JP2017148035A - サケ類の水中養殖装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】海水馴致過程を終えたサケやマスの水中養殖のために、蓄養槽が水中にあるときも浮袋に空気を取り込むための魚の水面活動を誘導できるサケ類の水中養殖装置を提供する。
【解決手段】本発明によるサケ類の水中養殖装置100は、水中で浮力を有するように形成された上部リム110と、上部リム110の下方に配置される下部リム120と、上部リム110と下部リム120とに固定されて立体空間を有するように形成された網140と、網140の上面141の下部に設けられ、魚が浮袋に空気を取り込むための水面活動を行えるように、空気が溜まるように形成された空気貯蔵部150と、網140の上面141に設けられ、潮流や風浪に対して空気貯蔵部150の形状や位置を維持できるように空気貯蔵部150を支持する中間フレーム170とを含むようにしてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、サケやマスを含むサケ類の水中養殖装置に関する。
サケ(salmon)やマス(trout)の養殖とは、これらを統制できる環境下で生育させて収穫することをいう。養殖サケは商業的な漁労により捕獲された天然のサケと区分される。養殖と区分される方法として、人工的に孵化させた稚魚を放流して自然状態で成長させる方法もある。しかし、この方法においても、品種や回遊ルートにある程度関与するので、純粋な天然とは言えない面がある。
サケ類に属するサケやマスは、生物学的に、淡水(freshwater)で孵化して稚魚になり、スモルト(smolt)期になると、汽水(brackish water)で次第に塩分濃度を高める海水馴致(seawater domestication)過程を経て、海水で本格的に成長する。冷水性魚種であるサケやマスを養殖するためには、成長段階に合わせて、陸上水槽では淡水を、陸上又は海の空間に設けられた馴致場では汽水を、そして海の蓄養槽では海水を供給しなければならない。しかし、自然災害や環境汚染などにより海洋環境がよくない国では蓄養槽養殖ができない場合もある。この場合、陸上水槽で淡水、汽水、海水を段階別に供給して成魚に成長させることもある。しかし、この方法は、様々な問題にさらされるのでよく用いられてはいない。
水中養殖は、水面下に蓄養槽施設を配置する養殖法である。水中養殖においては、水面下に蓄養槽が配置されるので潮流や風浪により構造的な安定性が低下することを補完することができ、外海でも可能であるので汚染などの沿岸の環境による影響を低減することができ、深さを調整することができるので養殖魚種に応じて適切な水温にすることができるという利点がある。
水面(空気と水の境界面)のない蓄養槽内では自分で浮袋(鰾)に空気を取り込むことができないサケ類を水中養殖で養殖する場合、サケ類の水面活動(air gulfing behavior)が制限されるので問題となる。硬骨魚類(osteichthyes)は浮袋と消化管がつながっていない無管鰾(physoclistous air bladder)と浮袋と消化管がつながっている有管鰾(physostomous air bladder)に分けられるが、サケやマスはこの中で有管鰾に属する。有管鰾は、無管鰾とは異なって呼吸が円滑でないので、浮袋に問題が生じると消化機関にも影響が与えられて正常に成長することができず、浮袋と消化機関が損傷して脊椎奇形、内臓損傷、斃死などにつながることがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、海水馴致過程を終えたサケやマスの水中養殖のために、蓄養槽が水中にあるときも浮袋に空気を取り込むための魚の水面活動を誘導できるサケ類の水中養殖装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、空気貯蔵部を水中養殖装置の上部に設けながらも、構造的な安定性を確保できるようにすることにある。
本発明のさらに他の目的は、魚の水面活動のための空気ドームを蓄養槽内の様々な位置に設けることにより、養殖魚の大きさや種類などによって水面での空気吸入を独立して行えるようにすることにある。
本発明のさらに他の目的は、給餌時、蓄養槽に飼料と共に供給する空気が自然に空気ドームに捕集されるようにすることにより、空気ドームに空気を充填するための作業やコストを最小限に抑えることにある。
上記課題を解決するために、本発明によるサケ類の水中養殖装置は、水中で浮力を有するように形成された上部リム(rim)と、前記上部リムの下方に配置される下部リムと、前記上部リムと前記下部リムとに固定されて立体空間を有するように形成された網と、前記網の上面の下部に設けられ、魚が浮袋に空気を取り込むための水面活動を行えるように、空気が溜まるように形成された空気貯蔵部と、前記網の上面に設けられ、潮流や風浪に対して前記空気貯蔵部の形状や位置を維持できるように前記空気貯蔵部を支持する中間フレームとを含むようにしてもよい。
本発明の一態様において、前記中間フレームは、正多角形(regular polygon)又は円形(circle)に形成されてもよい。
本発明の一態様において、前記空気貯蔵部は、平面から見たときに前記中間フレームの内側領域(inside)に配置されるように構成されてもよい。
本発明の一態様において、前記空気貯蔵部は、ドーム(dome)状に形成されてもよい。
本発明の一態様において、前記中間フレームは、浮力を有するように密封されたパイプで形成されてもよい。
本発明の一態様において、前記空気貯蔵部は、その縁部が前記中間フレームにロープで縛られて固定された形態であってもよい。
本発明の一態様において、前記空気貯蔵部は、ドーム状に形成された柔軟な材質のシート部材と、前記シート部材の下端形状を限定するように形成された枠部材と、前記シート部材を前記枠部材に固定する複数の固定具とを含んでもよい。
本発明の一態様において、前記シート部材は、1つの平面材料の縁部が部分的に重なった状態で接合されてドームを形成するようにした形態であってもよい。
本発明の一態様において、前記シート部材は、分割された複数の平面材料が接合されてドームを形成するようにした形態であってもよい。
本発明の一態様において、前記シート部材は、防水コーティングされた織物又は樹脂で形成されてもよい。
本発明の一態様において、前記サケ類の水中養殖装置は、前記空気貯蔵部の下方に配置され、飼料と共に前記飼料を圧送するために供給される空気が排出されて前記空気貯蔵部に上昇するように形成された飼料及び空気排出ノズルをさらに含んでもよい。
本発明の一態様において、前記上部リムは、空気又は水を選択的に流入又は流出させて浮力を調整するためのバルブを含んでもよい。
そして、本発明によるサケ類の水中養殖装置は、水中に設置可能に形成された蓄養槽本体と、前記蓄養槽本体の内部に位置調整可能に設けられ、魚が浮袋に空気を取り込むための水面活動を行えるように、空気が溜まるように形成された空気貯蔵部とを含むようにしてもよい。
本発明の一態様において、前記サケ類の水中養殖装置は、前記空気貯蔵部が前記蓄養槽本体の内部空間の所定の位置に配置されるように前記空気貯蔵部と前記蓄養槽本体とを連結する連結ロープをさらに含んでもよい。
本発明の一態様において、前記空気貯蔵部は、前記蓄養槽本体の内部において異なる深さに複数設けられてもよい。
本発明の一態様において、前記サケ類の水中養殖装置は、前記連結ロープの長さを調整できるように形成された長さ調整部をさらに含んでもよい。
本発明によるサケ類の水中養殖装置によれば、空気貯蔵部を蓄養槽本体の上面の下部に設けるか又は蓄養槽本体の内部に位置調整可能に設けることにより、蓄養槽が水中にあるときも浮袋に空気を取り込むための魚の水面活動を誘導することができ、魚が水面活動を正常に行えないことに起因する生育不良や病害を最小限に抑えて養殖魚の品質を改善することができる。
本発明の一態様によれば、網の上面に中間フレームを設けることにより、潮流や風浪に対して前記空気貯蔵部の形状や位置を維持させ、構造的な安定性を確保することができる。
本発明の他の態様によれば、蓄養槽本体の内部に複数の空気貯蔵部を設けることにより、成魚と稚魚が水面での空気吸入を独立して行えるようにすることができる。
本発明のさらに他の態様によれば、空気ドームの下方に飼料及び空気排出ノズルを配置することにより、給餌時、蓄養槽に飼料と共に供給する空気を自然に空気ドームに捕集されるようにすることができる。従って、空気ドームに空気を充填するための作業やコストを最小限に抑えることができる。
本発明の第1実施形態によるサケ類の水中養殖装置の概略斜視図である。 水中に設置された図1のサケ類の水中養殖装置の一例を示す側面図である。 図1の空気貯蔵部を示す概略斜視図である。 本発明の第1実施形態によるサケ類の水中養殖装置により魚が空気貯蔵部の水面に移動して空気を吸い込む行動を説明するための概念図である。 本発明に関連して中間フレームがある場合(a)とない場合(b)とにおける潮流や風浪による影響を説明するための概念図である。 本発明の第1実施形態によるサケ類の水中養殖装置を製造する過程の一部を説明するための平面図である。 本発明の第2実施形態によるサケ類の水中養殖装置の空気貯蔵部を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態によるサケ類の水中養殖装置の概略側面図である。 本発明の第4実施形態によるサケ類の水中養殖装置の概略側面図である。 本発明の第5実施形態によるサケ類の水中養殖装置の概略側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明によるサケ類の水中養殖装置について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態によるサケ類の水中養殖装置の概略斜視図であり、図2は水中に設置された図1のサケ類の水中養殖装置の一例を示す側面図であり、図3は図1の空気貯蔵部を示す概略斜視図であり、図4は本発明の第1実施形態によるサケ類の水中養殖装置により魚が空気貯蔵部の水面に移動して空気を吸い込む行動を説明するための概念図である。
同図に示すように、本発明の第1実施形態によるサケ類の水中養殖装置100は、水中に設置可能に形成された蓄養槽本体101と、蓄養槽本体101の内部に設けられた空気貯蔵部150とを有する形態となっている。
蓄養槽本体101は、上部リム110、下部リム120、錘130、網140などを有する形態となっている。上部リム110は、蓄養槽本体101に浮力を与えるように内部に空気を充填することのできるチューブ状に形成されてもよい。製造面において、上部リム110は、耐衝撃性を有する樹脂パイプを連結して形成してもよい。上部リム110は、空気又は水を選択的に流入又は流出させて浮力を調整するためのバルブ(詳細には図示せず)を有するようにしてもよい。それに加え、上部リム110は、蓄養槽本体101の浮力のために上部リム110に取り付けられる浮力体を別途有するようにしてもよい。
下部リム120は、上部リム110の下方に設けられ、網140が上部リム110から所定の深さで広がるように、上部リム110より重いものであってもよい。下部リム120は、金属パイプを連結して組み立てられる形態であってもよい。
錘130は、蓄養槽本体101を水中に沈めるための重量を提供する。錘130は、蓄養槽本体101が水面に移動すると、蓄養槽本体101と共に上方に移動する。蓄養槽本体101は、水中で潮流などにより流されないように、係留ラインにより拘束されるように設けられてもよい。
網140は、上部リム110と下部リム120とにより立体空間を形成するものであり、上部リム110又は下部リム120の形状に応じて様々な展開形状を有する。網140の上面141の下部には、本発明の第1実施形態による空気貯蔵部150が設けられる。空気貯蔵部150は、蓄養槽本体101の内部に空気が溜まるように形成される。空気貯蔵部150により、魚が浮袋に空気を取り込むための水面活動を行えるようになる(図4参照)。
空気貯蔵部150は、空気が充填される空気ドーム160を備えてもよい。空気ドーム160は、ドーム状に形成された柔軟な材質のシート部材161と、シート部材161の下端形状を限定するように形成された枠部材165と、シート部材161を枠部材165に固定する複数の固定具167とを備えてもよい。図2に示すように、シート部材161は、1つの平面材料の縁部が部分的に重なった状態で接合されてドームを形成するようにした形態であってもよい。図3の拡大図は前記平面材料の縁部が部分的に重なって重畳部162が生じることを示す。シート部材161は、防水コーティングされた織物又は樹脂で形成されてもよい。重畳部162は、シート部材161を裁縫して形成してもよく、空気の漏れを防止できるようにシリコンなどをコーティングして形成してもよい。
枠部材165は、ステンレススチールや樹脂などの材質を有するパイプで作製されてもよい。固定具167は、枠部材165に挿入されるリング状に形成されてもよい。予め作製されたシート部材161を枠部材165に設置するために、枠部材165をその一部が開放された状態にしておき、リング状の固定具167を挿入し、その後枠部材165の開放された部分を溶接などで接合することにより組み立てる。
網140の上面141には、潮流や風浪に対して空気貯蔵部150の形状や位置を維持できるように空気貯蔵部150を支持する中間フレーム170が備えられる。このような中間フレーム170は、正多角形又は円形に形成されてもよい。空気貯蔵部150は、平面から見たときに中間フレーム170の内側領域に配置される。中間フレーム170は、浮力を有するように密封されたパイプで形成されてもよい。その結果、中間フレーム170は、経時により発生する網140の上面141のたるみを効果的に防止する。
空気貯蔵部150は、その縁部が中間フレーム170にロープで縛られて固定された形態である。空気貯蔵部150の上部にも中間フレーム170の内側領域を覆っている網140の上面141が存在し、それにより、空気貯蔵部150に貯蔵された空気により浮力が発生すると、網140の上面141も共に持ち上げられて水面方向に向かって膨らむ。
蓄養槽本体101に設けられた空気貯蔵部150には空気Aを注入する。ここで、空気Aの注入のためには、酸素ボンベを別途用いることができるが、ダイバーが直接酸素ボンベを空気貯蔵部150に移動させて注入するようにしてもよく、水面上の酸素ボンベから空気貯蔵部150に連結されたホースを介して注入するようにしてもよい。
空気貯蔵部150内の空気の量などはセンサやカメラなどで検知するように構成してもよい。また、空気貯蔵部150は、検知装置と、酸素ボンベのバルブを開閉できるバルブ開閉装置とを備えることにより、設定条件に応じて自動的に空気Aが充填されるように構成してもよい。
図4に示すように、蓄養槽本体101の上部に空気貯蔵部150が設けられた場合、空気貯蔵部150に空気Aを充填すると、空気ドーム160の下部には空気と水の境界面が生じる。よって、サケやマスSなどは空気と水の境界面に泳いできて空気を吸い込んでから再び水中に入る行動を見せる。従って、蓄養槽本体101が長期間水中にあっても、蓄養槽本体101の内部のサケやマスSなどはそれらの浮袋や消化機関が損傷することなく健康に育つ。
図5は本発明に関連して中間フレームがある場合(a)とない場合(b)とにおける潮流や風浪による影響を説明するための概念図である。
中間フレーム170は、本発明に関連して空気貯蔵部150を固定する機能に加え、潮流や風浪に対して空気貯蔵部150の形態や位置を安全に維持する機能を果たす。すなわち、図5の(b)に示すように、中間フレーム170がない場合、水平方向の潮流や風浪が作用すると、網140の上面141及び空気ドーム160は波打つように変形して正常なドームの形態を失ってしまう。それにより、内部の空気Aが漏れ出る。潮流や風浪が続くと、内部の空気Aが全て漏れてしまい、ついに空気貯蔵部150の機能を喪失することになる。それに対して、図5の(a)に示すように、中間フレーム170がある場合、空気貯蔵部150は、網140の上面141の全体面ではなく中間フレーム170の内側領域に固定されるので、中間フレーム170の剛性(rigid)により保護される。すなわち、空気貯蔵部150の縁部が中間フレーム170に固定されるので、網140の上面141が変形しても、空気貯蔵部150は、中間フレーム170と共に移動するだけであり、変形したり中間フレーム170に対する相対位置が変更されることがない。
図6は本発明の第1実施形態によるサケ類の水中養殖装置を製造する過程の一部を説明するための平面図である。
本発明の第1実施形態による空気貯蔵部150を設置するためには、まず、(a)のように、上部リム110に網の上面141を設置する。次に、(b)のように、中間フレーム170を設置する領域Cに対応する網の上面141の一部分を切り抜いて切抜部を形成する。次に、(c)のように、前記切抜部に予め作製された中間フレーム170を固定する。このとき、中間フレーム170と周面の網の上面141の部分との間に間隙が生じないようにする。次に、(d)のように、中間フレーム170の内側領域を、切り抜いた網の片141'を用いて覆う。次に、網の上面141の下部側に空気ドーム160を固定する。
図7は本発明の第2実施形態によるサケ類の水中養殖装置の空気貯蔵部を示す斜視図である。
本実施形態においては、図3の第1実施形態とは異なり、シート部材261が、まるで傘のように、分割された複数の平面材料が接合されてドームを形成するようにした形態を有する。
図8は本発明の第3実施形態によるサケ類の水中養殖装置の概略側面図である。
本実施形態においては、水面上の給餌船Vを用いてサケ類の水中養殖装置300に飼料を供給することを説明する。空気貯蔵部350の下方には、飼料Fを圧送するために供給される圧縮ガスが排出されて空気貯蔵部350に上昇するように形成された飼料及び空気排出ノズル390が設けられてもよい。こうすることにより、給餌時、蓄養槽に飼料と共に供給する空気Gが自然に空気貯蔵部350に捕集され、空気貯蔵部350に空気を充填するための作業やコストを最小限に抑えることができる。空気貯蔵部350に空気を充填するための時間を短縮できるように、空気貯蔵部350に連結された酸素ボンベを別途備えてもよい。
図9は本発明の第4実施形態によるサケ類の水中養殖装置の概略側面図である。
本実施形態において、空気貯蔵部450は、蓄養槽本体401の内部に空気が溜まるように形成される。空気貯蔵部450により、魚が浮袋に空気を取り込むための水面活動を行えるようになる。
図9に示すように、本発明の第4実施形態によるサケ類の水中養殖装置400は、空気貯蔵部450が蓄養槽本体401の内部空間の所定の位置に配置されるように空気貯蔵部450と蓄養槽本体401とを連結する連結ロープ470を含んでもよい。サケ類の水中養殖装置400は、連結ロープ470の長さを調整できるように連結ロープ470の端部に形成された長さ調整部480をさらに含んでもよい。長さ調整部480は、複数の連結ロープ470を一度に巻いたり解いたりできるように構成されたホイール及びラチェットストッパを備えてもよい。こうすることにより、空気貯蔵部450は、蓄養槽本体401の内部で位置を調整できるようになる。下部リム420からの空気ドーム460の高さHは連結ロープ470の長さに応じて異なり、長さ調整部480などを用いて連結ロープ470の長さを変化させることにより空気ドーム460の高さHを調整することができる。
図10は本発明の第5実施形態によるサケ類の水中養殖装置の概略側面図である。
本実施形態においては、蓄養槽本体501の内部に第1空気貯蔵部551、第2空気貯蔵部552及び第3空気貯蔵部553が設けられることを説明する。空気貯蔵部551、552、553は、蓄養槽本体501の内部において異なる深さに設けられてもよい。すなわち、魚の水面活動のための複数の空気ドーム551、552、553を蓄養槽本体501内の様々な位置に設けることにより、養殖魚の大きさや種類などによって独立して水面での空気吸入を行えるようにすることができる。
本発明によるサケ類の水中養殖装置は、前述した実施形態の構成や方法に限定されるものではなく、各実施形態の全部又は一部を選択的に組み合わせて構成することで様々に変形することができる。
100、300、400、500 サケ類の水中養殖装置
101、401、501 蓄養槽本体
110、410、510 上部リム
120、420、520 下部リム
130、430、530 錘
140、440、540 網
141 上面
150、250、350、450、551、552、553 空気貯蔵部
160、260、460 空気ドーム
161、261 シート部材
162 重畳部
165 枠部材
167 固定具
168 連結ロープ
170 中間フレーム
390 飼料及び空気排出ノズル
470 連結ロープ
480 長さ調整部
A 空気
F 飼料
G 圧送用空気

Claims (16)

  1. 水中で浮力を有するように形成された上部リムと、
    前記上部リムの下方に配置される下部リムと、
    前記上部リムと前記下部リムとに固定されて立体空間を有するように形成された網と、
    前記網の上面の下部に設けられ、魚が浮袋に空気を取り込むための水面活動を行えるように、空気が溜まるように形成された空気貯蔵部と、
    前記網の上面に設けられ、潮流や風浪に対して前記空気貯蔵部の形状や位置を維持できるように前記空気貯蔵部を支持する中間フレームとを含む、サケ類の水中養殖装置。
  2. 前記中間フレームは、正多角形又は円形に形成される、請求項1に記載のサケ類の水中養殖装置。
  3. 前記空気貯蔵部は、平面から見たときに前記中間フレームの内側領域に配置される、請求項2に記載のサケ類の水中養殖装置。
  4. 前記空気貯蔵部は、ドーム状に形成される、請求項1に記載のサケ類の水中養殖装置。
  5. 前記中間フレームは、浮力を有するように密封されたパイプで形成される、請求項1に記載のサケ類の水中養殖装置。
  6. 前記空気貯蔵部は、その縁部が前記中間フレームにロープで縛られて固定された形態である、請求項5に記載のサケ類の水中養殖装置。
  7. 前記空気貯蔵部は、
    ドーム状に形成された柔軟な材質のシート部材と、
    前記シート部材の下端形状を限定するように形成された枠部材と、
    前記シート部材を前記枠部材に固定する複数の固定具とを含む、請求項1に記載のサケ類の水中養殖装置。
  8. 前記シート部材は、1つの平面材料の縁部が部分的に重なった状態で接合されてドームを形成するようにした形態である、請求項7に記載のサケ類の水中養殖装置。
  9. 前記シート部材は、分割された複数の平面材料が接合されてドームを形成するようにした形態である、請求項7に記載のサケ類の水中養殖装置。
  10. 前記シート部材は、防水コーティングされた織物又は樹脂で形成される、請求項7に記載のサケ類の水中養殖装置。
  11. 前記空気貯蔵部の下方に配置され、飼料と共に前記飼料を圧送するために供給される空気が排出されて前記空気貯蔵部に上昇するように形成された飼料及び空気排出ノズルをさらに含む、請求項1に記載のサケ類の水中養殖装置。
  12. 前記上部リムは、空気又は水を選択的に流入又は流出させて浮力を調整するためのバルブを含む、請求項1に記載のサケ類の水中養殖装置。
  13. 水中に設置可能に形成された蓄養槽本体と、
    前記蓄養槽本体の内部に位置調整可能に設けられ、魚が浮袋に空気を取り込むための水面活動を行えるように、空気が溜まるように形成された空気貯蔵部とを含む、サケ類の水中養殖装置。
  14. 前記空気貯蔵部が前記蓄養槽本体の内部空間の所定の位置に配置されるように前記空気貯蔵部と前記蓄養槽本体とを連結する連結ロープをさらに含む、請求項13に記載のサケ類の水中養殖装置。
  15. 前記空気貯蔵部は、前記蓄養槽本体の内部において異なる深さに複数設けられる、請求項13に記載のサケ類の水中養殖装置。
  16. 前記連結ロープの長さを調整できるように形成された長さ調整部をさらに含む、請求項14に記載のサケ類の水中養殖装置。
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