JP2017149333A - 光源ユニットおよび照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】細長い形状の範囲を照明する場合に、部品点数を削減して低コスト化に寄与することが可能な光源ユニットおよび照明装置を提供すること。
【解決手段】指針状導光体18を用いて光源16の出射光を針状の発光面18bに導く。この指針状導光体18を遮光ケース19で覆い、遮光ケース19に設けた細長い開口部19aからのみ光が出射するように構成する。遮光ケース19の光出射面を筐体の意匠面に近づけて配置することにより、輪郭が強調された鮮明な発光パターンが得られる。光出射面を筐体の意匠面から離間させることにより、複数の光源を使うことなく広い領域を楕円形状に発光させることができ、グラデーションの効果も得られる。細長い指針状導光体18をしっかりと固定するためにベース部材17に複数の導光体支持部17a、17b、17cを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の室内照明などの用途で利用可能な光源ユニットおよび照明装置に関する。
自動車等の車両には、車内を照明する車内照明装置が設けられている。この車内照明装置には、車内の装飾を目的として、コンソールボックス、天井もしくはドアなどに種々の色で発光するイルミネーションを備えたものがある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2011−110977号公報 特開2011−129250号公報
ところで、車内のイルミネーションにおいて、その装飾効果を高めるために、複数色のLED等からなる光源を発光させて様々な色に変化させるグラデーションをかけて点灯する場合がある。グラデーションをかけて点灯させる場合では、各色の光源をそれぞれ制御するために、制御回路における部品点数の増大及び制御の複雑化を招き、コストが嵩んでしまうという問題があった。
また、ある程度広い範囲を照明したり、細長い範囲を照明することが必要になる場合もある。このような場合には、LED等の光源を一列に多数並べたり、所定の形状に並べることにより、照明範囲が所望の形状になるように設計することが想定される。しかしながら、多数の光源を必要とするので光源自体の部品数も増えるし、それらを制御するための回路構成も複雑化する。したがって、コストの上昇が避けられない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、細長い形状の範囲を照明する場合に、部品点数を削減して低コスト化に寄与することが可能な光源ユニットおよび照明装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る光源ユニットおよび照明装置は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) 光源と、
前記光源からの光が入射される、全体として棒状の指針状導光体と、
前記指針状導光体を覆う遮光ケースであって、前記指針状導光体の発光面と対向する箇所に、該指針状導光体の長手方向に沿う直線状の開口が形成された遮光ケースと、
を備える光源ユニット。
(2) 前記指針状導光体は、前記光源の光出射面と同等の寸法を有し前記光源の光出射面と隣接する位置に配置される光導入部、
を備える上記(1)に記載の光源ユニット。
(3) 上記(1)または(2)に記載の光源ユニットを1つまたは複数、所定の筐体内に収容して構成した照明装置であって、
前記筐体に形成された外側に露出する意匠面と隣接する位置に、前記遮光ケースの前記開口が配置されている、照明装置。
(4) 上記(1)または(2)に記載の光源ユニットを1つまたは複数、所定の筐体内に収容して構成した照明装置であって、
前記筐体に形成された外側に露出する意匠面から所定距離以上離間した位置に、前記遮光ケースの前記開口が配置されている、照明装置。
(5) 前記光源が組み込まれたベース部材、を有し、
前記ベース部材は、長手方向の複数箇所のそれぞれにおいて、前記指針状導光体と対向して前記指針状導光体を支持する、複数の支持部を有する、
上記(2)に記載の光源ユニット。
上記(1)の構成の光源ユニットによれば、複数の光源を用意しなくても、指針状導光体の導光により、棒状の細長い範囲の全体を照明することができる。また、遮光ケースの開口形状により、照明範囲の形状を所望の形状に整えることができる。したがって、部品数を減らしてコストを低減することができる。
上記(2)の構成の光源ユニットによれば、指針状導光体が特殊な形状であったとしても、光導入部が光源の光出射面から効率よく光を導入し照明に利用することができる。したがって、使用する光源の数を増やす必要がない。
上記(3)の構成の照明装置によれば、遮光ケースの開口が筐体の意匠面と隣接する位置に配置されているので、意匠面を効率よく、かつ明瞭に照明できる。
上記(4)の構成の照明装置によれば、遮光ケースの開口が筐体の意匠面から離間した位置に配置されているので、意匠面の中の楕円形状の範囲を照明することができ、グラデーションの効果も得られる。
上記(5)の構成の光源ユニットによれば、指針状導光体が細長い特殊な形状であったとしても、ベース部材に設けられた複数の支持部により、強固に指針状導光体を支持することが可能になる。
本発明の光源ユニットおよび照明装置によれば、細長い形状の範囲を照明する場合に、部品点数を削減して低コスト化に寄与することが可能である。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1(a)は本発明の実施形態における指針ユニットの外観を示す斜視図、図1(b)は遮光ケースを取り去った状態の指針ユニットを示す斜視図、図1(c)は指針ユニットの構成部品を並べて示す平面図である。 図2(a)および図2(b)は図1の指針ユニットを採用した発光器具の基本的な構成を表し、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)におけるA−A’線の断面を示す縦断面図である。 図3(a)および図3(b)は図2の発光器具の変形例を表し、図3(a)は平面図、図3(b)は図3(a)におけるB−B’線の断面を示す縦断面図である。 図4は、図1の指針ユニットおよびその変形例を採用した照明オーナメント筐体の構成例を示す正面図である。 図5は、図4におけるC−C’線の断面を示す縦断面図である。 図6は、図4におけるD−D’線の断面を示す縦断面図である。 図7は、図4に示した照明オーナメントの一部分における発光例を示す正面図である。 図8は、本実施形態に係る指針ユニットおよび照明装置を採用した車内照明装置を説明するドアの模式図である。 図9は、図8の車内照明装置が設けられたドアの概略斜視図である。 図10は、導光部の構造を説明する導光部の概略断面図である。 図11は、足元照明灯の構造を説明するスピーカカバー部分の断面図である。 図12は、ポケット照明灯及び収納部照明灯の構造を説明する導光板の概略断面図である。 図13は、ドアの構造を説明する概略分解斜視図である。 図14は、第二照明ユニットが設けられた吸音パネルの概略分解斜視図である。 図15は、コンソールボックスに設けられた足元照明灯を示すコンソール部分の概略断面図である。 図16は、複数の足元照明灯を備えた車両を上方から視た模式図である。 図17は、車内照明装置の概略構成図である。 図18は、制御装置による光源ユニットの制御について説明する色彩を表すグラフである。 図19は、参考例に係る車内照明装置の概略構成図である。 図20は、制御装置による光源ユニットの他の制御例について説明する図であって、図20(a)及び図20(b)は、それぞれ色彩を表すグラフである。
本発明の光源ユニットおよび照明装置に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<光源ユニットの説明>
図1(a)は本発明の実施形態における指針ユニット15の外観を示す斜視図、図1(b)は遮光ケース19を取り去った状態の指針ユニット15を示す斜視図、図1(c)は指針ユニット15の構成部品を並べて示す平面図である。この指針ユニット15が、イルミネーションや表示に利用可能な本発明の実施形態における光源ユニットの具体例である。
図1(c)に示すように、この指針ユニット15は光源16を有するベース部材17と、指針状導光体18と、遮光ケース19とで構成されている。光源16は、例えばLED(light emitting diode)のような点光源であり、ベース部材17の上方に向けて光を出射することができる。
指針状導光体18は、透明な樹脂などの材料で構成される導光体であり、全体として針状あるいは棒状に形成されている。この指針状導光体18は、光源16の光出射面と同等の寸法に形成された細い光導入部18aを下方に有し、上方の発光面18bは細長く直線状に延びている。
指針状導光体18は、光導入部18aの下端が光源16の光出射面と隣接する状態で、かつ図1(b)に示すように起立した状態でベース部材17上に配置される。また、指針状導光体18はベース部材17に形成した複数の導光体支持部17a、17b、および17cにより支持され、強固にベース部材17に固定される。
指針状導光体18は、光源16が出射した光を光導入部18aで導入し、内部における拡散や反射により細長い発光面18bの全体にほぼ均等に光を導く。したがって、光源16が発光すると、指針状導光体18の発光面18b全体が発光する。
遮光ケース19は、ベース部材17上に配置され、指針状導光体18のほぼ全体を周囲から覆うことができる形状に形成されている。遮光ケース19は遮光性の材料で構成されているが、指針状導光体18の発光面18bと対向する箇所に線状、あるいはスリット状の開口部19aが形成されている。なお、開口部19aは透明な材料で覆われていても良い。
したがって、ベース部材17上の光源16が発光すると、指針状導光体18で導かれた光が、発光面18bから開口部19aを経由して指針ユニット15の外側に出射される。つまり、ユーザは開口部19aの部位のみで発光を視認できる。遮光ケース19を設けることにより、必要な部位以外に光が漏れることがなくなり、所望の細長い形状で発光するように制御できる。
<照明装置の基本構成>
図2(a)および図2(b)は図1の指針ユニット15の構造を採用した発光器具25の基本的な構成を表し、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)におけるA−A’線の断面を示す縦断面図である。
図2(a)および図2(b)に示した発光器具25は、光源16、指針状導光体18、および遮光部付意匠部品26により構成されている。遮光部付意匠部品26は、薄板状に形成され、細長い形状に形成された開口部26aを有し、開口部26a以外の部位が遮光性の材料で構成されている。また、遮光部付意匠部品26は指針状導光体18の発光面18bと密着あるいは接近した状態で配置されている。
したがって、図2(a)および図2(b)に示した発光器具25を利用する場合には、光源16が発光すると、図2(a)に示した発光器具25の開口部26aの部位だけが細長い形状で発光しているようにユーザに視認される。この場合、必要な範囲だけを効率的に発光させることができる。また、複数の光源を用いなくても細長い形状の発光を実現できる。
図3(a)および図3(b)は図2の発光器具の変形例を表し、図3(a)は平面図、図3(b)は図3(a)におけるB−B’線の断面を示す縦断面図である。図3(a)および図3(b)に示した発光器具25Bは、光源16と、指針状導光体18と、意匠部品27とを備えている。なお、発光器具25Bには遮光部が存在しないが、必要に応じて付加することもできる。
図3(a)および図3(b)に示した発光器具25Bにおいて、意匠部品27は指針状導光体18の発光面18bから所定距離離れた位置に配置されている。意匠部品27は薄板状に形成され、その全体が光を透過する材料で構成されている。光源16が発光すると、発光面18bは線状に発光するが、発光面18bと意匠部品27との距離の影響により、発光形状に変化が現れる。すなわち、図3(a)に示すように、意匠部品27上の発光部27aは、楕円形状になり、かつグラデーションのある発光になる。
したがって、発光器具25Bのように、発光面18bと意匠部品27とを離間させて配置することにより、光源16の数を増やさなくても、比較的広い範囲を発光させることができ、しかもグラデーションにより演出効果に優れたイルミネーションを実現することができる。
<照明装置の具体的な構成例>
図1の指針ユニットおよびその変形例を採用した照明オーナメント(装飾部品)筐体の構成例を図4に示す。また、図4におけるC−C’線の断面構成を図5に示し、図4におけるD−D’線の断面構成を図6に示す。
図4に示した照明オーナメント筐体28は、第1照明部28aおよび第2照明部28bを備えている。第1照明部28aには、3個の発光器具37A、37B、および37Cが含まれている。また、第2照明部28bには6個の発光器具38A、38B、38C、38D、38E、および38Fが含まれている。
第1照明部28aの発光器具37Aは、図5に示すように、赤色LEDユニット56A、遮光ケース57A、および意匠部品58を有している。遮光ケース57Aには図示しない開口部が形成されている。また、遮光ケース57Aは意匠部品58の意匠面58aから少し離れた位置に配置してあり、意匠部品58と一体に構成してある。
赤色LEDユニット56Aが発光し、この光が遮光ケース57Aの開口部を経由して意匠面58aを発光させることにより、図4に示すように、発光器具37Aの部位に、ドアオープンの警告マークを赤色で表示することができる。
第1照明部28aの発光器具37Bは、図5に示すように、マルチカラーLEDユニット56Bと、指針状導光体18と、遮光ケース57Bと、意匠部品58とを有している。また、発光器具37Cの構成は発光器具37Bと同様であるが、配置する向きが図4に示すように大きく異なっている。
図1(a)、図1(b)、図1(c)に示した指針ユニット15と同様に、発光器具37Bの指針状導光体18も、光導入部18aおよび発光面18bを有している。また、発光器具37Bの遮光ケース57Bも遮光ケース19と同様に線状の開口部を有している。マルチカラーLEDユニット56Bは、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)等の光を発光する複数色のLED素子を内蔵しているので、発光色の制御が可能である。
発光器具37Bの指針状導光体18は、マルチカラーLEDユニット56Bが出射した光を導入して発光面18bに導くので、遮光ケース57Bの開口部から意匠面58aに向かって光を出射することができる。発光器具37Bの遮光ケース57Bは、意匠部品58と一体に構成してあるが、意匠面58aと遮光ケース57Bとの間は所定距離離間した状態で配置されている。
第2照明部28bの発光器具38Bは、図6に示すように、回路基板76上に固定されたLEDユニット77と、指針状導光体78と、支持部品78Bと、遮光ケース79と、意匠部品58Bとで構成されている。また、図4に示した他の発光器具38A、38C、38D、38E、および38Fも、図6に示した発光器具38Bと同様の構成であり、配置する向きだけがそれぞれ異なっている。
なお、図6においては分解した状態を示してあり、実際には指針状導光体78の光導入部がLEDユニット77の光出射面と隣接する位置に配置される。また、遮光ケース79は、その開口部を除いて指針状導光体78を覆うように配置される。また、図6に示したように、遮光ケース79の外側の面(発光面)は、意匠部品58Bの意匠面58Baに接近または接触するように、隣接する位置に配置してある。
図4に示した第2照明部28bの発光器具38A、38B、38C、38D、38E、および38Fの各々のLEDユニット77は、共通の回路基板76上に全て配置されている。したがって、この回路基板76の制御により、6個の発光器具38A〜38Fの点灯/消灯等の状態を互いに連携するように制御することが容易である。
<発光状態の具体例>
図4に示した照明オーナメントの一部分における発光例を図7に示す。
図7に示した発光例は、図4に示した第2照明部28bの発光器具38A、38B、38C、38D、38E、および38Fの発光制御により実現する。つまり、図7に示す針状発光部86(1)、86(2)、86(3)、および86(4)は、それぞれ発光器具38A、38B、38C、および38Dを発光させることにより、針状の明るい意匠あるいは表示としてユーザに視認される。
また、図6に示すように、発光器具38A〜38Fの各々に含まれる遮光ケース79は、意匠面58Baと隣接する位置に配置されている。したがって、LEDユニット77の光を効率よく意匠面58Baに導くことができ、また、遮光ケース79により輪郭を強調した鮮明な針状の発光パターンとしてユーザに視認される。
また、図5に示したように、発光器具37B、37Cの遮光ケース57Bは、意匠面58aから離れた位置に配置されているので、図3(a)に示した楕円形状の発光部27aと同じように、意匠面58a上の広がりを持つ領域で発光する。また、グラデーションの効果も得られる。また、光源としてマルチカラーLEDユニット56Bを採用しているので、発光色を変更することもできる。
<指針ユニットおよび照明装置を採用した車内照明装置の説明>
本発明の実施形態にかかる前述の指針ユニットおよび照明装置を採用した車内照明装置の具体例について以下に説明する。
図8は、本実施形態に係る車内照明装置を説明するドアの模式図である。図9は、本実施形態に係る車内照明装置が設けられたドアの概略斜視図である。
図8及び図9に示すように、本実施形態に係る車内照明装置10は、自動車のドア1に設けられている。車内照明装置10は、第一照明ユニット11と、第二照明ユニット12とを有している。これらの第一照明ユニット11及び第二照明ユニット12は、ドア1の内装パネル2に設けられている。また、ドア1の内装パネル2には、その上部に、車内照明装置10の設定や操作を行う際に操作される照明操作部20が設けられている。
ドア1には、ドアハンドル21、アームレスト22、スピーカ23及び収納部24が設けられている。
ドアハンドル21は、ドア1を開く際に操作されるもので、手前へ引くことでドア1が開かれる。ドアハンドル21は、内装パネル2に固定されたハンドルベゼル31に囲われるように配置されている。内装パネル2には、ハンドルベゼル31から車両の方向へ向かって延びる装飾パネル32が設けられている。この装飾パネル32は、図4に示した照明オーナメント筐体28に相当する。
アームレスト22は、ドア1の高さ方向の略中間部で内装パネル2に固定され、略水平に配置されている。アームレスト22には、車両前方側にドアポケット34が設けられている。
スピーカ23は、内装パネル2内に収容されており、内装パネル2に設けられたメッシュ状のスピーカカバー35によって覆われている。
収納部24は、内装パネル2における下方側に設けられている。この収納部24には、室内側に膨出して上下方向に円柱状の収容空間を有するドリンクホルダ部36が設けられている。
第一照明ユニット11は、ドア警告灯41と、ドアハンドル照明灯42と、装飾灯43とを有している。ドア警告灯41及びドアハンドル照明灯42は、ハンドルベゼル31に設けられている。装飾灯43は、装飾パネル32に設けられている。ここで、ドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42、および装飾灯43は、それぞれ図4に示した発光器具37A、37B、および37Cにより構成される。
第一照明ユニット11は、ドア警告灯41用の光源41Lと、ドアハンドル照明灯42用の二つの光源42Lと、装飾灯43用の複数の光源43Lと、第一制御コネクタ45とを有している。これらの光源41L,42L,43Lは、いずれもLED(Light Emitting Diode)などの発光素子である。光源41L,42Lは、それぞれハンドルベゼル31の車内と反対側である裏側に配置され、光源43Lは、装飾パネル32の車内と反対側である裏側に配置されている。装飾灯43の光源43Lは、基板46に間隔をあけて一列に実装されている。基板46には、光源43Lを駆動するためのドライバ、ドライバへの電力供給のための電源回路及びドライバと第一制御コネクタ45との通信用のインターフェースなどの各電子部品47が実装されている。この基板46には、電線束であるハーネス50が接続されている。このハーネス50には、インストルメントパネルからのハーネス55が接続されている。
第一制御コネクタ45は、第一制御装置を備えたコネクタである。この第一制御コネクタ45には、光源41L,42Lから延びるハーネス51,52、光源43Lが実装された基板46から延びるハーネス53がコネクタ接続されている。第一制御コネクタ45の第一制御装置は、光源41L,42L,43Lの発光色及び点消灯を制御する。このように、第一照明ユニット11は、第一制御コネクタ45をコネクタ接続することで、光源41L,42L,43Lの点消灯制御を行う第一制御装置が組み込まれた照明ユニットとされる。
ハンドルベゼル31には、ドアが開いた車両を模った導光部61が設けられ、ドア警告灯41用の光源41Lが導光部61の裏側に配置されている。これにより、ドア警告灯41では、光源41Lが発光することで、その光が導光部61を通して警報光として車内側へ導かれる。
また、ハンドルベゼル31には、二つの細長形状の導光部62が設けられ、ドアハンドル照明灯42用の光源42Lがそれぞれの導光部62の裏側に配置されている。これにより、ドアハンドル照明灯42では、光源42Lが発光することで、その光が導光部62を通して照明光として車内側へ導かれる。そして、この導光部62から出射する光によってドアハンドル21が照明される。
装飾パネル32には、装飾灯43用の光源43Lと同数の細長形状の導光部63が設けられ、装飾灯43用の光源43Lがそれぞれの導光部63の裏側に配置されている。これにより、装飾灯43では、各光源43Lが発光することで、その光が導光部63を通して車内側へ装飾光として導かれる。各導光部63は、車両前方側から車両後方側へ向かって次第に車両後方側へ傾くように配置されている。
図10は、上記導光部の構造を説明する導光部の概略断面図である。
図10に示すように、ハンドルベゼル31及び装飾パネル32は、導光性を有する樹脂材料からなる導光層65と、この導光層65の裏側に貼り付けられた遮光層66とを有している。そして、導光部61,62,63は、遮光層66に、開口部66aを形成することで構成されている。具体的には、導光部61では、遮光層66に、ドアが開いた車両を模った開口部66aが形成され、導光部62,63では、遮光層66に、細長形状の開口部66aが形成されている。そして、導光部61,62,63では、開口部66aを通る光源41L,42L,43Lの光が導光層65を通して車内へ導かれる。
第二照明ユニット12は、足元照明灯71と、ポケット照明灯72と、収納部照明灯73とを有している。足元照明灯71は、スピーカ23に設けられている。ポケット照明灯72は、アームレスト22に設けられている。収納部照明灯73は、収納部24に設けられている。
第二照明ユニット12は、足元照明灯71用の光源71Lと、ポケット照明灯72用の光源72Lと、収納部照明灯73用の光源73Lと、第二制御コネクタ75とを有している。これらの光源71L,72L,73Lは、いずれもLED(Light Emitting Diode)などの発光素子である。光源71Lは、スピーカ23に配置されている。光源72Lは、アームレスト22のドアポケット34に配置されている。光源73Lは、収納部24に配置されている。
第二制御コネクタ75は、第二制御装置を備えたコネクタである。この第二制御コネクタ75には、光源71L,72L,73Lから延びるハーネス81,82,83がコネクタ接続されている。第二制御コネクタ75の第二制御装置は、光源71L,72L,73Lの発光色及び点消灯を制御する。この第二制御コネクタ75には、ハーネス80が接続されている。このハーネス80には、インストルメントパネルからのハーネス55が接続されている。このように、第二照明ユニット12は、第二制御コネクタ75をコネクタ接続することで、光源71L,72L,73Lの点消灯制御を行う第二制御装置が組み込まれた照明ユニットとされる。
図11は、足元照明灯の構造を説明するスピーカカバー部分の断面図である。
図11に示すように、足元照明灯71用の光源71Lは、スピーカカバー35の裏側に配置されている。足元照明灯71の光源71Lは、スピーカカバー35に向けられており、光源71Lが発光することで、その光がスピーカカバー35のメッシュの隙間35aを通して車内へ導かれ、その光によって車内の足元が照明される。
図12は、ポケット照明灯及び収納部照明灯の構造を説明する導光板の概略断面図である。
図12に示すように、ドアポケット34及び収納部24のドリンクホルダ部36の底部には、導光板85が配置されており、ポケット照明灯72の光源72L及び収納部照明灯73の光源73Lは、導光板85の端面に向けられて配置されている。ポケット照明灯72では、光源72Lからの光によって導光板が面発光し、これにより、ドアポケット34は、底部で面発光するポケット照明灯72によって内部が照明される。同様に、収納部照明灯73では、光源73Lからの光によって導光板85が面発光し、これにより、収納部24のドリンクホルダ部36が、底部で面発光する収納部照明灯73によって内部が照明される。
図13は、ドアの構造を説明する概略分解斜視図である。図14は、第二照明ユニットが設けられた吸音パネルの概略分解斜視図である。
図13に示すように、ドア1には、アウターパネル3と内装パネル2との間に、吸音パネル(吸音材)4が設けられており、第二照明ユニット12は、第二制御コネクタ75及びこの第二制御コネクタ75に繋がるハーネス81,82,83などのハーネスが吸音パネル4に一体的に設けられている。図14に示すように、吸音パネル4は、吸音性及び断熱性を有する吸音材を板状に形成した吸音層5と、この吸音層に貼り付けられる保持板6とを有しており、第二照明ユニット12は、これらの吸音層5と保持板6との間に挟まれて一体化されている。したがって、第二照明ユニット12は、吸音パネル4をドア1の内装パネル2に固定し、この内装パネル2をアウターパネル3へ装着することで、ドア1の内部に組み付けられる。
次に、上記構造の車内照明装置10による照明の制御について説明する。
まず、第一照明ユニットの照明の制御について説明する。
第一照明ユニット11では、第一制御コネクタ45の第一制御装置がドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43の点消灯及び点灯色を制御する。
(ドア1閉状態時)
ドア警告灯41は、ドアが閉状態のときは消灯した状態に維持される。これにより、乗員は、ドア1が閉状態であることを視覚的に認識できる。
ドアハンドル照明灯42は、ドア1が開状態のときは警報色で点灯し、閉状態のときは非警報色で点灯する。乗員が車両を停止させてイグニッションをOFFにすると、ドアハンドル照明灯42の光源42Lが白色で発光されて点灯状態となり、ドアハンドル照明灯42の照明光によってドアハンドル21が照明される。したがって、乗員は、夜間等においても、ドアハンドル照明灯42によって照明されるドアハンドル21の位置を容易に把握し、ドアハンドル21を円滑に操作してドア1を開くことができる。
装飾灯43では、複数の光源43Lが一つずつ点消灯される。例えば、車両の走行中に、複数の光源43Lが車両前方側から順に点消灯される。これにより、装飾灯43では、導光部63における針状の光が車両後方へ流れるように見える装飾効果が得られる。
(ドア1開状態時)
ドア1が開かれて開状態となると、第一制御コネクタ45の第一制御装置は、ドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43の全ての光源41L,42L,43Lを、例えば、赤色や黄色等の注意を惹く所定の警報色で同時に発光させる。これにより、ドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43の全てが警報色で同時に点灯する。したがって、乗員は、警報色で点灯しているドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43を視認することで、ドア1が開かれていることを認識することができる。
(ドア1閉動作時)
ドア1が閉じられた際に、第一制御コネクタ45の第一制御装置は、ドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43の全ての光源41L,42L,43Lを、警報色とは異なる非警報色で同時に発光させる。例えば、赤色や黄色と異なる白色や青色等の安心を与える所定の非警報色で光源41L,42L,43Lを発光させる。これにより、ドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43の全てが非警報色で同時に点灯する。したがって、乗員は、非警報色色で点灯しているドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43を視認することで、ドア1が閉じられたことを認識することができる。
この非警報色でのドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43の点灯は、乗員によってドア1が閉じられたことを認識するのに十分な数秒の時間の経過後に消灯させても良い。
なお、ドア1が閉じられた際に、第一制御コネクタ45の第一制御装置によって、警報色で点灯していたドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43を同時に消灯させても良い。これにより、乗員は、警報色で点灯していたドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43が同時に消灯したことを視認することで、ドア1が閉じられたことを認識することができる。
次に、第二照明ユニットの照明の制御について説明する。
第二照明ユニット12では、第二制御コネクタ75の第二制御装置が、乗員によって操作された照明操作部20からの指令に基づいて、足元照明灯71、ポケット照明灯72及び収納部照明灯73の点消灯及び発光色を制御する。つまり、乗員は、必要に応じて照明操作部20を操作し、足元照明灯71、ポケット照明灯72及び収納部照明灯73の点消灯及び発光色を個別に設定することが可能とされている。
例えば、足元照明灯71を点灯させることで、足元に落としたものを容易に探すことができ、また、車両に対して円滑に昇降することができる。ポケット照明灯72を点灯させることで、ドアポケット34内の小物を容易に探すことができ、また、ドア1を閉じるべくドアポケット34を把持する際にドアポケット34を容易に認識することができる。収納部照明灯73を点灯させることで、収納部24の特にドリンクホルダ部36の場所を容易に把握することができ、ドリンクホルダ部36に対するドリンクの出し入れを容易に行うことができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る車内照明装置10によれば、ドア1が開状態であるときに、第一制御コネクタ45の第一制御装置によって、ドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43が、例えば、赤色や黄色等の所定の警報色で点灯される。なお、第二制御コネクタ75の第二制御装置は、ドア1の開状態において、足元照明灯71、ポケット照明灯72、収納部照明灯73を警報色により点灯するようにしてもよい。これにより、ドア1の開状態において、ドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42、装飾灯43に併せ、足元照明灯71、ポケット照明灯72、収納部照明灯73も警報色により点灯するので、車内のより広範囲において乗員に対し警告することができる。
一般に、ドア1の開状態は、メータ周りの警告灯が点灯することで乗員に警報する。また、近年では、ドアハンドル21近傍にドア警告灯が設けられる場合もある。しかし、これらの警告灯では、乗員へ警報が十分に伝達されないおそれがある。
これに対して、本実施形態では、ドア1の開状態時に、ドア警告灯41だけでなく、ドアハンドル21を照明するドアハンドル照明灯42及び装飾光を発光する装飾灯43がドア警告灯41とともに所定の警報色で点灯されるので、ドア1の開状態を乗員へ確実に伝達させることができる。
また、ドア1が閉じられた際に、警報色で点灯していたドア警告灯41、ドアハンドル照明灯42及び装飾灯43が警報色と異なる色で点灯したり消灯することで、車両の乗員は、ドア1が閉じられたことを確実に認識することができる。
また、本実施形態に係る車内照明装置10によれば、乗員が必要に応じて足元照明灯71、ポケット照明灯72及び収納部照明灯73を点消灯することができる。これにより、利便性を高めることができる。
しかも、第二制御コネクタ75の第二制御装置が、足元照明灯71、ポケット照明灯72及び収納部照明灯73に繋がるハーネス81,82,83にコネクタ接続されて吸音パネル4に一体的に設けられてドア1の内部に組み付けられるので、ドア1への配線作業性を大幅に向上させることができる。
なお、上記実施形態において、乗員は、照明操作部20を操作して車内照明装置10を、各種の点灯モードに設定することができ、第一制御コネクタ45の第一制御装置及び第二制御コネクタ75の第二制御装置は、設定された点灯モードで第一照明ユニット11及び第二照明ユニット12を点灯させる。例えば、車外の風景に応じて発光色及び照度を選択して点灯させる風景モード、車内温度に応じて発光色及び照度を選択して点灯させる車内温度モード、車速に応じて発光色及び照度を選択して点灯させる車速モード、車外の明るさに応じて発光色及び照度を選択して点灯させる外部明度モード、あるいはスポーツモード、ECOモード、ノーマルモード等のドライブモードに応じて発光色及び照度を選択して点灯させるドライブ連動モードなどに設定可能である。
また、図15に示すように、車両には、センターコンソール90に足元照明灯91を設けても良い。具体的には、センターコンソール90のケース92の裏側に光源91Lを設け、この光源91Lを、ケース92と車両の底部に設けられたマット94との隙間へ向けて配置する。このようにすれば、光源91Lの光がケース92とマット94との隙間から車内の底部へ導かれ、乗員の足元が照明される。
このように、ドア1及びセンターコンソール90に足元照明灯71,91を設ければ、図16に示すように、車両Sの乗員の足元の広範囲を複数方向(前後左右)からまんべんなく照らすことができ、足元に落としたものなどを容易に確認できる。また、複数の光源で照明するので、一つの光源での輝度を抑えることができる。
<指針ユニットおよび照明装置を採用した車内照明装置の制御系の具体例>
図17は、車内照明装置の概略構成図である。
図17に示した車内照明装置110は、図8および図9に示した自動車のドア1の内装パネル2に設けられている。ドア1は、ドアハンドル21、アームレスト22を有しており、アームレスト22には、ドアポケット34が設けられている。車内照明装置110は、ドア1の内装パネル2におけるドアハンドル21の上方側の上縁部近傍に設けられ、車両の前後方向に沿ってライン状に配置されている。
図17に示すように、車内照明装置110は、制御コネクタ120と、複数の光源ユニット130とを備えている。本例では、4個の光源ユニット130を備えている。
制御コネクタ120は、制御装置を備えたコネクタである。この制御コネクタ120には、ECU(図示略)からの通信線121が接続されている。この制御コネクタ120は、6つの出力ポート120aを備えている。
光源ユニット130は、それぞれ光源131と、導光部材132と、コネクタ133とを備えている。導光部材132は、図1(b)に示した指針状導光体18に相当する。光源131は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を有している。光源131は、赤、緑、青の三原色の光を発光するマルチカラーLEDである。導光部材132は、導光性を有する樹脂を棒状に形成したものである。導光部材132には、光源131からの光が入光される。この導光部材132は、一部が車内に露出するようにドア1の内装パネル2に固定されており、一列に配置されている。コネクタ133には、制御コネクタ120からの制御線122及びバッテリ(図示略)から延びる電源線123が接続されている。このコネクタ133には、光源131が接合されており、光源131には、制御線122からの制御信号が送信され、電源線123からの電力が供給される。
制御線122は、制御コネクタ120の出力ポート120aに接続されている。制御コネクタ120から延びる制御線122は、赤用制御線122R、緑用制御線122G、青用制御線122Bを有している。赤用制御線122Rは、それぞれの光源ユニット130に個別に接続される制御線である。制御コネクタ120の出力ポート120aには、4本の赤用制御線122Rが接続されており、それぞれ光源ユニット130に導かれている。緑用制御線122G及び青用制御線122Bは、それぞれの光源ユニット130へ一括して接続される制御線である。緑用制御線122G及び青用制御線122Bは、制御コネクタ120側が1本とされ、それぞれ途中で4本に分岐されている。緑用制御線122G及び青用制御線122Bは、制御コネクタ120の出力ポート120aに接続されており、分岐された4本が4個の光源ユニット130にそれぞれ接続されている。
上記の車内照明装置110では、制御コネクタ120の制御装置によって各光源ユニット130の光源131の点消灯及び輝度が制御される。そして、光源ユニット130の光源131が点灯されることで、内装パネル2に設けられた光源ユニット130のそれぞれの導光部材132が発光し、ライン状に光るイルミネーションが得られる。
次に、制御コネクタ120による光源ユニット130の制御について説明する。
図18は、制御装置による光源ユニットの制御について説明する色彩を表すグラフである。
(グラデーション点灯モード)
グラデーション点灯モードになると、制御コネクタ120の制御装置によって、それぞれの光源ユニット130は、緑色及び青色の所定の二色の点消灯及び輝度が共通して同一に制御されるとともに、所定の二色以外の残りの赤色の点消灯及び輝度が個別に制御される。これにより、図18に示すように、各光源ユニット130では、例えば、青色及び緑色に対して赤色が強弱範囲Aの輝度で混合されたそれぞれ異なる混合色で点灯される。これにより、車内照明装置110では、それぞれの導光部材132が、緑色及び青色の二色に赤色が異なる輝度で混合された様々な混合色によって発光することで、グラデーションがかけられたライン状のイルミネーションが得られる。
(通常点灯モード)
通常点灯モードになると、制御コネクタ120の制御装置によって、全ての光源ユニット130が同一色(例えば、赤色、緑色、青色あるいは各色の混合色等)で点灯される。これにより、それぞれの導光部材132が同一色で発光することで、その発光色でライン状に光るイルミネーションが得られる。
ここで、参考例に係る車内照明装置110Sについて説明する。
図19は、参考例に係る車内照明装置の概略構成図である。
図19に示すように、参考例に係る車内照明装置110Sでは、6つの出力ポート120aを有する二つの制御コネクタ120を備えており、それぞれの制御コネクタ120に、2組の光源ユニット130に繋がる2本の赤用制御線122R、2本の緑用制御線122G及び2本の青用制御線122Bが接続されている。
この参考例に係る車内照明装置110Sでは、制御コネクタ120の制御装置は、それぞれの光源ユニット130における光源131の制御を、赤色、緑色及び青色の三色を個別に制御して輝度を強弱させる。これにより、それぞれの導光部材132が、赤色、緑色及び青色の三色が混合された様々な混合色によって発光され、グラデーションがかけられたイルミネーションが得られる。
ところで、この参考例に係る車内照明装置110Sでは、それぞれの光源ユニット130を個別に制御するために、制御の複雑化を招き、また、複雑な制御を行うために、制御コネクタ120や制御線122などの部品点数も増大する。このため、コストが嵩んでしまう。また、各色の発光を個別に制御するので、各色の光に色味のばらつきが生じてしまう。
これに対して、前述の車内照明装置110によれば、複数の光源ユニット130における光源131で発光可能な三原色のうちの所定の二色を発光させた状態で、残りの一色を様々な輝度で発光させることにより、所定の二色の色味のばらつきを抑えつつ、グラデーションがかけられたイルミネーションで高い装飾効果を得ることができる。しかも、複数の光源ユニット30における三原色のうちの所定の二色である緑及び青を同一制御とし、残りの一色である赤を個別に制御するので、制御を簡略化することができ、制御回路の部品点数の削減を図り、コストを抑えることができる。
特に、ドア1の内装パネル2における互いに近接した位置に設けられた複数の光源ユニット130の棒状の導光部材132が、グラデーションがかけられて発光することで、高い装飾効果を得ることができる。
なお、上記説明では、各光源ユニット130の発光制御を、緑色及び青色の二色を所定の二色として共通制御し、赤色を個別制御することでグラデーション点灯を行ったが、個別制御を行うのは赤色に限らない。
例えば、赤色及び緑色の二色を所定の二色として共通制御し、青色を個別制御することで、図20(a)に示すように、青色が強弱範囲Aの輝度で混合されたそれぞれ異なる混合色で点灯させても良く、また、赤色及び青色の二色を所定の二色として共通制御し、緑色を個別制御することで、図20(b)に示すように、緑色が強弱範囲Aの輝度で混合されたそれぞれ異なる混合色で点灯させても良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係る光源ユニットおよび照明装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[5]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 光源(16)と、
前記光源からの光が入射される、全体として棒状の指針状導光体(18)と、
前記指針状導光体を覆う遮光ケース(19)であって、前記指針状導光体の発光面と対向する箇所に、該指針状導光体の長手方向に沿う直線状の開口(開口部19a)が形成された遮光ケースと、
を備える光源ユニット(指針ユニット15)。
[2] 前記指針状導光体は、前記光源の光出射面と同等の寸法を有し前記光源の光出射面と隣接する位置に配置される光導入部(18a)、
を備える上記[1]に記載の光源ユニット。
[3] 上記[1]または[2]に記載の光源ユニットを1つまたは複数、所定の筐体(照明オーナメント筐体28)内に収容して構成した照明装置(第2照明部28b)であって、
前記筐体に形成された外側に露出する意匠面(58Ba)と隣接する位置に、前記遮光ケース(79)の前記開口が配置されている、照明装置。
[4] 上記[1]または[2]に記載の光源ユニットを1つまたは複数、所定の筐体内に収容して構成した照明装置(第1照明部28a)であって、
前記筐体に形成された外側に露出する意匠面(58a)から所定距離以上離間した位置に、前記遮光ケース(57B)の前記開口が配置されている、照明装置。
[5] 前記光源が組み込まれたベース部材(17)、を有し、
前記ベース部材は、長手方向の複数箇所のそれぞれにおいて、前記指針状導光体と対向して前記指針状導光体を支持する、複数の支持部(導光体支持部17a、17b、17c)を有する、
上記[2]に記載の光源ユニット。
15 指針ユニット
16 光源
17 ベース部材
17a,17b,17c 導光体支持部
18 指針状導光体
18a 光導入部
18b 発光面
19 遮光ケース
19a 開口部
25,25B 発光器具
26 遮光部付意匠部品
26a 開口部
27 意匠部品
27a 発光部
28 照明オーナメント筐体
28a 第1照明部
28b 第2照明部
37A,37B,37C 発光器具
38A,38B,38C,38D,38E,38F 発光器具
56A 赤色LEDユニット
56B マルチカラーLEDユニット
57A,57B 遮光ケース
58,58B 意匠部品
58a,58Ba 意匠面
76 回路基板
77 LEDユニット
78 指針状導光体
78B 支持部品
79 遮光ケース
86 針状発光部

Claims (3)

  1. 光源と、
    前記光源からの光が入射される、全体として棒状の指針状導光体と、
    前記指針状導光体を覆う遮光ケースであって、前記指針状導光体の発光面と対向する箇所に、該指針状導光体の長手方向に沿う直線状の開口が形成された遮光ケースと、
    を備える光源ユニット。
  2. 請求項1に記載の光源ユニットを1つまたは複数、所定の筐体内に収容して構成した照明装置であって、
    前記筐体に形成された外側に露出する意匠面と隣接する位置に、前記遮光ケースの前記開口が配置されている、照明装置。
  3. 請求項1に記載の光源ユニットを1つまたは複数、所定の筐体内に収容して構成した照明装置であって、
    前記筐体に形成された外側に露出する意匠面から所定距離以上離間した位置に、前記遮光ケースの前記開口が配置されている、照明装置。
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