JP2017146881A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】PINPAD装置等のハードキー以外の入力部を用いて、顧客による入力操作性を向上させる。【解決手段】本発明に係る自動取引装置は、ハードキー有する入力部と、仮想キーを含む操作画面を表示する操作表示部と、入力部のハードキーと操作表示部の仮想キーのうち、情報入力に使用させる入力キーを区別し、ハードキーと仮想キーとのいずれか又は両方から入力された情報を用いて、所定の取引処理を行なう取引処理部とを備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、自動取引装置に関し、例えば、銀行等の金融機関や駅や空港等に設置される自動取引装置に適用し得るものである。
ATM(Automated Teller Machine)や、キャッシュディスペンサー等の自動取引装置を用いて取引を行なう際、顧客は、入力部を操作して、暗証番号や口座番号等を入力している。
従来、入力部として、PINPAD装置等のように物理的な操作キーを搭載する自動取引装置がある(特許文献1参照)。
暗証番号等は金融取引において重要な情報であり、暗証番号等が他人に知られてしまうと、なりすまし等の不正な取引が行なわれる可能性がある。そのため、従来のPINPAD装置は、他人による盗み見等を防止するため、入力操作を行う顧客の手元を隠すカバー部材が設けられている。
特開2012−243112号公報
しかしながら、PINPAD装置にはカバー部材が設けられているため、入力しづらいという問題がある。これに対して、カバー部材を取り除くという手段も考えられるが、他人による盗み見等の不正行為を防止できないという課題がある。
また、PINPAD装置からの入力には、入力タイムアウト時間が設定されている。カバー部材があるため入力しづらい上に、桁数の多い番号を顧客が入力するときには、入力タイムアウトとなってしまうことも生じ得る。これに対して、入力タイムアウト時間を長くするという手段も考えられる。しかし、金融取引のセキュリティー上、入力時の他人による不正行為を防止することが強く要求されている。そのため、入力タイムアウト時間を長くすることは難しい。
そこで、顧客による入力操作性を向上することができる自動取引装置を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明に係る自動取引装置は、(1)ハードキー有する入力部と、(2)仮想キーを含む操作画面を表示する操作表示部と、(3)入力部のハードキーと操作表示部の仮想キーのうち、情報入力に使用させる入力キーを区別し、ハードキーと仮想キーとのいずれか又は両方から入力された情報を用いて、所定の取引処理を行なう取引処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、顧客による入力操作性を向上できる。
実施形態に係る取引システムの全体構成及びATMの内部構成を示す構成図である。 実施形態に係るATMの外観構成を示す外観構成図である。 実施形態に係るPINPAD装置の外観構成を示す斜視図である。 実施形態に係る取引処理の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係る取引処理に応じて、操作表示部に表示する操作画面の一例を示す図である(その1)。 実施形態に係る取引処理に応じて、操作表示部に表示する操作画面の一例を示す図である(その2)。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明に係る自動取引装置の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態では、本発明を利用して、金融機関の各支店や駅や空港等に設置されているATMに適用する場合を例示する。
なお、本発明に係る自動取引装置は、ATMに限定されるものではない。例えば、本発明は、キャッシュディスペンサー等にも適用できる。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る取引システムの全体構成及びATMの内部構成を示す構成図である。図2は、実施形態に係るATMの外観構成を示す外観構成図である。
図1において、実施形態に係る取引システム100は、通信回線に接続可能な、ATM1、ホストコンピュータ2を有する。
なお、図1では、説明を容易にするために、1台のATM1のみを図示している。しかし、実際には、複数台のATM1のそれぞれが、通信回線を通じて、ホストコンピュータ2と接続する。
また、図1には図示しないが、ホストコンピュータ2とATM1との間に、複数のATM1と接続するスイッチ装置(例えば、ATM−SW装置等)を設けるようにしてもよい。
ここで、ホストコンピュータ2とATM1との間のインタフェース仕様は、大別すると、2種類ある。第1に、ATM1が取引処理の進行を主導する端末主導形式である。第2に、ホストコンピュータ2が取引処理の進行を主導するホスト主導形式である。
ホスト主導形式の場合、ATM1において取引が開始すると、ATM1は、ホストコンピュータ2から取引処理の進行に係る情報(例えば、取引種別に応じた取引操作画面等)をダウンロードする。ATM1は、ホストコンピュータ2から受信した取引操作画面を表示して、取引に必要な情報(例えば、カードの暗証番号、口座番号、取引金額等)の入力を顧客に要求する。
ここで、ホスト主導形式は、PINPAD装置から入力された情報を用いることが仕様で決められている。従って、一般的に、ホスト主導形式のATM1は、入力部としてPINPAD装置を搭載しており、暗証番号や口座番号や入出金に係る金額等の入力は、PINPAD装置を通じて行なっている。
そして、ATM1は、入力された取引に必要な情報をホストコンピュータ2に送信する。ホストコンピュータ2は、受信した取引に必要な情報を用いて取引を実行して、取引を終了させる。
この実施形態では、特に、ATM1とホストコンピュータ2とのインタフェース仕様がホスト主導形式(例えば、NDC)である場合を例示して説明する。
図1において、ホストコンピュータ2は、ATM1から受信した取引に関する情報に基づいて、指定された種類の取引処理を行なう。ホストコンピュータ2は、ATM1において顧客により選択された取引種類を受信すると、その取引の種類に応じた取引処理進行情報を、対応するATM1に送信する。ホストコンピュータ2は、ATM1から受信した取引に必要な情報を用いて、各取引種別の処理を行なう。
ATM1は、金融機関の店舗や駅や空港等に設置されるものである。図2に示すように、ATM1は、操作表示部30と、物理的な操作キーを有するPINPAD装置80とを備える。ATM1は、ホストコンピュータ2との間で情報(例えば、電文)の授受を行ない、顧客操作により選択された種類の取引を行なう。
ATM1は、例えば、入金処理、出金処理、残高照会、取引履歴出力処理、振込処理、暗証番号変更処理等を行なうことができる。ATM1において行うことができる取引の種類は、金融機関等の運用に応じて決定される。なお、ATM1は、入金専用機、出金専用機等のように、特定の種類の取引のみを行なうものであってもよい。
図1に示すように、ATM1は、制御部10、データ記憶部20、操作表示部30、カードリーダ40、レシートプリンタ50、現金処理部60、通信部70、PINPAD装置80を有する。
制御部10は、ATM1に搭載される各構成要素の動作を制御する機能を担っている。制御部10は、例えばCPU等のような演算処理装置であり、後述するデータ記憶部20に格納される処理プログラムを実行し、各種機能を実現する。
制御部10は、機能的には、取引処理部110を有する。
取引処理部110は、取引種別を選択させる画面を表示し、顧客により選択された取引種別の取引処理を行なう。
ここで、顧客に要求する取引種別は、大別して、例えば、カードを用いて取引を行なう“カード取引”と、カードを用いずに取引を行なう“カードレス取引”とがある。
“カード取引”は、キャッシュカードやクレジットカード等のカードに付されている記録媒体(例えば、磁気ストライプ、ICチップ等)から読み出したデータ(例えば、口座番号、口座種別、金融機関コード等)を用いて行う取引である。なお、取引には、暗証番号が必要である。一般的には、暗証番号はPINPAD装置80を通じて顧客により入力される。なぜなら、暗証番号をカードの記録媒体に格納することもできるが、カード紛失等により、第三者がそのカードを用いて取引ができてしまうからである。
“カードレス取引”は、口座番号等の取引に必要な情報の入力を顧客に要求し、入力された情報を用いて行う取引である。取引に必要な情報は、取引種類に応じて異なるが、例えば、口座番号、入出金に係る取引金額、振込先情報等がある。
また、取引処理部110は、顧客に使用させる入力キーとして、PINPAD装置80のハードキー81(図1参照)と、操作表示部30に表示する操作画面上の仮想キーとする。
このとき、取引処理部110は、金融取引上、重要な情報については、PINAPD装置80を使用した入力を促す。比較的、重要な情報でないと考えられる情報については、顧客の入力操作性を考慮して、操作画面上の仮想キーからの入力を促す。
より具体的には、取引処理部110は、例えば、カードの暗証番号等のように重要な情報については、PINPAD装置80を用いた入力とし、例えば、口座番号や取引金額や振込に関する情報等の重要な情報でない情報については、仮想キーからの入力とする。
また、取引種別の観点から、暗証番号等の入力はカード取引で行なわれるため、取引処理部110は、取引種別がカード取引の場合に、PINPAD装置80を用いた入力とする。また、口座番号や取引金額等の入力は、カードレス取引で行なわれるため、取引処理部110は、カードレス取引の場合に、仮想キーからの入力とする。なお、カード取引の場合でも、口座番号や取引金額や振込に関する情報等の入力については、仮想キーからの入力としてもよい。
取引処理部110は、取引種別として、カード取引又はカードレス取引の選択を顧客に要求して、顧客により選択された取引種別を含む情報をホストコンピュータ2に送信する。
また、取引処理部110は、ホストコンピュータ2から取引処理進行情報21を取得(ダウンロード)して、データ記憶部20に記憶する。取引処理部110は、データ記憶部20の取引処理進行情報21に従って、取引処理を実行する。取引処理進行情報21は、取引処理の手順に従ったコマンドと、操作画面が含まれており、取引処理部110は、各コマンドを順番に実行することで、取引に必要な情報を得る。
データ記憶部20は、制御部10により実行される処理に必要な各種情報等を格納するものである。データ記憶部20は、ホストコンピュータ2から取得(ダウンロード)した取引処理進行情報21を記憶する。
操作表示部30は、ATM1のユーザインタフェース機能を担っている。操作表示部30は、タッチパネルディスプレイを用いて操作画面を表示する。操作表示部30は、顧客操作により入力された情報を受け付け、入力情報を制御部10に与える。
また、操作表示部30は、仮想キーを含む操作画面を表示する。仮想キーは、ソフトウェアにより再現された入力手段である。例えば、仮想キーは、数字や確認ボタン等を含むテンキー、アルファベットや記号やスペースボタン等を含むキーボードキー等を含むものである。取引操作では、PINPAD装置80と、操作表示部30に表示される仮想キーとの両方からの入力が可能である。
カードリーダ40は、顧客により挿入されたカード(例えば、キャッシュカードやクレジットカード等)の記録媒体に格納されているデータを読み出し、制御部10に与えるものである。
レシートプリンタ50は、制御部10の制御を受けて、取引内容等を印刷したレシートを排出するものである。
現金処理部60は、入金又は出金に係る現金(紙幣、硬貨)の搬送処理を行なうものである。現金処理部60は、入金された現金(紙幣、硬貨)を紙幣収納部610、硬貨収納部620に収納する機能と、出金金額に相当する現金(紙幣、硬貨)を紙幣収納部610、硬貨収納部620から繰り出す機能とを有する。
通信部70は、通信回線を通じて、ホストコンピュータ2との間で情報(例えば、電文)の授受を行なうものである。
PINPAD装置80は、暗証番号や取引金額等の数字入力を受け付けるデバイスである。PINPAD装置80は、物理的な操作キーであるハードキー81を有する。また、PINPAD装置80は、ハードキー81から入力された暗証番号を暗号化する暗号化処理部82を有する。
PINPAD装置80の外観構成の一例を、図2及び図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係るPINPAD装置80の外観構成を示す斜視図である。
図2に示すように、PINPAD装置80は、ハードキー81に対向して、カバー部材800が設けられている。図3に示すように、カバー部材800は、顧客がハードキー81を視認するためのユーザ視認部810を有する。ユーザ視認部810は、カバー部材800の幅方向上で曲線形状の一部を形成する複数のエッジ部820と、カバー部材800の奥行方向上で隣接する2つのエッジ部820の間に形成される複数の開口部830とを有する。
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態に係るATM10における取引処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図4は、実施形態に係る取引処理の動作を示すフローチャートである。
図5及び図6は、実施形態に係る取引処理に応じて、操作表示部30に表示する操作画面の一例を示す図である。
以下では、図5及び図6に例示する操作画面を例示しながら、図4の取引処理の動作を説明する。また、ここでは、カードレス取引の場合、入金取引のみを行なう場合を例示するが、カードレス取引の場合でも、各種取引を選択できるようにしてもよい。
ATM1において、操作表示部30に取引種別選択画面(画面1)が表示される。
取引種別選択画面は、カードレスの入金取引を選択するカードレス入金取引開始ボタン501と、カードを用いた入金取引を選択するカード取引開始ボタン502とを有する。
なお、画面1では、カード取引開始ボタン502を表示する場合を例示したが、カード取引開始ボタン502がなくてもよい。この場合、例えば、ATM1が顧客の存在を感知して、所定時間経過後に、カードレス入金取引開始ボタン501が押下されないときに、ATM1はカード取引と判断し、画面2に遷移するようにしてもよい。
取引種別選択画面において、顧客により、カードレス入金取引開始ボタン501、カード取引開始ボタン502のいずれかが選択され、取引種別が選択される(S101)。
S101において、取引種別としてカード取引が選択されると、S102に進み、顧客によりカードが挿入され(S102)、操作表示部30には、表示言語選択画面(画面2)が表示される。表示言語選択画面には、例えば、操作画面上の言語を英語で表示することを選択する英語選択ボタン503と、その他の言語の選択ボタン(図5では、「現地語」と表記している。)504とを有する。表示言語選択画面において、顧客が希望する言語選択ボタン(503、504)が押下される(S103)。
操作表示部30には、暗証番号入力画面(画面3)が表示され、PINPAD装置80を通じて、顧客により、暗証番号が入力される(S104)。
ここで、暗証番号等のような重要な情報については、PINPAD装置80を通じて顧客により入力することとする。
その理由は、暗証番号は、金融取引のセキュリティーの観点から、非常に重要な情報である。また、不正行為を試みようとする他人により暗証番号が盗み見されると、不正な取引につながるおそれもある。そこで、暗証番号等のような暗号化対象の情報を入力する場合には、カバー部材800を有するPINPAD装置80を通じて入力されることが望ましい。また、PINPAD装置80は、暗号化処理部82を有しているため、入力された暗証番号を暗号化した信号としてATM1の制御部10に通知できるため、セキュリティー面も保証できる。
また、PINPAD装置80から暗証番号が入力されると、操作表示部30に暗証番号入力画面には、入力された数字をアスタリスク(*)表示に変換して表示する。これは、第三者が暗証番号を盗み見する際に、PINPAD装置80を操作する顧客の手元を見るだけでなく、操作表示部30に表示される数字も見る可能性がある。そこで、入力された暗証番号の数字をアスタリスク表示に変換する。
なお、ここでは、アスタリスク表示する場合を例示したが、入力した桁数を顧客に認識させることができれば、黒丸(●)表示、クロス(×)表示、バー(−)表示等の視認不可情報であってもよい。
その後、操作表示部30には、取引選択メニュー画面(画面4)が表示され、顧客が希望する取引が選択される(S105)。例えば、取引選択メニュー画面において、選択できる取引の種類としては、暗証変更、入金取引、取引履歴処理、残高照会処理等を例示している。ここでは、入金取引が選択されたものとし、処理はS112に進む。
S101において、顧客がカードレス入金取引を希望する場合、カードレス入金取引選択ボタン501が押下され(S106)、表示言語選択画面が操作表示部30に表示される。そして、S103と同様に、顧客により、表示言語選択画面において、顧客が希望する言語選択ボタン(503、504)が押下される(S107)。
カードレス取引の場合、口座番号を照合してから取引を行なうため、操作法事部30には、口座番号入力画面(画面5)が表示される。
このとき、操作表示部30には、仮想キー(入力部)としてのテンキー510を有する口座番号入力画面が表示される。これにより、テンキー510を通じて、顧客に口座番号の入力を促すことができる。そして、仮想キーとしてのテンキー510を通じて、顧客により、口座番号が入力される(S108)。
ここで、口座番号等の入力については、口座番号入力画面上に表示されるテンキー510を通じて入力を促す理由を説明する。
例えば、口座番号は16桁等のように比較的入力時間がかかるものである。そのため、カバー部材800を有するPINPAD装置800から数字を入力する場合には、入力タイムアウトとなることがある。また、PINPAD装置80には、カバー部材800があるため、顧客は数字を入力しづらいという問題もある。
口座番号等の入力情報は、暗証番号に比べて、金融取引上の重要度の低い情報である。また、一般的に、ホスト主導形式を採用している金融システムでは、暗証番号については、暗号化したデータをホストコンピュータ2に送信するが、口座番号については、暗号化しないで、平文のままホストコンピュータ2に送信する。さらに、一般的に、口座番号は暗証番号に比べて桁数が多いため、盗み見されても、不正取引時の再現性に欠ける。
そこで、一般的に、金融取引上の重要度の低いものであって、暗号化せずにホストコンピュータ2に送信する口座番号については、操作表示部30に表示される仮想キーとしてのテンキー510を通じて入力を促すようにしている。
これにより、セキュリティーを確保した上で、カバー部材800を有するPINPAD装置80から数字を入力する煩わしさを解消できる。
なお、口座番号等の入力については、操作表示部30上の操作画面のテンキー510だけでなく、PINPAD装置80からも入力できる。これは、従来、ホスト主導形式を採用してATMは、インタフェース仕様との関係もあり、入力部としてPINPAD装置80のみを搭載しており、操作表示部30に、入力部としての仮想キーを表示する構成ではない。そのため、PINPAD装置80からの入力になれている顧客もいる。
そこで、顧客の好みに応じて、操作画面上の仮想キーからの入力に限定するのではなく、これまでと同様に、PINPAD装置80からの入力も許容している。より具体的には、16桁の全ての数字を仮想キーとしてのテンキー510から入力するようにしてもよいし、16桁の全ての数字をPINPAD装置80から入力するようにしてもよい。また16桁のうち、いずれかの数字をテンキー510から入力し、他の数字をPINPAD装置80から入力するようにしてもよい。
また、画面5に例示する口座番号入力画面において、テンキー510は、画面中央の下部に位置している場合を例示している。これにより、操作画面上にテンキー510の利用に慣れていない顧客に対して、仮想キーの存在を認識させて、テンキー510の利用を促すことができる。
口座番号入力画面におけるテンキー510の位置は、画面中央の下部に限定されない。
例えば、画面右側下部にテンキー510を表示するようにしてもよい。このように画面右側下部にテンキー510を表示することで、顧客による数字の入力操作を向上できる。
また例えば、口座番号入力画面の画面右側下部にテンキー510を表示すると共に、テンキー510の位置を画面左側下部に切り替える切替ボタンを表示するようにしてもよい。これにより、この切替ボタンが押下されたときには、テンキー510が画面左側下部に表示切替され、例えば、左利きの顧客のように、左手で数字を入力する顧客の入力操作性を向上させることができる。
さらに例えば、アイコンの移動等のように、操作画面上で顧客がテンキー510を指定したまま、テンキー510の位置を顧客の好みの位置に移動できるようにしてもよい。この場合、例えば、テンキー510の角部をドロップ部とし、そのドロップ部を長押ししたまま操作画面上にテンキー510を移動できるようにしてもよい。これにより、顧客の好みの位置にテンキー510を移動できる。
また、画面5に例示する口座番号入力画面には、入力表示部509を有しており、入力された口座番号の数字が入力表示部509に表示される。
ここで、入力表示部509には、入力された数字が全て表示される。また、口座番号の表示の変形例として、例えば、数字が入力されてから、所定時間(例えば、1秒や数秒等)経過後に、表示された数字をアスタリスク等の表示に切り替えるようにしてもよい。また例えば、入力された数字の次の数字が入力されると、1つ前に入力された数字がアスタリスク表示されるようにしてもよい。
S108において、口座番号が入力された後、入力された口座番号を確認するため、再度口座番号入力画面(画面6)が操作表示部30に表示され、口座番号が再度入力される(S109)。
なお、画面6の口座番号入力画面は、画面5の口座番号入力画面と同様の構成とすることができる。
S110では、取引処理部110が、S108で入力された1回目の口座番号と、S109で入力された2回目の口座番号とが一致するか否かを確認する(S110)。
このとき、取引処理部110は、口座番号の照合のために、口座番号を含む電文を、ホストコンピュータ2に送信する。
ここで、取引処理部110が口座番号を含む電文をホストコンピュータ2に送信する際、取引処理部110は、ホスト主導形式を採用したインタフェース仕様のデータフォーマットに、テンキー510(仮想キー)から入力された口座番号を暗号化せず、平文の口座番号を挿入して電文を作成し、その電文をホストコンピュータ2に送信する。
例えば、ホスト主導形式のインタフェース仕様において、口座番号を送信する電文は、データ長が100バイトであり、50バイト目以降に口座番号を挿入するというデータフォーマットが定義されているとする。この場合、取引処理部110は、データフォーマットの50バイト目以降に、テンキー510(仮想キー)から入力された口座番号を平文のまま挿入して電文を作成して、ホストコンピュータ2に送信する。これにより、従来のインタフェース仕様に沿った電文をホストコンピュータ2に送信できる。
そして、問題ない場合、すなわち1回目と2回目の口座番号が一致する場合(S111)、S112に移行する。このとき、操作表示部30には、口座情報表示画面(画面7)が表示される。口座情報表示画面は、口座番号に対応付けられた口座情報513が表示される。この口座情報513は、例えば、口座名義(顧客の氏名)、口座種別、口座番号等を含むものである。そして、顧客により口座情報が確認されると、口座情報確認画面上の確認ボタン514が押下される。
一方、問題ある場合、すなわち1回目と2回目の口座番号が一致しない場合(S111)、処理は終了する(S116)。なお、S111において、1回目と2回目の口座番号が一致しない場合には、再度S108に戻り、口座番号の入力を再度顧客に要求してもよい。
S112では、顧客により、入力すべき紙幣が挿入される(S112)。このとき、操作表示部30には、紙幣の挿入が完了したか否かの確認を要求する紙幣挿入確認画面(画面9)が表示され、紙幣挿入が完了すると、顧客により確認ボタン515が押下される。
その後、現金処理部60は、挿入された紙幣を計数し(S113)、紙幣計数結果を表示する。このとき、紙幣計数結果表示画面(画面10)が操作表示部30に表示され、紙幣計数結果の確認を求める(S114)。
そして、問題がない場合、すなわち挿入紙幣計数結果が正しい場合、紙幣計数結果表示画面(画面10)において顧客により確認ボタン516が押下され、処理は終了する(S116)。
問題がある場合、すなわち挿入紙幣計数結果が間違えている場合、紙幣計数結果表示画面(画面10)において顧客により取り消しボタン517が押下され、計数紙幣を返却して(S117)、処理は終了する(S116)。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、実施形態によれば、操作画面上に仮想キーを表示し、仮想キーを通じて、例えば口座番号等の入力情報の入力ができる。これにより、カバー部材を有するPINPAD装置からの入力の煩わしさを解消して、セキュリティーを確保した上で、顧客の入力操作性を向上させることができる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は以下の変形実施形態にも適用できる。
(B−1)上述した実施形態では、ATMが入金処理を行なう場合に、操作画面が有する仮想キーを入力部とする場合を例示した。
しかし、仮想キーからの入力を行なう処理は入金処理に限定されない。出金処理、残高照会処理、取引履歴出力処理、振込処理等の他の処理の場合にも、仮想キーからの入力をしてもよい。
より具体的には、例えば、出金処理や残高照会処理の場合、金融取引上の重要度の低い情報(非重要情報)である、口座番号、出金金額等の入力を、仮想キーから行うようにしてもよい。
また例えば、振込処理の場合、非重要情報である、口座番号、出金金額、振込先情報(振込先の口座番号、口座種別、金融機関、支店など)等の入力を、仮想キーから行うようにしてもよい。振込情報を入力する際の仮想キーは、例えば、アルファベットや現地語の文字や記号やスペース等をキーボード形式の仮想キーを用いることができる。これにより、操作画面を通じて、振込情報を入力できるため、顧客の入力操作性を向上できる。
(B−2)上述した実施形態では、数字を入力する仮想キーが、テンキーである場合を例示した。しかし、数字を入力する仮想キーの形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、操作画面上に、横一列に、“1”〜“9”、“0”の10個の数字ボタンが配列させたもの等としてもよい。
100…取引システム、1…ATM、2…ホストコンピュータ、
10…制御部、110…取引処理部、20…データ記憶部、21…取引処理進行情報、30…操作表示部、70…通信部、80…PINPAD装置、
510…テンキー(仮想キー)。

Claims (9)

  1. ハードキー有する入力部と、
    仮想キーを含む操作画面を表示する操作表示部と、
    前記入力部のハードキーと前記操作表示部の仮想キーのうち、情報入力に使用させる入力キーを区別し、前記ハードキーと前記仮想キーとのいずれか又は両方から入力された情報を用いて、所定の取引処理を行なう取引処理部と
    を備えることを特徴とする自動取引装置。
  2. 取引に必要な情報の種類に応じて、前記ハードキーを用いた入力と、前記仮想キーを用いた入力とを区別することを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記取引に必要な情報の種類が取引上重要な情報については、前記ハードキーを用いた入力とし、
    前記取引に必要な情報の種類が取引上非重要な情報については、前記仮想キーを用いた入力とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。
  4. 取引種別に応じて、前記ハードキーを用いた入力と、前記仮想キーを用いた入力とを区別することを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  5. 前記取引種別がカード取引の場合、前記ハードキーを用いた入力とし、
    前記取引種別がカードレス取引の場合、前記仮想キーを用いた入力とする
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動取引装置。
  6. 前記ハードキーが、少なくとも取引カードの暗証番号の入力に用いられるものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動取引装置。
  7. 前記操作表示部が、前記ハードキーから入力された入力情報を、視認不可情報に変えて表示することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動取引装置。
  8. 前記操作表示部が、前記仮想キーから入力された入力情報の一部又は全部を、視認不可情報に変えて表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の自動取引装置。
  9. 通信回線を通じて接続するホストコンピュータとの間のインタフェース仕様が、ホスト主導形式であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の自動取引装置。
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