JP2017149496A - エアセパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】積載エリアTAの最大積載高さHに対する支柱(支持部材)36の突出量を小さくして、エアセパレータ10周辺の空間の有効利用を図ること。【解決手段】 支柱36は、その外周面に、スライダ42を昇降可能に備えており、スライダ42は、支柱36の軸心周りに水平方向へ揺動可能になっている。スライダ42は、そのカムプレート38側に、カムプレート38のガイド長穴40に案内される従動ピン44を有している。スライダ42は、当接部材48及びノズル50を備えている。カムプレート38のガイド長穴40は、当接部材48がスライダ42の上昇動作によって積載エリアTAの最大積載高さHを超えると、スライダ42の水平方向の揺動動作によって積載エリアTAの上側から待避するように構成されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、積載エリアに積載した複数の板材のうちの最上部の板材(板金)をエアの圧力によって分離するエアセパレータに関する。
積載エリアに積載した複数の板材を供給ロボット等のローディング装置によってプレスブレーキ等の板材加工機側へ順次供給する際には、エアセパレータが用いられる。そして、従来のエアセパレータの一般的な構成は、次の通りである。
従来のエアセパレータは、積載エリアに隣接する位置に立設された支持部材を具備しており、支持部材は、上下方向へ延びたガイド長穴を有している。また、支持部材は、その適宜位置(支持部材の適宜位置)に、スライダを昇降可能(昇降自在)に備えており、スライダは、支持部材のガイド長穴に案内される従動子を有している。更に、スライダは、その適宜位置(スライダの適宜位置)に、最上部の板材の上面を上方向から当接する当接部材を備えている。スライダは、当接部材に対応する位置に、最上部の板材の端面側に向かってエアを噴射するノズルを備えている。これにより、ローディング装置における板材吸着部によって最上部の板材を持ち上げる際に、最上部の板材をエアの圧力によって他の板材と分離することができる。
当接部材は、ローディング装置の供給動作の障害にならないようにするために、スライダの上昇動作によって積載エリアの最大積載高さを超えると、積載エリアの上側(上側の領域)から待避するようになっている。具体的には、支持部材のガイド長穴の上端側は、積載エリアの反対側に向かって湾曲した円弧形状になっている。なお、当接部材は、積載エリアの上側から待避した後に、スライダの自重等によるスライダの下降動作によって次の最上部の板材の上面に当接するようになっている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1から特許文献3に示すものがある。
特開2000−318861号公報 実開平2−64543号公報 特開2000−344373号公報
ところで、当接部材を積載エリアの上側(上側の領域)から確実に待避させるには、支持部材を積載エリアの最大積載高さに対して上方向へ突出させて、当接部材の積載エリアの反対側への移動量(待避量)を十分に確保する必要がある。一方、積載エリアの最大積載高さに対する支持部材の突出量が大きくなると、エアセパレータ周辺の空間の有効利用を図ることができず、その結果、例えば、ローディング装置の供給経路(板材吸着部の移動距離)が長くなるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成のエアセパレータを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、積載エリアに積載した複数の板材(板金)のうちの最上部の板材をエアの圧力によって分離するエアセパレータであって、前記積載エリアに隣接する位置に立設された支持部材と、前記支持部材の一方側に設けられ、上下方向へ延びたガイド長穴を有したカム部材と、前記支持部材に昇降可能(昇降自在)に設けられ、前記支持部材の軸心周りに水平方向へ揺動可能(揺動自在)であって、前記カム部材の前記ガイド長穴に案内される従動子(従動節)を有したスライダと、前記スライダに設けられ、最上部の板材の表面(上面)を上方向から当接する当接部材と、前記スライダに設けられ、最上部の板材の端面側に向かってエアを噴射するノズルと、を具備し、前記カム部材の前記ガイド長穴は、前記当接部材が前記スライダの上昇動作によって前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記スライダの水平方向の揺動動作によって前記積載エリアの上側(上側の領域)から待避するように構成されていることである。
本発明の第1の態様によると、ローディング装置における板材吸着部によって最上部の板材の上面を吸着した状態で、前記板材吸着部を上昇させることにより、最上部の板材を持ち上げる。すると、前記当接部材が最上部の板材の表面(上面)に当接した状態で、前記従動子が前記カム部材の前記ガイド長穴に案内されながら、前記スライダが追従して上昇する。また、前記スライダの上昇動作中に、前記ノズルから最上部の板材の端面側に向かってエアを噴射する。これにより、前記板材吸着部によって最上部の板材を持ち上げる際に、最上部の板材をエアの圧力によって他の板材と分離することができる。
前記当接部材が前記スライダの上昇動作によって前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記スライダが水平方向に揺動して、前記当接部材が前記積載エリアの上側(上側の領域)から待避する。これにより、前記当接部材が前記ローディング装置の供給動作の障害になることがなく、前記ローディング装置によって板材を板材加工機側へ安定的に供給することができる。なお、前記当接部材は、前記積載エリアの上側から待避した後に、前記スライダの自重等による前記スライダの下降動作によって次の最上部の板材の表面に当接するようになっている。
そして、前述のように、前記カム部材の前記ガイド長穴は、前記当接部材が前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記スライダの水平方向の揺動動作によって前記積載エリアの上側から待避するように構成されている。そのため、前記積載エリアの最大積載高さに対する前記支持部材の突出量を大きくしなくても、前記当接部材を前記積載エリアの上側から確実に待避させることができる。
本発明の第2の態様は、積載エリアに積載した複数の板材(板金)のうちの最上部の板材をエアの圧力によって分離するエアセパレータであって、前記積載エリアに隣接する位置に立設され、上下方向へ延びたガイド長穴を有した支持部材と、前記支持部材に昇降可能(昇降自在)に設けられ、前記支持部材の前記ガイド長穴に案内される従動子を有したスライダと、前記スライダに設けられ、最上部の板材の上面に上方向から当接する当接部材と、前記スライダに設けられ、最上部の板材の端面側に向かってエアを噴射するノズルと、を具備し、前記支持部材の前記ガイド長穴の上端側は、前記当接部材が前記スライダの上昇動作によって前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記積載エリアの上側(上側の領域)から待避するように、前記積載エリアの反対側に向かって拡がる扇形状になっていることである。
本発明の第2の態様によると、ローディング装置における板材吸着部によって最上部の板材の上面を吸着した状態で、前記板材吸着部を上昇させることにより、最上部の板材を持ち上げる。すると、前記当接部材が最上部の板材の表面(上面)に当接した状態で、前記従動子が前記支持部材の前記ガイド長穴に案内されながら、前記スライダが追従して上昇する。また、前記スライダの上昇動作中に、前記ノズルから最上部の板材の端面側に向かってエアを噴射する。これにより、前記板材吸着部によって最上部の板材を持ち上げる際に、最上部の板材をエアの圧力によって他の板材と分離することができる。
前記当接部材が前記スライダの上昇動作によって前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記スライダが前記積載エリアの反対側へ傾動(揺動)して、前記当接部材が前記積載エリアの上側(上側の領域)から待避する。これにより、前記当接部材が前記ローディング装置の供給動作の障害になることがなく、前記ローディング装置によって板材を板材加工機側へ安定的に供給することができる。なお、前記当接部材は、前記積載エリアの上側から待避した後に、前記スライダの自重等による前記スライダの下降動作によって次の最上部の板材の表面に当接するようになっている。
そして、前述のように、前記支持部材の前記ガイド長穴の上端側は、前記当接部材が前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記積載エリアの上側から待避するように、前記積載エリアの反対側に向かって拡がる扇形状になっている。そのため、前記積載エリアの最大積載高さに対する前記支持部材の突出量を大きくしなくても、前記当接部材を前記積載エリアの上側から確実に待避させることができる。
本発明によれば、前述のように、前記積載エリアの最大積載高さに対する前記支持部材の突出量を大きくしなくても、前記当接部材を前記積載エリアの上側から確実に待避させることができる。よって、本発明によれば、前記積載エリアの最大積載高さに対する前記支持部材の突出量を小さくして、前記エアセパレータ周辺の空間の有効利用を図ることができ、その結果、例えば、前記ローディング装置の供給経路(板材吸着部の移動距離)を短くすることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るエアセパレータを含む積載エリア周辺の平面図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係るエアセパレータを含む積載エリア周辺の側面図であって、供給ロボットのロボットハンドによって最上部の板材を吸着した様子を示している。 図3は、本発明の第1実施形態に係るエアセパレータ及び第1のマグネットフロータを示す正面図である。図3においては、当接部材が積載エリアの上側から待避した状態を実線で示している。 図4は、本発明の第1実施形態に係るエアセパレータ及び第1のマグネットフロータを示す背面斜視図である。図4においては、当接部材が積載エリアの上側から待避した状態を示している。 図5は、本発明の第1実施形態の変形例に係るエアセパレータ及び第1のマグネットフロータを示す正面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係るエアセパレータを含む積載エリア周辺の側面図であって、供給ロボットのロボットハンドによって最上部の板材を吸着した様子を示している。 図7は、本発明の第2実施形態に係るエアセパレータを示す正面図である。図7においては、当接部材が積載エリアの上側から待避した状態を実線で示している。 図8は、本発明の第2実施形態に係るエアセパレータ及び第1のマグネットフロータを示す正面図である。図8においては、当接部材が積載エリアの上側から待避した状態を実線で示している。
本発明の実施形態(第1実施形態、第1実施形態の変形例、及び第2実施形態)について図面を参照して説明する。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「設けられる」とは、直接的に設けられることの他に、別部材を介して間接的に設けられることを含む意であって、「備えられる」と同義である。「立設される」とは、立てた状態で設けられることをいう。「備える」とは、直接的に備えることの他に、別部材を介して間接的に備えることを含む意であって、「設ける」と同義である。「X軸方向」とは、左右方向のことであって、「Y軸方向」とは、前後方向のことである。図面中、「FF」は、前方向、「FR」は、後方向、「L」は、左方向、「R」は、右方向、「U」は、上方向、「D」は、下方向をそれぞれ指している。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態に係るエアセパレータ10は、積載エリアTAにパレットPを介して積載した複数の板材(板金)Wのうちの最上部の板材Wをエアの圧力によって分離するものである。積載エリアTAとは、複数の板材Wを積載するための三次元的なエリアのことである。なお、積載エリアTAは、プレスブレーキ等の板材加工機(図示省略)の例えば前方に設置されている。
エアセパレータ10は、積載エリアTAにY軸方向に隣接する位置に平面視L字状の設置台12を介して立設された一対のマグネットフロータ14のうちの一方(第1)のマグネットフロータ14に、X軸方向に並んだ状態で設置されている。換言すれば、エアセパレータ10は、積載エリアTAにY軸方向に隣接する位置に第1のマグネットフロータ14を介して立設されている。なお、マグネットフロータ14は、最上部の板材Wを磁力によって浮上させるものであって、積載エリアTAに積載される複数の板材Wの端面を突き当ててY軸方向に位置決めするためのY軸突き当て装置の1つである。
エアセパレータ10及びマグネットフロータ14は、積載エリアTAに積載した複数の板材Wを多関節の供給ロボット16によって板材加工機側へ順次供給する際に用いられるものである。供給ロボット16は、ローディング装置の1つであって、その先端側(供給ロボット16の先端側)に、板材Wの表面(上面)を吸着(吸着保持)するロボットハンド18を有している。また、複数の板材Wを板材加工機側へ順次供給する際には、積載エリアTAにX軸方向に隣接する位置に設置台12を介して立設されたX軸突き当て装置20、及び積載エリアTAの近傍に設置された2枚取り検出装置(図示省略)が用いられる。X軸突き当て装置20は、積載エリアTAに積載される複数の板材Wの端面を突き当ててX軸方向に位置決めするための装置である。2枚取り検出装置は、ロボットハンド18によって持ち上げられた板材Wが2枚以上であるか否かについて検出するための装置である。
エアセパレータ10の具体的な構成を説明する前に、マグネットフロータ14の構成について簡単に説明する。
図3及び図4に示すように、マグネットフロータ14は、積載エリアTAにY軸方向に隣接する位置に設置台12を介して立設された箱形のフロータ本体22を具備している。フロータ本体22は、複数の調節レバー24によってY軸方向へ位置調節可能になっている。また、フロータ本体22は、その内側(フロータ本体22の内側)に、マグネット(図示省略)を内蔵したマグネットケース26を備えている。マグネットケース26は、複数の調節ハンドル28によってY軸方向へ位置調節可能になっている。
フロータ本体22は、その前側(フロータ本体22の前側)に、フロータカバー30を備えており、フロータカバー30は、ステンレス等の非磁性金属により構成されている。フロータカバー30の表面は、積載エリアTAに積載される複数の板材Wの端面を突き当て可能になっている。ここで、フロータカバー30の上端の高さ位置は、積載エリアTAの最大積載高さ(積載エリアTAに積載される複数の板材Wの最大積載高さ)Hになっている。
続いて、本発明の第1実施形態に係るエアセパレータ10の具体的な構成について説明する。
図2から図4に示すように、第1のマグネットフロータ14におけるフロータ本体22は、その右側面(フロータ本体22の右側面)に、上下方向へ延びた連結プレート(接続プレート)32を備えている。連結プレート32は、その右側面(連結プレート32の右側面)に、上下に離隔した一対の支持ブラケット34を備えている。そして、一対の支持ブラケット34は、それらの間(一対の支持ブラケット34の間)に、上下方向へ延びた支持部材として断面円形状の支柱36を備えている。換言すれば、支柱36は、積載エリアTAにY軸方向に隣接する位置(積載エリアTAの後側)に一対の支持ブラケット34及び連結プレート32等を介して立設されている。
連結プレート32は、支柱36の後側(Y軸方向の一方側)に、上下方向へ延びたカム部材として断面L字状のカムプレート38を備えており、カムプレート38は、上下方向へ延びたガイド長穴40を有している。なお、ガイド長穴40は、カムプレート38を貫通しているが、カムプレート38を貫通していなくてもよい。
支柱36は、その外周面(支柱36の外周面)に、ブロック状のスライダ42を昇降可能(昇降自在)に備えており、スライダ42は、支柱36の軸心周りに水平方向へ揺動可能(揺動自在)になっている。スライダ42は、そのカムプレート38側に、カムプレート38のガイド長穴40に案内される従動子(従動節)として従動ピン44を有している。
スライダ42は、積載エリアTA側(スライダ42の前側)に、取付ブラケット46を備えている。そして、取付ブラケット46は、その先端部(取付ブラケット46の先端部)に、積載エリアTAに積載された最上部の板材Wの表面(上面)を上方向から当接する当接部材48を備えている。換言すれば、当接部材48は、スライダ42における積載エリアTA側に取付ブラケット46を介して設けられている。
スライダ42は、当接部材48に対応する位置に、積載エリアTAに積載された最上部の板材Wの端面側に向かってエアを噴射するノズル50を備えている。スライダ42に対するノズル50の噴射孔52の高さ位置は、スライダ42に対する当接部材48の当接面48aの高さ位置よりも僅かに低いか又はほぼ同じになっている。また、スライダ42は、その適宜位置(スライダ42の適宜位置)に、ノズル50にエアを供給するためのエア供給口54を備えている。エア供給口54は、エア供給源としての供給ポンプ(図示省略)に配管(図示省略)を介して接続可能になっている。
カムプレート38のガイド長穴40は、当接部材48がスライダ42の上昇動作によって積載エリアTAの最大積載高さHを超えると、スライダ42の水平方向の揺動動作によって積載エリアTAの上側(上側の領域)から待避するように構成されている。具体的に、カムプレート38のガイド長穴40の上端側は、垂直方向(鉛直方向)に対して直線状又は曲線状に傾斜している。なお、エアセパレータ10の不使用時において、スライダ42は、当接部材48を積載エリアTAの上側から待避させた状態で、固定ピン(図示省略)を用いてカムプレート38(支柱36)に対して昇降不能に固定できるようになっている。
続いて、本発明の第1実施形態の作用及び効果について説明する。
供給ロボット16におけるロボットハンド18によって最上部の板材Wの上面を吸着した状態で、ロボットハンド18を上昇させることにより、最上部の板材Wを持ち上げる。すると、当接部材48が最上部の板材Wの表面(上面)に当接した状態で、従動ピン44がカムプレート38のガイド長穴40に案内されながら、スライダ42が追従して上昇する。また、スライダ42の上昇動作中に、ノズル50から最上部の板材Wの端面側に向かってエアを噴射する。これにより、ロボットハンド18によって最上部の板材Wを持ち上げる際に、最上部の板材Wをエアの圧力によって他の板材Wと分離することができる。
当接部材48がスライダ42の上昇動作によって積載エリアTAの最大積載高さHを超えると、スライダ42が水平方向に揺動して、当接部材48が積載エリアTAの上側から待避する。これにより、当接部材48が供給ロボット16の供給動作の障害になることがなく、供給ロボット16によって板材Wを板材加工機側へ安定的に供給することができる。なお、当接部材48は、積載エリアTAの上側から待避した後に、スライダ42の自重等によるスライダ42の下降動作によって次の最上部の板材Wの表面に当接するようになっている。
そして、前述のように、カムプレート38のガイド長穴40は、当接部材48が積載エリアTAの最大積載高さHを超えると、スライダ42の水平方向の揺動動作によって積載エリアTAの上側から待避するように構成されている。そのため、積載エリアTAの最大積載高さHに対する支柱36の突出量を大きくしなくても、当接部材48を積載エリアTAの上側から確実に待避させることができる。
従って、本発明の第1実施形態によれば、積載エリアTAの最大積載高さHに対する支柱36の突出量を小さくして、エアセパレータ10周辺の空間の有効利用を図ることができ、その結果、例えば、供給ロボット16の供給経路(ロボットハンド18の移動距離)を短くすることができる。
(第1実施形態の変形例)
図5に示すように、本発明の第1実施形態の変形例においては、エアセパレータ10は、前述の構成を有する他に、当接部材48の当接面48aの高さ位置を検出するための検出ユニット56を具備している。具体的には、カムプレート38は、支柱36に対向する位置(右端部)に、上下方向へ延びた磁気スケール58を備えており、磁気スケール58は、磁気目盛(図示省略)を有している。また、スライダ42は、磁気スケール58に対向する側(右側)に、磁気スケール58の磁気目盛を読み取る検出ヘッド60を備えており、検出ヘッド60は、磁気抵抗素子(図示省略)を有している。そして、検出ヘッド60の検出結果を電気信号に変換することによって、当接部材48の当接面48aの高さ位置が算出(検出)されるようになっている。
従って、本発明の第1実施形態の変形例においては、前述の本発明の実施形態の作用及び効果を奏する他に、当接部材48の当接面48aの高さ位置を検出することができる。換言すれば、積載エリアTAに積載した最上部の板材Wの表面(上面)の高さ位置を検出することができる。これにより、供給ロボット16が最上部の板材Wの表面の高さ位置を位置情報として利用することにより、ロボットハンド18を最上部の板材Wに急速接近させることができ、供給ロボット16による板材Wの供給作業の効率化を図ることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態においては、第1のマグネットフロータ14に、エアセパレータ10(図1から図3参照)に代えて、エアセパレータ62が設置されている。そして、本発明の第2実施形態に係るエアセパレータ62の具体的な構成は、次の通りである。
図6から図8に示すように、第1のマグネットフロータ14におけるフロータ本体22は、その右側面に、上下方向へ延びた支持部材64を備えている。支持部材64は、X軸方向に離隔対向した一対の支持プレート66、及び一対の支持プレート66の後部の間に連結するように設けられかつ上下方向へ延びた角柱状のスペーサ68等からなる。各支持プレート66は、上下方向へ延びたガイド長穴70を有している。なお、ガイド長穴70は、支持プレート66を貫通しているが、支持プレート66を貫通していなくてもよい。
一対の支持プレート66は、それらの間(一対の支持プレート66の間)に、ブロック状のスライダ72を昇降可能(昇降自在)に備えている。換言すれば、スライダ72は、支持部材64の適宜位置に昇降可能に設けられている。また、スライダ72は、その左右両側(スライダ72の左右両側)に、対応する支持プレート66のガイド長穴70に案内される従動子(従動節)として複数の従動ローラ74をそれぞれ有している。各従動ローラ74は、例えば、溝付きのフリーローラであって、水平な軸心(各従動ローラ74の軸心)周りに回転可能(回転自在)になっている。
スライダ72は、積載エリアTA側(スライダ72の前側)に、取付ブラケット76を備えている。そして、取付ブラケット76は、その先端部(取付ブラケット76の先端部)に、積載エリアTAに積載された最上部の板材Wの表面(上面)を上方向から当接する当接部材78を備えている。換言すれば、当接部材78は、スライダ72における積載エリアTA側に取付ブラケット76を介して設けられている。
スライダ72は、当接部材78に対応する位置に、積載エリアTAに積載された最上部の板材Wの端面側に向かってエアを噴射するノズル80を備えている。スライダ72に対するノズル80の噴射孔82の高さ位置は、スライダ72に対する当接部材78の当接面78aの高さ位置よりも僅かに低いか又はほぼ同じになっている。また、スライダ72は、その適宜位置(スライダ72の適宜位置)に、ノズル80にエアを供給するためのエア供給口84を備えている。エア供給口84は、エア供給源としての供給ポンプ(図示省略)に配管(図示省略)を介して接続可能になっている。
各支持プレート66のガイド長穴70の上端側は、当接部材78がスライダ72の上昇動作によって積載エリアTAの最大積載高さHを超えると、積載エリアTAの上側から待避するように、積載エリアTAの反対側(後方向)に向かって拡がる扇形状になっている。また、各支持プレート66のガイド長穴70は、その上端側(各支持プレート66のガイド長穴70の上端側)に、垂直方向(鉛直方向)に対して積載エリアTAの反対側へ傾斜した傾斜面70aを有している。なお、エアセパレータ62の不使用時において、スライダ72は、当接部材48を積載エリアTAの上側から待避させた状態で、固定ピン(図示省略)を用いて支持部材64に対して昇降不能に固定できるようになっている。
続いて、本発明の第2実施形態の作用及び効果について説明する。
供給ロボット16におけるロボットハンド18によって最上部の板材Wの上面を吸着した状態で、ロボットハンド18を上昇させることにより、最上部の板材Wを持ち上げる。すると、当接部材78が最上部の板材Wの上面に当接した状態で、各従動ローラ74が対応する支持プレート66のガイド長穴70に案内されながら、スライダ72が追従して上昇する。また、スライダ72の上昇動作中に、ノズル80から最上部の板材Wの端面側に向かってエアを噴射する。これにより、ロボットハンド18によって最上部の板材Wを持ち上げる際に、最上部の板材Wをエアの圧力によって他の板材Wと分離することができる。
当接部材78がスライダ72の上昇動作によって積載エリアTAの最大積載高さHを超えると、スライダ72が積載エリアTAの反対側へ傾動(揺動)して、当接部材78が積載エリアTAの上側から待避する。これにより、当接部材78が供給ロボット16の供給動作の障害になることがなく、供給ロボット16によって板材Wを板材加工機側へ安定的に供給することができる。なお、当接部材78は、積載エリアTAの上側から待避した後に、スライダ72の自重等によるスライダ72の下降動作によって次の最上部の板材Wの表面に当接するようになっている。
そして、前述のように、各支持プレート66のガイド長穴70の上端側は、当接部材78が積載エリアTAの最大積載高さHを超えると、積載エリアTAの上側から待避するように、積載エリアTAの反対側に向かって拡がる扇形状になっている。そのため、積載エリアTAの最大積載高さHに対する支持部材64の突出量を大きくしなくても、当接部材78を積載エリアTAの上側から確実に待避させることができる。
従って、本発明の第2実施形態によれば、積載エリアTAの最大積載高さHに対する支持部材64の突出量を小さくして、エアセパレータ62周辺の空間の有効利用を図ることができ、その結果、例えば、供給ロボット16の供給経路(ロボットハンド18の移動距離)を短くすることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、例えば、本発明の第2実施形態に係るエアセパレータ62が本発明の第1実施形態の変形に係る検出ユニット56を具備してもよい。この場合には、一方の支持プレート66に磁気スケール58が設けられることになる。そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態に限定されないものである。
P パレット
TA 積載エリア
W 板材
10 エアセパレータ
12 設置台
14 マグネットフロータ
16 供給ロボット
18 ロボットハンド
20 X軸突き当て装置
22 フロータ本体
30 フロータカバー
32 連結プレート
36 支柱(支持部材)
38 カムプレート
40 ガイド長穴
42 スライダ
44 従動ピン(従動子)
46 取付ブラケット
48 当接部材
48a 当接面
50 ノズル
56 検出ユニット
58 磁気スケール
60 検出ヘッド
62 エアセパレータ
64 支持部材
66 支持プレート
68 スペーサ
70 ガイド長穴
70a 傾斜面
72 スライダ
74 従動ローラ(従動子)
78 当接部材
78a 当接面
80 ノズル

Claims (7)

  1. 積載エリアに積載した複数の板材のうちの最上部の板材をエアの圧力によって分離するエアセパレータであって、
    前記積載エリアに隣接する位置に立設された支持部材と、
    前記支持部材の一方側に設けられ、上下方向へ延びたガイド長穴を有したカム部材と、
    前記支持部材に昇降可能に設けられ、前記支持部材の軸心周りに水平方向へ揺動可能であって、前記カム部材の前記ガイド長穴に案内される従動子を有したスライダと、
    前記スライダに設けられ、最上部の板材の表面を上方向から当接する当接部材と、
    前記スライダに設けられ、最上部の板材の端面側に向かってエアを噴射するノズルと、を具備し、
    前記カム部材の前記ガイド長穴は、前記当接部材が前記スライダの上昇動作によって前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記スライダの水平方向の揺動動作によって前記積載エリアの上側から待避するように構成されていることを特徴とするエアセパレータ。
  2. 前記カム部材の前記ガイド長穴の上端側は、前記当接部材が前記スライダの上昇動作によって前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記スライダの水平方向の揺動動作によって前記積載エリアの上側から待避するように、垂直方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のエアセパレータ。
  3. 積載エリアに積載した複数の板材のうちの最上部の板材をエアの圧力によって分離するエアセパレータであって、
    前記積載エリアに隣接する位置に立設され、上下方向へ延びたガイド長穴を有した支持部材と、
    前記支持部材に昇降可能に設けられ、前記支持部材の前記ガイド長穴に案内される従動子を有したスライダと、
    前記スライダに設けられ、最上部の板材の上面に上方向から当接する当接部材と、
    前記スライダに設けられ、最上部の板材の端面側に向かってエアを噴射するノズルと、を具備し、
    前記支持部材の前記ガイド長穴の上端側は、前記当接部材が前記スライダの上昇動作によって前記積載エリアの最大積載高さを超えると、前記積載エリアの上側から待避するように、前記積載エリアの反対側に向かって拡がる扇形状になっていることを特徴とするエアセパレータ。
  4. 前記支持部材の前記ガイド長穴は、その上端側に、垂直方向に対して前記積載エリアの反対側へ傾斜した傾斜面を有していることを特徴とする請求項3に記載のエアセパレータ。
  5. 前記当接部材の当接面の高さ位置を検出するための検出ユニットを具備したことを請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載のエアセパレータ。
  6. 前記検出ユニットは、
    前記支持部材に対向する位置又は前記支持部材に設けられ、上下方向へ延びた磁気スケールと、
    前記スライダに設けられ、前記磁気スケールの磁気目盛を読み取る検出ヘッドと、を有したことを特徴とする請求項5に記載のエアセパレータ。
  7. 前記積載エリアに積載される複数の板材の端面を突き当てて位置決めするための突き当て装置に、並んだ状態で設置されていることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のエアセパレータ。
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