色発光要素33A〜33Fの全てを同時に発光させる。これにより、全ての照射部材31A〜31Fは、緑の光を同時に照射する。
また、負荷率σが第1の閾値σth1以上で、かつ、第2の閾値σth2より小さい場合は(ステップS104−No及びS106−Yes)、ステップS107において、制御装置21は、第2の順位の単色発光要素34A〜34Fの全てを同時に発光させる。これにより、全ての照射部材31A〜31Fは、黄の光を同時に照射する。さらに、負荷率σが第2の閾値σth2以上の場合は(ステップS104−No及びS106−No)、ステップS108において、制御装置21は、第3の順位の単色発光要素34A〜34Fの全てを同時に発光させる。そして、ステップS109において、制御装置21は、第3の順位の単色発光要素34A〜34Fの全てを周期的に点滅させる。これにより、全ての照射部材31A〜31Fは、赤の光を同時に照射するとともに、周期的に点滅する。
前述のように外部負荷率表示装置20の作動制御が行われることにより、本実施形態でも、クレーン1の周囲の作業者は、照射部材31A〜31Fが緑の光を同時に照射することに基づいて、クレーン1の負荷率σが第1の閾値σth1より小さい範囲であることを把握する。また、クレーン1の周囲の作業者は、照射部材31A〜31Fが黄の光を同時に照射することに基づいて、クレーン1の負荷率σが第1の閾値σth1以上で第2の閾値σth2より小さい範囲であることを把握し、照射部材31A〜31Fが赤の光を同時に照射することに基づいて、クレーン1の負荷率σが第2の閾値σth2以上の範囲であることを把握する。
前述のような構成を備え、かつ、前述のような作動制御が行われることにより、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の作用及び効果を奏する。また、本実施形態では、単色発光要素33A〜33F,34A〜34F,35A〜35FとしてLEDを用いることにより、単色発光要素33A〜33F,34A〜34F,35A〜35Fのそれぞれにおいて発光での消費電力が低減される。これにより、外部負荷率表示装置20で消費される電力が低減される。外部負荷率表示装置20の消費電力が低減されることにより、クレーン1において外部負荷率表示装置20以外の電気系統で用いられる電力を増大させることが可能となる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態では、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)は、キャブ7(旋回体3)の幅方向(水平方向)に並んで配列されているが、これに限るものではない。例えば、図8に示す第2の実施形態の第1の変形例では、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)は、鉛直方向に並んで配列されている。また、図9に示す第2の実施形態の第2の変形例では、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)は、照射部材(31A〜31Fの対応する1つ)の中心軸回りに沿って同心状に配列されている。
これらの変形例のそれぞれにおいても、照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、隣設される単色発光要素(33A〜35Aの対応する2つ、33B〜35Bの対応する2つ、33C〜35Cの対応する2つ、33D〜35Dの対応する2つ、33E〜35Eの対応する2つ又は33F〜35Fの対応する2つ)は互いに対して間隔Pを有する。そして、間隔Pは、互いに対して隣設される照明部材(31A〜31Fの対応する2つ)の間隔Lに比べて極度に小さく、微小である。このため、これらの変形例のそれぞれにおいても、照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、いずれの単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)が発光しても、フロントパネル30における光の出射領域(ZA〜ZFの対応する1つ)は略同一となる。すなわち、照射部材31A〜31Fのそれぞれでは、いずれの単色発光要素(33A〜33Fの対応する1つ、34A〜34Fの対応する1つ及び35A〜35Fの対応する1つ)が発光しても、対応する出射領域(ZA〜ZFの対応する1つ)から光が出射される(照射される)。
(その他の変形例)
前述の実施形態等では、外部負荷率表示装置20は、横桟15Aの外表面において、キャブ7の幅方向(水平方向)に沿って延設されているが、これに限るものではない。例えば、図10に示す第1の実施形態及び第2の実施形態のある変形例では、外部負荷率表示装置20は、縦桟13Aの外表面において、鉛直方向に沿って延設される。本変形例では、照射部材31A〜31Fは、鉛直方向に並んで配列されている。
本変形例では、外部負荷率表示装置20は、縦桟13Aの上端部に配置され、キャブ7の前端部に設けられる前方外表面10において上端部に設けられる。このため、本変形例でも、クレーン1の周囲の作業者は、外部負荷率表示装置20を視認し易い。また、本変形例でも外部負荷率表示装置20は、フロントウィンドウ11から外れた位置に配置される。このため、キャブ7内の操作者の視界が外部負荷率表示装置20によって妨げられず、操作者の視界が確保される。
また、ある変形例では、外部負荷率表示装置20は、縦桟13Bの外表面において、鉛直方向に沿って延設されてもよい。この場合、外部負荷率表示装置20は、縦桟13Bの上端部に配置される。
また、前述の実施形態では、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、特定色(例えば赤)の光を照射する状態においてのみ、周期的に点滅するが、これに限るものではない。例えば、ある変形例では、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、いずれの光色(例えば緑、黄、赤の全て)の光を照射する状態でも、周期的に点滅する。本変形例では、制御装置21は、多色発光要素32A〜32Fのそれぞれの発光、又は、単色発光要素33A〜33F,34A〜34F,35A〜35Fのそれぞれの発光を制御することにより、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて点滅の周期を調整する。そして、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて、クレーン1の負荷率σに対応して、点滅の周期が変化する。このため、クレーンの負荷率σに対応して照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて照射する光の光色が変化すると、照射部材31A〜31Fのそれぞれにおいて点滅の周期も変化する。
例えば、照射部材31A〜31Fのそれぞれが黄の光を照射する状態(負荷率σが第1の閾値σth1以上で、かつ、第2の閾値σth2より小さい状態)では、照射部材31A〜31Fのそれぞれが緑の光を照射する状態(負荷率σが第1の閾値σth1より小さい状態)に比べて、点滅の周期が短くなる。そして、照射部材31A〜31Fのそれぞれが赤の光を照射する状態(負荷率σが第2の閾値σth2以上の状態)では、照射部材31A〜31Fのそれぞれが黄の光を照射する状態に比べて、点滅の周期が短くなる。前述のように作動制御が行われることにより、本変形例では、全ての照射部材31A〜31Fにおいて照射される光の光色が識別し難い場合でも、照射部材31A〜31Fが点滅する周期に基づいて、クレーン1の周囲の作業者は、負荷率σを適切に把握可能となる。
また、前述の実施形態等では、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、三色で光を照射可能であるが、これに限るものではない。例えば、照射部材31A〜31Fのそれぞれは、二色で光を照射可能であってもよく、四色以上で光を照射可能であってもよい。ただし、いずれの場合においても、照射部材31A〜31Fのそれぞれが照射可能な光色の数は、クレーン1の負荷率σの範囲の分割数と同一である。
また、照射部材(31A〜31F)の数も、6つに限るものではない。例えば、外部負荷率表示装置20に設けられる照射部材(31A〜31F)の数は、2つ以上5つ以下であってもよく、外部負荷率表示装置20の小型化が実現される構成であれば、照射部材(31A〜31F)が7つ以上設けられてもよい。
前述の実施形態等では、建設機械(1)においてキャブ(7)の外表面に、負荷率表示装置(20)が取付けられる。負荷率表示装置(20)は、鉛直方向又は水平方向に並んで配列される複数の照射部材(31A〜31F)を備え、照射部材(31A〜31F)のそれぞれは、複数の光色で光を照射可能であるとともに、建設機械(1)の負荷率(σ)に対応して照射する光の光色を変化させる。照射部材(31A〜31F)のそれぞれは、他の照射部材と同時に、かつ、他の照射部材と同一の光色で、光を照射する。照射部材(31A〜31F)のぞれぞれは、少なくとも複数の光色の中の1つである特定色で光を照射する状態において、点滅する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
1…クレーン、7…キャブ、20…外部負荷率表示装置、31A〜31F…照射部材、32A〜32F…多色発光要素、33A〜33F,34A〜34F,35A〜35F…単色発光要素。

Claims (5)

  1. 建設機械においてキャブの外表面に取付けられる負荷率表示装置であって、
    鉛直方向又は水平方向に並んで配列される複数の照射部材を具備し、
    前記照射部材のそれぞれは、複数の光色で光を照射可能であるとともに、前記建設機械の負荷率に対応して照射する前記光の光色を変化させ、
    前記照射部材のそれぞれは、他の照射部材と同時に、かつ、前記他の照射部材と同一の光色で、前記光を照射し、
    前記照射部材のぞれぞれは、少なくとも前記複数の光色の中の1つである特定色で前記光を照射する状態において、点滅する、
    負荷率表示装置。
  2. 前記照射部材のそれぞれは、前記複数の光色で前記光を発光可能な多色発光要素を備え、
    前記照射部材のそれぞれにおいて前記多色発光要素は、前記他の照射部材の前記多色発光要素と同時に、かつ、前記他の照射部材の前記多色発光要素と同一の光色で発光する、
    請求項1の負荷率表示装置。
  3. 前記照射部材のそれぞれは、互いに対して異なる光色で前記光を発光する複数の単色発光要素であって、それぞれが単一の光色でのみ前記光を発光可能な単色発光要素を備え、
    前記単色発光要素のそれぞれには、前記他の照射部材のそれぞれに1つずつ、同一の光色で前記光を発光する同順位の単色発光要素が存在し、
    前記照射部材のそれぞれにおいて互いに対して隣設される前記単色発光要素の間隔は、互いに対して隣設される前記照射部材の間隔に比べて、小さく、
    前記照射部材のそれぞれでは、前記建設機械の前記負荷率に対応して、発光する前記単色発光要素が変化し、
    前記照射部材のそれぞれでは、前記単色発光要素のそれぞれは、前記他の照射部材の前記同順位の単色発光要素と同時に発光する、
    請求項1の負荷率表示装置。
  4. 請求項1の負荷率表示装置と、
    外表面に前記負荷率表示装置が取付けられるキャブと、
    を具備する建設機械。
  5. 前記キャブは、外表面が前方側を向くフロントウィンドウと、前記フロントウィンドウを囲む枠部と、を備え、
    前記枠部は、前記鉛直方向に沿って延設され、幅方向について一方側から前記フロントウィンドウに取付けられる第1の縦桟と、前記鉛直方向に沿って延設され、幅方向について他方側から前記フロントウィンドウに取付けられる第2の縦桟と、前記幅方向に沿って延設され、鉛直上側から前記フロントウィンドウに取付けられる横桟と、を備え、
    前記負荷率表示装置は、前記照射部材が前記鉛直方向に並んで配列されるとともに、前記第1の縦桟又は前記第2の縦桟において前記鉛直方向に沿って延設される、又は、前記照射部材が前記水平方向に並んで配列されるとともに、前記横桟において前記幅方向に沿って延設される、
    請求項4の建設機械。
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