JP2017146460A - 撮像機器に用いられるレリーズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スムースなレリーズ操作を実現し良好な操作感の向上に寄与するレリーズ装置を提供する。
【解決手段】撮像機器1に用いられるレリーズ装置20において、押圧されることによりオン信号を発生させるレリーズスイッチ部材45と、レリーズスイッチ部材をオン状態とするために操作者の押圧操作に応じて変位する被押圧部材25と、レリーズスイッチ部材が載置されるスイッチ載置部と、被押圧部材の変位によってレリーズスイッチ部材からオン信号が発生した後にも被押圧部材の変位を許容しスイッチ載置部を変位させて弾性変位して押圧操作が解除されるとスイッチ載置部を上記押圧操作がなされる以前の状態に復帰させる変位部とを有するスイッチ載置台43とを具備する。
【選択図】図4

Description

この発明は、押圧操作を受けてレリーズスイッチ部材に作用する操作部材を備え、撮像機器に用いられるレリーズ装置に関するものである。
従来、撮像光学系により結像された光学像を撮像素子等を用いて順次画像信号に変換し、これにより得られた画像信号に基く画像を表示装置を用いて順次連続的に表示すると共に、使用者(ユーザ)又は操作者の押圧操作により撮像指示信号(レリーズ信号)が発生した時には、そのレリーズ指示信号の発生時点若しくはその前後の所定期間における画像信号を取得し、これを記憶用画像データに変換して記憶媒体に記録する撮像機能を有して構成されたデジタルカメラ等の撮像機器が一般に実用化され、広く普及している。
この種の撮像機器においては、使用者(ユーザ)又は操作者の押圧操作を受けて撮像指示信号(レリーズ信号)を発生させるレリーズスイッチ部材と、これに作用する操作部材等を含んで構成されるレリーズ装置を備えて構成されているのが一般である。
従来の撮像機器に用いられるレリーズ装置においては、例えば操作部材に設けられた嵌合軸と、筐体側に設けた嵌合穴とを嵌合させた状態で、上記嵌合軸を摺動させる構成とし、操作部材の押圧操作を行うことによって嵌合軸の先端がレリーズスイッチ部材に作用して、これを作動させるように構成したものが、例えば特開平8−278556号公報等によって、従来より種々開示されている。
上記特開平8−278556号公報等によって開示されているレリーズ装置は、操作部材に対してガタツキを抑えるために操作方向に反する方向のバネ付勢が付与されていると共に、スイッチ部材は操作クリック感を生じさせるために金属ドームを内蔵している。この構成により、操作部材には、バネ付勢と金属ドームのクリック力との合成力によって生じる操作反力が付与される。
特開平8−278556号公報
ところが、上記特開平8−278556号公報によって開示されているレリーズ装置においては、スイッチ部材が一つの組み立て体として組み上げられており、2段目のスイッチがオンするとレリーズボタンは不動になっているので、レリーズスイッチ製品としての多少のクリック感は得られるもののレリーズボタンのストロークが停止され、レリーズボタンに掛かる操作力量がカメラ全体を揺らしてしまうことになるという問題がある。また、この問題を解消するために上記特開平8−278556号公報に上げる従来例として図4に示される3枚のリーフスイッチ切片により2段目のスイッチのオン後もレリーズボタンのストロークが可動でありカメラ全体を揺らしてしまうことが軽減される。しかし2段目のスイッチのオン時のクリック感は得られない。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、撮像機器に用いられるレリーズ装置において、レリーズスイッチ部材の構成を大きく変更することなく、スムースなレリーズ操作を実現し得ると共に、レリーズ操作の良好な操作感のさらなる向上に寄与し得る構造を備えたレリーズ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様の撮像機器に用いられるレリーズ装置は、撮像機器に用いられるレリーズ装置において、押圧されることによりオン信号を発生させるレリーズスイッチ部材と、上記レリーズスイッチ部材をオン状態とするために操作者の押圧操作に応じて変位する被押圧部材と、上記レリーズスイッチ部材が載置されるスイッチ載置部と、上記被押圧部材の変位によって上記レリーズスイッチ部材からオン信号が発生した後にも、上記被押圧部材の変位を許容し上記スイッチ載置部を変位させて弾性変位して、上記押圧操作が解除されると上記スイッチ載置部を上記押圧操作がなされる以前の状態に復帰させる変位部と、を有するスイッチ載置台と、を具備する。
本発明によれば、撮像機器に用いられるレリーズ装置において、レリーズスイッチ部材の構成を大きく変更することなく、スムースなレリーズ操作を実現し得ると共に、レリーズ操作の良好な操作感のさらなる向上に寄与し得る構造を備えたレリーズ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態のレリーズ装置を適用した撮像機器の概略構成を示す外観斜視図 図1の撮像機器の分解斜視図 図1の撮像機器に用いられる本実施形態のレリーズ装置の配置を示す要部分解斜視図 本発明の一実施形態のレリーズ装置を取り出して示す要部分解斜視図 図4のレリーズ装置の構成部材のうちレリーズスイッチ部材に作用する被押圧部材(レリーズボタン)のみ取り出して示し、その内側面を示す拡大斜視図 図1の符号[6A]で示す平面(XY平面)に沿う断面を同図矢印符号[6B]方向から見た際の要部拡大断面図(通常無負荷状態) 図1の符号[7A]で示す平面(YZ平面)に沿う断面を同図矢印符号[7B]方向から見た際の要部拡大断面図(通常無負荷状態) 図1の符号[6A]で示す平面(XY平面)に沿う断面を同図矢印符号[6B]方向から見た際の要部拡大断面図(押圧負荷状態) 図1の符号[7A]で示す平面(YZ平面)に沿う断面を同図矢印符号[7B]方向から見た際の要部拡大断面図(押圧負荷状態) 従来の構成と本実施形態の構成の各レリーズ装置を用いた撮像装置において、レリーズ操作時におけるレリーズボタンの操作感の違いを示すグラフ
以下、図示の実施の形態によって本発明を説明する。以下の説明に用いる各図面は模式的に示すものであり、各構成要素を図面上で認識し得る程度の大きさで示すために、各部材の寸法関係や縮尺等を各構成要素毎に異ならせて示している場合がある。したがって、本発明は、これら各図面に記載された構成要素の数量,構成要素の形状,構成要素の大きさの比率,各構成要素の相対的な位置関係等に関し、図示の形態のみに限定されるものではない。
なお、以下の説明及び図面においては、撮像光学系の光軸に相当する仮想軸線(撮像素子の撮像面に直交する直線)を符号Oで示すものとする。そして、この光軸Oに沿う方向をZ軸というものとする。また、Z軸に直交する方向であって、撮像機器を正面から見たときの上下方向をY軸というものとする。そして、撮像機器の正面に向かって見たときの左右方向をX軸というものとする。
この場合において、撮像機器の正面とは、マウントリングが配設されている面であり、被写体に対向する面をいうものとする。また、撮像機器の上下方向とは、当該撮像機器の内部に配設される撮像素子の矩形状の撮像面(受光面)の短辺に沿う方向をいうものとする。そして、撮像機器の左右方向とは、上述のようにX軸に沿う方向であって、撮像機器の内部に配設される撮像素子の撮像面(受光面)の長辺に沿う方向をいうものとする。このとき、撮像機器の正面に向かって見た場合の左方(左手側;Left hand side)を左方向といい、右方(右手側;Right hand side)を右方向というものとする。
まず、本実施形態のレリーズ装置を適用した撮像機器の概略構成について、以下に説明する。図1〜図3は、本発明の一実施形態のレリーズ装置を適用した撮像機器の概略構成を示す図である。このうち、図1は当該撮像機器の外観斜視図である。図2は当該撮像機器の分解斜視図である。図3は、当該撮像機器に用いられる本実施形態のレリーズ装置の配置を示す要部分解斜視図である。なお、図3においては撮像機器から外装部材を取り外した状態を示している。
本実施形態において例示する撮像機器1は、撮像素子を含む撮像ユニットや電源電池等を内部に具備し、前面に交換用レンズ鏡筒を着脱自在とした形態の撮像機能を備えた撮像機器である。この撮像機器1は、表示装置を具備しておらず、例えばスマートフォンやタブレット型コンピュータ等の携帯型電子機器と組み合わせて使用する形態の撮像機器である。本発明のレリーズ装置を適用し得る撮像機器の形態は、この形態のものに限られるものではないことは無論であり、他の形態の撮像機器に対しても同様に適用し得る。
撮像機器1は、図1等に示すように、複数の外装部材(10,16;図1,図2参照)と、複数のフレーム部材(17,30,31;図2,図3,図7等参照)や複数の樹脂製固定部材(22,23;図2,図3参照)等によって構成される本体部9と、本体部9に取り付けられる本実施形態のレリーズ装置20と、撮像素子11やその駆動回路等を実装した撮像基板等を含む撮像ユニット13(図2参照)や、制御回路等を構成する複数の電子部品等を実装するメイン基板及びレンズ用接点端子14と接続される電気基板等をはじめとした各種複数の電気基板(42;図3参照)と、電源電池を含む電池ユニット32(図2参照)と、交換用レンズ鏡筒を着脱自在とするマウントリング15と、上記外装部材の外面側に一部を露呈させた各種の操作部材(25,26,18,19等)等を有して主に構成されている。
本実施形態の撮像機器1における基本構成部となる本体部9は、複数の外装部材(10,16)と、複数のフレーム部材(17,30,31)と、複数の樹脂製固定部材(22,23)等によって構成されている。本体部9は、撮影光束を囲み、同撮影光束方向、即ち撮像光学系(不図示)の光軸Oに沿う方向に長さを有し、全体として円筒形状となるように形成されている。
上記本体部9の構成部材のうち上記複数の外装部材は、その大部分が外部に露呈するように配置され、当該撮像機器1の外観部分を形成する部材であることから外観部材とも称される。上記外装部材は、例えば筒状ハウジング10と、上記背面ハウジング16等によって構成される。
このうち筒状ハウジング10は、上記本体部9等を含む各種構成ユニットを内部に収納し、その外面全体を覆い保護する外装部材である。この筒状ハウジング10は、全体として中空の略円筒形状に形成されている。筒状ハウジング10は、例えば合成樹脂素材を射出成形若しくは金型成形等によって形成した部材である。筒状ハウジング10の一方の面(前面側)は被写体側からの光束を導き入れる前面開口10aを有し、他方の面(背面側)は背面ハウジング16によって被覆されている。
即ち、筒状ハウジング10は、Z軸(光軸O)に沿う方向の前後部分に円形開口(図2参照)を形成した円筒形状からなり、かつ内部に各種の構成部材を配置し得る空間を有して形成されている。ここで、筒状ハウジング10における前面側の開口を前面開口というものとし、符号10aで示す。
また、筒状ハウジング10の外周面上には、各種の操作部材(レリーズボタン25,電源ボタン26,レンズロック解除レバー18(図3参照),アダプタロック解除レバー19(図3参照)等)を外部に露呈させるための貫通穴や、三脚ネジ穴(不図示)等を露呈させる貫通穴のほか、状態表示用LED27(図1参照)の表示用貫通穴とマイクロフォン用の貫通穴(図2参照)等がそれぞれ所定の部位に穿設されている。
一方、上記外装部材のうち背面ハウジング16は、上記筒状ハウジング10の背面側を覆い保護する構成部材である。また、背面ハウジング16は、例えば外部機器との接続を確保する接続端子部や記憶媒体収納部の媒体挿抜用開口部(スロット)等を有している。この背面ハウジング16は、全体として略円形皿形状に形成されている。
なお、上記背面ハウジング16は、その背面側の外部に機器取付用アダプタ(不図示)が取り付けられるように構成されている。機器取付用アダプタは、本撮像機器1と外部機器(例えば携帯型電子機器等;不図示)との間に介在し、両者を一体に連結するための機器接続用構成ユニットである。
機器取付用アダプタを用いて上記撮像機器1と連結される外部機器(不図示)としては、例えば通信機能や制御機能を備えた電子機器であって、さらに画像表示機能を実現し得る画像表示装置を有して構成され、一般に普及している携帯型電子機器が適用される。これらの外部機器と上記撮像機器1との間で行われる通信は、外部機器側に導入(インストール)したアプリケーションの機能によって主に実現される。
上記外部機器の一例としては、例えば使用者(ユーザ)又は操作者(以下、端に操作者等と略記する)が片手で取り扱い得る程度の筐体サイズを有し、全体として略板形状に形成される携帯型電子機器等である。この種の携帯型電子機器は、例えば4〜5.5インチ型程度の表示用パネル等を含み画像情報表示機能を有する画像表示ユニット(画像表示部)や、各種形態の通信機能(無線通信;無線LAN,Wi-Fi(Wireless Fidelity;ワイファイ),Bluetooth(ブルートゥース),NFC(Near Field Communication)等の有線通信;USBケーブル経由の通信等)を実現する通信ユニット(通信部)等を内部に有すると共に、画像信号や通信信号等の信号処理を行う信号処理回路や各構成ユニットの制御を行う制御回路(制御部)等を具備している。
このような形態の携帯型電子機器(不図示)と、本実施形態の撮像機器1との間を、無線通信を用いて連携させることによって、上記携帯型電子機器は、本実施形態の撮像機器1を制御するための制御機器として機能させたり、当該撮像機器1によって取得した画像データを上記携帯型電子機器に転送させこれを受信し、その受信した画像データに基く画像を表示パネルに表示させる画像再生表示機能のほか、撮像動作時には上記撮像機器1の撮像素子11によって取得される画像データを順次受信して、その受信した画像データを順次連続的に表示させるライブビュー表示等を行う画像表示装置として機能させ得る。
ここで、この種の携帯型電子機器としては、具体的には、いわゆるスマートフォン等と呼ばれる高機能型携帯電話機等を適用することを想定しているが、これに限らず、同等機能を備える電子機器であれば他の形態のものでも適用し得る。つまり、操作者等は、当該撮像システムを構築するのに際して、既存の携帯型電子機器、即ち既に入手済みで使用中の各種形態の携帯型電子機器を択一的に使用することができるものである。つまり、本撮像システムに適用し得る携帯型電子機器は各種の形態のものが考えられる。なお、上記携帯型電子機器については、本発明に直接関連しない部分でもあるので、その図示及び詳細構成の説明については省略する。
撮像機器1の前面には、交換用レンズ鏡筒(不図示)を装着するためのマウント部材となるマウントリング15が、例えば複数のビス15bを用いて固定されている。このマウントリング15は、略円環形状に形成された加工品、例えばステンレス鋼等の金属部材を切削加工した構成物、若しくは硬質合成樹脂素材を用いて成形加工した構成物である。
マウントリング15のマウント面には、外部に向けて突没自在に設けられるロックピン15aが配設されている。このロックピン15aは、当該撮像機器1の前面に交換用レンズ鏡筒(不図示)が装着されたとき、その回動を規制して装着状態を維持するために設けられるロック機構の一部を構成する部材である。なお、マウント部材としての形態としては、一般的なレンズ交換式撮像装置に適用される通常形態のもの、例えばいわゆるバヨネット式のマウント部材等が適用される。このマウントリング15には、交換用レンズ鏡筒(不図示)の背面部に設けられるレンズマウントが対応する。したがって、これにより、上記撮像機器1の前面に対して、交換用レンズ鏡筒を着脱自在に配設し得る構成が実現されている。
なお、当該撮像機器1に取り付けられる交換用レンズ鏡筒(不図示)としては、従来のレンズ交換式撮像機器に対応させて種々普及している既存の交換用レンズ鏡筒であって、対応するレンズマウントを有するものが適用される。したがって、交換用レンズ鏡筒自体の構成は、従来の交換用レンズ鏡筒と同様の構成を備えているものとして、その詳細構成の説明及び内部機構の図示は省略する。
また、上記本体部9の構成部材のうち上記複数のフレーム部材は、上記筒状ハウジング10の内部に設けられる。上記複数のフレーム部材としては、背面フレーム17と、前側円筒フレーム30と、メインフレーム31等がある(図3等参照)。
背面フレーム17は、筒状ハウジング10の内部における背面側の基本構造部を主に構成する部材である。この背面フレーム17は、図2に示すように、上記筒状ハウジング10に対して内挿配置され得るように、その外周縁形状が上記筒状ハウジング10の略円筒形状に合わせて略円板形状に形成されている。背面フレーム17は、筒状ハウジング10の内部において最も背面寄りの部位に固定配置されている。これにより、当該背面フレーム17は、上記筒状ハウジング10の背面側を閉塞する部材となっている。
そして、この背面フレーム17には、その両面に各種の内部構成部品、例えば無線機能の入り切り(オンオフ)の切り換えを行う無線オンオフスイッチ(不図示)や、撮像機器1の傾きを検出し水準器機能を実現する加速度センサや角速度センサ(ジャイロセンサ)等のセンサ素子等の電子部品等が取り付けられている。
また、背面フレーム17には、内部に配設される構成部品の一部を外部に向けて露呈させるために、所定に部位に所定の形状の複数の孔部が形成されている。背面フレーム17における複数の孔部としては、例えば撮像機器1のメイン基板に実装される複数の電子部品のうちの記憶媒体収納部の媒体挿抜用開口部(スロット)を外部に露呈させる開口17a(図2参照)等がある。なお、上記背面フレーム17は、例えば金属製(例えばステンレス鋼(SUS)等)をプレス加工等によって形成した板状部材若しくは硬質樹脂製の板状部材を用いて形成されている。
前側円筒フレーム30は、上記筒状ハウジング10の内部における前面側の基本構造部を主に構成する部材である。この前側円筒フレーム30は、上記筒状ハウジング10に対して内挿配置され得るように、その外周縁形状が上記筒状ハウジング10の略円筒形状に合わせた形状に形成されており、かつ筒状ハウジング10の前面開口10aに合わせた開口を有し、全体として略円環形状に形成されている。この前側円筒フレーム30は、筒状ハウジング10の内部において最も前面寄りの部位に固定配置されている。そして、この前側円筒フレーム30には、当該撮像機器1の内部構成部品が所定の位置に取り付けられている。例えば、前側円筒フレーム30の前面には、上記マウントリング15が複数のビス15bによって固設されている。前側円筒フレーム30は、例えば金属材料を用いて製造されるダイキャスト部品として形成されている。
メインフレーム31は、例えば金属製(例えばステンレス鋼(SUS)等)の板状部材が折り曲げ加工されて形成されている。このメインフレーム31は、当該撮像機器1における基本構成ユニットの主要部をなす構成部材である。
メインフレーム31は、全体として略直方体形状に形成され、前面及び背面が開口していると共に、他の四つの側面、即ち上面,底面,右側面,左側面は、それぞれが複数の平板部材によって形成されている。上記メインフレーム31の前面開口は、上記筒状ハウジング10の前面開口10aに対向するように形成され、撮像素子11の受光面に合わせた形状に形成されている。
なお、ここで、右側面とは撮像機器1の正面に向かって見た場合の右手側の側面をいうものとする。同様に、左側面とは撮像機器1の正面に向かって見た場合の左手側の側面をいうものとする。
このような構成によって、上記メインフレーム31は、全体として略直方体形状に形成され、前面及び背面に開口を有し、前面側から背面側に亘って貫通した形態に形成されている。そして、当該メインフレーム31が上記筒状ハウジング10の内部に配設されたときには、当該メインフレーム31の背面側の開口は、上記背面フレーム17によって閉塞される形態となる。
このように略直方体に形成される上記メインフレーム31の内部空間には、本撮像機器1における重要構成部品、例えば撮像ユニット13や電池ユニット32及び各種の電気基板等の電気関連の構成部材等が配設されている。
撮像ユニット13は、撮像素子11の撮像面とZ軸とが直交し、かつ同撮像素子11の撮像面が筒状ハウジング10の前面開口10a(XY平面)と平行となるように、上記メインフレーム31の内部において固定されている。撮像ユニット13は、撮像素子11と、その保持部材及び撮像基板と光学フィルタ等によって構成されている。
撮像素子11は、上記交換用レンズ鏡筒の撮像光学系(不図示)によって受光面上に結像された光学像を光電変換する電子部品である。この撮像素子11の受光面は、上記筒状ハウジング10の前面開口10aに向けて配置され、かつ当該撮像装置1の前面に取り付けられる交換用レンズ鏡筒の光軸O(図1等参照;Z軸)に直交する面(XY平面)と平行に配設されている。撮像素子11は、例えばCCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)等の半導体素子を用いたCCDイメージセンサーや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor;相補性金属酸化膜半導体)を用いた固体撮像素子であるMOS型イメージセンサー等、従来一般的な撮像装置等に適用されているものと同等のものが用いられる。撮像ユニット13それ自体については、従来の撮像機器に適用されているものと略同様のものが用いられているものとして,その他個々の部材の説明は省略する。
上記電池ユニット32は、電源電池及びその電力制御回路等を含む電力供給ユニットである。この電池ユニット32は、上記メインフレーム31の内部空間における撮像ユニット13の背面側の部位に配設されている。
本撮像機器1における電気関連の構成部材としては、当該撮像装置1の全体を統括的に制御する制御回路等を構成する複数の電子部品等を実装したメイン基板のほか、各種の構成ユニットに対応する電気基板がある。具体的には、例えばメインフレーム31の上面と、後述する上側カバー22との間の空間には、例えば外部機器との間での通信を行うための通信機能やその制御機能等を備えた通信関連の電気部品42aを実装した通信基板42等がある(図3等参照)。なお、詳細は後述するが、上記メインフレーム31の上面に配設される通信基板42と、上側カバー22との間の空間には、弾性変位部材であるクッション部材41が介在している。
一方、上述したように、本撮像機器1においては、上記筒状ハウジング10は略円筒形状に形成されている。その一方で、メインフレーム31は、全体として略直方体形状に形成されている。そして、上記メインフレーム31は、上記筒状ハウジング10の内部の略中央部分に固定配置されている。
このような構成とした場合、上記メインフレーム31の各側面(上面,底面,右側面,左側面)の各外面と、筒状ハウジング10の内面との間には、断面が略三日月形状若しくは略円弧形状を有する所定の形態の空間が形成されることになる。このような形態(三日月形状断面等)の空間が筒状ハウジング10の内部に存在していると、当該筒状ハウジング10の外表面に対して衝撃等が加わった場合、筒状ハウジング10の外装部分が容易に塑性変形してしまう虞がある。
そこで、本実施形態の撮像装置1においては、筒状ハウジング10の内面とメインフレーム31の各側面(上面,底面,右側面,左側面)の外面との間の各空間部に、上記複数の樹脂製固定部材が配設されている。ここで、上記樹脂製固定部材としては、上側カバー上記本体部9の構成部材のうちの上記複数の樹脂製固定部材としては、例えば上側カバー22と、右側カバー23と、左側カバー及び底面カバー(不図示)等がある。
上側カバー22は、筒状ハウジング10の内面とメインフレーム31の上面との間の空間部の形状に合わせて、上記筒状ハウジング10の内壁面に沿う円弧形状面を有して形成されている。つまり、上側カバー22は、当該空間部を充填するように配置されている。これにより、上記上側カバー22は、上記筒状ハウジング10の上側部分における塑性変形や損傷,破損を抑止する保護部材としての役目をしている。
さらに、上記上側カバー22は、当該撮像機器1における内部構成部品のうち、例えばレリーズボタン25や電源ボタン26等の操作部材を作動し得る状態で保持し、状態表示用LED27等の機能部品を固定する固定部材である。加えて、上記上側カバー22は、後述するように、レリーズボタン25のほかレリーズ基板44等のレリーズ装置20を構成する構成要素も取り付けられている。これにより、上側カバー22は、本実施形態のレリーズ装置20における基本構成部材としても機能している。
同様に、筒状ハウジング10の内部の底面部位の空間部には下側カバーが配設されている。詳細構成の図示は省略しているが、当該下側カバー及びメインフレーム31の底面部には、三脚ネジ穴を配設するための三脚取り付け用構成ユニット(不図示)等が配設されている。これにより、下側カバーは、底面側の外装を補強する役目をすると共に、メインフレーム31の一部と協働して三脚取り付け部位の補強部材としても機能している。
さらに同様に、筒状ハウジング10の内部の右側面部位の空間部には、右側カバー23が設けられている。この右側カバー23には、レンズロック解除レバー18やアダプタロック解除レバー19等の操作部材を含む取付機構が作動し得る状態で取り付けられている。これにより、右側カバー23は、筒状ハウジング10の右側面の外装を補強する役目をすると共に、上記操作部材及び機構を固定保持する機能を有している。
図示を省略しているが、筒状ハウジング10の内部の左側面部位の空間部には、左側カバーが同様に設けられている。これらの各カバー(22,23等)は、例えば合成樹脂素材を射出成形若しくは金型成形等によって、筒状ハウジング10の内壁面に沿う略円弧形状面を有して形成されている。そして、これら各カバーは、例えば図2,図3に示すように、ビス等を用いて前側円筒フレーム30,背面フレーム17,メインフレーム31等の所定の部位に固定されている。
レリーズ装置20は、上述したように、上記上側カバー22に取り付けられる構成ユニットである。レリーズ装置20は、操作者等のレリーズ操作を受けて当該機器内部に設けられるレリーズスイッチ部材45のスイッチ部(後述する;図4参照)に作用して、レリーズ信号を発生させることで、撮像動作を実行せしめるための構成ユニットである(詳細は後述する)。本撮像機器1におけるその他の構成部材については、本発明に直接関連するところではないことから従来の撮像機器と略同様であるものとして、それらの詳述及び図示は省略する。
次に、本実施形態のレリーズ装置20の詳細構成を、以下に説明する。図4は、本発明の一実施形態のレリーズ装置を取り出して示す要部分解斜視図である。図5は、図4のレリーズ装置の構成部材のうちレリーズスイッチ部材に作用する被押圧部材(レリーズボタン)のみ取り出して示し、その内側面を示す拡大斜視図である。
また、図6〜図9は、本実施形態のレリーズ装置が撮像機器に取り付けられた状態で作用する際の要部拡大断面図である。このうち、図6,図7は、本実施形態のレリーズ装置の通常状態(無負荷状態)を示している。また、図8,図9は、本実施形態のレリーズ装置における被押圧部材(レリーズボタン)が押圧操作された際の状態(負荷状態)を示している。なお、図6,図8は、図1の符号[6A]で示す平面(XY平面)に沿う断面を同図矢印符号[6B]方向から見た際の断面図である。図7,図9は、図1の符号[7A]で示す平面(YZ平面)に沿う断面を同図矢印符号[7B]方向から見た際の断面図である。
上記レリーズ装置20は、上記上側カバー22と、操作部材であるレリーズボタン25(被押圧部材)と、このレリーズボタン25が作用してレリーズ信号を発生させるレリーズスイッチ部材45と、このレリーズスイッチ部材45等が実装されるレリーズ基板44と、このレリーズ基板44が載置されるスイッチ載置台43等によって主に構成されている。
上側カバー22は、上述したように、当該レリーズ装置20の構成部材のうち操作部材であるレリーズボタン25を作動し得る状態で保持する保持機能を有すると共に、レリーズ基板44を載置するスイッチ載置台43を所定の変位を許容し得るように固定する固定部材でもある。
上側カバー22において、レリーズボタン25を作動し得る状態で保持する構成は、次のように構成されている。
即ち、上側カバー22の外面側(筒状ハウジング10の内壁面に沿う面)には、図4に示すように、スイッチ押圧軸挿通孔22aと、レリーズボタンX方向ガイド部22bを形成した移動規制面22dと、レリーズボタン係止部22e等が形成されている。
これに対応させて、上記上側カバー22に保持されるレリーズボタン25の裏面側には、図5に示すように、スイッチ押圧軸25a、X方向被ガイド部25b及び半球状突起25dを有する支持脚部25cと、被係止爪部25eを有して形成されている。なお、ここでレリーズボタン25の裏面側とは、当該レリーズボタン25を上側カバー22に組み込んだ状態とした時に、上側カバー22の外面に対向する面である。
レリーズボタン25は、本撮像機器1における複数の操作部材のうちの一つである。レリーズボタン25は、レリーズスイッチ部材45をオン状態とするために操作者の押圧操作に応じて変位する素材、例えば合成樹脂素材等を用いて例えば射出成形等によって形成される被押圧部材である。
レリーズボタン25は、当該レリーズボタン25を上側カバー22に組み込んだ状態とした時の縦断面形状が、上側カバー22の外面に沿う円弧形状を有するように形成されている。また、レリーズボタン25の平面投影形状は、例えば円周に沿う方向に長手軸を有し、光軸O(Z軸)方向に幅寸法を有する長円形状(換言すれば2つの半円を直線で繋いだ形状;oval)に形成された操作部材である。
レリーズボタン25を上側カバー22に組み込んだ状態とした時には、レリーズボタン25の外表面は、筒状ハウジング10の外表面と略面一となるように、かつ略中央部近傍に若干の凹形状となるように形成されている。
また、レリーズボタン25は、全体として薄板形状に形成されており、それ自身が板厚方向に撓み得るような弾性を有して形成されている。このレリーズボタン25の作動方向は、上側カバー22の円弧状の外周縁に対して略直交する方向、即ちY軸に沿う方向である。
そのために、レリーズボタン25の裏面側において、その略中央部分には、外方に向けて突出するスイッチ押圧軸25aが形成されている。このスイッチ押圧軸25aは、上側カバー22のスイッチ押圧軸挿通孔22aに摺動自在に嵌合配置されている。この場合において、スイッチ押圧軸25aの先端部は、上側カバー22を貫通して当該上側カバー22の裏面より外方に向けて若干突出するように形成されている。
したがって、上側カバー22に保持された状態のレリーズボタン25は、所定の方向(具体的には、当該撮像機器1の外面より内方に向けてY軸に沿う方向)に押圧操作されると、スイッチ押圧軸25aが上側カバー22のスイッチ押圧軸挿通孔22aに沿って摺動する。このとき、スイッチ押圧軸25a先端部が、上側カバー22とメインフレーム31との間の内部空間に配設されているレリーズスイッチ部材45のスイッチ部に対して作用するように構成されている(作用の詳細は後述する)。
また、レリーズボタン25の裏面側において、当該レリーズボタン25の長手軸方向の両端部にはそれぞれに支持脚部25cが形成されている。この支持脚部25cは、当該レリーズボタン25を上側カバー22に組み込んだ状態とした時に、上側カバー22側の対向する部位となる移動規制面22dに当接することで、レリーズボタン25の安定状態を確保するために形成される部位である。そのために、各支持脚部25cの幅方向の両端部には、半球状突起25dが形成されている。この半球状突起25dは本実施形態では4つ設けた例を示している。この4つの半球状突起25dが移動規制面22dに当接することで、レリーズボタン25は、上側カバー22に対して4点で支持される。
さらに、上記支持脚部25cの中央部分には、断面形状が凹状に形成されたX方向被ガイド部25bが設けられている。このX方向被ガイド部25bは、当該レリーズボタン25を上側カバー22に組み込んだ状態とした時、上側カバー22の移動規制面22dに設けられたレリーズボタンX方向ガイド部22bに摺動自在に嵌合する。この場合において、レリーズボタンX方向ガイド部22bに対するX方向被ガイド部25bの摺動方向は、移動規制面22dの面上においてX軸に沿う方向である。
したがって、上側カバー22に保持された状態のレリーズボタン25が、所定の方向(具体的には、当該撮像機器1の外面より内方に向けてY軸に沿う方向)に押圧操作されたときには、上述のように、スイッチ押圧軸25aが上側カバー22のスイッチ押圧軸挿通孔22aに沿って摺動し、スイッチ押圧軸25aの先端部がレリーズスイッチ部材45のスイッチ部に作用する。
このとき、当該レリーズボタン25は、上記スイッチ押圧軸25aとレリーズスイッチ部材45のスイッチ部との当接点と、上記4つの半球状突起25dと移動規制面22dとの4つの当接点の複数の点接触部位において支持されている状態になる。ここでさらに同方向の押圧力が加わったとき、レリーズボタン25は、自身の弾性力によって長手軸に沿う方向に撓むことになる。
このとき、X方向被ガイド部25bは、レリーズボタンX方向ガイド部22bに嵌合しているので、スイッチ押圧軸25aを支軸として、レリーズボタン25の両端が、X軸に沿う方向において上記支軸(25a)から互いに離れる方向に、移動規制面22d上を移動する(作用の詳細は後述する)。
そして、X方向被ガイド部25bは、レリーズボタンX方向ガイド部22bによって摺動方向がX軸に沿う方向となるようにガイドされる。
レリーズボタン25の裏面側において、当該レリーズボタン25の幅方向の両端縁部近傍の中程の部位には、それぞれに被係止爪部25eが裏面より外方に向けて突出して設けられている。この被係止爪部25eは、先端がフック形状に形成されている。これにより、被係止爪部25eは、当該レリーズボタン25を上側カバー22に組み込んだ状態とした時、上側カバー22のレリーズボタン係止部22eに係止されるように構成されている。そのために、レリーズボタン係止部22eも、その先端は、被係止爪部25eの先端フック形状部分に対応させて、互いに係止するようなフック形状となるように形成されている。
そして、当該レリーズボタン25を上側カバー22に組み込んだ状態とした時、被係止爪部25eがレリーズボタン係止部22eに係止されることによって、当該レリーズボタン25が上記上側カバー22から離脱しないように、かつ当該レリーズボタン25が上記上側カバー22に対して作動し得る状態で保持されるように、両者は構成されている。
レリーズボタン25を上側カバー22の所定の位置に取り付ける場合においては、まず、スイッチ押圧軸25aをスイッチ押圧軸挿通孔22aに挿入嵌合させる。これと同時に、被係止爪部25eをレリーズボタン係止部22eに嵌合配置する。さらに、移動規制面22dに支持脚部25cの各半球状突起25dを載置し、X方向被ガイド部25bをレリーズボタンX方向ガイド部22bに嵌合配置する。
この状態で、レリーズボタン25をY軸に沿う方向に押圧する。すると、被係止爪部25eがレリーズボタン係止部22eに当接した時点で押圧に抵抗があるが、さらに同方向に押し込むと、被係止爪部25eの先端フック形状部が、自身の弾性力によって撓みながら、レリーズボタン係止部22eの先端フック形状部に沿って摺動して押圧方向に進む。やがて、被係止爪部25eの先端フック形状部は、レリーズボタン係止部22eの先端フック形状部分を乗り越える。乗り越えた瞬間に、被係止爪部25eの先端フック形状部を撓ませる外力は解除される。したがって、被係止爪部25eの先端フック形状部は、自身の弾性力によって元の状態に復帰する。こうして、被係止爪部25eとレリーズボタン係止部22eとが係止状態となる。
一方、上側カバー22において、スイッチ押圧軸挿通孔22aは、上記レリーズボタン25のスイッチ押圧軸25aを挿通させて、当該スイッチ押圧軸25aの先端部をレリーズスイッチ部材45のスイッチ部に作用させる役目をしている部位である。また、スイッチ押圧軸挿通孔22aは、当該上記レリーズボタン25が操作者の押圧操作を受けた時に、同押圧方向(Y軸に沿う方向)にのみへと移動するように、レリーズボタン25の移動方向を規制する押圧方向規制部として機能している。
上側カバー22において、レリーズボタンX方向ガイド部22bは、移動規制面22dに設けられており、レリーズボタン25のX方向被ガイド部25bを摺動自在に嵌合することで、X方向被ガイド部25bの摺動方向を移動規制面22dの面上においてX軸に沿う方向にガイドすると共に、レリーズボタン25のZ軸方向の移動を規制する役目をしている。
移動規制面22dは、レリーズボタン25の支持脚部25cに当接することで、支持脚部25cのX軸方向への移動を許容し、Y軸方向の移動を規制する役目をしている。
レリーズボタン係止部22eは、被係止爪部25eを係止することによって、レリーズボタン25の上側カバー22からの離脱を抑止すると共に、レリーズボタン25を作動し得る状態で保持する構成部である。
図6〜図9等に示すように、上記上側カバー22とメインフレーム31の上面との間の空間には、スイッチ載置台43が配設されている。このスイッチ載置台43は、例えば弾性(バネ性)を有する樹脂素材によって成形される構成部品である。スイッチ載置台43は、上側カバー22に対して1本のビス51を用いて片持ち梁状態で固定されている(特に図7,図9参照)。この場合において、スイッチ載置台43は、メインフレーム31の上面と平行となるように配設されている。この状態において、ビス51は、上側カバー22の固定部に設けられた貫通孔22f(図7,図9参照)を介して、スイッチ載置台43の背面寄りの一端部に設けられた雌ネジ部43fに対して螺合される。即ち、ビス51は、上側カバー22の背面側からZ軸に沿う方向において前方に向けて締結される。このとき、スイッチ載置台43は、その一端部のビス51による固定部分近傍にて、上側カバー22に対して片持ち梁状態で固定保持される。
上記スイッチ載置台43には、その上面側にレリーズ基板44が載置されている。ここで、スイッチ載置台43において、レリーズスイッチ部材45が実装されているレリーズ基板44が載置されている部分をスイッチ載置部というものとする。また、同スイッチ載置台43において、上記ビス51によって片持ち保持されている部分近傍を変位部というものとする。つまり、変位部は、上記スイッチ載置台43が片持ち梁形態で保持されている状態において、その先端部(スイッチ載置部)に負荷が加わったときには、当該スイッチ載置部を変位させることによって、上記負荷を受領し、当該負荷が解除されたときには、当該スイッチ載置部の変位を負荷が加わる以前の状態に復帰させる部位である。
換言すれば、スイッチ載置台43における変位部は、操作者によるレリーズボタン25(被押圧部材)の押圧操作によって変位されることによって、レリーズスイッチ部材45からオン信号が発生した後にも、レリーズボタン25(被押圧部材)の変位を許容し、上記スイッチ載置部を変位させて弾性変位して、上記押圧操作が解除されるとスイッチ載置部を押圧操作がなされる以前の状態に復帰させる。
上記スイッチ載置台43のスイッチ載置部に載置されるレリーズ基板44は、例えばフレキシブルプリント基板等が適用される。なお、レリーズ基板44についての他の構成例としては、硬質基板で構成する形態でもよい。このレリーズ基板44には、レリーズスイッチ部材45のほか、電源オンスイッチ部材46等が実装されている。
上記レリーズスイッチ部材45は、上記レリーズボタン25による押圧操作を受けるとレリーズオン信号を発生させるスイッチ部を有する電気部品である。この場合において、上記スイッチ部は、押圧操作を受けてオン状態に切り換わる際には、いわゆるクリック感(click feeling)を発生させるように構成されている。そして、当該スイッチ部が押圧されてクリック感が発生したときには、クリック音の発生若しくは所定の手応え、即ちクリック感が得られるように構成されている。
また、スイッチ部は、例えば付勢バネ等を用いて当該レリーズスイッチ部材45の上面より外方に向けて突出するように構成されている。この構成により、当該スイッチ部に対して押圧力量を加えて作用させる際には、上記付勢バネ等による付勢力に抗する押圧力を加えることになる。また、当該押圧力を解除した時には、スイッチ部は、上記付勢バネによって突出状態に復帰するように構成されている。このようなスイッチ部の構成自体は、従来のレリーズスイッチ部材に適用されるものと同様である。
本実施形態の上記レリーズスイッチ部材45は、規制のスイッチ部品であり、この単体としてのスイッチユニットは、レリーズボタン25(被押圧部材)の変位に応じて、第1のスイッチオンの動作と、これに引き続く第2のスイッチオンの動作を行う二段スイッチとして構成されている。なお、レリーズスイッチ部材45の構成は、押圧操作を受けてオン状態に切り換わるスイッチ部材であればよく、上述の二段スイッチ形態の構成例に限られることはなく、一段スイッチ形態でもよいし、さらに多段のスイッチ形態であってもよい。
そして、レリーズボタン25やスイッチ載置台43を組み込んだ状態とした上側カバー22は、上述したように、メインフレーム31の上面に配置された状態で、上記本体部9の一部として固定されている。
即ち、上側カバー22は、メインフレーム31に対しては、例えば図6,図8に示すように、ビス53によって上面側よりY軸方向において固定される。また、上側カバー22は、前側円筒フレーム30に対しては、例えば図7,図9に示すように、ビス52によって前面側よりZ軸方向において固定される。
さらに、このとき、スイッチ載置台43とメインフレーム31の上面との間の空間には、弾性変位部材であるクッション部材41が配設されている。このクッション部材41は、外部からの負荷(外力)が加わると圧縮される一方、その外力が解除されると、当該外力が加わる以前の状態に復帰し得るような弾力性を有する素材、例えばモルトプレーン等の発泡プラスチック(Foamed plastics)等を用いて形成されている。なお、クッション部材41の形状は、本実施形態では、略直方体形状のものを想定して図示しているが、この形状に限定されるものではない。
上記クッション部材41は、スイッチ載置台43の裏面側(レリーズ基板44が載置されている面とは反対側の面)と、メインフレーム31の上面に配設されている通信基板42の上面との間に配設されている。この場合において、クッション部材41は、一面がスイッチ載置台43の裏面に密接し、他面が通信基板42の上面に密接した状態となっている。なお、通信基板42上においてクッション部材41が配設される部位は、他の電気部品等が実装されていない領域となっているのが望ましい。そして、スイッチ載置台43が無負荷状態にある通常状態のとき、スイッチ載置台43の裏面と通信基板42の上面との間をクッション部材41が隙間なく埋めている形態で、当該所定の部位に配設されている。この構成により、クッション部材41は、スイッチ載置台43における自由端側、即ちスイッチ載置部側を含む部位を支持している。これにより、クッション部材41は、スイッチ載置台43が片持ち梁形態であるために生じ得る自由端側(スイッチ載置部側)の自然状態による高さ方向の位置を保証している。以上のように、本実施形態のレリーズ装置20は構成されている。
なお、レリーズ基板44には、上述したように、レリーズスイッチ部材45のほかにも、電源オンスイッチ部材46等の電気部品が実装されている。しかし、上記レリーズスイッチ部材45以外の電気部品については、本発明に直接関連しない部分であるので、その詳細説明は省略する。
このように構成された本実施形態のレリーズ装置20を適用した撮像機器を使用する際において、特にレリーズ装置20に係わる作用、即ち操作者等によってレリーズボタンが押圧操作される際の作用を、以下に説明する。
まず、撮像機器1を使用して撮像動作を実行する際には、当該撮像機器1におけるレリーズ装置20が、図6,図7に示す状態、即ちレリーズボタン25が無負荷状態にあるときに、操作者がレリーズボタン25を押圧する操作を行う。
この操作者による押圧操作は、操作者がレリーズボタン25を図6〜図9の矢印Fに示すY軸に沿う方向であって、当該撮像機器1の外表面から当該撮像機器1の中心部分に向かう方向への押圧操作である。この操作をレリーズ操作というものとする。つまり、操作者がレリーズ操作を行う際には、レリーズボタン25の外表面のうち、スイッチ押圧軸25aに対応する部位、即ち当該レリーズボタン25の円弧形状の略頂点部分近傍(以下、この部位を被押圧部位というものとする)を押圧する。
操作者によるレリーズ操作が実行されると、レリーズボタン25には、同方向(Y軸に沿う矢印F方向)へ移動する力量が働く。このとき、レリーズボタン25の長手軸方向における両端部は、上述したように、支持脚部25c(の半球状突起25d)が上側カバー22の移動規制面22dに当接している。したがって、レリーズボタン25の上記被押圧部位に対して矢印F方向への力量が加わると、レリーズボタン25の両端部には、矢印F方向とは反対方向の反力が加わる。これにより、レリーズボタン25は、自身の弾性によって撓み、上記被押圧部位のみが矢印F方向へと移動する。そして、レリーズボタン25自身が撓むことにより、その両端部のそれぞれは長手軸方向に向けて広がる方向に移動規制面22dの面上を移動する。即ち、レリーズボタン25の両端部では、X方向被ガイド部25bとレリーズボタンX方向ガイド部22bとが摺動自在に嵌合していることにより、レリーズボタン25の両端部は、移動規制面22dの面上において、Z軸方向の移動が規制され、かつX軸方向にのみ移動する。
上述のようにして、レリーズボタン25が撓んで、上記被押圧部位が矢印F方向へと移動すると、当該レリーズボタン25のスイッチ押圧軸25aは、スイッチ押圧軸挿通孔22aに沿って同方向に移動する。すると、スイッチ押圧軸25aの先端部がレリーズスイッチ部材45のスイッチ部を押圧する。これにより、レリーズスイッチ部材45は一番目のレリーズ信号(第1のスイッチオン)を発生させる。
この状態にある時、レリーズボタン25は、上記スイッチ押圧軸25aとレリーズスイッチ部材45のスイッチ部との当接点と、上記4つの半球状突起25dと移動規制面22dとの4つの当接点と、の複数の点接触部位において支持されている。
この状態において、さらに同F方向への押圧操作が加わると、レリーズボタン25は、自身の弾性力によって長手軸に沿う方向にさらに撓み、スイッチ押圧軸25aをさらに同F方向へ移動させ二番目のレリーズ信号(第2のスイッチオン)を発生させる。すると、スイッチ押圧軸25aは、その先端がレリーズスイッチ部材45のスイッチ部に当接した状態を維持したまま、当該レリーズスイッチ部材45の載置されているスイッチ載置台43を矢印F方向へと撓ませる。ここで、スイッチ載置台43は、ビス51によって片持ち梁状態にあるので、当該スイッチ載置台43は、ビス51による上側カバー22に対する固定点(図9参照)に対して同図9において下方向に図9で示す符号Rだけ矢印F方向に撓んで変位する。
さらに、このときのスイッチ載置台43の撓みは、クッション部材41を圧縮させる。これにより、クッション部材41は、スイッチ載置台43が急激に変位することを軽減する。このときの状態が、図8,図9に示す状態である。
一方、この状態において、上記操作者によるレリーズボタン25の押圧操作による矢印F方向への押圧力量が解除されると、レリーズボタン25は、自身の弾性力により無負荷状態の形状に復帰する。これにより、スイッチ押圧軸25aは矢印Fとは反対方向に移動する。すると、スイッチ押圧軸25aの先端とレリーズスイッチ部材45のスイッチ部への当接が解除される。これにより、レリーズスイッチ部材45からのレリーズ信号はオフ状態になる。
上述のように、レリーズボタン25によるレリーズスイッチ部材45への押圧作用が解除されると、スイッチ載置台43及びクッション部材41は、押圧力(外力)が加わる以前の状態、即ち図6,図7に示す状態に復帰する。
ここで、図10は、従来の構成と本実施形態の構成の各レリーズ装置を用いた撮像装置において、第2のスイッチオンの動作に関わるレリーズ操作時におけるレリーズボタンの操作感の違いを示すグラフである。この図10において、実線は本実施形態のレリーズ装置による力量及び移動量を示し、点線は従来構成のレリーズ装置による力量及び移動量を示している。なお、ここでは第1のスイッチオンの動作説明を省略し、第2のスイッチオンの動作のみを説明する。なぜなら第1のスイッチオンの動作に関わる力量変化は少なく、本撮像装置の動作変化で第1のスイッチオン動作が認識可能であるからである。例えばその動作変化は本撮像装置においてはフォーカシング動作である。
また、図10において、
符号A;レリーズボタン自体の弾性力量と変位量(従来装置,本例装置とも同じ)
符号B1;レリーズスイッチ部材のスイッチ力量と変位量(従来の装置)
符号B2;レリーズスイッチ部材のスイッチ力量と変位量(本実施形態の装置)
符号C;スイッチ載置台の撓み力量と変位量(従来装置には存在しない)
とする。
この場合において、レリーズボタン25自体は、従来の装置と本実施形態の装置とで同一のものを用いることとする(「符号A」共通)。
また、従来構成のものでは、レリーズスイッチ部材は、固定部に固定されているので、「符号B1」は、レリーズスイッチ部材のスイッチ部自体の押圧力(バネ力)を示している。つまり、従来構成のものでは、スイッチ部が押し切られたとき、それ以上の押圧力量が加えられても、レリーズスイッチ部材は固定状態にあるので、変位は生じない。そして、符号B1のグラフで示すように、レリーズスイッチ部材は、所定のタイミングで力量変位が生じている(符号CL参照)。この力量変位(落差)はクリック感の発生を示している。
本実施形態の構成では、レリーズスイッチ部材45は片持ち梁状のスイッチ載置台43に載置されている。このことから、レリーズスイッチ部材45が押圧される際には、レリーズスイッチ部材45のスイッチ部自体の押圧力(上記バネ力)に加えて、レリーズスイッチ部材45自体がスイッチ載置台43と共に移動する。つまり、本実施形態の構成では、レリーズスイッチ部材45のスイッチ部が押圧されながら、スイッチ載置台43が徐々に移動することになる。したがって、これにより、スイッチ部の押圧時における押圧変位量(ストローク量)は、符号Sで示す分だけ増大する(長くなる)。
また、本実施形態の構成では、レリーズスイッチ部材45を載置するスイッチ載置台43を片持ち梁状に構成している。このことから、本実施形態の構成では、符号Cで示すように、レリーズスイッチ部材45の押圧力量は、スイッチ部を押圧すると共に、スイッチ載置台43を撓ませる力量として加わる。
したがって、従来構成のレリーズ装置において、レリーズボタンを押圧操作してレリーズスイッチ部材を作動させる際に必要となる押圧力量は、A+B1を合成した合成力量D1となる。この場合、第2のスイッチオンのときレリーズスイッチ部材45全体が不動状態なのでレリーズスイッチ部材のクリック感は、図10の符号D1で示される符号CL1のように、力量変位(落差)が僅かなのでほとんど感じられない微小なものとなってしまうことがわかる。
一方、本実施形態の構成のレリーズ装置20において、レリーズボタン25を押圧操作してレリーズスイッチ部材45を作動させる際に必要となる押圧力量は、A+B2を合成した合成力量D2となる。この場合には、レリーズスイッチ部材45のクリック感は、レリーズスイッチ部材45自身全体も変位するため、符号CL2で示すように明確に発生する。また、そのクリックタイミングも、上述したように、スイッチ部の押圧時における押圧変位量(ストローク量)が符号S分だけ増大する(長くなる)ことに起因して、力量は増加する。
以上説明したように上記一実施形態によれば、撮像機器1に用いられるレリーズ装置20において、押圧されることによりレリーズオン信号を発生させるレリーズスイッチ部材45と、操作者の押圧操作に応じて変位してレリーズスイッチ部材45をオン状態とする被押圧部材であるレリーズボタン25と、レリーズスイッチ部材45を実装したレリーズ基板44が載置されるスイッチ載置部と、レリーズボタン25(被押圧部材)の変位によってレリーズスイッチ部材45からオン信号が発生した後にもレリーズボタン25(被押圧部材)の変位を許容しスイッチ載置部を変位させて弾性変位して押圧操作が解除されるとスイッチ載置部を押圧操作がなされる以前の状態に復帰させる変位部とを有するスイッチ載置台43とを具備する構成とした。
この構成によれば、レリーズボタン25(被押圧部材)の押圧操作を受けて、スイッチ押圧軸25aがレリーズスイッチ部材45のスイッチ部に作用して、これをオン状態とする際には、スイッチ押圧軸25aがレリーズスイッチ部材45のスイッチ部を押圧しながら、同時にスイッチ載置台43が撓むように変位するように構成したので、レリーズスイッチ部材45の押圧変位量(ストローク量)に余裕を持たせることができる。これにより、レリーズスイッチ部材45によるレリーズオン信号の発生を遅らせることができると共に、レリーズスイッチ部材45のスイッチ部における付勢バネの付勢力を変更することなく、即ちレリーズスイッチ部材45の構成を変更することなく、明確なクリック感を確保でき、スムースなレリーズ操作を実現できる。
さらに、レリーズボタン25(被押圧部材)が操作者により押圧操作されたときのスイッチ載置台43のスイッチ載置部の変位を受けて反力を生じるクッション部材41(弾性変位部材)を設けている。
この構成によれば、クッション部材41を設けることによって、通常状態においてスイッチ載置台43の高さ方向における位置を保証することができると共に、レリーズボタン25(被押圧部材)が操作者により押圧操作されたときには、クッション部材41がスイッチ載置台43の変位を受け止めて圧縮することにより、スイッチ載置台43の急激な変位を軽減することができ撮像される画像のぶれ軽減に寄与できる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用を実施し得ることは勿論である。さらに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによって、種々の発明が抽出され得る。例えば、上記一実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題が解決でき、発明の効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。この発明は、添付のクレームによって限定される以外にはそれの特定の実施態様によって制約されない。
本発明は、撮像機能に特化した撮像機器だけでなく、撮像機能を備えたその他の形態の電子機器、例えばデジタルカメラ,ムービーカメラ,携帯電話,スマートフォン,電子手帳,電子辞書,携帯情報端末,パーソナルコンピュータ,タブレット型端末機器,ゲーム機器,テレビ,時計,GPS(Global Positioning System)を利用したナビゲーション機器,ICレコーダやボイスレコーダ等の音声記録再生機器等のような撮像機能付きの各種の電子機器におけるレリーズ装置に対し広く適用することができる。
1……撮像機器,
9……本体部,
10……筒状ハウジング,
10a……前面開口,
11……撮像素子,
13……撮像ユニット,
14……レンズ用接点端子,
15……マウントリング,
15a……ロックピン,
15b……ビス,
16……背面ハウジング,
17……背面フレーム,
17a……開口,
18……レンズロック解除レバー,
19……アダプタロック解除レバー,
20……レリーズ装置,
22……上側カバー,
22a……スイッチ押圧軸挿通孔,
22b……レリーズボタンX方向ガイド部,
22d……移動規制面,
22e……レリーズボタン係止部,
22f……貫通孔,
23……右側カバー,
25……レリーズボタン,
25a……スイッチ押圧軸,
25b……X方向被ガイド部,
25c……支持脚部,
25d……半球状突起,
25e……被係止爪部,
26……電源ボタン,
30……前側円筒フレーム,
31……メインフレーム,
32……電池ユニット,
41……クッション部材,
42……通信基板,
42a……電気部品,
43……スイッチ載置台,
43f……雌ネジ部,
44……レリーズ基板,
45……レリーズスイッチ部材,
46……電源オンスイッチ部材,
51,52,53……ビス,

Claims (3)

  1. 撮像機器に用いられるレリーズ装置において、
    押圧されることによりオン信号を発生させるレリーズスイッチ部材と、
    上記レリーズスイッチ部材をオン状態とするために操作者の押圧操作に応じて変位する被押圧部材と、
    上記レリーズスイッチ部材が載置されるスイッチ載置部と、上記被押圧部材の変位によって上記レリーズスイッチ部材からオン信号が発生した後にも、上記被押圧部材の変位を許容し上記スイッチ載置部を変位させて弾性変位して、上記押圧操作が解除されると上記スイッチ載置部を上記押圧操作がなされる以前の状態に復帰させる変位部と、を有するスイッチ載置台と、
    を具備することを特徴とした撮像機器に用いられるレリーズ装置。
  2. 上記被押圧部材が操作者により押圧操作されたとき、上記スイッチ載置部の変位により反力を生じる弾性変位部材が、さらに設けられていることを特徴とした請求項1に記載の撮像機器に用いられるレリーズ装置。
  3. 上記レリーズスイッチ部材は、上記被押圧部材の変位に応じて第1のスイッチオンと、これに引き続き第2のスイッチオンの動作を行う二段スイッチであることを特徴とした請求項1又は請求項2のいずれかに記載の撮像機器に用いられるレリーズ装置。
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